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イベントレポート

2014.10.24

畿央祭で「お茶席」を開催~茶道部より

皆さん、こんにちは。茶道部代表・現代教育学科3回生の岸川実由梨です。 先日の10月18日・19日の畿央祭で私たち茶道部は2日間、お茶席を催させていただきました。     参加する茶道部員、お越しくださいますお客様も年々増え、毎年恒例の行事となってまいりました。中には毎年私たち茶道部のお茶会を楽しみにしてくださっているお客様もいて嬉しい限りです。 さて、私も今年は部長ということで、ただ一部員として参加しているわけにもいかず、畿央祭までのスケジュール管理、幾度も繰り返す連絡、準備日や当日の部員への指示、お客様への対応に追われ、昨年までと全く異なった忙しさがありました。責任感やストレスで悩まされたことや、始発と終電の生活を繰り返していたことなどから、精神的にも体力的にもフラフラでした。 そんな中で、嫌な顔もせず笑顔で頑張ってくれる部員の姿や、「ご苦労様」と労い励ましてくださる先生方、そして何よりも喜んでくださるお客様の笑顔には救われました。また、顧問の冬木啓子先生が部員一人一人にぴったり似合う着物を着せてくださって嬉しかったです。私が最後まで笑顔で頑張れたのも、これら一つ一つのおかげと言えるでしょう。     「綺麗ですね」 「美味しかった、ありがとう」 「来て良かった」   私にとって、お客様からのそんな温かい言葉たちが今までで一番心に沁みた今年の畿央祭の御茶席でした。みなさんお疲れ様でした。   実質、私が部長としての行事はこれが最後となります。1年間長かったような短かったような…茶道部は学外でも活動が多い部ですので大変でしたが、少し寂しい気もします。この後は、しっかり後輩に引き継いでいきたいです。 茶道の世界はとても奥が深く、茶道を高校のときから続けている私にもまだまだ知らないことが数多くあります。和敬静寂(わけいせいじゃく)という言葉もあるように、普段の日常から離れて心を落ち着かせることのできる素敵な世界だと思っております。私は、より多くの人にこの魅力を感じてほしいです。   今いる茶道部員のみなさん、今後新入部員として入部してくれる未来の後輩たち、一人でも多くの人がこの魅力に気付き、茶道部で活躍していけますように。     現代教育学科3回生 岸川実由梨 【関連記事】 平城京天平祭の「さくら茶会」に茶道部が参加!  

2014.10.24

理学療法学科教員がThe Social Brain Conferenceに参加しました!

The Social Brain Conferenceに参加しました!   今回,私は10月5日から8日までCopenhagen(Denmark)で開催されたFederation of European Neuroscience Societies主催のBrain Conferenceに参加し,演題発表(「Imitation of a facial expression accelerates an emotional understanding of the others in men」)をしてきました. 今回のテーマは,いま話題のSocial Brain(社会脳)であり,社会神経科学研究に関連する約150名の研究者が世界中から集いました.150名という人数制限のある小さな会議の場では,ほぼ全員が発表者としての役割があり,朝から晩までずっと一緒に過ごす合宿のような会議でした.会場となったMoltkes Palæは,1702年に建築された由緒ある歴史的な建物であり,建物内の静寂と歴史を感じさせる情緒溢れる香りに包まれた会議でした.     さて,会議は朝9時半から夜10時半まで続き,夜のポスター発表ではワインを片手に熱い議論が繰り広げられました.今回の会議では,女性研究者の参加が多く,彼女たちのパワーは凄まじく,まさに「肉食女子,草食男子(笑)」のような構図もありました.また,今回の議長はBlakemore,Waal,Rizzolattiの3名であり,彼らのスピーチを直接聞けたことも非常に参考になりました.     帰国後,翌日には畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター主催の「第1回社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会」が開催されました. 「社会」は「脳」の産物であります.その「社会」はヒトの「脳」が作った「人工物」なのだと思いました.その「人工物」と「脳」の関係を突き詰めて研究した先には,いったい何があるのでしょうか?「何か足りない?」ことに気づくかもしれません.社会脳,社会神経科学研究は,世界的にもスタートしたばかりで,まだまだ未踏の地が満載な研究領域です. 今後,ますます発展する可能性があると同時に,この学際的研究を通じて「わからないこと」が「わかる」という発見に,興味津々な毎日をこれからも過ごしていきたいと思うのです.     畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学理学療法学科 教授 松尾篤    

2014.10.23

学生広報スタッフBlog vol.151~畿央祭の子ども向けイベントでボランティア!

