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畿央の学びと研究
2018.06.25
理学療法学科 海外インターンシップ2018 in 台湾に向けて!
理学療法学科では、去年に引き続き3回目となる「海外インターンシップ」を行います。教員5名、3回生15名で平成30年9月6(木)〜12日(水)の7日間の日程で、台湾を訪れます。現地では、国立台湾大学と中国医薬大学の理学療法学科との交流や英語での講義・実習・プレゼンテーションに加えて、実際に台湾の高齢者の方への運動指導などが予定されています。 インターンシップに向けて準備も着実に進んでいます。空きコマを利用して、木曜5限に集まり現地でのプレゼンテーションや余興、旅行の手続きなどの準備を行っています。プレゼンテーションでは、「日本の理学療法」「畿央大学について」「日本の文化」というテーマごとに分かれ、より良い発表になるように話し合いを進めています。 さらに、木曜日の昼休憩にも集まり、1人ずつ英語で発表を行うことで英語のスキルも高めています! また、3回生全員が台湾に訪れることが初めてという事もあり、学科長の庄本先生からの台湾についてレクチャーしていただき、とても勉強になりました! 今年から海外からの先生や学生との交流や英語のレクチャーを聞く機会が増えています!海外の方からも世界の理学療法について教えて頂きました。 ▼チュラロンコン大学(タイ)からアン先生(中央左)・リー先生(中央右)の訪問 ▼MAHSA大学(マレーシア)からのリーさんと。 日本との違いを実感することができるとともに、英語でのプレゼンだったのでリスニングの力もついてきたと思います!インターンシップまであと3ヶ月を切り、まだまだ行うべきことは多いですが、全員で協力しあって良いものにしていきたいです! 理学療法学科3回生 川上雅子 【関連記事】 海外インターンシップ先の中国医薬大学(CMU)の教員・学生が来学!~理学療法学科 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 帰国後に報告会を開催! 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.8 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.7 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.6 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.5 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.4 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.3 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.2 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.1
2018.06.22
書評~森岡周教授著「コミュニケーションを学ぶ -ひとの共生の生物学-」
畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター長の森岡教授(理学療法学科教授)が執筆された「コミュニケーションを学ぶ -ひとの共生の生物学-」が出版されました! 本書は、【社会人類学的視点からみた人間のコミュニケーション】【神経科学からみた人間のコミュニケーション】【人間のコミュニケーション行動】の3部構成になっており、人間のコミュニケーションを生物学的あるいは神経科学的に学べることはもちろんのこと、現代のコミュニケーション文化についても語られていますので、シンプルに楽しめる本です。最初のページをめくると、『人間はおしゃべり』とだけ綴られたページがあり、なんとも森岡教授らしい仕掛けとなっています。特に、コミュニケーションにおける“無駄”なことについても言及されており、我々のコミュニケーション行動の本質についても触れられているように思いました。 本書は、現代社会のコミュニケーションについて考える機会を与えてくれるものになっており、医療・教育・経営などの分野で幅広く読まれることになる一冊と思いますので、ご一読いただければ幸いです。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 助教 大住倫弘 【畿央大学教員執筆図書の紹介】 ・DVDで学ぶ助産師のわざ「母乳育児支援」に執筆協力!~助産学専攻科教員 ・書評~教育学部西端律子教授執筆「誰でも使える教材ボックス」 ・書評「看護学生のための疫学・保健統計」(看護医療学科松本泉美教授 編著) ・書評『教育の質の平等を求めて―アメリカ・アディクアシー学校財政制度訴訟の動向と法理―』 ・『サルコペニアとフレイル』書評 ・書評:森岡周教授執筆「発達を学ぶ~人間発達学レクチャー」 ・「養護教諭のための発達障害児の学校生活を支える教育・保健マニュアル」をご紹介! ・書評『リハビリテーションのための神経生物学入門』 ・書評「おいしさの科学シリーズ~生きていくための味覚の役割」 ・書評「Pain Rehabilitation(ペインリハビリテーション)」 ・石川裕之著『韓国の才能教育制度』を読む
