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現代教育学科

2012.01.19

教育学部「くらしと音楽(世界の音楽)」で、ゲスト講師による体験授業!

プロから学ぶ、音楽の楽しさと醍醐味! 教育学部現代教育学科の授業「くらしと音楽(世界の音楽)」で、学外からゲストを招いて体験授業を実施しました。講義を担当する吉田はるみ先生から、当日の様子をレポートして頂きました。 ♪2012年1月17日(火) 声楽家の内海綠さんによるヴォイストレーニング ▼内海綠さん(右)と吉田先生(左) 多くの受講生にとってこれから必須となるスキルを磨くチャンスとあって、皆真剣に取り組んでいたようです。普段あまり意識しない姿勢や呼吸について、時には呻き声をあげながら?!試みていました。 まずは正しい姿勢(気道確保!)、そして腹式呼吸(胸式呼吸ができない姿勢で体得)、さらにいわゆる「ノド声」にならない発声のコツを習いました。解剖学的見地から、また感覚やイメージも大切に、具体的にわかりやすく教えていただきました。最後には学んだことを試しながら、「赤とんぼ」「手のひらを太陽に」などを歌いました。    「普段の姿勢から気をつけたい」、「呼吸がこれほど大変とは」、「訓練が必要」などという感想も出ましたが、「高い声や深い声が出せた」など即効果を実感したり、なるほどナットク!と合点したことも多かったようです。内海さん お忙しい中をありがとうございました。 内海 綠さん:大阪音楽大学声楽科卒業。アメリカで現代ゴスペルを、オーストリアのモーツァルテウムでドイツ歌曲やアリアを学ぶ。国内外で各種コンサートに出演。ヴォイストレーナー、合唱指導者としても全国で活躍。環境問題に取り組むNPOや世界飢餓機構にチャリティーコンサートで協力。(吉田とは胎教コンサートや盲導犬育成コンサートなどで共演。合唱団の指導なども共同で行っている。) ♪また前週の1月10日(火)には、日本人で唯一のヤトガ(モンゴル箏)奏者 中西史子さんによる演奏を聴き、日本の箏と比較しながら楽器の特徴や音律・奏法などを学びました。 実際に楽器にも触れ、日本の箏では受講者全員「さくらさくら」演奏に挑戦。ヤトガ(楽器自体は中国古箏と同じ)は椅子に座り床と膝で楽器を支えて、指で直接弦をはじきます。「柔らかく豊かな響きに癒された」という感想が多く聞かれました。中西さん、ありがとうございました! ▼中西 史子さんのHP http://yatga.iinaa.net/index.html

2012.01.04

2011年度後期マミポコ・キッズの活動も残すところあと2回になりました!!

第4回を終了し、子どもたちも大学生や異年齢の子どもたちと遊ぶことに慣れてきたようです。子どもたち同士の会話も増えて、元気いっぱいに遊んでいます。   第3回の活動日は少し肌寒かったですが天気も良く、子どもたちはみんな、グランドで元気いっぱいに遊びました。メインの遊びでは、グループのみんなで協力して速さを競う「なみなみジャンケン」をしました。ジャンケンをしている子をほかの子どもたちが応援する姿も見られました。 第4回の活動では、地域の方々に来ていただき「伝承遊び」を教えていただきました。教えていただいたたくさんの遊びの中には、難しい遊びもありましたが、地域の方々に教えていただいたり、他のグループと協力したりして楽しく遊ぶことができました。 10月から始まった後期マミポコ・キッズも残すところあと2回となりました。これからも子どもたちがみんなで楽しめて、成長できるような場所にしていきたいです!!

2011.11.25

第6回アジア南太平洋スポーツ心理学会(ASPASP)出張報告

2011年11月11日から14日にかけて、台湾・台北市のHoward Civil Service International houseにて開催された第6回アジア南太平洋スポーツ心理学会(6th Asian South Pacific Association of Sport Psychology International Congress)に参加してきました。この学会は、アジア各国のスポーツ心理学の研究者が学術交流をはかることを趣旨とし、4年に1度開催されています。私がこの学会に参加した目的は2つありまして、その一つは、ポスター発表を控えていたことにありますが、もう一つは、会場近くにある国立台湾師範大学に赴き、旧友との研究交流を図ることにありました。 上の写真は、学会での一コマです。デシ先生と共に動機づけ研究の第一人者であられるライアン先生(ロチェスター大学)のご講演の様子です。ライアン先生は、教育心理学や臨床心理学、スポーツ心理学など幅広い分野でご活躍されている研究者です。私のゼミには、先生方の自己決定理論を用いて、リハビリテーションの心理と行動との関連を検討しようとしている学生がいますので、最新の知見を得たく講演に聞き入ることにしました。この写真は、アンダーマイニング現象(内発的に「楽しい!」と思って従事していた活動に対し、外的報酬が付与されると、逆に内発的動機づけが低下してしまう現象)を脳科学的に解説されているものです。提唱者であり且つ共同研究者であられるデシ先生は自伝的に、「大学院生の頃、好奇心旺盛で何事にも興味を抱き探索していた幼児が小学校に入ってから後、急に好奇心や探求心を失わせていくのはなぜだ?と疑問に思い、その原因を教師や親が子どもに与える報酬(賞罰)にあるのではないか?と考えた(Deci & Flaste, 1995)」と記述されています。後、デシ先生らがこの現象を実験的に証明した1970年代は、行動主義の影響が色濃く、どのように社会に受け容れられるようになったのかは知る由もありません。ただ、この現象には、後近代の教育を構想するためのヒントが含まれているのではないかと、かねての私には映っていた時期がありました。 (さらに…)

