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看護医療学科

2022.03.08

第10回助産学専攻科事例研究発表会を開催しました。

2022年3月1日(火)に「助産学専攻科10期生事例研究発表会」を行いました。 助産学実習では、1人の方を妊娠期から産後1か月健診まで継続して受け持たせていただ「継続事例」という実習があります。本年度はコロナの影響もあり殆どの学生が分娩期から継続事例をさせていただきました。   事例研究発表会では、その継続事例での学びや助産ケアなどを論文や文献を用いて振り返り、発表しました。   ▲会場の様子   ▲開会の挨拶   今回の発表会は、私たちの1年の集大成です。 それぞれが事例をまとめるだけでなく、運営方法など学生間で何度も話し合い、より良い発表になるよう力を合わせて頑張りました。   発表会には、実習でお世話になった臨床教授の先生方や、看護医療学科の2〜4回生に参加していただきました。 想像以上にたくさんの方々にご参加いただいたため、とても緊張しましたが、実習で得た学びを整理し、考えや思いが伝わるようにそれぞれが工夫をして発表を行いました。また、会の中で活発な質疑応答や実習で担当頂いた先生方からそれぞれの学生に対してご講評を頂戴し、自分たちが行った助産ケアを見つめ直すことができました。   ▲質疑応答の様子   また、事例研究以外に「めざす助産師像」についても発表しました。1年の学びを通して入学時に考えた助産師像より、より具体的なものになりました。 それぞれのめざす助産師像をご紹介させていただきます。   ★学生それぞれのめざす助産師像★   それぞれの課題は残りますが、助産学専攻科での1年間の学びを糧に、4月から助産師としてそれぞれの新しい道で邁進していきたいと思います。   最後に、実習を通し、学生の受け持ちを快諾していただきました妊産褥婦の皆様、新型コロナウイルスの影響も大きい中で実習を受け入れてくれて下さった病院施設の皆様、温かく熱心にご指導いただきました臨床指導者様、臨床教授の皆様に心より御礼申し上げます。   助産学専攻科 10期生 中田 萌香 安田 悠未   ※撮影時のみマスクを外しています   「めざす助産師像」は、学生が描いた自分のなりたい助産師像です。 入学時から助産師像を意識しながら講義、演習、助産学実習を学修する過程で、様々な体験から自己と向き合い、助産師としてのアイデンティティを育んできました。本日は、その集大成として助産師像の発表となりました。   学生の成長は、継続産婦様との出会い、臨床指導者や臨床教授の皆様が、学生に寄り添い丁寧にご指導をして頂いた賜であり、感謝申し上げます。   助産学専攻科 教員一同   【関連記事】 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助方法」~助産学専攻科 「分娩異常時の助産診断の実際(母体急変時の初期対応)」~助産学専攻科「生命倫理」 マタニティヨガ・ベビーマッサージの特別演習~助産学専攻科 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」 熟練助産師に学ぶ!母子のための骨盤ケア!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」