こんにちは!学生広報スタッフの草竹です!   さて!10月18(土)、19日(日)は畿央大学が誇る1年に1度のお祭り、畿央祭がありましたー!! クラスの友達やサークルの仲間で作る模擬店や、音楽系、ダンス系サークルなどがかっこよくキメる野外ライブなどなど、楽しい出し物がたくさんあって充実した2日間でした!   そして今回、私は地域の子どもたちに楽しんでもらうための『ぼうけんランド』という企画にボランティアスタッフとして参加しました! 大学の体育館を学園祭の2日間だけ、子どもたちに楽しんでもらえるような空間『ぼうけんランド』に作り変えて、思いっきり遊んでもらおう!という企画です!     ぼうけんランドのシンボルのぞうさんもこの大人気っぷりです。     そしてこれらのぼうけんランドのおもちゃたちは全て学生の手作り!なのです!! 毎日のように講義が終わった後にみんなで集まって、教室でダンボールや画用紙などの身の回りにあるものを使ってこんな素敵な空間に作り変えてくれました!!!   ペットボトルをボーリングのピンに見立てて立派なボーリング場を作ったり、手作りの川やトンネルまである巨大なジャングルに隠された宝物を探し出す体験型ゲームを作ったり、その中で子どもたちが本当に大はしゃぎで楽しんでいる姿を見て、私もとても楽しい気持ちでした!!(私も遊びたかったです!)     最終日にはビンゴゲーム大会も開催しました! 初の試みだったそうなのですが、この通り小体育館が子どもたちであふれかえるほどの大盛況でした!   学園祭という大学のお祭りを通して地域の子どもたちと触れ合えて、本当に楽しかったです! 学生の力を合わせれば想像以上に大きなものを作れて、たくさんの人の笑った顔を見られるんだなーなんて思いました! 今回は学園祭当日に少しお手伝いさせていただいただけですが、もっともっと畿央大学から外へ外へこのような働きかけをしていけたらいいなと思いました! 看護医療学科2回生 草竹 大輔

2014.10.23

学生広報スタッフBlog vol.150~最後のアカペラLIVEと模擬店 in 畿央祭!

学生広報スタッフ、現代教育学科4回生の中井佑香です。 今日は、10月18日(土)、19日(日)に行われた、畿央祭について紹介したいと思います。   私は‘Regalo’というグループで、アカペラをさせてもらいました。 10月18日の畿央祭1日目に展示と冬木記念ホールで2回歌いました。 曲目は『tomorrow』『ルージュの伝言』『さくらんぼ』『みんな空の下』『上を向いて歩こう』『ハピネス』の6曲で、誰もが一度は聞いたことのある曲を選びました。 ルージュの伝言では踊り付きで歌ったり、さくらんぼは会場の皆さんと一緒に振り付けをしたりと、全体が一体となれるような工夫もしました。     見に来てくれた友だちや家族には「感動した」「泣きそうになった」という言葉をかけていただき、4年間続けてきて本当によかったと思う気持ちと、もう終わりなんだなというさみしい気持ちでいっぱいになりました。 ‘Regalo’(スペイン語で「プレゼント」)の名前のとおり、歌を通してみんなにプレゼントできたのではないかと思います。 見に来てくださった、友だち、先輩、後輩、おうちの方には、感謝の気持ちでいっぱいです!   また、クラスでは焼き鳥の模擬店を出店しました。 私たち4回生にとっては最後の文化祭ということもあり、準備から気合十分! 今回は、事前に役割を振り分け、みんなで協力して取り組めるように考えました。 幹事である下村さんが中心になって一生懸命考え引っ張っていってくれたおかげで、無事成功することができたと感じています。     焼き鳥の売れ行きは好調で、2日間で約1800本を完売しました。 中には何度も購入してくれる方もいたり、「美味しかったです!」と伝えてくださる方もいたりしたので、とても嬉しく思い、私たちも自然と笑顔で2日間を終えることができました。 4回生になると授業も一緒になることもほとんどなく、クラス一丸となって活動することはほとんどありません。 そんな時に、こうしてみんなで集まって1つのことを成し遂げられたことは、とてもいい思い出になったと思います。 このメンバーで一緒にできて幸せでした。卒業までの時間を大切に、まだまだみんなでわいわいさわぎながら、仲間づくりをしていきます。   2日間の畿央祭は最高でした! 学祭に足を運んでくださったみなさん本当にありがとうございました。 来年もきっといい畿央祭を後輩達がつくってくれると思うので、是非来てください!   現代教育学科3回生 中井 佑香

