2018年6月の記事
2018.06.13
同窓会レポート~フットサルサークル「FREEDOM」2011・2012卒業生
フットサルサークルFREEDOMの2011年健康科学部卒業生と2012年教育学部卒業生のメンバーで、数年ぶりに畿央大学のアリーナを借りて、フットサルを兼ねた同窓会をしました。 集合の時点から数人しか集まらないという、フリーダムらしさ全開での幕開けでした(笑) 今回のフットサルが久しぶりの運動という人も多数いましたが、なかなか健闘し良い汗を流しました。しんどいと言いながらも10分×5試合はできたと思います。(ちなみに私は2日後に筋肉痛がきました。) 大学近くの公園で、ピクニック気分で昼食を取りました。サプライズメンバーもいて大盛り上がり♪家族が増えた人がいたり、仕事を頑張っていたり、皆変わったところもあれば変わらないところもあって、久々の再会で話に花が咲きました。 残念ながら参加できなかった人やお誘いできなかった先輩方も一緒にプレーできたら更に盛り上がると思うので、これからも何年かに一度は集まりたいと思います!声をかけられた方は是非参加お願いします! 健康栄養学科5期生 神野(大畑)由紀 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2018.06.13
広陵北小学校と連携してまちづくり調査!vol.2~人間環境デザイン学科清水ゼミ
人間環境デザイン学科4回生清水ゼミの山本幸四郎です。 先週に引き続き、平成30年6月8日(金)、大学生と小学生が一緒に地域のことを調べる「はしお調べ」のため、広陵町立広陵北小学校へ行ってきました。前回は初回ということもあり顔合わせ程度の交流しか出来ませんでしたが、今回は小学校に到着するなり複数の子供たちが僕たち大学生の顔を覚えてくれていて、声をかけてくれ、とても嬉しくて始まる前からやる気に拍車がかかりました。 北小校区に住まれているシニアの皆様が小学校に出向いて下さり、ヒアリングしました。 「この地域の今と昔の違いを知ること」が今回のテーマです。昔はどんな「まち」だったのか、買い物や病院、遊ぶときはどこで遊んでいたのか、他にもたくさん教えていただきました。中には、事前に昔の地図を用意し、かつて商店街だった街区に、どんなお店が並んでいたかなど記憶をたどってびっしりと書いて下さっていた方もいらっしゃって、シニアの皆様の関心の強さを感じました。子どもたちも「鍛冶屋ってなに?」「ケーキ屋さんってあったの?」「昔は映画館があったんだ!」などとたくさんの発見があり、興味が深くなっていくのが分かりました。 子どもたちは、最初こそ恥ずかしくて質問するのに戸惑っていたものの、慣れてくるうちにたくさん質問をしていました。終わりの時間になると「もっとお話聞きたかったのに」と名残惜しそうに言ってもらえて嬉しかったです。 先週より内容も濃くなってきて小学生の好奇心で溢れた顔を見ていると私たち大学生も負けてられません。これからも皆で楽しく進めていきたいと思います。 次回は、いよいよ「まち」に出て調査します。楽しみです(^^♪ 人間環境デザイン学科4回生 山本幸四郎 【関連記事】 広陵北小学校と連携してまちづくり調査!vol.1~人間環境デザイン学科清水ゼミ 広陵町の町並み見学会を行いました!~人間環境デザイン学科「建築学概論」 真美ヶ丘第二小学校2年生が大学”探検”に来てくれました!