2022.03.08

災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科

令和4年2月14日(月)、「地域母子保健論」の授業の中で災害発生時の助産師の対応についてシミュレーションを行いました。   私たちの中で、災害として印象にあるのは東日本大地震です。テレビで度々重なる余震や家ごと巻き込む津波の映像を見て胸が苦しくなったことを覚えています。そして、その後も熊本地震、大阪北部地震、その他にも洪水などの災害が日本では頻繁に起きています。 今までは一市民としてどのような対策や避難をすればよいのかについて考えていましたが、今回の授業を通して、これからは専門職者として患者さんや地域の方々を助ける側になるのだという責任感を感じました。そのため、これまでの災害および今回の授業を通して得た経験から、早くに避難すること、避難するにあたって事前に避難グッズを用意しておくこと、家族などと避難時の動きについて確認しておくことが重要であると考えました。   演習では、まず、病棟内で地震が発生した場面を想定し、医療者側と患者側に分かれて、それぞれの役割を決めました。そして、決められた役割のアクションカードに基づいて、それぞれが地震発生時にどのような流れで動き、患者およびスタッフを避難させるのかについてグループワークを行いました。       午後からは、それぞれのグループで考えた行動を実際に行ってみて、医療者側と患者側それぞれの立場から感じたことを全員で振り返りました。   ▲医療者側はアクションカードを確認しながら、リーダーへ報告   ▲スリングタイプの災害時新生児避難具を使って避難準備をしています   シミュレーションおよび振り返りを通して、助産師は地震が発生した際にはすぐにそれぞれの役割を理解して、効率よく安全に避難できるように協力しあうことが必要であると学びました。 また、患者側の立場を体験したことで、医療者からのこまめな声かけや丁寧な説明により妊産褥婦は不安が軽減し、安心感につながることが分かりました。       また、「避難所で分娩が開始してしまったという設定」で、助産師、看護師、避難所の管理者、避難所に避難していた人など、みんなでそれぞれの役割を考え、避難所にある限られた物品の中で分娩介助の実施、サポートをする演習を行いました。 母児の安全を最優先に考えながら、避難所という公共の場でもプライバシーに配慮した分娩を行うことについて、それぞれの役割のもとで意見交換をし、学びを深めました。       避難所のように、分娩の環境が整っていない場所でお産に関わることも十分に考えられます。そのような場合に備えて、助産師としてどんな分娩体位にも対応できる力を得ておくことが大切であると学びました。   普段の生活の中で、災害について意識をすることが少なかったですが、今回の演習の中で医療者の立場に立って考えたことで、日頃からの準備と訓練が、災害時に命を守る、円滑で安全な行動に繋がるということを改めて考える機会になりました。   助産学専攻科 川﨑 祐衣・安田 悠未   【関連記事】 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助方法」~助産学専攻科 「分娩異常時の助産診断の実際(母体急変時の初期対応)」~助産学専攻科「生命倫理」 マタニティヨガ・ベビーマッサージの特別演習~助産学専攻科 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」 熟練助産師に学ぶ!母子のための骨盤ケア!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」

2022.03.03

「4回生に何でも聞いてみよう」オンラインミーティングを開催!~看護医療学科

看護師国家試験を終えた4回生から 大学生活について質問できる オンラインミーティングを実施!   新型コロナウイルス感染防止対策の影響から、部活動やサークル等の課外活動が制限されることもあって、以前と比較すると学生同士が学年を越えてつながることが難しくなっています。 これまでであれば、先輩に聞くことで解消できていた疑問や不安も、同学年だけのつながりでは解消できず「先が見えない状況」に漠然とした不安を感じている学生が多いように見受けられます。   そこで、基礎看護学領域では、これからの大学生活に関する疑問や不安を、先輩にざっくばらんに質問して軽減することができれば…と、看護師国家試験を終えた4回生4名の協力を得て「4回生に何でも聞いてみよう」オンラインミーティングを企画しました。     1回生と3回生合わせて20名が参加し、1回生からは、実習への準備や普段の学修方法について、3回生からは国家試験勉強や就職活動について、それぞれに具体的な質問がありました。 4回生は、うまくいった体験はもちろん、失敗談も交えながら親身になって回答していました。また、国家試験の勉強法については、実際に使用していた参考書やノートのまとめ方の工夫点も紹介してくれました。       参加した学生からは、以下のような感想がありました。 「これから先のことを考え、自分はやっていけるのかなあと不安に思うことがいっぱいあったのですが、先輩方の話を聞き、コツコツと楽しく頑張っていこうと思いました。」 「SNSなどで看護学生向けの情報を見ていても焦るばかりでしたが、先輩方からこの時期にこういうことしていたよということを直接聞けたことで少し安心しました。」 「たくさんのアドバイスを聞くことができてよかったです。他の学生の質問を聞くことでも、不安に思っているのは自分だけではないのだと感じて、不安が少し解消されました。」 「国試や就活についてイメージできていない部分が多かったため、先輩方からお話を聞き、自分の中でどのように進めていけば良いか考えることができました。」   4回生からは 「今、学修していることに無駄なものはないこと」「今、苦しい思いをしていても、必ず将来の自分のためになること」「仲間と協力して乗り越えていくことが大切」といったメッセージがありました。   4月からはそれぞれの学生が新たな局面を迎え、また新たな課題に直面することかと思います。苦しくなった時には今回のメッセージを思い出して、ひとつずつ乗り越えていってほしいと思います。貴重な体験談を語ってくれた4回生のみなさん、ありがとうございました。    看護医療学科 基礎看護学領域 林 有学・須藤 聖子・小林 智子・中西 恵理

