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畿央の学びと研究
2018.05.01
メルボルン大学の研究チームとしてイギリスへ!~理学療法学科瓜谷准教授
昨年度メルボルン大学で1年間にわたり在外研究を行っていた理学療法学科瓜谷准教授が、同大学の研究チームとともにイギリスを訪問!現地のレポートを寄稿いただきました。 2018年4月22日(日)~4月29日(日)の日程で、客員研究員として1年間所属したThe University of Melbourne, Centre of Health, Exercise and Sports Science (CHESM)のメンバーとしてイングランドに行ってきました。 初めにKeele University Primary Care Centreを訪問し、Krysia Dziedzic教授が率いる研究チームとの研究交流会を行いました。Dziedzic教授とお会いするのは、私のメルボルン滞在中にDziedzic教授がCHESMを訪問された時以来2回目でした。研究交流会ではイギリス、オーストラリア、オランダの研究者が会し、各国の変形性関節症の現状や、それぞれの研究者の研究内容の紹介とディスカッションを行いました。 私は「Burden of Osteoarthritis in Japan」というテーマで、日本の特に変形性膝関節症の現状を、欧米の研究や文化などと比較しながら20分ほどプレゼンさせてもらいました。日本ではほとんどの場合、海外のエビデンスを援用することで理学療法の評価や治療が行われていますが、日本と海外の疫学的な違いや生活習慣、文化的な背景による心理的特徴の違いなどをお話しし、日本でのエビデンスを構築していくことの重要性をお話ししました。Dziedzic教授からは、Keele Universityが中心となってヨーロッパの複数の国をまたいで進められているような実践的研究を日本でも推進していくことを勧められました。 次にリバプールへと移動し、4月26日(木)~29日(日)まで、変形性関節症に関する世界最大の国際学会であるOARSI2018に参加しました。 こちらでは「The association between physical activity and psychological characteristics in people with knee osteoarthritis」という題で、メルボルン大学滞在中に行った、変形性膝関節症患者の日々の身体活動量と心理的な特徴との関係についての研究結果を発表しました。我々の研究に対して欧米や南米の研究者の方が興味を持ってくださり、深いディスカッションをすることができました。 学会では変形性関節症に関する基礎研究からリハビリテーションに関する研究まで、幅広い研究が紹介されていました。日本人で発表者として参加していた理学療法士は他にも数名いらっしゃったようですが、リハビリテーションあるいは理学療法分野での研究は残念ながらまだまだ日本は諸外国と比べて圧倒的に遅れを取っていると言わざるを得ない状況だと改めて痛感しました。 それと共に今回のKeele University訪問とOARSIへの参加を通じて、これからやりたいこと、やらなければならないことが少し見えてきたような気がしました。CHESMのKim Bennell教授やKeele UniversityのDziedzic教授との共同研究という形で、日本でも諸外国に負けない水準で日本に合ったエビデンスを構築していきたいと考えています。 理学療法学科准教授 瓜谷大輔 【関連リンク】 平成29年度在外研究~メルボルンからの現地レポート メルボルン大学で4回生が卒業研究発表+ラボ見学レポートPart1~理学療法学科 メルボルン大学で4回生が卒業研究発表+ラボ見学レポートPart2~理学療法学科 理学療法学科教員が「運動器の10年・優秀賞」を受賞しました。 WCPT Congress 2015で、本学理学療法学科教員が日本人初受賞!
2018.04.27
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.55~4月勉強会は「重心動揺」!
