カテゴリー
畿央大学×地域連携
2016.05.31
「広陵町チャレンジデー2016」に理学療法学科教員とTASKが協力!
「チャレンジデー」とは笹川スポーツ財団の主催により毎年5月の最終水曜日に全国で実施されている住民参加型のスポーツイベントです。この日は、人口規模がほぼ同じ自治体同士が、午前0時から午後9時までの間に15分間以上継続して何らかの運動やスポーツをした住民の『参加率(%)』を競い合います。 ▼チャレンジデーポスター 対戦相手に敗れた場合は、相手自治体の旗を庁舎のメインポールに翌日から1週間掲揚し相手の健闘を称える、というユニークなルールが特徴です。本学の地元である広陵町は昨年から初参加し、奈良県で唯一参加している自治体です。昨年は長野県の東御市と対戦しましたが、ダブルスコアで敗れるという残念な結果に終わってしまいました。 2回目の挑戦となる今年は、昨年の中央体育館での1コーナーだけでなく、広陵町図書館会場、エコールマミ会場、イズミヤ会場に広陵町介護予防リーダー(KEEP)の皆様、TASKの学生達とも参加させて頂きました。介護予防リーダーKEEPの皆さんはこの他、さわやかホール、はしお元気村を加え計5会場に分かれて頑張って下さいました!TASKの参加は広陵町と本学が共同で実施している文部科学省の助成を受けた地域密着型研究プロジェクトである「広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト」の一環にもなっており、KEEPとTASK※の世代を超えたコラボレーションです。 ※TASKはThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 ▼イズミヤ会場 「超高齢社会を乗り切る地域の底力!」と題してミニ講演させて頂いた図書館会場ではKEEPの活動を町内外へアピールするための報告会も行われ、KEEPのプロモーションVTRの上映から参加者への運動実践と盛りだくさんの内容でした。参加者は住民の方々に加えて県地域包括ケア推進室、香芝市、葛城市、大淀町、田原本町、橿原市など多くの行政担当者が見学に来られました。また今年生まれた香芝KEEPのメンバーも応援に来てくれました。 ▼図書館会場 ▼KEEPによる運動実践 午後からのエコールマミ会場では100人近くの地域の方々が来場され、KEEPによるロコモチェックコーナー、「奈良県健康長寿共同事業」とのコラボによる体組成計を用いた筋肉量チェックコーナーが好評でした。各会場のポスターもKEEPの皆さんの手作りで、一週間前に自主的に集まって作成したものです。 今年こそは!と臨んだチャレンジデーでしたが、結果はまたしても負けてしまいました…。しかし、今年はチャレンジデー参加率が昨年より20%増え、僅差での敗退でした。 結果は残念でしたが、それよりも本学と町との連携で養成したKEEPの皆さんの頑張りとTASK、KAGUYAなどのアピールにつながった1日になったことは間違いないと思います。 理学療法学科 准教授・ヘルスプロモーションセンター長 高取克彦 【昨年の様子】 町制施行60周年記念事業「広陵町チャレンジデー」に協力しました。
2016.05.31
橿原市・橿原商工会議所連携「イチゴを使ったメニュー開発プロジェクト」 視察研修バスツアーに参加!