2022.02.07

一人称VR体験プロジェクト「高齢者住まい看取り研修」を開催しました~畿央大学看護実践センター

2022年2月1日(火)に畿央大学看護実践センターと奈良県認知症ケア専門士会の共催で、「一人称体験プロジェクト 高齢者住まい看取り研修」が開催されました。 コロナ禍のため集合研修が中止となり、残念ながらVRゴーグルの活用はできませんでしたが、オンライン(Zoom)上でVRの映像を視聴しました。参加者は、介護福祉士、看護師をはじめとする17名の参加となりました。   講師は株式会社シルバーウッドの大野彩子氏で、内容はVRを活用したケースメソッド方式を軸に、90歳の高齢者の視点で救急医療を疑似体験したり、介護職の視点で実際に起きた看取りの事例を疑似体験して、その後にディスカッションするというものでした。 看取りまでのあらゆる事態に適した最善策について、「自分だったらどうするか」「本人視点ならどうか」といった姿勢で体験者自身の考えや気づきを促す内容でした。   ▲高齢者住まい看取り研修の参加者(使用許諾の上、掲載しています)   参加者から、 「在宅での看取りのめざすところを体系的に学ぶことができた。」 「初めてのVR体験で感情移入ができた。また客観的にみることで、普段自分が行っている対応と比較できた。」 「自分の考えは間違っていない、ブレないようにしようと再確認できた。」 「ACP*というと難しいなあと感じるが、凄いことをしようと思わなくても、小さなことからチームで取り組んでみたい。」 「対話を重ねる、時間作るなど、本人はもちろん見送る側の心の準備を支援することも重要だということが再確認できた。」 など、多くの声がありました。   看取りを経験したことがない人は、看取りに対して「得体のしれない不安感・恐怖感」を抱えていることが多く、映像で本人や介護職の視点から疑似体験し、ディスカッションすることで、漠然とした不安感や恐怖感が、自分自身やチームの課題化につながるように感じました。 日本人の死亡場所の8割は病院です.医療機関では看取り期においても栄養や水分を補う点滴などの医療処置が必ずと言っていいほど行われています。しかし、病院で行われる医療には苦痛や煩わしさを伴うものも多く、高齢者住まいにおける自然な老衰死という新たな選択肢を求める声も少なくありません。「老いのプロセスを病にすり替えない」ためにも、無益な延命医療を行わない本人主体の看取りは地域社会のニーズとも言えると思います。 高齢者住まいにおける看取りとは、本人の意思や希望を確認し、家族や専門職はその意思を徹底的に支えることが重要であると学ぶことができました。   畿央大学看護実践研究センター長 山崎尚美 奈良県認知症ケア専門士会 理事 南部登志江   *ACP(アドバンスケアプランニング)とは、「将来の意思決定能力の低下に備えて、今後の医療・ケア、療養について、本人と家族など大切な人および医療・ケア提供者が本人の価値観や選好に基づき、どのように生きたいかの人生・生活の目標を共有しながら話し合うプロセス」である。 「高齢者住まい看取り研修」の公式サイト   【参考資料】ACPの手引き ※画像をクリックすると、PDFが開きます   奈良県認知症ケア専門士会 事務局 樋野 幸子 【関連記事】 「VR認知症一人称体験オンラインセミナー」を開催しました~看護実践研究センター 第15回 奈良県認知症ケア専門士会オンラインセミナー「〜コロナ時代におけるこれからの看取り〜」参加者レポート 奈良県認知症ケア専門士会第14回研修会 講演会&VR認知症体験レポート

