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畿央の学びと研究

2016.04.09

駒川商店街でシャッターアートに挑戦!~人間環境デザイン学科

こんにちは!健康科学部人間環境デザイン学科3回生の久吉 茜です(^^)/ 3月22日(火)~30日(水)に私の地元、大阪市東住吉区にある駒川商店街の靴下屋さん「COPO」のシャッターに絵を描きました! シャッターアートをすることになったきっかけは、私の母と「COPO」の店長さんの会話でした。以前、「COPO」の常連客である母は、私が中高6年間、美術をやってきたことを何気なく話したことがあったそうです。そのことを店長さんが覚えていてくださったようで、店を移転するにあたって、「ぜひシャッターに絵を描いてほしい」と頼まれました。私は、店長さんの「シャッターアートをきっかけに商店街の活性化につながれば」という思いに惹かれ、引き受けることにしました(^O^)/   シャッターに絵を描くには、ペンキが必要でしたが、「COPO」お店の周りの環境が精肉店・八百屋・魚屋だったため、臭いのきついペンキは使えませんでした。 ペンキを扱うのは初めての経験だったので、2・3回生プロジェクトゼミの担当教員の加藤先生に相談に乗って頂きました! ペンキの種類のことや、計画の立て方など、いろいろなことを教えて下さいました。     2月の終わりからデザインを考え始めました。店長さんのご要望で、可愛くして欲しいと言われたので、それぞれの四季の中に靴下をつなげ、ファンシーなデザインにしました(*^-^*)     また、作業出来る日にちと時間を考え、大体1日でどのくらいのペースで進めるべきか計画も立てました。そして、3月の中頃までにデザインを確定し、いよいよ3月22日から作業開始!     約1週間しか期間がなかったので、私1人だけでは大変でした。そこで、同じ学科の西山ゼミの魚瀬さんにも数日手伝ってもらいました! ペンキの扱いは、とても難しく、むらなく、きれいに塗るのは至難の業でした…(^^; しかし、商店街で働いている方や、通りすがりのお客さんに「きれいやね」「プロ顔負けやね」などとお褒めの言葉を頂いて自信を持ってやることが出来ました!完成したシャッターを見た店長さんや従業員の方もとても喜んでくれました(^◇^)     以前に、加藤プロジェクトゼミでエコール・マミの改修提案とディスプレイ展示をさせていただいた時は、数人で作業をし、先輩方の指示もありましたが、今回はその時の経験をもとに予算の話し合い・デザイン・完成までのスケジュールなどを自分で考えなければならず、かなり大変でした。 でも、学生の間に実際の店舗と関わる仕事をできることは貴重な経験であり、社会に出たとき必ず役に立つと思いました。 このシャッターアートで少しでも商店街の活性化に協力できていたら良いなと思います!   人間環境デザイン学科 3回生 久吉 茜

