畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

畿央大学の教育・研究・キャンパスライフをリアルタイム配信!

2019年8月21日(水)

本学には教育研究水準の向上および国際交流の進展に資するため、学術の研究・調査等のため外国に在外研究員を派遣する制度があります。2016年度に大城愛子准教授が畿央大学在外研究員としてスウェーデンに滞在した際に行った共同研究の成果が国際誌2本に掲載されました。

 

2016年4月から2017年3月まで、私はスウェーデンのイェーテボリ大学教育学部で客員研究員として過ごしました。その際、事前に日本の幼稚園で収集したデータをもとにイェーテボリ大学の研究者と共同研究を行い、本帰国後もイェーテボリ大学を訪れた際にディスカッションを重ね、その研究成果がInternational Research in Early Childhood Education(Vol.8, No.1, 2017)とInternational Journal of Early Years Education(Vol.27, No.1, 2019)に掲載されました。

 

畿央大学在外研究員1-1

▲イェーテボリ大学教育学部。今でも訪問する度に同じ研究室を使わせていただいています。

 

まず日本の研究協力園で5歳児を対象に新美南吉の『手ぶくろを買いに』の読み聞かせを行った後で園児がリテリングをしたデータをもとに、園児同士の語り合いや幼稚園教諭から園児への働きかけがどのように展開されているか、そして園児がリテリングをする際にどのように心情を示す動詞や形容詞を用いているのかを分析しました。

 

Aiko Oshiro, Agneta Pihl, Louise Peterson & Niklas Pramling

Understanding the psychology of a trickster tale: 5-year-old Japanese kindergarten children collaboratively retelling a kitsune story (International Research in Early Childhood Education, 2017)

 

Aiko Oshiro, Agneta Pihl, Louise Peterson & Niklas Pramling

Scaffolding 5-year-old children in Japanese kindergarten collaboratively retelling a tale (International Journal of Early Years Education, 2019)

 

この研究は、まず膨大な量の日本語のデータをすべて英語に翻訳することから始まりました。日本語と英語は文章の構造が違うので、会話の意図をくみ取りながらデータとして齟齬のないように翻訳するのは私にとって新しい試みでしたし、またメインの研究とは異なる研究手法を用いてイェーテボリ大学の研究者と英語で分析や議論を行う上では大変なこともありました。しかし、こうして在外研究中の経験が成果として国際誌に掲載されたことは大きな喜びです。共同研究者の一人であるNiklas Pramlingとも話すのですが、教育学の世界では特にアメリカ、イギリス、オーストラリアなど英語圏からの研究発表や論文が多く、ともすると英語圏の国の方が優れた実践や研究をしているような印象を持ってしまいがちです。しかし、それは現実を反映しているとはいえず、単に英語での発信量が多いが故でもあるのです。だからこそ、英語を母国語としない日本やスウェーデンのような国際的にはマイナーな国からの発信には大きな意味があると考えています。

畿央大学から1年間の在外研究という貴重な機会をいただいたことに感謝するとともに、今後もスウェーデンとの共同研究等の機会を通して、研究を発展させていきたいと思います。

 

現代教育学科 准教授 大城愛子

 

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2019年8月19日(月)

2019年8月10日(土)~11日(日)の2日間、畿央大学瓜谷ゼミ、埼玉医科大学大久保ゼミ、埼玉県立大学高崎ゼミ、桐蔭横浜大学成田ゼミの四校合同でゼミ合宿を行いました。

 

<1日目:8/10(土)>

「奈良県社会教育センターまなびやの森・かつらぎ」にて各校の学生が取り組んでいる卒業研究の発表を行いました。約40名が集まり、それぞれの行った研究結果や途中経過について発表し、ディスカッションを行いました。瓜谷ゼミからは4回生の卒業研究2演題と博士課程の大学院生の研究1演題を発表しました。

 

4大学合同ゼミ合宿1-1-down

 

様々な視点から意見を交わし、研究のレベルをさらに向上させるために何が必要かということや、現状での自分たちのレベルを把握することで、今後の学びに対する姿勢を見直し、向上させなければならないという意識を高めることができたと思います。

 

4大学合同ゼミ合宿3-1

 

また、夜のバーベキューでは、他大学の同期、先輩方と交流を深めるとともに、様々な先生から普段では聞けないような話をしていただき、有意義な時間となりました。

 

4大学合同ゼミ合宿4-1-down

 

バーベキュー終了後も学部生、大学院生、教員での熱い議論を重ね深夜まで語り合いました。

 

4大学合同ゼミ合宿6-1

 

<2日目:8/11(日)>

1日目に引き続き、場所を移して畿央大学にて勉強会を行いました。

桐蔭横浜大学、埼玉医科大学、現役のPTの方々に研究内容を発表していただき、お互いに刺激しあえる良い会となりました。

 

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最後の懇親会まで含めた2日間で、自分たちもさらなる飛躍にむけて、より勉学・研究に励み、1年間頑張っていこうという気持ちになりました。

 

4大学合同ゼミ合宿8-1-down

 

