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畿央の学びと研究
2016.06.30
管理栄養士養成課程を持つ4大学と交流会を行いました!~ヘルスチーム菜良
6月19日(日)、奈良県の管理栄養士養成課程大学[畿央大学、近畿大学、奈良女子大学、帝塚山大学]のヘルスチーム菜良※が合同で、帝塚山大学にて四大学交流会を行いました。 ※ヘルスチーム菜良は、管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、奈良女子大学、帝塚山大学)で構成され、食育・啓蒙活動などに取り組んでいます。 畿央大学からは12名が参加し、4大学合わせると参加人数69名と大規模に行われました。 最初に、各大学による昨年度のヘルスチーム菜良としての活動をプレゼン形式で発表し合いました。 畿央大学は御所市のコミュニティカフェでの活動を発表しました。地域の方々に食育サッとシステム(フードモデル)を利用してご自身が食べている食事がどのくらいの栄養価があるのかを調べ、よりバランスのよい食事にするにはどうすればよいかをアドバイスさせていただきました。私たちの知識を実際に使える機会があるということは、嬉しいことだと思いました。 その後は各大学から持ち寄ったお菓子を食べながら「今後のヘルスチーム菜良でやりたいこと」についてグループディスカッションを行いました。出た意見の中には「フルコースを作りたい」や、「4大学合同で料理を作りたい」など、料理に関する意見が多く見受けられました。このディスカッションで出た意見を参考に、今年一年の活動を考える予定です。 (左上 畿央大学:ナッツのビスコッティ、左下 帝塚山大学:マシュグラバー、右下 近畿大学:大和茶のガトーショコラ、右上 奈良女子大学:ブルーベリーヨーグルトケーキ) そんな共通の目標を考えるディスカッションや美味しいお菓子のおかげで、和やかな雰囲気とともに交流会が終了しました。4大学それぞれの個性が見受けられましたが、管理栄養士を目指して頑張っている姿勢はどの学校も共通していると感じました。 これからも4大学のヘルスチーム菜良で仲良く活動していきたいです! 健康栄養学科2回生 太田貴子 【関連記事】 ヘルスチーム菜良が農林水産省「食育推進ボランティア表彰」を受賞しました。 御所市連携コミュニティカフェ~「太極拳(第3回)」「SATシステム」!
2016.06.24
看護医療学科「母性看護学援助論Ⅱ」レポート!
看護医療学科3年次配当「母性看護学援助論Ⅱ」について、教員からレポートが届きました! 6月23日(木)1・2時限目に行われた「新生児の観察の実技発表」は先週から引き続いて2回に渡って行われ、今日がファイナルの発表会となりました。 1・2組と3・4組がそれぞれに9つのグループに分かれて、各グループの発表を全員で振り返り次のグループに繋いでいくことを9回繰り返すことで、8月末から始まる母性看護学実習時に最高の技術を提供するための準備をしてきました。 援助項目は出生直後~生後4・5日目までのベビーを対象とした、 ① 状況設定と援助の方向性、看護目標・援助目標の発表 ② バイタルサインの測定 ③ 全身の観察 ④ おむつ交換 です。これらをおよそ15分で行います。 「緊張して忘れた」「こうすればよかった」など、いざやってみると思うようにできないというジレンマを感じながらも、一生懸命に取り組む学生さんの姿はとても微笑ましく、フレッシュな感性や持ち前のやさしさは見習うべきところだと感じました。また、実際の臨地実習を想定した体験や緊張感を経験できたことは、学生さんには良い学びになったようでした。 今年の実習ではどんなドラマが待っているのかな?みんなと実習に行くのが楽しみです。一緒に頑張りましょう! 看護医療学科 講師 藤澤弘枝
2016.06.23
「平成28年度障害児教育実践研究会夏季研究大会」ご案内