2018.06.21
ポーポキプロジェクト「平和について考える」ワークショップを開催!~看護医療学科「国際看護論」
2018年6月2日(土) 今年も神戸大学大学院国際協力研究科教授ロニー・アレキサンダー先生とポーポキプロジェクト※メンバーを迎え、「平和について考える」ワークショップを開催しました。このワークショップは、看護医療学科4回生の必修科目「国際看護論」の授業15コマ中2コマに位置付けられています。今年で6年目になります。 ※ポーポキプロジェクト…主にワークショップを通して、環境、健康、人権、震災・防災、貧困、ジェンダー・セクシュアリティ、まちづくり、いのちなど多岐にわたる分野から平和について考えるプロジェクト 平和は「戦争がないから平和?」「自殺」や「虐待」、「自然破壊」など、自分自身が今住んでいるこの場所、この時間に存在する「平和ではない」状況を意識してみようという試みで、真の狙いは、「平和な世界のために自分自身ができること」を考えることです。五感を最大限に使うこと、平和は何色?どんなにおい?感触は?音は?味は? 戦争のこのワークショップに参加した学生たちは、どのような感想を持ったのか、紹介します。尚、学生コメント(吹き出しの中)は複数人の意見をまとめたものです。 多くの学生が、今まで漠然としていた「平和」の概念を見直す機会になったと振り返っていました。ポーポキプロジェクトの皆さん、今年もありがとうございました。 看護医療学科教授 堀内美由紀 ●ポーポキ・ピース・プロジェクト
2018.06.20
森岡周教授と大学院生が第40回日本疼痛学会で発表!~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター
平成30年6月15日、16日に長崎で開催された第40回日本疼痛学会に健康科学研究科の森岡教授と私(博士後期課程:片山脩)で参加してきました。学会では細胞や分子レベルでの基礎研究から薬理学、そしてリハビリテーションまで多彩な演題発表とシンポジウムが組まれており大変勉強になりました。 森岡教授はシンポジウム「幻肢痛のメカニズムと新規治療戦略」にて座長および演者として講演を行われました。講演では、森岡研究室の研究成果を紹介しながら「幻肢痛を含んだ身体性変容のメカニズムとニューロリハビリテーション」についてお話しされました。 私は博士後期課程で行っている「感覚運動の不一致による身体性変容の脳内情報処理メカニズム」についてポスターセッションにて発表を行いました。発表は自由討論形式でしたので多くの方々とゆっくり議論することができました。以前からお話をしたかった先生も内容を聞きに来てくださり、今後の研究につながる様々なアドバイスを頂けました。 1日目の夜には、長崎大学の沖田教授、神戸学院大学の松原教授の研究室の方々との懇親会が開催されました。学会会場とは異なり、和やかな雰囲気の中で情報交換を行うことができました。このような貴重な経験をさせて頂いた森岡教授と畿央大学に深く感謝申し上げます。 今回の発表内容を論文としてまとめ、今後も研究活動に取り組んでいきたいと思います。 健康科学研究科 博士後期課程3年 片山脩
2018.06.13
広陵北小学校と連携してまちづくり調査!vol.2~人間環境デザイン学科清水ゼミ
人間環境デザイン学科4回生清水ゼミの山本幸四郎です。 先週に引き続き、平成30年6月8日(金)、大学生と小学生が一緒に地域のことを調べる「はしお調べ」のため、広陵町立広陵北小学校へ行ってきました。前回は初回ということもあり顔合わせ程度の交流しか出来ませんでしたが、今回は小学校に到着するなり複数の子供たちが僕たち大学生の顔を覚えてくれていて、声をかけてくれ、とても嬉しくて始まる前からやる気に拍車がかかりました。 北小校区に住まれているシニアの皆様が小学校に出向いて下さり、ヒアリングしました。 「この地域の今と昔の違いを知ること」が今回のテーマです。昔はどんな「まち」だったのか、買い物や病院、遊ぶときはどこで遊んでいたのか、他にもたくさん教えていただきました。中には、事前に昔の地図を用意し、かつて商店街だった街区に、どんなお店が並んでいたかなど記憶をたどってびっしりと書いて下さっていた方もいらっしゃって、シニアの皆様の関心の強さを感じました。子どもたちも「鍛冶屋ってなに?」「ケーキ屋さんってあったの?」「昔は映画館があったんだ!」などとたくさんの発見があり、興味が深くなっていくのが分かりました。 子どもたちは、最初こそ恥ずかしくて質問するのに戸惑っていたものの、慣れてくるうちにたくさん質問をしていました。終わりの時間になると「もっとお話聞きたかったのに」と名残惜しそうに言ってもらえて嬉しかったです。 先週より内容も濃くなってきて小学生の好奇心で溢れた顔を見ていると私たち大学生も負けてられません。これからも皆で楽しく進めていきたいと思います。 次回は、いよいよ「まち」に出て調査します。楽しみです(^^♪ 人間環境デザイン学科4回生 山本幸四郎 【関連記事】 広陵北小学校と連携してまちづくり調査!vol.1~人間環境デザイン学科清水ゼミ 広陵町の町並み見学会を行いました!~人間環境デザイン学科「建築学概論」 真美ヶ丘第二小学校2年生が大学”探検”に来てくれました!