今回のゼミ合同合宿を通してより意識を高めることができた貴重な機会となりました。

 

4大学合同ゼミ合宿10-1

 

理学療法学科3回生 瓜谷ゼミ 塩崎壮人

 

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2019年8月19日(月)

令和元年8月18日(日)、新生児蘇生法(NCPR)専門Bコースの講習会を開催しました。

看護医療学科の学生を対象にしたこのNCPR一次コースは、今回で5回目の開催となります。

 

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「すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制」の確立をめざし、日本周産期・新生児医学会では、2007年から新生児蘇生法(NCPR)普及事業をスタートしました。

 

今回、私たちが開催した一次コースは、看護学生等を対象にした一次コースというもので、出生時に胎外呼吸循環が順調に移行できない新生児に対して、いかにして心肺蘇生法を行うべきかを学ぶことを目的としたものです。この講習会受講後に試験を受けて合格すると、所定の手続きを経て「新生児蘇生法修了認定」の資格を得ることができます。本講習会によって、標準的な新生児蘇生法の理論と技術に習熟することにより、児の救命と重篤な障害の回避が期待されます。内容は、「臨床知識編」「実技編」で構成される「基本的な新生児蘇生法の習得」を目的とした講義と実践です。

 

講習会は、小児外科の小角卓也先生と看護医療学科講師の鷲尾弘枝がインストラクターとして講義を行いました。

新生児蘇生法(NCPR)専門コース(Bコース)の講習会2-1

 

朝9時30分から、助産専攻科の実習室で、講義の前にまずプレテストからスタートです。

2回生なので、基礎知識も十分ではないため、プレテストを前にみんな少しパニック気味です!

 

▼プレテスト前の様子

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そのあと、いよいよ講習会開始です。

私がスライドを使用した講義を45分くらい行ったあと、必要な物品の説明をしました。

 

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そして、実際のケース事例をもとに3名ずつの学生でシナリオによる実践練習をしていきます。事例演習では、「2015年版 NCPR アルゴリズム」を基本として、最初は60秒、そして、その後は30秒ごとに評価し、蘇生を行います。

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みんな、知識・技術を身につけようと、小角先生の説明に真剣そのもので聞き入っています。

そして、最後は本番の試験です。

 

▼試験直前の様子

新生児蘇生法(NCPR)専門コース(Bコース)の講習会10-1

 

<講習会後の学生の感想>

・先生から優しくわかりやすく教えていただき、楽しく新しい知識を得ることができました。

・実技を通して、緊張感を持ちながら楽しく知識や技術を身につけることができました。

・先生2人が優しく、楽しく学び知識を身につけることができました。

・新しい知識を身に着けることができて、楽しかったです。

・実技では難しかったけど、みんなで協力することでだんだん上手になりました。

・シミュレーションを用いての学びは、とても分かりやすかったです。

 

新生児蘇生法(NCPR)専門コース(Bコース)の講習会11-1

 

みんな頑張ったね。参加してくれた2回生18名が全員試験に合格してくれていることを心から祈っています。本当にお疲れ様でした!

 

看護医療学科 講師 鷲尾弘枝

 

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2019年8月19日(月)

 

第17回畿央祭 今年のテーマは「繋〜つながり〜」

 

こんにちは!

第17回畿央祭実行委員、副実行委員長の岡本大樹です。

私たち実行委員が待ちに待った畿央祭が2か月後に開催されます!

ここで、畿央祭のビックイベントお笑いLIVE告知です!

 

10月20日(日)10:00~11:00、

吉本興業のお笑い芸人さんが(野外ステージ)『お笑いLIVE』に来てくださいます。

 

今年のゲストは…

「アインシュタイン」・「藤崎マーケット」・「女と男」の3組です!

しかも、無料なんです!

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※出演者は、都合により変更になる場合がございます。ご了承下さい。

 

観覧に関しては、以下の厳守をお願いします。

・LIVE中の吉本興業のお笑い芸人さんの写真撮影・録画・録音等は一切禁止です。

・さらに畿央祭当日は安全のため、一部エリアの通行・通り抜け・窓の開放を制限しています。

 

▼昨年度は雲一つない晴天で盛り上がりました。昨年度の様子を掲載してます。大変な混雑が予想されます。

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畿央祭を安全に楽しんでいただけるように私たちも全力を尽くして参りますので、皆様のご理解とご協力のほどよろしくお願いします。

 

 第17回畿央祭実行委員・副実行委員長

健康栄養学科2回生 岡本大樹

 

畿央祭『繋〜つながり〜』特設ページ

●これまでの実行委員Blogはこちらから!

