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畿央の学びと研究

2011.11.25

健康栄養学科ヘルシー×オイシー料理vol.5~「みかんゼリー」

健康栄養養学科の授業や実習で作成した献立やレシピを紹介する「ヘルシー×オイシー料理」。第5弾は「みかんゼリー」です。       *************************************************************************************** みかんとさっぱりしたヨーグルトの味が想像以上に良く合う一品です。 市販のオレンジジュースで、簡単に手作りゼリーが作れます。 ヨーグルトと砂糖を混ぜたソースの上に、みかんを盛り付けることで色合いを良くしました。 ゼリーだけの材料費は15円と安価で、給食施設のメニューにおすすめです。 ***************************************************************************************   <材料>(1人分)    100%オレンジジュース   70cc 上白糖      5g ゼラチン   1.4g 水    15g みかん缶詰    10g ヨーグルト    15g 上白糖      3g     <作り方> ① 水にゼラチンを入れふやかす。 ② 金の鍋にジュースと砂糖を入れ、沸騰直前まで火にかける。 ③ ②にゼラチンを入れたら、ボウルに移してあら熱をとり、 その後容器にうつし、氷で冷やす。 ④ ヨーグルトを砂糖と混ぜておく。 ⑤ ゼリーが冷えたらヨーグルトを大さじ1かけ、みかんを2個添える。    *************************************************************************************** ◆栄養量(1人分)※ エネルギー 81kcal  たんぱく質 2.4g  脂質 0.1g  食塩 0g ※日本食品標準成分表2010による計算値で、摂取が保証されるものではありません。

2011.11.25

第6回アジア南太平洋スポーツ心理学会(ASPASP)出張報告

2011年11月11日から14日にかけて、台湾・台北市のHoward Civil Service International houseにて開催された第6回アジア南太平洋スポーツ心理学会(6th Asian South Pacific Association of Sport Psychology International Congress)に参加してきました。この学会は、アジア各国のスポーツ心理学の研究者が学術交流をはかることを趣旨とし、4年に1度開催されています。私がこの学会に参加した目的は2つありまして、その一つは、ポスター発表を控えていたことにありますが、もう一つは、会場近くにある国立台湾師範大学に赴き、旧友との研究交流を図ることにありました。 上の写真は、学会での一コマです。デシ先生と共に動機づけ研究の第一人者であられるライアン先生(ロチェスター大学)のご講演の様子です。ライアン先生は、教育心理学や臨床心理学、スポーツ心理学など幅広い分野でご活躍されている研究者です。私のゼミには、先生方の自己決定理論を用いて、リハビリテーションの心理と行動との関連を検討しようとしている学生がいますので、最新の知見を得たく講演に聞き入ることにしました。この写真は、アンダーマイニング現象(内発的に「楽しい!」と思って従事していた活動に対し、外的報酬が付与されると、逆に内発的動機づけが低下してしまう現象)を脳科学的に解説されているものです。提唱者であり且つ共同研究者であられるデシ先生は自伝的に、「大学院生の頃、好奇心旺盛で何事にも興味を抱き探索していた幼児が小学校に入ってから後、急に好奇心や探求心を失わせていくのはなぜだ?と疑問に思い、その原因を教師や親が子どもに与える報酬(賞罰)にあるのではないか?と考えた(Deci & Flaste, 1995)」と記述されています。後、デシ先生らがこの現象を実験的に証明した1970年代は、行動主義の影響が色濃く、どのように社会に受け容れられるようになったのかは知る由もありません。ただ、この現象には、後近代の教育を構想するためのヒントが含まれているのではないかと、かねての私には映っていた時期がありました。 (さらに…)

2011.11.25

健康栄養学科ヘルシー×オイシー料理vol.4~「かぼちゃのパリパリ焼きとごま団子」

健康栄養養学科の授業や実習で作成した献立やレシピを紹介する「ヘルシー×オイシー料理」。第4弾は「かぼちゃのパリパリ焼き」と「ごま団子」です。     ******************************************************************************************* 【1】かぼちゃのパリパリ焼き 春巻きの皮を揚げるのではなく、上に少量の油をぬって焼くことで低エネルギーにしました。パリパリとした食感をお楽しみください。 かぼちゃの中にチーズを入れることでコクを増やし、カルシウムをアップ。 スチームコンベクションやオーブンで大量に作ることができるので、給食施設の献立におすすめです。ご家庭では、オーブントースターを使ってできます。 *******************************************************************************************   <材料>(1人分)      かぼちゃ     20g 砂糖    2.5g スキムミルク    1.5g プロセスチーズ     5g 春巻きの皮     3g 片栗粉    0.5g 水    2.5g 油     1g   <作り方> ①かぼちゃの皮を少し残して剥き、5㎝角に切る。 ②スチームコンベクションでやわらかくなるまで約20分蒸す。 ③蒸したかぼちゃを食感が残るように粗く潰す。 ④砂糖を加えて全体に行き渡るように混ぜる。 ⑤春巻きの皮を4等分に切る。 ⑥皮にかぼちゃの具を乗せ、皮に水溶き片栗粉を塗って巻く。 ⑦皮の表面に刷毛で油を塗り、間隔をあけて並べる。 ⑧スチームコンベクションで210℃ 9分でこんがりと焼く。   ******************************************************************************************* ◆栄養量(1人分) エネルギー 68kcal  たんぱく質 2.3g  脂質 2.4g  食塩 0.2g ※ ※日本食品標準成分表2010による計算値で、摂取が保証されるものではありません。     ******************************************************************************************* 【2】ごま団子 ごま団子の中にスキムミルクを混ぜこみ、カルシウムが摂取できるように工夫をしました。 あんが飛び出さないように、まんべんなく包み、大量に作る場合は、白玉が乾燥しないように少し水でしめらしながら、ごまをつけることがポイントです。 *******************************************************************************************   <材料>(1人分)      こしあん    13g スキムミルク   1.5g 白玉粉      8g 砂糖       2g 水    25g 白ゴマ      3g 揚げ油      2g   <作り方> ①白玉粉・砂糖・スキムミルクを量り入れ、水を加えながら手で混ぜる。 ②あんを人数分に分ける。 ③生地を棒状に伸ばし、人数分に分ける。 ④生地にあんを包み、ごまを敷いたバットの中で転がし、ごまをつける。 ⑤150度の油でゆっくりと転がしながら揚げる。団子が浮き上がり、 生地が透き通るまで揚げる。   ******************************************************************************************* ◆栄養量(1人分)※ エネルギー 95kcal  たんぱく質 2.8g  脂質 3.2g  食塩 0g ※日本食品標準成分表2010による計算値で、摂取が保証されるものではありません。

2011.11.17

広陵町立真美ヶ丘第二小学校の児童が「大学探検」に来てくれました!

2011(平成23)年11月17日(木)午前11時から12時の1時間、大学の近隣にある広陵町立真美ヶ丘第二小学校2年生児童31名が、生活科の校外学習の一環で、畿央大学に「大学探検」に来てくれました。子どもたちは、きちんと並び、大きな声であいさつをするなどとても礼儀正しく、探検にも意欲満々でした。 教育学部の3、4回生ボランティア学生7名が小学生4~6名に分かれたグループに付いて学内をご案内!! 教育学部の学生は実習や学校インターンシップなどの活動で、子どもたちの扱いが慣れています。すぐに児童たちに溶け込み、探検隊長としてリーダーシップを発揮していました!! みんな、ご近所に住んでいるだけあって、畿央祭などで大学に来たことのある子どもたちがたくさんいましたが、普段は入ったことのない、図書館や講義室、先生の研究室にも入れて、大喜び!! これは、理学療法学科の「義肢装具学実習」の授業です。「義足」について勉強をしています。 小学校の先生の練習をしている「模擬授業」では、算数の面積の授業をしていました。子どもたちは不思議そうに見ていました。 学生食堂では、調理員さんに話しかけてみました。 図書館で、英語版の「ドラゴンボール」を発見!すかさずメモをとります。 デザイン学科の先生の研究室に入って、大学生といっしょに、明るさについての研究を体験してみました。 学長先生にも会えました。89歳と聞いて、ビックリ!! 最後は、「将来は畿央大学に進学する」という嬉しい声も聞かれました。 みんなありがとう、また来てくださいね。

2011.11.14

御所市連携「旧名柄郵便局修改築事業」で東川市長へプレゼンしました。

完成模型と図面で地域活性化構想を提案! 御所市は古代の大和国葛上郡の地で、鴨都波神社、一言主神社、長柄神社、高鴨神社、葛木御歳神社など数多くの延喜式内社を残し、室大墓をはじめ古代遺跡も豊富。古代豪族葛城氏の本拠地であり、近年も2004年に極楽寺ヒビキ遺跡が、2009年には秋津遺跡が発見されています。 このように歴史の古い御所市と畿央大学は今年8月30日に包括連携協定を結び地域社会貢献活動を進めています。 最初に手がけることになったのが、御所市名柄にあり今は廃屋となっている「旧名柄郵便局」の修復事業で人間環境デザイン学科三井田教授と長井助手およびゼミ生7名が、2011(平成23)年11月11日午前に建物細部の再実測、午後には完成模型と図面で東川市長と宮谷副市長を前に活用策をプレゼンしました。 ▲模型を前に、右から東川市長、宮谷副市長、三井田教授、長井助手、ゼミ生ら 御所市名柄地区は御所駅前から高鴨神社にいたる「葛城古道」の中間点にあたる長柄神社があり、そのすぐ近くにこの旧郵便局があります。そしてこの郵便局を営んでいた隣家敷地全体の数百坪を含めて、名柄地区の観光スポットとし、道の駅風に蘇らせようと提案しています。また、この旧郵便局の左隣が『油断』『団塊の世代』などの著作、元通産官僚で大阪万博や沖縄海洋博を企画、元経済企画庁長官で現在も活躍されている堺屋太一(本名池口小太郎)氏の生家であり、史子夫人も著名な画家であることからご夫妻の作品を展示できればさらなる地域活性化が図れます。  ▼正面から見た旧名柄郵便局(左下の写真、左隣の家が堺屋太一氏生家) ▼以下、実測風景  御所市庁舎でのプレゼンの後、みんなで江戸中期から残る町家の風景を眺めて散策。途中、これまた明治時代に郵便局を併設した250年以上前に建てられた商家の中を拝見させていただきました。近鉄御所駅前では今後の課題として駅前再開発計画の大学目線での素案づくりも考えているところです。古きを訪ねて新しきを知り、歴史や時代とともにそこには人が住む暮らしがあり、現代にどう活かしていけるかを人間環境デザイン学科では追究しています。 【関連記事】 御所市にある旧郵便局の実測調査をしてきました!! https://www.kio.ac.jp/information/2011/10/post-420.html

2011.11.14

大学院生が絵画で表彰されました!!

第30回「肢体不自由児・者の美術展」にて、本学の大学院生である大橋一真さんが、特賞「毎日新聞社会事業団賞」に入賞されました。   大橋さんは、本学の人間環境デザイン学科を卒業後、畿央大学大学院に進学され、現在はホールや映画館などの鑑賞空間でのユニバーサルデザインについての研究をされています。 大橋さん自身が移動の際に車椅子を使う生活をしているため、日頃から車椅子の利用者にとって快適な鑑賞空間について問題意識を抱えており、このことをテーマとして研究を進めているのです。勉学の傍ら、絵画を趣味としており、今回の受賞となりました。 この作品は、スペインに家族で旅行をしたときに、バルセロナでガウディの手がけた集合住宅であるカサ・バトリョを描いたものです。カサ・バトリョは、宿泊先のホテルの近くにあり、滞在中いつも通っていたそうです。色彩溢れた建物と、スペインの抜けるような青空の調和がすばらしいです。 入賞作品の展示会は12月8日(木)から11日(日)までの4日間、神奈川県川崎市の「川崎市民ミュージアム」で行われます。表彰式は、展示会初日の12月8日(木)に午前11時より、日本肢体不自由児協会総裁常陸宮殿下並びに同妃殿下ご臨席のもとに行われます。  

2011.11.11

日本情報科教育学会第4回全国大会を終えて

この度、東日本大震災で被災された皆様にお見舞い申しあげますとともに、被災地の一刻も早い復興をお祈りしたいと思います。 当初予定されていた日本情報科教育学会第4回全国大会の茨城大学での6月開催は、現地実行委員会の状況報告を受け、中止が決定されました。よって、急遽代替として畿央大学で10月に開催することとなりました。 初日(10月16日)は時折小雨の降るなか、二日目(16日)は打って変わって秋晴れのもと、北は北海道から南は大分県まで187名(実人数)の方にご参加いただきました。 初日は4つの分科会と企画セッションが行われました。高校「情報」の実施状況、入試との関係など3人の先生からご報告があり、立ち見が出るほど盛況でした。   その後、大学食堂地下にて、大学のアカペラサークル「アドバンス#」によるオープニングにより、懇親会が開催されました。 お料理は柿の葉寿司、奈良漬、柿最中などの地元名産品も用意しました。特に、ご飯に、「ご飯の友」や鶏肉などをのせ、お茶をかける奈良茶漬けが参加者の皆様に人気でした。 そして本来は茨城県で行われる予定だったことを忘れないためにも、茨城の地酒と牛久ワインもご用意いたしました。 (さらに…)

2011.11.11

健康栄養学科1回生対象「キャリア発展セミナー」~卒業生による講義

「キャリア発展セミナー」は1回生必修の授業です。主に管理栄養士として働いておられる方をお招きして講演して頂き、社会や企業で求められる人間像や働くということがどういうことかを知り、将来の職業選択とそれに向けての学習の必要性を認識することを目的としており、卒業生にも現在の仕事の様子や自分達の就職活動について話して頂いています。 11月3日(木)は1期生の北森めぐみさん(土庫病院勤務)と3期生の岡本友貴さん(セガミメディックス勤務)のお二人を講師にお迎えして、日々の仕事内容を中心に貴重なお話をして頂きました。 北森さんからは病院直営の管理栄養士としての仕事や患者様へ提供する食事作りへの意気込み、他職種の方々との連携の大切さなどお話頂きました。 ↓ 北森さん(右)は来月出産を控えての講義となりました。 岡本さんからはドラッグストアでの管理栄養士の働きをスライドを使ってわかりやすく紹介して頂きました。 ↓ ドラッグストアでの管理栄養士に興味深々の様子 また、お二人からは就職活動や国家試験の勉強に関してもアドバイスを頂きました。1回生にとって先輩の話は親近感もあり、皆熱心に聞き入っている様子でした。後輩のためにご厚誼頂いた北森めぐみさん、岡本友貴さん、ありがとうございました! ↓ お疲れ様でした!

2011.11.10

大学院生の中野さんが日本学術振興会特別研究員に!

平成24年度日本学術振興会特別研究員に大学院生の中野さんが採用内定! このたび畿央大学大学院博士後期課程2回生の中野英樹さんが、平成24年度の日本学術振興会特別研究員DC2に採用されました。中野さんと指導教員の森岡教授からメッセージを頂戴しましたので紹介します。    大学院博士後期課程の中野英樹です。現在、私は大阪にある摂南総合病院で理学療法士として働きながら、大学院で研究を行っています。  今回、日本学術振興会特別研究員DC2に採用していただくことになりました。採用が決定したことにすごく驚いたとともに、畿央大学の大学院生として採用していただいて大変嬉しく思っています。今回、このような結果を得られたのは、学部生時代からご指導いただいている森岡先生、充実した研究環境を提供してくださっている畿央大学、大学院での研究を理解し支えてくれている職場や家族のおかげです。本当にありがとうございます。 今回採用が決定したことにより、来年度から2年間、畿央大学で研究に専念させていただく予定です。今後も現存の自分に打ち勝つことを目標に、次へ次へと頑張っていくとともに、畿央大学から世界にむけて情報を発信できるように努めていきます。 大学院博士後期課程 中野英樹    この特別研究員の採用率は約20%であり、これまでの受入研究機関の多くが国公立大(そのほとんどが旧帝国大)、私学でも有数の大学のみの採用(詳しくは過去の採用者一覧をご覧くださいhttp://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_saiyoichiran.html)であり、中野君の申請はまさに畿央大学としても挑戦でありました。 今回の採用は、彼の研究業績が評価されたものであることは間違いありませんし、これまでの成果を地道に公表してきたことへの評価ととることができます。来年4月からは臨床を離れ、研究に2年間専念することになりますが、この期間を存分に活かして、国際的にも通用する研究者へと成長してもらえればと思います。 一方で、この事実は受入研究機関としての畿央大学に対する評価であるととらえることもでき、大学院を開設して本当によかったと実感しています。これに続くように大学院ならびに健康科学研究所をさらに充実させていきたいと考えています。 畿央大学大学院健康科学研究科教授  森岡  周  

2011.11.10

健康栄養学科1回生対象「キャリア発展セミナー」~企業訪問

10月24日に健康栄養学科1回生が、桜井市の「旭製粉株式会社」および「株式会社三輪そうめん山本」を訪問しました。 「キャリア発展セミナー」は1回生必修の授業です。将来の職業選択とそれに向けての学習の必要性を認識するため、主に管理栄養士として働いておられる方をお招きして講演して頂くとともに、学生自らが企業を訪問して現場に触れることにより、働くということがどういうことか実感することを目的としています。 まず、「旭製粉」にお邪魔しました。4グループに分かれて「代表取締役社長 西田定様による講義」、「開発室」、「分析室」、「粉ブレンド工場」を順に見学させていただきました。それぞれの見学場所では担当者様から説明いただき、学生は少し緊張しながら、熱心に聞き入っていました。 ↓ 西田社長は楽しく分かりやすく学生にお話してくださいました! ↓ 開発室では卒業生が説明してくれました!かっこいい! ↓ 粉ブレンド工場では1回に500kgの粉をブレンドするのだそうです。 ↓ 分析室では分析方法などについて伺いました。 (さらに…)