2018.06.13
平成30年度離島・へき地医療体験実習(山添村)レポート~看護医療学科
看護医療学科では、本学の特徴的な実習カリキュラムに位置付けられている「離島へき地医療体験実習」が4回生の必須科目です。今年は、宇陀市大宇陀、川上村、五條市大塔、野迫川村、山添村の5地域で91名が実習をさせていただいています。 学内で山添村について事前学習を行い、山添村の地域を構成する要素と住民の健康の関連について興味を持ち、グループメンバーそれぞれが実習テーマを明確に持ちながら平成30年5月15日(火)~5月17日(木)の3日間臨地での実習に臨みました。 初日 (5月15日) 1日目は、「山添村の保健施策を知る」「物理的な環境を肌で感じる」機会となりました。 保健福祉課の前川様と社会福祉協議会の浦様からお話をお聞かせいただいた後、村内循環とグループに分かれての地区踏査を行いました。そこでは、住民の方とお話ができ、山添村の暮らしについて聞くことができました。また、自然豊かな環境を体験することができた一方で、山間地のため坂が多くそこでの暮らしの大変さも感じることができました。それぞれの地域には神社が必ずあり綺麗に掃除がされているのが印象的でした。 山添小学校では、松本校長先生はじめ養護教諭の先生から児童の健康についての貴重なお話を聞くことができました。診療所の医師からは、山添村の健康問題の特徴と山添村の医療について質問をさせていただいたことについて教えていただきました。 お昼ご飯は山添村で採れた新鮮野菜のサラダと美味しいカレーをいただきました。美味しくてお代わりする学生が続出!お昼からの活動に向けてエネルギーのチャージができました。 2日目(5月16日) 骨密度測定会を行いまいました。予想していたよりも多くの方が参加してくださり、この日のために頑張って準備してきた学生もイキイキと住民の方と接しながら血圧や骨密度、足趾握力などを測定しその結果についてお伝えしたり、測定会に参加いただいた方にいろいろとお話をお聞かせいただいたりしながら、作成したパンフレットを使用して骨密度がアップできるよう生活のアドバイスを行っていました。 お昼からは、地域活動に参加させていただき農業体験、シニアカー体験、公民館で行われている恒例の女子会に参加させていただけたことにより山添村の生活を身近に体験することができました。 3日目(5月17日) かすががーでんで 茶摘み体験、サツマイモの苗植え、フキ俵の郷土食作りの体験をしました。楽しいことも作業の大変さも知ることができた初めての体験でした。 お昼ご飯のおかずには、自分たちで収穫したお茶の葉のてんぷらを食べることができ、ひときわ美味しかったです。その他にも山添村で採れた山野草のお料理、山添村で採れたお米で作った伝統料理のフキ俵どれも全て美味しかったです。ごちそうさまでした。 児童館見学では、赤埴先生から児童館の特徴や取り組み等についてのお話を伺いました。そして、『直心是道場』の言葉を教えていただきました。この言葉を心に刻み頑張っていこうと思います。 ボランティアガイドの奥谷さんからは、山添村の歴史が縄文時代から続いており多くの遺跡や史跡があることを教えていただきました。 そして、長寿岩と呼ばれる強大な岩についての説明も受け、歴史の古い土地なのだと実感しました。 3日間はお天気にも恵まれ、多くの体験と学びの機会となりました。このような機会を与えてくださいました山添村の関係者の方に心から感謝いたします。 看護医療学科助教 秋吉久美代 【関連記事】 平成30年度離島・へき地医療体験実習(野迫川村)レポートvol.2~看護医療学科 平成30年度離島・へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)レポートvol.2~看護医療学科 平成30年度離島・へき地医療体験実習(野迫川村)レポートvol.1~看護医療学科 平成30年度離島・へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)レポートvol.1~看護医療学科 学生広報スタッフblog vol.225~看護医療学科「離島・へき地医療体験実習」レポート!
