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健康イノベーション学科

2025.08.04

健康工学部長に就任予定の村松先生が、マーケティングに関する書籍を出版!

  はじめまして、伊﨑です。 健康工学部(2026年4月開設予定/設置認可申請中)の学部長に就任予定の村松潤一先生が編集されたマーケティング書籍『価値共創マーケティングの深化』(同文舘出版)を紹介させていただきます。同書は、2015年に刊行された村松先生編著の『価値共創とマーケティング論』の続編として出版されました。『価値共創とマーケティング論』では、サービス・ドミナント・ロジック(S-Dロジック)に基づいて、顧客との相互作用を通じた価値の共創という考え方をマーケティングに取り入れた先駆的な書籍でした。   その続編にあたるのが、今年3月に刊行された『価値共創マーケティングの深化』です。本書は理論編と事例編の二部構成となっており、前著の理論的枠組みをふまえつつ、文脈価値、資源統合マネジメント、カスタマー・ドミナント・ロジック(C-Dロジック)などの新たな視点を加えることで、価値共創の実践と応用をより立体的に捉えています。ポスト・コロナ社会やデジタル化の進展を背景に、マーケティングの枠組みを再考するうえでも重要な知見が詰まっています。     事例編に収められた第16章「ヘルスケア・ビジネスにおける価値共創」は、私が担当しました。本章では、医療・健康用品業界における価値共創の成果に着目し、共創活動がどのような変化や価値の創出につながるかを具体的な事例に基づいて論じています。特に、顧客との対話やデータ活用を通じて、文脈依存的に価値が生成されるプロセスに焦点を当て、「成果」の視点から共創を捉える重要性を示しました。   本書は、価値共創マーケティングの理論と実務を架橋する試みとして、企業実務家はもちろん、マーケティングやサービス科学に関心を持つ研究者にとっても多くの示唆を与えてくれる一冊です。またこれからマーケティングを学ぶ学生にとっても、価値創造の考え方を深く理解するための格好の教材です。単なる売買の枠を超えて、企業と顧客がどのように価値を一緒につくり上げているのかを知ることで、マーケティングの面白さと社会的意義を実感できると思います。   最後になりましたが、2026年4月に開設予定の健康イノベーション学科(設置認可申請中)ではこのような「価値共創」などについて横断的に学修し、健康をキーワードに価値あるモノやサービスを広く社会に届ける学びを展開していきます。オープンキャンパスでは魅力ある学びを体験することもできるので、ぜひ遊びに来てください! 現代教育学科 講師 健康イノベーション学科 ※ 就任予定 伊﨑 翼   ※2026年4月開設予定/設置認可申請中   オープンキャンパス情報はこちら 健康イノベーション学科(仮称)を詳しく見る 健康工学部長(就任予定) 村松潤一先生のメッセージ