2016.04.08

平成28年度 新入生宿泊研修レポートvol.1~理学療法学科

平成28年4月6日(水)・7日(木)の2日間にわたり、新大阪ガーデンパレスホテルにて理学療法学科の平成28年度新入生宿泊研修が行われました。研修には新入生72名、新4年生6名、卒業生5名、キャリアセンター理学療法学科担当の岡田匡喜部長、学科長の庄本康治先生、学科主任の田平一行先生、1組担任今北英高先生、2組担任の私(岡田洋平)が参加しました。   畿央大学理学療法学科では例年入学して間もない時期に、宿泊研修を実施しています。この宿泊研修を通して、これから大学でともに学んでいくにあたり、新入生、先輩、教員間の交流を深め、これからの学生生活、理学療法士としての自分達の将来像を持つことができればと考えています。     宿泊研修が始まったときには、新入生の皆さんもまだ少し緊張した面持ちでしたが、クラス会で全員が自己紹介し、研修がすすむにつれて徐々に緊張も解け、とても穏やかないい雰囲気になっていきました。     新4年生の5名は畿央大学での学び(講義、試験、Kio元気塾、実習)や学外活動(クラブ、サークル活動、アルバイト、遊び、ヒトとのつながり)など学生生活について自身の経験から新入生ととても近い距罹感で楽しく話してくれました。入学して間もなく大学生活に不安も多い新入生も安心し、学生生活が楽しみになったことと思います。     その後、グループワークで「よりよい学生生活を送るために大切なこと」について、学びと学外活動の面から考え、発表してもらいました。グループ発表は各々の個性が出ていてとても楽しい時間でした。新入生の皆さんは先輩の話を聞いた上でグループワークすることにより、学びと学外活動の両面において各々目標を立てることができたのではないかと感じました。     2日目には卒業生から、臨床で理学療法士として働く先輩として、畿央大学の建学の精神である「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」についてどのように考えるのかについて、あたたかく、ときに熱いメッセージを添えて話していただきました。     最後は、グループで今後理学療法士を志すにあたり建学の精神をどのように考えるのかについて話し合い、発表してもらいました。みんな難しいテーマでしたが、先輩からのメッセージをしっかりと受け止め、十分に考えることができていたと思います。理学療法士として、ヒトの、そして社会の役に立っていくためには、これから多くの専門的な知識、技術を学ぶだけではなく、それらを実際にどのように使うかを学ぶことにより知はみがかれていくと思います。そして対象者と対峙していく際には、各々の感性や想像力が重要となります。     新入生の皆さんは、これからともに学び始めるにあたり、教員や先輩と近い距離感で接し、理学療法士を目指して学生生活を送る上での「志を立てる」いい機会になったと思います。最後の庄本学科長の言葉にあったように志をたてるだけではなく、これから実際に行動することにより、皆さんの夢を実現していってくれることを祈っています。 最後になりましたが、今回の宿泊研修を行うにあたりご協力いただきました学内関係者、新年度が始まりご多忙な中駆けつけてくださった卒業生の皆さん、総合臨床実習直前にも関わらずみんなで協力して準備し、当日も積極的に参加してくれた新4年生の皆さん、会場で大変お世話になりました新大阪ガーデンパレスホテルの皆様に御礼申し上げます。   理学療法学科14期生 2組担任 岡田 洋平

2016.04.07

書評「看護学生のための疫学・保健統計」(看護医療学科松本泉美教授 編著)

健康科学部看護医療学科松本泉美教授が編集された『看護学生のための疫学・保健統計』が建帛社から出版されました。同学科の文准教授も分担執筆されています。     学生にとって「疫学」や「統計」と聞くと、数字が多くなかなか難しい印象が強い科目の一つだと思います。しかし、卒業研究を経験したり臨床に出ると、物事を客観的に捉えて考えていく力が重要であることに気がつきます。また、近年、保健・医療現場でも結果を読み解き、成果を示すことが求められてきています。 本書は、「疫学を学ぶことで何がわかるようになるのか?」をわかりやすい具体的な例や図を用いて示されており、理解しやすいだけでなく、「そうなんだ!」という気づきが増え、学ぶ意欲が湧きます。 後半になると詳しく専門的な情報が増え、恥ずかしながら教員である私も理解できていないことがありました…しかし、それを再確認することができるほど、充実した内容になっています。また、インプットだけでなく、アウトプットを意識した、図表での結果の示し方やプレゼンテーションの手法まで記載されています。 本書は奈良県立医科大学 医学部 地域健康医学教室 教授・副学長の車谷典男先生が共同で編集にかかわり、執筆者の面々からみていわゆる本物の疫学・保健統計の教科書と言ってよいと思います。看護学生だけでなく、保健・医療分野の学生や大学院生、さらには臨床現場の方にとって学び直すのに非常に参考になる書籍であると思います。 理学療法学科 助教 松本 大輔

2016.04.04

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.22~広陵町健康・体力測定会に協力!

