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健康栄養学科

2018.10.02

畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.17(帰国後編2)

畿央大学の短期語学留学プログラムは、毎年夏休み期間中に行われます。英語学習はもちろんのこと、英国文化に触れることができ、博物館見学や美術館での美術鑑賞、サッカー観戦、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫することもできます。 【畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018概要】 場  所:イギリスのカンタベリー(ロンドンの南、車で2時間程の場所にあります) 研修場所:コンコルドインターナショナルスクール 期  間:2018年9月1日から20日間 内  容:2週間英語学習(ホームステイ滞在)、その後5日間のロンドン文化体験(観光等) では、夏期短期語学留学の日々の様子を参加学生にリポートしていただきます。     こんにちは。夏期短期語学留学に参加をしました健康栄養学科2回生の新田奈穂です。イギリスで過ごした生活についてリポートさせていただきます。   ホームステイをしたカンタベリーは小さな街でした。英国らしい風景や可愛らしいお店がたくさん並んでいました。中でも、カンタベリー大聖堂はとても大きく雰囲気がありました。   ▲カンタベリー大聖堂   それぞれのホームステイ先では、食を共にしたりお出かけしたりとホストファミリーと2週間過ごしました。最初は慣れない地で不安も大きかったですが、コミュニケーションが増えるにつれどんどん楽しくなっていき、お別れが寂しく感じました。   ▼ホストファミリーとの様子   またホームステイ中には、「Concord International」でクラス毎に授業を受けました。もちろん、授業はすべて英語なので、先生が言っていることを聞き取れなかったり意味が分からなかったりして、追いつけないこともありました。他国の人とコミュニケーションをとる際は英語のみで話すため、諦めそうになることもありました。しかし、根気強く畿央生の仲間と共に頑張ることで乗り越えられたし、初めより早く英文が頭に浮かぶようになりました。 2週間の授業を経て、授業最終日には全員が無事修了証書をいただくことができました。   ▼授業での様子   ロンドン滞在中には、引率の深田先生のもとウォーキングでの観光ツアーや自由時間も各自で過ごしました。大英博物館やロンドンアイ,キングスクロス駅(ハリーポッターの93/4番線がある)など、世界的に有名なものや教科書に載っているような美術品もたくさん見ました。地下鉄で少し離れた場所へショッピングに行くこともありました。一緒に参加した畿央生の仲間とも打ち解け、とても素晴らしい時間を過ごしました。英国の街並みはどこを切り取っても絵になり、みんな写真をたくさん撮っていました。   ▼ロンドンの風景   今回の語学留学では、言葉の壁がある海外へ行き語学を学びながら、少しずつその壁を壊していく感じがしました。初めの方は、聞き取りも難しく自然と口数が減ってしまい寂しくなることもありました。しかし、一緒に参加した仲間と共に授業に積極的に取り組んでいくことでモチベーションも高まり英語力も伸びていきました。また、文法などは日本でも学ぶことができますが、独特の言い回しや声掛けなど、現地に赴かないと知ることのできないことも多く、参加して本当によかったなと感じました。 世界共通の言語としての英語力をもっと身につけられるよう、これからも取り組んでいきたいです。   健康栄養学科2回生 新田奈穂   【関連記事】 畿央大学夏季短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.16(帰国後編1) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.15(自由時間編3) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.14(自由時間編2) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.13(自由時間編1) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.12 (WEEK2編4) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.11 (WEEK2編3) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.10 (WEEK2編2) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.9 (WEEK2編) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.8 (WEEK1編4) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.7 (WEEK1編3) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.6 (WEEK1編2) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.5(Week1編) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.4 (ホームステイ編2) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.3 (ホームステイ編) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.2 (現地オリエンテーション編) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.1 (イギリス出発編) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.0(事前オリエンテーション編)

