カテゴリー
畿央の学びと研究
2013.06.20
奈良県中央卸売市場連携 給食経営管理論実習での奈良県産食材を使った調理メニュー創作第4弾
大和野菜の丸ナスをふんだんに使った“special YAMATO lunch”に舌鼓! 奈良県中央卸売市場と連携して奈良県産食材を使用したレシピ創作の第4弾は、2013(平成25)年6月20日上地加容子先生の給食経営管理論実習(健康栄養学科3回生78名)での“スペシャル大和ランチ”。そのメニューは、①大和丸ナスとチキンのトマトソース掛け、②レタスとしょうがの冷製スープ、③彩りサラダ、④ミルクプリンのあすかルビージャム添えです。6月7日の第2弾目は大和肉鶏という高級食材を使用しましたが給食コストに合わないので今回は普通のチキンです。もちろん、奈良県中央卸売市場さんを通して仕入れています。 丸なすがふんだんに使われていてレタスの冷製スープ、じゃがいものサイコロ状の彩りサラダとともに夏の健康食として女性に人気のメニューになりました。今回のグループも可愛くてとても凝ったディスプレイをしてくれています。 12時過ぎには、この給食は欠かさず冬木智子学長先生と冬木正彦副学長先生の部屋までお持ちして食べていただきます。掛け値なく本当においしいので学長先生はいつも楽しみにしておられます。今回のメニューにも大変満足されて「おいしいですねぇ。やはり地元、奈良の取れたての野菜は違いますね、食べると元気になる気がします」との感想を頂きました。 【関連ブログ】 第2回目メニュー:奈良県中央卸売市場連携 給食経営管理論実習での奈良県産食材を使った調理メニュー創作第2弾 第1回目メニュー:奈良県中央卸売市場連携 給食管理論実習で奈良県産食材を使ったレシピを作っています! 奈良県中央卸売市場と包括的な連携協定を締結しました。 奈良県農林部嶋本次長の講義:奈良県中央卸売市場連携事業がスタートしました
2013.06.19
橿原商工会議所連携「新商品開発」事業 新商品開発マッチング会を開催しました。
農商工連携「しょうが」を使った多彩な創作料理を健康栄養学科学生が提案! 4月17日参加学生の募集説明会から始まった2013(平成25)年度の畿央大学と橿原商工会議所との連携「かしはらの新商品開発」事業はいよいよ最終ラウンドを迎え、6月15日(土)に「事業者とのマッチング会」を開催しました。調理実習室において健康栄養学科(指導教員:浅野恭代教授、金一玲助手)学生11グループ・40名の学生が午後1時から創作料理を作り、講義教室において4時からプレゼンテーション、5時から試食、6時から事業者とのマッチング発表、7時から講評というロングランスケジュールで実施されました。 畿央大学生が創作したレシピの商品化が最終目標で今年で5年目の連携事業ですが、今回は先に商品化していただけそうな事業所様に名乗り上げていただいておりその取扱商品になりそうな「しょうがを使った料理」を学生たちが創作するという、よりマッチングしやすい方式にしています。 11グループから18作品がエントリーされ、材料に湯葉、味噌、抹茶、ほうじ茶、寒天、高菜漬物、餡、生クリーム、甘酒などがショウガにミックスされたバリエーション豊富な作品たちが出来上がりました。 学生にとっては自分たちの作った作品をアピールする「プレゼンテーション」が重要になってきます。しょうがの特徴をどう生かしたか、その商品のターゲットはどのような年齢・男女層なのか、わかりやすいネーミングか、などみなさんにわかり易く説明するのも勉強になります。 事業者、橿原市、同商工会議所、畿央大学教職員らがテーブルに並んだ18作品の試食会に臨みました。 6月6日の試作時と比べると段違いの完成度で、そのままお店に出しても恥ずかしくない逸品揃いです。事業者様がこれは!と思う作品にめぐり会い投票してくれることによりマッチングが成立します。そして今回マッチングしたのは、平宗(柿の葉すし)、ココアイ(野菜ケーキ)、プティアルシェ(洋菓子)、居内商店(昆布・佃煮)、湖月堂(和菓子)、鈴音堂(和菓子)、河合酒造(造り酒屋)の7社(以下の写真順、吉廣橿原物産協会長・業者代表者と一緒に。