2025.09.29
次世代教育センター主催「リーダーシップ養成講座」、「問題解決力養成講座」を開催!
2025年9月19日(金)、「人間力構築」を目的として、次世代教育センタープログラム「リーダーシップ養成講座」、「問題解決力養成講座」を開催しました(対象:全学年)。
※次世代教育センターは2021年4月、次世代社会のニーズに応えられる幅広い教養を身につけた人材の育成を目的として開設されました。毎年度、様々なテーマを取り上げた講座を実施しています。
次世代教育センターでは、今年度、「社会人基礎力」を身に付けることができる講座を拡充し、3日間で5講座を実施しました。9月17日(水)、18日(木)と実施してきた社会人基礎力daysも本日が最終日です。17日(水)にもご講義いただいた一般社団法人 KYOENの林田先生が、本日のプログラムもご担当くださいました。
講座Ⅰ:「リーダーシップ養成講座」
この講座のゴールは「チーム内で必要なリーダーシップを、実践的な演習を通じて身につけ、自らの役割の理解を深める」ことです。
初めに、先生から「リーダーシップ」とは何か?と問いかけがありました。「グループを作るからじゃんけんをしてみよう」と促され、隣同士でじゃんけんをした後、この行為にもリーダーシップ(フォロワーシップ※)が生まれていることの説明があり、自覚なくリーダーとなっていたことの気付きがありました。
※フォロワーシップ … リーダーの意思決定をサポートする役割
続いて、リーダーシップのスタイルについて学びました。
- 支配型・変革型リーダーシップ…指示、命令、管理により服従、忠誠心、依存の関係となる
- サーバントリーダーシップ…相手に奉仕して導く
これまで自分が出会った印象深いリーダーを思い出し、そのリーダーがどの型に当てはまるかを、グループワークで共有しました。
今回は偶然にも、将来教育分野への就職を志す学生の受講者が多かったため、将来の状況に落とし込んで考えました。
教員となった際は、学習指導の場面、自主性を育てる場面等、場面によってリーダーシップの型を使い分けたり、相手の年代(小学生、中高生)によって使い分けたりすることで、よりよい関係を構築できる可能性があることを学びました。サーバントリーダーは必要だが、支配型リーダーが必要な場面もあるという気付きもありました。
休憩をはさみ、サーバントリーダーシップに必要な要素を学びました。自己診断ワークシートを使って、自分自身がその要素を持っているかどうか確認していきます。
サーバントリーダーに1番必要な要素は、9月18日(木)にも学んだ「傾聴力」であることを学びました。
▼▼ 「傾聴力講座」についての記事はこちら ▼▼
ここで、傾聴のスキルを身につけるために、「お地蔵さんワーク」を行いました。聴く側の人が「お地蔵さん」のように無反応であるととても話しづらいが、しっかり反応があると話が弾むことがよく理解できました。
最後に、林田先生は「リーダーシップは感情に気付くことから始まる」とまとめられ、各々講座の感想を記入して講義は終了しました。
受講生の声
- リーダーシップには様々なスタイルがあることを知ることができ、必要な要素を知ることができた。
- リーダーシップ力は後天的に身につけることができると知ることができたので、これから身につけていきたいと思う。
- 「今の時間は未来から流れる」という哲学的な話が面白かった。
- ちょっとした工夫で傾聴力が上がり、信頼感やコミュニケーションスキルが得られることがわかった。
今すぐに実践し、大学生活やアルバイト等、日々の生活に活かすことができる内容でした。リーダーシップの様々なスタイルを知ることで、様々な場面で使い分けることを知り、よりトレーニングしていこうと思われた方が多かったのではないでしょうか。受講した学生の皆さんが、様々な場面で活躍されることを期待しています。
講座Ⅱ:「問題解決力養成講座~実践力で問題を乗り越えよう~」
午後の講座は「問題解決力養成講座」です。午前中の講座から引き続き全員が参加しており、学びへの意欲の高い姿が見られました。この講座のゴールは「実際の組織やチームで直面する課題を例に、問題発見から解決策の立案・実行プランの作成までを体験的に学ぶ」ことです。
本講座ではグループワークの時間を多く取り入れ、2人組でのディベート(肯定派・否定派)に始まり、その後は受講者全員で机を円にした状態での意見交流を行いました。お互いが持つ考え、それぞれが抱えている問題、理想とする姿…と自分の中にある気持ちを周りへと共有し、言葉にして具体化していきました。
▼ 個人ワーク「自分の中で最近感じたモヤモヤを5つ書き出してみよう」
今回の受講生は全員教育学部の学生さんということもあり、多数決の結果「子供との向き合い方」をテーマに活動が進みました。
▼個人ワーク「テーマについての問題点を10個考えてみよう」
▼グループワーク「出てきた問題点を解決していこう」
受講生の声
- 「ロジックツリー」を活用することで、問題の原因や課題、解決方法と分かりやすく可視化することができた。
- 一人ではなかなかできない内容を、受講者で協力しながらワーク形式で取り組むことができた。
- 自分自身の問題(課題)と感じていた部分はこれまでは悪いところだと思っていたが、今日の講義を受けて実は「メリット」にもなり得ていることに気付いた。
次世代教育センターでは、社会から求められているスキルを在学中から磨き、卒業後も社会で活躍していくことができるよう畿央生の皆さんを応援しています。
今回参加いただいた皆さん、ありがとうございました!
畿央大学 次世代教育センター
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