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理学療法学科
2015.12.07
学生有志が日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」を開催!
今回のテーマは「予防理学療法~幸せと健康を広げませんか~」 中部・近畿・中国地方の大学から約90名の学生が集まりました!! こんにちは!理学療法学科 3回生の河村優奈(日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部)です。 先日、2015(平成27)年11月29日(日)に畿央大学で行われた日本理学療法学生協会 畿央大学主催 関西支部大会について、書かせていただきます。よろしくお願いします! ※日本理学療法学生協会についてはこちらをご参照ください。 今回の講演は、次の2名の先生をお招きいたしました。 ①京都大学大学院に所属し、理学療法士の企業進出など幅広い分野でもご活躍されている福谷直人先生には、まだ理学療法士の参入が少ない産業分野について話していただき、マーケティングの方法や難しさについて経験談も交えながら教えていただきました。 ②国立長寿医療研究センターに所属し認知症予防のためのプログラム作成をされている土井剛彦先生には、研究者になった経緯や、近年増加している認知症の原因や予防策について教えていただきました。 2人の先生のお話の中で共通していたのは、「周りの人を大切にすること」でした。『企業と連携し活動範囲を広げたり、多くの対象者に実験を行ったりすることは、一人ではできず、周りの協力してくれる人々がいて初めて実現する』ということを教えていただきました。 午前のディスカッションでは、2人の方の事例をあげて10年後の生活を想像してもらい、障がいを予防できる方法を考えました。午後のディスカッションでは、奈良県の小学生の体力低下における予防策について具体的に話し合いました。どの班も発想力豊かで活発な意見交換をすることができ、大成功でした。 また講演の他に学生発表も行いました。『人を疾患別だけでなく、男と女に分けるという視点も持ってほしいという思い』は、みなさんに伝わったでしょうか? 懇親会では、聖徳太子ゲームを行い、参加者全員で盛り上がることができたと思います! 私は畿央大学の運営委員で3年間広報部として活動したことで、他大学の友達や畿央大学の先輩・後輩と出会い、たくさんの繋がりを持つことができました。今回の先生のお話しを聞いて、この繋がりを卒業してからも大切にし、同じ医療者として協力し合える仲であり続けたいと強く感じました。 来年も畿央大学にて支部大会が開催される予定です。少し気が早いですが、後輩たちが作り上げる支部大会がすごく楽しみです!最後になりましたが、開催にあたりご協力してくださった方々、参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。 日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部 理学療法学科3回生 河村優奈 【関連記事】 11/29(日) 日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」の紹介
2015.11.27
理学療法学科『キャリア発展セミナー』~学生による授業レポート
4年次後期配当科目『キャリア発展セミナー』 ~海外で活躍する理学療法士による講義~ 理学療法学科では、4回生に最先端の臨床、研究領域について理解し、今後の自分自身のキャリア形成に役立ててもらうため、様々な分野の第一線で活躍する方々に講演をいただく『キャリア発展セミナー』を開講しています。今回は、スイスの理学療法士として活躍する先生方からの講義の様子を4回生の坂本さんより紹介いただきます。 理学療法学科4回生の坂本絢美です。今回、スイスから理学療法士のWernerさん、そして現在スイスで理学療法士として働かれている長谷川さんに『腰痛に対する徒手療法』についての講義をしていただいたのでブログを書かせていただきます! 日本人の90%は腰痛を経験したことがあると報告されています。そのほとんどは痛みの原因が分からず、困っている方も多いのが現状です。理学療法士は痛みの原因を見つけ、治療することができます。今回、約3時間の講義を通して、腰痛に対するリハビリテーションプロセスを教えていただきました。スイス人のWernerさんは日本語を話すことができないので、長谷川先生が通訳をし、また冗談も交えながらの講義で、楽しい雰囲気でした。 実際に腰痛をもつ学生を被験者とし、目の前で評価、治療をしていただきました。痛みの原因を探り、高度な技術で治療を行い、みるみるうちに痛みが軽減し、驚きました。言葉は通じませんでしたが、Wernerさんの『患者さんを治したい。助けたい。』といった気持ちがすごく伝わりました。また、そういった気持ちが、技術や知識に繋がるのではないかと思います。 今回の講義で得た知識を今後、臨床で活かせるようにし、また立派な理学療法士になり、よりたくさんの人が腰痛に悩まされることなく、、よりたくさんの人が楽しい日々を過ごせるようにしたいと思います! 充実した、とても楽しい講義をありがとうございました! 理学療法学科4回生 坂本絢美
2015.11.26
12/6(土)「第14回日本栄養改善学会近畿支部学術総会」ご案内
日本栄養改善学会は管理栄養士・栄養士として働いておられる方たちや養成大学の先生方が中心となって、臨床栄養、栄養教育、公衆栄養、給食管理、食品科学の各分野にわたって研究し、最新情報を発信しています。 『第14回日本栄養改善学会近畿支部学術総会』は、12月6日(日)に帝塚山大学で開催されます。 一般口演では、健康栄養学科4回生や先生方も発表されます。 教育講演では、本学健康栄養学科の永澤先生が運動と栄養について講演されます。 また、パネルディスカッションでは、本学のヘルスプロモーションセンターの取り組みを紹介します。 地域と連携して住民の方の健康の維持増進にどのように貢献しているか、将来どのような取り組みができるのかをパネルディスカッションの形で、パネラーと参加者とで討論します。 ■プログラム 9:30~ 一般口演Ⅰ 11:45~ 特別講演 「改訂“倫理指針”への積極的対応を―改定を改善学会の活性化に役立てるにはー」 柳 元和氏(帝塚山大学教授) 13:15~ 教育講演 「運動と栄養」 永澤 健氏(畿央大学健康栄養学科准教授) 14:35~ 一般口演Ⅱ 15:40~ パネルディスカッション「ヘルスプロモーションと大学」 コーディネーター:浅野恭代氏(畿央大学健康栄養学科教授) パネリスト:林京子氏(畿央大学健康栄養学科講師) 高取克彦氏(畿央大学理学療法学科准教授) 松本大輔氏(畿央大学理学療法学科助教) 当日参加も可能ですので、詳細は『第14回日本栄養改善学会近畿支部学術総会』HPをご覧ください。
2015.11.18
平成27年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~4回生によるレポート
理学療法学科4回生の片岡あすかです。今回、理学療法学科の卒業研究についてブログを書かせていただきます! 【卒業研究発表会当日までの取り組み】 理学療法学科では、3回生の後期から理学療法研究法演習(ゼミ)が始まります。 準備段階では、まずは研究のテーマを大きく決め、テーマが決まれば、それに関する様々な先行研究の資料・文献を見つけ、知識を高めます。私の所属する庄本ゼミでは、「TENSの電極貼付部位が健常人の痛み閾値に与える影響について」というテーマで、近年多い内側型変形性膝関節症の疼痛部位に対して、TENS(経皮的電気刺激)による鎮痛効果を検証する研究を行いました。主研究を行うまでに、研究方法や細かい流れを確認しながら、何度も予備的研究を重ね、試行錯誤しながら全体的デザインを計画しました。 長期の臨床実習のため、3回生2月から4回生7月は研究を進めることが出来ませんでしたが、実習が終わってから9~10月にかけて、研究に協力してくれる被験者を募り、毎日データ収集を行いました。データを取り終えると、統計学的データ解析、結果の考察にうつります。庄本先生や大学院生に助言・指導をいただき、何度も鎮痛機序を考えたり調べたりしながら、結果・考察をまとめ、発表用スライドを作成しました。発表用スライドは、文字ばかりでなく絵や図表を多く取り入れることで、簡潔に分かりやすく、要点を絞って作成するように心がけました。 【卒業研究発表会当日】 11月6・7日に行われた理学療法学科卒業研究発表会では、今年度は15のゼミから合計44演題の発表が行われました。1演題につき、7分間の発表と3分間の質疑応答があります。 理学療法はさまざまな分野があり、畿央大学でも所属研究室によって、「神経系」「運動器」「呼吸・循環」「代謝系」「物理療法」「基礎研究」「介護予防・健康増進」など、幅広いテーマで研究発表が行われました。発表の際は、同級生だけでなく、先生方や下級生が会場内に多くいて緊張しましたが、1年間やってきたことを伝えられる場となりました。『TENSの鎮痛機序』については、まだ分かっていないことも多いので、今後さらなる研究を続けていきたいと思いました。他のゼミの発表を聞いていると、それぞれ専門性が高く、どの分野も興味深く考えさせられる演題も多々ありました。 卒業研究全体を通して苦労したことは、やはり時間の使い方でした。とくに実習が終わってからは、就職活動や国家試験対策と並行しながらの研究だったので、とても大変でした。私のゼミでは5人で2つの研究を行っていたため、意見が食い違うこともありましたが、何度も議論しながら協力して進めていくことができました。5人で研究を行ったことで、うまく役割分担することができ、多くの知識を共有しやすく、みんなで課題を乗り切ることができました。 卒業研究は大変でしたが、振り返るとこの1年間はとてもあっという間でした。この経験を通して、新しいことやまだ誰も分かっていないようなことを追求していく“楽しさ”も感じることができました。研究で得たことを社会に還元しながら、日々の臨床に繋げ、多くの患者様の役に立てるように、これからもみんなで切磋琢磨したいと思います。 理学療法学科4回生/学生広報スタッフ 片岡 あすか
2015.11.16
奈良県立医科大学口腔外科との共同研究!~健康科学研究科・理学療法学科
奈良県立医科大学口腔外科と本学健康科学研究科および理学療法学科の瓜谷大輔助教が『顎関節症と姿勢の関係について』の共同研究を行っています。その内容について、瓜谷助教に解説をお願いしました。 【研究概要】 不良な姿勢は腰の痛みや頸の痛み、腕の痺れなど健康に様々な影響を及ぼしますことが知られていますが、顎関節症との関連も指摘されています。しかし姿勢の測定方法の精度の問題などからその結果については一致した見解が得られていませんでした。私は奈良県立医科大学口腔外科との共同研究で、女性の顎関節症患者さんには体に対して頭が前方に位置する頭部前方位姿勢(いわゆる猫背様の姿勢)が多いことを超音波3次元動作解析装置という精度の高い機器を用いて明らかにしました。顎関節症は様々な要因が複合して発症するといわれていますが、症状を軽減させるためには姿勢の改善も重要な要因の一つであることが示唆されました。 欧米では顎関節症の治療に理学療法士が関わることも珍しくありませんが、日本ではそのような場面はほとんどありません。顎関節症の治療には可逆的な治療(後戻りできる治療)を第一選択とすることが世界的な標準となっており、今回の研究結果は顎関節症に対して理学療法士の関わりが有用であることを示す結果であるともいえるでしょう。 この研究は、医師たちがつくるオンライン病気事典「MEDLEY」でも紹介されています。 顎関節症の人はどのような姿勢をとっているか? ~日本の研究チームが若年女性を分析 【瓜谷助教 関連記事】 WCPT Congress 2015で、本学理学療法学科教員が日本人初受賞! 理学療法学科教員が衣料品メーカーと商品開発の共同研究! 足趾の機能に関する研究論文が国際学術誌に掲載!~理学療法学科教員
2015.11.16
11/29(日) 日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」の紹介【申込受付中】
今回のテーマは「予防理学療法~幸せと健康を広げませんか~」 こんにちは!日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部 理学療法学科3回生の河村優奈です。 今回は、11月29日(日)に畿央大学冬木記念ホールにて開催される『畿央大学主催 関西支部大会』について紹介いたします。 日本理学療法学生協会は、学生同士の情報交換、視野の拡大、モチベーションの維持・向上などを目的に活動している学生団体です。【詳しくはコチラ】 主な活動として支部大会を全国各地で年に数回開催しています。内容は講師をお呼びしての講演会や学生同士のディスカッション、最後には懇親会といった参加者同士が仲良くなれるような時間も設けています。他大学にたくさんの友達ができ、たて・よこ・ななめのつながりが生まれることも支部大会の醍醐味となっています。 今年度の畿央大学の運営委員は理学療法学科1~3回生の36名で構成されており、それぞれ総務、企画、広報、会計の4つの部署に分かれ、運営に携わっています。 私は広報部に所属し、一人でも多くの理学療法を学ぶ学生さん達に来ていただけるようにするために、SNSやHPを用いて、また他大学へ直接出向き支部大会の宣伝を行っています。 ツイッター:日本理学療法学生協会(@JPTSA) フェイスブック:日本理学療法学生協会 今年の畿央大学主催関西支部大会の要綱です。 【日時】 平成27年11月29日(日)10:00~(受付9:30~) 【場所】 畿央大学 冬木記念ホール 【内容】 講演、ディスカッション、学生発表、懇親会など 【会費】 2,000円(懇親会参加は別途500円) 私たちが目指す理学療法士は、何か障害を患った患者様に対して、理学療法を行うことで、基本的動作能力の回復に貢献しています。 しかし、理学療法を使えるのは障害が起こった後の回復だけでしょうか?健康な状態の維持や、障害の予防に理学療法士が特に専門的に学ぶ知識を生かすことができると考えられます。 今回は次の講師により講演をいただきます。 ① 認知症予防について、国立長寿医療研究センターに所属し認知症予防のためのプログラム作成をされている土井剛彦先生 ② 産業分野における予防については、京都大学大学院に所属し、理学療法士の企業進出など幅広い分野でもご活躍されている福谷直人先生 他にも、他大学・他学年の学生とのアイスブレーキングやディスカッション、最後には懇親会も予定しております。 一人でも多くの理学療法学生に参加していただきたいと思っております! 当日参加も大丈夫です!運営委員一同、たくさんのご参加心からお待ちしております! 詳細と申し込みはコチラから ▼会議の様子 日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部 理学療法学科3回生 河村優奈
2015.10.27
ニューロリハビリテーションセミナー機能編Bが開催されました~ニューロリハビリテーション研究センター
2015年10月24・25日にニューロリハビリテーションセミナー機能編Bが開催されました。 ニューロリハビリテーションを応用するための基礎となる様々な人間が持つ機能の神経機構について学ぶために、全国各地から300名以上の方々にお越し頂きました。 せっかくですので、今回のセミナー内容を簡潔にまとめてご紹介いたします。 【1日目】 「共感の神経機構」(ニューロリハビリテーション研究センター教授 松尾篤) あくびの伝搬や日常の「あるある」について話題提供され、ミラーニューロンシステム、痛みの共感の神経機構、共感と心の理論との関係をネットワークの視点から解説されました。 「ボディイメージの神経機構」(ニューロリハビリテーション研究センター特任助教 大住倫弘) 従来からの身体図式や身体表象のみならず、身体所有感や運動主体感といった身体性に関わる神経科学的知見を非常に平易に紹介させて頂きました。また、ボディイメージを客観的かつ定量的に測定する新たな評価手法も紹介させて頂きました。 「道具使用の神経機構」(ニューロリハビリテーション研究センター特任助教 信迫悟志) 操作に関する知識・機能に関する知識などの神経機構ついて、道具のさまざまな制約(機械的・時間的・空間的・労力的制約)を解決しながら道具を使用しているヒトの高次な神経機構についても解説してくれました。 「歩行の神経機構」(ニューロリハビリテーション研究センター助教 岡田洋平) 歩き始めから歩行停止するまでの神経機構、脊髄CPGが機能するために必要な要素などを解説してくれ、歩行に関する皮質下から大脳皮質までの機能が十分に網羅された内容になっていました。 ナイトセミナー 「注意と歩行」ニューロリハビリテーション研究センター客員教授 樋口貴広先生(首都大学東京人間科学研究所准教授) 1日目の夕方はナイトセミナーとして、本研究センター客員教授の樋口貴広先生(首都大学東京人間健康科学研究科准教授)に「注意と歩行」について講義して頂きました。大変ご多忙な先生ですが、受講していただいている皆さんと共感しながら、情報の選択と処理資源の観点から様々な日常生活における注意と歩行の関連する事象について、多彩な実験動画や面白動画などを交えて解説して頂きました。リハビリテーションにおける「指導的関わり」においても大変重要な視点であることを伝えて頂きました。スマートな樋口貴広先生がときに自虐的なネタも交えながら、楽しい講義を展開して頂き、受講者を飽きさせない講義でした。本当に有難うございました。 【2日目】 「ワーキングメモリの神経機構」(ニューロリハビリテーション研究センター准教授 冷水誠) ヒトの円滑な生活に不可欠なワーキングメモリの各要素とその神経機構について、日常生活の中での事象を通して解説して頂きました。 「運動イメージの神経機構」(ニューロリハビリテーション研究センター長・教授 森岡周) オフラインで運動をイメージする際に運動実行時と等価の脳活動が生じることがよく知られていますが、運動実行時より運動準備時に特に等価な活動が得られること、現在の自己の身体表象によって運動イメージが干渉されることが解説されました。 「痛みの神経機構」(ニューロリハビリテーション研究センター助教 前岡浩) 痛みの神経生理学的機序、疼痛抑制機構、3つの側面(感覚的側面,認知的側面,情動的側面)とその神経機構、痛みの共感、異常疼痛、慢性疼痛患者の脳の構造的、機能的変化と広範な範囲について、丁寧に解説して頂きました。 「社会性の神経機構」(ニューロリハビリテーション研究センター教授 松尾篤) そのヒトがそのヒトらしくいるためには、他者とのコミュニケーション(言語・非言語)を通して社会的に調和することの重要性について解説して頂きました。 今回の機能編Bも多くの情報を提供できたと思います。参加された方々の臨床現場が少しでも良いものとなるようにさらに工夫を凝らしていきますので、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターを今後とも宜しくお願い致します。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 特任助教 大住倫弘
2015.10.01
畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの大住倫弘特任助教の研究成果が国際雑誌に掲載されました。
国際雑誌Neurosci Lett.[2015 Aug 10;605:7-11.]に掲載! 幻肢痛の治療開発に貢献することが期待されています。 タイトル「Structured movement representations of a phantom limb associated with phantom limb pain」 Osumi M, Sumitani M, Wake N, Sano Y, Ichinose A, Kumagaya SI, Kuniyoshi Y, Morioka S. 本研究は東京大学医学部属病院緩和ケア診療部の住谷昌彦准教授、東京大学先端科学技術研究センターの熊谷晋一郎准教授、東京大学大学院情報理工学系研究科の國吉康夫教授らと共同で行われたものです。また、本研究は文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究「構成論的発達科学」の支援を受けて実施されました。 研究内容は本学ニューロリハビリテーション研究センターのプレスリリースに「失った手足の痛みを感じる仕組み」としてアップされていますが、切断によって失ったはずの手足を自分の意志で動かしているような感覚(幻肢の運動)の計測をBinamual circle line coordination task(図)を用いて実施し、幻肢の運動ができない者では幻肢の痛みが強いことがこの研究で明らかになりました。本学と東京大学が共同にて開発した計測手法は、幻肢の運動を評価することのできる方法であり、幻肢痛の治療開発に貢献することが期待されています。 また本研究成果は「東京大学の研究のショーウィンドウ」として役割を担うサイトUTokyo Researchにも掲載されています。 【関連記事】 UTokyo Research [トップページ] [本研究紹介ページ]
2015.09.24
理学療法学科9期生の同窓会を開催しました!
こんにちは。 平成27年3月に度卒業しました理学療法学科9期生の松山剛士です。9月5日に行われました同窓会の様子をレポートします。 今回が卒業後初めての同窓会ということで、30人の同期が集まりました。今年の春から理学療法士として働き始めている人や実習を乗り越えてきた人もいて、こうして顔を合わすのは卒業ぶりです。学生とは全く違う、責任のかかる仕事を目の前にして少し大人びた顔が見られると思いきや・・・。同じ学び舎で苦楽を共にしたみんなの顔を見ると、学生時代に戻ったように盛り上がりました(笑) 学生のときでは想像もできなかったような真面目な話をしたり、それぞれの場所で頑張っている姿はこの先の自分の仕事に挑んでいく上でとても刺激になりました。 各自で活躍の場を広げても、またこの理学療法学科9期生メンバーで集まって初心を忘れず、今後さらに刺激しあえる関係を大事にしていきたいです。今回来ることができなかったメンバーも参加していただき、毎年の恒例行事にしていきたいと思います。 理学療法学科9期生 松山剛士 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2015.09.11
星城大学 機能形態研究会との合同研修会~理学療法学生研究会「SAPS」
8月29日(土)・30日(日)に星城大学の機能形態研究会と畿央大学の理学療法学生研究会(SAPS※)とで、毎年恒例で実施している合同研修会が今年も行われました。今や伝統となった行事を今年も行うことができ嬉しく思います。 1日目 久々に会う人、初対面の人とのアイスブレイキングから始まり、両大学のOBによる「普段の話題の見つけ方」「臨床面でイラッとしたこと」「患者とモティベーション」といった『理学療法士と患者さんとの関わり』を軸とした講演、学生同士のグループディスカッションを実施しました。実際の臨床で遭遇しうる状況を想定し、自分ならどうするかをそれぞれ考え、発表しました。発表後はOBの方より実際に取られた行動をお聞きして、その方法に皆ハッとしました。 講演のおかげで『相手への関心』『人によって“当たり前”が違う』『患者の希望は?』など理学療法士として大切なことを改めて感じることができ、本当に良かったです。 勉強の後は、バーベキューをしながらお互い親睦を深め合いました。 普段あまり接することのない他大学の、理学療法士や作業療法士をめざす学生と食事を一緒にすることで、より良い関係を築くことができたと思います。 2日目 1日目の学びを活かした実践をメインで活動しました。 グループ内で患者さん役と療法士役になり、劇を通して臨床場面を想定し、声掛けや返事などコミュニケーションの工夫を話し合ったり実演したりしました。座学だけでは感じることのできない難しさを、実際に演じてみることで違った視点から感じることができたと思います。 研修会を通して、今年もOB・OGの皆さんの臨床でのお話や講演、星城大学の学生との交流からいろいろなことを学ぶことができて本当に嬉しく思います。 貴重なお話をしてくださった金子先生、渡辺先生、OB・OGの皆さん 参加してくださったメンバーの皆さん そしてこんなに充実した会の企画をしてくれたSAPS企画部員の皆さんに、心より感謝しております。 また来年、集まって勉強したり交流したりできることを楽しみにしています(^^) SAPS8期生代表 理学療法学科3回生 塩谷純朗 ※SAPS(サップス)とは、Studying About Physical therapy by Studentsの略語で、学生による理学療法研究会を意味しています。「学生の間からでも何か患者さんのためにできることはあるはず」との想いで、2006年の夏に当時1回生の8人の学生で設立された研究会です。
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