2015.04.20

御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.16~「認知症カフェ」が始まりました!

4月10日(金) 「金曜日カフェ~つどい~」(御所市連携コミュニティカフェの新名称)では認知症カフェが始まりました。認知症カフェは、認知症の方や介護をされている方がなかなか外出する機会や外出先がないことを受けて、気軽に集える場として始まっているものです。「金曜カフェ」では、先ずは認知症についの学ぶことを目的に、9月まで第二金曜日全5回(8月は休み)で開催する予定です。 1回目の今日のテーマは「認知症ってなに??」です。講師は、畿央大学看護医療学科教授の山崎尚美先生(奈良県認知症ケア専門士会会長)です。     みなさん、メモを取りながら熱心に聞いておられます。 映像での説明もあり、認知症の種類や症状について学びました。     当日は、御所市地域包括支援センター長にもご挨拶をいただきました。 認知症についての知識を深めることで、『たとえ認知症になったとしても地域で暮らし続けることが可能になれば』と願います。 毎週金曜日に”金曜日カフェ~つどい~”を開催しておりますので、是非一度お越しください。斎藤ゼミ一同皆様にお会いできるのを心からお待ちしております。   人間環境デザイン学科 4回生 志茂直樹 【これまでの活動と今後のスケジュール】 御所市連携コミュニティカフェ

2015.04.20

理学療法学科教員が衣料品メーカーと商品開発の共同研究!

2014年より衣料品メーカー『株式会社バリュープランニング』と商品開発における共同研究を行っています。 バリュープランニングは私の地元、神戸に拠点を置き、国内外に250近い店舗を展開する、パンツに特化した衣料品メーカーです。 こんなディスプレイ、どこかで見たことありませんか?   我々はB-Threeという女性のパンツに特化したブランドで、”ファッション”と”機能性”を両立させたパンツの開発に取り組んでいます。医療と衣料の専門家で、【履きやすく】【動きやすく】かつ【ファッション性にも優れた】パンツの開発を目指して協働しています。すでにその第1弾は店頭に並んでいます。     我々の取り組む課題は決して簡単な課題ではないですが、バリュープランニングは社長様以下、みなさんが非常にcreativeでchallengingでinnovativeな方々ばかりで、こちらも非常にやりがいのあるコラボレーションです。商品に完成形はない!という考えのもと、チーム一丸となって取り組んでいます。今後も引き続き、よりよいパンツの開発に理学療法士としての知識を活かしていきたいと思います。 ▼B-Threeホームページ http://www.b-three.jp/index.htm ▼現在取り組んでいるプロジェクトが紹介されています。 http://www.b-three.jp/item/tokusyu/D-fitpants.html 理学療法学科 助教 瓜谷大輔

2015.04.20

国際学会「第30回国際アルツハイマー病学会議」参加レポート~看護医療学科教員

  4月15日~18日までオーストラリアのパースでADI国際会議が開催され、17日に「認知症高齢者グループホームの職員に対する終末期ケア研修会の有効性」について発表しました。発表内容は、愛知県と宮城県での行ったグループホーム職員に対する終末期ケア研修会の内容の妥当性を検証したものです。南オーストラリアから来た歯科衛生士やメルボルンの認知症コーディネーターから終末期ケアにおいては多職種との連携は重要であり、とても関心があるとの示唆を得ました。     また、世界の認知症ケアの傾向としては、BPSDなどの心理・行動障害に対するアセスメントや対応の教育、緩和ケアの教育の発表も多く、緩和ケアの教育、特に医師・看護師・介護職などの専門職や介護する家族への教育についてのシステムや教育ツールの開発が進んでいました。 当事者やその家族の参加も多く来られていて、自らの体験をプレゼンテーションし、認知症の人の世界(イメージ)を理解することへの促進がなされていました。日本からも認知症の当事者やご家族の方も来られていて、海外の認知症カフェの発表について大変興味深く聞いていました。     また、メルボルンで会う予定のアルツハイマー病協会(メルボルン支部)の方やLa.Trobe大学の教授とも会場で出会いしました。ADI国際会議はADI国際会議は2016年はブタペスト、2017年に日本で予定されています。       看護医療学科 教授 山崎 尚美

2015.04.17

平成27年度 新入生宿泊研修レポートvol.5~現代教育学科

2015年4月6日(月)、7日(火)の両日、和歌山県の南紀白浜にて現代教育学科の平成27年度新入生宿泊研修が実施されました。   【1日目】 一行は6台のバスに分乗し、予定通り9:00に本学第2キャンパスを出発しました。途中渋滞などにみまわれることもなく、これも予定通り12:00に「とれとれ市場」に到着、おいしい昼食をいただきました。2・3回生の学生スタッフが教えてくれるユニークな「いただきますコール」は新入生にも大ウケでした。バス移動の疲れも少しとれたのではないでしょうか。   昼食後は名勝の千畳敷と三段壁をしばし見学。その後、研修会場となるホテルラフォーレ南紀白浜に移動しました。   各部屋に荷物を置いた後2階宴会場に全員集合し、開講式をとりおこないました。安井学科長から新入生に向けた開講の言葉として、長州藩の藩校である萩明倫館の講堂に掲げられた「守・破・離」の文字の意味についてお話がありました。大学時代は「守・破・離」でいうとまさに「破」の時期であり、高校までの教えを土台としつつ大学で学び続ける中で、ぜひ既存の型を破り自らの型を見つけていってほしいと新入生を激励されました。その後、新入生たちは大学での夢や希望、意気込みをつづった「夢をチカラに」を作成し、各担任に提出しました。     夕食をとった後も研修は続きました。今度は学校教育コース、幼児教育コース、保健教育コースのコースごとに10名前後のグループを作り、各グループによる自己紹介をおこないました。壇上に昇ってのグループ紹介では個性的なパフォーマンスが続き、会場は笑いと拍手に包まれました。       【2日目】 2日目は、朝食後に白浜町総合体育館に移動し、生野先生の指導のもとでコミュニケーションゲームをおこないました。チーム対抗の大なわとびでは集中力と団結力が試されましたが、連続100回を超えるチームも出るなど大盛り上がりでした。     2日目はあいにく朝から雨が降ったり止んだりのお天気で、風も強く気温も低いという状況でした。そこで予定していた白良浜での「砂の造形活動」を変更し、西尾先生の指導のもと引き続き白浜町総合体育館で「ダンボールの造形活動」をおこなうことになりました。西尾先生から示された共通の条件はただ1つ、「背丈を超える高さの作品を作ること」でしたが、 ひたむきに高さを追求するチーム、キャラクターの造形に力を入れるチーム、組み立て方の構造に凝るチームなど各チームの個性が光る作品ができあがりました。撤収の際はせっかく作った作品を解体しなければならず新入生たちは少し名残惜しそうでしたが、皆てきぱきと協調しながら動いてくれたおかげで素早く後片付けができました。     その後、再びホテルに戻り昼食を終えた後、ホテルのロビーで閉講式をおこないました。新入生の胸には様々な思いが去来したことと思います。帰路も渋滞等に巻き込まれることなくスムーズでした。大きな怪我や事故もなく2日間の日程を無事終えることができたことに安堵しております。新入生のみなさんには、宿泊研修を通して考えたことや得られたものをぜひ今後の大学生活で活かし、自らの夢をかなえていってくれることを期待しています。     文末ながら、活動全体を率先して引っ張ってくれた12名の学生スタッフ、素晴らしい活動環境をご提供いただいたホテルラフォーレ南紀白浜のスタッフの方々をはじめ、今回の宿泊研修にご理解とご支援をいただいた皆様に感謝申し上げます。     現代教育学科 准教授 石川裕之   ※研修会の様子はホテルのfacebookからもご覧になれます。

2015.04.16

平成27年度 新入生宿泊研修レポートvol.4~健康栄養学科

「全国から入学した志を同じくする学友と仲間作りをしよう!」「奈良の歴史や文化について学ぼう!」 という目的で、4月6日(月)、7日(火)に奈良市内で健康栄養学科の新入生宿泊研修を行いました。今年は新入生103名、教職員10名、そして初の試みとして4回生8名が参加しました。   ◆研修1 自己紹介 研修前に作成した班新聞を用いて、自己紹介をしました。緊張しながらも一人ずつマイクを持って、4年間を共に過ごす仲間たちに、”出身地”や”好きなこと”、”入りたいサークル”など自身のことについて発表しました。     自己紹介が終わると、4回生から新入生へ健康栄養学科の先輩として、学んだ知識を活かすようメッセージがありました。そして用意していたクイズを通して、新入生の緊張をほぐしてくれました。畿央大学の先輩として大学生活や健康栄養学科についての紹介があり、新入生も熱心に耳を傾けていました。     ◆研修2 奈良散策プログラム 全18班が、それぞれテーマにそって奈良を散策しました。そのテーマの中には、東大寺や春日大社、ならまち、若草山、唐招提寺、薬師寺などの奈良の定番コースから、しょうゆ、握り墨、筆づくり、団扇づくりなど奈良の特産品を見学したり、実際に作って体験するといった様々なテーマがありました。あいにくの雨模様でしたが、どの班も奈良の歴史や文化を十分に堪能でき、充実した時間となりました。     ◆研修3 4回生との質疑応答・テーブルマナー研修 午前中の研修1での4回生の話をもとに質疑応答を行いました。実際に健康栄養学科の先輩方にお話を聞くことで授業やサークルのこと、大学生活でのたくさんの不安が解消され、一段と畿央大学での生活が楽しみになったのではないでしょうか?     夕食はホテルの方にテーブルマナーを教わりながら、洋食のフルコースをいただきました。これから「食」に関わっていくうえで大切であるマナーについて学ぶことのできた貴重な時間となりました。   ◆研修4 クラスアワー・作文 クラスに分かれて、担任の先生の話を聞いたあと、「夢をチカラに」という題名で作文を書きました。みなさん”学生生活”や”卒業後の夢”をしっかりと書いてくれました。   ◆研修5 「奈良散策プログラム」発表会 2日目は奈良散策の際に撮った写真をもとに散策や体験を報告しました。歴史や文化を報告する姿は、とても充実感に満ち溢れていました。仲間とともに新たな奈良の魅力について発見できた研修となりました。     この研修は自分を見つめることで他者をも理解し、高校時代とは一味違った学生生活を送ろうとする期待を胸いっぱいに抱いた瞬間でもありました。 これから4年間、たくさんのことを学んで大きく成長してください。   健康栄養学科 助手 北野文理

2015.04.15

大学院生がCognitive Neuroscience Societyでポスター発表!~健康科学研究科

2015年3月28日(土)~3月31日(火)に,アメリカのSan Franciscoで開催されたCognitive Neuroscience Societyに参加させて頂きました.現在,畿央大学大学院の博士課程1年の今井亮太さんと修士課程修了生の私が演題発表を行ってきました.本学会は,世界各国から認知神経科学の研究者が参加し,約1000の演題発表が行われました.会場では朝食や間食にパンやコーヒーなどが準備されており,それを食べながら発表や質問をする姿がみられ,とてもフランクなコミュニュケーションが様々な場所で行われていました.私自身初めての国際学会に参加させて頂くこともり,この様なざっくばらんに話し合える環境に大変親近感を抱くことができました.     さて,ポスター発表では近年話題の社会神経科学研究に関連する発表が多く,改めて注目されている分野であることを知り,とても有意義な時間を過ごすことができました.私自身の発表では,英語であったため意見交換などは大変苦労しましたが,初めて出会った海外の研究者の方々と自分の研究に関する話し合いができたことは大変嬉しく,楽しい経験でした.     また,今回共に参加した今井亮太さんが英語で円滑に意見交換している姿や彼の頭の回転の速さを見て,多くの刺激を頂き,今後いっそう切磋琢磨し自身の研究・臨床はもちろん,人として自分自身を磨いていきたいと感じました.     本学会に参加し,研究発表,意見交換を行えたことは,私にとって大変貴重な経験となりました.本学会を通して,たくさんのことを学ぶことができましたが,何よりも,同じ分野を研究されている海外の方々と,未来志向的に話をすることを楽しいと感じることができたことが一番の収穫でした.今後,この「楽しい」という思いだけで留めるのではなく,柔軟な視点で社会的に意味のある研究を行い,形にして,常に挑戦していきたいと思いました.     最後になりましたが,この様な貴重な経験ができたのは,畿央大学の研究活動に対する手厚い支援と,森岡周教授をはじめとする多くの方々のご指導やご協力があってのものです. この様な環境で学ばせて頂いたことに深く感謝致します.ありがとうございました. 畿央大学大学院健康科学研究科 修了生 大門恭平

2015.04.14

「ひまわりプロジェクト」がスタート!~災害復興ボランティア部 HOPEFUL

こんにちは!災害復興ボランティア部「HOPEFUL」です。   現在、わたしたちは「ひまわりプロジェクト」という活動に取り組んでいます。   震災以前より、福島では障がい者と農家の方々が協力しながら、ひまわりを栽培し、その油を製品化するという取り組みが行われてきました。しかし、あの原発事故による土壌汚染の影響でひまわり油の生産ができなくなってしまいました。 そんな被災地の福島を元気づけたい、被災地の復興への支援をお願いしたい、そしてより多くの方々とのひまわりを通した“絆”づくりをめざして、「ひまわりプロジェクト」は始動しました。   ひまわりを育て、その種を福島へおくる   わたしたち「HOPEFUL」も風化防止のために、このプロジェクトを通して現地へ足を運べなくてもできる支援を行っていきます。 “いつまで経っても震災を忘れない”“福島の今を知ってもらいたい”というわたしたちの願いを込めて。 さてさて、そんな「ひまわりプロジェクト」の第1日目が4月11日(土)の9:30~12:30にありました。   今回の目的は「土を耕す」   ”冒険遊び場”に参加していた子ども達も一緒に活動をしてくれました。 一面草だらけの地面を鍬やスコップを使って耕していきます。前日までの雨でぬかるんだ地面、湿って重くなった土、ドロドロになりながら、みんな一生懸命に取り組みました。 わたしは授業のため、途中参加でしたが、それでもすごく疲れて、お腹もペコペコになりました。 土を掘ると出てくる大きな根っこや幼虫、巨大ミミズにわーきゃー言いながら、たのしく和やかな雰囲気で活動できました。     まだまだ先は長いです。けれど、たくさんの人達をまき込みながら一緒に“ひまわり”を育てていけたら、“ひまわり”と共にわたしたち自身も成長できたら、素敵ですね。 すごくわくわくしています。これからがたのしみ!! 次回の「ひまわりプロジェクト」の活動は4月27日(月)の6限です。 ありがとうございました。 現代教育学科2回生 岩井志穂

2015.04.14

平成27年度 新入生宿泊研修レポートvol.3~理学療法学科

2015年4月6日(月)、7日(火)、大阪リバーサイドホテルにて理学療法学科の平成27年度新入生宿泊研修が開催され、新入生77名、4回生6名、卒業生(5期生)5名、教職員5名が参加しました。   【1日目】 全員遅刻なく会場に集合し、昼食を食べた後にクラス会を実施しました。クラス会では理学療法士への夢や希望、大学でやりたいことについて「夢をチカラに」の作文を作成し、その後、交流を深めるため自己紹介を実施しました。自己紹介では必ず「実は…」の文章を入れるというルールを決めたため、それぞれの特技や経験したことなども聞くことができ、なかなか良い雰囲気になったかと思います。     その後、4回生6名から、大学での学習や部活、サークル、ボランティア活動、アルバイトなどの大学生活を中心に発表していただきました。そして、発表後、「4年間の学生生活を有意義なものにするために必要と考えること」というテーマでグループワークを行い、「建学の精神(徳をのばす・知をみがく・美をつくる)」と関連づけながらグループごとに発表を実施しました。   【2日目】 2日目は、実際に理学療法士として勤務して5年となる5期生の先輩から、これまでの理学療法士としての多くの経験について、具体例を提示しながら発表していただきました。そして、理学療法士にとっての「建学の精神」の重要性についてお話をいただきました。 その後、「理学療法士にとっての『建学の精神』の重要性と、『建学の精神』を発展させるために、どのように学生生活を送ることが必要であるかを考える」という、1日目よりもさらに議論を深めるためにテーマを変更し、グループワークを実施しました。各グループの発表では、1日目よりも発表内容もより深く考察されており、それぞれが真剣に「建学の精神」の重要性と理学療法士になるという目標を達成するためにどう行動するかについて考えた内容が反映されていたと思います。     今回の宿泊研修では、ルールを守って行動し、将来の姿について考える時間が持てたと考えます。今後もクラスの良い雰囲気を継続させ、目標に向かって行動に移してもらいたいと思います。 理学療法学科 助教 前岡浩

2015.04.13

ニューロリハビリテーション研究合宿が開催されました。

平成27年4月11日(土)~12日(日)と信貴山観光ホテルにて,ニューロリハビリテーション研究センターの研究合宿が開催されました.研究センター教員と大学院博士課程のメンバーに,客員教授・客員研究員が加わり,それぞれ本年度の研究計画発表が行われました.     今回は,当研究センター客員教授であり,国立障害者リハビリテーションセンター研究所神経筋機能研究室室長である河島則天先生や,当研究センター客員研究員であり,京都橘大学健康科学部准教授である兒玉隆之先生に加わって頂いたことで,新たな視点での意見も頂き,非常に活発な意見交換が行われました. とりわけ河島則天先生からは,心理物理学的測定法の実際,研究目的の明確化,中核となるパラメータ設定の重要性など厳密な手続きに基づいた研究に関する指摘をたくさん頂きました. また脳波研究のスペシャリストである兒玉隆之先生からは,「Microstate Segmentation・LORETA」というタイトルで,脳波解析手法に関するレクチャーをして頂きました.大学院生にとっては,脳波を使用した研究が多く,非常に有意義な講義となりました.     このように豊富な研究経験を持つメンバーが集まり意見を頂くことで,研究計画発表者にとっては,研究計画が洗練化され,良質な研究に進化していくものと思われます. またこのように内外のメンバーが集まり,屈託なく活発に議論することで,自己の利害にとらわれない,社会的に有意義な研究が創発するものと思われ,非常に有意義な研究合宿となりました. 議論の合間には,皆で信貴山朝護孫子寺や開運橋を散策しました.綺麗な空気と美しい桜景色に,疲れた脳が癒やされるひとときでした.     最後に,このような研究合宿に理解を示して下さり,機会を提供して下さる畿央大学に感謝申し上げます.   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 信迫悟志