2018.06.12
広陵町の町並み見学会を行いました!~人間環境デザイン学科「建築学概論」
人間環境デザイン学科3回生の梅野奈々と外尾華奈子です。 平成30年6月5日(火)に人間環境デザイン学科1回生配当科目「建築学概論」の授業で、1回生が広陵町大垣内地区の町並み見学に行きました!私たちは、この授業の担当教員の陳先生のゼミ生として授業補助に同行しました。 今回の見学会では、「建築とまち」「領域性」「家の周りの環境」に関心を持ち、旧集落と新しい住宅地の空間構成を認識・比較することを目的とし、屋外空間のスケッチや観察記録を行いました。 班ごとに分かれて、町並みを見学。4~6班の様子をレポートします! 玄関先、庭、屋根、道路・路地など、自分たちで自由にテーマを探してもらいました。 町並みを観察し、スケッチ等で記録しました。前回に見学した(広陵町)馬見南の住宅地や自分の住んでいる地域と比較してみると、新しい発見がたくさんあったようです。 実際に町の中を歩いて観察することで、その地域の雰囲気をより深く感じることができました。そして、様々な気づきをしっかり記録しました。 この後、各自で関心のあるテーマを1つ決定し、観察記録の発表会を行う予定です。1回生の皆さん、頑張ってくださいね! 大垣内の住民の皆さん、ご協力いただき、ありがとうございました! 【広陵町×人間環境デザイン学科 関連記事】 広陵北小学校と連携してまちづくり調査!vol.1~人間環境デザイン学科清水ゼミ 竹取公園ツリーハウスが完成!~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ 広陵町にまちづくり提案!~人間環境デザイン学科「ランドスケープ演習」
2018.06.08
中学校1日見学実習(英語教諭)学生レポート!~現代教育学科
教育学部現代教育学科4回生10名が、中学校・高等学校の英語の教員免許取得をめざして日々勉強に励んでいます。教育実習に向け、畿央大学と包括連携をしている香芝市にある香芝市立香芝東中学校・香芝北中学校・香芝中学校にて、中学校1日見学実習をさせていただきました。今回は、1日見学実習に臨むにあたっての事前指導について、また各中学校での1日見学実習について報告させていただきます。 ■事前指導① 小松先生による講義 現代教育学科4回生 迎彩香 2018年4月26日(木)2限目に、香芝西中学校教務主任の小松先生にお越しいただき、特別講義が行われました。教師としての姿勢や教科指導、生徒指導などについて、小松先生ご自身の経験をふまえた貴重なお話を聞かせていただきました。 生徒のやる気を引き出すためにまずしなければならないことを、「生徒のコップを上向ける」という表現をされていたことが特に印象に残っています。コップを逆さまに向けたままでは中に何も入らないのと同じで、やる気のコップを上向けることなく授業をしてしまったら教師が「教えた」気になるだけで、その内容が生徒のものになりません。そうならないよう、「コップを上向ける」工夫ができているか生徒の目線で考えることを意識していきたいと思いました。 ■事前指導② 各中学校への事前訪問 現代教育学科4回生 迎彩香 事前指導①と同日の夕方には、中学校1日見学実習をさせていただく中学校への事前訪問を行いました。それぞれの学校で、当日の1日の流れや生徒の特徴などを教えていただいたり、その他1日見学実習にあたり疑問に思っていることを質問させていただいたりしました。卒業生ではない私たちであってもあたたかく迎えて下さり、また英語科の先生にも直接お話をうかがうことができ、1日見学実習への不安が和らぎました。同時に、教育実習の前にこのような実際の中学校での授業実践の様子を見せていただけるこの機会を大切にし、学びを深めたいという思いが強まりました。 ■香芝市立香芝東中学校での中学校1日見学実習 現代教育学科4回生 齊藤舞子 2018年5月10日(木)、私たちは香芝市立香芝東中学校へ行かせていただきました。職員朝礼でご挨拶をした後、各学級へお邪魔させていただき、生徒たちの様子を観察しました。朝のスタートタイムから部活動の見学まで1日を通して英語の授業を中心に、特別支援学級や懇談でもしっかり学ばせていただきました。