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畿央の学びと研究
2017.12.22
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.52~「認知症カフェ」でクリスマス会!
こんにちは、健康支援学生チームTASK※、看護医療学科2回の野口美波です。私たちTASKの学生が広陵町にある特別養護老人ホーム大和園で行われた「認知症カフェ」にボランティアとしてお邪魔しました!この認知症カフェは広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」の一環で行われており、大学教員(看護医療学科の山崎先生、寺田先生)も参加しています。 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 今回はクリスマス会ということもあり、参加して頂く方々に楽しんでもらいながら、認知症予防を行うという企画でした!まず初めにクリスマスカードを皆さんで作って頂きました。皆さん、最初は苦戦していたものの、だんだんとコツをつかみ、最後にはとてもきれいなクリスマスカードが出来上がっていました! この次に「シナプソロジー」を行いました。頭を使って考えながら体を動かす活動でした。 机に手を置いて、ゆっくりと立ち上がるスクワット。体幹はそのままで手を上に向けて左右に動かすストレッチなど、たくさん体を動かす体操を行いました。皆さんも、クリスマスカードで細かい作業をしていたため、体操すると気持ちがすっきりしているようでした! そして最後は「クリスマスケーキ作り」をしました! 管理栄養士さんによる清潔指導のもと、皆さん一生懸命ケーキを作っておられました。 みなさん美味しそうにケーキを食べておられました。「こんなに幸せな時が昔は来るとは思わなかった」と戦時中の話や昔の話をしている方々もおられ、とても勉強になりました!また最近の心配事なども話して下さり、このような集まりはただ楽しむだけでなく高齢者の皆さんの気持ちを表出できる貴重な機会であるということも学びました。 次回のKAGUYAプロジェクトの認知症カフェは1月21日(日)、次々回のKAGUYAプロジェクトの認知症カフェは2月18日(日)に開催されます。両日とも開始時刻は13時30分からとなります。(16時まで)皆さんも一緒に参加しませんか? 看護医療学科2回生 野口美波 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。 ●広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」ホームページ
2017.12.22
学生広報スタッフblog vol.237~アカペラ部ADVANCE# 畿央祭レポート!
こんにちは!学生広報スタッフの田里日向子です!大変遅くなりましたが、10月に行われた畿央祭におけるアカペラ部の活動をレポートさせていただきます!今年も去年と同様、模擬店・展示・舞台に分かれて、各長を中心に活動しました。 《模擬店》 去年に引き続き、白玉を販売し、今回は黒蜜きな粉・あんこ・フルーツの3種類と、新しくアイスクリームがトッピングできるようにしました!追加料金でトッピング追加もできたので、全部トッピングをされるお客様もいらっしゃいました!(^O^)全体的に黒蜜きな粉が人気でした(^O^) 今年は台風における雨の影響で、客足が途絶えることが多くなることが予想されましたが、なんとか売上目標を達成することができました!これも、模擬班長の2人と、手伝ってくれた多くの部員のおかげです。本当にありがとう! 《展示》 夏休み前に組んだ縦割りバンドや、夏合宿で組んだバンドなど、多くのバンドが出演しました!アップテンポで盛り上がる曲や、しっとりバラードまで幅広い曲が演奏されました(^O^) OGさんからも講評をいただき、これからの活動に繋げていきたいです!1回生もうまくなっていてびっくりしました!!! 残念ながら2日目に出演予定だったバンドは、台風の影響により中止になってしまい、歌うことができませんでした(:_;) 非常に悔しい気持ちでいっぱいでした・・・。また次の機会に歌えたらと思います!!聴きに来てくださった方々、ありがとうございました! 《舞台》 部内オーディションを勝ち抜いたバンドが出演し、雨にもかかわらず多くの方に聴いていただくことができました!