橿原市について知るためのバスツアーに参加! 平成21年度から始まった畿央大学と橿原市・橿原商工会議所連携事業は今年で8年目となり、今年度は「古代大和・飛鳥」をモチーフに「いちご」を使ったメニュー開発にチャレンジします。平成28年5月15日(日)、健康栄養学科(指導教員:松村洋子助教、柴田満助教)の21名が、橿原市について知るための橿原市内バスツアーに参加しました。 橿原神宮では、賽銭を入れてお参りもし、橿原神宮の歴史について教えていただきました。偶然にも、華道の弟子たちの長い行列にも遭遇し、最後には大きなサルの絵馬の前で記念撮影もしました。 なら食と農の魅力創造国際大学校ではイチゴについての講習を聞き、いちご狩りをさせていただきました。取り方を教えてもらいつつ、古都華、あすかルビー、章姫といった三種類のイチゴの食べ比べもできました。 [参加学生の感想] 古都華 :三種類の中で最も甘く。身が柔らかくて取りづらかった。 あすかルビー :甘酸っぱく、取りやすかったと思う。 章姫 :一般的な甘さ、少々取りづらかった。 昼食では、柿の葉寿司ヤマトで、奈良県名物の柿の葉寿司のお弁当をいただきました。 歴史に憩う橿原市博物館では展示物に実際に触れながら、橿原市の歴史について学びました。復元された出土品にも実際に触ることができました。 藤原京資料室では藤原京について、縮小模型を使った熱弁を聞かせていただきました。 まほろばキッチンでは、橿原市の多くの野菜にふれることができました。入り口では、旬の青梗菜を使った簡単料理の実演もやっていました。 この研修会を通して、「橿原市の皆さんに喜んでもらえるようなメニューを開発したい」という想いをさらに強くしました。 健康栄養学科1回生 秋山遥 加藤杏奈 「今後のスケジュール」 平成28年6月 2日(木) 第1回試作 平成28年6月16日(木 ) 第2回試作 平成28年6月30日(木) プレゼン大会 平成28年9月下旬頃 事業所とのマッチング会 【関連記事】 橿原市・橿原商工会議所連携 「橿原産いちごを使ったメニュー開発プロジェクト」第1回勉強会を開催! 橿原市・橿原商工会議所連携 「橿原産いちごを使ったメニュー開発プロジェクト」がスタートしました。
2016.05.19
御所市連携コミュニティカフェ開催レポートvol.44~平成28年度「Kioオレンヂカフェ 分かちあい in 御所」がスタート!
畿央大学と御所市、地域住民が共同して運営している「金曜日カフェ~つどい~」で、5月13日(金)に「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」が開催されました。 「Kio オレンヂカフェ 分かち合い in 御所」では毎回、午前が「認知症サポーター養成講座」として認知症の講演、午後は「認知症の人の介護について語る会」として認知症の方とそのご家族、介護をされている方や介護経験者、専門家などによる話し合いの場を設けます。この日は畿央大学看護医療学科の老年看護学教員4名、御所市地域包括支援センター職員3名と市民ボランティア数名で行いました。参加者は午前17名、午後6名でした。 午前の内容は南部登志江講師による認知症の症状、対応の仕方等についての話でした。一生懸命介護していても、その介護してくれている人のことを忘れてしまい、介護者は大変つらい思いをする事がある。でも全く忘れてしまうわけではなく、最後にはこんな風に笑顔で何度も名前を呼んでいたのよという実体験を聴いて、参加者の中には大きくうなずく方もおられました。 午後は、認知症の方を介護しておられるご家族の体験談を語っていただきました。日ごろの細かなエピソードや、介護する嫁(自分)と息子の対応の仕方についての悩みなど様々なお話を伺い、認知症の方と暮らすご苦労がつぶさに伝わってきました。認知症の方と懸命に向き合っておられるからこそ「しんどい」という言葉も出ましたが、ケアマネージャーや教員のアドバイスを受けて、帰るころには「必死になって全部答えなくてもいいんやね。」「スッキリしました。また来ます。」と笑顔も見られました。やはり、こういう介護体験を語ることで気分転換にもなり、また新たな気持ちで介護を続けられることが大事なのだと改めて感じました。 今回の話の中にも出ましたが、認知症というとイメージが悪いので家族が隠そうとすることはよくあります。そうではなく、地域の方にも知ってもらい協力してもらえる仲間を探すことが大事だと山崎教授は仰います。そのためにも、認知症の事をより多くの方に理解して頂けるよう今後も認知症カフェを繋げていきます。ご興味・ご関心がある方は、ぜひ一度、覗いてみてください。たくさんの方のご参加をお待ちしております。 「Kio オレンヂカフェ 分かち合い in 御所」は奇数月の第2金曜日10時~14時(7月,3月は変更)に開催されます。 <今後の予定> 6月10日(金),9月9日(金),11月11日(金),1月13日(金)2月10日(金) 看護医療学科 助手 島岡昌代 【Kioオレンヂ喫茶(カフェ)の取り組み】 ●2016年2月19日 御所市連携コミュニティカフェ~「Kioオレンヂカフェ 分かちあい in 御所」を開催! ●2015年11月27日 第3回Kioオレンヂ喫茶(カフェ)in和里(にこり)を開催しました~看護医療学科 ●2015年11月17日 御所市連携コミュニティカフェ~「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かちあいin御所」 ●2015年10月1日 Kio オレンヂ喫茶(カフェ) in 和里(にこり)を開催しました。
2016.05.18
近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」~第1回目プレゼンテーション会を開催!
