2022.09.07

夏のスポーツ実習2022「アダプテッド・スポーツ」レポート vol.3

畿央大学では夏期、冬期の集中講義として「スポーツ実習Ⅱ・B」(1年次配当・選択科目)を開講しています。今年度からは新たな取り組みとして、アダプテッド・スポーツ、コアトレ・ウォーキング、バスケットボール及びバドミントンの4種目群から1種目を選択して履修します。 アダプテッド・スポーツは、性別や年齢、体力、スポーツ経験の有無に関わらず誰でも気軽に参加して楽しむことができるよう、ルールや用具を工夫し適合(adapt)させたスポーツのこと。   初日は座学での講義、2日目に車椅子・片麻痺・視聴覚障害体験などを行い、9月6日(火)実施の3日目は、「シッティングバレー」「ゴールボール」「ボッチャ」の3競技を体験しました。1回目より講師を担当している理学療法学科卒業生で大学院健康科学研究科修了生の加納希和子さん(スポーツ認定理学療法士、中級障がい者スポーツ指導員)に加え、同じく舞洲障がい者スポーツセンターでスポーツ指導員をされている三上大成さんに指導していただきました。   ▼講師の三上大成さん   シッティングバレー       シッティングバレーは、臀部を地面につけて行うバレーのことです。臀部を地面につけたまま素早く移動することが難しく、なかなかラリーを続けることができませんでした。また、レシーブをするときに臀部を浮かしてしまうことも多くあり、立たないようにすることが難しかったです。         サーブやレシーブを練習してから、みんなでゲームをしました。最初はなかなかボールがつながりませんでしたが、人数やボールを変えるなど工夫をしてみると、だんだんとラリーが続くようになり、ゲームらしくなっていきました。私たち健常者になじみのあるバレーボールと変わらないのに、座っているというだけでとても難しく感じました。     ゴールボール     ゴールボールは、視覚障害者を対象としたスポーツで、ボールから鳴る鈴の音を頼りにボールを止めて投げることを繰り返します。ボールは重たく勢いがついているので、全身を使ってボールを止める必要があり、体を張ったスポーツだなと思いました。         また、コートには自分の位置がわかるようタコ糸で印がされていますが、ゲームをしていると見失ってしまい、正面や自分の位置などがわからなくなりました。味方ともっと声を掛け合うなどしっかりと連携することや、怖がらずに思い切ってボールを止めたりすることが大切だなと思いました。   ボッチャ   ボッチャは、自分のチームのボールを白色のジャックボールに近づけて点数を獲得するスポーツです。ボッチャ特有の技もあり、三上先生に得点の数え方等細かく実演してくださいました。     ボッチャのボールは想像よりも重たく、投げるときの力加減が難しかったです。投げる練習をした後、みんなでゲームをしました。チーム内で利き手、非利き手、車いすと投げる役割を3つに分けましたが、普通に投げたり、車いすに乗って投げたりすると投げやすく、とても良い一投ができることが多くありました。しかし、利き手ではない手で投げると思っていた方向に飛ばなかったり、投げる力が弱すぎたりしました。ゲームは接戦が続き、白熱して楽しかったです。       今回3つのゲームを行いましたがそれぞれコートを作るところから始め、ルール説明を受けて投げ方などを練習し、みんなでゲームをしました。 始めはみんなとてもぎこちなく、声掛けなども少なかったですが、最後にはみんなで声を掛け合い、楽しくゲームをすることができました。どのスポーツでも、チーム内でコミュニケーションをとったり、お互いに声を掛け合ったりしながら、全力で楽しむことが、楽しくスポーツをする秘訣だと思いました。     三上先生、加納先生、本日はありがとうございました。       現代教育学科 2年生 長谷川慈   【関連記事】 夏のスポーツ実習2022「アダプテッド・スポーツ」レポート vol.2 夏のスポーツ実習2022「アダプテッド・スポーツ」レポート vol.1 東京五輪に理学療法士として本学教員・卒業生4名が参加します。