障害児教育実践研究会夏季研究大会を下記のように開催します。 障害児教育にかかわる多くの皆さんとともに、実践課題を語り合いたいと考えています。 会場は奈良県奈良市の「かんぽの宿奈良」で、平城宮跡の西側に位置しています。 「大和は国のまほろば」といわれる奈良の魅力を存分に味わっていただくとともに、充実した研究大会にしていきたいと思います。多くの方のご参加をお待ちしています。 日時 平成28年8月20日(土)13時~21日(日)正午 会場 かんぽの宿奈良 TEL:0742-33-2351 ※駐車場は要予約 会費 宿泊の方 1泊2食 ¥18000(会員には研究会より1000円補助) 学生 ¥14000 申込・連絡先 平成28年度夏合宿事務局 渡邉健治(畿央大学教育学部) 渡邉携帯:090-6494-3561 メールアドレス:kjwata2437@msn.com 【2016年度障害児教育実践研究会夏季研究大会日程】 8/20(土) 12:30 受付開始 13:00 開会式 13:05~14:25(80分) シンポジウム1 特別支援学級教育の実践 コーディネーター 高橋浩平(東京都杉並区立杉並第4小学校長) 座長 高橋浩平 報告1.荒井久恵(東京都文京区立柳町小学校) 報告2. 塚田倫子(東京都世田谷区立祖師谷小学校) 指定討論 鶴田菜穂子(東京都府中けあき学園教諭) 廣内絵美(京都教育大学附属特別支援学校教諭) 14:30~15:50(80分) シンポジウム2 インクルーシブ教育の推進 コーディネーター 丹羽登(関西学院大学教授) 座長 奥住秀之(東京学芸大学准教授) 報告1.丹羽登 報告2.半澤嘉博(東京家政大学教授) 報告3.石坂光敏(東京都日野市東光寺小学校教諭) 指定討論 中西郁(都立北特別支援学校長) 田中謙(山梨県立大学専任講師) 15:55~17:25(80分) シンポジウム3 「知的障害教育における学力問題Ⅲ」 コーディネーター 渡邉健治(畿央大学教授) 座長 岩井雄(十文字学園女子大学教授) 報告1.渡邉健治 報告2.日高浩一(都立水元特別支援学校主幹教諭) 報告3.明官 茂(国立特別支援教育総合研究所上席総括研究員) 指定討論 蓮香美園(東京学芸大学附属特別支援学校主任教諭) 大鹿綾(筑波技術大学講師) 17:30~18:30(60分) ポスター発表 18:30~19:30 夕食 19:30~20:30 入浴 20:40~ 懇親会 8/21(日) 8:50 受付開始 9:00~10:20(80分) シンポジウム4 各自治体における特別支援教育の現状と課題 コーディネーター 金澤貴之(群馬大学教授) 座長 金澤貴之 報告1.相沢雅文(京都教育大学教授) 京都について 報告2.金澤貴之 群馬県について 報告3.小林徹(郡山女子大学短期大学部准教授) 10:35~11:55(80分) シンポジウム5 重度障害児の教育実践 コーディネーター 早川透(京都教育大学附属特別支援学校教諭) 司会 早川 透 報告1.早川透 報告2.石丸良成(都立府中けあきの森学園教諭) 報告3.後藤貴久(都立北特別支援学校教諭) 指定討論 堀口潤一郎 渡邉流理也(新潟大学准教授) 11:55~ 閉会式
2016.06.22
第17回国際嗅覚味覚シンポジウムで健康科学研究所プロジェクト研究の成果を発表!~健康栄養学科・健康科学研究科
畿央大学健康科学研究所プロジェクト研究・課題名「おいしさと健康に留意した調理理論と実践」 研究代表者:山本 隆)の研究成果を、6月6日(月)から9日(木)に横浜のPacifico Yokohamaで開催された第17回国際嗅覚味覚シンポジウムにて発表しました。発表者は本学健康栄養学科の上地加容子教授と大学院修士課程1年の水田晴野さんでした。 