こんにちは!健康支援学生チームTASK※理学療法学科の礒兼実沙です。2018年4月25日(木)に「重心動揺」をテーマに勉強会を行いました。 ※TASKはThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称で、学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 ニューロリハビリテーション研究センターの施設を利用させていただき、重心動計を使って目を開けたときと閉じたときの重心の揺れ方を比較しました。 また、椅子から立ち上がるときの重心の移動についても確かめました。ゆっくり立つときと早く立つときを実際にやってみて違いを感じたり、膝の角度でも立ちにくさが変わったりすることを体験しました。介助をするときに役立ててほしいですね。 支持基底面と重心線の関係を知ることができました。 ▼最後はみんなでTASKのT(^^)/ 理学療法学科3回生 礒兼実沙 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2018.04.26
岡山の山田養蜂場へ研修旅行!~教職クラブODEN
2018年3月19日(月)と20日(火)の2日間にわたり、教職クラブODEN(部員42名)は社会見学の引率練習や教職に関わる地理、歴史を学ぶため、山陰方面の岡山県鏡野町にある山田養蜂場に行ってまいりました。 山田養蜂場はイチゴハウスやブルーベリーハウスなどがあり、いちご狩りやブルーベリー狩りを5月頃に体験できるそうです。他にも40群ほどの巣箱でミツバチの様子を見ることができるミツバチ観察や、ヤギやウサギなどの小動物にエサをあげることができる動物ふれあいコーナーもあります。 今回私たちは、ミツバチのミツロウを使ってキャンドル作り体験を実際にさせていただきました。 初めての体験だったので、部員はとてもワクワクしながら貴重な体験をさせていただきました。 このように実際に自分の目で見て、触ったり、においを嗅いだり、感じたりする直接体験は、教育の現場においてとても大切なことだと思いました。子どもが直接体験して驚いたこと、感動したこと、頑張ったこと、怖かったことなどいろんな”感じたこと”を受け止めることが、教師や保育者が大切にしなければならないことなのだと、実際に自分たちがやってみて思うことができました。また、こうして自分たちが子どもの視点にたってやってみたことで、子どもの気持ちになって寄り添うことの大切さを感じる体験にもなりました。 今回42名という大人数での参加となり、どのようにしたら団体でまとまって行動できるのか、他の方々に迷惑のかからないように行動できるのか、ということを配慮しながら行動しました。これは、将来教師や保育者になる私たちにとって、その立場を考えながら行動することができたとても貴重な体験だったと思います。 また、4月19日(木)から活動が始まります。今年度もたくさん学び合い、向上していきたいと思っています!どうかご指導宜しくお願い致します! 現代教育学科3回生 市川奈々 【関連記事】 教職クラブODEN同窓会レポート!
2018.04.23
救急看護の基本、心肺蘇生法を学ぶ!~看護医療学科「急性期看護学援助論Ⅱ」
看護医療学科3年次配当の専門科目である「急性期看護学援助論Ⅱ」では、手術療法を受ける対象への援助に加え、生命危機に瀕した対象への救急看護についても演習を含めた授業を行っています。今回は、救急看護の基本である心肺蘇生法について学生が懸命に取り組む様子を報告します。 この演習では、BLS(Basic Life Support)と呼ばれる一次救命処置の手順をアルゴリズムに沿って、正確に質の高い技術として獲得できることを目的としています。学生は2年次の急性期看護学援助論Ⅰで学んだ知識を整理して臨みました。 この日のシナリオは、路上で倒れている人を発見―呼吸なし―アルゴリズムに沿った蘇生法の開始―AEDによるショックを実施―蘇生に成功するという流れでした。 倒れている人を発見する場面では、リアリティに溢れるアクションで救急現場の緊迫感を演出していた学生が多くみられ、続く意識の確認では、モデル人形を大きく揺さぶって声をかけるなど、演習への意気込みが感じられました。 続いて、「救急車を呼んでください。AEDを持って来て。」と応援者に要請し、呼吸停止を確認、胸骨圧迫と人工呼吸を行いました。しかし、胸骨圧迫は正しく行うことがなかなか難しく、圧迫する深さや速さ・圧迫部位が微妙にずれるなど苦戦しました。