2011.11.11

日本情報科教育学会第4回全国大会を終えて

この度、東日本大震災で被災された皆様にお見舞い申しあげますとともに、被災地の一刻も早い復興をお祈りしたいと思います。 当初予定されていた日本情報科教育学会第4回全国大会の茨城大学での6月開催は、現地実行委員会の状況報告を受け、中止が決定されました。よって、急遽代替として畿央大学で10月に開催することとなりました。 初日(10月16日)は時折小雨の降るなか、二日目(16日)は打って変わって秋晴れのもと、北は北海道から南は大分県まで187名(実人数)の方にご参加いただきました。 初日は4つの分科会と企画セッションが行われました。高校「情報」の実施状況、入試との関係など3人の先生からご報告があり、立ち見が出るほど盛況でした。   その後、大学食堂地下にて、大学のアカペラサークル「アドバンス#」によるオープニングにより、懇親会が開催されました。 お料理は柿の葉寿司、奈良漬、柿最中などの地元名産品も用意しました。特に、ご飯に、「ご飯の友」や鶏肉などをのせ、お茶をかける奈良茶漬けが参加者の皆様に人気でした。 そして本来は茨城県で行われる予定だったことを忘れないためにも、茨城の地酒と牛久ワインもご用意いたしました。 (さらに…)

2011.11.08

平成23年度学校インターンシップ中間報告会を行いました。

2011年(H23)年10月13日(木)第2限に、平成23年度学校インターンシップ中間報告会が各活動市町ごとに分科会形式で行われました。 前期は広陵町で2回生が15名、3回生3名の計18名、香芝市で2回生が26名、3回生が6名の計32名、大和高田市で2回生が17名、3回生4名の計21名、上牧町で2回生2名、3回生1名の計3名、宇陀市で2回生が5名、斑鳩町で2回生1名、田原本町で2回生5名、奈良市で2回生6名、3回生4名、堺市で2回生8名、八尾市で2回生11名の総数115名の学生が各市町の学校園で活動しました。 当日の流れは、担当教員から中間報告会のねらいについて説明を受けた後、学校インターンシップに参加した学生が1人3分程度で前期活動の成果と課題を報告しました。その後、担当教員による報告に対する全体講評がありました。 また、後期の活動に向けての指導が行われ、研修校・園及び研修曜日・時間の確認、学校インターンシップ活動記録の確認、出欠に関する諸注意がなされ、2月末予定の事後報告会のアナウンスがありました。 (さらに…)

2011.11.04

「マミポコ・キッズ」がはじまりました。

平成23年度後期『マミポコ・キッズ』では、今年10月~来年1月までの計6回、地元の小学生50人を対象に、室内遊びや外遊び、伝承遊びなどの活動を行っています。 第一回の活動では、個性豊かな名札を作った後、「名前しゅりけん」といった名前を覚えることをねらいとしたゲームをしました。また、グループリーダーの似顔絵をみんなで協力して描いていく「似顔絵リレー」といったグループ意識を高めるゲームを行いました。はじめは緊張していた子どもたちも、楽しんでゲームに取り組んでいくうちに、緊張も解け、同じグループの友達と仲良くなっていました。 第二回の活動では、友達の名前を思い出すこと、今回から参加する友達の名前を覚えることをねらいに活動しました。名前を使って遊ぶ「となりのとなり」などのアイスブレイクを行い、その中でも、「熊が出た!」というゲームでは、子どもたちも緊張が解けたのか、とても素敵な笑顔でした。その後は各自で思い思いの紙相撲を作って土俵をたたいて遊ぶ「とんとんずもう」をしました。個性豊かな紙相撲を使って楽しく遊んでいました。 これから、子どもたちとの活動を通して、子どもたちの成長はもちろん、大学生一人ひとりも成長していくために、がんばっていきたいと思います。よろしくお願いいたします。

