2021.03.18
第9回助産学専攻科事例研究発表会を開催しました。
2020年3月3日(水)に第9回助産学専攻科事例研究発表会が開催されました。助産学専攻科1年間の集大成である発表会当日の様子を学生からレポートをいただきました。
私たちは昨年8月から助産学実習に行き、病院や保健センター、助産所などで活躍する助産師の役割や技術、母子保健の在り方について学びました。病院実習では、コロナ禍の中全員が分娩介助をさせていただきました。また、それぞれが1人の方を分娩期から産褥期・新生児期、1ヶ月健診まで継続して受け持たせていただき、約2か月にわたって、指導者さん、先生から助言をいただきながらケアを展開しました。
事例研究発表会では、その継続事例の方と関わる中での学びを振り返りながらまとめた論文を基に、スライドを作成して発表しました。発表会には、コロナ禍により、臨床指導者、臨床教員の皆様をお招きすることは出来ませんでしたが、専攻科学生、教員の他、看護学科の3、4回生に参加していただきました。
今回の事例研究発表会は学生10人で行う最後の行事でありましたが、はじめは10人でまとまらず、発表会に向けた思いもそれぞれの方向を向いていました。リハーサルや準備もどのように進めるべきなのか、学生10人で発表会を成功させるために自分はリーダーとしてどう行動するべきなのか悩みました。発表会が終わった今、こうすればよかったかなと振り返ることはありますが、どうすれば自分の考えや思いを伝えることが出来るかをそれぞれが試行錯誤し、先生方から助言をいただいたり、学生同士意見交換をしたりしながら、精一杯努力し、作り上げることができ、発表会を行うことができたことは本当にうれしく思います。
それぞれの発表では、練習の成果を発揮して、自信をもって発表することが出来ました。また、互いの発表を聞き、学生間でも質問し合ったことで、それぞれの学びをさらに深めることが出来ました。
事例研究のほかに、一人ひとりが目指す助産師像について発表しました。入学してすぐの助産学生として走り出したときにも助産師像を考えていましたが、1年の学びを通してそれぞれが自己理解できるようになり、助産師像も具体的なものになりました。
それぞれの中身をご紹介させていただきます。
▲写真上:伊良原日南乃 写真下:岡本悠希
▲写真上:河野美佳 写真下:末岐茉由
▲写真上:杉野茉由 写真下:田中佑歩
▲写真上:西本真央 写真下:堀辺瑞月
▲写真上:増田朱莉 写真下:渡辺千晴
発表会終了後には、先生方から学生一人ひとりに対して発表や実習での経験に対してコメントをいただき、大変有意義な発表会となりました。
実習は楽しいことばかりではなく、様々な壁にぶつかり、悩むことも多くありました。しかし、その中で自己を見つめ直しながら学びを深めたことや、妊産褥婦さん、指導者の皆様方と出会えたことが大きな力となりました。研究を通して、そのことを改めて実感することが出来たと感じます。4月からはそれぞれ違う場所へと進むことになります。この1年間、学生10人で励まし合い、支え合いながらともに頑張ったことを忘れずに、離れた場所にいても切磋琢磨し邁進したいと思います。
※撮影直前にマスクを外し、声を出さないようにして撮影しています。
最後になりましたが、今回学生の受け持ちを快諾してくださった妊産褥婦さんとご家族の皆様、受け入れてくださった施設の皆様、温かい指導をくださった臨床指導者様、1年間一番近くで育ててくださった教員の皆様に心より御礼申し上げます。
助産学専攻科 伊良原日南乃 末岐茉由 田中佑歩
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