香芝東中学校は挨拶がしっかりとできる学校で、生徒たちがすれ違うたびに大きな声で挨拶してくれたことが印象的でした。先生方に伺うと、「今の3年生が1年生の時はここまで挨拶をできていなかった。3年間の積み重ねが大切。今の1年生も3年生の様子を見て挨拶がしっかりできるようになってきている。」とおっしゃっていました。先生方の毎日の指導や生徒達自身の努力が、香芝東中学校を良い学校に作り上げていると感じました。 ▲生徒の前で自己紹介(香芝市立香芝東中学校) 英語の授業に関しては、クラスルームイングリッシュをたくさん使って授業をされていました。しかし、単に英語を多用するのではなく、生徒たちの様子を観察しながら、場合によっては日本語も交えて授業されていました。そして、私が見せていただいた英語の授業全ての時間で、ICTを使っていらっしゃいました。デジタル教科書をスクリーンに映して生徒に見やすくしていたり、単語や文の発音を音声で確認したりと、ICT機器ならではの使い方をされていました。しかし、全ての授業をICT機器だけで行うのではなく、1年生は特に、ライティング技能も育成しなければならないので、ノートに英語を書かせるための板書もされていました。デジタルとアナログの両方の良いところを上手く組み込んで授業を構成されていて、すごいなと感じました。また、何度も本文を聞き、音読し、ペアで読んだり暗唱したりする活動も行っていました。何度も繰り返し音読することで英語の表現や発音が身に付くのだと分かりました。本文の音読をする際には、塊ごとに読むようにしていることが印象的でした。 1日を通して、先生方は忙しい中、授業だけでなく、休み時間や放課後、朝の会・終わりの会等で生徒たちとの信頼関係を築いておられると感じました。このような信頼関係ができるのも、先生方が生徒たちとの時間を大切にしているからなのだと思いました。そして、教師になりたいという気持ちがまた一段と強くなりました。これから、英語科の教育実習が始まっていくので、学んできたことを発揮できるように頑張りたいです。 ▲授業見学の様子(香芝市立香芝東中学校) 〇香芝市立香芝北中学校での中学校1日見学実習 現代教育学科4回生 下坊美月 2018年5月17日(木)、香芝北中学校にて現代教育学科4回生3名が中学校一日見学実習を行いました。私たちは各学年にそれぞれ分かれて、担当学級のある学年を中心に授業を見学させていただきました。それでは、実習に参加した学生の感想を紹介したいと思います! ▲朝の挨拶運動の様子(香芝市立香芝北中学校) 1年生では、ティームティーチングを行ったり、生徒同士で助け合いながら活動させたりすることを通して、どの子にも指導が行き届くような工夫がされていました。また、授業で行う活動と宿題などの授業外学習を活用して、重要な事項に絞って授業が行われており、授業時間を有効に活用することの必要性を改めて感じました。 2年生では、ICTを使っての発音練習、音読が行われており、テンポのいい授業展開が生徒を退屈させないために大切なことだと学びました。また、コミュニケーション活動中心の授業展開だったため、自分のことを英語でどうやって伝えるか積極的に考えている姿も見られました。円滑に活動を進められるように表現の確認を丁寧に行うことや、活動に入る前に例を実演して活動のイメージができるようにすることが大切だと改めて実感しました。そして、このような英語で自分のことを伝えることの積み重ねが英語を学ぶことの楽しさに繋がるのではないかなと思いました。 3年生では、テスト前ということもあり自習の時間もありましたが、生徒の学習進度に合わせて他の学級の授業で時間配分を調節するなど、子どもたちのことをよく知っておられる先生方だからこそできる工夫を行っておられました。また、生徒指導の面では授業外であっても生徒に変わった様子がないかを見ておられました。先生方が少しの変化にも気付けるように注意を払うことは授業内外に問わず、大切なことであると知ることができました。 どの学年の授業でもほとんどの指示が英語で行われていましたが、生徒は落ち着いて活動に取り組んでおり、指示を英語ですることだけでなく、そのための教材や学級の雰囲気作りが大切であることも学ぶことができました。 また、特別支援学級の授業では生徒の自主性を重視して授業が進められており、特別支援での自立や社会参加というところに結びつくような指導が行われていました。 