〈演題名〉 Conditioned flavor preferences with umami solutions in weanling rats 「離乳期ラットにおけるうま味溶液による条件付けフレーバー嗜好学習」 K. Ueji and T. Yamamoto(上地加容子、山本 隆、畿央大学・健康栄養学科) Addition of ornithine to miso soup increases its preference in mice 「オルニチンは味噌汁のおいしさを増強する -マウスを用いての嗜好実験-」 H. Mizuta and T. Yamamoto(水田晴野、山本 隆、畿央大学・健康栄養学科) 国際嗅覚味覚シンポジウム(International Symposium on Olfaction and Taste、ISOT)は4年毎に、アメリカ、ヨーロッパ、日本が回り持ちで開催する学会で、味覚と嗅覚の末梢受容体から脳機序、基礎医学から臨床、食品から調理にかけての幅広いテーマにつき研究発表と討議をします。今回は、800人以上の参加者があり、そのうち外国人は約350人でした。ちなみに、12年前に京都で開催されたISOTの組織委員長は山本 隆教授でした。 ISOTに先立つ6月4日(土)には味覚の最先端研究をピックアップしたサテライトシンポジウムが東大の一条ホールにて開催され、山本教授は離乳期ラットの味覚と嗅覚の嗜好学習について発表をしました。 また、5日(日)には、「うま味(umami)」に関する国際シンポジウムが開かれ、うま味インフォメーションセンターの理事長でもある山本教授はアメリカ、イタリアからの研究者と共に壇上に上がり、「うま味の健康価値を科学するという」パネルディスカッションに参加しました。 ISOT終了後の10日(金)には、日本獣医生命科学大学にて、「コク(koku)」に関する国際シンポジウムが開催され、山本教授はコクの概念、コクを増強する物質の作用機序に関する研究成果を報告しました。我々日本人には馴染みの「コク」について、その定義やおいしさにおける意義などを欧米人やアジアの人とともに討議した最初の国際会議でした。
2016.06.21
看護医療学科研究授業レポート~「老年看護学援助論Ⅱ」
看護医療学科の研究授業が、6月9日(木) 3・4限に行われました。教職員は、延べ23人の参加がありました。 授業科目は、3年次前期に開講される「老年看護学援助論Ⅱ」(1単位・30時間)の講義・演習科目で、今回は「高齢者疑似体験into aging」という演習形態でした。 加齢に伴う高齢者の身体的・精神的変化を疑似体験することを目的に、学生は事前学習として、高齢者に対するイメージや呼ばれたい名前、生きたい年齢について事前学習シートに記入して演習に臨みました。 (教員によるデモンストレーション) 演習では、学生が「おいたろう」という高齢者疑似体験スーツを着用し、1人15分間でAコース(身体機能の低下体験)とBコースのいずれかを体験します。装具を取り外すと「こんなに聞こえやすい」「楽になった」と高齢者の加齢に伴う変化を実感していました。 (Aコース 老視の体験:新聞を読む) (Aコース 巧緻性の低下の体験:Kio スーパーで買い物をする) (Bコース ポータブルトイレの立ちしゃがみ) そして、6月17日(金) には、9人の教員で授業研究も行われました。 その中で、まとめの時間が少ないので学生が共有しにくいのではないか、という意見がありました。また、演習場所が今回は看護実習室のみでしたが、以前は大学内の庭や校舎などで行っていたこともあり、畳を使うなどの方法もよいのではないかという意見がありました。また全部の時間を使って演習するのではなく、途中でまとめの時間をとってしめるという方法もある、など多くの意見をいただきました。 次年度の演習でこれらの意見を参考にさせていただこうと思います。 文責:山崎尚美、南部登志江
2016.06.20
ヘルスチーム菜良が農林水産省「食育推進ボランティア表彰」を受賞しました。