2018.06.13
平成30年度離島・へき地医療体験実習(山添村)レポート~看護医療学科
看護医療学科では、本学の特徴的な実習カリキュラムに位置付けられている「離島へき地医療体験実習」が4回生の必須科目です。今年は、宇陀市大宇陀、川上村、五條市大塔、野迫川村、山添村の5地域で91名が実習をさせていただいています。 学内で山添村について事前学習を行い、山添村の地域を構成する要素と住民の健康の関連について興味を持ち、グループメンバーそれぞれが実習テーマを明確に持ちながら平成30年5月15日(火)~5月17日(木)の3日間臨地での実習に臨みました。 初日 (5月15日) 1日目は、「山添村の保健施策を知る」「物理的な環境を肌で感じる」機会となりました。 保健福祉課の前川様と社会福祉協議会の浦様からお話をお聞かせいただいた後、村内循環とグループに分かれての地区踏査を行いました。そこでは、住民の方とお話ができ、山添村の暮らしについて聞くことができました。また、自然豊かな環境を体験することができた一方で、山間地のため坂が多くそこでの暮らしの大変さも感じることができました。それぞれの地域には神社が必ずあり綺麗に掃除がされているのが印象的でした。 山添小学校では、松本校長先生はじめ養護教諭の先生から児童の健康についての貴重なお話を聞くことができました。診療所の医師からは、山添村の健康問題の特徴と山添村の医療について質問をさせていただいたことについて教えていただきました。 お昼ご飯は山添村で採れた新鮮野菜のサラダと美味しいカレーをいただきました。美味しくてお代わりする学生が続出!お昼からの活動に向けてエネルギーのチャージができました。 2日目(5月16日) 骨密度測定会を行いまいました。予想していたよりも多くの方が参加してくださり、この日のために頑張って準備してきた学生もイキイキと住民の方と接しながら血圧や骨密度、足趾握力などを測定しその結果についてお伝えしたり、測定会に参加いただいた方にいろいろとお話をお聞かせいただいたりしながら、作成したパンフレットを使用して骨密度がアップできるよう生活のアドバイスを行っていました。 お昼からは、地域活動に参加させていただき農業体験、シニアカー体験、公民館で行われている恒例の女子会に参加させていただけたことにより山添村の生活を身近に体験することができました。 3日目(5月17日) かすががーでんで 茶摘み体験、サツマイモの苗植え、フキ俵の郷土食作りの体験をしました。楽しいことも作業の大変さも知ることができた初めての体験でした。 お昼ご飯のおかずには、自分たちで収穫したお茶の葉のてんぷらを食べることができ、ひときわ美味しかったです。その他にも山添村で採れた山野草のお料理、山添村で採れたお米で作った伝統料理のフキ俵どれも全て美味しかったです。ごちそうさまでした。 児童館見学では、赤埴先生から児童館の特徴や取り組み等についてのお話を伺いました。そして、『直心是道場』の言葉を教えていただきました。この言葉を心に刻み頑張っていこうと思います。 ボランティアガイドの奥谷さんからは、山添村の歴史が縄文時代から続いており多くの遺跡や史跡があることを教えていただきました。 そして、長寿岩と呼ばれる強大な岩についての説明も受け、歴史の古い土地なのだと実感しました。 3日間はお天気にも恵まれ、多くの体験と学びの機会となりました。このような機会を与えてくださいました山添村の関係者の方に心から感謝いたします。 看護医療学科助教 秋吉久美代 【関連記事】 平成30年度離島・へき地医療体験実習(野迫川村)レポートvol.2~看護医療学科 平成30年度離島・へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)レポートvol.2~看護医療学科 平成30年度離島・へき地医療体験実習(野迫川村)レポートvol.1~看護医療学科 平成30年度離島・へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)レポートvol.1~看護医療学科 学生広報スタッフblog vol.225~看護医療学科「離島・へき地医療体験実習」レポート!
2018.06.12
広陵町の町並み見学会を行いました!~人間環境デザイン学科「建築学概論」
人間環境デザイン学科3回生の梅野奈々と外尾華奈子です。 平成30年6月5日(火)に人間環境デザイン学科1回生配当科目「建築学概論」の授業で、1回生が広陵町大垣内地区の町並み見学に行きました!私たちは、この授業の担当教員の陳先生のゼミ生として授業補助に同行しました。 今回の見学会では、「建築とまち」「領域性」「家の周りの環境」に関心を持ち、旧集落と新しい住宅地の空間構成を認識・比較することを目的とし、屋外空間のスケッチや観察記録を行いました。 班ごとに分かれて、町並みを見学。4~6班の様子をレポートします! 玄関先、庭、屋根、道路・路地など、自分たちで自由にテーマを探してもらいました。 町並みを観察し、スケッチ等で記録しました。前回に見学した(広陵町)馬見南の住宅地や自分の住んでいる地域と比較してみると、新しい発見がたくさんあったようです。 実際に町の中を歩いて観察することで、その地域の雰囲気をより深く感じることができました。そして、様々な気づきをしっかり記録しました。 この後、各自で関心のあるテーマを1つ決定し、観察記録の発表会を行う予定です。1回生の皆さん、頑張ってくださいね! 大垣内の住民の皆さん、ご協力いただき、ありがとうございました! 【広陵町×人間環境デザイン学科 関連記事】 広陵北小学校と連携してまちづくり調査!vol.1~人間環境デザイン学科清水ゼミ 竹取公園ツリーハウスが完成!~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ 広陵町にまちづくり提案!~人間環境デザイン学科「ランドスケープ演習」
2018.06.08
中学校1日見学実習(英語教諭)学生レポート!~現代教育学科
教育学部現代教育学科4回生10名が、中学校・高等学校の英語の教員免許取得をめざして日々勉強に励んでいます。教育実習に向け、畿央大学と包括連携をしている香芝市にある香芝市立香芝東中学校・香芝北中学校・香芝中学校にて、中学校1日見学実習をさせていただきました。今回は、1日見学実習に臨むにあたっての事前指導について、また各中学校での1日見学実習について報告させていただきます。 ■事前指導① 小松先生による講義 現代教育学科4回生 迎彩香 2018年4月26日(木)2限目に、香芝西中学校教務主任の小松先生にお越しいただき、特別講義が行われました。教師としての姿勢や教科指導、生徒指導などについて、小松先生ご自身の経験をふまえた貴重なお話を聞かせていただきました。 生徒のやる気を引き出すためにまずしなければならないことを、「生徒のコップを上向ける」という表現をされていたことが特に印象に残っています。コップを逆さまに向けたままでは中に何も入らないのと同じで、やる気のコップを上向けることなく授業をしてしまったら教師が「教えた」気になるだけで、その内容が生徒のものになりません。そうならないよう、「コップを上向ける」工夫ができているか生徒の目線で考えることを意識していきたいと思いました。 ■事前指導② 各中学校への事前訪問 現代教育学科4回生 迎彩香 事前指導①と同日の夕方には、中学校1日見学実習をさせていただく中学校への事前訪問を行いました。それぞれの学校で、当日の1日の流れや生徒の特徴などを教えていただいたり、その他1日見学実習にあたり疑問に思っていることを質問させていただいたりしました。卒業生ではない私たちであってもあたたかく迎えて下さり、また英語科の先生にも直接お話をうかがうことができ、1日見学実習への不安が和らぎました。同時に、教育実習の前にこのような実際の中学校での授業実践の様子を見せていただけるこの機会を大切にし、学びを深めたいという思いが強まりました。 ■香芝市立香芝東中学校での中学校1日見学実習 現代教育学科4回生 齊藤舞子 2018年5月10日(木)、私たちは香芝市立香芝東中学校へ行かせていただきました。職員朝礼でご挨拶をした後、各学級へお邪魔させていただき、生徒たちの様子を観察しました。朝のスタートタイムから部活動の見学まで1日を通して英語の授業を中心に、特別支援学級や懇談でもしっかり学ばせていただきました。香芝東中学校は挨拶がしっかりとできる学校で、生徒たちがすれ違うたびに大きな声で挨拶してくれたことが印象的でした。先生方に伺うと、「今の3年生が1年生の時はここまで挨拶をできていなかった。3年間の積み重ねが大切。今の1年生も3年生の様子を見て挨拶がしっかりできるようになってきている。」とおっしゃっていました。先生方の毎日の指導や生徒達自身の努力が、香芝東中学校を良い学校に作り上げていると感じました。 ▲生徒の前で自己紹介(香芝市立香芝東中学校) 英語の授業に関しては、クラスルームイングリッシュをたくさん使って授業をされていました。しかし、単に英語を多用するのではなく、生徒たちの様子を観察しながら、場合によっては日本語も交えて授業されていました。