2018.09.25

大阪ガス主催「エコクッキング」「“和食だし”体験講座」に参加!~ヘルスチーム菜良

2018年9月11日(火)に西大寺北小学校5年生の調理実習で大阪ガスの出張授業の1つである「エコクッキング」が行われ、ヘルスチーム菜良※として健康栄養学科の3回生5人、2回生1人、1回生2人が参加しました。また、その翌日の12日(水)にクッキングスクール奈良で「“和食だし”体験講座」が行われ、ヘルスチーム菜良として帝塚山大学、奈良女子大学と合同で畿央大学からは健康栄養学科の3回生1人、2回生1人が参加しました。   ※ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。   エコクッキング 5年生の授業に一緒に参加させてもらいました。 まず初めに、大阪ガスの方がスライドを使って児童に旬の野菜などのクイズや、エネルギーや食材の無駄のない調理や片付けの方法などの説明がありました。     調理実習では災害時に、電気やガスが止まってもガスコンロで炊飯ができるようになることを目的に、炊飯器ではなく鍋でご飯を炊きました。また、かつおだしの味噌汁をつくり、だしをとった後のかつお節でふりかけを作りました。私たちは各班のサポートをしましたが、ほとんど手伝うこともないほど児童は積極的で楽しそうに調理をしていました。     6つの班のうち、どの班が生ごみを最も削減できるか競っていたため、生ごみを少なくすることや洗いもののときの水の節約にも心掛けている様子が見られ、ただ単に料理をするだけではなく、まさにエコクッキングだなと感じました。 最後に、児童が一生懸命作ったものは、私たちも一緒に美味しくいただきました。 児童と一緒にエコクッキングについて勉強できた事に加え、実際に児童の様子が見られるような現場を見させてもらい、とても良い経験になりました。   だし講座 11日は、小学生のサポートに入りましたが、12日は私たちが受講者側になりました。 始めに、だしに関する話を聞きました。クイズやだしの飲み比べなど参加型で楽しみながら学ばせてもらいました。 昆布は海ではだしがでないことや、昆布の実際の長さなど、普段考えもしなかったことの話が面白かったです。   ▲昆布だしとかつおだしの飲み比べ   その後に、昆布とかつおのだしを使った料理の説明を聞き、実際に班にわかれて調理実習を行いました。昆布とかつおでとった1番だしはとてもいい香りがしました。   ▲昆布とかつおで引いた1番だし   1番だしをとった後も、ポットに入れて一晩浸けておくだけでもまた何回かだしをとれると聞き、自宅でもやってみたいと思いました。     完成しただしを使った料理です。だしのうま味が効いていて、自然の美味しさを感じました。 だしを取った後の昆布やカツオもふりかけにしてとても美味しくいただきました。   今回、2日間参加させてもらいましたが、大阪ガスでは、他にも防災やだしについての食育を行っておられました。 最近では、便利な調味料などが増えて、だしをとるという作業が少なくなっているのかなと感じますが、大切にしていきたい文化だなと思いました。   またこのような大阪ガスの食育や防災に関するイベントがあれば参加させていただきたいなと思っています。   健康栄養学科3回生 山田さくら 2回生 徳原有実   ●ヘルスチーム菜良の情報はコチラからご覧になれます。

2018.09.03

畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol. 1 (イギリス出発編)

9月1日(土)から20日間、 イギリスで行われる夏期短期語学留学プログラムに参加!   畿央大学の短期語学留学プログラムは、毎年夏休み期間中に行われます。英語学習はもちろんのこと、英国文化に触れることができ、博物館見学や美術館での美術鑑賞、サッカー観戦、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫することもできます。   【畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018概要】 場  所:イギリスのカンタベリー(ロンドンの南、車で2時間程の場所にあります) 研修場所:コンコルドインターナショナルスクール 期  間:2018年9月1日から20日間 内  容:2週間英語学習(ホームステイ滞在)、その後5日間のロンドン文化体験(観光等) では、夏期短期語学留学の日々の様子を参加学生にリポートしていただきます。   2018年9月1日(土) 多くの保護者の方々やJTBの方のお見送りのもと韓国行きの飛行機に乗り込みました。 台風の影響もあり雨風が強く、9時に出発するはずが11時出発になってしまいました。無事に韓国に着いたはいいものの、イギリス行きの飛行機への乗り継ぎ時間が少なく全力で走り、なんとか乗ることができました。韓国に行くときは、あまり海外に行っているという実感がなかったですが、イギリス行きの飛行機に乗ったときは、周りに外国人の方が多くなり、いよいよこれから始まるんだと緊張しました。   ▲出発時の写真(関西空港にて)   イギリス行きの飛行機の中では、かなり揺れ、なかなかできない経験をすることができました。機内に赤ちゃんがいましたが、ずっと大きな声で泣いていました。大人には感じることのできない不安があるのかもしれないなと思いました。 機内食は、日本から韓国行きの時に軽食が一度、韓国からイギリス行きの時に昼食、間食、夕食と2時間おきに出てきました。気圧の関係で袋に詰められたものは、パンパンに膨れ上がり開けるときに中身が飛び出るといった苦労がありました(^-^; 機内食は、韓国料理が主で味付けが辛く、日本食よりも塩分が多めの料理が多かったです。でも美味しく最後のアジア料理を惜しみながら完食しました。   ▲午後6時のイギリス(ロンドンヒースロー空港、夕焼け越しのユニオンジャック)     日本時間午前5時頃(現地21時頃)無事にロンドンに到着しました。 空港から出た時は少し肌寒く感じました。匂いも日本とは違い、海外に来たことを実感しました。空港からホテル行きバスの中ではイギリスの街並みを楽しみながらも、くたくたで寝ている方が多かったです。 日本との時差は8時間あり時差ぼけを感じますが、本日よりいよいよオリエンテーションなどがあり活動開始です!   健康栄養学科1回生 秋山愛奈 現代教育学科1回生 谷口由唯   【関連記事】 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.0(事前オリエンテーション編)

