2017年9月の記事

2017.09.19

第15回畿央祭実行委員Blog vol.11~展示部署長からのメッセージ!

こんにちは、第15回畿央祭展示部署の部署長の入江です。 展示部署では畿央祭当日に学内で飾る展示物を制作します。今年も畿央祭をより一層華やかにできるよう盛り上げていきたいと思います!大規模な作品など、畿央祭に来ていただいた方々に目でも楽しんでいただけるように夏休みから部署全員で制作に臨んでいます。 昨年の制作は本当に大変でした。しかし作り上げた時の達成感や、実際に飾った展示物を来ていただいた人に見てもらっている時、学生の人達にも沢山素敵な感想をいただいた時に「作ってよかったな」「たくさんの人に見てもらって皆でつくってよかったな」と思いました。今年は部署長として、全員と素敵な作品をまた作り上げたいと思い、部署長になることを決心しました。   ▼今年の展示物作成風景     今年は昨年と同様、学生達の写真を使用したモザイクアートやステンドグラスを主に作成します。今年の畿央祭は15周年という節目であり、「虹」というテーマがあります。それらを取り入れた15周年ならではの展示物を作っていこうと思います!   ▼2017年畿央祭実行委員展示部署のメンバー     昨年もともに頑張った2回生と今年新しく入ってくれた1回生、合計21人で頑張ります!!   【関連リンク】 ●これまでの実行委員Blogはコチラから! 1分でわかる畿央大学#8 学生たちが作り上げる学園祭「畿央祭」ってどんな感じ?【Youtube】

2017.09.19

イギリス短期語学留学プログラム2017 現地レポート vol.5

夏季(イギリス)と春季(カナダ)それぞれの休暇中に、英語の実用能力のさらなる上達をめざす短期語学留学プログラム。2017年9月2日(土)~22日(金)の日程で、畿央生11名がイギリスに留学中です。現地からのレポート、第6弾です!     現代教育学科1回生の安川周良です。短期語学留学プログラムでイギリスのカンタベリーに来ています。まだここに来て間もないですがここでの生活について紹介していきます。 学校に関して話します。まず、「聞こえる言葉が英語だけ」という環境で勉強はなかなか出来ないことなので、とても貴重な体験だと感じています。しかし、英語の苦手な僕は問題を理解するだけで精一杯で、まだ手を挙げて発言する段階にはいません。残りの期間でせめて自分の意見を述べたうえでクラスメートと議論できるようにしたいです。クラスメートは優しく僕がポカーンとしていると何か教えてくれたり、グループワークでは日本人の僕が一人ぼっちにならないように気遣ってくれて、とても感謝しています。先生も優しくて僕だけ取り残されないようにゆっくり説明してくれます。授業内容ではアメリカ英語とイギリス英語の違いに驚くこともありますが、発音や他の単語の意味など知らなかったこともたくさん学べ、有意義に過ごせています。   この前の土曜日には、ブライトンという町に友達と行きました。     ブライトンは「海辺のロンドン」といわれるだけあって自分が撮ってもポストカードとして売れると思うくらいきれいな景色が続いていました。そこでは、新鮮なオイスターを食べたり、ショッピングを楽しんだり、遊園地でアトラクションに乗ったりしました。カンタベリーにはないイギリスの良さがあり、とても充実した一日を過ごすことが出来たと思い、大満足です!!!     あと1週間しかないので、1日1日を無駄なく後悔なく過ごすために、外国の友達に積極的に話したり、ホストマザーに色々質問していきたいです!   現代教育学科1回生 安川周良   【関連記事】 ●過去のイギリス短期語学留学の記事はコチラから!

