2011年7月の記事

2011.07.12

書評「Pain Rehabilitation(ペインリハビリテーション)」

松原貴子、沖田実、森岡周 著  今回ご紹介する書籍は本学の森岡教授が日本福祉大学の松原貴子教授、長崎大学の沖田実教授と共に執筆された、痛みに対するリハビリテーション、すなわち「ペインリハビリテーション」について現時点での集大成といえるテキストです。具体的には痛みの発生に関与する組織の機能解剖、組織損傷・炎症の病態生理、神経科学から痛み発生のメカニズム、痛みの様々な評価方法やリハビリテーションの考え方など、痛みの基礎から臨床までを文字通り網羅した内容になっています。 (さらに…)

2011.07.11

平成23年度「夏季保護者懇談会」を開催しました。

各地から240名の保護者の皆様にご参加いただきました!   2011(平成23)年7月9日(土)に、平成23年度夏季保護者懇談会を開催しました。この保護者懇談会も今年で6回目となりました。梅雨明け直後のとても暑い日でしたが、各地から240名の保護者の方がご参加されました。 冒頭の冬木学長の挨拶、後援会会長の挨拶、また看護医療学科の山本講師による『畿央生のメンタルヘルスの現状から考えるご家庭での支援について』の講演や、水上入学センター長からの報告など、有意義な内容となりました。その後は学科単位に分かれて、各学科での学習内容や普段の学生生活について説明がありました。 (さらに…)

2011.07.08

おかめ納豆のタカノフーズから特別講師!「食品開発学演習」

健康栄養学科「食品設計開発学演習」で、おかめ納豆のタカノフーズから特別講師を招いて特別授業を実施! タカノフーズ株式会社研究所 坂本様(右)と晴山様(左)による実演  2011(H23)年7月2日(土)および7月4日(月)、健康栄養学科2回生対象「食品設計開発学演習」(担当;岩城、柴田、吉居)の中で、特別授業「納豆づくり」を実施しました。 特別講師は、タカノフーズ株式会社研究所の坂本晋一様と晴山聖一様。お二人は研究所で日々おいしい納豆づくりのための開発研究をされています。  <納豆づくり作業> 【1】煮豆を作る納豆に用いる大豆はとても小さく直径5mmほどですが、一晩水に浸すと水を吸って2倍くらいの大きさに膨れます。その大豆を圧力鍋で蒸して煮豆にします。蒸すことによって殺菌効果も期待できます。この煮豆もふっくらとしてとても美味しかったです♪ 圧力鍋で大豆を蒸す準備中 (さらに…)

2011.07.07

平成23年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(基礎編)開催

昨年度から引き続き、第2回目となる「平成23年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー」が今年度も始まりました。昨年と同様、「基礎編」・「応用編」・「臨床編」・「実践編」で構成され、応募開始から1日で全編が定員を超えるという反響をいただき、改めて本セミナーの重要性を再認識しています。 そして、7月2日(土)、3日(日)にシリーズの最初となる「基礎編」が開催されました。ニューロリハビリテーションの基礎となる脳の機能、解剖について学ぶことを目的に、北海道から沖縄まで200名を超える方々に参加していただきました。 今回の「基礎編」では、新たな講座の追加や各講座内でも昨年度をもとに新しい情報を追加し、さらに充実させた情報提供ができるよう努めました。 セミナー後のテーブル討議や質疑応答でも、活発な意見をいただき、また懇親会でも様々な意見交換がなされ、講師および参加者間の仲間意識も深まったと考えます。さらに今回の「基礎編」では、セミナーに関するアンケートも実施しました。いただきました様々な意見を参考に、さらに有益な情報提供の場となるよう研鑚してまいります。

2011.07.06

軟式野球部 全国大会出場決定!

昨年に引き続き、畿央大学軟式野球部の全国大会出場が決定!春季リーグの結果と、全国大会に向けての抱負が軟式野球部から届きました。 【春季リーグ結果】 6月5日(日) 第1戦目 VS奈良県立大学   1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 県立大学 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 畿央大学 0 0 1 1 1 0 0 0 × 3   先発山岡の完璧な立ち上がりで開幕戦が始まった。三回裏畿央大学の攻撃はこの回先頭の福岡がショートの失策で出塁すると、盗塁と相手のエラーで無死三塁とする。2番山下のショートゴロの間に生還し一点を先制する。その後、追加点を挙げ山岡が被安打4の完封勝利で開幕戦を制した。 (さらに…)

2011.07.04

シンガーソングライター、やなせななさんが学長室を訪問!