2019年8月13日(火)

人間環境デザイン学科加藤ゼミ、4回目となる「バーンデザイン」レポート

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今年度で4年目となる「バーンデザイン」は最大のピンチにおちいりました。昨年までは関屋地区の農業を盛り立てるというスローガンのもと、主に農家小屋にペイントをして環境アートをつくってきました。しかし、電車内からよく見えるという条件を満たす農家小屋はすべて塗りつぶしてしまったのです。

意気消沈して五位堂駅で降りる寸前、葛城自動車学校の倉庫が目に飛び込んできました。妻側の幅が15mもある大きな壁面です。これだ!と思い、突撃開始しました。葛城自動車学校様も初めは戸惑っていらっしゃいましたが、次第に打ち解けていきました。しかし先方様にとって、どんなものが描かれるのか不安だったと想像します。まず、昨年12月、私がラフなスケッチを持っていきデザインの方向性を示しました。

 

▼ラフデザイン案

無題

 

その後、今春からゼミ生と現場を視察し、自動車倉庫を採寸しました。次にゼミ生を4グループに分け、それぞれ1つずつデザイン案を作成し、葛城自動車学校様にもっていきました。

 

▼学生からのデザインA案

A案題

 

▼学生からのデザインB案

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C案

 

▼学生からのデザインD案

D案

 

 

A,B,C,Dのデザイン案を審議された結果、C案に決定しました。C案の原画作成者は3回生の北村航太君です。彼には総合ディレクターになってもらい、プロジェクトは進行していきました。

 

提案したデザイン画は縮尺1/50のため、実際の大きさにするためにデザイン画を50倍しなければなりません。コピー機で単純に4倍して、それを4倍してまた3.125倍するという地味な作業を繰り返し、幅15mの実寸大原図が出来上がりました。ここまで順調に進んでいきましたが、思わぬ問題が発生したのです。実はイラストの中に香芝市イメージキャラクターの「カッシー」を採用し、その利用許諾通知書(環境アートの目的として)もいただいておりました。ところが、香芝市都市環境部都市計画課のほうから「屋外広告物」にあたるのではないかという指摘がありました。その条例では、イラスト画の面積が壁面面積の1/3以下にし、かつ20㎡を超えてはならない、というものでした。つまり今のままですと条例違反になります。えーーーー、困った‼一時は今回のプロジェクトの中止も考えたほどです。

香芝市の方からも助言を受け、今回は香芝市が公共の利益のために表示するもので、自家用広告物という範疇になり、幸いにも「適用除外」ということになりました。イラストには、設置者:香芝市と明記し、「くらしば しごとば めぐりば 香芝」という香芝市のキャッチフレーズを入れることになりました。いろいろとありましたが、逆に産学官連携事業としてのお墨付きをいただいたようで再びプロジェクトは動き出しました。

 

▼作業の様子

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▼香芝市のキャッチフレーズ「くらしば しごとば めぐりば 香芝」、設置者:香芝市

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8月8日(木)、現場作業の初日を迎えました。当日は朝の9時からうだるような暑さで、熱中症が心配されました。十分な水分補給、キャンデー補給をしながら始まりました。日中は思考能力がゼロ状態でしたが、それでも3回生は暑さにめげずに頑張ってくれました。夕方からは暑さもやわらぎ、試験を終えたばかりの2回生も加わってもらい、集中して作業がはかどっていきました。当初は2日間でも完成しないのでは、と考えていたぐらいでしたが、蓋を開けてみれば日没時にすべて完成していました。

大阪方面から近鉄電車に乗られたら、五位堂駅に到着する直前に、駅北側手前(進行方向に向かって左側)にある「葛城自動車学校倉庫」を見て下さいね。

 

▼完成!

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ちなみに毎年、学生がデザインしたTシャツをユニフォームにして作業をしています。

 

▼今年のTシャツデザイン(3回生の橋本菜緒さんがデザイン)右側の写真は畿央大学の文字を書いた山下創平君です。

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▼担当者葛城自動車学校の方々と記念撮影

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※徐行の標識は自動車学校の筆記試験によく出題されます。徐行の標識を再認識していただくたため、デザインの中に取り入れました。徐行の標識は左側から2人目の八田采芽さんが描きました。

 

~参加した学生からのコメント~

●北村 航太君

旅行用キャリーバッグに貼られているステッカーをイメージしてデザインしました。ステッカーなので、時間が経って風化したとしても味がでて、いい感じになると思います。

 

●稲井 葉澄さん

作業開始前は2日間の日程でも終わらないと思っていましたが、みんな頑張って進めようとという気持ちが強く、一人一人が積極的に取り組んだので、1日で完成することができました。炎天下での作業だったので大変でしたが、みんなで楽しく会話もしながら進めることができました。

 

●陣田 真衣さん

1日中、陰が出来ない南面の壁に描いたのでずっと暑かったです。当初は2日で終わらないかもしれないと焦っていましたが、みんなで協力して、予定よりとても早く1日で出来上がりました。壁に写しとる方法に試行錯誤して原寸大コピーをしましたが、最終的にはグリッドを設けて直描きをし、仕上げることができました。誰か熱中症で倒れるかもしれないくらいほんとに暑かったです。が、誰も倒れず怪我もせず完成できて良かったです。

 

●福嶋 佳奈子さん

こんなにも大きなキャンバスに描くことは初めてで、貴重な体験ができました。達成感が半端ありませんでした。

 

人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜

 

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