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畿央の学びと研究
2016.08.08
「いのち」を守るイベントに参加しました! ~健康栄養学科ヘルスチーム菜良~
こんにちは。8月7日(日)に(*)ヘルスチーム菜良の活動で、さわやかホールで行われた広陵町主催の「いのち」を守るイベントに参加しました。 「いのち」を守るイベントでは「いのち」について学び、考える機会となるような食育コーナーや体力測定、身体測定などたくさんの催しものがあり、ヘルスチーム菜良から5名がスタッフとして参加しました。 ヘルスチーム菜良では、(**)さっとシステムを使って広陵町住民の方々の食事バランスチェックを行いました! (*)ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成され、食育啓蒙活動などを行っています。 (**)さっとシステム…フードモデルを用いて1食分の食事バランスを栄養価で計算し、☆5段階でわかりやすく評価するシステム。 とても暑い中、さっとシステムのコーナーには180名もの方々に来ていただき、たくさんの方と触れ合うことが出来ました。 ↑これがフードモデルです(^^♪ 今回のイベントを通して、食事バランスについて少しでも興味をもってもらい、「勉強になりました」「これから頑張ります」「いつもの食事にこの食品を加えるといいのですね」などの意見をたくさん頂けて嬉しかったです(^-^) 参加された方から、栄養素についての詳しい質問をいただき、健康や栄養に対する関心の高さを実感しました!また、ご質問に対するアドバイスが難しく、自分自身の知識不足に気づき、学びのあるものとなりました。これからもっと知識を深めていこうと感じました。 とても有意義なイベントに参加できてよかったです! 健康栄養学科 3回生 横田 綾乃 吉川衣梨香
2016.08.04
「インテリア設計士2級資格検定試験」に35名が合格!
第56回「インテリア設計士2級資格検定試験」が、本学において7/9(土),7/10(日)の2日間で行われました。 人間環境デザイン学科では、本年度から受験対象学年を3回生から2回生へと繰り下げることになりました。 専門知識がまだ十分ではない2回生にとって、難易度は高まったことになりますが大健闘をしてくれました。 本学で開催して8年目ですが、今までで最も多い37名が受験しました。 その結果、35名もの合格者が生まれ、その合格率は94.6%にのぼります。 ちなみに全国では794名が受験して合格者は603人、合格率は75,9パーセントですから我校の健闘ぶりがわかります。 来年は、昨年同様にまた合格率100%を目指して頑張ります。 ◎合格者は下記2回生35名です。(敬称略) 飯田奈那美・池田一貴・板倉奏美・井上和香・今西一志・宇野瑠莉・大山口有紗・緒方穂南・門野菜奈・神戸未来・岸汰佳良・木原由貴・菰田栞理・酒井幹太・佐川大介・佐竹舞香・清水星花・庄野真理子・田中創・谷口茉侑・友岡耕介・西口侑作・春野やすよ・春花拓海・平井円香・平山真菜実・福永栞・別役潤・前田光貴・前田千央璃・松田千春・松本佳乃・山根寿奈・山村実礼・山本千尋 皆さん、本当におめでとうございました。 人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜 【過去の成績】 2015年度 インテリア設計士2級試験結果 2014年度 インテリア設計士2級試験結果 2013年度 インテリア設計士2級試験結果 2012年度 インテリア設計士2級試験結果 2011年度 インテリア設計士2級試験結果 2010年度 インテリア設計士2級試験結果 2009年度 インテリア設計士2級試験結果
2016.08.02
運動器リハビリテーションセミナー「上肢・体幹編」を開講しました。
7月24日(日)、運動器リハビリテーションセミナー上肢・体幹編を開催いたしました。 全国各地から、臨床現場で活躍されている先生方75名が参加され、初夏の熱い日差しに勝るとも劣らない熱量で熱心に受講いただきました。 上肢・体幹編では、肩関節、肘・手関節、腰椎・骨盤帯を対象部位として、本学理学療法学科より福本先生と瓜谷先生、健康科学研究科修了生で他機関にて活躍されている粕渕先生と山野先生が、運動療法の基礎と国内外の研究動向や自身の研究知見などをご紹介いたしました。 今回取り扱った内容はスポーツや産業理学療法、運動器障害と呼吸器系・泌尿器系の機能障害との関連など、非常に多岐にわたるものでした。 講座で紹介した内容が、従来の理学療法の枠組みを超えて理学療法学を応用的に実践していくきっかけとなれば幸いです。 次回は10月30日(日)に「下肢編」を開催します。 多くの皆様のお越しをお待ちいたしております!!
2016.08.01
ハンセン病療養所長島愛生園を見学~看護医療学科
看護医療学科4年次生開講科目(保健師科目)「健康学特論」においては、「マイノリティの健康」と題し、昨年に引き続き、ハンセン病を中心として学んでいます。 7月25日(月)には、岡山県瀬戸内市にある国立療養所長島愛生園歴史館の学芸員である田村朋久さんを大学にお招きし、当科目と2年次生開講科目「地域看護学概論」との合同講義として「ハンセン病問題から学ぶ」と題してお話を伺いました。 4年次生はその後2日間にわたり小グループに分かれ、グループごとに異なるテーマで事前学習を行い、全体で学習の成果を共有しました。 7月27日(水)は私たちが長島愛生園に訪れ、様々なお話を伺い、そして体験しました。8時に大阪市内を出発し、観光バス3時間と少し。瀬戸内海の長島という島に到着しました。今は橋が架かっていますが、30年近く前までは架かっておらず、文字通り「隔離された島」だったわけです。 長島愛生園歴史館では、ハンセン病の歴史、当時の様々な展示品を見ることにより、学生たちも「想像を超えた苦しさがあったのではないか」「世間の差別はこれほどまでにひどかったんだ」との声をあげていました。 また、今年は岡本悦子看護部長のお話を伺うことができました。長島愛生園看護部のケア体制とその内容について、素晴らしいお話を伺うことができました。ハンセン病はもちろん治癒していますが、末梢神経を中心に後遺障害をお持ちの方が多いので、そのケアについて、興味深く聞くことができました。また、「看護者の倫理綱領」に基づいた看護への信念を伺うことができ、とても勉強になりました。学生たちも、同じ看護職者のお話に真剣に聞きいっていました。 その後の園内の見学では、暑いさなかではありましたが、歴史館学芸員の田村さんにご案内いただき、昨年と同じく、収容桟橋、最初の収容施設(回春寮)、納骨堂へ行きました。学生たちも当時の建物の中に入り、言葉では言い表せない気持ちだったようです。また、その道すがら、学芸員の田村さんにも積極的に質問を行っていました。納骨堂では、地域社会に帰ることなくお亡くなりになった方々に対し、皆で手を合わせました。 研修の最後には、長島愛生園入所者自治会執行委員の川北為俊さんのお話を伺うことができました。川北さんには、今までのつらい体験を含め、いろいろお話しいただきました。「社会的入院(この場合には入所)」はなぜ起こるのか、他の看護学領域でも習うことですが、偏見や差別がまだまだあることを痛感させられました。 療養所に行った翌々日、授業の最終日には、奈良県出身の映画監督である河瀨直美さんが監督され、昨年公開された映画『あん』を鑑賞しました。これはハンセン病が題材になっているもので、療養所に行った直後にこの映画を観ることで、より大きな共感を得ることができました。学生も「何も悪いことをしていないのに差別と偏見にさらされることの不条理さ」、「人間らしく生きる意味」、「正しい知識・理解の必要性」について、その後のグループディスカッションでもかなりの時間をかけて意見を交わしました。 この科目は、7月下旬に集中して行われましたが、ちょうどその時期に神奈川県相模原市の障害者施設において痛ましい事件が起こりました。ディスカッションの中でも、障がい者を含めたマイノリティの人権、健康、そして生命を深く考える機会にもなりました。ハンセン病回復者も障がい者も、外国人も健康な人々も、全て尊い命。看護職者として、どう寄り添っていくか、熱い議論が交わされました。この問いは、卒業した後もきっと考え続けてくれることでしょう。 このように非常に有意義な研修をすることができました。この場をお借りして、長島愛生園の田村さま、森さま、岡本看護部長、入所者自治会の川北さまをはじめ、長島愛生園のみなさまに厚くお礼申し上げます。 看護医療学科 准教授 文鐘聲 【昨年の国立ハンセン病療養所訪問関連の記事】 2015/10/19 「ハンセン病療養所訪問学習を通しての学び」報告会を開催しました。~看護医療学科 2015/09/02 看護医療学科4回生が国立ハンセン病療養所を訪問~学生レポート「健康学特論」 2015/08/26 看護医療学科4回生が国立ハンセン病療養所を訪問(2日目)!~「健康学特論」 2015/08/26 看護医療学科4回生が国立ハンセン病療養所を訪問!~「健康学特論」
2016.08.01
御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.49~「社交ダンス」
7月22日、畿央大学と御所市、地域住民との毎週金曜日に開催している、「金曜カフェ~つどい~」に参加しました。 毎月第四金曜日の午前中は「社交ダンス」を開催しています。 地域のみなさんにも、徐々に定着してきており、今回は男性9名、女性12名の合計21名の皆様に参加していただきました。 他のイベントに比べ男性の割合が多く見受けられました。 まず、ストレッチを入念に行いました。 アキレス腱や足首の運動など重点的に足の運動を行いました。 今回は、マンボとスクエアルンバの二曲です。 さぁ、いざスタート! 「社交ダンス」は、男性と女性のステップが異なるので、男女交互にパートの練習を行いました。 みなさん真剣にダンスに取り組んでいました。 社交ダンスに取り組んでいて一番難しかったのは、ステップなどで足が交差するにも関わらず、片方のかかとをずっと上げて踊り続けないといけないことです。 私はとても苦戦しましたが、先生や参加されている住民の方に教えてもらいながら、最後には、男女ペアになり一曲踊ることができました。 そして、社交ダンスが終わり、休憩。 住民の方の中には、「社交ダンスは、他のイベントより運動量が多く疲れるが、一番楽しい」とおっしゃっていた方もいました。 午後から開催された折り紙教室には、私たちは講義のため参加できませんでしたが、またぜひ、折り紙教室にも参加したいと思います。 8月19日(金)の金曜カフェでは「畿央大学生によるマジックショー」を行います! 皆様のご参加お待ちしております。 人間環境デザイン学科 4回生 野田眞之介
2016.08.01
香芝市内の中学校でボランティアに参加しました!~教育学部
私たち(刀谷、齊藤、坂、今井、加田、岸江、後谷、下坊、土井田)は、教育学部現代教育学科の2回生です。 現在中学校・高等学校の英語科教員免許取得に向け頑張っています。今年度前期の間、奈良県の香芝市内にある中学校で週に一度ボランティアとして活動させていただく機会を頂きました。短い間ではありましたが、たくさんのことを学び、とても良い経験をすることができました。それぞれの学校での活動や学んだことを報告したいと思います。 ◎香芝市立香芝東中学校 香芝東中学校でボランティアとして活動してきました。週に一度、特別支援学級で子どもたちと一緒に勉強をしました。漢字の書き取りや計算などで困っている生徒の補助だけではなく、校内畑の作業、調理実習の買い出しやホットケーキ作り、電車に乗っておつかいなど、活動内容はさまざまで、私たちが普段なにげなくしているような行動も特別な支援が必要な子どもたちにとっては一つ一つが勉強であることがわかりました。特別支援教室は開放的で生徒が集まりやすい雰囲気で、昼休みには生徒が集まって将棋をしたり、私たちが教室へ行くと子どもたちも先生方も暖かく私たちを迎えてくれるので、ボランティアに行くことがとても楽しみでした。 1学期間、ボランティアに行かせていただき、先生方にも子どもたちにもたくさんのことを教わりました。それは、実際の現場に立たなければ、わからないことばかりでした。ぜひ、みなさんもボランティアに参加して、たくさんのことを学んでほしいです。 報告:教育学部現代教育学科2回生 刀谷・齊藤・坂 ◎香芝市立香芝中学校 香芝中学校に行かせていただき、主に特別支援教室と別室登校の生徒の学習支援をさせていただきました。 特別支援学級では、通常学級における時間割とは異なり授業方法も少人数で一斉授業でありながらも生徒一人ひとりのニーズに合わせた授業が行われていました。また、子ども達も自分のことをしっかり受け止め、自分のできないことを少しでも克服しようと頑張っている姿が印象的でした。 別室登校の生徒の学習支援をさせていただく際には、生徒一人一人のニーズに合わせながらその子に合わせたペースで学習をサポートさせていただきました。基本的にはマンツーマンで行うので先生としての責任や自身の指導力、学力の重要性に関しても考えることが出来ました。また別室登校用の時間割も組まれており、サポートが充実していました。 英語の授業見学では、授業には様々な工夫や準備がされていて、私たちが中学生の時よりもICTを使った授業が展開されており、教師という仕事の大変さや教える立場の重大さに改めて気づきました。 今回の活動で、実際に現場に入らせていただいて、子ども達と関わり、先生方の仕事を見させていただくことで、今まで漠然としていた自分の将来像をより深く、具体的に考えさせられるよい機会となりました。本当によい経験をさせていただきました。 報告:教育学部現代教育学科2回生 今井・加田・岸江 ◎香芝市立香芝北中学校 香芝北中学校での学校ボランティアは英語教諭を目指している私たちにとって、本当に濃くて充実した時間でした。実際の授業に学習サポーターとして参加して生徒を補助することが主な活動でしたが、まだまだ未熟な知識で教えることがこんなにも難しいのか!ということをひしひしと感じるとともに、これから自分たちがどんな力を身に着けなければいけないのかということを明確に自覚することができました。特に私たちの面倒を見てくださっていた先生の授業は、ほとんどオールイングリッシュだったので、これから必要とされる授業を体験できたことは本当に良い勉強になったと思います。生徒と仲良くなることで中学生がどんな時期なのか、どんなことに興味を持っているのかということを知れたことも良い経験でした。 短期間でしたが、実際の教育現場で生徒とふれあい、英語を教えていく中で、「将来英語の先生になりたい!」という気持ちがより一層強くなった3か月となりました。こんな貴重な機会を与えてくださった畿央大学の英語科の先生方(竹下先生、ムース先生、深田先生)と香芝北中学校の先生方に本当に感謝しています。ありがとうございました。 報告:教育学部現代教育学科2回生 後谷・下坊・土井田
2016.07.29
第21回老年看護学会学術集会参加レポート!~看護医療学科
2016年7月23日(土)~7月24日(日)に埼玉県 大宮ソニックシティで第21回老年看護学会学術集会があり、看護医療学科老年看護学領域の教員6名が参加いたしました。今回の学会テーマは「死を見据えたケア 高齢者本人とケアチームによるケアの創造と統合へ」で、全国から2,023名の参加者が集いました。 超高齢化社会を迎えた日本のケアをどのように進めていくのか-講演やシンポジウム、セミナーや研究発表などたくさんの演目があり、どれも聴講したい興味深い内容ばかりで、どの演目を選択するのかとても悩みました。研究発表では活発な意見交換が行われ、会場は熱気にあふれていました。 学会では山崎尚美教授が教育技法に関する示説発表の座長や、グループホームにおける終末期ケアに関する研究発表をされました。発表を通して施設で働く職員が終末期の研修会を継続して受ける意義が明確に理解できました。また、どの発表も聴講者が多く関心の高さがうかがえました。 学会長の青梅慶友病院老人看護専門看護師の桑田美代子先生は会長講演の中で、「死を見据えるからこそ日々の生を支えるケアが重要になる。高齢者本人の意思を確認することと毎日繰り返し丁寧に行われるケアこそ価値がある」と熱く語っておられました。世界に先駆けて超高齢化社会を迎えた日本は今、人類が体験したことのない難しい課題を突き付けられています。この局面を打破するのは高齢者ケアを支える看護・医療・福祉に携わる人々の熱意と実践力、そこに裏付けされる科学的根拠の解明だと実感しました。日本の老年看護は間違いなく世界のトップレベルであり、我々はその世界トップレベルの看護を担う学生達を育成しているのだと思うと身の引き締まる思いでした。今回の学会に刺激を受け、また今後の学習の励みにしたいと思います。 看護医療学科 助手 島岡昌代
2016.07.28
奈良県母性衛生学会学術講演会に参加!~看護医療学科 廣金・藤澤ゼミ
平成28年7月23日(土)12:30より、奈良県橿原市の奈良県医師会館で、奈良県下の医師、助産師、看護師、看護師・助産師養成所の教員及び学生が集合して、第31回奈良県母性衛生学会学術講演会が開催されました。 看護医療学科廣金・藤澤ゼミは担当教員が助産師であるため、母性に関する内容を卒業研究として希望する学生が所属しています。そのため、10月の卒業研究発表会に向けて、毎年、教員・ゼミ生一緒にこの講演会を聴講しています。そして今年度も廣金ゼミと藤澤ゼミでは、1題ずつ昨年度の卒業研究を発表しました。発表したのは、今年3月に看護医療学科を卒業した5期生で、発表を聴講したのは現4回生の6期生です。 【発表者】浅野 友里 看護医療学科3月卒業(5期生)・(現)助産学専攻科学生 「妊産婦のダイエットにおける助産師の保健指導に関する文献検討」 ー終了後の感想 「自分が興味を持って研究した内容を、臨床で働く医師、助産師、看護師の方々の前で発表させていただいたことはとても貴重な経験でした。そして発表後に質問をしていただき、研究をするにあたって必要となる視点について新たに気付かせていただきました。今回の気付きと反省を今後研究していくにあたって、自分自身の課題として取り組み、精進していきたいと思います。」 ー担当教員 廣金 和枝 看護医療学科准教授 「口演発表をおこなった3月卒業の浅野さんは、発表準備を主体的に行い、発表も堂々としたものでした。座長先生からの質問にも誠実に応えており、成長したな~と感じました。今年は、後輩のゼミ生全員が学会に参加しました。「発表者の研究成果に対して敬意を払いつつ、会場にいる方たちの益にもなるような意見交換をする」という学術的な場でのマナーについても学べたのでは思います。これから本格的に取り組んでいく卒業研究で、今回の学びを生かしてくれたらと思っています。」 【発表者】小畠 彩 看護医療学科3月卒業(5期生)・(現)助産学専攻科学生 「夫立ち合い分娩における満足度とその後の父親の育児参加について-イクメンと呼ばれる男性はなぜ増加しているのか-」 ー終了後の感想 「すごく緊張しましたが、次はここを工夫しようなど、学校の中だけでは気付くことができない視点にも気づくことができたので、発表できて良かったです。事例研究では、タイムリーな興味深い内容を聞くことができました。貴重な体験をさせていただきありがとうございました。」 ー担当教員 藤澤弘枝 看護医療学科講師 「小畠さんは、昨年度はこの講演会を聴講する立場で参加しました。その後、しっかりと卒業研究に取り組み、今回の発表になりましたが、小畠さんの熱心で真面目な姿勢は、今後助産師として産婦さんに寄り添っていくためにとても大切な資質だと感じています。また、発表時は会場からのご意見や質問にはきはきと答えており、とても頼もしく感じました。今後の目標に向かっても精一杯頑張ってくださいね。応援しています。」 発表後は、病態医学Ⅱ(産婦人科学)を教えていただいた、奈良県母性衛生学会会長で奈良県立医科大学教授の小林 浩先生(前列 中央)とともに、全員で写真撮影をしました。 前列(左)廣金 和枝准教授、(中央)小林 浩教授、(右)藤澤 弘枝講師 <聴講した現ゼミ生の感想> 「内容もまとまっていて、スライドも見やすいし、私もこのような卒業論文を書きたい。学会の流れや雰囲気を知ることができた良かった。文献研究だけでなく、事例研究の実際も知れてよかった。」ー森下 裕子 「研究発表の流れや討議の様子を知ることができて良かった。病院の方々の研究を聴くことができ、将来役立てたいと思った。スライドの文章は強調したい部分の色を変えることでとても見やすかった。また、図があると一目でわかるので参考にしていきたい。」ー佐藤 美沙都 「立会い分娩の研究が3例続き興味を持った。また、同じ分野が続くことで研究の比較もしやすかった。そして、母性分野はこれからの自分の人生においても大切な分野であり、どんな出産がいいのかなど、考えていきたい。」ー中務 智尋 「いろいろな研究発表を聴くことで、どのように取り組むかを学ぶことができた。授業で習う基礎的な知識のほか、新しく見出されている出産スタイルやその利点、そのための支援、実際の現状なども知ることができ、看護の奥深さを感じることができた。」ー高瀬 和 「男・女で求められていることの違いや助産師の介入方法など、自身が一人の助産師として働くことがくる場合、どのように介入するかを考えながら発表を聞いていたら、とても興味深かった。この学びを現場で活かしたいと考えた。」ー藤次 永実 「実際の先輩の発表を聞き、学習意欲・研究意欲が高まった。助産師の役割は、分娩の介助や妊娠・出産のケアといっても多様であり、立会い分娩をより良い体験へとするための配慮や、思春期への性教育といった幅広い活動もある。それぞれの対象者に合わせた内容のケア・教育が必要だと考えた。」ー青山 加奈 「将来助産師として働くときにはどのような支援を行っていきたいかや、必要な内容についても述べられていた。今回の講演の学びを活かし、私の研究でもこのようの視点を持って研究したいと思った。」ー甲村 弥生 聴講したゼミ生の皆さんは、10月の看護医療学科の卒業研究発表会に向けて、ラストスパートです。今日の学びを活かして頑張ってくださいね! 看護医療学科 講師 藤澤 弘枝
2016.07.27
外部講師に学ぶ分娩介助!~助産学専攻科
7月21日(木)、産科病棟の師長をしておられる江口先生から「分娩介助の技」を教わりました。8名の大阪府と奈良県の臨床指導者の方が、講義の聴講と学生指導のために参加してくださいました。 江口先生は2500件以上の分娩介助をされている熟練助産師です。先生の分娩介助は、左手で児頭の娩出を数ミリずつコントロールして、右手は会陰保護をしたまま、ゆっくりと会陰裂傷しない分娩介助の技でした。左手と右手の力を巧みに交互に使い分け、ベビー人形が、まるで本当の胎児のお産のように見えました。臨床指導者の方々も学生も真剣な眼差しで必死にその技を見ていました。 技の一つの一つには必ず根拠があり、先生は長い年月で身に付けた方法を惜しみなく学生に伝授してくれました。その後、学生は4つのグループに分かれ、分娩介助の模型を使い、教わった技を練習しました。指導者の方々は各グループの中に入って、産婦役になって最近実際にあった分娩の再現をしてくださり、臨場感ある分娩介助の練習になりました。 最後に“新人助産師としての心得“について、臨床指導者の方一人ずつメッセージをいただき、9月から助産学実習が始まる学生にとっては不安軽減につながりました。 3時間の講義時間は短く感じ、講義後指導者の方々からは「自分の学生時代を思い出した」「学生がピュアで刺激になった」「有意義な時間だった」など、お言葉をいただきました。 Qualityの高い講義が実現できたことに、江口先生はじめ臨床指導者の方々に感謝いたします。皆様、お忙しい中、本当にありがとうございました。 助産学専攻科 教務主任 准教授 中居由美子(文責) 講師 美甘祥子 講師 上原麻利
2016.07.27
老年看護学施設実習打合せ&ミニシンポジウムを開催!~看護医療学科
7月21日(木)3,4限に、老年看護学 施設実習打ち合わせ会およびミニシンポジウムを開催しました! 老年看護学 施設実習打ち合わせ会 7月21日(木)に、8月中旬に看護医療学科3年次実習の先陣を切って行う「老年看護学施設実習」の打ち合せ会を行いました。大学での施設実習打ち合わせ会は今年度からの初めての取り組みです。 従来は教員が実習し施設に出向いて実習の打ち合わせを行っていましたが、今年度からは学生が学んでいる様子や学びの場を知ってもらう目的もあり、指導者の皆様に大学にお越し頂くことになり、12施設15名の方にご出席いただきました。 まずは実習を担当する教員、指導いただく指導者さん方の自己紹介を行いました。その後、老年看護学山崎教授から「老年看護学実習要項」にそってパワーポイントを使用して実習目標、目的、スケジュール、注意事項の説明と指導者さんへの依頼がありました。 その後は施設毎に分かれて指導者さんと各施設担当教員が膝を突きあわせて打ち合わせを行いました。改まった形式では難しいことも本音で打ち合わせを行うことができました。 老年看護学援助論Ⅱ ミニシンポジウム 同じく7月21日(木)、この夏から実習を行う3回生を対象に、実習への動機づけを目的に、実習でお世話になる病院・施設から4名の講師をお招きしてミニシンポジウムを開催しました。 まず、講師の方々から高齢者が治療、生活をしている場とそこでの看護師の役割についてお話しいただきました。病院からお越し頂いた講師の方々は入院されている高齢者が退院後また自宅で生活できるために看護師は何をするのかについてもお話し頂きました。ある講師は、ご自宅での生活を看護師が知っておくこと、またある講師は、リハビリテーションにおける看護の役割は『しているADL(日常生活動作)の発展・維持であること』など、ご自身の看護観を交えてお話しくださいました。 高齢者の生活を中心としたケアを行う介護老人福祉施設、介護老人保健施設から来られて講師の方々は、その人らしく生活を送ってもらえることについてお話されました。ある講師は「6時に起きる方もおられれば8時に起きる方もいる。何時に起きて、何時に食事を摂るかはその方が決めること」「季節を感じてもらえるように七夕まつりなど季節の行事を取り入れていること」などをお話しされました。 講演のあとは質疑応答を行い、シンポジウムを終えました。日々高齢者のケアに携わっているからこそ出てくる、高齢者一人一人を大切に思われている言葉に学生も教員も学ぶことの多いシンポジウムでした。 看護医療学科 講師 寺田 美和子
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