Eグループは2社)。 もちろん学生が考案したものがそのまま商品化されるのではなく、まだまだクリアしなければならない難関があり、今後改良と検討が行われます。 最後に、第2回および第3回勉強会の講師松田弘子氏から全作品の講評、浅野先生と北田先生からは学生のみなさんへのねぎらいの言葉と橿原市および橿原商工会議所・事業者様への感謝の気持ちが述べられました。 今後、商品化した料理やお菓子は11月下旬に開催される「近鉄百貨店橿原店うまいもの市」で販売される予定です。お楽しみに!! 【前回までのブログ】 橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」事業の第3回勉強会を実施しました。 橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」事業の第2回勉強会を実施しました。 橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」事業で橿原市内見学会を実施しました。 橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」事業の第1回勉強会を実施しました。 橿原商工会議所25年度連携事業「新商品開発プロジェクト」説明会が行われました。
2013.06.14
橿原商工会議所連携「新商品開発事業」しょうがをテーマに第3回勉強会を行いました。
健康栄養学科学生たちが考案した「しょうがレシピ」を調理、 そして松田弘子講師がアドバイス! 今年5年目の橿原商工会議所連携「新商品開発」プロジェクトのテーマ“しょうが”に挑戦している健康栄養学科(参加希望学生11グループ40名、指導教員:浅野恭代教授、金助手、小西助手)の第3回勉強会が、2013(平成25)年6月6日に行われました。この日の講師は第2回目勉強会に続いて、Cooking Studio Vambi主宰・フードコーディネーター・シニア野菜ソムリエとして活躍されている松田弘子先生です。 今回は学生たち11グループがそれぞれ考えてきたしょうがを使ったレシピに基づき調理し、松田先生にアドバイスをしていただき、少しでも商品化に近づけようとの狙いです。 松田弘子先生は9つの調理台に分かれて試作する11グループを順に廻って味見しながら、しょうがの配合度合いや新たなバリエーション等について学生たちの質問に答えていただきました。 橿原商工会議所岡橋守幸iチャレンジ委員長、健康栄養学科浅野先生も学生たちの反応を見守りつつアドバイザーとして加わり、よりよい作品ができることを願っていました。 試作のため見栄えはよくありませんが、ホイップクリームに細かく刻んだしょうがを加えたものやパイケーキ風、中華まん風、春巻き風、おにぎり風、いちご大福、白玉風などさまざまな作品ができました。 商品化希望の業者はパン屋・洋菓子店・柿の葉すし店・湯葉屋・佃煮屋・和菓子屋・酒造など現在11社が名乗り出ており、いよいよ6月15日(土)は本番試作・プレゼンテーション・業者マッチングが行われます。その日までさらに改良されたレシピが出来上がることを期待しています。この日は午後4時30分から開始し8時までかかってみんなで挑戦してくれました。頑張れ!畿央生! 【前回までのブログ】 橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」事業の第2回勉強会を実施しました。 橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」事業で橿原市内見学会を実施しました。 橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」事業の第1回勉強会を実施しました。 橿原商工会議所25年度連携事業「新商品開発プロジェクト」説明会が行われました。
2013.06.11
被災地支援「のびのびキャンプ2013」に向けて~第2回事前セミナーを開催!