こんにちは!健康支援学生チーム「TASK」の、健康科学部理学療法学科2回生早川です! ※TASKは、Think,Action,Support forHealth by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 3月27日(日)、畿央大学のキャンパスで地元広陵町の住民の方々の健康・体力測定会を行いました!   この測定会は3月と9月に行われていて、約10種類の測定をしました。 測定会には午前と午後、合わせて100人ほどの方々が来てくださいました(^^)   ▲体組成(左)とHHD(下肢の筋力測定/右)の測定の様子   また、住民の方々とTASKのメンバーだけではなく、ゼミの先輩や保健師さんなども参加しての測定会だったので、アリーナは多くの人で賑わっていました。 午前に機械トラブルがあり、来てくださった住民の方々にはご迷惑をかけてしまったのですが、それ以外は特に問題はなく、測定会をすることが出来ました。 測定が終わると「ありがとう!」と言ってくださる方が多く、そう言ってもらえると嬉しくて、コミュニケーションを取ることの大切さ、言葉の威力を改めて感じることができました。 あと、広陵町の方は元気な方が多いな、と感じました。   次はたくさんの新入生と協力して測定会を出来たらいいなと思いました。 理学療法学科2回生 早川友基 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2016.03.30

在学生・卒業生合同で沖縄にゼミ旅行!~理学療法学科瓜谷ゼミ

2016年3月18日(金)~3月22日(火)に理学療法学科瓜谷大輔先生の「瓜谷ゼミ」および「裏瓜谷ゼミ(ゼミ生ではないけど諸々の集まりに参加してくれる人たち)」の在学生・卒業生を含めた計20名で4回生の沖縄卒業旅行に行きました!!(^^)!     1日目は夕方ごろに沖縄に到着し、そのまま夕食。 2日目は朝から天気が悪く大雨でしたがガンガラーの谷へ行き、昔港川人が住んでいたと思われる地を踏みしめることができました。その後浜比嘉島へ行き、沖縄3大高級魚と言われているイラブチャーなどの刺身や魚の天ぷらを食べました。そして勝連城跡へ行き高台からの景色を楽しみ、16種類のアイスクリームのタワーをみんなで6分程でたいらげました!夜ご飯の調達は国際通りの市場へ行き、沖縄料理を楽しみました。     3日目は古宇利島へ行き、毎年恒例の砂浜での相撲大会を開催しました!今年の優勝は裏瓜谷ゼミで、惜しくも本家が負けてしまいました。来年またリベンジです!!お昼は瓜谷先生おすすめのよしこそばへ行き沖縄そばを堪能しました。そのあとは備瀬のワルミへ行き、崖の隙間から見えるブルーに感動しました!夕方から知念岬へ行きOB・OGさんと合流し、夜は自分たちでゴーヤチャンプルーやモズク丼を作り食べました。     4日目は座間味島へ高速船で移動し、シュノーケリングとホエールウォッチングを楽しみました。シュノーケリングではケラマブルーの中で泳ぐ魚やサンゴの美しさ、そして自然の美しさに感動し、これからもこのサンゴ礁を守っていかなければいけないと思いました。ホエールウォッチングではクジラの巨大さに驚きを隠せませんでした。夜はBBQでアグーという沖縄の黒豚やイカとモズクのソーセージなど沖縄の食材を使用したBBQで沖縄旅行最後の夜を楽しみました。     この旅行を通してゼミ内での仲が更に深まり、3回生は実習へ励む源となり、社会人になる4回生は最後の学生生活での良い思い出となったことだと思います。来年の沖縄旅行のたくさんの方のご参加お待ちしております!   理学療法学科3回生(瓜谷ゼミゼミ長) 樫八重 美咲   【関連記事】 2016/01/09 同窓会レポート~理学療法学科瓜谷ゼミ+裏瓜谷ゼミ同窓会! 2015/01/14 同窓会レポート~理学療法学科瓜谷ゼミ+裏瓜谷ゼミ同窓会!    

