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畿央の学びと研究
2025.02.07
英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.9 ~ お正月を2回体験しました!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間にわたって英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。今年度は、2回生3名が、2024年9月21日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。現地からの学生リポート第8弾です! こんにちは。教育学部 現代教育学科 英語教育コース2回生の福岡 煌大です。2月になり冬の寒さも本格的に感じるような気候になってきました。最近学校に行くような時間帯はマイナスの気温になる頻度が増え、体調管理が少し難しくなってきました。今回も前回のブログ以降に私が経験したことについて書いていこうと思います。 海外で迎えたお正月 人生で初めて国外で迎えた正月は記憶に残るものとなりました。 日本では正月におせちを食べる、初詣に行く、おみくじを引く、家族と時間を過ごすなどが一般的ですが、カナダではそういった特別なことはなく、ただ新年をカウントダウンすることは世界共通でした。新年を祝うイベントが大晦日にあり、そこではカナダの伝統料理のプーティンやホットチョコレートが売られていました。 ▼ 会場の様子 とても海外っぽいと感じたことが簡易的な観覧車が会場に設置しており、私たちも乗車してきました。一般的な観覧車とは違って少しスピード感があり海外のユニークな点を感じることができました。またその場ではアーティストの方がステージでショーを開催し、多くの人がステージ前で歌って踊っており、一種のフェスティバルのように感じました。海外の方の熱気が高く一部の人は仮装をしておりハロウィンを二度味わったような感覚でした。 学校は大晦日であるにもかかわらず授業があり、元日のみが休日でその次の日からも学校があり不思議な感覚でした。 旧正月も体験! カナダは多くの国の人々が暮らしているため、旧正月もカナダに来て経験することが出来ました。中国や韓国は日本とは暦が違い、1月1日に祝わず、1月29日に祝いました。一年で2回も正月を経験するというのは少し不思議な感覚でした。 ▼ China Town その際にDown Townの近くにあるChina Townに行き中国の歴史について学び、中国料理もGVの友達と一緒に食べてきました。中国と韓国の友達がいたので、言語や旧正月についても教えてもらうことが出来、いい経験となりました。 Origami Activityに参加! Global Villageでは毎週アクティビティがあり、無料のものもあれば料金を払って参加するものもあります。とても魅力があり多くの生徒が参加しています。その中で折り紙を折ろうというアクティビティがあり、日本人としてこれは参加せねばと思い参加してきました。 海外の人たちは折り紙をあまり知っていなかったため、私たち日本人が教えるなどして自分の英語のスピーキングの練習にもなり、また文化交流ができたためとても楽しかったです。旧正月ということもあり、今年の干支は巳なのでみんなで蛇をおりました。他にも鶴や兜やハートなどみな興味津々で取り組んでいました。 GVでの学習は、よりコミュニケーションが流暢になり海外の友達も多くできているので日々スピーキングとリスニングが鍛えられていると実感しています。友達とご飯に行く機会や遊びに行く機会が増えてきたため日本ではなかなかできない経験ができています。 残り留学生活も一か月となり残り時間が少ないため少し焦りもありながら、後悔の無いようにより充実した留学生活にしたいと思います。ご覧いただきありがとうございました。 現代教育学科 英語教育コース 2回生 福岡 煌大 関連記事 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.1~今年は3人がカナダへ! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.2 ~ カナダに来て3週間がたちました! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.3 ~ ウィンタースポーツ観戦を楽しみました! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.4 ~ 祝日の過ごし方! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.5 ~ 誕生日を祝ってもらいました! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.6 ~ もうすぐクリスマス! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.7 ~ 新年も積極的に活動しています!|KIO Smile Blog ▶ イギリス短期語学留学2024についての記事は こちら ▶ カナダ短期語学留学2024の記事は こちら
2025.02.06
虐待防止教育に取り組む卒業生が大学に帰ってきてくれました!~現代教育学科
現代教育学科13期生(2022年3月卒)の尾上 翼さん、小松 奏楽さんが近況報告で大学に帰ってきてくれました。現在お二人は子ども虐待防止団体HeartresQ の一員として活動しています。今回はクラウドファンディングを経て一般社団法人を立ち上げた尾上さんに、大学のことや今やろうとしていることを語っていただきました。 自己紹介・略歴をお聞かせください 教育学部13期生の尾上 翼(右)です。 現代教育学科 幼児教育コース で4年間所属し、保育や教育について学んできました。2022年3月に卒業し、大阪の児童養護施設で勤めながら、クラウドファンディングで資金を調達し一般社団法人 HeartresQを設立し、代表理事に就任しました。2024年4月から法人の資金調達を行うために、個人事業を開業し現在に至ります。 なぜ、社団法人を立ち上げたのですか? 私たちHeart resQは児童虐待を防止し、子どもたち並びに子どもを持つ保護者も笑顔で溢れる社会を実現したく立ち上げました。児童虐待をなぜ防止したいと思ったのかについては、まさに畿央大学での学びの中での「気づき」からでした。私は「児童虐待」という言葉を大学2回生の時に初めて知りました。 その実態を知りたいと思い、当時の授業をしてくださったた吉原 豊先生と実際に児童養護施設へ見学に行き、その後アルバイトとして働く中で私の人生の分岐点がやってきます。 少し関わる程度であれば、虐待を受けて育ったとは思えないとても明るい子どもたちがいっぱいです。しかし長い時間過ごしていると、子ども自身の心に一生消えない傷ができて苦しんでいる姿を目の当たりにしました。