お客さんと一体になれることができ、一緒にタオルを回したり、ハモったりと、盛り上がる場面では、全力で盛り上がっていただき、ありがとうございました!(笑)しかし、舞台も展示と同様に、台風の影響により2バンドが出演できませんでした。個人的に聴くのを楽しみにしていたバンドだったので、本当にやるせない気持ちでいっぱいでした。 今年の畿央祭は、天候の都合で今まで準備してきたことができなくなることが多々あり、悔しい思いをする場面が多かったです。しかし、そんな時でも臨機応変に動いてくれた、模擬班長・展示班長・舞台班長、そして、ほかの団体の兼ね合いで忙しいのにも関わらず手伝ってくれた部員達のおかげで、笑顔が絶えない、非常に充実した2日間となりました。本当にありがとうございました。来年こそは、晴れてほしいですね!! そして!ここでADVANCE#から大切なお知らせです!! 毎年恒例のADVANCE#単独ライブが来年1月に開催されます!! テーマは「声春」 2次にわたるオーディションを通過し、バラエティ豊かな7バンドがステージで皆さんをお迎え致します。ミュージカルのような演出を目指して日々練習を重ねています。アカペラを通して私たちと一緒に、「声春」しませんか? 【畿央大学アカペラ部 ADVANCE# Winter Live2018『コエハル』】 ◎日時:2018年1月14日(日)Open:12:00/Start:12:30 ◎場所:アゼリア大正ホール ◎チケット:学生¥500/一般¥800 チケット購入方法などはADVANCE#部員、もしくはADVANCE#ウィンターライブ公式Twitterでご確認ください!お待ちしております(^O^) 健康栄養学科2回生 田里日向子 【関連リンク・記事】 ADVANCE#Twitter 畿央祭(学園祭)実行委員Blog 学生広報スタッフblog vol.230~アカペラ部ADVANCE#の夏合宿! 学生広報スタッフblog vol.224~アカペラ部新入生歓迎会を開催! 学生広報スタッフblog vol.223~アカペラ部の新歓LIVE@サンクンガーデン!
2017.12.21
学生広報スタッフblog vol.236~奈良マラソンでボランティア!
こんにちは !学生広報スタッフで 現代教育学科1回生の浅川です。2017年12月10日(日)に、奈良マラソンのボランティアに参加してきました! きっかけは、ボランティア募集のチラシを見かけたことです。今回のような「スポーツに関わるボランティアもしてみたい」と思い、申し込みました。 配属先は【給水・給食】で、ヴァームウォーターや水、飴をランナーの方に提供します。当日は、事前説明会で配られたウェアもしっかり着て、朝から送迎バスに乗り、担当のエリアに向かいました。 ランナーの方が来るまでは準備をしていました。私のグループはヴァームウォーターの提供をしました。その準備段階では、ヴァームウォーターの入ったペットボトルを段ボールから開けたり、開栓してスタンバイしたりしました。寒い中で手がかじかんで、普段はなんともない開栓作業が大変でした。 ランナーの方が走ってきてからは、紙コップに一定量のバームウォーターを汲み入れて机に並べました。途中、ピークのときには、大勢のランナーの方が立ち寄ってくださったので、机に並べてもすぐになくなり、開栓して、汲んで、並べて、をそれぞれ分担して行いました。 それだけではなく、応援も大切な仕事でした。「がんばれ~ !」「あと○キロです !」という声かけはもちろん、ゼッケンに名前の表記してある方には、名前を呼んだりして、笑顔で声援を送りました。老若男女、色々な方が参加していましたが、ランナーとして参加された畿央大学の職員の方にもお会いすることができました ! 仮装して走ってる方もいてとても道路が賑やかでした。とてもつらそうに走ってる方もいましたが、そんな中でも、「ヴァームウォーターいただきます !」という一言や、応援に対して「ありがとう~ !」「がんばります !」という返事をいただきました。とても嬉しかったです。 今回、初めての参加で不安もありましたが、それ以上に終わった後に「楽しかった !」「参加してよかった !」と思うことができました。ぜひ、ボランティアにも、そしてマラソンにも参加してみてください。 寒い中でしたが、ランナーの方の元気に走る姿や、細かな気遣いにとても心が温かくなりました。 現代教育学科1回生 浅川佳美 【関連記事】 学生広報スタッフblog vol.231~奈良タンゴ祭にボランティアとして参加!
2017.12.20
2017年度「マミポコ親子ひろば」後期第3回活動報告!