2022.09.05

2022年度3回生の領域実習がスタート!~看護医療学科「老年看護学実習」

看護医療学科のカリキュラムでは、3年次後期に各領域の臨地実習を配置しています。 2022年8月18日(木)に母性看護学実習をスタートし、8月22日(月)からは老年看護学の施設実習が開始しました。前期は、コロナの影響が落ち着いている時期もあり、3年ぶりに高齢者施設で対面実習ができると期待し準備していましたが、コロナ感染人数が過去最高を記録する状況へと変化する昨今、前年度と同様に遠隔実習として開始することとなりました。   臨床現場とリモート中継して看護師業務のシャドウイング(「影」のように近くで実際の看護を観察すること)や説明を受けることをはじめ、自主製作の動画教材や高齢者看護の視聴覚教材なども使用して、できるだけ、学びの多い遠隔実習となるよう設定しています。 以下に実習の内容をまとめましたので、報告させていただきます。     ▼指導者から看護業務についての説明の様子       この日の実習目的は、ユニットケアの機能と施設で働く看護師の役割としており、施設で働く看護師をオンタイムで動画配信し、仕事の内容や看護師の役割などを具体的に説明していただきました。日々の健康管理から服薬管理、胃ろう(直接胃から栄養を摂取する医療措置)の処置などについては詳しく、学ぶことができました。指導者への質問内容をつのると、学生から多くの内容が寄せられました。質問内容に対して教員からも補強して返答をしました。     ▼リモートでの施設の概要説明の様子       この日の目的は、有料老人ホームの機能と役割、働く職種・入居者の特徴などを記述することができ、高齢者の安全を守る援助について学ぶこととしていました。施設長様から施設の概要とその機能役割についての説明やDVDを視聴し、認知症をもつ人を一人の『人』として尊重し、その人の視点に立って理解し、共にケアに取り組もうとする認知症ケアであるパーソンセンタードケアについての学びを深めつつ、独自に準備した胃ろう造設術を受けた高齢者の看護計画を立案する課題にも取り組みました。また、指導者のシャドウイングやカンファレンスを通じて学びを深めました。学生からの質問に丁寧に答えていただきました。     ▼教員からリモートで全体発表会の説明       この日の目的は 老年看護学実習 施設実習において学んだことを発表し、相互に学びあうこととしていました。各グループの発表内容は、どれも素晴らしい内容で、高齢者施設の特色や、そこで働く看護職の役割について、意思決定を支える内容や多職種連携とその人らしさを尊重した関わり方など、実習内容の発表として十分な内容のとなっていました。   学生による事後アンケートからは、 ●リモートだったため移動時間がなかった分、調べる時間や考える時間が多く取れて、深い学びができたと思います。 ●学ぶことの多い実習でした。 ●先生からの実習記録のコメントが励みになったので頑張れました。 ●グループワークなど、個人だけでなく何人かで意見を交換する機会が設けられていてよかった などの意見が寄せられていました。   これから3回生は、成人急性期・成人慢性期・小児・精神・母子・在宅の領域実習をローテートしていきます。教職員全員で応援したいと思います。       看護医療学科 老年看護学領域 教授 山崎 尚美 准教授 上仲 久 助教 杉本 多加子 助教 島岡 昌代 臨床教授 西 千亜紀       【関連記事】 4回生から3回生へ学びの伝達「緩和ケア病棟の実際―病院インターンシップ実習を経験した上級生とのディスカッションー」~看護医療学科「終末期ケア論」 「認知症ケア論」フィールドワークでの学びを共有!〜看護医療学科 「認知症ケア論」で学外施設へフィールドワーク! ~看護医療学科 新たに「認知症ケア論」が開講しました!~看護医療学科 5か国合同でのミニシンポジウム開催 ~ 看護医療学科「 国際看護論Ⅰ」 摂食嚥下障害看護認定看護師の講師を招いて 「高齢者の摂食・嚥下のための看護」演習を行いました!~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅱ」 「最期のときに、心をこめて。」エンゼルケアの演習を実施しました ~看護医療学科「終末期ケア論」

2022.09.04

オープンキャンパス企画「1食の栄養量を調べよう!」開催レポート~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良