健康栄養学科の学生有志が参加している「ヘルスチーム菜良」が農林水産省の「食育推進ボランティア表彰」を受賞しました。食育の推進にボランティアの役割が重要であり、食育活動の推進を奨励するため、他の地域においても食育活動を推進する上で参考となりうるような先進的な取組をしているボランティアを表彰する制度です。平成28年6月11日(土)に福島県で開催された「第11回食育推進全国大会」において、その表彰式が行われました。 ヘルスチーム菜良は2009(平成21)年度から活動を開始し、学内外で数多くの食育推進活動を行ってきました。この成果が認められも今回の表彰につながりました。本年度は健康栄養学科の1回生から3回生までの65名が参加しています。 【昨年度の活動】 ①学外での活動 奈良食育文化祭、健康お出かけフェスタ、奈良県未来事業、広陵町食育イベント、橿原市ふれあいいきいき祭、太子町たいし聖徳市などで食育さっとシステムによる栄養診断やヘルシーメニューの紹介、学食メニュー開発等 ②学内での活動 学食メニュー開発、オープンキャンパスでの栄養診断、畿央祭での三色食品群のクイズ・紙芝居等 【喜びの言葉】 〇ヘルスチーム菜良の畿央大学代表として、地域の食育フェスティバルや、文化祭など様々な取り組みに積極的に参加してきました。人との繋がりを、大切にし食育の推進に力を注ぎました。その活動が認められ表彰されたことが大変嬉しく思います。今後も奈良県をはじめとし食育の推進に貢献できるよう力を注ぎたいと考えています。(4回生 篠田有希) 〇ヘルスチームは学内外の様々なイベントで食育の活動をしています。地域の方々と実際にかかわることで新たな学びや気づきがあり、自分の成長につながると感じています。農林水産省の表彰を受けたと聞いて大変嬉しいです。より一層、積極的に活動していきたいと思いました。(3回生 品川愛) 〇これまでにヘルスチーム菜良(4大学)は様々な食育活動を行ってきました。今回の表彰はとても嬉しく、今後のヘルスチームの更なる躍進に繋がって行きます。これからもヘルスチームの一員として様々な人に食育活動を行っていきます。 (2回生 板越優希) 〇この度、ヘルスチーム菜良が「食育推進ボランティア表彰」の受賞することが決まり、同じチームの一員として大変嬉しく思います。今回の受賞を励みとし、これからのヘルスチーム菜良の活動をより一層頑張っていきたいです。そして、多くの方に食育を通して食事の楽しさ・大切さを伝えていきたいと思いました。(2回生 䋆田ななえ) 健康栄養学科ヘルスチーム菜良 【ヘルスチーム菜良関連記事】 健康栄養学科ヘルスチーム菜良による学食コラボランチ第4弾~クリスマスのプレゼントランチ! 健康栄養学科ヘルスチーム菜良による学食コラボランチ第3弾~カルシウムをたっぷりとろう! 健康栄養学科ヘルスチーム菜良による学食コラボランチ第3弾 12月17日発売!! 健康栄養学科ヘルスチーム菜良による学食コラボランチ発売報告!! 平成27年度 中間報告会を開催!~健康栄養学科ヘルスチーム菜良 健康栄養学科ヘルスチーム菜良による学食コラボランチ発売のお知らせ!! 子ども向け食育イベントを畿央祭で開催!~健康栄養学科ヘルスチーム菜良 ヘルスチーム菜良による学食コラボランチメニューを提供!~健康栄養学科 オープンキャンパスの『食育SATシステム』体験に協力!~健康栄養学科ヘルスチーム菜良 ヘルスチーム菜良~本学で4大学交流会開催! 奈良県主催『お出かけ健康フェスタ2015』に参加しました~健康栄養学科ヘルスチーム菜良
2016.06.20
近鉄連携「香芝SAフードコートメニュー開発プロジェクト」レシピ検討会を行いました。
食品開発に関心のある健康栄養学科学生10チーム36名がグランプリを競っています! 畿央大学は平成28年度株式会社近鉄リテーリングと連携し、西名阪高速道路香芝サービスエリア(以下、SA)上下線のフードコートで販売される大和ポークを使った丼物メニュー開発を進めています。昨年度は同SAカフェメニューを開発し現在人気メニュー(グランプリ賞:はちみつジュレの太陽さんさんゼリー、準グランプリ賞:姫のホット抹茶ラテとかぐや姫の抹茶フローズン)として販売されています。 2016(平成28)年6月16日(木)畿央大学健康栄養学科(指導教員:中谷友香先生、餅田尚子先生)の商品開発に興味のある学生10チーム36名が参加してレシピ検討会が行なわれました。 