2016.03.29

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.21~3月勉強会(認知症について)

こんにちは!TASK※、看護医療学科1回生の杉田です(^^)/ 3月22日(火)に行われた勉強会の報告をします。 ※TASKはThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。   今回のテーマは認知症です!! パワーポイントを用いて、看護医療学科の南部先生にお話ししていただきました。認知症の症状を大きく「中核症状」と「行動・心理症状(BPSD)」の2つに分け、それぞれ具体例を紹介していただきました。また認知症の方と接する心構えや認知症の予防について、重点的にお話しされました。     高齢化が進んでいるという背景で、認知症を患う人が急増していることを知り、その状況にどう立ち向かっていかなければならないか、深く考えさせられました…。 メモをとるなど、みんな真剣に耳を傾けていました!     認知症の方と接するときの基本姿勢として、「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」の3つが挙げられたことが特に印象に残っています。冷たい言葉をかけたり、相手の言動を無視したりしてしまうと不安につながり、認知症の方に悪影響を及ぼす可能性があることが分かりました。相手を傷つけてしまったり、不安にさせたりしないように、相手のペースに合わせ尊重することが、認知症の方と関わる上で大切だと学びました。   自分や自分の周りの人間がいつ認知症を患うのか、分かりません…。もしそうなった時、少しでもその人が自分らしい生き方を全うすることができるよう、今回の勉強会で学んだことを生かしていきたいと思います!   看護医療学科1回生 杉田咲  

2016.03.24

短期語学留学プログラム2015 in カナダ vol.6~バンクーバーから帰国!