2018.08.31

奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第9回料理教室」を開催しました。

健康栄養学科の学生プロデュースによる料理教室 今回のメニューは、「夏野菜と大和ポークの冷しゃぶうどん」 畿央大学は奈良県中央卸売市場と連携して6年目になります。1~2年目は同市場で取り扱われる大和野菜や大和肉鶏、大和ポークなど奈良県産の食材を使ったレシピ作りを行い、食祭市等のイベント出展・試食会を実施してきました。3年目(2015年)には、市場発展のためにデモンストレーションができる厨房施設「ならいちばのキッチン」が完成し、第1回~第3回料理教室が開催され、その後も定期的に料理教室が開催されています。今年は8月25日(土)、毎月最終の土曜日に開催される「食祭市」の実施とあわせて、第9回料理教室が開かれました。     はじめに、関連卸協同組合の川西理事長からご挨拶をいただき、その後大和ポークを提供していただいているジュルネフーズ株式会社の古市氏より大和ポークについての説明がありました。     続いて畿央大学健康栄養学科(指導教員:上地加容子先生、吉田知可先生)と2回生6名が「夏野菜と大和ポークの冷しゃぶうどん」の調理方法について実演を行い、栄養価について説明しました。     料理教室には多くのベテラン主婦の皆様に参加いただきましたが、学生たちはしっかりと説明・デモンストレーションを行っていました。学生たちの笑顔や持前の元気良さもあり、参加者から「楽しい料理教室だった」「次回はいつ実施されますか」との声をいただきました。     奈良県中央卸売市場(最寄駅:近鉄京都線 筒井駅徒歩10分)の食祭市は毎月最終土曜日の9時~12時に一般の方を対象に開催されています。毎回「当日の目玉商品」が設定され、良いモノをお安くお買い求めいただけます。また、食に関するさまざまなイベントが楽しめますので、是非みなさんもお越しになってください。     【過去の記事】 ならいちばのキッチン・第8回料理教室 ならいちばのキッチン・第7回料理教室 ならいちばのキッチン・第6回料理教室 ならいちばのキッチン・第5回料理教室 ならいちばのキッチン・第4回料理教室 ならいちばのキッチン・第3回料理教室 ならいちばのキッチン・第2回料理教室 ならいちばのキッチン・第1回料理教室