2022.01.27

「VR認知症一人称体験オンラインセミナー」を開催しました~看護実践研究センター

認知症の人の世界について理解を深めるため、奈良県認知症ケア専門士会および(株)シルバーウッドの方の協力を得て、2022年1月13日(木) 『VR認知症オンライン体験』を実施しました。本学からは看護医療学科の2回生99人が『VR認知症体験』を受講しました。 昨年に引き続き、午前中は一般の方の参加が、午後からは看護医療学科2回生99人が老年看護学援助論Ⅰの授業の一環としてオンライン下で参加しました。参加された皆さんの感想をご紹介させていただきます。   【一般の方(午前の部)】 2022年1月13日(木)に奈良県認知症ケア専門士会主催の「認知症の一人称体験プロジェクトオンライン研修」がZoomで行われました。講師は、株式会社 シルバーウッドの大谷匠先生で、動画を視聴した後に数人のグループに分かれ、①どのような経験をしたか、②どのような気持ちになったか、③他の人のかかわりをどう思ったか等について、ディスカッションをする参加型体験研修会でした。   ▲講義中のスライド   1つ目の「私たちをどうするのですか」という動画では、対象者が車から降りることに躊躇しているため、職員が「大丈夫ですよ」「つかまってください」と手を差し伸べて声をかけていました。普段よく見かける光景ですが、動画による本人の目線では、高いビルの上にいて恐怖や不安を感じている様子が体験できました。大谷先生は、「認知症の人は、空間失認障害などがある場合も多く、本人は降りるのが怖いことから介助者の手を振り払ったり、拒否するなどの行動をとっており、それがスタッフにとっては介護拒否や暴言・暴力とうつることもある」と言われていました。 私たちは認知症の人に対して、相手のペースや意思を尊重しながら援助する大切さは理解していますが、今回の研修で、本人の症状や言動からしっかり状況や気持ちをアセスメントできていないことも多いとわかりました。 2つ目の「ここはどこですか」という電車に乗っている動画では、「今、どこにいるのか」「どこで乗り換えたらよかったかな?」と不安になっていたが聞きにくい様子でした。駅員さんは笑顔で改札口などを説明してくれましたが、自分の不安や困りごとを聞いてはくれませんでした。そこに女性が「何かお困りですか?」「乗り換え口まで案内しますよ」との言葉をかけてくれて、ほっとされていました。大谷先生は「コミュニケーション不良により、BPSD(認知症の行動・心理症状)がおこることもある」と言われていましたが、当事者が疎外感を持たないようなかかわりの難しさを学びました。 今回の研修で、認知症の方の症状や基本的な対応方法についてわかっているつもりでしたが、本人の立場に立ってその思いを理解できていないままで支援していることも多いとわかりました。支援者主体の支援ではなく、本人の不安や思いに沿った援助となるようあらゆる視点から推察していくことの必要性を改めて実感することができました。   奈良県認知症ケア専門士会 南部登志江   【学生の感想(午後の部)】 学生たちの新鮮な目での感想を紹介します。 ▲VR認知症オンライン体験した学生たち(使用許諾の上、掲載しています)   認知症の方と関わる際にどう接したらいいのかわからない人が多いと思いました。私もその1人でした。でも、丹野さんの本を読み、VR体験や平井さんの話を通して、この方は認知症だから・・・と認知症だけにとらわれて関わるのではなく、普段どおりに接したらいいことを学びました。そして、危険から守るために先回りして行動を制限するのではなく、当事者の方が困っていたら手助けをしたいと思いました。 また、レビー小体型認知症の症状で幻覚があるのは知っていましたが、実際にレビー小体型認知症の視点のVR体験を通じて、消えるまで本物と見間違えるくらいとてもリアルだったり、可愛いものから怖いものまで様々なものが見えることを知りました。教科書では学べないことを知ることができました。 VR体験中のファシリテーターの方の講義の中で、当事者の家族は当事者を心配する気持ちから当事者の安全を優先し、自立や快適さを制限してしまいがちであり、当事者の自由も制限されることによるストレスからBPSDも進行してしまうことを学びました。 当事者の講義について 認知症の当事者である平井正明氏は講演の中で、BPSDを悪化させないために、出来なくなったことには固執せず素直に周りの助けを借りたり、工夫をして、自分の変化に一喜一憂せず受け入れてストレスを感じない生活を常に心がけていると話されていました。自分のやりたい事、出来る事に主体的に楽しく取り組み、出来ないところだけ助けてもらうような水平の関係性でいることはストレスを溜めないために大切なことであり、認知症になっているか、なっていないかを意識しすぎなくても良いのだということを学びました。 看護医療学科2回生 高島 さくら   看護実践研究センターでは、引き続きオンラインで、2月1日(火)13:30~16:30 に一人称体験プロジェクト 高齢者住まい看取り研修会、2月21日(火) 14:00~16:15発達障害の一人称体験研修会を予定しています。 参加費は無料ですが、事前申し込みが必要です。多数のご参加をお待ちしています。 畿央大学看護実践研究センター     【関連記事】 第15回 奈良県認知症ケア専門士会オンラインセミナー「〜コロナ時代におけるこれからの看取り〜」参加者レポート 奈良県認知症ケア専門士会第14回研修会 講演会&VR認知症体験レポート