その時に、 虐待についてもっと早く知りたかった 児童養護施設に早く来たかったSOSを 出せる場所が欲しかった そんな言葉を聞きました。その子どもたちの声を聴いて、私は子どもたちや子どもを支える保護者がもっと笑える社会を作るために児童虐待のない社会を作ることを決心し、団体を立ち上げました。 どのような活動をされていますか? 現在は、「虐待についてもっと早く知りたかった」「児童養護施設に早く来たかった」「SOSを出せる場所が欲しかった」という子どもの声を実際に実現すべく活動を進めています。 具体的には、児童虐待予防教育のカリキュラムを作成し、行政機関と一緒に授業を取り入れていくための協議を繰り返しています。実際に児童虐待予防教育を行なった後、子どもたちがどこにSOSを発信すればいいのかと思った時に、SOSを受信できる場所として、また子どもたちのことを支えることができるように「子どもの居場所」を開所するための準備を行なっています。 また、熱い思いを持つ児童虐待防止活動者が孤立して、活動を諦めてしまう人も多く見てきた為、自社で児童虐待防止活動者のオンラインコミュニティを立ち上げました。現在会員は15人で児童虐待のない世界に向けて活動をしています。 振り返ってみて、畿央大学での4年間はどうでしたか? 畿央大学で過ごした4年間は、本当に濃い時間でした。畿央大学に入学していなかったら、「児童虐待」という言葉も知らずに生きていて、今では全く別の活動や仕事をしていたかもしれません。また、人にも恵まれました。教育に携わる友人が多く、「児童虐待防止活動」を行う際には協力してくれる友人もいました。このような課題に取り組むことができたのも、教育学部にいたからこそだと思います。 大学のキャンパスライフとしては、とても楽しい思い出がたくさんあります。クラスの友人と毎日地下食堂で話したり、一緒に遊んだり、時には提出期限が迫っている課題を一緒にしたりと、とても濃い時間を過ごしました。 教育学部での学びは、今にどう生きていますか? 現代教育学科での学びは、私にとって最も大切な土台となっています。幼児教育コースで学んだ私は、子どもの支援を発達の段階から考えるだけでなく、環境設定や海外で取り組まれている教育の仕組みを学び、子どもへの関わり方の視点が広がりました。畿央大学の4年間で、子どもと関わる中で遊びを通して何を伝えたいかを学びました。「遊び」や「環境」など、どれひとつ取ってもこだわることで子どもへの支援方法が変わると感じています。このような基礎を学び、児童養護施設での勤務でも実践的に活かしています。 また、授業では、たくさんの質問やチャレンジしたいことを教授に尋ねる機会が多くありました。先生方はいつも「まずはやってみたらいい」「やってみないと分からない」と励ましてくれました。この経験から、「まずは一歩踏み出してみる」という精神を学びました。入学当時ピアノが弾けなかった私も、「まずはやってみないと分からない、あとは努力の数」と言われたことを鮮明に覚えています。頑張らない人に結果はついてきませんが、頑張った人には必ず何かの成果がある。そう思えるようになったのも、この4年間の経験のおかげです。 今後の目標や展望をお聞かせください 私の目標は、「笑顔で溢れる社会」の実現です。「笑顔」の作り方はたくさんあります。例えば、お笑いや美味しいご飯、友人と過ごす時間などが自然と笑みをもたらします。しかし、その中でも特に私は「児童虐待」という問題を解決することを決心しています。 児童虐待を受けた子どもたちは、心に深い傷を一生背負って生きていかなくてはなりません。助けを求めたいけれど、求めても何もしてくれなかったという喪失感や、「大人はどうせ頼りにならない」という無力感を持ちながら苦しんでいる子どもがたくさんいます。私は、そんな社会を終わりにしたいと思っています。 助けを求めて助けてもらえる、また大人を頼ればどうにかなると思ってもらえるように、SOSを発信しやすい環境を作っていきます。直近の具体的な目標としては、誰もが遊びに来られる学校外の居場所を創造することです。 地域のコミュニティが衰退してきた今、子どもの遊び場も少なくなっています。また、保護者も地域内で孤立してしまい、子育ての相談ができる人がいなくなる傾向があります。そこで、大人も子どもも気軽にほっと一息つける居場所を作っていきます。さらに、子どもたちの未来を守るための教育カリキュラム「児童虐待予防教育」も進めていき、子どもも大人も笑顔で溢れる社会を実現します。 最後に在学生や大学に向けてメッセージをお願いします! 在学生の皆さんへ 大学生活は「人生の夏休み」とよく言われています。また、大学受験する際にこんな言葉を言われませんでしたか? 「受験勉強は、夏休みが1番の山場」 世の中では、「夏休み」という期間をどう使うかそれでその後の人生が変わってくるかもしれないということです。しかも、「夏休み」が4年もあります。この時間をどう使うかで、社会人になるまでに大きく差がつきます。現に私も大学1年生の時に、他の大学で起業している人や社会で成功している同年代の方と会い、ものすごく差を感じました。正直こんなに差があったら追いつけないとも諦めかけた日もあります。諦めることは本当に簡単です。でも、諦めなければクラウドファンディングで資金調達も会社を設立することも、行政機関と連携した居場所作りをすることも必ずできます。必ずと言い切れるのは、諦めずにずっと続けるからです。僕は、とんでもないほどの負けず嫌いで、しつこいやつです。だから、居場所作りの開業も虐待予防教育の導入も必ずやり遂げます。 「夏休み」という時間をどう使うかはあなた次第です。それぞれが最高に楽しい大学生活を送ってください!応援しています! 畿央大学の皆さんへ 在学中は本当に色々なことでご迷惑をおかけしたこともたくさんあると思います。そんな中でも優しく何も知らない私に、世の中のことを教えていただきありがとうございました。畿央大学に在学していたからこそ、私は今の活動ができています。 2021年に奈良県で虐待防止イベントをする際や2022年に奈良県庁に訪問した際も本当に温かく見守ってくださり、無事に会社も設立することができました。畿央大学を卒業したことを誇りに思って今後とも活動を続けてまいりますので、今後とも何卒よろしくお願いします。 関連記事 海外のスポーツチームでトレーナーをする卒業生が大学に帰ってきてくれました~理学療法学科 【森岡准教授が読売新聞に】8/17(土)夏の無料体験講座「ひらめき☆ときめきサイエンス」予約受付中! 6/21(金)ならコープとのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました! タイ ドンデーン村での教育調査レポートvol.4~学校での授業実践を通じて タイ ドンデーン村での教育調査レポートvol.3~タイ農村部の教育的課題って? タイ ドンデーン村での教育調査レポートvol.2~コンケン大学でワークショップに参加! タイ ドンデーン村での教育調査レポートvol.1~現代教育学科教員が22年ぶりの再訪!