2014.10.21

第1回社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会が開催されました!

平成26年10月11日(土)に第1回社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会が開催されました.畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターが発足後,初の研究会であり,約60名の方々にお越し頂きました.   本研究会は,ヒトの社会的行動に関連する既存の学問分野を超えた新しい視点での研究成果を取り入れながら,これまでのニューロリハビリテーション研究と融合・発展させるために,セラピストと研究者が集まりディスカッションすることを通じて,日本におけるこの分野の発展と推進に貢献することを目的として開催されました.   まず,森岡周教授によるOpening remarkからスタートしました.   「意欲」・「信頼関係」という臨床において非常に重要なキーワードについて,お話していただき,その中でも,「意欲」の「意」は外部に表出することで,「欲」は自己に内在するものであるため,意欲が出るということは外部の他者との関わりが重要であるという言葉がとても心に響きました.そして,リハビリテーションにおける患者さんとの信頼関係とは何かを問いただしていく必要があると再認識しました.     午前の部では,社会神経科学分野における研究を実践されている2名の先生に招待講演をして頂きました.   福島宏器先生(関西大学)には「共感と向社会的行動の神経基盤」と題して,先生が行われてきた研究成果も含めてご講演頂きました.自分に近しい人に対してより強く共感するという知見を脳科学的視点から再確認でき,他者理解のためには,まずは自己を知ろうとする手続きが必要であると再認識できるということをお話し頂きました.     また,川崎真弘先生(筑波大学)には,「社会的コミュニケーションにおける脳の同期現象」と題して,先生が行われてきた研究成果も含めてご講演頂きました.環境と相互作用して複雑に変化する人間の社会性を脳科学の視点から解明することの有効性を再認識し,医療者と患者様とのコミュニケーションの壁を軽減させる手法を創造することができることが分かりました.     指定演題として,本センターの冷水誠准教授が「他者を意識した目標設定が運動学習およびモチベーションに与える影響」を,私(大門恭平)が「2者の対話における身体動作の同調傾向と共感」,保屋野健吾が「視点取得と談話機能の関係」を発表させていただきました.     ポスターセッションでは,20演題の発表が行われ,70分間自由なディスカッションをする場が設けられました.リハビリテーション成立の基盤である社会的関係性に示唆を与える研究がたくさんあり,表情や対話の相互作用がたくさんみられたポスターセッションでした.     最後は松尾篤教授によるClosing remarkでした.EvidenceはEvidenceを活用する側と活用される側との人間関係があってはじめてEvidenceとなる.そして,日本人だからこそ生みだせるリハビリテーションの形があるというお言葉がとても心に響きました.この分野でリハビリテーションに関わる者だからこそすべき研究を創造したいと思いました.     最後になりましたが,この研究会に大学院生という立場で,自身の研究を発表できたことは,今後の私にとって大きな糧となりました.招待講演をして下さいました福島宏器先生,川崎真弘先生,参加していただいた皆様,本研究会の準備・運営にご協力いただいた関係諸氏,発表の場を与えて下さいました本学の先生方に深謝いたします.ありがとうございました.   畿央大学大学院健康科学研究科 修士課程2年 大門恭平    

2014.10.20

畿央祭『同窓会サロン』に300名の卒業生が来られました!

10月18日(土)・19日(日)に開催された第12回畿央祭『輝』にあわせて、畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学の卒業生対象に『同窓会サロン』を開設しました。 今年で6回目となるサロンは、畿央大学ホームカミングデーとして、同窓会の恒例行事となっています。     今年は、キャンパス増改築にともなって、サロンの会場も昨年までの1.5倍の広さの教室(C101ゼミ室)で、ハロウィンパーティ風にレイアウトしてみました!!   晴天に恵まれ、18日(土)111名、19日(日)193名、あわせて304名もの卒業生の皆さんにお越しいただき、サロンは終日賑わっていました。(畿央大学の卒業生276名、畿央短大5名、桜井女子短大23名)   卒業生には畿央祭で利用できる金券1000円に加え、ペットボトルのお茶か畿央大学ロゴ入りミネラルウォーターのいずれかをお渡ししました。   恒例のガラガラ抽選会も実施しましたよ! 今年の景品には、おしゃれ家電(スムージーメーカー、アロマランプ、マイナスイオンドライヤー)、お酒(ワイン・日本酒・焼酎)など大人な景品に加え、新しい畿央大学グッズも取り揃えました!     最近では、子ども連れ(孫連れも)の卒業生も多くいらっしゃるので、ベビーカーもたくさん見受けられ、ランチタイムには離乳食を食べさせる微笑ましいお母さんの姿も見られました。     時折、先生方ものぞきに来てくださり、卒業生は懐かしい恩師や旧友との再会を喜んでいました。 畿央祭初日には、部会での同窓会も行われたようです。 また、先生方からは、社会に出て健闘している卒業生を激励する30通のメッセージをお預かりして、掲示させていただきました。 たくさんのご来場、本当にありがとうございました。   畿桜会役員一同

2014.10.17

輝央祭~第12回畿央祭実行委員Blog vol.18~カウントダウン!いよいよ明日は畿央祭!

畿央祭実行委員統括のしみぼーです♪ あっ!という間に畿央祭まで残すところ1日になりました!   今日は畿央祭準備日ということで授業は休講。 8:30に実行委員全員が集合して、朝から200人で円陣を組んで気合を入れました^^     合わせてテントを立てたり机を運んだり飾り付けをしたりして、一気に準備を進めています。     来場者を出迎える垂れ幕も完成!     いよいよ明日! たくさんのご来場、お待ちしております! 畿央祭実行委員 統括 清水 美裕 ▼その他の実行委員ブログはこちら! 輝央祭~畿央祭実行委員Blog

2014.10.16

輝央祭~第12回畿央祭実行委員Blog vol.17~カウントダウン!畿央祭まであと2日!

どもども^^ しみぼーです♪   とうとう畿央祭まで残すところ2日になってしまいました!   どこの部署もどんどんテンションがあがってきてます !! 毎日夜遅くまで大学に残って、少しでもみなさんにより良いものをお届けするために一生懸命がんばってます^^   今日は実行委員の頑張る姿をお届けします!!^^     もちろん小道具もい~っぱいできてます♪ 「畿央祭に来てからのおたのしみ」って事で全部は載せられませんが、ブログでちょこっとずつあげてるから何となくイメージできてきてますでしょうか?     実行委員がこれだけ楽しいんだから、畿央祭に来た人が楽しいのは当たり前!!   今年の実行委員もおもしろい個性が全開なので、去年来た人もぜひ来てください^^   畿央祭まで残りあと 2日! 畿央祭実行委員 統括 清水 美裕 ▼その他の実行委員ブログはこちら! 輝央祭~畿央祭実行委員Blog

2014.10.16

輝央祭~第12回畿央祭実行委員Blog vol.16~学内企画のご案内!

こんにちは!!!!!!! 学内企画部署長いたくらでっす!!! みなさん楽しみにしている輝央祭まであと一週間を切りました!!!わお!   各部署ともラストスパートですよーん(^^)v 学内企画は準備のほとんどを多目的室で行っているので もうこの期間は学内の子はみんな多目的室の住人です、はい。   夜遅くまで活動してペンキしたり・・・   お化け屋敷の小道具をつくったり・・・     ハロウィン喫茶の看板つくったり・・・     最終の会議・確認したり・・・     みんなでわいわいがやがや活動していますよーう! すてきな部署ですほんとに!   今年のぴったんこはなんと999組!!!! 昨年の「もらえなかったー」という声が今年はないように(^^)/ 学内企画総出で作りましたよ☆ みんなでぴったんこしてぜひエントランス前まで!   ウォーリー達も探してあげてくださいねーん! わかりやすいようでわかりにくい!はず!(笑) ぜひぜひみんなスタンプラリー参加してくださいね(^◇^)   今年の喫茶店はハロウィン仕様\(^o^)/ 魔女のかっこをしたひとがジュースを売っています☆ ちょっとした休憩にどうぞ(^O^)   今年のお化け屋敷もハイクオリティです! 輝央祭の2日間だけ廃病院と化した音楽室になってしまいます!! ぜひぜひ時間のある人は涼んでみませんかーーっ   学祭までのラストスパート! みんなの笑顔が輝く輝央祭にしましょうね(^O^)   ▼その他の実行委員ブログはこちら! 輝央祭~畿央祭実行委員Blog

2014.10.15

短期語学留学プログラム2014 現地リポートvol.18~最終レポート!