10グループ31名がプレゼンテーション! 平成28年4月から畿央大学は株式会社近鉄リテーリングと連携して西名阪道香芝サービスエリア(以下、SA)で提供する「大和ポークを使った丼物メニュー開発」に取り組んでいます。昨年は同SA上下線カフェコーナーで販売するパフェまたはドリンクメニューを開発し現在人気メニュー(かぐや姫の抹茶フローズン、姫のホット抹茶ラテなど)として販売されています。 昨年開発したメニューはこちらからご覧になれます。 平成28年5月12日(木)16:20より、健康栄養学科食品開発コース2回生の有志10組31名(指導教員:中谷友美先生、餅田尚子先生)が第1回プレゼンテーション会に挑みました。 課題は「フードコートで販売する大和ポークを使用した丼物メニュー」で、調理時間が短く、販売価格1000円未満、原価率40 %以下、高カロリー食材であるがヘルシーな要素も取り入れる、などの厳しい条件をクリアする必要があります。今回のプレゼンテーション会では、㈱近鉄リテーリングの取締役SA事業部長岩崎雅浩氏、香芝SA支配人山中久次氏、同副支配人山本淳氏の前で、自分たちの考えているメニュー構想を発表し、貴重なコメント・評価を各グループに述べていただきました。 また、すべてのグループのプレゼンテーション終了後にも、総括をいただきました。岩崎氏からは「盛り込みすぎずシンプルに、調理時間・価格をもっと考えること。商品価値とは何かをもっと考えてほしい。」と、山中氏や山本氏からは「構想だけではなく、実際に現場に行って見て・感じて、その上でメニュー開発をしてほしい。」という商品化を見据えた厳しくも期待を込めた評価をいただきました。学生たちは、貴重な現場からのご意見に耳を傾けながら必死でメモをとり、今後のメニュー開発に活かしていこうと意欲的でした。 今後のスケジュールとして、6月2日(木)メニュー質問会、6月16日(木)レシピ検討会、そして7月9日にコンテストを実施してグランプリ、準グランプリを選出、そして10月頃には香芝SA(上・下)にて発売が開始になる見通しです。 【関連記事】 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」がスタートしました。
2016.05.17
橿原市・橿原商工会議所連携 「橿原産いちごを使ったメニュー開発プロジェクト」第1回勉強会を開催!