2011(平成23)年8月28日(土)に開催される「第3回やまとフォーラム」。今年はシンガーソングライターで浄土真宗本願寺派・教恩寺住職、”歌う尼さん”やなせななさんによるコンサート&トークを予定しています。7月4日(月)、会場の事前下見と打ち合わせで来学されました。 冬木智子学長(左)と歓談するやなせななさん(右) 冬木学園の誕生から畿央大学ができるまでの沿革、やなせななさんが生まれ育った高取町にまつわる思い出話や、奈良、京都、浄土真宗までさまざまな話題に花が咲きました。学長との面談を終えて、やなせななさんは「教え子3人が学長先生を頼ってきた出発点から、今の畿央大学につながっているのはすごい」と感動されていました。会場の下見と打ち合わせ、当日の段取りも決まり、あとはフォーラム当日を迎えるだけです。 8月28日(日)「第3回やまとフォーラム ― 教育・文化・健康 ―」のご案内https://www.kio.ac.jp/event/110828.html

2011.07.03

オーストラリアから特別講師!「オーラルコミュニケーションA」

ランディ・ムース先生担当「オーラルコミュニケーションⅡ」で、 オーストラリアからゲストを招いて特別授業を実施! 2011(H23)年6月14日(火)、教育学部2回生対象「オーラルコミュニケーションⅡ」の中で、特別授業「The Customer is always right!(顧客第一!)」を実施しました。 特別講師は、ティム・シモンズ氏。日本に10年以上住んでいた経験もお持ちで、現在はオーストラリア、ビクトリア州立の職業教育校、カンガンインスティテュートのイノベーションマネージャーとして活躍されています。 (さらに…)

2011.07.02

吉野山をエコカーテンで彩る社会実験が、NHKと地元ケーブルテレビの取材を受けました!

いよいよエコカーテンの設置が実現!吉野山の協力店の方々もご満悦! 吉野山参道の商店や旅館の軒先に色とりどりの寒冷紗を掛けて歴史的景観を守るとともに省エネ効果をあげようと、人間環境デザイン学科教授佐藤昌子先生とゼミ生3名が今春から取り組んできた「吉野山エコカーテン」社会実験。 2011(H23)年7月1日、試作したエコカーテンの設置作業を行いました。 この日は霧雨がけむる吉野山にNHKならナビの記者に加えて地元ケーブルテレビの取材陣も来られ総勢10名以上で設置協力店5軒を回りました。 左から佐藤教授、ゼミ生、ケーブルテレビ、NHKならナビ田村記者、丸山繊維産業社長 最初は和紙・茶道具・伝統工芸美術小物を販売されている谷嶋誠心堂さんから、前もって色合いや採寸をお聞きし、学生自らミシン縫いした寒冷紗を取り付けました。“エコカーテン”の外側と内側の温度・照度・紫外線量の測定も行いました。谷嶋さんの奥様にお聞きしたところ、「数年前まで店前の道路上に西日や雨雪除けテントを張り巡らせていたが数十万円の維持費がかかるし、何よりも景観が悪くうっとうしくて除去、今は麻生地の暖簾をかけている。その麻生地も外から中の商品は見えないし風雨で縮みが激しくて困っていた。」「寒冷紗だとコストは麻生地の3分の1で済み、四季折々衣替えもできる。」と大変喜んでおられました。 谷嶋さんから斜め向かいにある吉野本葛を使った和菓子製造販売の「横矢芳泉堂」ご主人(左)と学生。 吉野山の桜の色合いの寒冷紗カーテンで、和菓子屋さんらしい軒先に変身しました。ご主人と奥様からは「中からも外からも透けて見えるのがとてもいい。お店のイメージにピッタリ」とおっしゃっていただきました。   横矢芳泉堂さんの左隣の若鮎・佃煮販売の「枳穀屋」(きこくや)さんのご主人(右端) お店の風格に似合ったグレイ系の寒冷紗エコカーテンを設置しました。 それぞれのお好みに合わせていろんなパターンが作り出せます。 千本入口の旅館お風呂「花夢花夢」さん       温泉旅館「佐古家」さん それぞれのお店の特徴を生かした、オンリーワンのエコカーテンが設置できました。吉野山参道沿いのもっと多くの店々が奈良の伝統繊維産業が織り成すエコカーテンで彩られる日も近いのではないでしょうか。佐藤ゼミ生らによるエコカーテンの社会実験は始まったばかりです。どのような手順で自分たちの企画を実現していくか、改良の道筋を描きながら学んでいきます。そのポイントはただ一つ、地域住民の方々との話し合い、ご意見に耳を傾けニーズを真剣に受け止めることです。 【過去の記事】吉野山をエコカーテンで彩る社会実験について、奈良新聞が取材! https://www.kio.ac.jp/information/2011/06/post-379.html 【過去の記事】産学連携でまちづくり~桜で有名な吉野町を「エコカーテン」で彩る社会実験がスタート~ https://www.kio.ac.jp/information/2011/05/post-370.html