おりしもこの日は、最高気温が25度を超える暑い日となり、みんな汗だくで息をあがらせながらの取り組みでした。 人工呼吸では、モデル人形の胸郭が膨らむことで息を吹き込むことができているかどうか確認するのですが、気道確保がうまくできなかったり吹き込みが弱かったりと思うように胸郭が上がらずに再三練習する様子が見られました。 授業が進むにつれて、胸骨圧迫のリズムや深さが安定し アンパンマンマーチのリズムに合わせて軽快に体を動かし、蘇生の技術を習得していました。 AEDを使った除細動では、すでに学習している致死性不整脈について頭に置いたうえで、AEDの音声に従って心電図解析を待ってショックボタンを押しました。実際に傷病者に遭遇したときに、傍に駆け寄って蘇生を開始することは、少しばかり勇気が必要かもしれません。しかし、医療者を志す学生の皆さんには 「自分をPUSH、胸骨をPUSH、AEDのボタンをPUSH」して、命の架け橋をつないでほしいと考えます。 これから4か月間は、後期からの臨地実習に向けて手術を受ける対象への援助を中心とした演習が続きます。課題も多く大変な時期ですが、自分に負けず丁寧に学びを深めてほしいと教員一同願っています。 看護医療学科教員 林田麗、加藤由加、菊谷美代子、大友絵利香 【関連記事】 がんから学ぶ「生」と「死」~看護医療学科「終末期ケア論」レポート 第5回BLS(一次救命処置)ブロバイダーコースを開催!~防災救命サークルWiL 救急蘇生法の演習を行いました!~看護医療学科「急性期看護学援助論Ⅱ」
2018.04.23
がんから学ぶ「生」と「死」~看護医療学科「終末期ケア論」レポート
平成30年4月20日(金)、看護医療学科3年次配当「終末期ケア論」で外部講師をお招きしました。この授業は選択必修科目のひとつで、誰にでも訪れる「死」について考え、終末期の対象が抱く多くの苦悩を理解し、適切な症状マネジメントができる看護師をめざして、今年度も90名が受講しています。 第2回の授業となった4月20日(金)には、自らもがんと診断され苦しい治療を乗り越えて現在は奥様と二人、大宇陀グループホームラガールで静かに余生を過ごされている上西昭様に講義をしていただきました。 上西様は、教育者として長年活躍され、社会福祉などにも幅広く従事された経験をお持ちです。また、僧侶として、多くの命と向き合われただけでなく、死を前にして誰しもが抱く心の苦悩をケアされていました。そのようなご経験から、ご自身の病気や苦痛の体験さえも非常に達観された考えで受け止めておられます。 講義の中では、自身が幼少のころ、戦争を経験されたことから得た教訓や、病気で腕を切断した画家の友人から「これだけの腕が残って喜ばなければ・・」という言葉を聞いたときの気持ちを学生に伝えてくださいました。そのことに対して多くの学生が「失ったものを悲しむのではなく、今あるものに感謝し喜ぶことが大切だと考えて、自分たちも過ごしていきたい」と共感していました。 そして、ご自身が体調不良を自覚して複数の医療機関を受診した結果、肺がんと診断されたときの経験をもとに「がんは高齢者のみならず、若年の人も罹患する病気なので、体調不良がなくとも健康診断を受けて早期発見に努めてほしい」という啓発の言葉もいただきました。 肺がん治療中に同じように励ましあって治療を受けていた患者さんが亡くなられた経験の中で「私よりもはるかに若い方が先に逝かれた。年齢が若い方ががんの進行は早いので、若い方も十分に自身の健康を気遣ってほしい。」という気持ちを伝えてくださいました。 加えて、自身が経験した疾病体験や患者体験から 「苦しい人には、上下関係のない人としての向き合いや寄り添いが一番の支えになる。心から耳を傾ける。他事に関心を向けず、手を握らんばかりに気持ちを聴くことが大切です。また≪寄り添い≫とは、患者と同じ方向を向いて歩んでいくことです。」 と、看護を志す学生が忘れてはならないケアの礎となる言葉をいただきました。 最後に、ご自身が保護司として寄り添った身寄りのない方が、ご遺体を献体にささげられたときに「まだ、温かい今にも息を吹き返しそうな遺体を抱えて献体のお手伝いをしたことがきっかけで、自らも夫婦で献体する意思決定をしました」と話されました。この授業では、脳死判定や意思決定についても大きなテーマとしており、学生自身も命や死を深く考えるきっかけとなりました。 体調が万全ではない中、早朝より1時間以上かけて大学に出向いてくださった上西様でしたが、約45分間の講義のあとも学生が看護師として持ち続けるべき志をご自分の言葉で丁寧に伝えられました。 学生からは「今日のお話を聴いて、寄り添いや今あるものを喜ぶことの大切さを学びました。後期からの臨床実習を前に、いまは毎日大変ですが患者さんに寄り添い、心で仕事ができる看護師になれるよう頑張ります」とお礼の気持ちを述べました。 これから、高齢化がますます進み、多死社会を迎えるという背景のなかで看護師になる学生には、「人間の死に接近できる死生観」を養ってほしいと考えています。「その人らしく生を全うする過程を承認し支えられる看護師、終末期の患者さんから頼りにされる看護師」となってくれる人財が畿央大学の出身者から多く生まれることを願って、今後も創意工夫を凝らした授業を展開していきたいと考えています。 私たちも上西様から教えられた「仕事は心でするものです」という言葉を胸に、学生と寄り添っていきたいと思いました。 上西様、ほんとうにありがとうございました。また、ご多忙な中、授業に来てくださった学科主任の山崎先生にお礼申します。 看護医療学科教員 對中百合、大友絵利香 【関連記事】 「第1回大韓老人療養病院協会主催研修」が開催されました~看護医療学科 ダイバーシケアに関するセミナー「異文化の理解と異文化におけるコミュニケーションのあり方」を開催! 認知症高齢者の緩和ケアをテーマに「第1回 認知症高齢者の終末期ケア研修会」を開催しました。
2018.04.18
平成30年度第1回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かちあい in 御所」を開催!~看護医療学科
畿央大学と御所市高齢対策課地域包括支援センター、住民が共同して運営している「金曜日カフェ~つどい~」で2018年4月13日(金)「Kioオレンヂ喫茶(カフェ) 分かち合いin 御所」(認知症カフェ)が開催されました。 午前は認知症についての話で認知症サポーター養成講座としています。午後は「認知症の人の介護について語る会」として認知症の人とその家族、介護をされている方、介護経験者による認知症についての思いを語り合う場を設けています。 御所市認知症啓発事業として、畿央大学健康科学部看護医療学科老年看護学教員と共同で行っており、この日は地域のボランティアの方3名と畿央大学看護医療学科老年看護学教員5名、畿央大学看護医療学科の学生4名、御所市地域包括支援センター職員4名、地域の方15名の参加がありました。 <午前の部> 午前の部では、大学教員による認知症に関する講義を60分間行ったあと、お茶を飲みながら日々の生活など学生や住民同士で自由に話し合いました。 また、住民同士の会話が落ち着いたころには、住民の方々と一緒に、認知症予防及び糖尿病予防のためにフラダンスを踊りました。 松原講師による「糖尿病と認知症について」 最初に、講師から住民の方々へ「糖尿病がどんな病気か」「身のまわりに糖尿病の人がいるか」といった質問をしていました。「合併症がある」「神経障害」といったワードが住民の方々から出たことから、みなさんが日頃から糖尿病について身近に感じていらっしゃる様子がうかがえました。 講義のあとは、畿央大学の学生も交えて、住民同士でお茶を飲みながらゆっくりとお話しする機会が設けられました。自身の健康状態や世間話をすることによって、他者との関わりがもてる場となっており、楽しそうな様子で会話が弾んでいました。 松原講師による「フラダンス」 松原講師の指導のもと、松原講師が準備したスカートや髪飾り、レイなどを身につけ、男性参加者も一緒になり教員・学生を含めた参加者全員で、フラダンスを踊りました。手と足を同時に動かすフラダンスは、ゆっくり説明を受けながらであれば簡単そうに見えましたが、曲に合わせて踊ると手と足の動きがわからなくなり、思っていたよりも難しかったです。 しかし、踊りがわからなくても、とにかく笑顔で踊るようにという説明を受け、必死になりながらも、みなさんニコニコしながら身体を動かしていました。フラダンスが身体を動かすいい機会となり、糖尿病予防や認知症予防につながったように思います。 看護医療学科 4回生 井上美香 島野綾子 野並あこ 前田理佳子 <午後の部> 午後の部では、認知症の人の介護をされている方、介護経験者やケアマネジャー、地域の民生委員、地域包括支援センター職員、大学教員の14名が認知症介護について語り合いました。介護をされている方が日頃の援助について相談されると、具体的な援助のアドバイスや視点を変えた考え方・方法など様々な意見が出てきてとても参考になりました。また、他の介護をされている方の話も聞かせていただき、介護でご苦労をされながらも、近隣の方にも支援を仰ぐなど工夫されている様子がうかがえました。相談者の方は、話し終わられた後「来てよかったです。ありがとうございました。」と笑顔で帰られました。 このように、認知症の人の介護をされている方は一人で悩まず、同じように介護をする方や専門職の方に話をすることで解決の糸口が見つかることもよくあります。もし介護で悩んでおられたら、お近くの認知症カフェを訪ねてみてください。 看護医療学科 助手 島岡昌代 【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む