チラシ作りを通してメニュー開発について学びました! 2009年から始まった畿央大学と橿原市・橿原商工会議所連携事業は今年で8年目となり、今年度のテーマは「古代大和・飛鳥」をモチーフに「いちご」に焦点をあてたレシピ開発となりました。 平成28年5月12日(木)、14時40分から健康栄養学科(指導教員:松村羊子助教、柴田満助教)学生58名が、橿原市および古代大和・飛鳥について、橿原商工会議所・橿原市役所の方々からいろいろなことを学びました。 その後、各グループにわかれてマンゴーシフォンケーキを題材にしてチラシ作りや発表会を行いました。メニュー開発ということで、メニュープランニングが大切で、売り手と買い手のことを考えることについてチラシ作りを通して学びました。 勉強会に参加した学生からは、「橿原市のことをあまり知らなかったのでとても勉強になりました。これから楽しみつつ真剣に取り組んでみたいと思います。グループでの仲も深まりました。」(健康栄養学科1年生 角田香織さん・坂口茉穂さん)と、意欲的な声があがりました。 今回の勉強会を活かして、独創的でこれまでにないようなメニューが開発されることを期待しています。 「今後のスケジュール」 平成28年5月15日(日) 橿原市視察見学会 平成28年6月 2日(木) 第1回試作 平成28年6月16日(木) 第2回試作 平成28年6月30日(木) プレゼン大会 平成28年9月下旬頃 事業所とのマッチング会 【関連記事】 橿原市・橿原商工会議所連携 「橿原産いちごを使ったメニュー開発プロジェクト」がスタートしました。
2016.05.06
離島・へき地医療体験実習(宇陀市)レポート!~看護医療学科
宇陀市大宇陀実習レポート ~榛原地区・大宇陀地区・宇陀郡曽爾村での体験実習を終えて 看護医療学科の恒例である「離島・へき地医療体験実習」は、本年度から奈良県内5か所の山村地域にて4月25日(月)から28日(土)まで行われました。 その中で、昨年からお世話になっている宇陀市での実習には、20名の4回生が参加しました。榛原地区を皮切りに、大宇陀地区の山村地域や宇陀郡曽爾村での訪問看護など、4日間盛りだくさんの体験をさせていただきました。 ☆ 4月25日 月曜日 近鉄大阪線榛原駅に集合した20名は、地域の基幹病院である宇陀市立病院の奥野秀美実習担当課長より、丁寧なオリエンテーションをしていただいたあと、宿泊地であり実習の拠点となる大宇陀特別養護老人ホームラガールに向かいました。 ラガールでは、乃美幸彦施設長より、宇陀市や大宇陀地区の社会情勢や高齢化が深刻な地域における「人を支える仕事」の実際、また介護保険制度の変更に伴う高齢者への介護事業について詳しい説明を頂戴しました。 その後、お誕生日会が行われている同施設で、赤飯や筍の天ぷらなどの手作り料理で美味しい昼食をいただきました。施設の管理栄養士さんは、畿央大学出身の方であったこともあり、4日間おいしい昼食を用意していただき感謝しています。 午後からは、5名1グループになり、訪問看護や病院での退院調整カンファレンスに参加しました。夕方には、宇陀市の居宅介護事業の実際について、大宇陀特別養護老人ホーム居宅介護事業の責任者である佐々岡和代様から講義をいただいたあと、宿泊場所の椿寿荘に戻りました。 ☆ 4月26日 火曜日 2日目からは、6時起床、7時朝食で早いグループは7時30分には、宿を出発し実習先に向かいました。この日の朝食です。 2日目には、宇陀郡曽爾村の奈良県看護協会宇陀訪問看護ステーション東宇陀支所にて、限界集落に住まう高齢者の訪問看護に同行するチームや、宇陀市立病院に往復1時間以上かけて透析治療に通院する患者さんの送迎に同行するチーム、公共交通手段を利用できない大宇陀小和田地区へのお宅訪問を体験しました。小和田地区では、股関節手術後で一人で掃除や家事ができない独居女性の依頼を受けた学生たちが、器用に障子の張り替えをしてくれました。 作業のあとは、訪問先の竹やぶで筍掘りをさせていただきました。スコップを使って収穫した筍を手に田舎のにおいを感じました。 午後からは、全員で宇陀市介護医療安心センターを見学し、保健師の林様から宇陀市の医療と介護の地域連携について講義をいただきました。そのあとは、歴史深い大宇陀松山地区にある森野旧薬園にて、薬草を見ました。 ≪大宇陀道の駅に立ち寄って、せんと君と記念撮影≫ ≪宿に帰るとオーナーがバーベキューでおもてなしをしてくださいました。