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畿央大学×地域連携

2017.06.20

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.45~認知症カフェ@大和園に協力!

健康支援学生チームTASK※ の看護医療学科2回生の東條愛実、増田朱莉、理学療法学科1回生の小松億の3人が、6月18日(日)に特別養護老人ホーム大和園で行われた「認知症カフェ」にボランティアとしてお邪魔しました!広陵町に住んでおられる認知症の方やその家族の方、認知症を予防したい方、医療従事者など様々な方が参加していました!   ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。     はじめに、最近よく耳にする『食中毒』についての講義があり、管理栄養士さんから食中毒の原因や対策を教えていただきました。作り置きで細菌が繁殖することや、手で握ったおにぎりが食中毒になるということを聞いて、みなさん驚かれていました。細菌やウイルスの名前はカタカナが多くて、難しい顔をされていました(-“-)笑いありの講義で、たのしく学ぶことができました!これで、これからの時期に多くなる食中毒に、きっとかからないはずです!!(^^)/   次に『苔玉づくり』をしました!いつもはお菓子を作るそうなのですが、今回は植物を使ってアレンジしました。 苔玉は土とケト土(湿らせている土)をよく混ぜて、苗を植えてまわりに苔をつけて、糸を巻いて作りました。シンプルな作りですが、苔をつけて糸を巻き付けて固定することが難しく、大変でした(^^;参加者さんは大きくて立派なものを作っておられて、満足気でした!苔玉は持って帰ることができて、これから大切に育てるそうです!   続いて『シナプソロジー』を行いました。これは頭で考えながら体を使うことで、脳を活性化して認知症を予防することができます。椅子に座って足踏みして転倒を予防する体操を行ったり、後出しジャンケンで勝ったり負けたりしました。ほかにも、右手で四拍子、左で二拍子を同時に行うゲームや、歌を歌いながら手足を動かすゲームを行いました!私たち学生でも難しいと感じるゲームもあり、間違ってしまっても笑って、楽しんで脳を活性化することができました(^^♪   最後にティタイムで参加者さんに話を聞くことができました。今回初めて参加された方でも楽しく行うことができたので、周りの参加者さんと打ち解けておられました!皆さん、とても元気で笑顔がたくさん見られました!!これからもどこかに出かけたり、こういったイベントに参加したりして元気に過ごしてほしいと思います。   今回の活動では参加者さんが楽しみながら、認知症に向き合っていることがわかりました。また、たくさんの方が参加されていて、認知症についてたくさんの人が関心を持っていることがわかりました。私たち学生からも、大学で学んだことを地域の方たちに広めていくことができるのではないかと思いました。 看護医療学科2回生 増田朱莉

2017.06.20

看護医療学科×奈良県川上村~村おこしで無料の「七夕コンサート」を開催!

看護医療学科の4回生配当科目「離島・へき地医療体験実習」の実習地であり、看護医療学科の卒業生が保健師として活動している奈良県川上村では、教員も地域包括ケアに関する実践研究を行っています。   【関連記事】 看護医療学科教員が、川上村の地域包括ケアシステム構築に向けての研修会企画・講師を担当! 平成27年度 離島・へき地医療体験実習発表会~看護医療学科   その一連の流れの村おこしイベントとして、川上村教育委員会事務局にも協力をお願いして、7月8日(土)に川上村の川上総合センターやまぶきホールで「七夕コンサート」(無料)が開催されることになりました。コンサート会場に笹と七夕飾りを用意して、参加してくださる皆さんに短冊に願いを書いていただけるよう、畿央大学の学生がお手伝いします。 ピアノコンサートの演奏者には、韓国研究の中でご縁をいただいたHakuei・Kim(ハクエイ・キム)氏に依頼しました。   ▲クリックでチラシにリンクします。   日本の韓国統治時代に日本人でありながら韓国の人々と文化を愛し韓国陶磁器の発掘を行い美術品としての価値を見出した日本人に、浅川巧氏がいます。その浅川氏の生涯を描いた映画「道―白磁の人」のテーマ曲を作曲したピアニストがHakuei氏です。私がHakuei氏を知るきっかけになったのもこの映画で、映画のシーンに寄り添うような美しいメロディに感動したことを今でも覚えています。 ジャズピアニストとしては、トリオ「トライソニーク」を結成し、韓国の打楽器チャンゴ奏者で有名なミン・ヨンチ氏とコラボレーションした「新韓楽」で国内外を問わず幅広く活動し、そのテクニックは高く評価されています。 今回は、特別に川上村の自然と七夕に合せて厳選した曲を披露してくださいますので、その美しいピアノの音色をこころゆくまで楽しんでいただきたいと思います。    開催日時  2017年7月8日(土)14時開演(13時開場)  会場  奈良県川上村総合センター やまぶきホール  ピアノ演奏者  Hakuei・Kim(ハクエイ・キム)氏  参加費  無料(定員になり次第締め切り)  申込み方法  電話で、川上村教育委員会まで申込みしてください。  ☎0746-52-0144  受付時間 平日9:00~17:00 <受付7/6(木)まで>   また当日は、会場近くの丹生川上神社上社の1年に一度の大祓式・七夕灯篭祭も合わせて開催されます。川上神社の境内上空には、満天の星が輝き、流れ星を観ることができます。 ぜひ川上村に来て、美しい自然と音楽と星空を堪能してください!   看護医療学科 教授 松本泉美

2017.06.16

2017年度「マミポコ親子ひろば」第3回活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。     6/13(火)に今年度3回目のマミポコ親子ひろばを開催し、以下の内容で交流を楽しみました。 ◯自由遊び ◯絵本「だるまさんが」 ◯ふれあい遊び「バスにのって」「きゅうり」「ひっつきもっつき」 今回は3組の親子が参加してくださいました。   自由遊びでは、お母さんから離れて遊びに夢中になる姿や、やわらかいボールや木製レールなどで楽しんで遊ぶ姿が見られ、子ども同士が関わり合いをもつ場面もたくさん見られました。     絵本の読み聞かせでは、「だるまさんが」のリズムに合わせて体を揺らしたりしながら、お話の世界を楽しんでくれていたように思います。 ふれあい遊びでは、親子でふれあうことのできる遊びをしました。ふれあい遊びを楽しむ中、親子の間で笑みがこぼれている様子がみられ、とても微笑ましかったです。     少しずつ、子ども同士、お母さん同士でも交流のできる場にしていけたらと思っています。楽しんで参加していただけるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。   次回の活動は、6月27日(火)に和室で活動を行います。ご参加お待ちしております!なお、今年度は定員にまだ余裕がありますので新規のご参加を受付しています。 ●お申し込みはコチラから! 現代教育学科3回生 笹井綾子 【関連記事】 2017年度「マミポコ親子ひろば」第2回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!

2017.06.12

2017年度「マミポコ親子ひろば」第2回活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00~ 畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。   5/23(火) 今年度2回目の「マミポコ親子ひろば」を開催し、以下の内容で交流を楽しみました。 〇自由遊び 〇絵本 「ちょん ちょん ちょん」 〇ふれあい遊び  「ひっつきもっつき」「バスに乗って」     今回は、3組の親子が参加してくださいました! 初回よりも子どもの人数が増え、子ども同士の関わりなどが随所で見ることができました。また、ままごとセットややわらかいボールなどで楽しそうに遊ぶことができて、とても良かったです。 自由遊び以外の絵本や、ふれあい遊びも参加してくださった親子で楽しめるようにもっと頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次回の活動は、6月13日(火)に和室で行います。ご参加お待ちしております! なお、今年度は定員にまだ余裕がありますので新規のご参加を受付しています。お申し込みはコチラから、お願いします。 現代教育学科3回生 田地野佳奈     6/9(金) この日は、畿央大学付属幼稚園の子どもたちが園外保育で畿央大学に遊びにきてくれました。そこで昼食後に、マミポコ親子ひろば担当でレクリエーションを行い、子どもたちと一緒に楽しみました!   手遊び『ひげじいさん』では、子どもたちも一緒に手を動かしたり口ずさんだりしてくれていました。始めは緊張気味だった子どもたちも、手遊び終盤には笑顔で楽しむ姿がみられました。 そして、ペープサート(紙人形劇)では『おおきなかぶ』をしました。子どもたちも「うんとこしょ、どっこいしょ」と声を合わせ、おおきなかぶが抜けたときには「やったー!ぬけた!」と気持ちを言葉にし、ペープサートに夢中になっていました! 最後に『エビカニクス』をしました。エビカニクスを知っている子ども、知らない子ども、みんな一緒にエビやカニになりながら、身体を動かし楽しむことができました。     子ども一人ひとりが、手遊びやお話の世界、音楽に合わせて身体を動かすことなどを、それぞれの方法で、楽しんでくれたように思います。そのことがとてもうれしかったです。これからもいろいろな遊びを楽しんでいってほしいと思います。 私たち学生にとっても子どもたちと一緒に楽しく活動することができ、とてもいい経験となりました。ありがとうございました!   マミポコ親子広場代表 現代教育学科3回生 佐藤優花 【参考記事】 「マミポコ親子ひろば」2017年度初回の活動報告! 付属幼稚園HP 園外保育で畿央大学に行ってきました。

2017.06.08

第18回日本認知症ケア学会でKAGUYAプロジェクトの研究成果を発表!~看護医療学科

017年5月26日(金)~27日(土)に沖縄で開催された『日本認知症ケア学会』へ参加しました。今回この学会には、看護医療学科老年看護学の教員6名、教育学習基盤センターの宮崎先生が参加しました。     KAGUYAプロジェクトの成果報告として、5月26日(金)午後から山崎、共著として宮崎特任助教、文准教授、高取准教授、松本助教、南部講師、寺田講師、島岡助手、広陵町地域包括支援センターの吉田課長による示説発表がありました。 講演や発表では、「認知症に優しい地域作り」「認知症と共に生きるために必要な支援」といった、地域でその人らしく生活するための支援や課題についての報告が多く見られました。 今後は「認知症に対する正しい理解」が、さらに必要となると考えられます。会場では、認知症のことを「ニンチ」と言わない啓発活動や徘徊と言わない啓発が行われていました。     また、KAGUYAプロジェクト高齢者ベースライン調査の結果として、「認知症の準備性」に関する発表を行いました。研究の目的は、地域住民の認知症に対する準備性について、殊に不安の有無・知りたい情報の有無・物忘れの自覚・認知症のへの関心との関連について明らかにすることです。広陵町に在住する65歳以上の高齢者8,004人全員のうち、調査票の返送のあった3,593人のなかで、認知症への準備の有無について回答のあった3,288人を対象としました。認知症に関する不安や関心はあっても準備していない人については、認知症カフェなどでその原因を把握しつつ、困難にしている環境を整えるための支援体制を整備する必要があることが示唆されました。     今回発表した研究について、共同研究者である他大学の教員を交えて、意見交換や愛媛大学の谷向医師との情報交換会を実施して、学会は無事終了しました。   ※本研究は、私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成27年度~31年度)の助成を受けて実施した(No.9)。   看護医療学科 教授 山崎尚美 【関連リンク】 広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト ホームページ ADI(国際アルツハイマー病協会)国際会議でKAGUYAプロジェクトの研究成果を発表!~看護医療学科教員

2017.05.30

奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第6回料理教室」を開催しました。

健康栄養学科の学生プロデュースによる料理教室を開催 今回のテーマは、大和ポークを使った「中華ちまき」 畿央大学は奈良県中央卸売市場と連携して5年目になります。1~2年目は同市場で取り扱われる大和野菜や大和肉鶏、大和ポークなど奈良県産の食材を使ったレシピ作りを行い、食祭市等のイベント出展・試食会を実施してきました。3年目(2015年)には、市場発展のためにデモンストレーションができる厨房施設「ならいちばのキッチン」が完成し第1回~第3回料理教室が開催され、2016年には第4回~第5回料理教室が開催されました。   そして2017年5月27日(土)、毎月最終の土曜日に開催される「食祭市」が大盛況のなか、第6回料理教室が開かれました。   はじめに、畿央大学健康栄養学科(指導教員:上地加容子先生、隅蔵菜海先生)の4回生6名が「大和ポーク」を使った中華ちまきの調理方法について実演を行い、中華ちまきや栄養価について説明しました。     料理教室にはベテラン主婦が多く参加されていましたが、学生たちはしっかりと具体的に説明・デモンストレーションを行っていました。学生たちの笑顔や持ち前の元気良さもあり、参加者から「楽しい料理教室だった」「またぜひ参加したいです」との声をいただきました。     ▼ 参加した学生全員で記念写真   奈良県中央卸売市場(最寄駅:近鉄京都線 筒井駅徒歩10分)の食祭市は、毎月最終土曜日9時~12時のみ一般の方を対象に開催されています。毎回「当日の目玉商品」が設定され、良いモノをお安くお買い求めいただけます。また、食に関するさまざまなイベントも楽しめますので、是非みなさんもご参加ください。   【関連記事】 ・奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第5回料理教室」を開催しました。 ・奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第4回料理教室」を開催しました。 ・奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第3回料理教室」を開催しました。 ・奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第2回料理教室」を開催しました。 ・奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第1回料理教室」が開催されました。 ・近鉄連携『香芝SAフードコート麺メニュー開発プロジェクト』プレゼンテーション会を開催 ・健康栄養学科の学生が考案した弁当が近商ストアで販売中

2017.05.23

2017年度「マミポコ・キッズ」第1・2回活動報告!~現代教育学科

こんにちは、マミポコ・キッズです!私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。今回は、2017年度前期の第1回、第2回活動の様子を振り返ってご紹介します!     第1回では、まず初めになふだづくりで個性豊かな名札を作った後に、となりのとなりというグループの他の子の名前を覚えるゲームをしました。初めての活動ということで子どもたちも大学生も緊張していました。でも、活動が始まると緊張もほぐれ、たくさんの笑顔がみられるようになりました。   【写真左】「ぱんぱんぽーず」でみんなでポーズ!                   【写真右】「なふだづくり」オリジナルなふだ制作中!     第2回では、マミポコ・キッズに少し慣れてきて、みんなで協力するイメージゲームをしました。このゲームはあるお題について、思いつくものをたくさん出していくゲームでした。つまってしまう友だちがいれば、違う友だちがヒントをあげることができました。グループで協力しあうことができ、たくさん会話が弾み、楽しいゲームになりました。   ▼「いめーじげーむ」グループでたくさんのものを思いついたよ!   ▼「にがおえりれー」グループリーダーそっくりの似顔絵ができたよ!   ▼「ぽいぽいぱちぱち」どれだけたくさん手をたたけたかな?   毎回の活動において、多くの当日スタッフの方々に参加していただいています。今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願いします。   現代教育学科  3回生 竹田卓司 2回生 樋口茉悠  元神有未 【関連リンク】 ・マミポコ・キッズ

2017.05.22

平成29年度離島・へき地医療体験実習 宇陀市大宇陀地区実習レポートvol.3~看護医療学科

看護医療学科4回生の必修科目である「離島・へき地医療体験実習」が5月16日(火)~5月18日(木)の3日間行われ、奈良県内5か所の実習地にわかれて学生たちが参加しました。大宇陀地区での実習3日目の様子をレポートします。   最終日(5月18日) 大宇陀での実習も最終日を迎えました。2日間にわたりとてもハードなスケジュールで広い大宇陀の中で活動したため、多少の疲れも見えましたが、この日も朝から病院班・曽爾村班・大宇陀班に別れて元気に実習を開始しました。   ▼大宇陀での訪問看護実習先での思い出の一コマ     大宇陀の大熊地区を訪問しました。そちらに一人で暮らす女性は、「息子たちが隣り町に家を建てて引っ越し、自分も一緒に来るようにと言われたけれど、先祖や亡くなった夫との想い出が詰まったこの村に残る決断をした」と話されました。コミュニティバスを利用して、買い物に出かけて、自分で下ごしらえから手を加えたものを食べることが健康の秘訣、というお話でした。野菜の保存の仕方なども教わり、下宿している学生は「参考になることを教えてもらえてよかった」と喜んでいました。   ▼最終日に訪れた大宇陀の町屋にある老舗旅館【日の出館】   現在は女将が90歳を超えているため旅館は閉じていますが、大宇陀の町が活気づいていた時代の面影がうかがえる門構えや帳場に飾られた品々を目にして、学生は「見たことない物や建物の造りに感激した」と話していました。ここでは、90歳の女将を手伝って、庭木の手入れや廊下の掃除、古くなった障子の張り替えをしました。普段は、玄関や窓も閉められていて静かな旅館に、学生たちが訪れて掃除をしている様子を目にした近隣の方が、「女将に何かあってザワザワしているのでは・・」と気遣って電話を下さるというハプニングもありました(笑)そのハプニングから学生は「近所の人が周囲の人をいつも気遣っている町なんですね」という学びを得ていました。   ▼障子の張替えを手伝う学生たちと女将さん     ▼タクシーの運転手さんも見かねて障子はりを手伝ってくださいました。     ▼日の出館の中庭をプロ顔負けの技で剪定した学生たち     3日間の実習は、あっという間に過ぎて大宇陀を離れる学生は、お世話になった場所で自分たちの学びを再確認し、感謝の気持ちを伝えて帰宅の途につきました。 大宇陀ラガールでご指導いただいた内田俊子主任ケアマネージャーから、「看護を学んで知識や技術を身につけることも大切ですが、生活者としての高齢者の心の叫びを聴きとれる力をみがくことを忘れないでほしい」という言葉をいただきました。   ▼内田俊子主任ケアマネージャー様よりお言葉をいただく学生の様子   3日間の実習、本当にお疲れさまでした。この学びはきっと皆さんの人生を豊かにしてくれると信じています。お世話になった大宇陀の多くの方々や市立病院、曽爾村の方々に深く感謝します。   看護医療学科 急性期看護学 講師 大友絵利香   【関連記事】 平成29年度離島へき地医療体験実習 宇陀市大宇陀地区レポート~vol.1 平成29年度離島へき地医療体験実習 宇陀市大宇陀地区レポート~vol.2 離島・へき地医療体験実習(宇陀市)レポート! ~看護医療学科(平成28年度)

2017.05.22

平成29年度離島・へき地医療体験実習~宇陀市大宇陀地区レポートvol.2

看護医療学科4回生の必修科目である「離島・へき地医療体験実習」が5月16日(火)~5月18日(木)の3日間行われ、奈良県内5か所の実習地にわかれて学生たちが参加しました。大宇陀地区での実習2日目の様子をレポートします。   2日目(5月17日) 2日目は、宇陀市介護予防事業aiクラブにて体力測定や骨密度測定を行い、生活指導をさせていただきました。本学の学生は今年で3年目の訪問ですが、毎年参加してくださる方々が心待ちにしてくださることが大変うれしいです。   ▼aiクラブに足を運んでくださった宇陀市の方々     体力測定の結果と生活習慣や若いころの職業などとの関連性を考え、今後も転倒や骨折を避けて現在の健康レベルを維持するための注意点などについてお話させていただきました。   ▼体力測定の結果を踏まえて、参加してくださった皆さんに健康指導をする様子     ▼参加者のみなさんと一緒に、健康維持のために音楽に合わせて体操     ▼骨密度測定   身体の運動だけでなく、学生が考えた文字ゲームや計算で頭の体操を紹介し、参加者の皆さんも学生と一緒に和気あいあいと計算に挑戦されていました。   ▼実習生も一緒に文字ゲームに参加   夕方は、宇陀キャラバンメイト連絡会の皆様から、「認知症サポーター養成講座」の講義を受けました、認知症予防の体操なども紹介していただき、認知症の方々を理解して温かく見守り続けることについて再考する機会となりました。     大忙しの2日目が過ぎてみんな疲れ気味ですが、地域の方々に温かく接していただき助けられていました。この日は宿のオーナーが屋外でバーベキューを企画してくださり、美味しい宇陀のお肉とおにぎりで満腹になりました。   さあ、明日は最終日です!またそれぞれのグループに別れてたくさんいろんな経験を持って帰りたいと思います。   看護医療学科 急性期看護学 講師 大友絵利香 【関連記事】 平成29年度離島へき地医療体験実習 宇陀市大宇陀地区レポートvol.1 離島・へき地医療体験実習(宇陀市)レポート! ~看護医療学科(平成28年度)

2017.05.22

平成29年度離島・へき地医療体験実習~宇陀市大宇陀地区実習レポートvol.1

看護医療学科4回生の必修科目である「離島・へき地医療体験実習」が5月16日(火)~5月18日(木)の3日間行われ、奈良県内5か所の実習地にわかれて学生たちが参加しました。 そのうちの1か所である宇陀市大宇陀地区には19名の学生が元気いっぱい実習させていただきました。地域の医療職や介護職の方々、交通の便が悪い山中にお住いの高齢者の方々に多大なご協力を得て、たくさんの体験や感動、学びがありました。その様子を報告させていただきます。   初日(5月16日) 爽やかな風が吹き空は真っ青で、正真正銘の五月晴れでした。8時30分に榛原駅に集合した学生は、榛原地区にある宇陀市立病院、大宇陀地区にある大宇陀特別養護老人ホームラガール、宇陀郡曽爾村にある宇陀訪問看護ステーション東宇陀支所にわかれて実習を開始しました。   ▼大宇陀ラガールで、地域の高齢者と歩行訓練をする本学の実習生   大宇陀地区では、様々な社会資源を活用しながら山間部で生活する90歳代独居高齢者のお宅を訪問しました。膝関節の変形や歩行能力の低下がありながらも、段差や畳の生活を余儀なくされる古民家に過ごされている方たちですが、先祖を守りたいという気持ちや自分が生きてきた場所への愛着と生活支援のサポートがあることで、平穏で文化的な生活を送られていました。学生たちは、竹やぶで筍掘りをさせていただいたり、大正琴を教えていただいて合奏するなど楽しい時間を過ごさせていただきました。また、下肢のリンパ浮腫で生活に不自由があるという問題を抱えておられることに対して、自分たちで作成したパンフレットを用いてスキンケアや運動について説明しました。   ▼介護サービスを受けながら、独居を続けている女性宅を訪問する実習生     曽爾村では、蛇行する山坂をのぼり商店や医療機関から離れた場所で慢性疾患を持ちながら暮らす高齢者宅や人工呼吸器を装着した小児を自宅で介護するお宅に伺いました。学生たちは、清潔ケアや生活指導をさせていただきながら、お話を伺うことができたようです。「将来は、この村に住んで訪問看護がしたい。それくらい曽爾村に住まう人が温かくて、健康問題を抱えていても明るく生活している姿に感動した」と訪問先から帰って真っ先に話す学生もいました。ステーションの看護師さんたちは、地域に長く住んでおられることもあって、訪問先の方々とまるで家族のように親密な関係性を構築しておられます。学生はその関わりから、住み慣れた家でずっと暮らし続けるために必要なサポートを学びました。   実習1日目から、盛りだくさんの内容を体験した学生は、宿泊地である大宇陀本郷地区にある椿寿荘に戻り、夕食をいただきました。大宇陀地区は水田が多く水がきれいな土地柄もあり、稲作が盛んな場所として知られています。宿でもつややかでふっくらした御飯に大満足でした。夕食後には、全員で1日目の学びを共有しましたが、想像以上に学生が深い学びを得ていたことに教員は大変うれしく思いました。   明日は、いよいよ実習のメイン行事である「宇陀市介護予防事業 aiクラブ」での体力測定と健康指導が待っています。宿の温泉で疲れをいやして、明日への鋭気を養いました。   看護医療学科 急性期看護学 講師 大友絵利香   【関連記事】 離島・へき地医療体験実習(宇陀市)レポート! ~看護医療学科(平成28年度)