こんにちは!今年度の「のびのびキャンプ」の学生代表を務めさせていただく、ひちょりこと現代教育学科3回生の森本敦です! 今年度から学生が主体となり、被災地支援のための「のびのびキャンプ2013」を開催することになりました!不安だったり、わからないことばかりの毎日ですが、福島県のこどもたちの笑顔のために、日々、みんなでがんばっています! さて、5月25日(土)に引き続き、6月1日(土)の3・4限目に第2回のびのびキャンプ事前セミナーを開講しました。今回はキャンプ中に実際に行うプログラムの説明と昨年度体験学生の体験談、そして教育学部永渕泰一郎先生による「こどもとのかかわりかた」についてのセミナーを行っていただきました。 のびのびキャンプにはさまざまなプログラムがあります。緊張している子どもたちと大学生との出会いの際、ゲームをすることで緊張をほぐす「アイスブレイク」、子どもたちのいろんな姿が垣間見える「飯盒炊飯」、気持ちを伝えあってキャンプの締めくくりをする「メッセージタイム」など、他にもたくさんあります。 他のキャンプと共通するプログラムもありますが、その全てのプログラムのバックグラウンドにあるのは「そばにいる安心感」です。キャンプ中、学生は子どもに近い存在であり、ずっとそばにいる存在です。今年は子ども5人に対して学生が3名つく体制で、こどもたち同士、学生とこどもたちの距離がより近づくことを念頭においたプログラムの構成をしています。 のびのびキャンプ2012に参加した学生の体験談では、運営メンバーでもある二回生、めぐ、りなっぱ、あずの3人が昨年のことを振り返りながら、グループワークも交え、話してくれました! 「子どもたちとかかわることで意外な一面や、自分の課題が見つかった。」 「『どんなことをしてあげよう?』という気持ちより、 『相手はどんなことをしてもらいたいんだろう?』と考えることの大切さに気づけた。』 「自分の居場所をまず探してしまったけれど、 こどもたちのことを一番に考えて動かなければいけない。」 など、さまざまな体験・感想を聞くことができました。 また実際にこどもと接した際、自分ならどうする?といったグループワークを参加者全員で行いました。たとえば、 「地震、原発のことをどう思う?」といった質問が来たらどうする? 「活動に参加したくない」というこどもがいたらどうする? 「○○ちゃんと一緒はイヤだ!」というこどもがいたらどうする? という、キャンプでも実際、起こりうることを想定しながら、話し合いました。 さまざまな学部、学年の学生がいるため、いろんな視点からの考えがたくさん出てきました。最善の答えが存在するわけではないけれど、いろんな人の考えを知って引き出しを増やしておくことで、幅広い対応ができるはずです。とても有意義な時間を過ごすことができました。 後半では永渕泰一郎先生に「こどもとのかかわり方」についてのセミナーを行っていただきました。 こどもたちの行動の一つ一つには必ず意味があり、そのバックグラウンドを知り、気持ちを大切にしないといけない。学生はプロフェッショナルではないけど、素朴な関わり方をすることによって、こどもたちとの関係を築くことができること。別れの際のケアをきちんとすること。のびのびキャンプのみならず、さまざまな場面でこどもたちとかかわる際に気に留めておくべきことをご教授いただきました。 過去2年、私も参加してきましたが、悩むことの連続で、思い返せばいろいろ後悔することや、感じたことがたくさんありました。今回、2回生メンバーがその思いを自分達の言葉で伝えてくれて、きっと新たに参加してくれているメンバーにも伝わったと思います。こどもたちのことを一番に考えて、全力を尽くしてキャンプ作りをするのが私たち学生の役目。もしかしたら、その期間内では充実感や感動を実感することが難しいキャンプかもしれません。しかし、こどもたちのことを大切に思って過ごすことで、キャンプが終わって思い返したとき、自分の成長を感じることができるキャンプでもあると思います。 3年目、3回目、まさに集大成となる今年ののびのびキャンプ。偉大な先生方から引き継がせていただくということで、プレッシャーも感じますが、学生主体のよい部分を前面に出して、こどもたちひとりひとりの夏休みの楽しい思い出の1ページが描けるよう、みんなでキャンプをつくっていきます! のびのびキャンプ学生代表 現代教育学科3回生 森本敦 【関連URL】 学生広報スタッフblog vol.72~被災地支援「のびのびキャンプ2013」が始動! 畿央大学のびのびプロジェクトfacebookページ