卒業生の先輩も差し入れを持ってきてくれました≫ ☆ 4月27日 水曜日 この日は、実習のメイン行事である宇陀市介護予防事業aiクラブでの、骨密度測定や体操紹介をしました。事前学習中から十分に準備をしていてくれたおかげで、突然のハプニングにも関わらず、とても充実した内容の実践ができました。参加してくれた16名の住民の皆様や事業を担当されている福谷佳純主任からも、お褒めの言葉をいただきました。このプログラムは、宇陀市役所健康増進課の方々や大宇陀ラガールの作業療法士さん看護師さんの多大なご尽力のおかげで実現したものです。そして、大学からは、理学療法学科の松本大輔先生、看護医療学科の乾先生も駆けつけてくださいました。学生も心強かったようです。先生方には、心から感謝です。 夕方からは、オレンジリングプロジェクト認知症サポーター講座に参加しました。畿央大学の学生が来るということで、宇陀市の認知症サポーターキャラバン会長の山田様も駆けつけてくださり、大宇陀ラガールグループホーム責任者の堀内太一様より、サポーター講座の講義をいただきました。学生もリハーサルなしの劇に参加するなど大活躍でした。 ☆ 4月28日 木曜日 4日間の実習も最終日を迎えました。この日も曽爾村や宇陀市立病院、宇陀訪問看護ステーションなどでの体験実習に加えて、2軒のお宅に訪問しました。 訪問先の、人里離れた山合いで暮らす90歳の女性宅で学生は、歓談したり窓ふきや草引きで汗を流しました。窓をきれいにするために、古新聞を活用するなど、学生の知恵に訪問先の女性も関心しておられました。 この日の午後からは、宇陀市立病院の図書室をお借りして、まとめ学習に取り組みました。学生たちは、グループ毎にこの4日間の学びをまとめて、自分たちの目標がどのように達成されたかについて、発表しました。 発表会には、宇陀市立病院の看護副部長をはじめ、お世話になった透析部門の井本課長や奥の実習担当課長など7名と大宇陀地区で高齢者のお宅訪問などでご指導いただいた、大宇陀特別養護老人ホームラガールの内田俊子先生が参加してくれました。指導をいただいた方からエールをいただき、学生も来春の国家試験合格への士気を高めて帰路につきました。 4日間、ハードスケジュールであったものの、学生が根気強くこの実習に臨んでくれた姿勢を見て、わたしは「畿央マインド」を感じています。 本当にお疲れさまでした。この体験はきっと宝になると信じています。 最後になりましたが、 町をあげて学生を支えてくださった関係者の皆様、そして実習に協力してくださった住民の皆様に心からお礼申します。 ありがとうございました。 看護医療学科講師 大友絵利香
2016.04.28
田原本町「やどかり市」でアンケート調査を実施!~人間環境デザイン学科清水ゼミ
人間環境デザイン学科の清水研究室では、中心市街地のまちづくり、福祉のまちづくりなどのキーワードで研究を行っています。これらに関連して、本研究室では、まちづくりの支援や受託調査を引き受けています。 先日、4月24日(日)に田原本町の依頼を受け、駅前の商店街を中心に行われたイベント「やどかり市」において、奈良女子大学の中山研究室と合同で、イベント参加者と参加商店主へアンケート調査を実施しました。 本研究室で行う商店街におけるイベントの調査では、イベント参加者と参加商店主双方を調査することが多くあります。参加者へのアンケート調査では、イベントの単純な評価のみならず、属性や居住地域別に分析することで評価や意向の傾向を探り、参加商店主へのアンケート調査を並行して実施することで、些細な問題点や功を奏した秘策、参加者と商店主の認識の違いなどを早期に把握することができます。 学生達にとっては、アンケート調査の依頼活動は初めての経験でしたが、スタートから積極的にイベント参加者へ声をかけることができました。参加した学生からは、 「今回初めてアンケート調査に参加して、最初はアンケートに協力してもらえるだろうか…など少し不安がでしたが、声をかけた多くの方が快く協力してくださってとても嬉しかったです。私自身も何店舗かお店を回ってみて実際に食べたり、見たりして、今まで知らなかったお店を知ることが出来て楽しかったです。これから結果を分析していくのが楽しみです。」 「イベントは自分が思っていたよりも賑わっていて、たくさんのお店が出店されていてビックリしました。アンケート調査を介して、たくさんの人と接する機会ができ、いろんな意見が聞くことができました。たくさんの笑顔を見ていると、今後も調査に関わりたいと思いました。」 「田原本町はあまり馴染みがありませんでしたが、実際に行って調査をすると、すごく活気があっていい雰囲気の町だと感じました。単にイベントに参加するだけでは分からない、参加者の生の声を調査を通して聞くことができて、とても勉強になりました」 などと、学生にとっても机上では想像もつかないほど、刺激的な体験ができたようです。 突然の調査依頼にもかかわらず、快くお答えいただいた100名以上のイベント参加者の皆様に感謝申し上げます。今回頂いたたくさんのご意見は、今後とりまとめて分析した上で、来月行われる「やどかり市」の反省会にて調査報告させていただきます。 その他にも、本研究室では、市町村が持つ使われなくなった公共施設の活用方法や、福祉のまちづくりの視点からコミュニティカフェのあり方など、ハード面に限定せず、ソフト面からのアプローチを取り入れ、さまざまな都市の問題に取り組んでいます。今後も、実践的な研究テーマをもとに、教育的見地から学生と共に歩んで参りたいと思います。 人間環境デザイン学科助教 清水裕子
2016.04.04
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.22~広陵町健康・体力測定会に協力!
こんにちは!健康支援学生チーム「TASK」の、健康科学部理学療法学科2回生早川です! ※TASKは、Think,Action,Support forHealth by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 3月27日(日)、畿央大学のキャンパスで地元広陵町の住民の方々の健康・体力測定会を行いました! この測定会は3月と9月に行われていて、約10種類の測定をしました。 測定会には午前と午後、合わせて100人ほどの方々が来てくださいました(^^) ▲体組成(左)とHHD(下肢の筋力測定/右)の測定の様子 また、住民の方々とTASKのメンバーだけではなく、ゼミの先輩や保健師さんなども参加しての測定会だったので、アリーナは多くの人で賑わっていました。 午前に機械トラブルがあり、来てくださった住民の方々にはご迷惑をかけてしまったのですが、それ以外は特に問題はなく、測定会をすることが出来ました。 測定が終わると「ありがとう!」と言ってくださる方が多く、そう言ってもらえると嬉しくて、コミュニケーションを取ることの大切さ、言葉の威力を改めて感じることができました。 あと、広陵町の方は元気な方が多いな、と感じました。 次はたくさんの新入生と協力して測定会を出来たらいいなと思いました。 理学療法学科2回生 早川友基 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2016.03.01
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.20~HAPPY MAMA FESTAに参加!
こんにちは!理学療法学科2回生の浅野紗也香です^o^ 今回TASKは、2月26日(金)から28日(日)にかけて名古屋ドームで開催されたHAPPY MAMA FESTAの健康チェックコーナーの補助として参加してきました! HAPPY MAMA FESTAは、"ママと企業と社会を繋ぎ、家族が、日本が、もっと元気になれる場所を!"をコンセプトに、家事や育児・育自や仕事に一生懸命なママたちを応援する、ママのためのイベント“(Webサイトより転載)です。 ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 今回担当したブースでは、お母さんに対して骨盤のねじれ、外反母趾、足の横アーチのチェック、TUG(Timed Up & Go)テストを測定し、5歳以上のお子さんにはフットプリントをとって偏平足のチェックを行いました。 お母さんたちにとってやはり体のゆがみはとても気になるようで、たくさんの方が測定されていきました。普段TASKでは地域の高齢者の方に対して活動を行うことが多いですが、今回はほとんどが妊娠中や産後の女性でその時期ならではの悩みも多く聞かれました。「妊娠は病気ではない」と言われることがありますが、妊娠によって女性の体には大きな変化が生じます。ですが出産後は自分の心や体のケアのことは後回しになってしまうことが多いというお話も聞きました。今回の活動ではそんな方たちに対してどういったことができるのかを考える、とてもいい機会になりました。 測定する側だけでなく「される側」を体験することも大切!ということで、学生同士でも測定していました。さて結果はどうだったのでしょうか…?(笑) ちなみに私はフットプリントを取ってもらい、今回のイベントに協力していただいた京都大学の大学院生の方に見てもらいましたが、「偏平足の疑いがある」とのことでした( ; o ; ) かなりショックです…(苦笑) 骨盤のゆがみチェックを行うときは、抱っこしているお子さんに少しの間離れてもらわないと正しく測定できないため、私たちがお母さんの代わりとなって抱っこしました。まだ出産経験のない私たちですが、この3日間で抱っこにはかなり慣れたような気がします(笑) 測定はたくさんの方に参加していただけたので正直大変でしたが、それ以上に子どもたちに癒されてパワーをたくさんもらった3日間でした(*^o^*) そしてママフェスはもちろんですが、グルメもかなり満喫し、とっても充実した名古屋遠征でした!!! 理学療法学科2回生 浅野紗也香 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2016.03.01
奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第3回料理教室」を開催しました。
今回のテーマは“さけといくらのサクラ丼”と“かぶの甘酢漬け” 畿央大学は「奈良県の台所」といわれる中央卸売市場活性化のため、3年前の平成25年から奈良県中央卸売市場(奈良県農林部)と包括連携協定を締結し、市場構成メンバーの関連卸協同組合(川西理事長)・青果卸売協同組合(西川理事長)・水産物卸協同組合(吉田理事長)とともに、市場で取り扱われる農産物や水産物など奈良県産食材を使ったレシピ開発、広報素材としてのレシピ集制作、料理教室を通して同市場活性化を目的にさまざまな具体施策を進めています。 平成27年度最後の連携イベントとして毎月末土曜に開催される「食祭市」に合わせて、2016(平成28)年2月27日(土)9時から10時までならいちばのキッチン 第3回料理教室を行いました。 3回目となる今回の食材テーマは“さけといくらのサクラ丼”と“かぶの甘酢漬け”です。1回目は関連卸協同組合、2回目は青果卸売協同組合、そして今回は水産物卸協同組合との連携でお魚を素材に取り上げました。 まず、水産物卸協同組合の丸中水産㈱(中村洋祐社長)の小川健一取締役部長らによる鮭鱒についてのお話、そして畿央大学健康栄養学科(指導教員:上地加容子教授、餅田尚子助教)1回生9名による栄養学の見地からの鮭に関する研究のプレゼンテーションがありました。今日の料理教室の受講者は13名で、先月1月の食祭市来場者に応募をかけて申込みのあった方々です。 奈良県中央卸売市場関連卸棟の一角に大きな両面ガラス張りにして誰でも外から見えるように工夫、中の様子はスピーカーで聞こえるようにしています。市場のイベントの一つとして来場者に関心をもってもらい、親しみと興味を惹きつけるのが狙いです。本日のいくら丼とかぶの甘酢漬けのレシピを立ち止まって覗き込んでいただいた方々にお配りしました。 平成28年度4月から奈良県中央卸売市場との連携は4年目になりますが、この“ならいちばのキッチン!料理教室”は続けていく予定ですので、食祭市にお越しのみなさまにはぜひ見学、ご参加ください。 【関連記事】 奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第2回料理教室」を開催しました。 奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第1回料理教室」が開催されました。 2015年9月19日~23日、JR奈良駅前で奈良県中央卸売市場連携「行楽弁当」を販売しました。 「第34回全国豊かな海づくり大会~やまと~」で、まぐろレシピ試食会を実施しました。 奈良県中央卸売市場連携「マグロを使ったメニュー開発プロジェクト」品評会を行いました。 奈良県中央卸売市場連携 「サラダわさび菜・たまご」を使ったレシピ品評会を行いました。 奈良県中央卸売市場と包括的な連携協定を締結しました。
よく読まれている記事
カテゴリ
タグ
キーワード検索
アーカイブ