近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 今回は、12月の活動を報告します。 12/12(火) ◯自由遊び ◯手遊び「はじまるよ」 ◯クリスマス製作 今回は6組の親子が参加してくださいました。 自由遊びでは、食べ物のおもちゃを握って遊んだり、ボールプールのおもちゃに夢中になって遊ぶ子ども達の元気な姿が見られました。 手遊びは「はじまるよ」をしました。 その手遊びの後にクリスマス製作でツリーとリースを作り、最後には親子で完成した作品を持ちながら写真撮影を行いました。私たち学生にとっても子どもたちと一緒に楽しく活動することができ、とてもいい経験となりました!ありがとうございました!! 次回の活動は、1月9日(火)に和室で行います。今年度最後の活動です!ぜひたくさんの参加お待ちしております!! 現代教育学科3回生 笹井綾子 【参考記事】 2017年度「マミポコ親子ひろば」後期第2回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」後期第1回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第6回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第5回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第4回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第3回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第2回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!
2017.12.19
第1回学食コラボメニュー「秋のヘルシーランチ」を販売!~ヘルスチーム菜良~
こんにちは!!ヘルスチーム菜良*では食堂とのコラボメニュー作成に取り組んでいます。 *ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動、レシピ開発に取り組んでいます。 私たちのグループは、この企画に向けて6月から取り組みを始めてきました。ハロウィンは終わり、まだクリスマスでないこの時期に、どのようなテーマで献立を作成するかに悩みました。そしてテーマを「ボリュームがあるけどヘルシー」に決めました。 スケジュールの都合上、夏休みに集まりや試作があり、なかなか人が集まれず大変な時もありましたが、無事メニューが決まった時には、達成感がありました。献立を作成する際、主食・主菜・副菜・デザートの組み合わせで、たんぱく質、脂質、炭水化物などの栄養素のバランスを取ることの難しさを強く感じました。特に今回のテーマには「ヘルシー」が含まれていたため、エネルギーと脂質には特に気を使いました。 ▼当日販売したメニュー みなさんが秋をイメージしやすい、かぼちゃやきのこを取り入れ、さらにヘルシーということで豆乳も使用したメニューにしました。当日「学食コラボメニューがすべて売り切れた」と報告を受け、嬉しかったです。また、学食コラボメニューを食べた友人から「美味しかった」と聞き、この取り組みに参加して良かったと思いました。 活動していく上で、ご協力いただいた食堂の皆さんや健康栄養学科の先生・先輩方からの提案やアドバイスは、献立作成を初めて行う私たち1回生にとってたくさんの学びがありました。今回の学食コラボメニューでの経験をこれからの学業に役立て、管理栄養士として活躍できるよう成長していきたいです。 直近の第3回学食コラボメニューは12月19日(火)・20日(水)です!栄養満点でおいしい素敵なメニューとなっているので、ぜひ食べてみてください。 健康栄養学科1回生 岩武茉由 【関連記事】 100食限定!ヘルスチーム菜良×学食コラボ第3弾「クリスマスランチ」12/19(火)・20(水)に発売! 100食限定!ヘルスチーム菜良×学食コラボ第2弾「旬の野菜をたくさん摂ろう!」12/6(水)・7(木)に発売! 100食限定!ヘルスチーム菜良×学食コラボ第1弾「秋のヘルシーランチ」を11/29(水)・30日(木)に発売! ヘルスチーム菜良の取り組みを読む
2017.12.19
日本理学療法学生協会(JPTSA)「畿央大学主催 関西支部大会」2017 活動報告!
こんにちは!日本理学療法学生協会(JPTSA) 畿央大学運営委員広報部、理学療法学科2回生の入川 桂一です。 先日、2017(平成29)年12月10日(日)に畿央大学で行われた日本理学療法学生協会 畿央大学主催 関西支部大会について報告させていただきます。よろしくお願いします。 ※日本理学療法学生協会についてはこちらをご参照下さい。 テーマ「痛みと理学療法~知らなきゃ損する痛みの真実~」 関東・中部・近畿・中四国・九州の大学から理学療法士をめざす学生約80名が集まってくれました。 ▼受付の様子 今回の講演は、次の2名の先生方をお招きいたしました。 