2022.01.04

「2021年度Orange Project®記念式典」で学生3名が功労賞を受賞!

Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、2019年9月に畿央大学では「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的にサークルとして発足しています。   2021年12月19日に『2021年度Orange Project®記念式典』が開催されました。昨年に引き続き、私たち畿央大学のオレプロメンバーはオンラインで参加しました。       式典は、感染防止対策を講じながら、熊本県(熊本大学講義室)とオンライン(zoom)での参加のハイブリット型で実施され、1部では、顧問の先生方からの挨拶、活動報告、新年度の役員の紹介が行われました。   学生による活動報告では、畿央大学から看護医療学科2回生の下村優月さんが今年度の活動報告として ・認知症当事者へのインタビューをして授業では学べない認知症に対する理解の促進 ・昨年度の多世代まちづくりプロジェクトの受賞した企画の実現として子ども向けの紙芝居を作成し、オンライン上で披露したこと ・今年度も多世代まちづくりプロジェクトの受賞」 ・畿央大学内でのオンラインミーティングの実施 など、コロナ禍ではありますが、今できることをリモート上で実践していることを報告しました。   2部では、今年度の活動を通しての感想や活動の敷居の高さ、大学間交流を深めるためのアイデアについて小グループで意見交換やその内容を発表しました。   今年度は初めて畿央大学から功労賞が3名選ばれており(オンライン上ではありましたが)賞状をいただくことができました。     (左から、受賞した浜田さん・下村さん・谷﨑さん)   高齢化が進むなか、地域の人・次世代の担い手である若い人が高齢者を支えることは非常に大切なことだと考えています。小さなコミュニティでの活動だけではなく、他の場所で行われている活動も取り入れながらOrangeProject®を発展させていくことは、高齢者や認知症の方が活き活きと生活できることを支えるのに必要だと思います。   今後のOrangeProject®の発展に貢献できるように積極的に活動に参加し、まずは研修を受けて正会員になりたいと思います。また、これからもオンラインを使用した交流が増えてくると考えられるため、ITリテラシーをしっかりと学びつつzoomやteamsを有効に活用できる方法を考えていきたいと思います。     2022年度も畿央大学OrangeProject®をよろしくお願いいたします。 看護医療学科3回生 浜田みゆき・谷﨑華穂 【関連記事】 広陵中学校の認知症サポーター養成講座にリモートで協力! 多世代まちづくりプロジェクト2021コンペティション、2年連続で「参加者賞」に! 広陵町図書館での認知症啓発活動に参加! 小学生への認知症オンライン講座に参加! 「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告ー当事者の方へのインタビュー ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog

2021.12.27

広陵中学校の認知症サポーター養成講座にリモートで協力!~Orange Project®畿央大学

Orange Project®とは 熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学・熊本県立大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。 “認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。 畿央大学では2019年9月に、サークルとして発足しOrange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に、学生主体に取り組んできています。   2021年12月16日(木)、広陵中学校の生徒さんに対して行われた「認知症サポーター養成講座」に、広陵町から要請があり、招待をうけました。     私たち、畿央大学のオレンジプロジェクトは、2020年11月に認知症フレンドシップ主催の「次世代まちづくり 学生コンペテンション」で入賞し、その助成金を活かして紙芝居をつくりました。この世界に1つしかない認知症の啓発のための紙芝居「えがおのわ」を用いて、未来の社会の担い手に認知症についての理解を深めてもらう活動を進めています。 この紙芝居は、認知症という言葉を使用せず認知症のことを子どもたちに伝えるという特徴があります。看護においては小児看護の場面や、広くは教育学部の学生のみなさんにも総合的学習時間や道徳の授業などにも活用していただきたい紙芝居です。 今回、この私たちの紙芝居を用いた活動などを、広陵中学の生徒さんに披露させていただくことが出来ました。その報告をさせていただきます! 13時半頃より、広陵中学校の生徒さんに対して行われた「認知症サポーター養成講座」に、私達、畿央大学オレンジプロジェクトも参加させていただきました。     始めに、オレンジプロジェクトの活動紹介をして、次に紙芝居を披露させていただきました。生徒のみなさんがどのような反応をしてくださるのかなど、不安なところもたくさんありました。しかし、発表がはじまると、私たちの活動の話や紙芝居を中学生は前を向いて、食い入る様にとてもよく見てもらえていました。   今回の発表や紙芝居をきっかけに、認知症について学んだり、考えたりするきっかけになってもらえたら、とっても嬉しいなと思います。 初めてのGoogle Meetでのリモートでしたが、トラブルなく上手にできました。 今後もコロナ禍だからこそ生まれた強みを活かして、活動の幅を広げていきたいと思っています!   Orange Project®に興味がある方は、ぜひご連絡ください!   【関連記事】 多世代まちづくりプロジェクト2021コンペティション、2年連続で「参加者賞」に!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」 広陵町図書館での認知症啓発活動に参加!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」 小学生への認知症オンライン講座に参加!~認知症ケアサークル「Orange Project®」 「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告ー当事者の方へのインタビュー~認知症ケアサークル「Orange Project®」 ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog

2021.12.17

第41回日本看護科学学会学術集会で教員が優秀演題抄録賞を受賞~看護医療学科

2021年12月5日(日)、第41回日本看護科学学会学術集会にて本学看護医療学科で看護医療学科 田中陽子講師が優秀演題抄録賞を受賞しました。   演題は『重症心身障害児とその家族の愛着形成過程における影響要因の検討』です。 医療的ケア児や、重症心身障がい児の保護者の方に妊娠から今までの子育てについてインタビューを重ね、愛着が形成されていくプロセスにおける促進要因と阻害要因を明らかにすることを目的とした研究です。 研究にご協力いただきました皆様に心より深く感謝申し上げます。     (科学研究費補助金若手研究 2 1 K 1 7 4 4 6在宅重症心身障害児をケアする養育者の愛着形成アセスメントツールの開発)   看護医療学科 講師 田中陽子