2018.08.21

オープンキャンパスで栄養バランスチェック!~健康栄養学科ヘルスチーム菜良

平成30年8月11日(土)・12日(日)に畿央大学のオープンキャンパスが開催され、ヘルスチーム菜良※1から学生がスタッフとして参加し、食育サッとシステム※2を用いて、日頃の食生活を見直してもらう体験コーナーを実施しました。   (※1)ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成され、食育啓蒙活動などを行っています。 (※2)食育サッとシステム…フードモデルを用いて1食分の食事バランスを栄養価で計算し、5段階で評価されるシステムです。     8月11日(土)には115名、8月12日(日)には135名というたくさんの方に参加していただきました。このコーナーでは、普段の食事や今食べたいものをフードモデルから選んでもらい、食育サッとシステムで栄養バランスの評価を行い、その結果から気を付けるべき栄養素をアドバイスさせていただきました。     12日(土)に参加したスタッフは、1回生1名と3回生4名の合計5名と少ない人数でした。しかし、助手の先生方のご協力もあり、参加者の方に「楽しかったです。」「ありがとうございました。」等とお声掛けいただき、とてもやりがいを感じました。 私は特に、「食事のバランスは1食ごとに栄養価を完璧にしないといけないのではなく、1日や1週間の単位で考えれば良い」ということを意識して伝え、「これならできるかも」と思ってもらえるようにお話ししました。この企画には1回生から参加していますが、毎年毎年参加者の方にお伝えできることの幅が広がってきていて、日ごろの勉強が身についているのを実感でき、これからももっと勉強を重ねていきたいと思いました。     また、栄養相談でお話した参加者の中には「畿央大学の健康栄養学科が第一志望」と言ってくれていた高校生が何人かいたのがとても嬉しかったです。ぜひ来年の入学式で顔を見ることができたらと思います。                           健康栄養学科3回生 葛本葉月   ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。

2018.08.03

全国栄養士大会でポスター賞を受賞!~健康栄養学科教員

平成30年7月28日(土)、29日(日)に、パシフィコ横浜にて「平成30年度全国栄養士大会」※1が開催され、KAGUYAプロジェクト※2から健康栄養学科の串田が参加してきました。     ※1:全国栄養士大会: 全国の管理栄養士・栄養士が一堂に会し、取り組むべき課題を協議、対応や実践の方法を共有することを目的とした大会 ※2:KAGUYAプロジェクト: 畿央大学と広陵町が連携して行っている「広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト」です。詳細はホームページをご覧ください。   大会初日は、台風第12号の影響で不穏な天気の中、全国から集まった会場を埋め尽くす管理栄養士・栄養士が、栄養学のトレンドを集めた講演やセミナーにおいて研鑽を積まれていました。 KAGUYAプロジェクトからは、示説発表において、「同居者のいる地域在住高齢者における共食有無と健康状態との関連」を発表させていただきました。     共食行動は、国の健康・食育政策の目標とされ、健康づくり事業として進められている地域も多い一方、健康状態への影響を検討した研究は限られており、今回はその一端となる発表です。 発表の際は、地域で活動されている方々から「共食行動を伴う健康づくり事業を行っているが、栄養学的根拠が少なく、このような研究は重要」等、多くの意見・感想をいただけました。 今回参加したことで、現場の管理栄養士・栄養士における本分野の研究に対するニーズの強さを実感することができ、たいへん良い機会となりました。 多数の方々に興味をお持ちいただけたこともあって、今回の発表に対し、ポスター賞をいただくことができました。     今後も、KAGUYAプロジェクトでは、地域や社会の健康づくりにつながる研究の実施と成果発表を進めてまいります。   健康栄養学科 講師 串田修   ●広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」ホームページ  KAGUYAプロジェクトに関する記事はコチラから!