2011.09.29

ボストンで行われた教師教育学会に参加しました

ボストンでの学会と授業参観-マサチューセッツ大学&ハーバード大学- 2011年9月11日~16日、マサチューセッツ大学で行われた教師教育学会「Best Teacher Education Practices on Topics of Contemporary Interest」に参加し、口頭発表を行う機会に恵まれました。口頭発表やメンバーの皆さんとのディスカッションも有意義だったのですが、今回私とっての一番大きな意味は、ハーバード大学において研究されている「プロジェクト・ゼロ」に関わるM.I.スクール(認知心理学者ハワード・ガードナーが提唱した多重知性理論に基づいて実践されている学校)を視察できたことです。しかも、「思考と学びの可視化(Making Thinking and Learning Visible)」の指導法を研究している先生方や教員養成課程の学生さんの研究授業も参観することができました。 上の写真は、小学校にある「教員用教材室」です。新任の先生からベテランの先生が授業準備にほぼ毎日活用し、新しい教材を共同でつくっている部屋だそうです。指導に必要な本や参考書、様々な資料、視覚教材などが教科、単元などに分けられ、非常に使いやすく配列してありました。こういう部屋が学校の中あることが、現場の先生の指導力につながるのだと感じました。 今回は学会参加メンバーが大学寮に宿泊して衣食住をともにするという、内容の濃い時間でした。短期間でしたが、ボストンで行われている教師教育と日本の教師教育と比較することによって見えてくるものが多くありました。ここで得られた経験を、学生さんに還元していきたいと強く思いました☆ 教育学部 准教授 坂本暁美♪   

2011.09.15

学外ワークショップで、電子制御の玩具制作を体験!

教育学部4回生対象の「マルチメディア教材の研究2」では、集中講義であることを利用し、学外での実習を行いました。大阪大学人間科学部教育工学講座の森秀樹助教に「クリケットワークショップ」を開いていただき、コンピュータで制御するおもちゃを作成しました。 「クリケット」とは、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボで研究開発された乾電池式の小型コンピュータで、センサとモータとを組み合わせ、例えば大きな音がすればモータが止まる、光があたれば右のモータだけ回すなどの制御をすることができます。学生は1時間少しでこれらの機能をプログラムし、電子制御のおもちゃの車を作り、自らのプログラム通りに動くかどうか確認しながら遊びました。 また、森先生からは、世界の子どもたちの学習環境向上(One Laptop Per Child:一人ひとりの子どもたちにノートパソコンを)のために作られた100ドルパソコンを見せていただき、実際に発展途上国などで使われている状況をおうかがいしました。最後に、先生になる学生たちですので、自分たちが楽しむだけではなく、どうすれば子どもたちが楽しく学べるか、学習環境をどのように準備し、そのためには何が必要かについて議論をしました。 畿央大学から片道おおよそ2時間かけての外出になりましたが、さまざまな学習環境を自ら体験し、将来子どもたちにも用意するにはどうしたらよいのかを考え、得たものは大きかったようです。 最後になりましたが、森先生、公務などでお忙しい中、ありがとうございました。 参考:one laptop per child http://one.laptop.org/

2011.08.29

全編英語で映画制作~教育学部「オーラルコミュニケーションA」

楽しんで英語を学ぶ~英語で短編映画を制作! オーラルコミュニケーションAのテストとして、畿央生が全編英語での映画制作に挑戦。担当講師のランディ先生より当日の様子について語って頂きました。 In the Oral Communication A English class for 2nd year education dept, students, the place of a final test the students were required to do a final project which consisted in making a movie. In small groups, the students wrote the scripts and the story in  English, planned the filming and the set. The idea was to use all the English language structures that they had studied throughout the semester, think of appropriate situations for each structure, then put their English abilities into practice. It was very successful. All the students used their imagination and individuals skills to make some very imaginative works of film art. There were traditional Japanese folklore stories, spy movies, puppets stories, and some very funny and original masterpieces, all in English. They students had a great time and got to improve their English at the same time. If you are interested in see the students' movies, please go to Muth's office! <要約> 教育学部2回生対象の「オーラルコミュニケーションA」では、学生が映画製作のプロジェクトに関わりました。 少数のグループに分かれて、英語での脚本制作から撮影、セッティングまでを担当。前期を通して学んだ英語をフル活用するために適した状況や設定を考え、培った語学力を実践することが目的です。 そして結果は大成功!全学生が想像力を発揮して、個性豊かな作品を創り上げました。日本の昔話からスパイもの、ぬいぐるみ映画やとっても笑えるオリジナルの傑作を、全編英語で! 学生たちも制作を楽しむだけでなく、同時に英語力に磨きをかけたようです。 作品に興味がある人は、ムース先生の研究室までどうぞ!

2011.08.22

教職員のための夏の公開講座

視野を広める自己研鑽に励む熱心な教員の方々が集まりました! 2011(平成23)年8月17日午前と午後に、奈良県下の教職員を対象に「教職員のための夏の公開講座」が行われました。この講座は、奈良県教育研究所の依頼に基づき、子どもたちが夏休みの間も先生方には知識を深めたり、得意分野をさらに伸ばしていただくことなどを目的に任意に選択受講していただく講座で、必須の教員免許更新講座とは一味違う自己研鑽型で多くの先生方が参加されました。 (さらに…)