2016年2月27日(土)から3月15日(火)にかけて、20名の畿央生がカナダのヴィクトリアでの短期語学留学プログラムに参加しています。学生からのレポート、第6弾!いろんな思いとともに、無事に帰国しました。     ●いよいよ日本へ帰国する時がやってきました!!約2週間のGlobal Villageでの英語学習とバンクーバーでの自由時間の影響かみんなの顔には疲れが見え始めていました。     バンクーバーから韓国の仁川までの約10時間のフライトの間、行きと同じようにゲームをしたり、映画を見たり、音楽を聴いたり、と自由な時間を過ごしました。僕は上回生と対戦ゲームをしたり、隣の席の方がたまたま日本人でしかも教員免許を持っている方だったので、色々なお話を聞かせていただきました。とても充実したフライトを過ごすことができて良かったです。僕たちはカナダで、ガイドさん2人に助けてもらっていたのですが、お2人とも「のりこさん」という名前で、しかも飛行機での僕の隣の方の名前も「のりこさん」だったので、なにか縁を感じました(笑)仁川到着後、次のフライトまで時間がなかったので急いで飛行機に乗り込みました。そして約1時間後に着いた関西国際空港の風景は、懐かしい、帰ってきたんだ、と感じるのと共に、終わってしまったんだ、と少し寂しい気持ちがしました。さすがに合計約12時間のフライトでみんな疲れがピークに達していたのか、ぐったりしていました。最後にここで記念写真を撮ってそれぞれ帰っていきました!     学生全員が今回の短期留学で思ったこと感じたことがあったと思います。その感じたことを忘れず、これからの自分の課題や生活に生かしていきたいです。 現代教育学科1回生 青木一真       ●こんにちは。理学療法学科二回生の大佐古健太です。私は、バンクーバーから帰国前後のレポートをしたいと思います。バンクーバーでの観光も終え、遂に最終日となりました。朝9時にバンクーバーのホテルの一階ロビーに集合し、バスに乗り空港へむかいました。2週間と少しの間でしたが毎日が新鮮で本当にあっという間に過ぎました。 空港の荷物検査を終えた所にカナダのネイティブの人々のトーテムがあります。これが何個にも積み重なったものをトーテムポールと言います。一つ一つのトーテムには意味があり、僕は自分のお土産に、ワシのトーテムのネックレスを買いました。     力や名誉をあらわすトーテムだそうです。今回の旅では、さまざまなことを学ばせていただきました。そこでホームステイ先で聞いた心に残っていることを書きたいと思います。僕のホームステイ先は厳格なカトリック教の家でした。話の中で「このようにわざわざカナダで勉強させてもらえるのは、本当に恵まれたことだよ」と言われました。実際、なかなか経験できない機会を与えてもらって、お金の大部分は親が払ってくれました。そしてホームステイのファーザーは言いました。「子どもは神からの恵みであって無償の愛をそそがなければならない。例えば一つの小さなコップに注ぐ水の量が自分のものとして、子どもにはそのコップよりひとまわり大きなコップにあふれんばかりの水を注がなければならない。僕も自分の子どもには留学をさせてきたし、色んなことを経験させてきた」と。帰り際にそんなことを思い出しながら今回の旅行をさせていただいて、親や先生方や周りの友達に感謝する気持ちをこれからはもっと意識的に持たなければいけないんじゃないかと思いました。感謝を行動にすることはすごく難しいことではありますが。他に、映画など見たり、日本食が恋しいと思っているうちに日本に着きました。ほんとうに今回の短期留学に行けてよかったなと思いました。ありがとうございました。 理学療法学科2回生 大佐古健太       ●こんにちは!教育学部1回生の加田です。無事に帰国しました!とても楽しく有意義な18日間でした。現地で過ごしていると英語の良さに気づきました。色々な国籍の人と会話し、意思疏通ができるコミュニケーションツールであり、これからも学んでいきたいと思います。 初めて海外の友達ができて、交流を深めることにより、それぞれの国のことを知ることができ、異文化に触れることができました。これはホームステイに限らず、授業や休み時間に会話をしているときに相手の文化や習慣のことを話したり、日本語を教えたり、相手の言語を教えてもらったりと様々であり、とても勉強になりました。 今回留学に参加させてもらって、改めて言語の素晴らしさに気づき、視野も考え方もとても広がりました。現地で「文法はすばらしいけど、発音はいまいちだね。」と言われました。とても悔しかったです。これをバネにしっかりと勉強していきたいと思います。     今回留学に参加したメンバーはとても意識が高く、お互いに尊重でき、一緒に参加できて本当によかったです! 現代教育学科 1回生 加田翔汰       ~短期留学の引率教員から振り返り~   正直に言いますと、たった2週間の海外短期留学で英語がペラペラ喋るようになることはまずありません。でもそれだけが短期留学の目的でもありません。多くの学生達にとっては、初めて日本から旅立つ機会でもあり、異文化と触れる機会でもあります。しかしそれだけではなく、多くの学生達にとって、今まで家族、友達、大学等身の回りの影響のみ受け、自分がどうであるべきかというロールモデルが目の前にあります。社会人になってからも、会社の先輩や上司が先生や家族に代わって自分がどうであるべきか教えられ、身の回りの価値観や考え方が自分の中で継続されます。将来の自分をも、肯定的な影響を与えた身近な人物に自ら重ねて想像します。ただし、海外短期留学では、どうあるべきか自ら考えなくてはいけません。ホームステイ先の家族とどう接すれば良いか、どうやって買い物すれば良いか、困った時にどう解決すれば良いか、自ら考える必要があります。今までとは異なる考え方、価値観、コミュニケーションの仕方、いわゆる異文化を体験することで、視野が広がるだけではなく、生き方の選択肢が多くなります。自分の中での、以前の「どうであるべきか」から「どうなりたい」に変わるのではないかと思います。私は、今回の短期留学に参加していた学生達にそのような成長を一番期待していました。出発前、「自信がない」、「不安で堪らない」、「英語が出来ないから参加を考え直した」などの発言をした学生は少なくはなかったのですが、その学生達は知っている英語を使って言語学校にいる様々な国籍の人々と積極的にコミュニケーションを取ったり、一人でバスに乗って探検したり、ホームステイ先の家族と夜遅くまで会話したりしていました。今までと異なる自分や、今までと異なる自己像を現実化する事が可能になりました。ところが、今回の参加メンバーたちは、この新しい環境で自分らしい自己像を作っている中で、畿央大学生として団結心を持ち、常に互いに助け合いました。また、コミュニケーションにおいては、言葉は単なる一部のみで、表情、ジェスチャー等、自分が投影する雰囲気が本来のコミュニケーションであることが多くの学生達はわかりました。たった2週間でしたが、多くの留学生達は、笑顔が増え、表情が豊かになり、コミュニケーション能力が著しく上達しました。今回の留学生達は、私の期待以上の成長を見せてくれたので、最後の夜に集まって、今回の留学について振り返った際、あまりにも誇らしい気持ちで一杯で涙が流れました。教員にとって、学生達の人生におけるこの貴重な機会に関わらせて頂き、これほど嬉しいことはありません。本当にありがとうございました。     現代教育学科 准教授 Randy Muth     【関連記事】 短期語学留学プログラム2015 in カナダ vol.5~バンクーバーでの自由時間! 短期語学留学プログラム2015 in カナダ vol.4~Week 2、授業・課外での様子! 短期語学留学プログラム2015 in カナダ vol.3~Week 1、授業・課外での様子! 短期語学留学プログラム2015 in カナダ vol.2~学校が始まるまでの様子! 短期語学留学プログラム2015 in カナダ vol.1~いよいよ出発! カナダでの短期語学留学プログラム2015、スタート!  

2016.03.24

学生広報スタッフblog vol.201~卒業式・卒業パーティーレポート!

こんにちは♪ 学生広報スタッフ☆きーさんです(^ω^) 3月17日(木)に畿央大学を卒業しました!     卒業式といえば、これまで畿友会(学生自治会)運営委員として3回、その運営にかかわって来ました☆(関連記事:https://www.kio.ac.jp/information/2015/03/3-17.html) しかし、今回は遂に卒業生として送り出される側! 特に、毎年春休みに学歌隊の皆で練習した学歌には愛着も感じていたので、卒業生として歌いながらこみ上げてくるものがありました(^^)   ▲今年度の学歌隊! 16日(水)のリハーサル時は、舞台上で歌ってくれました♪♪   ▲(写真左)卒業式当日、本番前の学歌隊♪(写真右)本番では舞台脇のこの位置で歌います♪   かつて学歌隊として何度も練習したので、歌詞カードを見ずに歌えました(^^) そして、ひときわ大きな声で歌いました♪ 式典終了後はホールからC棟前あたりまで後輩たちが花道を作ってくれていて、今まで課外活動等で一緒に頑張った仲間が大勢声をかけてくれました☆こんなに素晴らしい仲間たちに送り出してもらえるなんて、本当に自分は幸せ者です!(笑)   ▲(写真左)河野学科長から看護医療学科の皆に卒業証書・学位記を手渡しして頂きました♪ ▲(写真右)畿友会の後輩たちからもサプライズ!一人ひとりからのメッセージ入り卒業証書(^^)   ▲一緒に活動してきた仲間たちと♪ 4年間いろんなことをやって来て良かった(^^)   また、オープンキャンパススタッフの後輩たちは、人間環境デザイン学科3回生の清水君が中心となってメッセージムービーを作ってくれました♪ 今まで一緒にオープンキャンパススタッフを頑張った様々な学科・学年の37人もの仲間たち一人ひとりが温かいメッセージを贈ってくれました♪ 卒業式本番では持ちこたえたものの、さすがにこのムービーを見せてもらった時には一気に涙腺が崩壊してしまいました(笑) 本当に、最高の仲間たちです(^^) 規模が小さい分、先輩も同期も後輩も、そして教職員の皆さんもすごく距離が近くてすぐに親密になれるのが畿央大学の良いところの一つだと、改めて思いました(^^) 特に、様々な課外活動やボランティアに参加して、よりその輪が広がったのだと思います♪ 畿央大学に入学して本当に良かった、生涯の財産とも言うべき一期一会を得られて本当に良かったと実感した1日でした! 卒業式は終わりましたが、まだ大学関連の活動には参加させて頂く予定です♪☆ その様子を綴った記事も書かせて頂く予定なので、広報スタッフの卒業はもう少し先(笑) 3月末までもうしばらくよろしくお願いします(^^) いよいよ年度末!看護師国家試験と保健師国家試験の合格発表(25日)もあともう少し。 実は、これらの国家試験の合格発表は、卒業式の後にあるんです(ちなみに、養護教諭二種については、保健師の国家試験に合格し、且つ所定の単位を修めている場合に申請で免許が付与されるので、試験は無いんです☆)。 新しい学年、新しい門出etc… 期待と不安の入り混じった季節ですね☆それでは皆さん、また次の記事で!!(^^)   ▲TASKの勉強会にもまだまだ参加してます♪♪ この日は認知症について!現場で役立つ知識ですね(^^)

2016.03.22

短期語学留学プログラム2015 in カナダ vol.5~バンクーバーでの自由時間!

2016年2月27日(土)から3月15日(火)にかけて、20名の畿央生がカナダのヴィクトリアでの短期語学留学プログラムに参加しています。学生からのレポート、第5弾!最後まで海外を楽しんだようです。   ●3月12日(土)から3月14日(月)まではバンクーバーで自由行動でした。12日はバンクーバーに夕方に着き、14日は朝から出発なので、13日の1日しか観光できる時間はありませんでしたが、とても充実した2泊3日になりました。 12日の夕方はメンバー全員で夕ご飯を食べました。あまり話す機会のなかった方とも話せて、さらにメンバーの仲が深まったと思います。     13日は1日時間があったのでバンクーバーを観光しました。ダウンタウンではパレードが行われていたり、大きな図書館や水族館もあり、とても楽しかったです。また、ホテルの中では上回生の方からこれからの学校生活のことでアドバイスをしてもらいとても参考になりました。 この2泊3日はほんとにみんなの仲が深まり楽しいものになりました。それと同時に留学が終わりに近づいていることを感じとても寂しい気持ちにもなりました。 現代教育学科1回生 後谷悠斗       ●現代教育学科2回生の西皓平です。バンクーバーでの自由時間の様子をご紹介します。1日の始まりはエンパイアーランドマークホテル42階での朝食。バンクーバーの美しい街を見下ろしながらの朝食は最高でした。     1日しか残されていないバンクーバーでの時間。私は友達と今日1日の予定を立て、ホテルを後にしました。午前中は観光を中心に、バンクーバーのレトロな雰囲気が漂う街を散策しました。最初に立ち寄ったのはバンクーバー発祥の地であるガスタウン。ショップや飲食店が多く並び、多くの観光客でにぎわっていました。昼食後は19番のバスに乗り換え、スタンレーパークへ。美しい西海岸の自然を探索しているうちに、バンクーバー水族館に到着。水族館は時間の都合上観光できませんでしたが、隣にあるショップに立ち寄り、お土産などを選びました。その後、私たちは買い物をするためにキッツィラノ通りへ行きました。キッツィラノ通り周辺にはおしゃれなカフェやレストラン、雑貨店など数多くの店が立ち並んでおり、充実した時間を送ることができました。カナダに行く前から狙っていたアークテリクスというブランドのマウンテンパーカーもこの通りにありました。一度ホテルに戻り、メンバー20人でホテル近くの日本食レストランで晩御飯を食べました。     バンクーバーはショッピングや散歩などが楽しめ、都市と自然が融合している素敵な街でした。ぜひ機会があればもう一度訪れてみたいです。 現代教育学科2回生 西皓平       ●こんにちは。看護医療学科2回生の内藤咲です。私はバンクーバーでの自由時間についてレポートしたいと思います。バンクーバーは今の時期が雨期であるため、私たちが観光できる日もあいにくの雨でした。まず1日目。ビクトリアからバンクーバーに移動する日は、16:00頃に到着したため、Randy先生を含めみんなで晩御飯を食べに行きました。カナダではありますが、モンゴル料理のビュッフェに行きました。     次の日は丸一日観光できる日でしたが、あいにくの雨でした。しかし午前中は土砂降りではなく、小雨で降ったりやんだりだったので、私はキャピラノブリッジという全長127mもあるつり橋を渡りに行きました。思っているよりも長く、渡りきるのに5分程度かかりました。ただ立っているだけでも揺れているつり橋を渡るには勇気がいり、友人と叫びながら必死にわたっていると通りすがりの観光客の方に笑われました(笑)     一番長いつり橋はこれでしたが、他にもたくさんつり橋があり、まるでツリーハウスを行き来しているような感覚でした。大自然に囲まれていて楽しかったです。     たくさんの景色を見れた中で最も気になったのが木にきのこ?のような物が生えていたことです。本当にきのこかどうかは分かりませんが、本当の自然に触れられたような、そんな気がしました。ちょうど終盤に差し掛かるころに雨が降りはじめ、ご飯を食べにダウンタウンまで戻りました。雨でなければサイクリングをしたかったのですが、雨が降ったおかげでできたこの体験はよかったと思います。キャピラノブリッジに行くときには市営のバスではなく、無料のバスで行くことができたので幸せでした。自分の未熟な英語でも伝えたいと思えば伝わることが分かったし、本当にいい経験ができたのでよかったです。次にバンクーバーに行ったときはサイクリングがしたいです。 看護医療学科2回生 内藤咲     【関連記事】 短期語学留学プログラム2015 in カナダ vol.4~Week 2、授業・課外での様子! 短期語学留学プログラム2015 in カナダ vol.3~Week 1、授業・課外での様子! 短期語学留学プログラム2015 in カナダ vol.2~学校が始まるまでの様子! 短期語学留学プログラム2015 in カナダ vol.1~いよいよ出発! カナダでの短期語学留学プログラム2015、スタート!

2016.03.18

卒業生の論文が国際雑誌Journal of Physical Therapy Science 誌に掲載!~理学療法学科

理学療法学科4期生、飛田良さんの論文が国際雑誌Journal of Physical Therapy Science [Vol.28(2016) No.2 February p.621-625]に掲載されました!以下、飛田さんによる研究内容の紹介です。     この研究は、わが国における80歳以上の心臓手術(冠動脈バイパス術)後患者の心臓リハビリテーションにおける歩行自立の目安を6日と示したものです。   「Clinical characteristics of functional recovery after coronary artery bypass graft surgery in Japanese octogenarians」 Ryo T, Kentaro I, Kenta K, Satoshi Y, Masayuki T, Keisuke O, Tomoyuki M, Satoko O, Megumi K, Yusuke H, Michitaka K, Masakazu S, Koji S, Tetsuya T.   本研究は、所属する滋賀医科大学医学部附属病院が参加している「Cardiovascular surgery Physiotherapy Network 略称:*CPN」の活動の一環として、第78回 日本循環器学会 学術集会にて発表した内容であり、その後当雑誌に投稿し掲載の運びとなりました。   *CPN…わが国における心臓血管外科術後理学療法の実態把握と普及、およびエビデンス構築のために代表世話人である東京工科大学 高橋哲也教授が中心となって設立された全国規模のネットワークのこと。活動内容は、主に施設間でのデータベースの構築や共同研究の実施、本会主催によるセミナーの開催などを行っている。H28年3月現在で参加施設数は、24施設となっている。   未曽有の超高齢社会に突入しているわが国における80歳以上の冠動脈バイパス術(Coronary artery bypass grafting; CABG)後患者の身体機能の回復について、80歳未満の患者と比較しその特徴を明らかにしたものであり、世界に向けて超高齢者を対象とした多施設共同研究です。対象は、当時CPNに所属していた全国12施設で手術を受けられた927例を対象としました。それを80歳未満群(840例)と80歳以上群(87例)の2群に分け、術後のリハビリテーションの進行状況(座位・立位・歩行練習の開始日、病棟内歩行自立日数)を比較しました。結果より、わが国では80歳以上のCABG後患者は、80歳未満の患者と比べて歩行自立にいたる日数がやや遅れるものの、手術後早期から立位や歩行を開始することができており、80歳未満の患者と同等に早期離床・歩行自立が獲得できました。本研究により、80歳以上の超高齢CABG後患者であっても術後の理学療法に対して臆する事なく、リハビリテーションを進められるという根拠になり得ると考えます。     滋賀医科大学医学部附属病院 リハビリテーション部 理学療法士 飛田良(理学療法学科4期生)