2018.07.18

平成30年度第2回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科

2018年7月16日(月)、第2回目となる「Kio オレンヂ喫茶(カフェ) in 津越」(認知症カフェ)が開催されました。     「kio オレンヂ喫茶(カフェ) in 津越」は、西吉野町津越地区で文部科学省の科学研究費助成(挑戦的萌芽研究16K15979: 代表 島岡昌代)を受けて行っている認知症施策推進事業(新オレンジプラン)に基づく事業で、「たとえ認知症になったとしても安心して暮らし続けることのできる地域づくり」を目標に、五條市地域包括支援センターや高齢者総合福祉施設はるす・西吉野さんの協力を得ながら地域住民の方たちとともに創りあげていく認知症カフェです。 「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)in津越」では、前半は地域の方が認知症についての理解が深まるような取り組みを行い、後半は「認知症について語る会」として認知症についての思いを語り合う場を設けています。今回は西日本で起こった大雨による災害があったことから参加した住民同士で災害時の対処について話し合う機会が設けられました。 今回の参加者は、地域住民の方12名、西吉野在宅介護支援センターの方2名、はるす・西吉野の職員の方が2名で、畿央大学からは看護医療学科老年看護学の教員4名と山崎ゼミ生4名、さらに健康栄養学科の串田先生とゼミ生7名も応援にかけつけてくれて、総勢35名の大人数でした。   『認知症高齢者の支援』についてのミニレクチャー 講師の南部登志江准教授から地域住民の方々に、認知症の種類や症状、接し方についての講義がありました。認知症の症状には中核症状と行動・心理症状(BPSD)があり、BPSDは心の状態や性格、環境によって出る症状であることから、周りの人の理解や関わりが大切であるとわかりました。認知症の人と接するときの心構えとして、①驚かせない、②急がせない、③自尊心を傷つけないといった3原則が大切であると学ぶことができました。     「誤嚥にナラん体操」 講義の後にはリフレッシュです! 畿央大学の理学療法学科の教員が制作し、学生が実際に実施している動画(YouTubeにアップされている)をもとに、「誤嚥にナラん体操」を実施しました。皆さん一生懸命に映像を見ながら実施されていました。     認知症についてのロールプレイング 今回は西日本で起こった大雨による災害から、大雨により避難指示が出た際に、家族が認知症の方を避難誘導する際の対応について、看護医療学科教員が悪い例と良い例のロールプレイングをしました。 悪い例では、家族が大雨により水が増水し、家の近くまで迫っている焦りや恐怖心があったこと、また自分がどうにかしないといけないという使命感から認知症の方を避難させようと必死になり、認知症の方に対してきつい言葉遣いになったり、強引に避難させようとしたりしていました。 良い例では、家族が認知症の方に目線を合わせ、落ち着いてやさしい言葉で話しかけており、知っている人も避難したことを伝え、自分も一緒にいるから大丈夫であると声掛けし、認知症の方が安心して避難できる関わりをしていました。 このロールプレイングを見て住民の方は、「良い例の対応の方がいいことはわかるけど、実際にそのような状況になった時に同じように対応する余裕がなく、現実的には難しい」という意見がありました。また、健康栄養学科の学生からは「ロールプレイングを見て、どのように対応したらよいのかを知っておくことで、災害時に意識することにつながる」という意見もありました。 実際に災害時にこのような状況になったら、冷静に余裕をもって行動することは難しいと思いますが、可能な限り良い対応を意識して、認知症の方も安全に避難できるように対応していきたいです。     認知症について語る会 本来は認知症について語る予定でしたが、今回は数日前の大雨による災害が起きたことから、急遽、津越での災害時の対策や避難方法の話を中心にコーヒーやお菓子を食べながら話し合いました。住民の方の意見にはロールプレイング時の認知症の方への良い対応例を見て、認知症の方に合わせた対応をすることは理想だが、災害時にはそんな余裕はないのではないかという声もありました。また、災害時の避難について住民の方は、「津越のような地域では警報が出てから避難してたら余計に危ない。川も水かさはすぐに増すし、避難場所は川のそばを通って車で10分程かかる。避難場所に行くんやったら家におった方が安全や。」「一人で住んでる人には近所が気にして声かけるようにしてる。」と言っておられ、その地域の特性が出た意見だと感じました。市の職員の方は、「お一人暮らしの方は在宅介護支援センターでも把握しており、日頃から気に掛けています。車を使えない人の場合は、連絡をくだされば送迎も行っていますので、なんでも相談してください。」と言っておられ、認知症カフェは住民の方と市の職員の方の情報交換の場にもなっていました。また、住民間で災害時には声をかけ合うなど、住民同士で協力し合っているというへき地における住民同士の繋がりの深さを感じることができました。     日頃は涼しい山間部の静かな地域ですが、この日は室温が30度を超える猛暑の中、しっかり水分を取りながらたくさんの貴重なお話を聴かせていただきました。本日の体験を今後の高齢者看護や認知症の方への看護を考える上で役立てていきたいと思います。     看護医療学科4回生 井上美香 島野綾子 野並あこ 前田理佳子   【関連記事】 川上村健康力向上プロジェクト「認知症教室」を開催!~看護医療学科 川上村民生児童委員会の方を対象とした「認知症を正しく理解する講習会」を開催!~看護医療学科 平成30年度第2回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」を開催!~看護医療学科 平成30年度第1回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かちあい in 御所」を開催!~看護医療学科

2018.07.18

近鉄連携「香芝SAフードコード丼メニュー開発プロジェクト」プレゼンテーション会を開催!