2022年7月10日(日)・17日(日)、8月13日(土)・14日(日)に、畿央大学のオープンキャンパスに健康栄養学科ヘルスチーム菜良※1がスタッフとして参加しました。私達がオープンキャンパスで担当したのは、食育サッとシステム※2を利用して行う来校者の一食分の栄養バランスの調査です。         ※1  ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。   ※2 食育サッとシステム…ICチップが入ったフードモデルをトレーに選び、専用の機械に乗せるだけで、1食分の栄養価計算とその食事のバランスがチェックできる体験型の栄養教育システムです。★1~5の5段階で評価されます。         このイベントは夏のオープンキャンパスの恒例行事で、今回は13人のメンバーで対応しました。   同じ料理でも、惣菜か手作りかで食塩相当量を始めとした栄養素の量が変わり、食塩相当量が多いのは惣菜の方である傾向が読み取れます。   7月には約60名、8月には約90名の方が参加されました。洋食よりも和食の方がヘルシーと思って選んだ参加者は、食育サッとシステムの診断結果で塩分が多いことを発見し、驚いておられました。また、野菜が苦手な参加者から、野菜の摂取量を増やすには何を食べると良いのかというご相談もいただきました。               学外の方と関わる活動としては初めてだった私たち1回生にとっては、これから学んでいく食事指導や栄養バランスについて、実際に栄養指導をさせていただくことで、実践を通して学ぶきっかけにつながりました。   暑い中のご来校、ありがとうございました!   健康栄養学科1回生 大石真悠   ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。

2022.09.01

夏のスポーツ実習2022「アダプテッド・スポーツ」レポート vol.2

畿央大学では夏期、冬期の集中講義として「スポーツ実習Ⅱ・B」(1年次配当・選択科目)を開講しています。今年度からは新たな取り組みとして、アダプテッド・スポーツ、コアトレ・ウォーキング、バスケットボール及びバドミントンの4種目群から1種目を選択して履修します。 アダプテッド・スポーツは、性別や年齢、体力、スポーツ経験の有無に関わらず誰でも気軽に参加して楽しむことができるよう、ルールや用具を工夫し適合(adapt)させたスポーツのこと。講師を務める加納希和子さんは本学の理学療法学科の卒業生かつ大学院健康科学研究科修了生です。現在は大阪市舞洲障がい者スポーツセンターで理学療法士(スポーツ認定理学療法士、中級障がい者スポーツ指導員)として活躍、東京五輪にもTOKYO2020MEDスタッフとして参加されました。     初日の座学での講義に続いて、2日目となる8月31日(水)はいよいよ実技に突入!当日の様子を参加学生にレポートしていただきました。 1限目 体育館での車椅子体験 通常の車椅子だけでなく、バスケットボールなどで使用される競技用の車椅子体験も行いました。   通常の車椅子では、介助者にとってはちょっとした段差を持ち上げているように感じる部分が、体験者(乗っている側)になると身体が後ろに倒れ、物凄い大きな段差を超えたような感覚でした。         また競技用の車椅子は、タイヤに角度がついているため小回りがよく効く上に、ブレーキがないため自らが器用に動かすことができますが、腕力がとても必要でした。               車椅子は座っているため全身の力を上手く使うことが難しく、手や足などどこかが使えない場合1人で動かすには想像以上の力が必要で、今まで知らなかったしんどさを味わいました。     2限目 高齢者体験・  片麻痺体験 P棟1階の理学療法実習室から、ペアで自由に校内をまわりました。 私は片麻痺体験をしたのですが、特に階段を下ることに時間がかかりました。身体が前のめりになり、自分がいつも見ている階段よりも傾斜が高いように感じて怖かったです。   校舎内の階段でも段差の高さや踏み場の幅が異なるものが多いため、体験者自らがその都度足を伸ばして確認する、足を斜めにして上手く上り下りするなどの細かな工夫が必要でした。     ▼高齢者体験の様子       ▼片麻痺体験の様子         3限目 視覚障害体験 2限目と同じく理学療法実習室からペアで自由に校内をまわりました。体験者はアイパッチを付けて介助者の腕や肩に手を乗せて校内を歩きました。         視覚が使えないのなら聴覚といったように、使える他の感覚が普段よりも増して研ぎ澄まされたような気がしました。加納先生から教えていただいたように「あと3段で踊り場に着きます」「9時の方向に曲がりましょう」と常に介助者が分かりやすい言葉に言い換えて体験者に伝えることが大変でした。           今日の実技体験を通して、普段私達があまり気にしていない部分により深く着目することができました。街中で自らが支える側になった際、どんな対応をすれば相手が安心できるのか、また相手がどのようなことをしたい・知りたいのか互いの意思疎通が本当に大切だと学びました。「寄り添う・支える」ということは、一度相手と同じような体験をして知り得た知識の上で周りを見て行動しないと、相手にとっては本当の意味で「寄り添う・支える」ことができていないのではないかと身に染みて感じました。   これから困った人を見つけた際には、この実技体験から学んだことを生かして、先を見通した行動や丁寧な声掛けを相手にできるよう頑張りたいと思います。                                                  健康栄養学科 1回生     【関連記事】 夏のスポーツ実習2022「アダプテッド・スポーツ」レポート vol.1 東京五輪に理学療法士として本学教員・卒業生4名が参加します。

2022.08.31

夏のスポーツ実習2022「アダプテッド・スポーツ」レポート vol.1

畿央大学では夏期、冬期の集中講義として「スポーツ実習Ⅱ」(1年次配当・選択科目)を開講しています。今年度からは新たな取り組みとして、アダプテッド・スポーツ、コアトレ・ウォーキング、バスケットボール及びバドミントンの4種目群から1種目を選択して履修します。 8月30日(火)からは「アダプテッド・スポーツ」がスタートしました!   アダプテッド・スポーツは、性別や年齢、体力、スポーツ経験の有無に関わらず誰でも気軽に参加して楽しむことができるよう、ルールや用具を工夫し適合(adapt)させたスポーツのこと。初日はアダプテッド・スポーツとパラスポーツの理解、スポーツ大会と障がいのクラシフィケーション、年齢・障がいによる身体機能とリスク管理について座学での講義を行いました。   講師を務める加納希和子さんは本学の理学療法学科の卒業生かつ大学院健康科学研究科修了生です。現在は大阪市舞洲障がい者スポーツセンターで理学療法士(スポーツ認定理学療法士、中級障がい者スポーツ指導員)として活躍、東京五輪にもTOKYO2020MEDスタッフとして参加されました。     ▼講師の加納希和子さん     <受講した学生の感想> 私は小さいころからソフトテニスをしていました。その影響で車いすテニスを見ることも多々あり、他のパラスポーツももっと知りたいと思いこの授業を履修しました。また東京オリンピックにも理学療法士・メディカルスタッフとして参加された福本先生、加納先生のお話が聞けるということにも魅力を感じたからです。   一日目は座学ばかりでしたが、とても内容の濃いものでした。障害の程度に合わせて位が分けられていたり、平等に競技ができるようにされていることなど初めて知ることもたくさんありました。その中で私がもっとも印象に残っていることは「教科書に記載していることだけが正解ではない」ということです。「一人一人を知るなかで、その人の個性が見つかる」と加納先生がおっしゃっていました。   ▼講義の様子     これから理学療法士になるための知識を吸収するだけではなく、ボランティア活動などにも積極的に参加し、たくさんの個性を持った人と接し、経験を積む必要があるなと改めて感じることができました。明日からは実技がメインとなってくるので、楽しみながら学習できたらいいなと思います!     理学療法学科 1回生 櫻井 瑞希   【関連記事】 東京五輪に理学療法士として本学教員・卒業生4名が参加します。

2022.08.31

「4大学対抗ピザバトル」で、大和丸なすを使ったピザが最優秀賞に!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良

令和4年6月3日(金)~6月5日(日)にイオンモール大和郡山で行われた「4大学対抗ピザバトル」に本学のヘルスチーム菜良※が出場しました。   ※ヘルスチーム菜良・・管理栄養士養成課程を持つ4年制大学(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。   各大学で「大和丸なす」をはじめとした大和郡山産野菜を使用したピザを1種類ずつ、合計4種類のピザを共同開発する「4大学対抗のピザバトル」とし、イオン大和郡山店「大和郡山フェア」にて販売しました。   畿央大学「柚子香る白味噌風味の彩りピッツァ」 近畿大学「ゴロゴロ野菜のトマトピッツァ」 帝塚山大学「キーマカレー風ピッツァ」 奈良女子大学「生姜でさっぱり彩野菜の麻婆茄子風ピッツァ」 4大学のピザを食べようと、たくさんの人にお集まりいただきました。     ▼「柚子香る白味噌風味の彩りピッツァ」     ▼レシピ     本学のピザのコンセプトは、「和と洋の融合」。 メインで使用する大和丸なすの特徴である「噛み応えのある食感」を活かせる「田楽」にこだわり開発しました。 なす田楽と言えば赤味噌ですが、赤味噌ではなく、塩分が控えめで、関西ではお雑煮に使用され馴染みある、白味噌を用いました。この白味噌に「洋」の要素であるホワイトソースを混ぜ、さらに白味噌の甘みとホワイトソースのこってり感を解消するために「ゆず」を使用し、さっぱりとした味わいに仕上げました。 開発にあたり、学生のみではなく、大和郡山市石窯焼きピッツェリアサンプーぺーさんに試作のアドバイスをいただき、このピザが完成しました。   今回、納得のいくピザを開発するまでの過程は、非常に大変でした。 しかしながら、野菜の種類や彩・ソースの配合割合・原価などさまざまな試行錯誤をメンバーとともに繰り返すことで、こだわりのピザを完成させ、お客様に提供することができました。       そして、結果発表です! なんとありがたいことに、本学の「柚子香る白味噌風味の彩りピッツァ」が4大学対抗ピザバトルで最優秀賞をいただきました。また、そのピザを紹介するポスター(媒体)についても、4大学の中でイオン賞をいただくことができました。   ▼販促用ポスター     ▼授賞式の様子         ピザバトルに参加したことで、メニュー開発の楽しさや難しさ、他大学のアイデアも知ることができ、大変勉強になりました。来年もピザ開発をする機会があれば、挑戦したいと思います!!   *写真撮影時のみマスクを外しています。       健康栄養学科 3回生 福井千恵理   【関連記事】 イオン「大和郡山フェア」で学生が考案した「大和丸なすピザ」を販売します。 第6回「うま味調味料活用!郷土料理コンテスト2021」で『伝承賞』を受賞! 近畿農政局主催「令和3年度 学生を取り込んだ食育推進セミナー」に参加! 近畿農政局主催「学生おべんとうコンクール2021」に参加! 2021年度畿央祭で「親子オンライン料理教室」を開催! 奈良県産規格外りんごを使用したジャムを管理栄養士の卵とパティシエが共同開発! 「2021年度 第1回 ならコープらくらくお料理パック 新メニュー試作会」開催!

2022.08.24

2022年度「マミポコ・親子ひろば」 前期第1回活動報告!

「マミポコ・親子ひろば」は、近隣の未就園児とその保護者の皆さんに遊びと交流の場を提供する取り組みです。親・子・大学生のコミュニケーションの場として、自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどを提供し、元気いっぱい活動をしてきました。   現在、コロナ禍で対面での実施が難しいため、親子一緒におうちで楽しめる遊びを考え、動画配信することになりました。まだまだ皆さんと会うことが難しい中で、少しでも明るく楽しい気持ちになっていただければと思います。 是非ご覧ください!   【第1回:7/13(水)】 〇触れ合い遊び「らららぞうきん」 〇手遊び「どんぐりころころ」、「あたま かた ひざ ぽん」   今回は、お家の中でも親子で楽しめる触れ合い遊びと、手遊びを2つしました。 手遊びの「どんぐりころころ」と「あたま かた ひざ ぽん」は、徐々にスピードを速くするなど楽しくアレンジしてやってみてください!!!           〈撮影準備・撮影の様子〉※感染対策を徹底したうえで、練習や準備作業をしています。 ▼撮影開始でドキドキ…!     ▼触れ合い遊び「らららぞうきん」の様子     ▼首から下げているどんぐりも手作りしたよ♪     ▼今回はピアノ伴奏にも挑戦しました!       これからも、より安心・安全に楽しく活動できるような内容を考えていきたいと思います。 子どもたちや保護者の方々の笑顔を見られることを楽しみにしています!       現代教育学科2回生 水嶋あい、六反里奈     【関連記事】 「マミポコ・親子ひろば」の取り組みはコチラ!!      