もう間もなく中学校での教育実習が始まりますが、香芝北中学校の先生方、子どもたちから学んだことを活かして精一杯頑張りたいと思います! ▲生徒の前で自己紹介(香芝市立香芝北中学校) ▲放課後質問教室の様子1(香芝市立香芝北中学校) ▲放課後質問教室の様子2(香芝市立香芝北中学校) 〇香芝市立香芝中学校での中学校1日見学実習 現代教育学科4回生 迎彩香 2018年5月24日(木)、現代教育学科4回生3名が香芝市立香芝中学校にて、中学校1日見学実習を行いました。 私たちはまず、校門前で行われている挨拶運動に参加させていただきました。元気に挨拶をすることも、また元気な挨拶が返ってくることもとても心地がよく、1日のスタートをすがすがしい気分で迎えることができました。挨拶運動の時間以外であっても香芝中学校の生徒は、例えば廊下ですれ違うたびに嫌な顔一つせず、気持ちのよい挨拶をしてくれました。自然と挨拶ができる環境づくりには、先生方の指導の努力があることも知りました。過ごしていて心地よいと感じる環境づくりは学校生活を送る上で、非常に大切なことであると感じました。 ▲朝の挨拶運動の様子(香芝市立香芝中学校) 朝の会の前にはスタートタイムという学習時間が10分間設けられており、生徒がプリント学習に取り組んでいました。朝の会、給食、清掃、終わりの会はそれぞれ担当の学級に入らせていただき、学級の生徒とも関わらせていただきました。授業は、1年生から3年生まですべての学年の授業を見学させていただくことができました。学年によっては少人数制の授業を取り入れておられる学年もありました。 中間試験直前ということもあり、授業はテストに向けた演習に多くの時間が充てられていました。全学級でICTが使える環境となっており、フラッシュ教材の使用や、問題を示すためのツールとして使用されている様子を拝見することができました。また、先生によって授業の様々な工夫をされていましたが、共通してされていることとしては、授業の中にゲーム的な要素を取り入れておられる、ということがありました。例えば、新出単語を使ったビンゴをするならば、単語を提示した後に本文ではどう使われていたか確認したり、本文以外でもその単語が使われるような文を提示したりし、単語だけの学習にならないように工夫されている先生もおられました。また、問題の難易度によって点数をつけ、生徒が選んだ点数の問題を開示し、クイズ番組のようにグループでホワイトボードに問題の解答を書かせて点数を競わせている先生もおられました。あまり難易度の高くない問題を選び、点数を取りに行こうとするのかと思いきや、点数の高い問題が人気で少し驚きました。難しい問題であっても生徒が取り組みたいと思わせられる方法というものを、生徒の実際の反応を見たからこそ実感を持って学ぶことができました。 もうすぐ中学校での教育実習が始まります。生徒への熱意を大切に、1日見学実習で学んだことも取り入れながら、教育実習に臨みたいと思います。 ▲授業見学の様子(香芝市立香芝中学校) いよいよ中学校での教育実習です。大学で学んだことや1日見学実習等実習の事前指導で得たことを生かしながら、さらなる学びを深め成長できるよう約1か月の実習に臨みます。 教育学部現代教育学科4回生 迎彩香、齊藤舞子、下坊美月
2018.06.07
川上村民生児童委員会の方を対象とした「認知症を正しく理解する講習会」を開催!~看護医療学科
平成30年6月6日(水)、奈良県川上村民生児童委員協議会の方々が、認知症について学習するために来校されました。民生委員とは、地域住民の身近な相談者として、助言や援助を行う役割をもち、人格識見が高く、児童福祉も含む社会福祉向上に熱意のある方が都道府県の推薦により、厚生労働大臣からその業務を委嘱された方々で児童委員を兼ねます。 今回は、川上村で文部科学省の科学研究助成を受けて展開している「安心して暮らすことができる地域づくり」を目指した川上村健康力向上プロジェクトの柱のひとつである認知症教育を実施する中で、民生委員の方々から自主的に認知症のことを学習したいとの申し出があり、6月定例会を畿央大学で開催することとして企画されたものです。