2021.12.09

広陵町におけるがん予防活動の取り組みについて学ぶ~看護医療学科「公衆衛生看護学概論」

保健師選択科目である2年生公衆衛生看護学概論第10回授業「住民組織活動の実際を通して学ぶ」の外部講師として、広陵町けんこう推進課の芝課長、がん予防推進員の西村様、小長様、植村様に広陵町におけるがん予防活動の取り組みについてお話をしていただきました。 この授業では、地域住民が地域の課題に取り組み連携することでの自助と互助の促進を意図した委員会活動の育成における保健師の役割を学ぶことを目的としていますが、広陵町のがん予防推進員活動はその見本となる活動を展開しておられ、本年度奈良県知事表彰を受けていらっしゃいます。またこの3名のがん予防推進員の皆様には、10月に実施した畿央祭ウェルカムキャンパス企画「がんカフェきらめき」にも登場していただきました。   今回は、看護師や保健師をめざす学生に、地域住民の疾病予防と健康増進の重要な要素である住民参加をめざしたアプローチとして、最初に保健師である芝課長より、臨床看護に従事する中で予防の重要性を感じ、行政保健師になられたことや保健師だけでは広がりが困難な住民の方の疾病予防の意識の向上について、住民目線での活動の展開が期待できる人材として、がん予防推進員を育成しようと取り組まれた経緯など住民とともに予防活動を行う意義についてお話をいただきました。     西村様からは、ご自身の体験を踏まえたがん予防の重要性を資料にまとめて頂き、がん予防推進員になったきっかけやきれいな町にしたいと11年に渡る「吸殻拾い」の実践から感じられている受動喫煙のお話をお伺いしました。     小長様からは、がん経験者によるがん検診呼びかけが地域住民の受診行動を促せると自治会でがん予防の講演会を開催した時のエピソードをお話していただきました。     植村様からは、保健師の声かけで受診した子宮頚がん検診で早期発見・早期治療となったことで、家族優先でついつい自分の健康を後回しにしていたことや普通の生活ができるためのがん検診を受診することの大切さに気づかれた経験から、学生にもまず、自分が受けられるがん検診を受けるという行動に変える必要性について、また大切な人にがん予防をしてほしいと伝えることの重要性など心に響くお話をいただきました。     受講した学生の感想には、「若いから」「今何も心配がないから」「忙しいから」という理由で検診受診を先延ばしにしてはいけないと感じ、自分たちが積極的にがん検診を受診していきたいという気持ちにつながったことや、家族にもがん検診の必要性を説明していこうと思ったこと、看護学生として、しっかり正しい知識を修得して健康を護る専門職になることが自分たちに求められていることだと感じたなど講師の皆様のお話を聴いて得た多くの学びが綴られていました。   最後に西村様に持参していただいたがん予防推進員の皆様が企画作成されているがん予防健幸かわら版に掲載されている今月の川柳を皆様に紹介します。 「禁煙はがんとコロナに効果あり」                         看護医療学科 教授 松本泉美 講師 田中陽子   【関連記事】 保健師をめざす学生の「地域看護学実習 学びの報告会」を開催!~看護医療学科 奈良県断酒連合会から学ぶアルコール依存症~看護医療学科「公衆衛生看護学概論」

2021.11.25

多世代まちづくりプロジェクト2021コンペティション、2年連続で「参加者賞」に!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」

Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学・熊本県立大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体で、“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体です。2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。  畿央大学の卒業生たちは2019年から、在学中に熊本大学・熊本保健大学・崇城大学と共に、Orange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、認知症になってもやさしい町づくりなどに、学生主体に取り組み始めました。そして「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に2019年9月にサークルとして発足しています。   今回は2021年11月20日(土)に参加させていただいた「多世代まちづくりプロジェクト2021コンペティション」の参加報告をさせていただきます。多世代まちづくりプロジェクトとは、“認知症にやさしいまちづくり”をテーマに、企画や研究テーマのある学生が、地域活動を実践する認知症フレンドシップクラブの事務局メンバーとマッチングして、新たなプロジェクトにチャレンジし全国のまちづくりを進めるもので、昨年に引き続きオンラインで開催されました。学生のプレゼンテーションによって、当日「優秀賞」「フレンドシップ賞」「参加者賞」が決定します。   畿央大学Orange Project®からは看護医療学科2回生の下村優月が発表させていただきました。畿央大学の企画「認知症からやさしいまちづくりへ」は、昨年に引き続き参加者賞(賞金10万円)を頂くことができました!     発表内容:「認知症カフェからやさしいまちづくりへ」 認知症という言葉を知っている人は多いと思いますが、実際に当事者の方と関わったことがある人は少ないのではないでしょうか。また、認知症について誤ったイメージを持っている人もいるのが現状です。認知症の方が暮らしやすいまちづくりに必要なのは、そのまちで暮らす多世代の地域の方々が正しい知識を深めることだと私たちは考えています。そこで、認知症の方と交流でき、学ぶことができる場所を作るために認知症カフェの実施を考えました。 認知症カフェとは、認知症の方とその家族の方が集まることのできるカフェです。利用者を限定していないため、地域の住民など、大人から子どもまで誰でも参加できます。   以前から畿央大学OrangeProject®は、地域の認知症カフェに参加するなど、独自の認知症カフェの実施に向けての準備を進めてきました。ですが、新型コロナウイルス蔓延の影響により活動が難しくなりました。しかし、いつ落ち着くか見通しの立たない中何もしないのではなく、withコロナでも自分たちにできることを考えました。   そこで、従来の対面での認知症カフェに加えてオンラインを用いたハイブリッド型、また畿央大学の施設内で実施するだけでなく、アウトリーチ型でも認知症カフェを実施したいと考えています。アウトリーチとは、「支援が必要であるにもかかわらず届いていない人に対し、積極的に働きかけて情報・支援を届けるプロセス」のことを言います。     Withコロナの時代では、いろいろな認知症カフェが必要となっているのではないでしょうか。これまでの認知症カフェの形も保ちながら、対面だけでなくリモートでも参加できるハイブリッド型。また、場所を一つに定めず、地域へ出ていくアウトリーチ型での実施によってたくさんの人が参加でき、認知症について理解できると私たちは考えています。   畿央大学OrangeProject®が新たに開催する認知症カフェでは、未来の地域社会を担う子どもたちのアプローチとして昨年度作成した、認知症啓発の紙芝居の使用も考えています。この紙芝居は、未来の地域を担う子どもたちに対して、認知症を知り、助けることを具体的に学ぶ機会を提供するアプローチとして作成されたものです。   ▲最優秀賞の城北高等学校医療福祉科では、若い世代を対象にした、認知症についての講演を行い、正しい知識を多世代へ広げていくプロジェクトを考案されていました。 フレンドシップ賞の日本福祉大学では、学生ボランティアと医療福祉施設を繋ぐプロジェクトを考案されていました。   2回生が主体となってから初めての大きな活動でしたが、賞を頂けてとても感激しました。まだまだ一歩踏み出したばかりですが、これからも精進してまいりますので、これからの活動にご期待ください。また、私たちの活動に興味を持たれた方は、ぜひご連絡ください。     「多世代まちづくりプロジェクト2021コンペティション」で畿央大学の企画は参加者賞を頂くことができました。協力してくださった皆さま、奈良事務局の方々、ご指導ありがとうございました。今後も引き続き、認知症の啓発活動に努めてまいります。   看護医療学科2回生 下村優月 管波希望   【関連記事】 広陵町図書館での認知症啓発活動に参加!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」 小学生への認知症オンライン講座に参加!~認知症ケアサークル「Orange Project®」 「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告ー当事者の方へのインタビュー~認知症ケアサークル「Orange Project®」 多世代まちづくりプロジェクト2020コンペティションで「参加者賞」を受賞!~認知症ケアサークル「Orange Project®」 ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog