2024.09.25
令和6年度「全学年症例検討会」を開催しました~理学療法学科
理学療法学科 4回生が下級生とグループになって「総合臨床実習」での学びや経験を伝える「全学年症例検討会」を2024年9月12日(木)に開催しました。
理学療法学科の全学年が全員集合し、集合写真を初めて撮りました!!
理学療法学科4回生は4月~7月までの期間、総合臨床実習を2施設で合計16週間行います。実習施設で理学療法士(実習指導者)の指導のもと、様々な患者さんに対して基本的な理学療法評価と治療を経験していきます。最初は緊張しながらの経験になりますが、場数を踏むことで少しずつ理解が進み、色々なことが指導者の指導のもと実施できるようになります。4回生は、実際の臨床現場で半年間ほど過ごすので、専門的な技能だけではなく、社会的および人間的にも大きく成長していきます。
症例検討会では各学年混成の小グループに分かれて、4回生が司会進行を担当し、教員はファシリテーターとして見守ります。4回生は担当した症例から学んだことをまとめ、基本的な知識を再確認し、下級生たちに説明できる能力を高めます。1~3回生は現在学んでいる基礎医学と臨床との関係を理解することで、学習へのモチベーションを高めます。
症例以外の質問やコミュニケーションも生まれ、学年をこえた「タテのつながり」が生まれる絶好の機会です。臨床実習を経験してきた4回生は、逞しく成長しており、教員や後輩から見ても格好良い先輩で輝いて見えました。
参加学生の感想(学年別)
4回生
私達はコロナウイルスの流行の影響で1回生時に症例検討会が無かったため、今回が3回目の症例検討会でした。今年はこれまでとは違って発表する側となり、3年間憧れ続けた4回生になったという事がとても感慨深かったです。
1・2回生には評価の流れや、具体的に実習ではどんな事をするのかなど、授業で習っている範囲と関連付けながら実習のイメージが湧くようにお話しました。3回生には評価・治療の進め方を詳しくお話ししました。また、自分が実習で苦労した事、後悔している事、嬉しかった事など様々なエピソードを話し、3回生の実習がより良いものとなるように、かつ実習が始まる前の漠然とした不安を軽減できるように心がけました。
症例発表後は、学校生活や勉強に関する質問をたくさんいただきました。その、どれもが自分自身が1・2・3回生の頃に感じていた不安や疑問と同じで、懐かしい気持ちになりました。
今回、1・2・3回生に向けて症例説明を行う中で、今後働いてから患者さんやそのご家族に話すように専門知識の少ない人に対して説明する練習になるとても良い機会になりました。1・2・3回生にとっても、今回の症例検討会がこれからの学校生活や実習で少しでも参考になれば嬉しいです。
理学療法学科 4回生 濵﨑 加奈子
3回生
今年度は元気塾などに参加していることから実際に行ったことのある評価内容などは特に理解しやすく、日々の学習が少しずつ身に付いていることを嬉しく思いました。
初めはベッドから車椅子間の移乗も介助が必要だった患者さんが、実習が終わるころには補助無しで移乗できるようになったというお話に心を打たれ、私もそのような経験がしたいと強く感じました。「実習中は本当に必死だけど、終わったらあっという間だったって思えるから!」という先輩方の言葉を聞き、不安だった気持ちが少し軽くなりました。
いよいよ後期が終わると臨床実習が始まります。先輩方が話してくださった貴重な経験談を心に留めて、成長できる有意義な実習になるよう努力したいです。
理学療法学科 3回生 藤本 夕英
2回生
実習や就活、勉強のことについてたくさんお話しして頂きました。1回生の時は目の前の勉強のことで頭がいっぱいで実習や就職のことを聞いてもピンときていませんでしたが、今回は2年の最後に実習が控えていることもあり、自分の事としてしっかり話を聞くことができました。実習の内容を話して下さり、実習に対する不安が少し和らぎました。
また実習レポートを見た時、去年はほとんど理解できませんでしたが、今年はある程度理解できるようになっており、少しずつ知識がついていると実感しました。
この症例検討会で話を聞いて、自分の専門にしたい分野や就職について考えるきっかけになりました。そういったことも考えながらまずはしっかりと日々の勉強を頑張ろうと思います。
理学療法学科 2回生 岡島 悠海
1回生
全体症例報告会を通じて多くのことを学び、理学療法士のなりたいという意欲が向上しました。4回生の実習報告では難しい内容もありましたが、1回生にも理解しやすいように伝えて頂きました。そして、自分はどのような理学療法士になりたいのか、そのためにまず何をすべきなのかを再確認できるきっかけになりました。自分もこれから多くの知識や技術を身に付けていくために、上回生のような主体的に学ぶ姿勢を身に付けたいと思います。
また、実習報告以外の交流では、学生生活の不安や悩みを相談することが出来たので、これからのモチベーションにつながりました。今回の症例報告会で得た経験を活かし、上回生のようになれるよう日々努力していきたいと思います。
理学療法学科 1回生 松本 晄希
理学療法学科
教授 松尾 篤
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