2017.09.19

イギリス短期語学留学プログラム2017 現地レポート vol.4

夏季(イギリス)と春季(カナダ)それぞれの休暇中に、英語の実用能力のさらなる上達をめざす短期語学留学プログラム。2017年9月2日(土)~22日(金)の日程で、畿央生11名がイギリスに留学中です。現地からのレポート、第5弾です!     現代教育学科2回生の長戸卓朗です。私はホームステイでの様子について紹介したいと思います。 約2週間お世話になる家なのですが、もうホームステイでの生活もわずかとなってきました。それぞれの家にルールがあるので、最初はその家庭のルールに戸惑い、困惑したこともありました。また、何を話したらいいのかわからずに緊張していましたが、生活にもすぐに慣れました。ホストファミリーの方々はわかるまで何度もゆっくりと英語を話していただき、テレビを止めて真剣に話を聞いてもらえるので、とても親切です。しかし、もう少し英語を聞くことができ、話すことができたらもう少し会話ができたのに…と、自分の英語力不足を痛感しました。毎日、学校で習ったことや昼食に何を食べたのか明日の予定などを話し、また時には日本のこと、カンタベリーの観光スポット、イギリスの春夏秋冬や天気などを教えてもらっています。食事は毎日とてもおいしい料理が出てきて、毎晩楽しみにしています。     私はイギリスを代表とする料理「フィッシュ&チップス」がだいたい夕食だと思っていたのですが、出てこなかったので驚きました。じゃがいもはよく出てくると聞いていたのですが、やはりたくさん出てきました。私の家ではほとんど毎日味付けが違っているので、とても食べやすいです。日本で食べているような食事は出てこないのですが、食事も楽しんでいます。   夕食後はカプチーノを毎日作ってもらいそれを飲みながら、ニュースやドラマをホストファミリーと一緒に見ています。テレビは字幕付きなので、わからない言葉も多いのですが頑張って一緒に見ています。午前の授業と午後の授業をどちらもとっているため、たくさんの時間をホストファミリーと過ごすことはないのですが、唯一この時間は一緒に過ごすことができます。     一番驚いたことは、カンタベリーにある店はほとんど6時に閉店してしまいます。また、ほとんどの人が寝るのが早いということがわかりました。私のホストファミリーもとても寝るのが早く10時過ぎには就寝しています。あと一週間弱、たくさん英語に触れて会話していきたいと思います。 現代教育学科 2回生 長戸卓朗 【関連記事】 ●過去のイギリス短期語学留学の記事はコチラから!

2017.09.15

「東アジア・サマースクール2017」で留学生と交流を深めました!

