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現代教育学科

2010.08.24

美術教育の現場でボランティア活動

~『日本教育美術連盟第53回夏期研究会』のお手伝いをしました~   ボランティアセンターです。 8月17日(火)大阪教育大学附属天王寺中学校にて開かれた『日本教育美術連盟第53回夏期研究会』において、12人の学生が会場設営や準備などをお手伝いしました。学生たちは、現代教育学科西尾准教授の指導のもと、現場の先生方に混じって役割を分担し、各ワークショップの準備や清掃活動などを行いました。この会場に足を運んで下さった方々を気持ちよくお迎え出来るように、使用する階段やトイレの掃除など暑さと埃に耐えながら頑張っていました。 小講堂では、会場の設営のために椅子を運んだり位置を整え、絵画作品の展示を行ったりする作業を行いました。学生たちは、絵画作品を貼りだす作業をしながら、幼稚園や小学生の子ども達の絵画作品の表現力や色合いなど、その作品にふれる喜びを感じているようでした。     短い時間でしたが、先生方との交流や学生同士の交流も見られ、さまざまな出会いとこのようなイベントの裏方の大変さを知ることができた活動でした。この研究会は「確かな美術教育―形・色・イメージ(Ⅱ)―」をテーマに8月18日(水)・19日(木)に実施されました。  

2010.08.19

「ネットコミュニケーションⅡ」(教育学部の授業紹介)

みなさんこんにちは。畿央大学教育学部教育情報コース三回生のIです。 今日は、2010年前期の授業「ネットコミュニケーションⅡ(担当:西端律子先生)」で、私たちがどのような勉強をしていたかを紹介したいと思います! 「ネットコミュニケーションⅡ」では、twitterやskypeなどのインターネットを介したコミュニケーションツールを実際に活用し、将来どのように効果的に教育の場面で役立てることができるかということをみんなで考えました。 右の写真は、初めてskypeを使った授業のときのものです。skype自体を扱ったことはあっても、「どのように使えば相手とうまくコミュニケーションがとれるのか」「どのように使えばskypeの特性を活用できるのか」と意識して使ったことはありませんでした。例えば、音声や映像に遅れが生じる問題や対面していることにより左右が逆になってしまう問題などです。技術的な問題の対処には、事前の打ち合わせによる相互理解の確認が不可欠であることなどを学びました。何においても万全な準備は必須です。 私がこの授業で最も印象に残っているのは、Ustreamで模擬授業を配信したことです。Yさんががんばってくれました! 左の写真は、実際に模擬授業をしている教室から離れた部屋で動画を受信している様子です。私たちがお会いしたことのない方からもtwitter経由で意見をいただき、貴重な体験だったと思います。黒板への字の書き方、話す声の大きさや顔の向き、マジックのインクの出具合(ホワイトボードだったので)等、普通の模擬授業よりも高い意識をもって臨んでいたのがわかりました。すごく大変そうだけど、私もやってみたいと思いました!  

2010.08.09

「先輩の体験から学ぶ」~教育学部の卒業生が講演しました~

現代教育学科1回生必修科目「キャリアデザインセミナー」では、自己の将来像について目標をもち、主体的なキャリア形成に向けて大学生活における自己の課題を明らかにすることを目標としています。そこで、教育現場をはじめとする様々な職場で活躍する社会人に講演をしていただいています。     今年度前期の最終回7月31日(土)には、教育学部の卒業生(1期生)である、川下真由さん(銀行勤務)、粕渕佑輝さん(滋賀県・幼稚園教諭)、袁美純さん(大阪府・小学校教諭)の3人を招き、「社会人になってからの様子」「職場でのエピソード」「学生時代に頑張って取り組んだこと」などをお話していただきました。   本学が「学生と教員との距離が近い大学」であるのはよく言われることですが、だからこそ「自分から積極的に質問に行くなどして教員との出会いを大切にしよう」「学内の施設や仕組みを活用して様々なことに挑戦しよう」「時間を有効に使って自分を磨こう」ということが呼びかけられました。     また、先輩のいない1期生だからこそ学友とともに切磋琢磨できたこと、新規サークルの立ち上げや学生組織の運営、ボランティア活動やゼミでの卒業研究などに頑張ってこられたこと、進路を決めた経緯や教員採用試験のことなどについても熱心に話していただきました。受講生は、卒業生とは初対面ですが、同じキャンパスで学び教育学部の基盤を作ってくれた先輩ということもあり、説得力のあるお話に皆じっくりと耳を傾けていました。   今後も、こうした卒業生との縁を大切にしながら社会での活躍を見守っていくとともに、後に続く学生が自らのキャリア形成について考えられる機会をつくっていきたいと思います。

2010.08.06

2010年度前期マミポコ・キッズの活動も無事に終わりました!!

4月からはじまった前期マミポコ・キッズは、計6回の活動をもって終了となりました。最後の2回の活動もブログで紹介したいと思います。   第5回の活動では、雨が降ってしまいましたが、子どもたちはみんな、アリーナで元気いっぱいに活動することができました。前回の活動の「なりきりゲーム」を使った「伝言ジェスチャー」や、みんなで協力してひとつの大きな木をえがいた「ポコの木」といった活動を行いました。子どもたちが思いを込めて描いたポコの木は、みんなで作っただけにとてもステキなものになりました。     第6回の活動では、最終回ということもあり、以前した遊びをグループで振り返りながら、遊ぶ活動をしました。「なかまの気持ち」という活動では、グループの動物をグループのみんなでえがき、ポコに来て楽しかったことやうれしかったことを話しながら、みんなで作りあげました。最後に、グループリーダーからプレゼントをもらった子どもたちは、みんなキラキラした笑顔をしていました。       マミポコ・キッズでは、最終の活動時に保護者の方にアンケートを書いていただきました。感想・意見の中には、「参加してよかった」「子どもが毎回楽しみにしていました」「子どもの成長が見れた」といった、私たちにとってとても嬉しい感想・意見を書いてくださったものばかりでした。中には、さらに良くなる方法を意見として書いてくださった方もいて、自分たちではわからない、新たに気づけたこともありました。   2010年度前期マミポコ・キッズはこれで終了となりますが、これからも保護者や地域の方とのつながりを大切にし、活動をより良いものにするために、大学生スタッフがさらに成長していきたいと思います。

2010.07.23

アメリカにおける障害児教育についての特別講義が行われました。

7月14日に教育学部の授業「臨床心理学概論」内での公開授業として、カリフォルニアのシリコンバレーに在住し、スペクトラムビジョンズ社のCEOである久保由美さんによる特別講義が行われました。     1989年に渡米した久保さんは、その後生まれた息子である渡君が1歳の時に重度の自閉症と診断された後、様々な療育を行ってきました。 その経験を活かして、2008年をスペクトラムビジョンズを起業、専門家と共同して開発されたiPhoneアプリ「Voice 4 U」は自閉症児の会話補助用具として世界中(7月現在でなんと21カ国!)の方々に利用されています。             特別講義では、渡君やアメリカの大学で舞台芸術を学んでいるお姉さんの香穂さんも登場。   渡君による日本語と英語のスピーチが披露されました(診断された当初は話すことは期待できないと医師に言われていたそうです)。         久保さんからは「アメリカにおける障害児教育の例」と題して、実際の学校の様子を収めたビデオを見ながら、最近日本でも普及しつつあるIEP(個別指導計画)の実践例や子どもの成長を数量的に評価する手法などを紹介されました。渡君の場合は、担任やスピーチセラピストだけでなく、保護者、さらには掃除のスタッフまで、彼に関わる全ての人が実際に評価者として関わり、その成長を支えてきたのだそうです。また教える側の都合をただ押しつけるのではなく、子どもの特性やニーズに沿ってプログラムを組み立てていくことの大事さも伝わる授業でした。   (さらに…)

2010.07.20

現代教育学科1回生、大阪教育大学附属池田小学校を訪問

平成22年7月1日(木)、教育学部の必修科目であるベーシックセミナーと現代教育論との拡大授業として、教育学部現代教育学科1回生が大阪教育大学附属池田小学校(以下、「附池小」)を訪問しました。引率は、粕井みづほ、西尾正寛、深田將揮、安井義和でした。 将来、教育にかかわる仕事を志す学生たちが1回生の段階で学校現場の児童の学習や生活の様子に触れ、児童へのかかわり方や指導のあり方をより具体的に学ぶということが附池小訪問の大きな目的でした。 附池小は平成13年6月8日に刃物を持った男が侵入し、8名の児童が亡くなり、13名の児童と2名の教員が負傷するという惨劇が起きた学校でもあります。「学校は安全である」という神話を根底から崩したこの未曾有の大事件から附池小が何を学び、二度とこのような事件を起こさない安心・安全な学校づくりにどう取り組んできたのかを学ぶことも目的でした。     学生たちには事前に附池小事件の概要や、改築された校舎の内容も一切説明せずに訪問しました。学生自身が知っている学校とどこが違い、そこから何を感じ、何のためかを考えることに意義があると考えたからです。 まず、学生たちは、附池小の全学年、全教室(計18教室)に分かれて授業を見学させていただきました。まず驚かされたのが教室。ドアも壁もないオープン教室で、廊下からすべての子ども達の様子が伺え、さらには他学級の様子も一目瞭然です。また、教室だけでなく、体育館、職員室はじめ多くの場所でガラスが多用され、見通しがよくなるような工夫が施されていました。   (さらに…)

2010.07.06

シリーズ!葛城市保育者研修会「造形表現編」

葛城市の保育士の方々を対象にした研修会が行われています。6月19日の絵画領域の研修会に引き続き、7月3日本学で立体造形領域の研修会を行いました。   始めは、いろいろな形や大きさの段ボール板を並べることからどんなことができるでしょう、という造形遊びを行いました。つくるものを決めずに、段ボール板の形や大きさ、ちょっとした厚みなどに関わりながら思い付いたことからつくってみる活動は、「何ができるかな」「どんなことができるかな」といった思考力を育てることがねらいになります。 細長い四角の板を組み合わせてすべり台をつくったら、他にも遊具をつくってみようと発想が発展し、やがては公園にしようと連続発展していきます。他では「迷路になるようにつないでみた」や「重ねて高くしてみた」「立ててみた」と、つくるものだけではないひろがりがありました。     次に、形や大きさの違う木切れで同様の活動をすると、より立体的な建物や乗り物などをつくる活動の他にも、とにかくできるだけ高く積んでみるといった活動も出てきました。先生方の中には「私の学級の子どもは、こんな材料があればとにかく並べたり積んだりして遊ぶんですよ」と話され、子どもたちのことをよく理解されたうえで、研修されていることが伝わってきました。 (さらに…)

2010.07.02

シリーズ!葛城市保育者研修 「音楽編」

シリーズ!葛城市保育者研修 「音楽編」 ☆新しい音楽指導ワークショップ☆   保育者研修会を、畿央大学で2回行いました!授業終了時には、36名の先生達から拍手がわき起こり、新しい音楽指導法を学びたいという熱意が強く感じられる研修会となりました。   初回の5月22日は、カナダの現代音楽作曲家・音楽教育家マリー・シェーファー氏が考案した「soundscape」のワークショップを行い、身近にある音、今まで気づかずに見過ごしていた音などを意識することからスタートしました。 普段食べている食材(ゴマ、米、パスタ、柿の種など)の入ったブラックボックスの音を聴いてイメージするものをアンサンブルで表現したり、トイレットペーパーの芯とストローでつくった"手づくり笛"で曲を演奏しました。「7音出せるからいろんな曲が吹けて楽しい」、「3歳の子どもでもすぐに吹けるけれど、良い音を出すには工夫が必要」と言いながら、音にこだわって演奏する姿がみられました。   (さらに…)

2010.06.30

2010年度前期マミポコ・キッズの活動も残すところあと2回!!

今回もマミポコ・キッズの活動の様子を皆さんにブログでお知らせします。 第三回の活動では、地域の方を活動にお呼びし、一緒に伝承遊びを楽しみました。伝承遊びの中には、「糸でんわ」や「紙飛行機」、「めんこ」といった遊びがあり、子どもたちも普段したことがない遊びに興味津々に取り組んでいました。     第四回の活動では、グループ内だけでする遊びだけではなく、他のグループと一緒にする遊びや全体でする遊びを多く行いました。「なりきりゲーム」では、グループで話し合い、皆で一つのものになりきるなど、子どもたち同士で協力する場面が多く見られました。     4月から始まった前期マミポコ・キッズも残すところあと2回となりましたが、これからも子どもたちがみんなで楽しめて、成長できるような場所にしていきたいと思います。

2010.06.02

ハワイの小学生に日本音楽を伝授

"What is Shakuhachi made of?" (尺八は何で出来ているでしょう?)  "Bamboo!" (竹!)  "Correct!" (正解)   5月25日~27日の3日間、3回生「音楽科指導法」の受講生114名が、坂本暁美先生指導のもと、ハワイの小学生に、テレビ会議システムを使って日本音楽を教える授業を6回行いました。相手は、プナホウスクール(オバマ大統領の出身校)の小学生2年生6クラスです。     プナホウのカリキュラムには、日本文化や日本語の授業があり、畿央大学の学生は外部講師という位置づけで授業を行いました。   学生達は6班に分かれて、見て、聴いて、身体で感じる活動を中心に、「わかる日本音楽指導」を目指して、授業設計から教材作成、ICT機器操作まで詳細に計画して取り組みました。           (さらに…)