健康栄養学科の学生7グループ26名が考案したメニューをプレゼン!       畿央大学は今年も㈱近鉄リテーリングと連携し、今年で5回目となる西名阪道 香芝SAで提供する「メニュー開発」に取り組んでいます。昨年は「麺メニュー開発」に携わり、「奈良の野菜山うどん」がグランプリ受賞となり、準グランプリ受賞の「柿揚げうどん」と「大和のふるさとうどん」の3メニューが香芝SAのフードコートで販売。また、特別賞受賞の「大和芋のぶた都旅虜(とろろ)そば」と「ヤマトポークのみそ豆乳醤ラーメン」の2メニューが岸和田SAで販売され、いずれも人気メニューとして好評でした。   そして平成30年7月12日(木)、今年は「鶏肉を使用した丼メニュー」をテーマとして、健康栄養学科学生7グループ26名(指導教員:中谷友美講師、米田武志准教授)がプレゼンテーション会に挑みました。   課題は「フードコートで販売する丼メニュー」。奈良らしさを感じるメニューで、かつ繁忙時の現場オペレーションに耐えうるレシピ(簡単かつ短時間調理)等の厳しい条件をクリアする必要があります。今回のプレゼンテーション会では、㈱近鉄リテーリング香芝SA支配人 山中久次氏、同副支配人 永田敦史氏にお越しいただき、先日開催された香芝SA見学会で得た情報を元に、各グループが考案したメニューを発表しました。     ▼プレゼン発表の様子   各グループは、考案したメニューの「奈良らしさ」「ターゲット層」「原価率から計算した販売価格」「セールスポイント」等の内容を盛り込んでプレゼンを行い、貴重なコメントや評価を述べていただきました。すでに試作を行った班も多く、「具材とご飯とのマッチングはどうでしたか?」という質問や、「見た目をさらに工夫してはどうか」などのアドバイスをいただきました。     全発表が終了した後は山中支配人から総評をしていただき、また今後について「次のレシピ検討会までに試行錯誤を重ねていただき、メニューの更なるブラッシュアップを期待しています」とのお言葉を頂戴しました。   ▼山中支配人による総評   学生たちは、実際に企画や販売をされる現場の方たちの貴重なコメントに対して熱心にメモをとり、次のレシピ検討会へ向けて考案したメニューの磨きをかけようと意欲的な様子でした。   今後のスケジュールは、9月下旬頃にメニュー質問会、10月下旬頃にレシピ検討会、そして平成30年11月17日(土)にコンテストを実施し、来年1月~2月には西名阪道香芝SA上下線にて発売開始予定です。ぜひご期待ください!   香芝SA新メニュー開発プロジェクトに関する記事はコチラ!

2018.07.18

オープンキャンパスで「サッとシステム体験会」を開催!~ヘルスチーム菜良

平成30年7月14日(土)、15日(日)は、畿央大学オープンキャンパス「夏休み有効活用キャンパス」が開催されました。 そこでヘルスチーム菜良※1は、食育サッとシステム※2 を用いた「栄養バランスチェック体験会」を行いました。1日目は健康栄養学科3回生3名、1回生7名、2日目は3回生4名、1回生5名のスタッフが参加協力しました。   (※1)ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 (※2)食育サッとシステム…フードモデルを用いて1食分の食事バランスを栄養価で計算し、5段階で評価されるシステムです。   猛暑の中でしたが、2日間で約200名の参加がありました!   ▼高校生が普段食べている食事の栄養バランスを食育サッとシステムで評価。☆の数で採点されます。     ▼選んだ食事に対しての栄養指導の様子   「普段の自分の食事バランスを目で見て確認することができて良かった。」 「自分で選んだもので栄養の事を知ることができて楽しかった。」 「日頃から気にしていない食事に思った以上に脂質があるのに驚いた。気を付けて食べようと思う。」 という感想を書いてもらえました。 不慣れな1回生も一生懸命に結果を説明していて、高校生や保護者の方に楽しんでサッとシステムを体験してもらえたようで良かったです。   【スタッフの感想】 高校生へのアドバイスでは戸惑ってしまうこともありましたが、自分の知識が生かせた時は嬉しかったです。人に教えることは自分自身にとっても役に立つと思い、勉強になりました。 1回生 川端ひとみ   初めての参加で少し緊張しましたが、高校生や保護者の方に的確なアドバイスをすることが出来たと思います。私も栄養についてまだまだ知らないことがあって勉強になりました。                                1回生 藤堂 夏帆    1回生も徐々にサッとシステムの扱いに慣れてきました!自分たちも楽しみながら今後のイベントにも参加していこうと思います。   来月のオープンキャンパスにも参加しますのでよろしくお願いします。                    健康栄養学科3回生 ヘルスチーム菜良 山田さくら   【過去の「ヘルスチーム菜良」のBLOG記事を読む】