「Pain Scienceから考える情報リテラシー -だまされないために-」 甲南女子大学に所属し、大阪大学医学部附属病院疼痛医療センターでお勤めの西上先生には、痛みについて正しい知識を持つことが適切な情報を選択できることにつながることから、痛みの発生・抑制のメカニズムと痛みに影響する因子などについて講演していただきました。 「難治性疼痛のリハビリテーション」 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターに所属されている大住先生には、「難治性疼痛のリハビリテーション」をテーマに「複合性局所疼痛群(CRPS)」の特徴とそのリハビリ効果を専門分野である脳の研究を用いて講演していただきました。 また講演の他に「痛みを知るために」という題で学生発表も行いました。 ディスカッションは午前と午後の2回に分けて行いました。午前のディスカッションでは、痛みを表す表現で多い「ズキッ」以外に、どのような表現があるかを学ぶために症例別に比喩・擬音語を使って意見を出してもらいました。午後のディスカッションでは、「態度によって良い印象悪い印象かの捉え方は、患者と健常者では違う事」を学んでいただきました。皆それぞれ違った意見を持っており、お互いを刺激し合えたディスカッションになったと思います。 すべてのプログラムが終わった後は、食堂で懇親会を行いました。「聖徳太子ゲーム」というゲームをグループ対抗で行い、参加者全員で盛り上がることができたと思います。 畿央大学の運営委員で2年間広報部として活動したことで、他大学の友達や畿央大学の先輩・後輩と出会い、たくさんのつながりを持つことができました。今回の先生のお話を聞いて、このつながりを卒業してからも大切にし、同じ医療者として協力し合える仲であり続けたいと強く感じました。 来年も畿央大学にて支部大会を開催する予定です。次は自分たちが主体となり運営していくため、少しばかり不安がありますが来年も皆さんが楽しんでいただけるような支部大会を作りあげていきたいと思っています! 最後になりましたが、開催にあたりご協力してくださった方々、参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました! 日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部 理学療法学科2回生 入川 桂一 【関連記事】 12/10(日)日本理学療法学生協会(JPTSA)畿央大学主催関西支部大会のご案内! 日本理学療法学生協会(JPTSA)が開催したJapan Study Tourに参加!~理学療法学科 日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」2016 活動報告!
2017.12.15
脳科学×特別支援教育で教員特別対談!~現代教育学科「発達障害教育特論」
特別支援教育に関する3回生後期の配当科目「発達障害教育特論」(担当教員:理学療法学科・ニューロリハビリテーション研究センター長森岡周教授)では、12月13日(水)の授業で、昨年に引き続き、現代教育学科の大久保先生に来ていただき、森岡先生と大久保先生の対談形式の講義になりました。 本年度のテーマは、「社会性がないという位置づけは必要なのか?社会的いじめとは?」です。 発達障害児に特性がありますが、発達障害児から見れば、定型発達児にも「社会性がある」という特性があります。その特性があるからこそ起こる問題が「いじめ問題」であるのではないか?と大久保先生から投げかけられました。 今まで、定型発達の目線から発達障害の特性ばかりを見ていた私たちからすると、大久保先生の発達障害の目線から定型発達の特性を見る、という考えはとても斬新なものに感じました。しかし、定型発達した人が発達障害のある人に対し、自分たちとの違いを感じることと同様に、発達障害のある人も定型発達した人に対し違いを感じることは当然のことだと思います。今までそのことに気付いていなかったという事実に衝撃を受けると同時に、とても興味深く感じました。 まず「定型発達特性」について、対談が始まりました。内容は、「①利己的な選択に基づいて利他的な行動が行われているのではないか?」「②定型発達の社会性に対する意識の方向性は?」「③文脈力があるからこそ残虐になれるということがあるのではないか?」の順で進められました。 どの話も考え深いものばかりでしたが、その中でも私たちが特に印象に残ったことは、「いじめる側の脳のメカニズム」です。達成することを目標にする学級目標を立てることは、集団の統率を取ることには有効的ですが、反対に集団の中での圧力が強まり、逸脱すると排除しやすくなります。人間の、集団から一部を排除しようとする行動は、アンフェアな存在に対し嫌悪感を抱き、その嫌悪感が理由づけになり、行動するといった脳の認知能力が起こしています。このような脳のメカニズムが、いじめに関係しており、発達障害がある子の逸脱行動は、定型発達児にとってアンフェアな存在という認識のきっかけになり、いじめへとつながると考えられます。 先生方のお話から、教育を行う立場である教師が、「障害」という言葉をマイナスなイメージで広げていくのではなく、プラスなイメージで広げていけるようにするためにも、私たち自身が障害特性についてきちんと理解しておくことが大事だと思いました。また、発達障害児の目線にも立ち、定型発達児の考え方を必要に応じて教えていくことも大切だと思いました。そして、共通して大切なことは、定型発達児も発達障害児もお互いが「アンフェアな存在」と認識しない説明ができるようになることだと感じました。また、達成することを目標とする学級目標ではなく、学級を一定の方向に向けるための方向的な目標を設定することも重要なことだと思いました。 この対談で私たちが感じたことは、将来教員をめざす身として、発達障害児の特性だけでなく、定型発達児の特性も踏まえて、これからの教育の仕方や学級経営の仕方を考えていくことが重要だということです。定型発達児の、社会性があるからこそ起こる問題に対する完璧な解決策は、今の私たちには考えつくことはできません。しかし、この対談で発達障害児から見た視点やいじめと脳機能の関係性について知ることができ、このような課題を考えるきっかけになり、発達障害の特性のみに焦点を向けるのではなく、定型発達だからこそ起こり得ることにも焦点を置き、両方の視点から子どもたちを見ていくことが大切だと感じました。 現代教育学科3回生 西田 昌樹・前田 祐果 【関連記事】 「発達障害教育特論」で理学療法学科と現代教育学科の教員が特別対談!~現代教育学科(2016年)
2017.12.15
「母性看護学援助論Ⅰ」教員による授業レポート~看護医療学科
『母性看護学援助論Ⅰ』で「妊産褥婦(じょくふ)に対する指導技術演習」を行いました。 看護医療学科3回生の母性看護学実習では、看護師の大きな役割の一つである妊産褥婦への各種指導を行います。しかし、各実習施設の実施状況や日程によっては、学生が実際に経験できる指導項目は限られてくるのが現状です。 そのため、今年度は2回生後期配当の「母性看護学援助論Ⅰ」で、学生自身が妊産褥婦への指導を行う体験をするという新たな取り組みを行いました。 12月14日(木)1・2時限目 学生が指導する看護師と聴講する妊産婦役になって、妊娠初期から後期のⅠ~Ⅳに分けて「母親学級」を開催しました。 母親学級Ⅰ:妊娠初期の妊婦さん向け まずは、同じ時期に同じ施設で出産するお母さんの交流のために、それぞれの自己紹介をしてもらいます。 続いて、妊娠初期の異常をわかりやすく説明していきます。 母親学級Ⅱ:妊娠初期から中期の妊婦さん向け この時期には、妊娠中の食事や運動などを指導します。 やはり、妊娠中には、たばこやお酒をやめることが大切です。 母親学級Ⅲ:妊娠中期から後期の妊婦さん向け 男子学生も妊婦さんの気持ちになって必死に指導します。 妊婦体操を実際に指導しています! 母親学級Ⅳ:妊娠後期の妊婦さん向け いよいよ、お産の経過について、しっかりと説明します。 産痛に苦しむ産婦さんへのマッサージを実演しています。 学生たちはこの指導をするために、妊産褥婦と新生児の正常な経過を再学習し、知識を深めるとともに人に分かりやすく伝える指導案を考えたことで、さらなる学習の必要性に気づき、知識をさらに広く深く掘り下げて学習してくれました。人を指導するという行為はみんな初めてでしたので「照れ」はありましたが、指導するという体験を通して看護師の仕事や役割を再認識してくれたように思います。 皆さん、お疲れさまでした。後半グループの1月の発表が待ち遠しいです。 看護医療学科 母性看護学領域 講師 藤澤弘枝 【関連記事】 看護医療学科「母性看護学援助論Ⅱ」レポート、第2弾! 看護医療学科「母性看護学援助論Ⅱ」レポート! 看護医療学科『母性看護学援助論Ⅰ』~教員による授業レポート
2017.12.14
同窓会レポート~「チーム橿原市で働く理学療法士」同窓会!
平成29年11月30日(木)に近鉄大和八木駅近くにあるcafé&barを貸し切り、奈良県橿原市で働く畿央生の理学療法士で親睦会兼忘年会を開催しました。 急性期病院、回復期病院に勤務している理学療法士だけではなく、通所介護施設や介護老人保健施設で働く理学療法士が20名集まりました(うち畿央大学の卒業生は10名が参加)。また、リハビリテーション専門医の先生にも2名お越しいただき、これからのリハビリテーションを盛り上げるべく、楽しい会になりました。 オープニングとして弾き語りとダンスのコラボで始まり、ビュッフェ形式の食事とお酒を交わしつつ、各施設や個人の研究発表やディスカッションをしました。 2010年度卒の田口先生「当院でのブレースカンファレンスと装具療法に対しての提案」の発表後、畿央1期生~11期生のディスカッションはリハビリテーション専門医も出席して頂いていたこともあり、時間が足りないほどに盛り上がりました。また即興歌サプライズでは全員で合唱し賑やかな場面もありました。 他施設、様々な分野の先生、畿央生の先輩後輩と、患者様についての相談や情報交換、プライベートの話などで深く交流でき有意義な親睦会兼忘年会であったと実感しています。今後も畿央大学が位置する広陵町の近くの橿原市に勤務する畿央生が奈良県の中心としていろいろと交流し、発信していきたいと思います。 2017年、お疲れ様でした。皆さん、良いお年を♪ 理学療法学科10期生 青木美紗子 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2017.12.14
ボランティアレポート~気仙沼市への復興支援バスツアーに現代教育学科4名が参加!
平成29年11月10日(金)~13日(日)にかけて、私たち現代教育学科の学生4名が奈良県社会福祉協議会主催の復興支援ボランティアバスツアーに参加し、宮城県気仙沼市へ行ってきました。このツアーは、各地で災害が相次ぐ中、被災地における住民の暮らしや想いに寄り添い、復興にむけた取り組みを学ぶとともに、災害に強い地域づくりをめざした活動に活かすために、奈良県福祉協議会が主催しているものです。 【1日目 震災総合学習】 1日目は現地の震災復興語り部ガイドさんとともに、内湾、階上地区、リアス・アーク美術館をめぐりました。 特に印象に残ったのは、向洋高校跡地です。当時の生徒170名と教員50名は全員無事だったそうです。校舎は4階まで窓ガラスが割れていて、2階に車が乗りあげていました。屋上付近まで津波が押し寄せ、屋上に避難された先生方は死を覚悟されたという話、内陸に避難する途中、恐怖で腰が抜け歩けなくなった生徒さんもいたという話を聞き、想像を絶するような恐怖が、この場所で起こっていたことを知りました。この向洋高校跡地は津波の脅威を伝承するため、校舎全体を震災遺構として保存されることが決まっているそうです。 リアス・アーク美術館には、実際に津波でボロボロになった物資や写真が展示されていました。車や鉄の柱が曲がっていて、津波の脅威をひしひしと感じました。また1つ1つのものに、現地の方がかかれた言葉やエピソードが添えられていて、悲しさ、辛さ、虚しさ、やるせない気持ちがとても伝わってきました。普段何気なく使っているものにもそれぞれの思い出があって、それが大切な人との最後の思い出になっているものも沢山ありました。今感じたこの気持ちを忘れてはいけないと思いました。 【2日目 復興ボランティア活動】 2日目は仮設住宅(反松公園住宅)での草刈りや窓ふきなどの清掃活動、海岸の清掃活動を行いました。反松公園住宅では、8割ほどの方々は災害公営住宅や新たに再建した自宅へと移られましたが、まだ2割の方々が仮設住宅で生活をしておられました。 清掃活動後には、集会所に地域の方が集まってくださり、お茶会という形で交流会をしました。私たち4人はレクリエーション活動をさせていただき、皆さんの楽しそうな笑顔を見ることができ、嬉しく思いました。 仮設住宅に住まわれている方々は、まるで親戚のように仲良くお話されていましたが、お話を伺うと、仮設住宅に来るまで全くつながりはなかったそうです。一緒に支え合ってきた縁だとおっしゃっていて、人の温もりや生きる力を感じました。また、気仙沼には年配の人が多く、若者は賃金や便利のいい仙台などに出て行ってしまうという現状もありました。 まだ復興していない地域も沢山あり、震災から7年たった今でも仮設住宅で生活をしている方々がいらっしゃいます。家族や大切な人を亡くしたり、思い出のつまった家や物を流され、たくさんのものを失い、深い傷を抱えた方々もいらっしゃいます。 実際に被災地に足を運んだことで、テレビや新聞では報道されていない被災地の現状や、被災者の想い、復興への歩みを知りました。被災地のために、災害に備えるために、自分たちには何ができるのか、今回の経験を通してもう一度考えていきたいです。 現代教育学科3回生 伊藤慧 大原麻由 【関連記事】 学生広報スタッフblog vol.232~熊本のための募金活動 in 畿央祭2017! 平群町社会福祉協議会ボランティアスクールで講演!~災害復興ボランティア部HOPEFUL 気仙沼でのボランティアレポートvol.1~5
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