学生たちはチームに分かれて丼メニューを作りはじめ、17時から近鉄SAの方々に改良点を指摘していただく検討会がスタートしました。近鉄SAから5名、西日本NEXCOから3名が相談員として来ていただきました。学生からは、迷っている調理方法について、また味付けなどについてなど多くの質問を投げかけ、各相談員の方々から即座に回答をいただきました。いただいたアドバイスを活かし、最終審査に向けてレシピに磨きをかけていきます。 近鉄SAや西日本NEXCOの方々も途中休憩を挟んでいますが、1チーム平均約10~15分、10チームで2時間を超えるレシピ検討会になりました。 概して仕上がり具合がハイレベルでしたが、それでもなお手直しする箇所があり、お客様へのセールスポイントがネーミングや味、食の色彩感覚にはっきり表現されているかが重要です。いよいよ7月9日(土)12時から、『香芝「まほろば」SA新フードコートメニュー創作コンテスト』が開催されます。審査員をうならせる絶品の丼物メニューがいくつ出てくるか、楽しみです!! 【関連記事】 近鉄連携「香芝サービスエリア 丼物メニュー開発」質問会を開催しました。 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」がスタートしました。 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」~第1回目プレゼンテーション会を開催!
2016.06.17
中学校一日見学実習を行いました!~現代教育学科
中学校英語科の教員免許取得のためには、教育実習を中学校で行う必要があります。その教育実習に向けて中学校における学習指導、生徒指導及び生徒の実態を実践的、体験的に学ぶため、畿央大学と包括連携をしている香芝市にある香芝市立香芝北中学校、香芝中学校、香芝東中学校で一日見学実習をさせて頂きました。 事前指導や見学実習について、学生目線でその様子を報告します。 まずは、3つの事前指導から。 〇事前指導1-本村先生による講義(教育実習に向けて-中学校での学習指導、生活指導について) 教育学部現代教育学科4回生 安元健治 2016年4月21日(木)の3限目に香芝市立香芝中学校、教務主任の本村先生にお越しいただき、特別講義が行われました。講義では、教師の仕事内容や学校現場の現状と課題等についてわかりやすく話してくださりました。 中でも、教師には責任感や積極性等の「人間性」がベースとして重要だと仰っていたことが深く印象に残りました。また、飲食店でのトラブルの実例からそれぞれの立場(店員さん、お客さんなど)に立って物事を考える演習もあり、楽しく学ぶことができました。 お話を聞いて、改めて教師は大変だと感じましたが、それ以上にやりがいのある素晴らしい仕事だと思いました。講義の後には質疑応答もあり、現場の先生から直接話が聞ける貴重な機会となりました。 〇事前指導2-各中学校での指導 (中学校1日見学事前訪問) 現代教育学科4回生 伊藤宗聡 この日は1日実習に行く中学校に事前訪問を行い、一日の流れや生徒の特徴、注意事項についてなどのお話をしていただきました。中学校に入らせていただいた時、初めての中学校現場で緊張と不安がありましたが、校長先生はじめ先生方のご配慮のおかげで落ち着くことができました。その後、香芝東中学校の学校や生徒の特徴について詳しく説明をして頂きました。クラスの人数が多いことや中学校に給食がなくお弁当を頼む仕組みになっていることがとても印象的でした。また、我々学生からの質問についても丁寧に答えてくださり、生徒との交流や英語の授業実践について学びたいという思いはより強くなりました。 〇事前指導3-出井先生による講義 (中学校での英語指導について) 現代教育学科4回生 土山小梅 香芝市立香芝北中学校、英語科教諭の出井先生が来てくださり、私たち大学生を中学生と見立てて授業をしてくださいました。出井先生は、英語で授業をすることに長年取り組んでおられます。私達は、英語科指導法の授業でも、50分間すべて英語で行う授業をどのように組み立てるかについて、普段から勉強しているため、出井先生のオールイングリッシュの授業は非常に魅力的でした。 数字を使ったクイズ式の自己紹介から始まり、生徒同士がペアになって行うリーディング活動、友達と質問し合うスピーキング活動など、気づけば生徒側の私たちもたくさん英語を話していました。なにより驚いたことが、授業開始直後は緊張もあり英語を聞き取ることに必死になっていましたが、段々と手を挙げ発言する学生も増え、出井先生の英語の指示や説明を聞き取ることができていました。この50分で私たちのリスニング力が上がったように感じる瞬間でした。 なかなか実際の中学校の先生の授業を受けることが無いので本当に貴重な時間になりました。 2016年5月19日(木)中学校一日見学実習 〇香芝市立香芝北中学校での一日見学実習について 現代教育学科4回生 土山小梅 私は、香芝市立香芝北中学校へ行かせていただきました。中学生の様子を見ることはあまりないので少し緊張しましたが校門で元気よく挨拶をする生徒たちをみて、とてもわくわくしました。いろいろな学年の英語の授業を見せていただき、この日は幸運なことにALTのハニ先生もいらっしゃり、私たちまで楽しくなるような授業を見学させていただきました。 ティームティーチングやクラスルームイングリッシュなど、実際の現場の様子が見学できました。また、英語だけではなく、特別支援学級の「生活」にもお邪魔させていただき、作法について子どもたちと一緒に勉強させていただきました。お茶の出し方、いただき方など実践しながら楽しく学びました。放課後には職員研修に参加させていただき、食物アレルギーについて改めて考えさせられる時間になりました。香芝北中学では2学期から学校給食が始まるため、アレルギーをもった生徒への対応や「エピペン」の打ち方などを実際に練習しながら学べました。全てが貴重な時間となった1日見学でした。 〇香芝市立香芝中学校での一日見学実習について 現代教育学科4回生 安元健治 5月19日(木)、この日、私は香芝中学校にお邪魔してきました。 当日はまず、校門に立って挨拶運動からスタートしました。生徒たちの明るい元気な声で朝からパワーをもらいました。 1時間目からは英語の授業を中心に見学しました。それぞれの授業を見学する中で、学年やクラスによって雰囲気に違いがあり、また先生の教え方にも様々な工夫が見受けられました。昼食は1年生のクラスで、生徒と一緒に食べました。楽しく会話していると、すぐに時間が過ぎてしまいました。 放課後は、中間テストを控えているということで質問教室が開かれました。1年生からの質問に答えつつ、一緒に勉強しました。放課後になっても生徒たちに疲れた様子はなく、終始賑やかな雰囲気の中で行われました。 長いと思っていた1日見学も終わってみればあっという間。新鮮で勉強になることばかりで、充実した1日となりました。 〇香芝市立香芝東中学校での一日見学実習について 現代教育学科4回生 伊藤宗聡 私は5月19日(木)に香芝東中学校で一日見学をさせていただきました。当日の朝は、まず校門で登校する生徒に挨拶活動を行った後、職員朝礼で紹介していただき、ご挨拶しました。朝のスタートタイムから午後の終会までの一日で6クラス分の英語の授業を見せていただきました。その中でも特に印象的だったところについて書こうと思います。 中学校1年生の授業において、既に学習した会話の文章を二人一組になって読みあうという活動がありました。しばらく二人で練習させた後、1グループずつ前に出て発表する活動になりました。この発表は全グループがやりました。私は、この発表活動を見ているときに子供たちのパフォーマンスについて、ある生徒は大きな声で話し、またある生徒は感情をこめて話していて、生徒一人ひとりの個性の強さを感じました。また発表の後に、英語ノートの書き方について細かく採点することやそれが成績に影響することなどを詳しく説明されていたのも印象的でした。 授業のあとの懇談において、このことについて先生が「自分で学ぶことができるようにしてあげたい」と話していたことがとても印象に残っています。なぜならそのときの先生の話は、教師としての熱意にあふれ、生徒のことを深く考えていらっしゃることがわかったからです 私は香芝東中学校に行って生徒それぞれの個性とそれに応える教師の授業作りを目で見て肌で感じることができました。そして、それを支えるものとして、教師が生徒に強い思いをもっていることが重要だと感じました。教育実習のためにも、生徒のことを考える熱意を忘れないで、これからも学んで行きたいと考えています。 続いて、この実習に参加した学生の声を紹介します。 実習前に貴重な経験をさせて頂きました。授業をする際には生徒のことを第一に考えて、生徒がわかる授業をするためにはどうしたらよいのか。生徒が興味を持つためにはどのような授業をしたらよいのか。それらを考えながら、創造性を組み込んだ授業をつくっていきたいと考えています。(教育学部現代教育学科4回生 広常 元) 改めて机上の学習や知識だけでは足りない事を、実際に自分の目で学校の実態を見て感じました。まず、最初に驚いたことは、子ども達がとても素直で学習に対し意欲的であることです。朝、教室に入ると既に教室は静か、更には全員が自主学習をしていました。毎朝学級全体でプリントの答え合わせをする時間、と朝の時間を生かし、学習へのスタートをよりよくきれるようにされていました。また、担任の先生は子ども達と授業の時間だけでなく、昼食の時間も通して信頼関係を結ばれているように感じました。そのような先生方の不断の努力のおかげで学級経営もスムーズに、また子ども達自身も学習に自主的に取り組むことができるのだと思います。(教育学部現代教育学科4回生 藤井 花純) 私が中学生のときや実習校ではデジタル教科書もなく、テレビやパソコンを使った授業は行われていませんでした。奈良県は特にデジタル教科書が普及していると伺い、授業もスムーズに進めておられました。テスト前の授業ということで、細かいところまでしっかり指導していらっしゃいました。1年生の授業では、コンマやピリオドなどの基礎を繰り返し指導をされていて、1年生のこの時期だからこそ、基礎を大切にしていることを感じました。英語を楽しんでほしいけれども、基礎をきちんと指導していくことも大切だということを改めて感じました。(教育学部現代教育学科4回生 板倉 加奈) 「英語学習はとにかく実際に英語を使い、練習させることが大切である。もちろん知識を増やすことも大切だが、教師が教えることを聞いているだけでは知識はとんで行ってしまう。英語に親しませるために、文法を気にするよりも、英語を話すことに挑戦することが大切だと伝え、教師は、“ゆっくり、はっきり”英語を発音していくことが重要だ」とALTと担当してくださった先生から、教えていただいた。これらの学んだことを活かし、実りある教育実習にできるように、教材研究や授業づくり、生徒との関係づくりを大切にしようと改めて思った。(教育学部現代教育学科4回生 熨斗阿里咲) 本村先生が仰っていた生徒のモチベーションの上げさせ方にも気づいたことがあった。チャレンジをした生徒にシールをあげたり、積極的に机間指導をして声かけをして、生徒が発言しやすいような雰囲気づくりをされていた。そして、どの先生方も間違えた生徒に対して、チャレンジしたことを褒める言葉をかけておられたことに気付いた。自分が授業をするときにも、生徒のモチベーションの上げさせ方に注意して進めていこうと思った。(教育学部現代教育学科4回生 卯城 拓人) いよいよこれから、中学校への英語科教育実習が始まります。畿央大学で得たこと、学んだこと、一日見学などの実習事前指導で得たことを持って実習に臨み、中学校でさらにたくさんの事に気づき、学んできます! 報告 教育学部 現代教育学科 4回生 土山小梅、安元健治、伊藤宗聡
2016.06.16
御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.46~「Kioオレンヂカフェ 分かちあい in 御所」を開催!