2018.07.18

広陵町イベント「いのちを守るまちづくり」に参加~ヘルスチーム菜良

平成30年7月8日(日)に、さわやかホールで行われた広陵町主催の体験型イベント「いのちを守るまちづくり」にヘルスチーム菜良※1から3回生と1回生の総勢15人で参加しました。   ※1ヘルスチーム菜良・・・管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。     今回のイベントは、食育コーナー・おとなとこどもの体力測定・おとなの骨密度測定・各種計測コーナー・親子ふれあいストレッチ・手作りおもちゃコーナー・絵本のコーナー・積み木コーナーの8つの体験型コーナーが開催されました。   「食育コーナー」では子どもたちへの食育活動として、7種類のイラストで描かれた海の魚を釣る魚釣りゲームや、折り紙でかき氷を作るコーナー、野菜の断面で作られた野菜スタンプで遊べるコーナーや、食育サッとシステム※2を使用して普段の食事バランスを測定できるコーナーがありました。また、試食コーナーでは、皆さんに配食するために「なすとツナのちらし寿司」の試食づくりを行いました。     ※2食育サッとシステム・・・フードモデル(食品サンプル)を用いて、1食分の食事の栄養バランスを計算し、5段階でわかりやすく評価されるシステム。     広陵町の特産品のサラダ茄子がたくさん入ったちらし寿司は新鮮でおいしかったです。(^^)   子どもたちへの食育活動として、印象的だったのが本物の野菜を使うスタンプのコーナーです。子どもたちは様々な野菜を使用して、綺麗なスタンプカードを作ることができていました。このように本物の野菜に触れることで、子どもが野菜に対して興味を持つ良い機会になると学ぶことができました。     また食育サッとシステムでは高齢者の方から、幼稚園児の子ども、またさらに小さい子どもまで幅広い年齢層の方たちに体験していただきました。栄養バランスの良い食事を考えるのに来場者は苦戦しながらも楽しんでくださいました。数多くあるフードモデルから栄養バランスの良い食事を考えることは、栄養を学ぶ学生としても難しかったです。また体験した方から食に関する質問をいただき、アドバイスすることの難しさ・自分の知識不足を感じました。     暑い中ではありましたが、このような経験は必ずこれからの学生生活に繋がると感じました。指導してくださった管理栄養士さん、イベントスタッフの方々ありがとうございました。 健康栄養学科3回生 竹原菜央     【参加したメンバーの感想】  地域の健康を守るというイベントで様々なブースが用意されており、その一部に参加させていただきましたが、とても良い経験になりました。 特に、管理栄養士を含む保健センターのみなさんと地域の方々との交流を間近に見ることができ、その様子が興味深かったです。 実際に私たちもブースのお手伝いをさせていただき、小さな子どもへの食育や、食育サッとシステムのコーナーでの地域住民の方々とのコミュニケーションが楽しいと感じました。                     3回生 山田さくら   地域の方々と関われる機会は普段ないので、今回ブース等でお話しさせていただいたり、管理栄養士さんのお話を聞かせていただいたり、とても貴重な経験をさせていただきました。 運動室で行われていた魚釣りのコーナーでは小さな子どもたちから元気をたくさんもらえました。 また、機会があればぜひ参加させて頂きたいです。 3回生 田中楓花   今回初めて学外でのイベントに参加させていただきました。 子どもたちへの食育や、広陵町の特産品を生かした料理の試食のお手伝いをさせていただき、どうすれば小さな子どもたちでも食に興味を持ってくれるのか発見できました。また、地域の方々から良い点や改善点などの意見をいただいたことで今後に活かせるとても良い機会になりました。 また、学外のイベントがあれば参加したいです。  1回生 落合綾香    ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。