カテゴリー

畿央大学×地域連携

2012.06.19

SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第4回目授業

組み立てたロボットに複雑な命令をプログラミングしてコースを走行させました! 2012(平成24)年6月18日、畿央大学の近くの真美ケ丘第2小学校放課後活動の科学クラブ(4~6年生26名)で、SPP(※)選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」の第4回目授業を行いました。 前回までの、ロボットの組み立て(5/21)、簡単なプログラミングによる走行(5/28)に続いて、今回は教室前の廊下に少し複雑なレーンを作って走行させました。 ロボットにはそれぞれ癖があって、「右(左)に90度曲がれ!」といってもなかなか思うように曲がりません。そこで、完成したプログラムに0.9や1.1といった係数を掛けてみると修正できる場合があるのを体験するのが今回の学習でもあります。 小学校の授業時間は45分で、あっという間にチャイムが鳴ります。 みんながロボット操作に熱中している分だけ時間の経つのが早いようです。 ひとつめの簡単なレーンはすぐに全グループがクリアし、(上記写真に写っている)複雑なレーンに取り組むと、挑戦意欲を湧き立てられた子どもたちの目つきが違って見えました。 今回で1学期のSPP授業は終了です。次回は2学期が始まる9月に、もっと複雑な動きを取り入れた応用編ともいうべき段階に進みます。 SPP指導教員の奥田俊詞先生(現代教育学科准教授)、福森貢先生(看護医療学科教授)、そしてTA(アシスタントティーチャー)・教員のたまごの教育学部生のみなさん、科学ってこんなに面白い!を実践していってくださいね。 【関連記事】 真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-5.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第3回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/spp3.html   (※)「サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(講座型学習活動支援)」(SPP)は、独立行政法人科学技術振興機構(JST)により科学技術、理科、数学に関する観察、実験、実習等の体験的・問題解決的な学習活動を支援された事業です。

2012.06.18

第6回FEPホール企画 ファミリーシアター『おやこでみて、感動!あすかの世界』劇団「時空」公演in畿央大学を開催しました。

コミカルで迫力ある生の舞台演技に魅せられました! 2012(平成24)年6月16日(土)、畿央大学冬木記念ホールにおいて明日香村観光のPR部隊として活動するボランティア市民劇団「時空」をお招きし、『おやこでみて、感動!あすかの世界』を開催しました。 今回で6回目を数えるFEP(冬木学園教育推進プロジェクト)で初めての舞台演劇、14時開演(開場13時30分)の直前には梅雨時の激しい雨が降るなか、多くの親子連れなど約300名の観客のみなさんにお越しいただきました。 一つめは、7~8世紀頃日本最古の和歌集である万葉集を編纂した大伴家持が歌を詠んだ情景をコミカルに描く「万葉ラプソディ」です。 寸劇のあとに家持が解説を加え、当時の詠み人のこころを伝える趣向です。 二つめは、蘇我入鹿の横暴な政治に幕を下ろすという、日本の国の改革は飛鳥から始まったといわれる「大化改新」。小学校ではちょうど日本の歴史で習っていますが、より詳しい内容がわかったのはないでしょうか。 また、公演後は華やかな衣装を着た劇団員さんや橿原市マスコット「こだいちゃん」との記念撮影をし、和やかな思い出づくりになりました。 「分かりやすくて良かったです。子どもたちに大変参考になるでしょう」「今日は楽しい時間ありがとうございました。手作りでやっておられるのに感激しました」「とてもおもしろくて大まんぞくでした。また見たいです」など、アンケートでも嬉しい声をたくさん頂戴しました。 劇団「時空」は1998年に結成され今年で14年目になります。舞台装置、衣装、台本などすべて手作りでみなさん仕事を持ちながら頑張っておられます。雨のなか濡れながら大道具や音響・照明機器を運び入れ、通し稽古に余念がなかった劇団員のみなさん、ありがとうございました。 FEPホール企画は春と冬の年2回実施していますが、受付・誘導等の運営は畿央大生ボランティアの方々にお願いしています。 最後に、劇団員、ボランティアスタッフのみんなでの記念撮影では、無事終了できた感激もひとしおでした。 ▼過去のFEPホール企画の様子はこちら 第1回「ガイアシンフォニー第1章」映画上映会 第2回「桂文我-おやこ寄席-」落語上演会 第3回「ノーベル賞学者小柴昌俊先生特別講演会」 第4回「橿原交響楽団ファミリーコンサート」 第5回「アテネ・北京オリンピックバレーボール 全日本女子チーム監督柳本晶一氏特別講演会」

2012.06.13

Kio元気塾に参加しました!  ~健康栄養学科~

健康栄養学科2回生のゆかです。 今日は、Kio元気塾(※)に参加しました。 テーマは「減塩指導教室!」 ▼真奈美ちゃんがクイズを出しているところです。 みなさん楽しみながら、クイズに答えていました。 ▼クイズの後にフードモデルを使った林先生のお話がありました。 とても分かりやすく私たちも勉強になりました! さらに、3種類の醤油さし(写真左からスプレータイプ・1滴ずつ出るタイプ・一般的)を使って実際に豆腐にかけて味を食べ比べました。 一般的な醤油さしではかけ過ぎる傾向がありましたが、スプレータイプでは少量で全体的にしょうゆをかけることができ、減塩に効果的だと実感しました。   元気塾では初めて患者さんとコミュニケーションをとることができ、また自分自身の栄養に関する知識も身につけることができるので参加してよかったと思います。これからももっと勉強して栄養指導ができるようになりたいと思います。   ※Kio元気塾 病院を退院後も障がいが残っている方々に大学に来ていただいて、運動と栄養指導を行います。実際に病気をされた方に直接お話しを伺い、関わらせていただくことで、自分たちがどのような専門的能力やコミュニケーション力を身につけなくてはいけないかを実感します。

2012.06.12

古民家の測量調査 その2 ~人間環境デザイン学科三井田ゼミ調査~

前回に引き続き、6月9日(土)に、橿原神宮近辺の古民家の測量調査をしてきました!! 今回は、前回計りきれなかった離れや屋根裏、蔵などなど、普段なら人が入らないような場所を測量してきました!! ▼建具の模様もしっかり計って図面にします。 ▼ほこりの舞い散る中、マスクをしての作業です。 ▼脚立を使って、届くかな? ▼蔵は丸太が使用されていて、測定にもコツが必要です。 2回目となる今回は、朝から晩までじっくり時間をかけて測量したおかげで、ほとんどの部分の現況図面が完成しそうです。この結果をもとに、改築の計画案を出します。 4回生二人を中心にチームを組み、卒業研究のテーマとして取り組む予定です。 お楽しみに♪   ▼前回の測定記事 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-504.html

2012.06.09

「かしはらスイーツレシピ・プロジェクト」第3回勉強会

プロの職人から学ぶ和スイーツの作り方 6月5日(火)夕方6時、調理実習室に健康栄養学科1~3回生の約50名が参加して、橿原にちなんだスイーツレシピを開発するプロジェクトの第3回勉強会を行いました。 前回(5月15日)講師をしていただいた大和高田市に本店のあるウエダベーカリー専務猶原秀和氏が、今回は夏の「和スイーツ」の代表格“くずきり”と“わらび餅”を手ほどきしてくれました。 参加学生たちは5限目終了(5時50分)まで授業がびっしり詰まっているため、いつも6時に開始し、8時過ぎの終了まで本当に忙しいなか、頑張っています。 この日は調理実習のあと、個別グループからの質問も相次ぎ、9時まで熱心な授業が続きました。 猶原講師による「スイーツづくり実習」では、洋と和の基本を学びましたが、今後学生のみなさんがアレンジしてレストランや喫茶店で橿原らしいメニューになるスイーツを考案していただきます。 次回は6月19日レシピ相談会でお悩みごとなどアドバイスの時間を持ち、7月7日はいよいよ学内コンペとなります。 【参考記事】 4/17説明会の様子  https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-498.html 第1回勉強会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/1-10.html 第2回勉強会の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-6.html 橿原市内見学ツアーの様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/post-510.html

2012.06.06

理学療法学科 福本准教授が企業と「転倒予防と捻挫予防の靴下」を共同研究!

現在、テーピングの効果を施した靴下やストッキング、サポーターがたくさん市販されていますが、その靴下を見てみると『実際にはそんな走行でテーピングは巻かないぞ!』とか、『その巻き方ではそんな効果はないはず!』というものが多々あります。 ▲私は、このような思いから靴下の製造販売を行う岡本株式会社と共同で、テーピング機能を有した靴下の開発に着手し、この度商品化されました。 まずは教科書通りのテーピングラインを試してみるとうまくいかず、次に繊維強度を上げ、テーピングラインを強めにすると履きづらくなり…試行錯誤の上に出来上がった靴下がこれです。 今回は衣料品としての販売ではなく、医療品としての販売ですのでスーパーなどには並びません。 逆に、医療品ですので『転倒予防』という言葉をコピーとして使用可能になっています。 また、パンフレットの用語も医学用語がそのまま使われていますので少々わかりにくい内容になっていますが、高齢者の方にはぜひ試していただきたいと思います。 履くだけで歩きやすさを実感してもらえる靴下ができましたので、『私の病院の売店においてあげるよ!』『私も試してみたい!』という方がいらっしゃいましたら畿央大学へお問い合わせください。 転倒予防靴下ちらし.pdf 理学療法学科 准教授 福本貴彦

2012.05.31

中学校の一日見学実習を行いました!<教育学部>

2012年5月10日、17日に中学校一日見学実習をそれぞれ香芝市立香芝東中学校、香芝市立香芝北中学校で行いました。 この実習は、教育学部の英語科教育実習(中学校)の授業の一環として、将来英語教師をめざす学生7名が参加しました。実習の目的は、教育実習を直前に控え、教職をめざす者として中学校における学習指導、生徒指導及び生徒の実態を実践的、体験的に学ぶことです。 では、当日の様子を写真とともにご紹介します。 「おはようございます!」学生達の朝は、大きな声で挨拶することから始まりました。朝の挨拶運動を実施している生徒会の生徒に混じり、登校してくる生徒一人一人に挨拶。生徒達は、初めて会う大学生に戸惑いながらもしっかり大きな声で挨拶を返してくれました。 いよいよ生徒達と対面の時です。いつもとは違う緊張した面持ちで生徒達に自己紹介をしました。中には、英語で自己紹介する機会を頂いた学生達もいました。正確な発音に気を配り英語で自己紹介する姿を生徒達は真剣な眼差しで聞き入ってくれました。 自己紹介後はさっそく英語の授業を見学させていただきます。英語の授業をいかにコミュニカティブにしていくか。その工夫が随所にあふれる授業ばかりで学生達は真剣にメモをとっていました。また、中学校側のご好意で授業を単に見学するだけではなく、授業の中で生徒と掛け合う機会も頂きました。音読練習のパートナーや会話の練習、中には突然のALTからの授業協力の依頼もありました。でも、ここはさすが大学生。しっかり英語で受け答えをし、授業のお手伝いを立派に務めました。 昼食は、生徒とともに頂きました。お弁当は、学生達の手作り弁当です。おいしいお弁当と弾む会話。楽しいランチタイムになりました。 香芝北中学校に伺った日はちょうど中間考査1週間前。放課後に考査前の英語補習があるとのことで学生達も参加させて頂きました。補習内容は、中学1年生を対象にしたアルファベットの大文字、小文字。生徒達は、習ったばかりのアルファベットに格闘していましたが、お兄さん先生が生徒達をしっかりサポートしました。学生達の指導に生徒達も真剣な様子でした。 (さらに…)

2012.05.29

SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第3回目授業

自分たちで組み立てたロボットにプログラミングして走らせました! 2012(平成24)年5月28日畿央大学すぐ近くの真美ヶ丘第2小学校放課後の科学クラブ児童26名に対してSPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」の第3回目授業を行いました。 前回(5/21)からロボットの組立を始め、今回はいくつかの命令をプログラミングして実際に走行させます。 大学の指導教員2名(現代教育学科奥田俊詞准教授と情報に詳しい看護医療学科福森貢教授)および奥田ゼミ4回生2名、3回生1名がパソコンや部品を事前に準備し、児童3~4人ずつ8グループに分かれての作業をみんなでサポートしました。 今回使用しているのは「レゴ・ロボット」。 小学生にも簡単に組み立てられるブロックで、プログラムは走る・まわる・停止など単純な命令がアイコン化されています。 「進む」を10回命令すれば何10㎝進むかメジャーで測り、1回で進む距離を計算したあと、各グループのテーブルを右方向に1周させるにはどんな命令を与えればよいかなどをみんなで考えます。 ちゃんと1周まわったグループから、ヤッターの声が湧おこっていました。 独立行政法人科学技術振興機構(JST)では小学生から高校生までを対象に科学的なものの考え方を持ち将来のものづくり日本を背負う理数系児童生徒育てる目的でサイエンスパートナーシップ(SPP)事業を展開しています。 畿央大学ではこの事業に賛同し毎年応募・実施していますが、もうひとつの目的は一緒に帯同する学部学生のための学校インターンシップ、実際の授業に参加し児童たちにふれあい教え方や接し方を学ぶことです。 畿央大学教育学部の学生のほとんどは教師をめざしており、このような授業に参加することは彼らにとって絶好の機会でもあるのです。 趣味で覚えたトランプマジックをみんなの前で披露!一躍人気者になりました。 【関連記事】 真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-5.html

2012.05.22

キャンパスから"金環日食"がくっきり見えました!

みんなで金環日食フィーバー! 2012(平成24)年5月21日(月)午前7時過ぎから、徐々に太陽が欠けだし7時29分頃には完全なリング状になった“金環日食”ショー。 この日、近隣小学校では登校時間を30分遅らせる学校がほとんどで、日本国民が空を見上げて大フィーバーしました。 畿央大学では理数系・情報系の専門家、現代教育学科奥田俊詞准教授と看護医療学科福森貢教授の指導のもとに天体観測チームが結成され、金環日食が始まってから終了するまでをネットで近隣小学校向けに配信しました。 日食は、木漏れ日などでも確認することが出来ます。 大学のアリーナ(体育館)には巨大な木漏れ日を作り、楽しみました! 観測中は一時厚い雲に覆われましたが、太陽は雲間からはっきり見える状態が長時間続いたおかげでほぼ完ぺきなリングをとらえることができました。 7時30分前後の動画は大学のホームページから見ることができます。 https://www.kio.ac.jp/topics_news/3496/ 冬木学園は、5月21日は創立記念日で休講でしたが、補講などもあり約50人の学生が観測会に参加。近隣の小学生も来ていました。 リングがつながった瞬間、みんな大きな感動を覚え、歓声があがりました!

2012.05.22

「かしはらスイーツレシピ・プロジェクト」橿原市内見学ツアー

橿原の歴史文化に触れる風情豊かなバスツアー! 2012(平成24)年5月20日(日)9時30分、健康栄養学科1~2回生13名が近鉄八木駅前に集合し、昨年オープンした“かしはらナビプラザ”見学をスタート地点として橿原市内バスツアーに参加しました。 橿原商工会議所と健康栄養学科(指導教員浅野恭代教授、新谷実希助手)の連携事業「かしはらスイーツレシピ開発」事業も今年で4年目を迎え、過去多くの先輩方が携わって橿原のお弁当や食および工芸部門のお土産ものが商品化され今も販売中で、このプラザに並べられています。 バスは一路香具山へ向かい、ふもとにある天香山神社にお参りし、(古事記によると)この木の皮を焼いて占いにも使われた「波波迦の木」を見てきました。今回は訪れませんでしたが山奥にはパワーストーンである「月の誕生石」という巨大石があり、一昨年創作された大和芋と大和まなのモンブラン風タルトケーキの商品名にもなっています。 そして平城京より約10年前に出来た「藤原京」旧跡を見学。ここからは、香具山、耳成山、畝傍山や三輪山を眺望でき、今は一面野原になっていて建物は何もありませんが、発掘調査は続いています。 そして普段はめったに来ることのない(独)国立文化財機構奈良文化財研究所で発掘された土器・瓦、富本銭、復元模型などを見て回りました。 (さらに…)