2025.02.03
英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.8 ~ 新年も積極的に活動しています!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間にわたって英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。今年度は、2回生3名が、2024年9月21日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。現地からの学生リポート第7弾です! こんにちは。現代教育学科英語教育コースの川上明莉です。現在、カナダのビクトリアに畿央大学から3人で留学しています。早速、現地での生活をリポートしていきます。 雪が降る日を楽しみに待っています。 年が明け、どんどん寒くなってきました。日はどんどん長くなっていきますが、最低気温が0度になりました。今年は例年に比べて温かいと先生やホストマザーに教えてもらいました。少し雪を体験してみたいという気持ちがあるので、寒さは苦手ですがいつ雪が降るのかと楽しみにしています。 ビクトリア・バタフライ・ガーデンズへ! 週末にビクトリア・バタフライ・ガーデンズに行ってきました。中はとても暖かく、上着なしで過ごすことができました。見たことのない大きさの蝶や虫が展示されていて、最初は少し怖かったです。他にもフラミンゴなどの鳥が放し飼いにされていてとても楽しみました。 ダンスアクティビティを実施しました! また、1月3日にGVでダンスを教えるというアクティビティをさせてもらいました。英語でダンスを教えることは初めてでとても緊張しましたが、先生や友達に助けてもらい、なんとか成功しました。たくさんの人に参加してもらい、このような貴重な経験をできてとてもよかったです。2月にもう一度行うので、次はもっとすらすらと教えられるように頑張りたいです。 残り帰国まで2か月をきりました。もっと英語力が伸びるように頑張りたいです。最後までご覧いただきありがとうございました。 現代教育学科 英語教育コース 2回生 川上 明莉 関連記事 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.1~今年は3人がカナダへ! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.2 ~ カナダに来て3週間がたちました! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.3 ~ ウィンタースポーツ観戦を楽しみました! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.4 ~ 祝日の過ごし方! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.5 ~ 誕生日を祝ってもらいました! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.6 ~ もうすぐクリスマス! ▶ イギリス短期語学留学2024についての記事は こちら ▶ カナダ短期語学留学2024の記事は こちら
2025.02.01
次世代教育センター主催イベントプログラム「AIのその先へ」を開催!
21世紀に入って20年以上が経ち、ひとが作るような文や声や絵をつくるAIも登場しています。これからも車の運転や医療診断など、AIがひとの代わりに出来ることがどんどん増えてきます。そこで、これからの社会を担う皆さんに「ひととAIの関係」に関する教養を身に付けてもらうことを目的として、昨年度に引き続き、冬休みにオンデマンド型の講座を実施しました。学科、学年をこえて12名の学生の皆さんが参加しました。 ※次世代教育センターは2021年4月、次世代社会のニーズに応えられる幅広い教養を身につけた人材の育成を目的として開設されました。毎年度、様々なテーマを取り上げた講座を実施しています。 今年度は、AIの「こころ」と「からだ」に関する考え方やテクノロジーを紹介した上で、近未来のひととAIの仕事について説明しました。また、担当教員が全1回の講義動画を配信し、学生の皆さんから質問や意見、感想を送ってもらいました。そして、全ての質問への回答や皆さんの感想を記したファイルを作成し、参加者全員で共有しました。 第1章の「ひととAIの『こころ』」では、ひとの「こころ」とは人生経験(本棚のようなもの)であることや、AIはひとと何十年も共に過ごせば「ひとと同じような」こころを持てることを説明しました。しかし、育成に時間がかかり、管理方法にも課題が残るため、「こころ」が必要な仕事はAIには不向きであることや、「味覚」「臭覚」「身体の動き」などを含む仕事も不向きであることを説明しました。 ▲AIのこころの育て方を説明しているスライド ▲AIには難しい仕事を説明しているスライド 学生の皆さんからはひとは人生を歩むことで経験を積み、そのこころを感情の土台としますが、AIは学習能力を活用した経験(こころ)を自分自身から湧き出る感情の土台にはしないと考えます。そのため、ひととAIは同じようにこころを持つことはできるとしても、その2つの性質は異なると考えます。という意見を貰いました。 講演者からは「生存本能」の様に、ひとには何かを経験する前から備わっている本能があります。これらの本能と経験が基になって感情が生まれます。例えば、「目の前の現象」に似た現象によって死にそうになった経験があれば、「目の前の現象」を見て「恐怖」を感じます。そのため、AIにも「生存本能」のような「本能」を与えて、経験と共に感情の土台にするように設計すれば、家族から「学習」するAIはひとに近づくと考えられます。と回答しました。 第2章の「ひととAIの『からだ』」では、仮想空間において仮想のからだ(アバター)を持つ時代が来たことを説明しました。そして、社会参加のきっかけになる等良い面もありますが、本来の心身への数々の悪影響もあること、さらには実社会に欠かせないブルーワーカー不足まで起きていることについて説明しました。その上で、自分の人生そして社会を長い目で見て、仮想空間とアバターを活用することに言及しました。 学生の皆さんからは仮想空間を用いることで障害のある人が自分らしく生きることができるのではないかと考える一方で、特別支援教育で「害による学習上又は生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識技能を授けることが必要なくなるのではないかと感じました。そのため、仮想空間において仮想のからだを持つことは教育の在り方を問い直すことにつながるのではないかと考えました。という感想を貰いました。 この感想に対してはその通りかもしれません。もっと正確に言うと、“必要なくなる”ということはなく、“授かるべき必要な知識技術が変わってくる”というのが正しいと思います。物理的身体の問題を仮想空間で解決できるのだとすると、それをどのように制御していくのか、どのように制御したらコミュニケーションが円滑になるのか、などについての知識が必要になってくるのだと思います。ただし、そのような世界がくるのはかなり先のことかと思います。」と回答しました。 そして、講座全体に対して最近ではAIに関するニュースをよく聞きます。良い面もありつつ悪い面もあるということを実感しました。これからの時代はAIと関わっていくことが多くなります。そのため、今後もAIに注目していきたいなと思いました。という感想を貰いました。 講演者達からは10年ほど前に政府や民間企業が予想した以上に日本の出生率が下がってきていることもあり、AIのニーズが高まってきています。一方で、人の文章や絵や声などを模倣する、なりすましAIなども開発されています。さらに自律的に人に殺意を持つAIが出てくる可能性も指摘されています。自分そして社会にとって一つ一つのAIの使い方を考える習慣を身に付けていく心構えは大切であると思います。と回答しました。 さらに、次のような質問も貰いました。倫理的な問題を無視して、人員不足や少子高齢化などを解消するために、クローンとAIのどちらかを増やすとしたらどちらがよいと考えますか。クローンもAIも育てなければならないことには変わりないと思うので今回の講義を通して疑問に感じました。という質問を貰いました。 そこで、講演者達からは(1)純粋に人間の機能をもつ生命体を増やすならば、クローンを増やす方が良い様に見えますが、人間の代わりにAIロボットが働いてくれるならば、経済的時間的に子どもを産み育てる余裕ができて、出生率が上がる可能性もあります。(2)クローンの基となる人からの同意をどのように得るのか、また、クローンを育てる人をどのように決めるのか、その人との関係は、といった項目について法律が整備されるかどうかがクローンが社会に受け入れられるかどうかを決めると思います。(3)ただ、倫理的問題は避けては通れないですし、こういう話はこの先ずっとしていく必要があると思います。AIにもこころに似たものが創られてくると思いますので、そうなると、これを生命だと考えることもできます。そのような段階では,AIロボットを創ったり壊したりすることにも倫理的問題が出てきそうです。と回答しました。 学生の皆さんからの質問や意見、感想は、非常に本質的かつ発展的なものあったため、我々教員も触発され、色々なことを考えながら回答しました。充実したプログラムになったと考えています。 畿央大学大学院健康科学研究科 冬木正紀・大住倫弘 2024年度 次世代教育センタープログラム 畿央大学 次世代教育センター 次世代教育センター 関連記事 次世代教育センター主催「ライフプランニング講座」「文章読解・作成能力検定講座」を開催! 次世代教育センター主催「Excelの魅力発見・体験講座」を開催! 次世代教育センター主催「プレゼンテーション力養成講座~パワポで表現する自分の未来予想図~」を開催! 次世代教育センター主催:「コミュニケーション力養成講座~一生ものの自己紹介で自己発信力を高めよう~」を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~基本編~」を開催! 次世代教育センター主催「近未来テクノロジーの生かし方」を開催! 次世代教育センター主催「Excelスキルアップ講座~応用編~」を開催! 次世代教育センター主催「文章読解・作成能力検定講座」を開催しました!
2025.01.31
SECOND STAGE AUTUMN GAMES 2024に出場しました! ~ 男子バスケットボール部LOOSE ~
こんにちは!男子バスケットボール部LOOSEマネージャー現代教育学科2回生の杉岡果穂です。 私たち男子バスケットボール部は2024年12月7日(土)~12月8日(日)に(株)セカンドステージが主催する「SECOND STAGE AUTUMN GAMES 2024」に参加しました! 今回、私たち男子バスケットボール部は、AチームとBチームの2チームに分かれての参加となりました!Aチームは初日に、そしてBチームは2日目に見事2勝し、どちらのチームも素晴らしい試合結果になりました。 またこの大会で引退となる3回生と一緒にこの大会に挑むことができ。笑いあり、涙ありの最高の2日間でした。 男子バスケットボール部 現代教育学科 2回生 杉岡 果穂 関連記事 SECOND STAGE AUTUMN GAMES 2024 に出場しました!!~ 女子バスケットボール部 LOOSE ~ 西日本大会に二年連続出場し、準優勝を果たしました!~軟式野球部|KIO Smile Blog SECOND STAGE SPRING GAMES 2024 -WEST- に出場しました!!~ 男子バスケットボール部【LOOSE】~ SS SPRING GAMES 2024 Bトーナメント優勝!~ 女子バスケットボール部LOOSE ビーチラグビー白浜大会2024に参加しました!~ビーチラグビー部「Unlache」
2025.01.31
奈良県中央卸売市場で「第18回ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科
畿央大学では、奈良県中央卸売市場 と「同市場の活性化と大学の充実発展」を目的に2013年より包括連携協定を締結し、学生を交えて様々な事業に取り組んできました。その取り組みの1つとして、2015年より同市場の関連商品売場棟内に「ならいちばのキッチン」がオープン。本学健康栄養学科の教員と学生が、市場の新鮮な食材を使って料理を作る「ならいちばのキッチン料理教室」を実施しています。コロナウイルスの感染拡大により中止が続いていましたが、ついに2024年9月28日(土)に4年ぶりの開催となりました! 2024年12月21日(土)、奈良県中央卸売市場において今年度2回目の実施となる「第18回ならいちばのキッチン料理教室」が開催されました。 ※ 前回実施の「第17回ならいちばのキッチン料理教室」についてのブログはこちら 「大和の野菜を使ったスイーツパーティー」 今回のテーマはクリスマスにふさわしい「大和の野菜を使ったスイーツパーティー」です。 当日は、事前に申し込みがあった小学生から大人まで16名の皆さんに参加していただきました。畿央大学からは、健康科学部 健康栄養学科の上地加容子教授と山田華奈衣助手、そして同学科の学生10名が参加しました。 健康栄養学科の学生プロデュースによる料理教室@奈良県中央卸売市場。 今回のメニューは、クレープと3種類のポップコーン(しお・ココア・カレー) 市場からは、青果卸協同組合にご協力いただき、新鮮なフルーツを提供していただきました。盛り付けもサンタクロースやトナカイに見立てたかわいいものでした。 また、あらかじめ学生たちが大学で調理したジェラート(3種)もふるまわれました。このジェラートは、田原本の味間いも、宇陀の金ごぼう、県内産のイチゴを材料に作られたもので、参加者の皆さんに大好評でした。オーソドックスなイチゴ味。もちもち感のある味間いも。宇陀の金ごぼうには、金粉をちりばめて提供されました。いもとごぼうのジェラートは初めてという人ばかりで、あまりにも意外な美味しい味わいに大盛り上がりでした。 イベントが始まりました! 最初に本イベント開催にご尽力いただいた奈良県中央卸売市場 企画管理課の榎堀課長補佐と青果卸売協同組合事務局 山菅事務局長にご挨拶いただきました。そして上地教授からのご挨拶と当日の手順などが説明されました。 その後、学生による料理クイズが行われました。手作りのテロップを使って、料理に関するクイズを参加者の皆さんに答えてもらいました。みなさんの反応も良く、楽しいアイスブレイキングになりました。 いよいよ料理教室の始まりです。調理のポイントやコツを丁寧に説明しながら、別の学生がその隣でデモンストレーションを行いました。クレープの焼き方、デコレーションのコツなど、参加した皆さんは真剣なまなざしで学生のデモンストレーションに見入っていました。 説明が終わるといよいよ参加者の皆さんの調理が始まりました。各調理テーブルに学生が付き添い、参加者の皆さんの補助をしました。 お待ちかねの試食タイムです! そして料理が出来上がり、お楽しみの試食タイムです。 それぞれが調理したクレープやポップコーンをきれいに並べて、まずは記念写真を撮りました。そしていよいよ実食です。細部まで工夫を凝らしたトナカイ仕立てのクレープ。イチゴと生クリームで作ったサンタクロース。3色のポップコーン。どれもこれもすばらしい出来上がりで、とてもおいしくいただくことができました。 そして畿央大学生があらかじめ調理しておいた3種のジェラートを試食しました。1番人気はなんと金粉をちりばめた宇陀の金ごぼうのジェラートでした。「ごぼうのジェラート?!」と思いつつ恐る恐る食べると、ごぼうのさわやかな香りと甘みが口いっぱいに広がるとてもおいしい逸品でした。 試食タイム中には同市場の業務課 川合係長が、大和野菜についてご紹介してくださいました。 今回も参加者の皆さんはもちろん、畿央学生もとても楽しくおいしいひと時を過ごしました。参加者の皆さんには次回も是非参加したいというお言葉をいただき、来年度につながるとてもいい形で終えることができました。 奈良中央卸売市場のみなさん、ご協力ありがとうございました。 参加した学生の感想 ● 今回のならいちばのキッチンに参加したのは、私が高校生の頃に見た、畿央大学と田原本町の地域連携プロジェクトがきっかけです。これを見て、自分も地域に貢献したい、地域の方々に大和野菜について知ってほしい、という思いから参加しました。準備段階ではジェラートの試作に参加し、当日は、ジェラートに使用した野菜の説明を行いましたが、皆さん真剣に話を聴いて下さり、特にごぼうのジェラートが美味しかったなどの声を聴くことができ、頑張って良かったと思いました。また、実際に市場に行かせていただいたことや、今回使用した野菜や果物を提供してくださった市場の方々の想いも聞くことができて、貴重な経験になりました。 健康栄養学科3回生 澤井 花奈 ● 料理の方法を教える際に、どのように伝えればよいのか、また安全に進めるために工夫しながら参加者と会話をすることが大変でした。参加した人から「孫にクレープを作ってあげられるようになった」といった感謝の言葉をもらい教えることのやりがいを感じ、参加してとてもよかったと思いました。 健康栄養学科3回生 大石 真悠 ● 試作を何度も繰り返し、最終的に最も良いジェラートを作り上げるという、今までにない経験をすることができました。試作を重ねるごとに味が良くなるジェラートをみて実現できると思いました。 実際に子どもたちが、癖のあるごぼうのジェラートをおいしく食べられていたことにも驚き、他の野菜でもジェラートをつくることができる可能性を感じました。今後もこのようなイベントがあれば参加させていただきたいと思います。 健康栄養学科1回生 市原 未咲 ●参加していただいた方から、「おいしかった」「楽しかった」という声が聞けて嬉しかったです。話し合って決めたレシピで料理教室を行うという機会はなかなかないと思うので、とても貴重な経験になりました。 健康栄養学科1回生 津田 悠妃 畿央大学 地域連携担当より 今回のイベントは、料理教室を通してより多くの皆さんに奈良県中央卸売市場を知っていただき、調理を通して食材に興味を持っていただくとても有意義な機会でした。 来年度も引き続き『ならいちばのキッチン料理教室』を開催する予定です。詳細は奈良県中央卸売市場HPでご確認ください。 畿央大学 地域連携担当 関連記事 奈良県中央卸売市場で「第17回ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科 ならいちばのキッチン 過去開催分のブログ ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.1~健康栄養学科 野迫川村「郷土料理研究交流実習会」に参加しました!~ 健康栄養学科 ラジオ「FMヤマト」で、4大学対抗ピザバトルを紹介!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 令和6年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催!~ 教員レポート ~ 【全国4位】フードスペシャリスト資格認定試験で特別表彰!~健康栄養学科
2025.01.14
すべての子どもたちにとって、より学びやすい文具のワークショップを開催しました~現代教育学科 西端研究室・山根研究室
教育学部の西端研究室と山根研究室の合同で、2025年1月9日(木)に、すべての子どもたちにとって、より学びやすい文具のワークショップを開催しました。 教育学研究科の大学院生の松谷 真由美さんがご家族で立ち上げられたマーベラスクエスト合同会社さんがたくさんの文具を持ってきていただき、2つの研究室あわせて約20名の学生が体験しました。 片手で消すことのできる消しゴム、視覚に支援が必要な子どもたちもそうでない子どもたちも一緒に楽しむことのできる絵本、回しやすいコンパス、持ちやすい鉛筆、紙から盛り上がる形で印刷できるシート、タブレットの上において、書き順を練習できるカバーなど、一つ一つ体験し、松谷さんやご一緒に来ていただいたマーベラスクエストの社員さんでもあるご家族の方にいろいろ質問させていただきました。 教育実習やボランティア、インターンシップで日ごろ子どもたちの様子をみている学生たちだからこそ、「こんなものがほしかった」という気づきや「早く知っておけば、自分自身も楽だったのに・・・。」という思いもあったようです。 これから多くの子どもたちの学びの場を準備する立場になる学生たちはたくさんの子どもたちと出会い、ともに学ぶことになるでしょう。その中で、もし困りごとのある子どもたちがいたら、今日のことを思い出し、「すべての子どもたちに学ぶための選択肢を用意できる」ことを心から祈念しています。 最後になりましたが、スーツケースでたくさんの文具を持ってきていただき、ご準備いただいた松谷さん、ご家族の皆様方、本当にありがとうございました。 ▼ MarblousQuestさんのnoteでも当日の様子を取り上げてくださっています。▼ 【イベント報告03】文具ワークショップ開催@畿央大学|MarblousQuest公式note 教育学部 教授 西端 律子 准教授 山根 康代 関連記事 MarblousQuest公式note 今年も、水泳安全指導力の学習が行われました~ 現代教育学科 「つくろう!体育科」 FMまほろばで森岡 伸枝准教授が「ジェンダー」を解説!~現代教育学科 【フィールドワーク】大和を歩く ひと“味”ちがう歴史・地理散歩 vol.5ー大神神社の巻~ 現代教育学科 岡田ゼミ 今年度3回目!畿央大学×ならコープ『こども寺子屋』を開催しました!
2025.01.08
【プロジェクトゼミって何するの?⑲】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ vol.4
人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて様々な課題に取り組みます。それぞれの課題は、建築、インテリア、アパレルデザインのコースに準じた学びであることはもちろん、地域連携、歴史的建造物の保存再生、SDGs等多岐にわたる課題解決にも取り組みます。 このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 村田 浩子先生のゼミにはアパレル・造形コース の学生が多く在籍し、地元広陵町の地場産業である靴下製造に関わっています。靴下を製造する時に発生する「残糸(ざんし)」を活用し、生産量の減少により縮小している靴下産業を盛り上げようと、その方法をゼミで検討しています。 プロジェクトゼミって何するの?⑫ では「残糸」を活用したワークショップ開催に向けて、試行錯誤している学生の姿をお伝えしました。今回は、ワークショップ開催日の様子をお伝えします! いよいよワークショップ当日! 12月13日(金)、畿央大学の隣にある商業施設エコール・マミにて村田ゼミのワークショップが開催されました。村田ゼミでは前期から靴下を製造する時に発生する「残糸(ざんし)」を活用し、生産量の減少により縮小している靴下産業を盛り上げようと、その方法をゼミで検討してきました。 今日はその集大成です。試作を続けていたラグは一般の来場者が体験するには時間がかかりすぎることから惜しくも見送りましたが、ゼミ生達はとっても素敵なアイデアを思い付いたようです。 ▼ 入口ではトルソーがお出迎えします。看板もクリスマス仕様です。 クリスマスリースとトムテ作り ゼミ生達が考えたワークショップは残糸を活用したクリスマスリースとトムテ(北欧の小人)を作る体験です。自分たちでアイデアを出し合い、誰でも楽しめるようなクラフトを準備しました。 ▼ 買い物に来たお客様が気軽に立ち寄って体験できる内容を考えました。 クリスマスにぴったりのリースとかわいらしいトムテに足を止めてくださるお客様をワークショップへ誘います。はじめにゼミ生が残糸の説明をします。「これが『(靴下を作るときの)残り糸』と聞いてびっくり」と仰る参加者もいらっしゃいました。 ▼ 椅子の脚を利用して巻かれた残糸。巻き時間は1つ30分! 色の組み合わせは自由!赤と緑の入ったクリスマスカラーも人気です。色を選ぶ参加者と学生の会話も弾みます。 ▼ 束ねた残糸をタコ糸で縛り、真ん中にハサミを入れます。 ▼ 整えるとポンポンになりました。フワフワの手触りです。 ▼ 中心に柔らかい針金を通します。 ▼ 丸く整えてリボンを付ければ完成です! ▼ こちらはトムテ作成の様子です。 ▼ 残糸と毛糸で作ったポンポンを重ねて作るトムテ。残糸で作った帽子がアクセント。 最初は少し静かな雰囲気だった会場も、ワークショップ開始から1時間ほど経過する頃には、近隣住民の方々や畿央生たちが次々に集まり、賑やかな空気に包まれていきました。 どの作品も温かみがあり、参加者の皆さんは思い思いのデザインに仕上げていました。リースとトムテ両方にチャレンジしてくださる方も多く、小さなお子様からご高齢の方まで、ゼミ生と一緒に作業をしながら、楽しいひと時を過ごしてくださったようです。 SDGsもテーマに取り入れました 村田ゼミは今回のワークショップで単にクラフトを楽しむだけでなく、持続可能な取り組みとして靴下の残糸を再利用するという課題に取り組みました。畿央大学のある広陵町は『靴下のまち』。地域住民の皆さんに楽しんでもらいながら地元の産業でSDGsについて考える機会を提供することができました。 参加者の感想をご紹介します! ワークショップを通してクリスマスを迎えるのが楽しみになりました。 畿央生の皆さんが付きっきりで教えてくれました。大変、親切で心強かったです。 残糸を活用するアイデアに驚きました。これからもこのような活動や研究を頑張ってください。 最後にゼミ生にプロジェクトの感想を聞いてみました 職員:準備や当日を迎えて大変だったこと等を教えてください。 学生:リースとトムテにたどり着くまで試行錯誤がありました。身近に感じてもらうものにしたかったのですがラグは時間がかかるので、もっと簡単なものはないかみんなで模索しました。決まってからは、ワークショップ当日どこまでを学生が準備しておき、どこからが参加者にしてもらうのが良いかも悩みました。 学生:最初は全然、お客さんが来ないので焦りました。自分たちの考えた企画が間違っていたのでは…と不安を持ちました。最終的にはたくさんの方に体験していただけたので企画して良かったと思えたし、元気をもらえました。今後の学修や進路を考える上でも貴重な体験となりました。 このプロジェクトを通してゼミ生達は地域の課題に主体的に対応する姿勢や問題解決を図る能力を身に付け、周囲と協力すること、連携に必要なコミュニケーション能力を磨くことができました。この経験を活かして今後のプロジェクトにも積極的に取り組んでいってくれることでしょう。 村田ゼミの皆さん、お疲れ様でした! プロゼミ紹介プロジェクト ▼プロジェクトゼミ 村田ゼミの活動についての過去の記事 【プロジェクトゼミって何するの?②】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?⑨】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミvol.2 【プロジェクトゼミって何するの?⑫】SDGsの視点で地場産業を盛り上げよう~人間環境デザイン学科 村田ゼミ vol.3 ▶ プロジェクトゼミについての紹介記事はこちら ▼ 人間環境デザイン学科についての過去のブログ 第4回近畿学生住宅大賞で3回生が「企業賞」に!~人間環境デザイン学科 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグを制作中!~人間環境デザイン学科 第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ
2025.01.07
英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.7 ~ 残された時間を有意義に!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間にわたって英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。今年度は、2回生3名が、2024年9月21日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。現地からの学生リポート第7弾です! こんにちは。現代教育学科英語教育コース2回生の池田 一樹です。現在、ビクトリアに畿央大学の学生3人が留学中で、現地での生活をリポートしていきます。 今回は特にテーマを設けずに、近況報告をしていこうと思います。 人肌恋しくなるこの季節。日が暮れる時間もすっかり早くなって、16時半ごろには日は沈み、真っ暗になります。おかげで華やかなイルミネーションを長く見られて嬉しいです。前回も同じようなことを書いたような気がしますが、意外なことに、イルミネーションと言ってもあまり海外の人はピンとこないようです。クリスマスイルミネーションと言えば伝わりますが、正しくはChristmas lightsやdecorationと表現するそうです。イルミネーションという言葉自体には、照明といったニュアンスが強いそう。クリスマスシーズンに海外へ出かける方は覚えておくと役に立つかもしれません。 クリスマスを堪能しました! 日本でのクリスマスは満喫できましたか?ほとんどの人から、仕事だよ!!ふざけるな!学校に決まっているだろ!!などといろいろと突っ込まれそうですが、カナダでは一味違ったクリスマスを満喫しました。 日本では友人や恋人と過ごす方も多いですが、カナダでは家族と集まって過ごします。また、カナダのクリスマスは祝日のため、学校や会社、街中のお店もほとんど閉まり、いつもとは違ってひっそりと静まりかえります。(クリスマス当日の朝、ジムに行くついでに確認しました。 なんでクリスマスにジム行ってんねん笑 てかクリスマスやのにジムは空いてるんや!…etc.) クリスマスをお祝いする家庭では、お馴染みのメリークリスマスと挨拶しますが、カナダの様に宗教や民族が多様な国では避けた方がいいでしょう。例えばユダヤ教の人々はクリスマスをお祝いしないため、メリークリスマスと言ってしまうと失礼に当たることもあるそう…!!そのためハッピーホリデーと挨拶すると良いそうです。 クリスマス当日にすることは主に2つで、①家族でプレゼント交換をする ②家族でクリスマスディナーを食べる です。私、福岡さん、そして川上さんのホームステイ先ではプレゼント交換の予定はありませんでしたが、みんな何かしらファミリーからプレゼントをもらい、私たちも内緒で買ってサプライズしました。リビングルームはとても幸せな空気に包まれていました。 そしてディナーはサンクスギビングデー、ハロウィン同様に豪華なものでした。 私の家庭では、あまり一般的ではないと思いますが、ホストファミリーの息子、娘に加えて、ホストファミリーの職場の方々も来ていました。そのため家には20人近くいたため、いつもより窮屈でしたが非常に楽しかったです。(笑)日本とは違った文化のクリスマスを堪能することができて大満足です。 キャンドルライトコンサートに参加しました 先日、キャンドルライトコンサートというものに畿央大学生3人で行ってきました! 3人とも初めてのクラシックコンサートで、「まぁ経験しに行っとくか~」程度の軽い気持ちでした。しんとした空気の中、響き渡る音色に鳥肌が止まることなく、私たちの想像をはるかに凌駕するものでした。ものごとに影響されやすい私は、クラシックの曲をすぐスマホのプレイリストに追加していっぱいになりました(笑) 演奏された曲の中には有名なものも多くあり、チャイコフスキーの行進曲、ロシアの踊り、こんぺい糖踊り (組曲くるみ割り人形より)や、ヴィヴァルディの、冬 (四季より)など、クラシックに疎い私には名前だけではさっぱりわかりませんが、どれも聞いたことのある名曲ばかりです。音楽だけでなく、あたりを温かく照らすキャンドルの装飾にもうっとりしていました。20歳というまだまだ若いうちに、こうしてクラシック音楽に触れることができてよかったです。 こうして、様々なことを経験してきた、たくさんの人々の支えがあって実現した留学生活も折り返し地点を迎え、残すところ約70日となりました(執筆時)。これからの人生を豊かなものにするために、成長した姿を見せられるように、残された時間を有意義に使っていきます。ご覧いただきありがとうございました。 関連記事 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.1~今年は3人がカナダへ! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.2 ~ カナダに来て3週間がたちました! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.3 ~ ウィンタースポーツ観戦を楽しみました! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.4 ~ 祝日の過ごし方! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.5 ~ 誕生日を祝ってもらいました! 英語教育コース「セメスター留学2024」 現地リポート vol.6 ~ もうすぐクリスマス! ▶ イギリス短期語学留学2024についての記事は こちら ▶ カナダ短期語学留学2024の記事は こちら
2025.01.07
人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.6~ かけがえのない仲間に感謝!
人間環境デザイン学科では、以下の3点を目標とし2023年度より「海外インターンシップ」を行っています。 海外の学生と交流を深める機会をもち、人間環境デザインを学ぶ学生として、国内外の住まいや集落、人々の暮らしに関する幅広い視野をもつ。 国内外の集落における地域課題の発見と解決に向けた提案を海外の学生とともに行うためのコミュニケーションスキルを身につけている。 自ら考え自発的にとりくむ姿勢を身につけている。 7日目 成功大学とのワークショップを終え、翌日は台南市から台北市に移動しました。新幹線での移動後、目の前のまちの景色はガラッと変わります。台北駅周辺は、高層ビルが建ち並び、活気に溢れていました。台北市内には歴史的建造物や観光スポットが数多く存在します。歴史と現代が融合した都市であることを感じました。 現地ガイドさんの案内の元、映画「千と千尋の神隠し」で話題になった「九份」を観光しました。赤い提灯が連なる街並みは、レトロでノスタルジックな雰囲気を醸し出します。風情ある街並みがとても魅力的でした。 台湾で過ごす最後の夜は、台北市のランドマークとして有名な台北101や、問屋街として栄えている迪化街での買い物、夜市でのグルメを楽しみました。 台湾に到着してすぐの頃は買い物をするのにも不安でいっぱいでしたが、1週間経つと慣れた様子で楽しい時間を過ごす姿を見て、みんなとても頼もしく感じました。 8日目 いよいよ帰国の日です。空港での手続きをしていると、成功大学の学生さんがお見送りに来てくれました。空港までは新幹線で約2時間の距離です。その時間をかけて会いに来てくれるほど、大切な仲間ができたことを心から嬉しく思います。 台湾現地での8日間の活動、事前のオンラインでの交流や準備等、半年間をかけての台湾ワークショップ2024が無事に幕を閉じました。本プログラムを一緒に遂行してくださいました国立成功大学の張珩教授、楊詩弘教授に心よりお礼申し上げます。また、開催にあたり多方面で心強いサポートいただきました成功大学大学院生のみなさまに感謝申し上げます。 最後に、現地での活動にあたり私たちを温かく迎え入れてくださった台南市後壁区新東地区住民のみなさまにお礼申し上げます。私たちの成果が、住民のみなさまにとってより豊かな生活を送るための一助となることを願っております。 このワークショップがみなさんにとってかけがえのない経験となり、それを糧に今後の学びがより充実することを期待しています。大切な仲間との出会いをきっかけに、みなさんの活躍のフィールドが一層広がりますように。 人間環境デザイン学科 助手 小松 智菜美 関連記事 ▼ 2024年度 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ ▼ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~ 台湾に向けて出発! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~ 成功大学とのワークショップ開始! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.3~ 試行錯誤しながらも順調に作業が続いています! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.4~ 制作の最終日を迎えました! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.5~ みんなで台湾まちあるき! ▼ 人間環境デザイン学科 「近畿学生住宅大賞」にて企業賞を受賞しました!~人間環境デザイン学科 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグを制作中!~人間環境デザイン学科 第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ
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