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新入生宿泊研修 -看護医療学科-

2011年4月11日(月)

看護医療学科は、4月6、7日に(和歌山県)高野山の宿坊・普賢院で、新入生宿泊研修を行いました。新入生83名、2回生8名、教員14名が参加し、広い大広間も熱気で一杯になりました。

 

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最初は緊張していた1回生ですが、ゲームで2回生がリードしてくれたことですぐに打ちとけ、目的の一つである親睦をしっかり深めることができました。『いのちとこころ』をテーマにしたディスカッションや発表においても、東日本大震災に関する意見や自分の体験など、心に迫る内容が多くみられました。また先輩として参加した2回生の体験談発表やディスカッションへの支援なども素晴らしく、この1年間の成長に目を見張るものを感じました。

 

k宿泊研修4.JPG 2日目の講演で、高野山大学の室寺義仁先生は、「いつくしみ・いとおしむ、心を調べ合う柔らかな心」というテーマで、仏教の立場から話をされました。「いのち」とは、私が生きていること、生きていこうとするための源泉にある一番大事なもので、「こころ」とは私の生存を作りなしているもの。人は自分を主張したり欲望を持ってしまうけれど、人生の中ではいつかは過ぎ去り滅してしまう無常なもの。だから「柔らかな心」作りが必要であり、それは欲望や他人と自分を比較するような心根が自分にあることに気づくことから始まる。また相手の心配りに気づくことで自分の心が和らぐ、ということを述べられました。

 

 

SANY0148.JPGまた山脇雅夫先生には、朝日新聞に掲載された有国智光さんという僧侶の記事を題材に「苦しみから学ぶこと」というテーマでお話いただきました。記事の内容は自分の子どもの闘病から亡くなった後までの心の動きや葛藤についてであり、12歳の子どもが癌で、あと3年の命と知ってからの断腸の思いから、人間は孤独で誰であっても代わってあげられない、自分もまた誰にも代わってもらえない、お互いがその孤独を受け入れなければならないというお話でした。山脇先生は、人生には悲しみ、苦しみがあるがそれはマイナスではない。苦しみや悲しみを通して輝く命もある。人は苦しみを受け入れる力があり、大きな苦しみは何かを大切に守っていこうとする慈しみにつながるのであると述べられました。

 

新入生は室寺先生や有国さんの記事内容・山脇先生の講演内容に共感し、自分が看護師になろうと思った体験談やいのちやこころについて考えると深いものだったという感想が寄せられました。
また、学生からの「人生とは」との質問を受け、室寺先生は「思い荷物を背負いながら歩くということ」、山脇先生は「命を受け継いでまた誰かに命をつないでいくこと」と答えていただき、「言葉ではなかなか伝えられないという感じは受けるが、皆さんは何かを感じ取ってくれたという手ごたえがある」と述べていただきました。
最後に伊藤学科長が「今回の学びを基に自分自身の人生を一生懸命生きてほしいと」と挨拶されました。

【所属カテゴリ】イベントレポート畿央の学びと研究看護医療学科

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