雨模様の中、バスに乗って2時間弱の遠距離を16名全員の民生委員の方々と村役場担当職員の方2名の総勢18名が来校されました。 今回の講習会は、今年度7月と9月に計4回開催される川上村「認知症教室」講師である本学の老年看護学 山崎尚美教授による講義と民生委員の方の困りごとをお話ししていただくフリートークで構成されました。 地域における認知症カフェや臨床、介護保険施設における認知症ケア実践者でもある山崎教授から、普通の物忘れや認知症の物忘れの違いや認知症の原因となる病気の説明の後、認知症の方を混乱させてしまう対応と適切な対応を示したDVDを観て、認知症についての正しい理解を深めていただきました。 その後、日頃の活動の中で感じていらっしゃることを自由に話していただきました。 その中では、民生委員の方々が、認知症と思われる地域住民の方の相談に昼夜を問わず対応され、見守りつつも「このままで良いのか」と不安に思っていらっしゃることが多く語られました。 山崎教授から、その状況に応じた適切な対応をされていることの解説を受け、安堵されている様子を見て、民生委員の方々は、責任が重く心労が絶えない活動を日々されており、皆さんの負担を軽減する後方支援の必要性を感じました。 また地区で増えている独居高齢者の方をできるだけ一人で孤立しないように集いの場を自主的に開催されていることもわかり、行政の支援や私たち研究者も連携していく必要性を感じました。予定の時間を超えそうになるほど多くのお話をしていただいたことを今後の地域づくりや人材育成に活かしていくために、地域住民と行政の橋渡しをされるキーパーソンとして、民生委員の方々を始めとする地域の支援者の方々とのネットワークを構築していきたいと思います。 7月の地域住民の方を対象とした認知症教室は、7月8日(日) 川上村やまぶきホールで開催されます。 看護医療学科 教授 松本泉美 【関連記事】 平成30年度奈良県認知症ケア専門士会 第1回研修会を開催しました。 互助をテーマにした「川上村シンポジウム」を開催!~看護医療学科 看護医療学科教員が、川上村の地域包括ケアシステム構築に向けての研修会企画・講師を担当!
2018.06.07
オープンキャンパスで栄養バランスチェック!~ヘルスチーム菜良
平成30年6月3日(日)畿央大学オープンキャンパスが開催されました。そこでヘルスチーム菜良※1からは、食育サッとシステム※2 を用いた栄養バランスチェックの体験会を行いました。 (※1)ヘルスチーム菜良...管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 (※2)食育サッとシステム...フードモデルを用いて1食分の食事バランスを栄養価で計算し、5段階で評価されるシステムです。 今回は3回生2名、2回生1名、1回生10名とたくさんの学生が参加しました。「普段食べているお昼ご飯」をテーマに、高校生だけでなく保護者の方にもフードモデルを選んでいただきました。 1回生はまだ分からないことだらけでしたが、先輩方に教えていただいたり勉強会で学んだことを生かしたりして、過不足のある栄養素についてアドバイスをしました。 <参加した学生からの感想> 「オープンキャンパスに参加した高校生から「これからバランスのとれた食事をしよう」といった感想があり、食に興味を持っていただけて良かった。」 3回生 山口友季穂 「たくさんの方が参加してくださって、楽しくコミュニケーションをとることができ、良い経験ができました。」 2回生 深沢すず 「長時間参加することはできませんでしたが、たくさんの方が来てくださり嬉しかったです。」 1回生 楠木登百 「栄養素で何が足りていて不足しているかの説明で、知識を実際に使って説明するのはとても難しかったです。もっと実際の生活で生かせるような情報を取り入れていきたいなと思いました。」 1回生 平野優花 知識不足だと思わされる場面もあり、改めて栄養指導をする難しさを実感しました。人に伝える立場として、栄養についてもっと勉強していきたいです。 健康栄養学科1回生 戸村七海 ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。
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