9月13日(月・祝)に、4週間のイギリスでの短期語学留学での滞在を終えて、学生8名が全員無事に帰国しました。   英語はもちろんのこと、イギリスの文化や歴史、さらには現代ロンドンだからこそ学べる多文化共生の在り方など、様々なことを学びました。 また、勉強だけではなく、食事やエンターテインメントなどを通しても多くのことを学びました。   ▲ 修了証をもって記念写真   ホームステイでの現地の人との触れ合いなど、かけがえのない経験は滞在した皆さんの一生の思い出、財産になることでしょう。また、イギリスに来たからこそ気づくことのできた、日本の良さや、家族の大切さなどもあります。若い時に4週間もの期間をイギリスで暮らした経験は、大きく人を変えることと思います。   ▲ロンドン、パディントン駅   以下、参加した皆さんの感想をお知らせします。   看護医療学科2回生 松井 昭恵 自分の拙い英語でどれだけコミュニケーションがとれるのか試したい気持ちが強く、ホームステイ先や現地の大学でどれだけ会話ができるのか楽しみでした。 またイギリスと日本の様々な違いに鏡興味がありました。 ロンドンに着いてみると、もちろん日本とは町並みが異なり、昔の外観を残して建て替えをしているためビルのような現代的な建物は少なく、建物のひとつひとつが大きかったり昔の名残で使用人のための小さな屋根裏部屋があったり、都会なのにスクエアと呼ばれる大小様々な公園がたくさんあり、緑が豊かでした。 日本の都会で見かける緑といえば人工的に歩道に植えられた木くらいしか見かけないため、とても羨ましく思いました。 ただロンドンの空気はとても汚く、日本の方がきれいであると感じました。しかし大学があったカンタベリーは田舎のためロンドンよりも空気がきれいでした。逆にカンタベリーからロンドンへ行ったときには息がしにくかったです。 イギリスは物価が高く、教会やお城などの入場料や交通費も高いため歩ける距離ならば歩きました。 しかし博物館や美術館は無料で入ることができ、絵画を鑑賞することが大好きな私にはとても嬉しく、絵画を存分に鑑賞することができました。 ホームステイ先や大学でのコミュニケーションは、最初の方は会話を聞き取ることが難しく困っていましたが、日が経つにつれて耳が慣れてきて聞き取れるようになってきました。自分の考えを伝える際、あまり英作文が苦手だったこともあって、初めのうちは少し苦労しました。そして話さなければならないと思って焦ると過去形にし忘れたり三人称単数の「S」を付け忘れたりしてしまい、筆記と会話の違いを実感しました。私はボキャブラリーが少なく、聞き取れていても単語の意味がわからないこともたくさんありましたが身振り手振りなどボディーランゲージを混ぜるとわかりやすく、またわからなかった単語の意味を説明してもらったり同じような意味の単語を挙げてもらったりしていました。 また、大学には様々な国の人々がおり、それぞれの国の訛りがあって聞き取りにくいことも多々ありました。しかし、なんとなくコミュニケーションはとれていました。 英語ばかりの生活は新鮮で、自分たちと違う言葉で話す人々とコミュニケーションを取ることは楽しかったです。この短期留学に参加したことで私に新しい価値観が生まれ、低かったコミュニケーション能力が少し上がり、私にとってとても良い経験になりました。     現代教育学科1回生 中田 朋実 私は今回の短期留学が初めての海外、そして初めての飛行機になりました。 初めての飛行機から見る景色に感動することから始まり、海外の生活・海外の考え方の違いにとても戸惑いました。 靴のままで家の中に上がったり、お皿も泡がついたままタオルで拭いて食器棚になおしたり、週末にはホームパーティーをひらいたりと、日本にいるときにはしたことがない体験を沢山させてもらいました。 ホームステイ先の家族にはとてもよくしてもらいました。毎日おいしいご飯を作ってもらったり、自身の誕生日の時には誕生日会を開いてくれたりして、とてもかわいがってもらいました。 また、ホストマザーが晩ご飯の準備をしているときには、できるだけ手伝うようにしていました。その中で、ホストマザーがたくさんのBeansを手に持って果物包丁のような小さいナイフでとても時間をかけて切っていました。大変そうだったのでまな板と包丁を使って切るのを手伝うと、「Japanese cut!!!」と言って興味津々で私が切っているのを見て、その切り方を教えて!と言われました。 こんなところにも日本と海外の違いがあるんだと、びっくりしました。授業では、「英語の文法の説明を英語でする」という今まで私が受けたことのない授業にとても戸惑いました。 文字として書いてもらうと簡単に理解できる英文も声に出して言われると全く理解することができず、何回も何回も聞きなおすことがありました。 授業クラスはレベル別に分かれており、いろんな国の人たちと同じクラスになります。授業は二人一組になって考えたり意見を出し合ったりすることがよくあります。その中でもいろんな国の人と英語で会話をするので学ぶことがたくさんありました。 たった1ヶ月間の留学でしたが、毎日学ぶことがあり、楽しい充実した日々を送ることができました。一生の思い出になる1ヶ月でした。     現代教育学科2回生 伊藤 宗聡   留学全体を思い返した時、最初に思い出したのが旅行会社の方が話したことでした。 留学に行ったからと言ってTOEICや英検に合格するようになるわけではない、と言われました。