畿央大学と御所市、地域住民が共同して運営している「金曜日カフェ~つどい~」で、6月10日(金)に「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」が開催されました。 「Kio オレンヂカフェ 分かち合い in 御所」では毎回、午前が「認知症サポーター養成講座」として認知症の講演、午後は「認知症の人の介護について語る会」として認知症の方とそのご家族、介護経験者、専門家などによる話し合いの場を設けます。この日の参加者は午前17名、午後6名で、三郷町の地域包括支援センターの方が2名見学に来られていました。また、久しぶりに齋藤功子先生が滋賀から駆けつけて下さり、参加者の方々と楽しくおしゃべりされていました。 今回は午前の認知症サポーター養成講座の中で、最初に『1本の傘』というDVDを視聴しました。夫が若年性アルツハイマーになられたご夫婦の困難がとてもよくわかるお話でした。DVDでは雨の中、傘を抱えてずぶ濡れになりながら妻のお迎えに行こうとした夫の様子が描かれており、認知症になってもそれまで大切にしていたことや感情はその人の中に残っているのだということが再認識出来ました。また、その後の講義ではDVDの中で夫が取った行動についての理由や妻の対応はどの様に接すれば良いのかなどが詳しく説明されて理解しやすかったと思います。最後の手遊びでは童心に返り和やかな雰囲気に包まれました。 午後は、認知症の方を介護しておられるご家族や、認知症の家族の会の方、看護師、ケアマネージャー、市民ボランティアなど様々な立場の方々が集い、実際に介護しておられる中で困惑している出来事について話し合いました。 私達は、より多くの方々に認知症を理解していただき、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを提案しています。私達と一緒に認知症について語り合いませんか? ご興味・ご関心がある方は、ぜひ一度、覗いてみてください。たくさんの方のご参加をお待ちしております。 「Kio オレンヂカフェ 分かち合い in 御所」は奇数月の第2金曜日10時~14時(7月,3月は変更)に開催されます。 <今後の予定> 9月9日(金),11月11日(金),1月13日(金)2月10日(金) 看護医療学科 助手 島岡昌代 【Kioオレンヂ喫茶(カフェ)の取り組み】 ●2016年5月19日 御所市連携コミュニティカフェ~平成28年度「Kioオレンヂカフェ 分かちあい in 御所」がスタート! ●2016年2月19日 御所市連携コミュニティカフェ~「Kioオレンヂカフェ 分かちあい in 御所」を開催! ●2015年11月27日 第3回Kioオレンヂ喫茶(カフェ)in和里(にこり)を開催しました~看護医療学科 ●2015年11月17日 御所市連携コミュニティカフェ~「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かちあいin御所」 ●2015年10月1日 Kio オレンヂ喫茶(カフェ) in 和里(にこり)を開催しました。
2016.06.15
学生広報スタッフblog vol.209~理学療法学科の新入生歓迎会レポート!
こんにちは、学生広報スタッフのKです。最近、梅雨入りして雨が降ることが多くなりましたね。理学療法学科1回生は大変なテストも一段落してきたのではないのでしょうか! 報告が遅くなりましたが、今回は少し前にあった理学療法学科の新歓について書こうと思います!5月28日(土)に、石川河川公園で新入生歓迎会をしました。1回生はほぼ全員参加する形で、あわせて約120名が集まりました! 途中から雨も降りだして中々火がつかなかったりしたのですが、何とか1回生が来るまでに間に合いました。いろんな1回生と話すことができたり、2回生同士でも知らないことがわかったりと、楽しくおいしくBBQを楽しむことができました! BBQの後は、レクリエーション!グループ対抗の4択クイズとジェスチャーゲームを行いました。 4択クイズでは、理学らしい「胸鎖関節は何関節でしょう?」という問題から「畿央大学の校歌に畿央大学は何回出てくるか?」「大地の林檎とは何の野菜でしょうか?」までさまざまな問題が出題されました。 ジェスチャーゲームは、班の代表が一人前に出てジェスチャーをし、ほかの人が一緒になって考えるのですが、お題が「骨盤の挙上」などのこれまた理学っぽいものからスマートフォンなど様々なものがあり、たくさん笑わせていただきました!笑 毎年同じ場所で何年も行われている理学療法学科の新歓ですが、企画者さんや今回準備にたくさんの時間を割いてくれた人のおかげで、今年もみなさんが本当に楽しめた新入生歓迎会になったのではないでしょうか! 私は今回皆さんのキラキラの笑顔を写真に収めることができてとても楽しかったです。これからどんどん忙しくなると思いますが、この貴重な機会をきっかけに縦と横の交流を大事にできたらいいですね! ▼企画した理学療法学科2回生
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