2013.06.07
奈良県中央卸売市場連携 給食経営管理論実習での奈良県産食材を使った調理メニュー創作第2弾
今回は大和肉鶏をメインディッシュに、野菜盛りだくさんのヘルシー給食が提供されました! 奈良県中央卸売市場と包括的な連携協定を締結して推進している、奈良県産食材をふんだんに使用したレシピ創作で今回登場したのはメインディッシュに「大和肉鶏」。シャモや名古屋コーチンなど3種交配の珍しい品種で長期間飼育するため肉質はきゅっと引き締まった中にも適度な脂肪を含み、歯ごたえがしっかりしていて噛めば噛むほど旨味が出るのが特徴の奈良一押しの食材です。 2013(平成25)年6月6日の給食経営管理論実習(学生78名、指導教員:健康栄養学科上地加容子准教授)のメニューは、①大和肉鶏と野菜の華風焼き、②もやしの豆板醤和え、③コーン中華スープ、④黒ごまプリンで、食材はもちろん奈良県中央卸売市場から仕入れています。 大学の給食実習のメニューで大和肉鶏がこんなに美味しく食べられるなんて、今日の食券を事前申込していた教職員はびっくり! ふだん家庭では購入されない高級食材なので「へぇー、これが話題の大和肉鶏か!」と、しっかり味わっていました。1週間前に売り出される食券は提供される膳数が約100食のため、県中央市場連携事業の評判が大学中に広がって即完売になることが多くなりました。 実習食堂には栄養価やカロリー、食材の特徴がよくわかるように各班が趣向を凝らした手作り看板が掲げられます。これも美味しく食べて、しかも健康になっていただきたいとの一心からです。将来は管理栄養士として病院や学校、給食会社に就職希望している健康栄養学科の学生たちの学びの現れでもあります。 【関連ブログ】 第1回目メニュー:奈良県中央卸売市場連携 給食管理論実習で奈良県産食材を使ったレシピを作っています! 奈良県中央卸売市場と包括的な連携協定を締結しました。 奈良県農林部嶋本次長の講義:奈良県中央卸売市場連携事業がスタートしました
2013.06.06
学生広報スタッフblog vol.71 ~ソーセージの加工実習をレポート!~健康栄養学科
こんにちは。学生広報スタッフの健康栄養学科2回生、仙度光麻です。今回が初投稿です。 大学の授業風景といわれると皆さんはどのような想像をしますか? 大きな教室に長机、たくさんの学生…そのような場面を想像する方が多いのではないかと思います。 では、健康栄養学科の授業風景と聞かれればどうですか?「調理実習」とよく言われますが、それだけではないんです。 実は、調理実習があるのは1回生までです。では2回生からはなにをしているのか。もちろん座学が多いですが、前期では「食品衛生学実験」「調理科学実験」「食品設計開発学演習」という授業があります。難しそうな名前をしていますが、なかなかおもしろい授業です☆ 今回は、「食品設計開発学演習」の授業風景を紹介したいと思います。 食品設計開発学演習では食品加工について学びます。1/3は講義ですが、2/3は調理実習室にて実際に加工をします。 下記は今期の授業予定表です。最近行われたソーセージの授業風景を紹介します。 写真左は羊腸です。塩漬けにされた状態で販売されています。水で戻し、何回か内部を水で塩を流した後、絞り袋についた金口にはめます。 写真右は肉を絞り出して羊腸に肉を詰めています。肉の品質低下を防ぐため冷やしながらしています。 肉を詰めた後、ある程度の長さに捩じります。 捩じったらスモークがよくつくようにするために、吊るして乾燥させてます。(写真左) なかなかの匂いがします… その後、スモーカーに入れてスモークさせました。(写真右) 演習時間内では十分なスモークの時間がとれないためスモーカーに入れて10分程で取り出し加熱殺菌します。 完成! 食品設計開発学演習はいかがでしたか?楽しそうですよね! うまくできれば美味しいものが食べることができます。失敗した場合でもなぜそうなったのかを考えることができ、勉強になります。 次回は「食品衛生学実験」についてご紹介したいと思います!
2013.06.06
現代教育学科~中学校一日見学実習レポートvol.2
2013年5月30日(木)に中学校一日見学実習を香芝市立香芝北中学校で行いました。この実習は、教育学部の英語科教育実習(中学校)の授業の一環として、将来教師を目指す学生3名が参加しました。実習の目的は、中学校での英語科教育実習を直前に控え、教職を目指す者として中学校における学習指導、生徒指導及び生徒の実態を実践的、体験的に学ぶことです。 見学は英語の授業だけではなく、職員室での朝礼への参加から、理科・国語などの科目も見学し、最後には部活動を見せて頂きました。1限目から6限目にいたるまでハードなスケジュールでしたが、大変貴重な経験になりました。 出井先生の英語の授業はほとんど英語だけで進行し、生徒達が積極的に英語で先生とやりとりしている姿は感動的でした。 学生達は授業中に生徒達とも積極的に接し、教育現場の雰囲気を実感しました。 お昼を食べながら生徒達と交流するのも、先生の大切な仕事。 授業の一部を担当させて頂き、教壇に立つ経験を積むことができました。 そして最後に、ご担当の先生方に振り返り会に参加していただきました。授業の進め方などについて投げかけた学生の質問に対し、経験豊富な先生方から貴重なご助言をいただきました。ありがとうございました。 各授業が始まる前には、学生達は英語で自己紹介を行いました。初めて教壇に立って緊張していた学生達も、生徒たちからの積極的な質問に対応することでリラックスし、楽しくやり取りしていました。英語の授業で先生はパワーポイントを使用し、スライドに言及しながら常に生徒に英語で問いかけるなど、非常に実践的な学習方法を見学させて頂きました。 英語科教育実習事前指導では英語指導法や教材作成、模擬授業を行いましたが、実習に行く前に実際の教育現場を見学する貴重な機会になりました。この一日見学を通して、今まで勉強してきたことを確認し、英語で教えるイメージを実感できたのではないかと思います。 中学校への教育実習では今までの学びや見学したことを生かし、実習先の先生方のご指導のもと、さらに英語を教えるスキルをみがいて成長してくることを大きく期待しています。 教育学部現代教育学科 ムース・ランディ 【関連記事】 現代教育学科~中学校一日見学実習レポートvol.1
2013.06.05
橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」 第2回勉強会を開催!
しょうがの特徴を学ぶため「生姜糖」を基本レシピとしてデモンストレーション! 2013(平成25)年5月30日、橿原商工会議所連携「新商品開発プロジェクト」の第2回勉強会が畿央大学調理実習室において行われました。健康栄養学科(指導教員:浅野恭代教授・金一玲助手)1回生から3回生の登録学生40名のうちこの日は23名が参加。Cooking studio Vambi主宰、「素敵で楽しいフードライフの提案者」としてレシピ開発・料理教室講師・フードコーディネータ、そしてシニア野菜ソムリエとして活躍中の松田弘子先生をお招きして生姜料理の基本を学びました。 岡橋守幸委員長 松田弘子講師 浅野恭代教授 2009年の連携事業開始当初からご尽力いただいている橿原商工会議所iチャレンジ特別委員長岡橋氏の挨拶に続いて、開発レシピの商品化にあたり参加表明してくれている11事業所の紹介がありました。過去4回の事業では学生たちが考案したレシピに対して業者が賛同して商品化に至りましたが、今回は商品化してくれそうな業者をターゲットにレシピづくりに取り組むことになります。 松田講師から提案していただいたこの日の教材は昔なつかしい味の「生姜糖」で、しょうがの味の基本ベースをよく知るうえでちょうどよく、シナモン・クローブ・ペッパー・カルダモン・オールスパイス・バニラ・ミント・レモン・しょうゆなどの調味料と相性がよくて簡単に作れるからです。しょうがは、なす・かぶ・きゅうりなどの野菜、りんご・柿・ぶどう・メロン・いちじくなどの果物、キノコ類や肉類・魚介類・乳製品ともなじむそうです。 (作り方) ①よく洗ったしょうがを2mmの薄切りにし、10分水にさらして水分をきっておく。 ②かぶるくらいの水を入れて沸騰させて茹でこぼす。 ③茹でこぼしたしょうがと砂糖を鍋に入れ、少なめの水を加えとろみが出たら混ぜながら煮る。 ④水気がほとんどなくなったら、濡れぶきんの上に鍋を置き、そのままへらで混ぜて結晶化する。 ⑤そのまましばらく混ぜてカリっとしたら熱いうちにクッキングシートに広げて冷ます。 ※砂糖はお好みで、三温糖や黒糖、はちみつ、しょうゆ、紅茶などいろんな風味が出せます。 しょうがには繊維が走っていて、その繊維にそって切ると辛味がきつく、繊維を切るように切ると辛味が緩むそうです。商品化をめざすときは買っていただく対象を想定したうえで作る、対象によりパッケージを工夫し原価計算を行うなど大事なポイントについても教えていただきました。 次回の第3回勉強会は6月6日(木)、松田弘子先生に続いて講師をお願いしています。参加学生は自分が作りたいレシピを作りますが、難しい点について松田先生からアドバイスを受ける形で作品を仕上げていきます。そして6月15日(土)はいよいよ学内コンペです。自分が考えたレシピが店頭に並ぶなんて最高ですよね、学生のみなさん、頑張ってください! 【前回までのブログ】 橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」事業で橿原市内見学会を実施しました。 橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」事業の第1回勉強会を実施しました。 橿原商工会議所25年度連携事業「新商品開発プロジェクト」説明会が行われました。
2013.06.03
奈良県中央卸売市場連携 給食管理論実習で奈良県産食材を使ったレシピを作っています!
給食経営管理論での調理実習レシピづくり1回目は、 おいしい苺「古都華」(ことか)のムースがデザートです! 2013年度前期の給食管理論実習(指導教員:上地加容子准教授)は、奈良県中央卸売市場連携による大和野菜や大和肉鳥・大和ポークなど奈良県産の食材をふんだんに使ったレシピを創作していくことがテーマの一つになっています。5月30日(木)1~2限目の調理実習室と実習食堂での授業では、『大和野菜・果物を使ったランチ』として①白身魚のマスタード焼き、②大和まなと筒井れんこんのソテー、③コンソメジュリアン、④かりかりサラダ、⑤古都華(ことか:新品種のいちご)の献立に、約100食の給食が提供されました。 実習食堂には手作りのボードに栄養価計算表と食材の特徴が書き込まれていて、何が健康と栄養によいのかがわかりやすく解説されています。授業を受ける健康栄養学科3回生78名の学生たちは調理担当班が作ったメニューを食べて評価し、お客様(食事を申し込んだ教職員・学生)に盛り付けた料理を配膳したりして忙しい時間になります。 学長先生は学生たちが作った給食を楽しみにしておられ、お昼12時には冬木学長先生に食べていただく給食を運んでいきます。そして、そのメニューの内容や食材についていろいろと質問されたり、時には健康と食事についてお話されたりします。 【関連記事】 奈良県中央卸売市場と包括的な連携協定を締結しました。
2013.06.01
現代教育学科~中学校一日見学実習レポートvol.1
2013年5月16日(木)に中学校一日見学実習を大阪教育大学附属天王寺中学校で行いました。 この実習は、教育学部の英語科教育実習(中学校)の授業の一環として、将来教師をめざす学生11名が参加しました。実習の目的は、中学校での英語科教育実習を直前に控え、教職をめざす者として中学校における学習指導、生徒指導及び生徒の実態を実践的、体験的に学ぶことです。 では、当日の様子を写真とともにご紹介します。 まず、大阪教育大学附属天王寺中学校、金井副校長先生より今日一日の過ごし方についてお話を聞かせて頂きました。金井先生ご自身も英語科を担当されていたご経験から、英語教師として今日の見学実習をいかに有益に過ごすかをわかりやすく、また的確に学生に伝えて頂きました。特に金井先生が学生に伝えた「授業観察の視点」は、先生ご自身のご経験等を織り交ぜ、学生にとって非常に有意義な授業観察前の指導となりました。 その後、学生たちは、英語の授業を見学させていただきました。まず、見せて頂いた授業は、3年生の授業。授業で使われている言葉のほとんどが英語で行われている事が特徴的な授業でした。その後の振り返りでも、「英語力の必要性をさらに痛感した」という学生が数多くおりました。また、授業内では、最新の音声機器やiPad等のタブレット端末を使った内容も展開され、随所に工夫や新しい試みがあふれる授業で、学生達が真剣にメモをとっている姿が印象的でした。 続いて、見学させて頂いた授業は、1年生の授業。この授業では、日本人英語教師と英語指導助手であるネイティブスピーカーの先生とのティーム・ティーチングの授業でした。中学1年生対象に全く日本語を使わず、英語の授業をゲームや活動を取り入れている姿は、学生達にとって大きな刺激になったようです。 午後からは、金井副校長先生よりご講話を頂きました。ご講話が始まると思いきや、さすが英語の先生。ウォーミングアップと称して「チャンツ」を使った活動が始まりました。チャンツとは、ジャズのリズムに合わせて、英語のイントネーション、リズム、ストレスを自然に学ぶ事が出来る指導法のひとつです。学生たちは、軽快なリズムとともに文を読み、快活なご講話のスタートとなりました。 ウォーミングアップの後は、今日の授業見学の振り返りを行います。授業での良かった点、私ならこうするといった点をディスカッション形式で意見交換します。さすがは、4回生です。数々の授業や実習、模擬授業等を経験しているため着目点も鋭く、成長を感じさせるディスカッションとなりました。 最後に金井先生から学生達に向け「良い英語教師の条件」が伝えられました。長年、英語教師として教壇に立たれたご経験から、先生の示唆に富んだお話に全員が真剣な眼差しをしているのが大変印象的でした。 では、この実習に参加した学生の声を紹介します。 授業が始まり、教師がほとんど日本語を使わず英語で授業をすすめていることにまず驚きました。一年生と三年生の両方を見学させていただきましたが、どちらの学年においても、ほぼ英語のみの授業であり、生徒がつまずいたとしても、それを英語で助言・支援されていたり、一度指示を出して、生徒が理解していない場合には、別の言葉や言い回しで生徒に指示を与えていたりと柔軟な対応をされていました。英語を教える際、教師の英語力がいかに重要か、ということを改めて痛感しました。 英語科の指導が生徒全員に理解させようとすることはいかに難しいか、また、理解させるために教師はしっかり教材研究や授業準備をしなければいけないし、教材研究や授業準備をすることの大事さを学びました。6月から始まる中学校英語科教育実習がとても不安でしたが、大阪教育大学付属天王寺中学校で1日実習をさせていただいて、早く実習に行きたい気持ちが強まりました。 この一日見学を通して、たくさんのことを学ぶことができたのはもちろん、大学で学んできたことを実際に現場で確認することができました。今まで学んできたことが自分の力になっていると実感できた一日でした。 学生達は、この一日見学実習を通して教師の仕事の大変さと偉大さを知り、教職を目指す気持ちがなおいっそう引き締まった様子でした。この実習を終えた学生達の顔は、以前と全く違ったようにも見えました。 いよいよこれから、中学校への英語科教育実習が始まります。畿央大学で得たこと、学んだことを糧に、中学校でさらにたくさんの事に気づき、学び、成長してくれることだと思います。学生達のこれからの飛躍に大いに期待しています! 教育学部 深田將揮
よく読まれている記事
カテゴリ
タグ
キーワード検索
アーカイブ