実際家に帰ってから急に英語が得意にはならなかったし、行く前と比べて特にこれが変わったといえるようなことは起こっていないと思います。 留学生活は楽しかったかと祖父母に聞かれたので、もちろん楽しかったよと返事をしました。 3週間の学校生活も1週間のロンドン観光も本当に充実したものだったと思います。 中学校で習う英語をやったり、ストーリーについて想像した内容について聞いてみたり、日本ではあまり経験することはないだろうと思うことをしました。それはとても新鮮な感じで楽しかったです。ホストファミリー宅で子どもとはしゃいだりしたのも、いい思い出になりました。   ロンドンに行く前に留学先の大学で働いている鶴外さんが見送りに来てくれて話した時に、留学生活というのはいい経験になると言ってくれました。その時、僕はあまり重要に聞いてなかったです。 留学は楽しかったし、英語で話せることが面白かったので、もう少しいてもよかったかなとも思いました。 自分は前から英語が苦手でした。単語を覚えても忘れるし、リスニングは聞き取れない。リーディングは遅くて読み切っても訳がおかしい。留学してもこの問題には、はっきりした答えは見つかりませんでした。 話そうとした時に、伝えたいことがあっても言葉の問題で話せないことがあって、それがとても残念だったのでこれからは英語をもっと話せるようになるために、本気でがんばろうと思いました。     現代教育学科1回生 細川 光生 出国当日の9月13日。イギリスへ飛び立つ前に、最後に大好きな日本食を食べようと、関西国際空港でどこのレストランへ行くか考えているときに、偶然今回の留学の引率をして下さる竹下先生に会い、中西さんを含めた3人でお好み焼きを食べてから集合場所に向かった。 さらにその集合場所へ大学の友達数名がサプライズで見送りに来てくれて、別れを惜しみながらも出国審査へ向かった。 そうして始まった今回のイギリス語学短期留学。その1ヶ月間を軽く振り返っていきたいと思う。   関西国際空港から飛行機に乗り、途中ドバイ国際空港で乗り継いで、イギリスのヒースロー空港に到着した。 最初の1日はロンドンのホテルに一泊することになっており、夕食は田代さんを交えた10人でパブへ夕食を食べに行った。 そこで、イギリス料理の他にもイギリスのビールも飲んでみようと思って注文しに行ったが、店員さんに未成年(18歳以下)だと思われ、なおかつ身分を証明するパスポートを持ち歩いていなかったため、注文することができなかったのが残念だったのをよく覚えている。   翌日の17日、ロンドンからこれから3週間滞在するカンタベリーに移動した。 ホームステイファミリーと対面するまでは大変緊張していたが、いざ会うと優しそうな夫妻で、なおかつ「こんにちは」と話しかけてくれたので緊張は和らいだ。また家は広く、とても綺麗だったため、こんな所を靴のまま歩いていいのかと不安になって、拙い英語で「ここ靴で歩いていいのか?」と尋ねたりもした。 また、フランス人のLeonorが同じ家にホームステイをすると知り、一緒に折り紙をしたり自国のことを話し合ったりして親睦を深めた。そこで、自国のことにも関わらず知らないことがたくさんあるということを再確認させられたし、さらに私はまともに折り紙で手裏剣を作ることもできずに、なかなか恥ずかしかった。日本の伝統遊びである折り紙にもっとふれていきたいなと感じた。 そして始まった現地での学校生活。短期語学留学1週目は、Canterbury Christ Church Universityで授業を受け、2・3週目はConcorde Internationalで勉強した。 授業内容は日本の中学生レベルであったが、当然のことながら説明がすべて英語で行われるので、聞き取ることで精一杯だった。ただ、先生方も授業を工夫して分かりすく授業を進めようとしてくれたので、有意義な時間を過ごすことが出来た。   最後の週は学校もなく、フリーの時間だったため、計画をしっかり立てて毎日を過ごした。 ハリーポッタースタジオを訪れたり、ミュージカル「レミゼラブル」を鑑賞したり、ユーロスターを使ってパリに行ってみたり、ロンドンで最も有名であるアフターヌーンティーレストランでアフタヌーンティーをたしなんだりと、自由な日数は4日しかなかったが、様々な場所に出向き、たくさんの思い出を作ることができた。 さて、ここで私が留学中に感じたことを少し述べたいと思う。イギリスにいる間、日本人が「日本より外国(イギリス)のほうがいい」と言っているのをよく耳にした。確かにその通りなのかもしれないが、もう少し日本のことをちゃんと省みてから考えてもいいのではないだろうかと思う。町並みや習慣、人種など外国のほうが輝いて見えるのも分かる。 しかし、日本にも安全な水や治安の良さ、身長もスタイルも良くはないが相手の気持ちを察する国民性などを評価するべきなのではないだろうか。長い間住んでいるとどうしてもいいところへの感謝は忘れ、悪い所ばかりに目が行ってしまう。その反動で、他国のいいところだけに目が行って、最初に述べたような意見が噴出するのではないだろうか。もう少し、母国のことをしっかり見て欲しいなと感じた。   今回の短期語学留学は初めてのヨーロッパ訪問ということもあり、私の視野・世界観はかなり広がった。 これらをこれからの大学生活、さらには将来教師になったときに役立たせるように努めていきたい。   (さらに…)