そして、私が見せていただいた英語の授業全ての時間で、ICTを使っていらっしゃいました。デジタル教科書をスクリーンに映して生徒に見やすくしていたり、単語や文の発音を音声で確認したりと、ICT機器ならではの使い方をされていました。しかし、全ての授業をICT機器だけで行うのではなく、1年生は特に、ライティング技能も育成しなければならないので、ノートに英語を書かせるための板書もされていました。デジタルとアナログの両方の良いところを上手く組み込んで授業を構成されていて、すごいなと感じました。また、何度も本文を聞き、音読し、ペアで読んだり暗唱したりする活動も行っていました。何度も繰り返し音読することで英語の表現や発音が身に付くのだと分かりました。本文の音読をする際には、塊ごとに読むようにしていることが印象的でした。 1日を通して、先生方は忙しい中、授業だけでなく、休み時間や放課後、朝の会・終わりの会等で生徒たちとの信頼関係を築いておられると感じました。このような信頼関係ができるのも、先生方が生徒たちとの時間を大切にしているからなのだと思いました。そして、教師になりたいという気持ちがまた一段と強くなりました。これから、英語科の教育実習が始まっていくので、学んできたことを発揮できるように頑張りたいです。 ▲授業見学の様子(香芝市立香芝東中学校) 〇香芝市立香芝北中学校での中学校1日見学実習 現代教育学科4回生 下坊美月 2018年5月17日(木)、香芝北中学校にて現代教育学科4回生3名が中学校一日見学実習を行いました。私たちは各学年にそれぞれ分かれて、担当学級のある学年を中心に授業を見学させていただきました。それでは、実習に参加した学生の感想を紹介したいと思います! ▲朝の挨拶運動の様子(香芝市立香芝北中学校) 1年生では、ティームティーチングを行ったり、生徒同士で助け合いながら活動させたりすることを通して、どの子にも指導が行き届くような工夫がされていました。また、授業で行う活動と宿題などの授業外学習を活用して、重要な事項に絞って授業が行われており、授業時間を有効に活用することの必要性を改めて感じました。 2年生では、ICTを使っての発音練習、音読が行われており、テンポのいい授業展開が生徒を退屈させないために大切なことだと学びました。また、コミュニケーション活動中心の授業展開だったため、自分のことを英語でどうやって伝えるか積極的に考えている姿も見られました。円滑に活動を進められるように表現の確認を丁寧に行うことや、活動に入る前に例を実演して活動のイメージができるようにすることが大切だと改めて実感しました。そして、このような英語で自分のことを伝えることの積み重ねが英語を学ぶことの楽しさに繋がるのではないかなと思いました。 3年生では、テスト前ということもあり自習の時間もありましたが、生徒の学習進度に合わせて他の学級の授業で時間配分を調節するなど、子どもたちのことをよく知っておられる先生方だからこそできる工夫を行っておられました。また、生徒指導の面では授業外であっても生徒に変わった様子がないかを見ておられました。先生方が少しの変化にも気付けるように注意を払うことは授業内外に問わず、大切なことであると知ることができました。 どの学年の授業でもほとんどの指示が英語で行われていましたが、生徒は落ち着いて活動に取り組んでおり、指示を英語ですることだけでなく、そのための教材や学級の雰囲気作りが大切であることも学ぶことができました。 また、特別支援学級の授業では生徒の自主性を重視して授業が進められており、特別支援での自立や社会参加というところに結びつくような指導が行われていました。 もう間もなく中学校での教育実習が始まりますが、香芝北中学校の先生方、子どもたちから学んだことを活かして精一杯頑張りたいと思います! ▲生徒の前で自己紹介(香芝市立香芝北中学校) ▲放課後質問教室の様子1(香芝市立香芝北中学校) ▲放課後質問教室の様子2(香芝市立香芝北中学校) 〇香芝市立香芝中学校での中学校1日見学実習 現代教育学科4回生 迎彩香 2018年5月24日(木)、現代教育学科4回生3名が香芝市立香芝中学校にて、中学校1日見学実習を行いました。 私たちはまず、校門前で行われている挨拶運動に参加させていただきました。元気に挨拶をすることも、また元気な挨拶が返ってくることもとても心地がよく、1日のスタートをすがすがしい気分で迎えることができました。挨拶運動の時間以外であっても香芝中学校の生徒は、例えば廊下ですれ違うたびに嫌な顔一つせず、気持ちのよい挨拶をしてくれました。自然と挨拶ができる環境づくりには、先生方の指導の努力があることも知りました。過ごしていて心地よいと感じる環境づくりは学校生活を送る上で、非常に大切なことであると感じました。 ▲朝の挨拶運動の様子(香芝市立香芝中学校) 朝の会の前にはスタートタイムという学習時間が10分間設けられており、生徒がプリント学習に取り組んでいました。朝の会、給食、清掃、終わりの会はそれぞれ担当の学級に入らせていただき、学級の生徒とも関わらせていただきました。授業は、1年生から3年生まですべての学年の授業を見学させていただくことができました。学年によっては少人数制の授業を取り入れておられる学年もありました。 中間試験直前ということもあり、授業はテストに向けた演習に多くの時間が充てられていました。全学級でICTが使える環境となっており、フラッシュ教材の使用や、問題を示すためのツールとして使用されている様子を拝見することができました。また、先生によって授業の様々な工夫をされていましたが、共通してされていることとしては、授業の中にゲーム的な要素を取り入れておられる、ということがありました。例えば、新出単語を使ったビンゴをするならば、単語を提示した後に本文ではどう使われていたか確認したり、本文以外でもその単語が使われるような文を提示したりし、単語だけの学習にならないように工夫されている先生もおられました。また、問題の難易度によって点数をつけ、生徒が選んだ点数の問題を開示し、クイズ番組のようにグループでホワイトボードに問題の解答を書かせて点数を競わせている先生もおられました。あまり難易度の高くない問題を選び、点数を取りに行こうとするのかと思いきや、点数の高い問題が人気で少し驚きました。難しい問題であっても生徒が取り組みたいと思わせられる方法というものを、生徒の実際の反応を見たからこそ実感を持って学ぶことができました。 もうすぐ中学校での教育実習が始まります。生徒への熱意を大切に、1日見学実習で学んだことも取り入れながら、教育実習に臨みたいと思います。 ▲授業見学の様子(香芝市立香芝中学校) いよいよ中学校での教育実習です。大学で学んだことや1日見学実習等実習の事前指導で得たことを生かしながら、さらなる学びを深め成長できるよう約1か月の実習に臨みます。 教育学部現代教育学科4回生 迎彩香、齊藤舞子、下坊美月
2018.06.07
川上村民生児童委員会の方を対象とした「認知症を正しく理解する講習会」を開催!~看護医療学科
平成30年6月6日(水)、奈良県川上村民生児童委員協議会の方々が、認知症について学習するために来校されました。民生委員とは、地域住民の身近な相談者として、助言や援助を行う役割をもち、人格識見が高く、児童福祉も含む社会福祉向上に熱意のある方が都道府県の推薦により、厚生労働大臣からその業務を委嘱された方々で児童委員を兼ねます。 今回は、川上村で文部科学省の科学研究助成を受けて展開している「安心して暮らすことができる地域づくり」を目指した川上村健康力向上プロジェクトの柱のひとつである認知症教育を実施する中で、民生委員の方々から自主的に認知症のことを学習したいとの申し出があり、6月定例会を畿央大学で開催することとして企画されたものです。雨模様の中、バスに乗って2時間弱の遠距離を16名全員の民生委員の方々と村役場担当職員の方2名の総勢18名が来校されました。 今回の講習会は、今年度7月と9月に計4回開催される川上村「認知症教室」講師である本学の老年看護学 山崎尚美教授による講義と民生委員の方の困りごとをお話ししていただくフリートークで構成されました。 地域における認知症カフェや臨床、介護保険施設における認知症ケア実践者でもある山崎教授から、普通の物忘れや認知症の物忘れの違いや認知症の原因となる病気の説明の後、認知症の方を混乱させてしまう対応と適切な対応を示したDVDを観て、認知症についての正しい理解を深めていただきました。 その後、日頃の活動の中で感じていらっしゃることを自由に話していただきました。 その中では、民生委員の方々が、認知症と思われる地域住民の方の相談に昼夜を問わず対応され、見守りつつも「このままで良いのか」と不安に思っていらっしゃることが多く語られました。 山崎教授から、その状況に応じた適切な対応をされていることの解説を受け、安堵されている様子を見て、民生委員の方々は、責任が重く心労が絶えない活動を日々されており、皆さんの負担を軽減する後方支援の必要性を感じました。 また地区で増えている独居高齢者の方をできるだけ一人で孤立しないように集いの場を自主的に開催されていることもわかり、行政の支援や私たち研究者も連携していく必要性を感じました。予定の時間を超えそうになるほど多くのお話をしていただいたことを今後の地域づくりや人材育成に活かしていくために、地域住民と行政の橋渡しをされるキーパーソンとして、民生委員の方々を始めとする地域の支援者の方々とのネットワークを構築していきたいと思います。 7月の地域住民の方を対象とした認知症教室は、7月8日(日) 川上村やまぶきホールで開催されます。 看護医療学科 教授 松本泉美 【関連記事】 平成30年度奈良県認知症ケア専門士会 第1回研修会を開催しました。 互助をテーマにした「川上村シンポジウム」を開催!~看護医療学科 看護医療学科教員が、川上村の地域包括ケアシステム構築に向けての研修会企画・講師を担当!
2018.06.07
畿友会主催「Summer Festival2018」を開催しました。
皆さんこんにちは!ついに近畿も梅雨入り、着実に夏に近づいているなと感じさせられますが、畿央の夏と言ったらサマーフェスティバルです! 今年は例年より約一カ月早い開催となりましたが、どの団体さんも熱い演技を披露してくださいました。少し遅くはなりましたがサマフェス実行委員から、サマフェス2018についてのレポートをお届けします! 5月26日(土)冬木記念ホールにてサマーフェスティバル2018を開催しました!今年は7つの団体が参加してくださり、日頃の成果を見せてくれました。昨年同様にサマフェスのトップを飾ってくれたのは「ある―ぱみゅぱみゅ」です!そのあとは音楽サークル「EMC」やアコースティック部「すごけん」など、楽器を使用した団体さんが演奏してくれました! 休憩をはさんでジャグリング部「光幻華」、アカペラ部「ADVANCE#」、教職クラブ「ODEN」と続き、会場が盛り上がっていく中、最後にはダンス部「Afro-izm-republic」が最大級の盛り上がりを見せてくれました! サマフェスが終了した後は、そのまま冬木記念ホールでカラオケ大会を開催しました!多くの人が歌声を披露してくださり、さらに今回は審査員による歌の審査があり、最優秀賞者には記念品の贈呈も行われました。 実行委員に参加してくださった方、また参加いただいた団体の皆さんのおかげで楽しい1日をお届けできたかなと思います!来年のサマフェスも乞うご期待ください!ありがとうございました! サマーフェスティバル実行委員会 健康栄養学科2回生 本守 冬也
2018.06.07
オープンキャンパスで栄養バランスチェック!~ヘルスチーム菜良
平成30年6月3日(日)畿央大学オープンキャンパスが開催されました。そこでヘルスチーム菜良※1からは、食育サッとシステム※2 を用いた栄養バランスチェックの体験会を行いました。 (※1)ヘルスチーム菜良...管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 (※2)食育サッとシステム...フードモデルを用いて1食分の食事バランスを栄養価で計算し、5段階で評価されるシステムです。 今回は3回生2名、2回生1名、1回生10名とたくさんの学生が参加しました。「普段食べているお昼ご飯」をテーマに、高校生だけでなく保護者の方にもフードモデルを選んでいただきました。 1回生はまだ分からないことだらけでしたが、先輩方に教えていただいたり勉強会で学んだことを生かしたりして、過不足のある栄養素についてアドバイスをしました。 <参加した学生からの感想> 「オープンキャンパスに参加した高校生から「これからバランスのとれた食事をしよう」といった感想があり、食に興味を持っていただけて良かった。」 3回生 山口友季穂 「たくさんの方が参加してくださって、楽しくコミュニケーションをとることができ、良い経験ができました。」 2回生 深沢すず 「長時間参加することはできませんでしたが、たくさんの方が来てくださり嬉しかったです。」 1回生 楠木登百 「栄養素で何が足りていて不足しているかの説明で、知識を実際に使って説明するのはとても難しかったです。もっと実際の生活で生かせるような情報を取り入れていきたいなと思いました。」 1回生 平野優花 知識不足だと思わされる場面もあり、改めて栄養指導をする難しさを実感しました。人に伝える立場として、栄養についてもっと勉強していきたいです。 健康栄養学科1回生 戸村七海 ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。
2018.06.06
緩和ケア病棟を見学実習!~看護医療学科「終末期ケア論」
看護医療学科3年生の履修科目である「終末期ケア論」では、毎年磯城郡田原本町宮古にある国保中央病院に併設される「緩和ケアホーム飛鳥」をたずねて見学実習を行っています。 今年も見学希望者15名と担当教員が飛鳥をたずねて施設内の見学や、看護師長からホスピスケアの実際についてお話をうかがいました。今回は多くの学びがあった見学実習の様子をレポートします。 ▲「緩和ケアホーム飛鳥」の覚野看護師長から施設案内や丁寧な説明をいただきました 平成30年6月2日(土)見学当日は、朝からさわやかな空模様でした。国保中央病院の周囲には田畑が広がり緑も多く豊かな自然が感じられますが、見学した飛鳥の庭園からの景色は本当に美しく心癒されるものでした。学生たちは、「庭園や屋上の景色や眺めも素晴らしいですが、何よりも施設内の廊下やお部屋がとてもきれいでゆったりしているので、終末期の患者さんや家族は心穏やかになれると思います」と感想を述べていました。 ▲飛鳥の庭園はボランティアさんたちの協力のもといつもきれいです ▲飛鳥の屋上庭園からは夏空を彩る大和郡山の花火が見えるといいます 国保中央病院緩和ケアホーム飛鳥は平成17年5月に奈良県で初めての緩和ケア病棟として開設されました。それまで奈良県は岩手県と並んで県内にホスピス・緩和ケア病棟が存在しない県であったため、多くの県民にとって待望の開設となりました。それから13年が経ち、緩和ケアホーム飛鳥は医師や看護師を中心としたチーム医療のもと、積極的な治療に対して反応しなくなった末期がんの患者さんへの身体的・精神的ケアやその家族のケアにおいて奈良県の中核を担っています。ここでは、次のような基本理念のもとにケアを提供しています。 ・あなたの人格のすべてを受け入れます ・あなたの思いや考えを大切にします ・あなたの生活を尊重します ・あなたの苦痛、その他の不快な症状を緩和します ・ご家族に対して心の安らぎが得られるよう支援いたします 基本理念の中で示されている、苦痛や不快な症状の緩和に必要な医療の中心が薬物療法です。緩和ケアを受ける患者の多くは痛み軽減の目的でオピオイド鎮痛薬といわれる「医療用麻薬」の処方を受けます。これらは、他の薬剤とは違って鍵のついた場所で厳重に保管する必要があることについて説明を受けた学生は、日ごろから痛みを我慢させない、安全で確実な痛みのコントロールを実現するために、現場の看護師が実践しているケアについて考えることができました。 ▲厳重に鍵のかかる金庫に保管された薬剤についての説明を受ける様子 また、患者さんの生活を尊重することやご家族が心の安らぎを得ることができるよう配慮された病室や家族とともに過ごすこともできるように造られた家族室を案内してくださった覚野看護師長から「まだ幼い子供さんを残して旅立たれた患者さんは、かなり体がつらくなったときに、この家族室で酸素吸入をしながらお子さんと過ごされました。お子さんたちは、お母さんが居なくなることはわからなかったかもしれないけれど、そのときにお母さんがしんどくてつらいことはわかっていたのでしょう。母として子供と過ごされた患者さんは体がつらくても満足されたようです」というエピソードを聞かせてもらった学生は、それぞれがその状況を思い浮かべて心をうたれたようでした。 ▲病室はすべて個室で大きな窓からみえる自然が心地よい空間です ▲家族室には患者さんが家族と過ごせるように酸素吸入の配管が供えられています 施設内を見学した後は、年に一度開催されている遺族会で上映される映像を見せていただきました。ホスピス・緩和ケアにおいて「遺族ケア」は大切なプログラムであり、患者さんが旅立たれたあとの喪失感や悲しみを理解し、家族がまた自分の新しい生活にむけて進んでいくことを支援するための取り組みとなっています。その映像を見ると私たち教員も毎回目頭があつくなります。 覚野看護師長からは「ご家族が旅立たれてすぐには、まだ気持ちの整理がつかなくて参加できない遺族も多くおられます。3年が経ってやっと来ることができた方ややっぱりつらくて今年は行けない、という方もおられます。しかし、参加されたご遺族は患者さんとの想い出の写真を懐かしみ、当時担当していた看護師と語り合うことで落ち着かれる方も多くおられます」とのお話がありました。一般の急性期病棟では、経験できない遺族との関わりを聞いた学生は「私は、患者や家族の悲しみの体験に自分自身が影響を受けやすいので、涙がこぼれてしまうかもしれません」と感情を口にしていました。それに対して覚野看護師長からは「その気持ちを変わらず持ち続けることは大切なことです。いつもいつも、患者さんや家族に共感して泣いてばかりいることは困るけれど、私たちも自分の気持ちに素直に涙することがあってもよいのです」との言葉をいただきました。 見学実習を終えた学生は終末期にある対象や家族と自身の向き合い方について新たな学びを得たようでした。 ▲質問も出て看護師長からのアドバイスもいただきました ▲飛鳥ホールで緩和ケア病棟での看護についての講義を受講 わが国の、緩和ケア病棟入院料届け出受理施設(認可されたホスピス・緩和ケア病棟)数は394施設、病床数は8068床となっています(2017年)。一方がんで死亡する人の総数は年間370,000人を超えていることから、私たち看護師は、一般病床や在宅でも終末期がん患者のケアを担っていかなければなりません。学生のみなさんが社会に出たとき、今回の見学実習での学びや自身の心に響いたことを忘れずに対象と向き合ってくれることを願っています。 最後になりましたが、お忙しい中、貴重な学びの機会を下さった覚野看護師長様はじめ看護部の皆様に感謝いたします。 看護医療学科 終末期ケア論担当 對中百合・大友絵利香 【関連記事】 「エンゼルメイク」の演習を実施!~看護医療学科「終末期ケア論」 がんから学ぶ「生」と「死」~看護医療学科「終末期ケア論」レポート 救急看護の基本、心肺蘇生法を学ぶ!~看護医療学科「急性期看護学援助論Ⅱ」
2018.06.06
広陵北小学校と連携してまちづくり調査!vol.1~人間環境デザイン学科清水ゼミ
人間環境デザイン学科4回生の山本幸四郎です。 私たち清水ゼミは平成30年6月1日(金)にまちづくりの研究の一環として、広陵町立広陵北小学校へ行ってきました。これから7月にかけて、小学校の総合学習の時間を利用して3年生のみんなと、まちの魅力や今と昔の違いをみつけるまちづくり活動を実施します。今回はその活動の初回でした。 まずは、50人の小学3年生の前で清水先生が30分ほど授業をされました。小学生はどの子も前のめりに話を聞き、積極的に質問する姿をたくさん見せてくれました。私たちが小学3年生の頃はこんなに積極的だったかな・・・? 先生の授業の後に、大学生の自己紹介をしました。今回は仲良くなることを目的としていたため、まずは名前とニックネームを紹介し、そのあと小学生が聞きたいことを質問するという流れで進行しました。このような場になると、子供とコミュニケーションをとるのが得意な学生もいれば苦手な学生もいるのがよく分かります。 しかし子供たちの素直さと可愛さにみんな笑顔いっぱいで、どんなに難しい要求にも全力で答えていました。 最後に、まちづくりの調査項目別に、班にわかれて、5分ほど小学生とコミュニケーションをとりました。どの班も笑い声が絶えず、無邪気な笑顔をたくさん見せてくれました。 今後は、それぞれの班に分かれて、地域のお年寄りに昔の話を聞いたり、話を聞いた場所をまち歩きしてみたりして具体的に子供達の感性に響くポイントをビジュアル化していきます。さらに、最終的に成果物は7月の地域のお祭りで発表予定です。 これからが楽しみです!(^^)! 人間環境デザイン学科4回生 山本幸四郎 【関連記事】 人間環境デザイン学科プロデュース「KIOビニールバッグ」が完成! 「NARAソックス・プロジェクト」成果を発表!~人間環境デザイン学科 村田ゼミ 近畿大学アカデミックシアターを見学!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 不要な建物を再利用する「空家コンバージョン」で卒業制作!~人間環境デザイン学科 真美ヶ丘第二小学校2年生が大学”探検”に来てくれました! エコール・マミにバレンタインディスプレイと改修提案!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ
よく読まれている記事
カテゴリ
タグ
キーワード検索
アーカイブ