2018.04.17
第5回BLS(一次救命処置)ブロバイダーコースを開催!~防災救命サークルWiL
看護医療学科4回生の谷田有加です。 平成30年4月15日(日)、小児外科の医師である小角卓也先生の指導のもと、看護医療学科の藤澤弘枝先生の見守る中、防災救命サークル「WiL」として第5回目のBLS(一次救命処置)プロバイダーコースを開催しました。 ▲ペアで技術の振り返りをしている様子。みんな意見を出し合ってすごく良い感じ! このコースは、世界中の医療従事者や社会、病院で使われているアメリカ心臓協会(AHA)のガイドラインのもと、一次救命処置の技術を習得し、国際免許を取得することができるものです。今回は看護医療学科4回生1名、2回生2名が参加してくれました!みなさん、真剣に講義を受けてくださり、一生懸命、技術を習得してくれました!! ▲試験前に復習タイム!頑張れ~ そして見事全員合格!BLSプロバイダーの資格を取得しました!おめでとうございます! 少しずつではありますが、正確なBLSを身に着た学生が増えており、とても嬉しく感じております。今後も、この活動を頑張っていこうと思っています。 防災救命サークル「WiL」という名前の由来は、BLSの国際免許を発行しているアメリカ心臓協会が2015年にテーマとして掲げた「Life is Why」の頭文字を逆さまに読み取ったものです。 「自分は何のために生きているのか?自分は何故助けるのか?」 その答えは人それぞれですが、私たちはその疑問から発展して、「大切な人を守る実践教育」をモットーにして活動しています。現在は看護医療学科・健康栄養学科・現代教育学科の学生29人が在籍しています(他の学科も募集しています!)。サークルとして設立したばかりなので、現在のメインの活動は日曜日(不定期)に開催するBLSプロバイダーコースと毎週木曜日の自由な勉強会ですが、一緒にサークルをつくっていきましょう!! 最後まで読んでいただきありがとうございました!!WiLはツイッターで最新の情報を投稿していますので、ぜひチェックしてください! 防災救命サークルWiL 部長 看護医療学科4回生 高田咲貴 谷田有加 【関連記事】 第2回BLS(一次救命処置)プロバイダーコースを開催!~看護医療学科 BLS(一次救命処置)ブロバイダーコースを開催!~看護医療学科 新生児蘇生法(NCPR)の結果発表!~看護医療学科 「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」講習会を開催!~助産学専攻科 新生児蘇生法(NCPR)講習会を開催!~看護医療学科
2018.04.16
平成30年度 新入生宿泊研修レポートvol.5~現代教育学科
教育学部の新入生宿泊研修は、毎年恒例で和歌山県の白浜で行われます。2018年4月5日(木)、朝8時30分に第2キャンパスに集合後、6台のバスで向かいます。新入生、教職員、上回生スタッフを含む総勢240名に近い大移動です。 途中、とれとれ市場での昼食を済ませ、雄大な自然を感じることのできる千畳敷や三段壁を見学した後、3時半ごろに宿泊するホテルシーモアに到着、本格的に研修が始まります。 【1日目】 午後4時30分、安井学科長の開講宣言の後、まず学生たちは、これから4年間の大学生活と、その後の自分に思いを馳せて「夢をチカラに」の作文を行います。入学までの生活とこれからの生活の違いに戸惑いながらも、決意や覚悟の書かれた文章が出来上がりました。すべての文章は、担任が読んだうえでコメントを書き、学長先生も目を通されます。 夕陽が美しい時間に休憩を取ったのち、全員で夕食。その後は、「なりきり自己紹介」というアイスブレイクを兼ねたグループでの活動が行われました。乗り物や文房具など、人間以外の何かに自分を見立てて、自分の性格に重ね合わせながら、自己紹介を行います。何になりきっているのか当てるゲームをしながら、お互いの個性が理解できるという仕組みです。ここで作られたグループは、そのまま翌日の造形活動でも使われます。 終了後、22時以後は各部屋での休息となります。翌日の活動に備えて体力の回復が必要ですが、一方で、新しくできた友人たちと話をして時間が過ぎた人たちも多いことでしょう。 【2日目】 4月6日(金)、この日はあいにくの空模様。午前から降雨の確率が非常に高い予報となりました。教育学部の宿泊研修では、毎年造形活動が行われます。晴れれば白浜の美しい砂浜での造形活動、天気に恵まれなければ体育館での段ボールを使っての造形活動です。ここ3年間、お天気に恵まれない年が続いていたので、「今年こそは」という思いもあったのですが、本年も体育館での活動になりました。何よりも安全を最優先とした選択を毎年おこなっています。 バイキングの朝食後、バスで白浜町の体育館へ移動。いよいよ宿泊研修の最後で最大の研修の始まりです。「クミ・クミックス」という段ボールの造形活動。西尾先生の指導で段ボールをカットする用具の使い方や、どの方向に使えば強度が確保されるのか、どのようにすればどんな形ができるのか、基本的なことを学んだあと、9人あるいは10人のグループで一つの作品を作り上げていきます。そのため、お互いのコミュニケーションが重要な活動になります。またグループのなかで、自分がどのような役割を果たすのかを考える必要もあります。この活動は前期の授業である「ベーシックセミナー」での活動にそのままつながります。 2時間ほどかけて試行錯誤を繰り返しながら、各グループでそれぞれユニークな作品が作られていきます。高さをめざして作るグループや、複雑な造形を目指すグループ、かわいらしいアイディアのグループなど、それぞれ個性に富み、その個性が形になっていくプロセスは見ているだけでもワクワクします。総勢23のグループが、どれも楽しい工夫のされた作品を作ってくれました。 活動終了後は、きれいに体育館を掃除した後、ホテルに戻り昼食をとり、そのまま閉校式へと続きます。 2日間の充実した活動に疲れも見られますが、やり切った満足感も見られます。雨の降り始めた白浜を後にして、再び6台のバスで大学への帰路につきます。忘れがたい大学生活のスタートになったことを教員一同期待しています。 現代教育学科准教授 竹下幸男 【関連記事】 平成30年度 新入生宿泊研修レポートvol.4~人間環境デザイン学科 平成30年度 新入生宿泊研修レポートvol.3~健康栄養学科 平成30年度 新入生宿泊研修レポートvol.2~理学療法学科 平成30年度 新入生宿泊研修レポートvol.1~看護医療学科
2018.04.16
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.54~広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト「健康・体力測定会」に協力!
こんにちは。健康支援学生チームTASK※、健康栄養学科3回生の杉本佳奈です。平成30年4月14日(土)、畿央大学体育館にて広陵町の住民の方対象の「健康・体力測定会」を行いました! ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 この測定会は、畿央大学と広陵町が連携して行っている「広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト」の一環として、年に2回実施されているものです。測定内容は、体組成、骨密度、血管機能、腹囲、握力、長座体前屈、ファンクショナルリーチテスト、立ち上がり歩行測定、足趾握力、膝伸展筋測定の10項目です。 たくさんの方々に来ていただきました。 ▼ファンクショナルリーチテスト ▼足趾握力測定 今回の測定会は、たくさんの住民の方々とお話しながら測定することができ、とても楽しかったです。住民の方々も「次回の測定会に向けて改善していこう!」と質問などもしてくださり、授業で習ったことを活かしつつアドバイスをすることができて、とてもいい経験になりました。次回は半年後の10月です。また元気な住民の方々にお会いしてお話しできることを楽しみにしています。 ▼TASKの「T」で記念撮影! 健康栄養学科3回生 杉本佳奈 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。 広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」ホームページ
2018.04.13
3回生対象「基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科
3回生を対象とした「基礎看護技術自己学修会」を開催! 看護医療学科では、1回生の前期から2回生の前期にかけての1年半で基礎看護学について学び、講義や演習を通して基礎看護技術の修得をめざします。 学生は、その学びを元に3回生後期の各論実習に向けて更に学びを積み重ねていきます。しかし、修得した基礎看護技術を定着させるためには反復練習が必要で、意識して練習する機会を持たなければ、せっかく修得した技術もやがて忘れてしまいます。 そこで、学生が自分の基礎看護技術の修得状況の現状を把握し、各論実習に向けて意欲的に自己学修に取り組むきっかけとなれば…と考え、「基礎看護技術自己学修会」を企画・開催しました。 平成30年4月4日(水)は、「バイタルサインの観察(体温・脈拍・呼吸・血圧)」をテーマに自己学修会を行いました。 参加した24名の学生のほとんどが、約1年ぶりに脈拍や血圧測定を実施するということで、「あれ?忘れてる…?」と苦戦している様子がうかがえましたが、教員からのアドバイスを受けつつ何回も練習し、徐々にスムーズに測定できるようになりました。 【参加した3回生の感想】 約1年ぶりにバイタルサイン測定を行いました。1回目の実施後に振り返りシートをもらい、振り返りをしたところ、ところどころ忘れているところがあるなど、できていなかったことが見えてきて、とても復習になりました。また、先生方にご指摘・アドバイスを受けたことで、復習や新たな学習につながりました。有意義な自己学修会でした。参加してよかったです。 髙橋沙恵 バイタルサイン測定の観察は正直、頭の中では理解しているつもりでいたので自信はあったのですが、実際にバイタルサイン測定の観察を行ってみると、測定の手順や方法が曖昧な状態でした。1年前の授業では理解できていたはずなのですが、実際は忘れていることがたくさんありました。今回の自己学修会に参加したことで、忘れていた内容を振り返ることができ、また、自分に足りない部分を改めて再認識する良い経験になりました。 高松里菜 友人と手順を確認していく中で、1回生で学習したはずの知識や技術が抜け落ちていることを再確認できました。3回生での実習に向けてもう一度復習し、看護技術を身につけようと思いました。今回の学修会に参加して、とてもためになりました。 田中千尋 また、4月10日(水)は、「仰臥位から端座位への体位変換・車椅子への移乗介助」をテーマに自己学修会を行い、20名の学生が参加しました。端座位への体位変換や車椅子への移乗介助は、実際の看護場面においても実施する頻度が高く、患者さんが、安全に安楽に車椅子に移乗するためには、看護者が確実に技術を修得していることが重要です。 【参加した3回生の感想】 自己学修会の内容は1回生の基礎論で学びましたが、ところどころ忘れている部分がありました。今回の学修会では自分の忘れている部分は実際にやってみることで思い出すことができ、臨地実習に向けてよい学びとなりました。また、自己学修会があれば必ず参加したいです。 小池亘一 バイタルサイン測定と体位変換・車椅子移乗の演習に参加しました。看護技術基礎論や基礎看護学実習以来、実施をしていないことばかりでした。初めは的確に実施できるか不安でしたが、グループメンバーと手順を確認しながら実施したことで、これまで習得してきた技術をより確実に実施できるようになったと感じています。 田宮一樹 1回生の時に行った援助の基本をしたのですが、頭の中では何となく分かっていても体が追いついていないことを実感しました。また定期的な復習が援助を実施する上で大切だということを感じ、この自己学習会はとても私自身のこれからの行動を考える機会にもなりました。 野口美波 学年が上がるにつれて学ぶ内容も高度になり、学生生活はますます忙しくなるかと思います。基礎看護技術の練習の必要性はわかっていても、自分だけだとなかなか行動に移せない…という現状もあるかと思います。 しかし、患者さんに適した看護援助を提供するためには、まず、基礎看護技術を修得していることが必要です。今回の学修会をきっかけに、一人でも多くの学生が、より確実に基礎看護技術を修得できるよう自己学修に励むことを願います。 看護医療学科 基礎看護学領域 林 有学・須藤 聖子・小林 智子・中西 恵理 【関連記事】 新生児蘇生法(NCPR)一次コース講習会を開催!~看護医療学科 「母性看護学援助論Ⅰ」教員による授業レポート~看護医療学科 平成29年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科
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