2022.08.23

「第12回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催!~田平研究室

2022年8月20日(土)~21日(日)に「第12回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を大阪府吹田市の大和大学にて開催しました。       ※撮影時のみマスクを外しています。     本研究大会は毎年、田平教授をはじめ在学生と卒業生を中心に行っており、修士・博士論文の進捗状況の報告や研究計画のプレゼンテーションなどを実施しています。昨今のCOVID-19の影響で一昨年は中止、昨年度は完全webでの開催でしたが、今年度は万全の感染対策を実施した上で、対面とwebのハイブリッド形式での開催となりました。私は残念ながらwebでの参加となりましたが、現地参加とweb参加と併せて28名の参加があり、大盛況のうちに終了となりました。         発表内容は呼吸・循環器系に関する報告を中心に小児リハビリテーションの発表など多岐に渡り、どれも非常に興味深い内容でした。発表に対して、田平教授をはじめ、卒業生や在学生からも厳しくも温かく鋭い質問が多く寄せられて、今後研究をおこなっていく上で非常に有意義なディスカッションが行われました。       COVID-19の影響で、様々な活動が制約され、この3年間で私たちの生活様式も大きく変化しましたが、少しずつではありますがようやく従来の形を取り戻すことができており、喜びを感じております。webでのミーティングは非常に簡便で、利便性の面では非常に有用ですが、やはり、直接顔を合わせて行うディスカッションはその場にいないと体感できない熱量や雰囲気・緊張感を味わうことができ、とても貴重な経験だな、と今まで当たり前だった日常のありがたさを改めて痛感しています。COVID-19の国内情勢を鑑みて、残念ながら懇親会は行えず寂しい気持ちもありましたが、来年こそは懇親会も行えることを信じて、日々の研究活動に励んでいきたいと思います。   8月の厳しい暑さの中での開催でしたが、厳しい暑さに負けない研究室の熱さで非常に充実した2日間を送ることができました。   当研究室の活動に興味のある方は是非ご連絡をいただければと思います。呼吸・循環リハビリテーション分野における日々の臨床的疑問を共に解決していきましょう!研究室スタッフ一同お待ちしています。     畿央大学大学院 健康科学研究科 博士後期課程 野中 裕樹     【関連記事】 「第10回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催!~田平研究室 「第9回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」レポート 「第8回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催!~田平研究室 「第7回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催!~田平研究室

2022.08.17

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.87~オープンキャンパスでカラダチェックコーナーを担当!

こんにちは。TASK※(健康支援学生チーム)、理学療法学科4年の吉田衣里と、1年の森岡真優です。2022年8月13日(土)、14日(日)に行われたオープンキャンパスにて、高校生や保護者を対象としたカラダチェックコーナーをTASKが担当しました。今回実施した測定内容は、体組成、骨密度、ヘモグロビンの3項目です。   ※TASKは”Think、 Action、Support for Health by Kio University”の略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 ▼体組成測定の様子       大変暑い中、多くの方がカラダチェックコーナーに足を運んでくださいました。機械の調子が悪く、お待たせしてしまう時間帯もありましたが、TASKスタッフ同士で連携することで大きなトラブルなく無事に終了することができました。 ご協力いただきました皆様には、この場をお借りして御礼申し上げます。     ▼骨密度測定の様子       最近は暑い日が多く、屋外での運動が困難であると考え、自宅内でできる軽めの運動をメインに指導させていただきました。「それならできそうやわ」「娘とやってみます!」とおっしゃってくださる方が多く、みなさんの運動意欲向上を肌で感じることができ、とても嬉しかったです。   今回、初参加のメンバーが多い中での運営でしたが、対象者の方と積極的にコミュニケーションをとり、落ち着いた対応ができていたのでとても頼りになりました。1、2年生メンバーの今後の活躍に期待しています!   私は残りの活動で、2つの目標「一人でも多くの方の健康をサポートする」「1、2年生に活動の魅力を伝える」を達成できるように頑張ります。(吉田)     ▼骨密度測定の様子     私にとっては2回目の活動でした。 初めて参加させていただいた時よりは少し心に余裕ができ、来場者様に楽しんでいただけるように積極的にお話することができました。ですが、まだまだ測定結果のご説明や配慮など至らない点も多く、その際は先輩方がたくさんサポートしてくださり、安心して活動に臨むことができました。   また今回特に印象に残っていることは、測定終わりに来場者様が、「自分の身体の状態も知ることができたし、来て本当に良かった」とおっしゃってくださったことです。「将来医療従事者として働くんだ」という実感が湧き、今よりもさらに頑張りたいと思うきっかけとなったので、このお言葉は私にとって非常に嬉しいものでした。   一方でたくさん来ていただけることは大変ありがたいことですが、人数が増えるほど、目の前の測定に必死になり、周りの状況を把握できなくなってしまったときがあったので、今度からはもっと視野を広くして来ていただいた方々全員により一層楽しんでいただけるような空間づくりに努めたいと思います。   これからもTASKの活動に積極的に参加して、来ていただいた方にご満足いただけるように、そしてTASKをもっと認知していただけるように頑張ります。(森岡)     ▼骨密度測定の様子     ▼最後はお決まりのTASKの「T」ポーズ!     「TASKって何?」という方は、畿央大学のホームページからTASKの過去の取り組みを見てみてください!   「参加してみたい!」という方はOutlookのメールから検索ディレクトリを使用して、「task」と検索し、連絡してきてください。参加申し込みだけでなく、質問もこちらのメールで受け付けています。   ◆メールアドレス task@kio.ac.jp ◆Twitter @kio_TASK   友達を誘ってワイワイ楽しく活動しましょう!       理学療法学科4回生 吉田衣里 理学療法学科1回生 森岡真優     【卒業後もつながるTASK】 生駒市の地域リハビリテーション活動支援事業に向けて卒業生が集結!~地域リハビリテーション研究室with TASK    

2022.08.12

生駒市の地域リハビリテーション活動支援事業に向けて卒業生が集結!~地域リハビリテーション研究室with TASK

奈良県生駒市は全国的にも介護予防の先進地として全国から視察が訪れるほど有名な自治体です。また国のモデル事業を通して、リハビリテーション専門職の積極的関わりによる効果を示したことでも知られています。 地域リハビリテーション研究室では約10年前から生駒市の地域リハビリテーション活動支援事業(住民主体の通いの場支援)に協力しています。Covid-19の影響により中断しておりましたが、今年度から状況をみながら再開することになりました。生駒市役所と連携を取りながら高取教授と松本准教授の指揮のもと、現役理学療法士チームで住民主体の通いの場90ヶ所を巡回します。     ▼会議に参加したメンバー(撮影時のみマスクを外しています) ※写真の○が私、仲村渠です   参加する理学療法士を募ったところ、研究室の院生を含む7期生から15期生の21名の畿央卒業生が集まりました。そのほとんどが健康支援学生チーム「TASK(Think, Action, Support for Health by Kio University)」のOB・OGたち。多くが急性期病院に務めており、普段は地域の介護予防事業に関わることが少ない現状ですが、学生時代から地域に出て学んできたことの経験と団結力が今回の集結に繋がったと思います。学生時代のTASKでの経験にプラスして理学療法士としての経験を踏まえて、地域のリハビリテーション活動支援事業に貢献していきます。会議に参加できなかったメンバーも多かったですが、連携がとりやすいのが畿央卒メンバーで構成された大きな強みだと感じています。   活動制限による人との繋がりの希薄化が地域在住高齢者の方々に与えた影響は非常に大きく、介護予防だけでなく生活の質を改善するために地域リハビリテーション研究室の役割も大きくなっています。同じく活動が思うようにできない現役TASKメンバーに先輩としての姿を見せられる良い機会になれば幸いです。     ▼TASK創立3年目の集合写真(今回の参加メンバーの学生時代です) ※写真内の○が私、仲村渠です     今回は事業の関係上で理学療法士のみの集まりとなりましたが、設立9年目となるTASKには現場で活躍している全ての学部・学科の卒業生がいます。創立3年目(私が4回生)の時は100人以上の全学科で構成された畿央で最も大きい学生団体でした。畿央生の健康診断以外にも、奈良県や大阪府の幼稚園児から高齢者までの幅広い方を対象に健康支援活動を行っており、それに向けた勉強会を毎月学生主体で実施していました。勿論、畿央大学には他学科で交流できる部活動は数多くあります。しかし、普段の学習を学生レベルで学部・学科を超えて共有し、実践で活かし、そこから新たに学ぶことはTASKの強みであったと改めて感じます。   もう少し今の状況が落ち着けば、卒業生と学生との交流もできればと思います!それぞれの特性を活かし、学部・学科を超えた活動や学びに興味がある方は是非TASKに入っていただきたいです。学生団体から始まった活動が地域の支援に繋がっている現状を踏まえ、今後の地域支援の為にも学生さんの参加を心からお願い致します。   淀川キリスト教病院 畿央大学大学院 地域リハビリテーション研究室 客員研究員 TASK初代代表 仲村渠 亮     【関連リンク】 地域リハビリテーション研究室 理学療法学科 大学院 健康科学研究科   【関連記事】 第64回日本老年医学会学術集会で教員が発表!~健康科学研究科 香芝市市政施行30周年記念事業の一環として本学教員監修の「フレイル予防体操」がリリースされました〜理学療法学科 第8回日本予防理学療法学会学術大会で大学院生と客員研究員が発表!~健康科学研究科 TASK(健康支援学生チーム)活動レポート 第2回「次世代リーダー育成セミナー」を開催!~理学療法学科 第1回「次世代リーダー育成セミナー」を開催!~理学療法学科