2015.04.13

平成27年度 新入生宿泊研修レポートvol.2~看護医療学科

看護医療学科の「新入生宿泊研修」は2015年4月8日~9日、他学科より一足遅く、高野山別格本山宿坊普賢院にて行われました。今年は、高野山開創1200年を迎える年。たくさんの外国人観光客も訪れていました。しかし8日はあいにくの雨。そして全国的に寒く、高野山もかなり寒かったです(温度計では0℃を記録していました)。     参加したのは、新入生93名と研修の進行をサポートする支援学生2回生19名、教員12名の総勢124名でした。   セッションⅠ 今年のセッションⅠは全体集合の前に、事前に分かれたグループで高野山周辺の散策をしました。 寒い中、新入生たちは様々なスポットを巡っていました。   本研修のテーマは「いのちとこころ」。河野学科長のご挨拶で幕を開けました。   セッションⅡ クラス会 クラスごとに集まり、支援学生たちの司会により自己紹介がされました。   その後全員が集まり、「『看護師』で連想するもの」を書き出すゲームが始まりました。 「優しい」、「ナイチンゲール」、「笑顔」や「美人」まで、様々な単語が飛び交い大盛り上がり。ゲームで当たった学生には豪華景品が送られました。景品を用意したのは支援学生。   さすが靴下の町、広陵町にある大学ならではでしょうか、ユニークな靴下も含まれていました。   セッションⅢ 講演会 恒例になった高野山大学教授の山脇雅夫先生よりご講演をいただきました。「『はたらく』のために」というテーマで、わかりやすい、そして具体的なお話でした。働くとは、ハタ(端)を楽にすること。とても印象に残ったのは、西田敏行主演の映画「遺体 明日への十日間」の一場面。「職業の力」を考えさせられた一幕でした。     セッションⅣ 畿央大学7期生の語り このセッションでは、1学年上の先輩たち(この研修では支援学生)が、1年のときに体験した「チーム医療ふれあい実習」や「基礎看護学実習」で得たものを後輩たちに伝える貴重な機会となりました。     先輩たちは、実習のことのみならず、「課題は溜め込まないように」というような実生活に基づいたアドバイスも上手に話してくれました。 その後、夕食となりました。     セッションⅤ まとめ このセッションでは、看護職をめざしたきっかけや本日の研修を通した感想を話し合い、翌日の発表のためのサブテーマを話し合いました。とてもよい議論ができていました。     セッションⅥ グループワーク 2日目は、初日とはうって変わって日差しも射し、暖かくなりました。 このセッションでは、2日間で学んだことを「いのちとこころ」のテーマにグループごとにまとめていきました。   前日のセッションⅠにて高野山真言宗総本山である金剛峯寺をはじめ高野山大学など、高野山各所を散策したものも同時に発表しました。発表では、看護師としてできるケア、チーム医療、チームワーク、コミュニケーションの大切さや仕事の「やりがい」などが挙がっていました。また、看護師は「医師よりも患者さんに近い存在」であり、寄り添い分かち合う気持ちを持っていく必要性を感じていたようでした。その中でも「患者さんもチームの一員である」、「串+心=患 看護師は患者さんの串を取り除く」という発表にはとても感心させられました。 発表が終わり、最優秀賞、プレゼン賞、ユーモア賞が全員の投票により決定され、支援学生たちの投票によって支援学生賞が贈られました。   この研修を通して、新入生たちの親睦も深まり、教員や先輩たちとの距離も近くなりました。新入生たちは最後まで「いのちとこころ」について深く学び、議論し、よく頑張りました。 また、支援学生たちもよく頑張ってくれました。その成果があってか、みんな晴れやかな顔で帰路につきました。 ▲研修をサポートしてくれた支援学生さん   最後になりましたが、本研修を終えるにあたり、一方ならぬご協力をいただきました山脇先生、高野山普賢院の皆様に厚くお礼申し上げます。 看護医療学科 准教授 文鐘聲