2名の学生が、来日留学生と共に学びました。 グローバルに活躍する人材を育成することを目的に、奈良県立大学を中心会場として8月17日(木)~8月29日(火)の13日間にわたり「東アジア・サマースクール」が開催されました。本学からは教育学部現代教育学科2回生の福本奈央さんと健康科学部健康栄養学科1回生の安松由華さんが参加しました。   左:安松由華さん 右:福本奈央さん   サマースクールでは、中国、韓国、台湾、ベトナム、アメリカから来日した学生達と奈良県内の学生達が共に学び、グループディスカッションの後に、成果発表を行うなど相互交流を深めました。 参加学生は、「東アジアの人々と交流することはとても刺激的で楽しく、よい経験になった」「コミュニケーション力やディスカッション力を養え、国外にたくさんの友達ができた」と有意義な13日間を過ごし、成長を感じることができたようです。今回の経験を活かして、次世代を担う未来のリーダーとなることを期待しています。   以下、学生のコメントです。   東アジア・サマースクールに参加し、すごく楽しく有意義な時間を過ごせたと思います。有名な講師の方の講義をいくつも受けることができ、視察やホームビジットなど様々な経験をすることができました。プログラムと同時進行で、同じ学びをめざす学生でグループをつくり、10分の成果発表をおこなうことになりました。うまくいくことばかりではなく、時には悩むときもありました。日本だけでなく、中国・韓国・台湾・ベトナムなどの国の人と、考えを共有しなければならなかったので、少し難しい部分はありましたが日本人の私たちが引っ張っていき、積極的に発言しました。何度もグループで集まって練習したため、最初は話すのも苦手だった仲間が、最後にはすごく仲良くなり、別れが悲しいほどでした。発表は成功し、本当に頑張ってよかったと思います。 私がこのスクールで学んだことは、もっと国際理解をすることが必要だし、自分の国についてもっと知ることが必要だということです。また、様々な国の人とディスカッションしたこと、意見をまとめたことは私にとって「自信」へと繋がりました。私にとって予想以上の充実感を得ることができた13日間でした。 教育学部現代教育学科2回生 福本奈央   この13日間の間に様々なプログラムに参加しました。講義を聞き、その日の講義について、中国・韓国・台湾・ベトナム・アメリカの人たちとディスカッションを行ったり、東大寺や橿原考古学研究所に視察に行きました。「東アジアの価値と可能性について」というテーマで様々な分野にわかれて成果発表会に向け、準備を行いました。 ディスカッションの中で外国の方に日本の文化について聞かれ、海外の方と交流する中で自分が日本のことを知らないなと感じることが多く、日本のことに興味をもつことが大切だと感じました。また、成果発表では、同じグループの人と発表に向けて取り組み、ディスカッションをして一つにまとめたことはとても貴重な体験だったと感じています。講義や視察日の後に、参加者と一緒にご飯を食べに行ったり様々な話をして交流を深めることができたこともとても良い経験となりました。 私がこのサマースクールで学んだことは、相手の言葉に耳を傾けしっかり聞くことの大切さと自国の文化を再認識できたことです。このサマースクールで多くの友達ができましたので、機会を作ってみんなに会いに行きたいです。 健康科学部健康栄養学科1回生 安松由華   ▼8/28(月)のフェアウェルパーティには、冬木学長が来てくださいました。   【関連記事】 「東アジア・サマースクール2016」参加レポート!

2017.09.15

咲良史歌鹿(さくらしかじか)看護実習バッグを制作!~人間環境デザイン学科×看護医療学科

吉野葛を利用した「咲良史歌鹿」ブランドで、看護実習用のバッグを制作!     こんにちは!咲良史歌鹿看護実習バッグプロジェクトチーム、人間環境デザイン学科村田ゼミの卒業生の小松智菜美です。   今年、奈良県の繊維界に新たな新ブランドが誕生しました。その名も「咲良史歌鹿(さくらしかじか)」。ブランドのコンセプトは「奈良生まれ、あなた育ち」です。奈良のシンボル的植物と言われる“吉野葛”を利用したこのブランドは、本来なら廃棄物となってしまう葛の葛根を原料に利用した葛和紙繊維を使用しています。地元奈良でこそ作ることの出来る、新しくてエコな繊維なのです。   人間環境デザイン学科村田ゼミでは、2年前から咲良史歌鹿ブランド立ち上げに携わってきました。何度か会議にも出席し、奈良県繊維連合会のみなさんやデザイナーの方を交え、本格的にブランドが出来上がっていく様子を目の当たりにしました。学生側の意見として、私たちのアイディアにも耳を傾けて下さいました。   その成果の1つとして、村田ゼミの卒業研究で2名の学生が咲良史歌鹿に関わった研究を進めました。咲良史歌鹿ブランドとして出来上がったアイテムのお披露目会として、奈良県庁でファッションショーを開き、地域の方や観光客に向けたブランドの発信を行いました。また葛和紙繊維を使用した糸を使って、学生自らの手で染め・織り・縫製を行った浴衣作りにも挑戦しました。     そして今回、看護医療学科の実習バッグの制作に、咲良史歌鹿ブランドを使用させて頂くことになりました。バッグの生地に葛和紙繊維を使用しています。看護医療学科の先生方が、持ち手の長さ、ポケットの位置など細かいデザインを一生懸命考えて下さいました。染め・縫製を旭織物さんに依頼し、学生の皆さんにとってベストな形をしたバッグが出来上がりました。 「せっかくブランドを使用するのだから、いいものを作ろう!」と言って何度も大学に足を運んで下さり、もの作りに込める想いを感じる事が出来ました。バッグの表面の刺繍は、倉正刺繍さんにご協力頂きました。倉正刺繍さんは、咲良史歌鹿ブランドのアイテムに刺繍されている可愛らしい鹿の刺繍を担当されています。この実習バッグをきっかけに、また一緒にもの作りをすることが出来ました。刺繍のデザインに込めた想いは「繋がりを大切に」です。毛糸でKIOの文字を描いているように見せたデザインは、看護医療学科と人間環境デザイン学科との繋がり、そして学生の皆さんがこれからの現場で出会う様々な人や命の繋がりを表しています。そこにそっと手を添えることで、命を守る皆さんのやさしさや思いやりを表現しました。   完成した実習バッグを皆さんの手元へ届ける日、1回生の皆さんは白衣を着て受け取りに来てくれました。まだ入学して半年しかたっていないのに、白衣を着て凛としている姿はとてもかっこよかったです。2・3回生の皆さんもこれからの実習でぜひ活躍させて下さい。そして、咲良史歌鹿ブランドを通して、新たな奈良の魅力をたくさんの人に伝えて頂けたらと思います。 悩んだ時、壁にぶつかった時、みんな一緒に頑張っていると少しでも感じてもらえると嬉しいです。このバッグが皆さんにとって何かほっとするような存在になってくれることを願っています。  人間環境デザイン学科11期生 小松 智菜美(村田ゼミ)     看護医療学科では長期間の臨地実習があり、以前から実習病院・施設に必要物品(参考書や聴診器等)を入れて持ち運びができるカバンがあればと話題にあがっていました。そして、今回、このような温かみのある素敵なバックを制作していただき、とても嬉しく思います。実習での使用を想定して、色々な意見を出させていただきましたが、そのたびに使う人のことを思いながら対応してくださる姿勢に作り手の思いが伝わってきました。 3回生は、8月末からこのバックを持って実習に臨んでいます。来年2月には1回生も・・・ カバンに荷物とともに色々な思いも抱えながら、頑張っています。制作に携わって下さった皆さんの思いを力に、きっと実習で多くのことを学び成長してくれると思います。 看護医療学科 教授 林 有学   【関連記事】 奈良県連携「咲良史歌鹿ファッションショー」を開催します!  奈良県連携「咲良史歌鹿ファッションショー」を開催しました!

2017.09.14

イギリス短期語学留学プログラム2017 現地レポート vol.3

夏季(イギリス)と春季(カナダ)それぞれの休暇中に、英語の実用能力のさらなる上達をめざす短期語学留学プログラム。2017年9月2日(土)~22日(金)の日程で、畿央生11名がイギリスに留学中です。現地からのレポート、第4弾です!   イギリスに来てあっという間に10日が過ぎ、ホームステイが始まってから一週間が経ちました。私のホストファミリーはホストマザーだけで、二人で生活をしています。最初はイギリスと日本の生活スタイルはかなり異なるので戸惑うことも少なくはありませんでしたが、慣れてしまうとイギリスでの生活のほうが健康的だと私は感じます。朝ご飯は毎日フルーツを出してくれ、コーヒーと一緒にヨーグルトとパンを食べます。夜は、ホストマザーと夕食を食べ、食後にデザートとコーヒーを楽しみ、一緒にテレビを見て、毎日だいたい10時頃には寝ます。朝は7時頃に起きて、学校に行くという生活をしています。   ▼今日の朝ごはん     私のホストマザーは私より家を先に出るのでその前に毎日必ず“Have a good day!”とハグをしてくれます。学校は家から歩いて20分ぐらいのところにあり、道はすごく簡単なので方向音痴の私でも余裕です。私のホストマザーのご飯はとても美味しくて、毎日楽しみにしています。いつもご飯を食べながら今日の出来事や自分の家族のこと、日本での生活についてなどたくさんのことを話します。ホストマザーは私に理解しやすいようにゆっくり話してくれ、私のカタコトの英語もすごく理解してくれます。学校の授業が難しかったり、お昼ご飯に食べたご飯が美味しくなくても、ホストマザーに話しながら美味しい夕食を食べると全部笑い話になって、気持ちが軽くなります。私にとってホストマザーはイギリスでの生活においてとても大きな存在で、すごく心の支えになっています。ほんの一週間しかまだ過ごしていませんが、日本とは全く異なる国で生活するのは想像上に大変で労力を使います。日本で生活をするだけでは何も困らなくても、イギリスではお店で何か探すにも注文するにも全て英語です。授業中、先生の話を聞くにも外国人の友達と話すにもよく集中して聞かないと理解することができません。そんな時、家に帰ると何も変わらずご飯を作ってくれて、話を聞いて励ましてくれる存在がいることは、とても心強いことです。だから私はホストマザーにとても感謝しています。   ▼クラスの友達と先生   私が外国の方々と授業を受けて感じることは、「みんな自分の意見をすごく持っている」ということです。一つの質問に対して、自分が同意するかしないかだけでなく、なぜそう思うのかという理由や、そこからの自分なりの考えや意見をしっかりと持っています。それに「日本ではどうなの?」と自国のことについて聞かれることが多いです。普段からもっとしっかり自分の意見を持ったり、自分の国について考えたりしないといけないと感じました。 授業は、ゲームをしながらの文法、イディオムの学習、社会問題や世界の有名人についてのトピックを読み、それについてディスカッションするといったようなものです。どれも決して簡単なものではありませんが、すごく勉強になります。ここでの授業では自分の意見を発言をする機会がたくさんあります。日本人は間違った発言をすることを恥ずかしいことだと思いがちですが、他国の人は何も気にせず、平気で間違います。それを誰も恥ずかしいと思っていないからです。間違えるのを怖がって何も発言しないでいると学ぶ機会を逃していると思うようになりました。そこから私も積極的に発言するようになり、すごく有意義な時間を過ごせています。このようなことも実際に留学したから学んだことで、人から同じようなことは聞いていたけれど、実際に自分が感じるのと人から聞くのとでは本当に全く違います。もし、留学を迷っている人がいたら、不安や心配事は一旦置いといてぜひ行ってほしいと思います。   ▼休日、ブライトンにて     いざ、行ってみると、案外なんとかなるものです。正直楽しいことばかりではないですが、英語だけでなく、言い表せないほど多くのことを学び感じることができ、必ず成長することができると思います。ホームステイ生活はあと一週間。悔いの無いように過ごそうと思います!   現代教育学科 2回生 日比野里紗   【関連記事】 ●過去のイギリス短期語学留学の記事はコチラから!

2017.09.14

理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.6

理学療法学科では、昨年度から台湾での海外インターンシップを実施しています。今年は9月6日(水)~12日(火)の日程で、3回生12名と教員4名が現地を訪問!現地からのレポート第6弾です!   【9月10日(日)】 台中に移動して2日目。今日は翌日以降に向けてしっかり準備をする一日です。午前中は、帰国翌日の9月13日(水)に予定されている学内での「海外インターンシップ報告会」に向けて、グループに分かれてプレゼンテーション用のスライドを作成しました。台湾で学んだことや経験をしっかりと伝えられるよう、意見を出し合いながら進めました。       昼は、台中観光へ。台中市にある「春水堂」の創始店でランチをし、「宮原眼科」に行きました。宮原眼科とは、台湾人や、観光客も多く訪れる人気のお菓子屋さんです。紅茶やチョコレートをお土産として買いました。       夜には、翌日に予定されている現地高齢者への運動指導に向けた中国語の再確認と、中国医薬大学(CMU)での学生発表に向けての最終練習を行いました。お互いの発表に意見を言い合い、国立台湾大学でのプレゼンで上手くいかなかったことをどうすれば改善できるのか話し合いました。そして、台湾の皆さんにより伝わるよう、何度も練習を繰り返しました。     明日はいよいよ、海外インターンシップでの最後の発表となります。全員練習して来たことを出せるよう頑張ります!   理学療法学科3回生 橋本 悠里   【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾に向けて! 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.1 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.2 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.3 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.4 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.5

2017.09.14

理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.5

理学療法学科では、昨年度から台湾での海外インターンシップを実施しています。今年は9月6日(水)~12日(火)の日程で、3回生12名と教員4名が現地を訪問。現地からのレポート第4弾です!   【9月9日(土)】 海外インターンシップ4日目です。3日間滞在した台北から、次の訪問先のある台中への移動日にあたり、台北・台中の観光地を回りました。     まず向かったのは忠烈祠。ここではイケメン兵士の衛兵交代式を見学しました。 この衛兵になる基準は、①身長178㎝ ②細マッチョ ③イケメンの3つらしいです。衛兵は1時間同じ体勢で静止しなければいけない(極力まばたきもしない)と聞き、とても驚きました。     次は国立故宮博物院に行きました。ここでは蒋介石が台湾に逃げてくるときに持ってきた中国のお宝がたくさん展示されています。翠玉白菜などの玉の文化的芸術品を見学し、台湾の文化に触れました。     台北で最後に訪れたのは台湾で一番高い、101というタワーです。     世界最速のエレベーター(日本製だそうです!)で87階まで登り、台北市内を見渡しました。ここでパイナップルケーキをお土産に買いました。     午後は、台北市内から2時間かけて台中に移動し、彩虹眷村に行きました。ここは、取り壊しが決まった村を存続させたい一心で、当時91歳のおじいさんが元陸軍の宿舎に落書きをして評判になり、3年にわたって村全体をカラフルに彩り有名な観光スポットになったところです。とてもユニークで、かわいいアートが描かれていました!ここでしか買えないお土産もありました。明日はもう少し台中観光を楽しみつつ、中国医薬大学でのプレゼンに向けて準備していきます!     理学療法学科3回生 中原 雄貴   【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾に向けて! 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.1 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.2  理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.3 理学療法学科 海外インターンシップ2017 in 台湾 現地リポートvol.4

2017.09.14

大学院生が第10回欧州疼痛学会でポスター発表!~健康科学研究科

平成29年9月6日(水)から9日(土)にかけてデンマークのコペンハーゲンで開催された第10回欧州疼痛学会(The 10th Congress of the European Pain Federation EFIC®)に、健康科学研究科の森岡周教授と、同研究室に所属する博士後期課程の今井亮太さん、私(片山脩)で発表をしてきました。   ▼長崎大学および日本福祉大学の研究室メンバー(写真中央は森岡教授)     この学会は、2年に1度ヨーロッパで開催される疼痛に関する国際学会です。世界中から疼痛の研究者が一同に会す学会となっており、内容は講演、シンポジウム、口述発表、ポスター発表に分かれています。我々はポスター発表にて大学院での研究成果を発表してきました。ポスター発表では60分間の討論時間が設けられており、我々の発表に対しても多くの方々が興味を示して頂き、質問や建設的なご意見を多く頂くことができました。   ▼ポスター前でディスカッションする今井さん(左)と私(右)     私の発表内容は、運動と感覚情報の不一致による主観の変化(痛み、しびれ、奇妙さ、嫌悪感などの異常知覚)、身体運動の変化(電子角度計による運動の協調性測定)、脳活動の変化(脳波測定による周波数解析)を同時に検討したものでした。 質問内容としては、実験の細かな条件設定や、主観-身体運動-脳活動の結果の関係性についてなどでした。今回発表させて頂いた内容は現在論文としてまとめている段階にあり、今回頂いたご意見をもとにさらに精度の高い結果を報告できるように進めていきたいと思います。 現地では、疼痛研究を日本で行われている長崎大学および日本福祉大学の研究室の先生方とも意見交換をする機会がありました。今後も他の研究室との交流を通して切磋琢磨できる関係性を築いていければと思います。 最後になりましたが、このような貴重な機会をくださった森岡教授、畿央大学に感謝申し上げます.   健康科学研究科 博士後期課程2年 片山脩 【関連リンク】 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターWebサイト 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターfacebook

2017.09.13

ソーシャルスキルと痛みの関係に関する大学院生の論文がJournal of Pain Research誌に掲載!~健康科学研究科

社会の中で“上手くやっていく”能力は「ソーシャルスキル」と呼ばれており、このスキルは自身の心理状態を良好に保つためにも必要だと考えられています。畿央大学大学院健康科学研究科修了生の田中陽一らは「ソーシャルスキルと痛みとの間には密接な関係が存在するのではないか?」という仮説を立てて、共分散構造モデリングによって検証しました。この研究成果は、Journal of Pain Research誌(Uncovering the influence of social skills and psychosociological factors on pain sensitivity using structural equation modeling)に掲載されています。   研究概要 痛みには多面性があり、同一環境・刺激でも痛みの感じ方は個人によって異なります。痛みに対する複合的な治療概念として生物心理社会モデルが提唱されており、生物学的な要因に加えて、心理的側面、社会的側面を統合した臨床対応が求められています。今回の研究では社会的要因の1つであるソーシャルスキルに焦点を当てています。先行研究では、ソーシャルスキルが低い者はネガティブな心理状態に陥りやすく、ソーシャルスキルに優れている者は社会的支援(ソーシャルサポート)を受けやすくなるとともに生活の質が高くなり、抑うつに陥りにくいとされています。このように、ソーシャルスキルは個人の心理社会的要因の形成・構築に重要な影響を与えていることが明らかとなっていますが、痛みの感じ方との関係を検討した研究は報告されていませんでした。 そこで研究グループは、ソーシャルスキルが痛み感受性および心理社会的要因へ与える影響について共分散構造分析(structural equation modeling:以下SEM)を用いて検討しました。SEMの結果、ソーシャルスキルの下位項目である「関係開始」スキル(集団のなかでうまくやっていく第一歩として重要なソーシャルスキル)と痛みの感受性との間に正の関係性があることが認められました。   本研究のポイント SEMでは「関係開始」スキルが心理要因やソーシャルサポートと有意な関係性を有しているだけでなく、痛み感受性とも有意な関係性にあることが認められた。   研究内容 社会的要因として、ソーシャルスキル、ソーシャルサポート、心理要因として抑うつ、孤独感をそれぞれ質問紙にて評価しました。痛みの感受性は、痛みを惹起する画像を使用し内的な痛み体験を通して評価しました(図1)。 図1:使用した痛み画像 ソーシャルスキルと痛みの感受性の相関分析では、ソーシャルスキルの合計値と下位項目の「関係開始」スキルが痛み感受性と正の相関関係を有していました。SEMでは、ソーシャルスキル下位項目である「関係開始」を扱ったモデルで「関係開始」スキルが心理要因と負の関係性、ソーシャルサポートと正の関係性を有し、痛み感受性と正の関係性にあることが認められました(図2)。これらのことから、ソーシャルスキルの1つである「関係開始」スキルが「痛みの感受性」と密接な関係を持つことだけでなく,痛みの慢性化を助長させるような「抑うつ」「孤独感」とも関係していることが明らかになりました.   図2:共分散構造分析の結果 *p < 0.05. **p < 0.01. ***p < 0.001.   本研究の意義および今後の展開 研究成果は、痛みの臨床対応においても、良好な心理状態や社会関係性の構築に必要な個人のソーシャルスキルを意識・評価して介入することの重要性を示唆すると考えられます。今後は、身体的な痛み刺激を用いた検討や、臨床場面でのデータを蓄積していく必要があります.   論文情報 Yoichi Tanaka, Yuki Nishi, Yuki Nishi, Michihiro Osumi, Shu Morioka. Uncovering the influence of social skills and psychosociological factors on pain sensitivity using structural equation modeling. Journal of Pain Research. 2017. 10 2223–2231.   問い合わせ先 畿央大学大学院健康科学研究科 修了生 田中 陽一(タナカ ヨウイチ) E-mail: kempt_24am@yahoo.co.jp 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター センター長 森岡 周(モリオカ シュウ) Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp