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現代教育学科
2015.08.04
英語科教育実習(中学校)報告会~現代教育学科
7月23日(木)に2015年度英語科教育実習(中学校)の実習報告会を行いました! 前期に中学校での英語科教育実習を終えた3回生、4回生からの報告会が開催されました。 今回は、次年度以降に英語科教育実習を控えた学生も出席し、実習に向けての心構えや、実習前にしておくべきこと等の意見交換をする機会も設けました。実習を終えた学生はどこか自信があり、堂々とした雰囲気とともに、ひとまわり成長したように感じました。 今回は実習を終えた学生の報告内容から実習で学んだことと感じたこと、これから実習に参加する学生に向けてのメッセージをまとめました。 ○実習で学んだこと、感じたこと ・指導教諭の先生とはもちろん、ほかの先生との関わりが大切 ・生徒との距離の取り方の重要性 ・細かい英語の表現のニュアンスに気をつける ・目の前の生徒の実態に合わせた授業を作ることが大切であるということ ・クラスルームイングリッシュの大切さ ・学校現場の生徒指導の実態 ・ALT(Assistant Language Teacher;外国語指導助手)の先生との関わりと難しさ ・生徒にとっては1回しかない授業であるので、間違った情報を与えない、1時間1時間を真剣に一生懸命やりきること ○これから実習に参加する学生にむけて ・英語力(特に発音)を伸ばしておく (→アクセントやセンテンスの繋がりを何度も聞いて、発音できるように練習する。) ・自分のキャラクターを確立させておく ・健康管理の方法(睡眠時間、リラックス法など) ・大学での模擬授業の時から時間配分を気にする ・自分に自信を持てるようになっておく ・熱く語れる何かを経験しておく ・知識を増やす(本、様々な人との関わり等から) ・前向きな思考を持つ 今年度実習に参加した4回生からのメッセージ 実習を終えた私たちは、以前よりも堂々と人前に立ち、自身の経験を語れたように思います。中学校で過ごした2~3週間は、授業づくりや生徒や先生方との関係づくり、慣れない生活リズムなど、過酷なものでした。しかし、最大限の力を出し切り、実習を経験した学生全員が自身の成長、教員という職業への憧れとやりがい、そして楽しさを全身で感じて帰ってきました。 これから実習に参加しようと考えているみなさんへ。 中学校での実習に辿り着くまでも、授業や課題、模擬授業など、乗り越えなければならない多くの壁があります。それらを越えるのは決して容易なことではなく、辛いときや投げ出したいとき、逃げ出したいときがくるかもしれません。私にとって実習は人生においても大きな経験になり、実習を終えた今、中学校の免許取得を諦めず続けてきてよかった、と心から思っています。みなさんもぜひ諦めず努力を続けてください。生徒たちや先生方との素敵な出会いが待っています。 教育学部 現代教育学科 4回生 西川実輝 3回生 板倉加奈
2015.07.28
「なんとカンファレンス」が本学で開催されます!~現代教育学科
「なんとカンファレンス」とは、障がいのある人の学校生活や日常生活を楽しく豊かにするための工夫やアイデアを共有するためのカンファレンスです。参加者全員が「つながり」「動く」場をめざして4年目になります。そして今回は畿央大学にて開催することになりました。 午前はセルフエスティーム向上、タブレット機器、電子書籍や教材、発達検査、放課後等デイ事業所等、「支援」に関わる多分野のスペシャリストの「店主」が開く「専門店」で、いっしょに支援を考えていただきます。また、教育学部現代教育学科の西端教授、奈良県立奈良養護学校、東大阪大学短期大学部との共同研究の成果である「TMSN(Teaching Materials Shared Network)」も専門店の一つとして出店し、実際に畿央大学教育学部西端ゼミの学生たちが、奈良養護学校の生徒・児童向けに開発した教材を触ることができます。 午後は「専門店」でのお話や参加者のみなさまの経験をもとに、職業・立場・地域を飛び越えて「つながること」を目的とした、参加者全員によるグループセッションを行いたいと思います。 暑い夏休みの最後の思い出は熱いなんとカンファレンスで!多くのみなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。 【日時】2015年8月30日(日)9:30〜17:00 【会場】畿央大学(奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2) 【参加費】500円(資料代) 【主催】なんとカンファレンス実行委員会 【協力】川西町LD研究会 【詳細およびお申し込み先】http://kokucheese.com/event/index/291999/ 現代教育学科 教授 西端律子
2015.07.23
ボランティアレポート~「酉島一泊防災キャンプ」に参加!
こんにちは。教育学部現代教育学科4回生のマイケルこと笈田太郎です。僕を含めた畿央大学の学生2名が、大阪市の此花区で行われた「酉島一泊防災キャンプ」で、防災ワークショップを担当させていただきました。 このお話は、同じ大学の後輩、ゆっきーこと荒井章恵さんからいただきました。彼女が所属している学生団体「Smile」(スマイル)と此花区の障害者共働学舎「働楽」(どうらく)が以前イベントでつながり、「働楽」さんの方から「Smile」に防災キャンプのワークショップの話が来ました。そこから集まった大学生6名で企画しました。 【 1日目 】 7月18日の午後4時から防災キャンプはスタート!開会式を行い、火おこし・簡易トイレ設置・かまどつくりを行いました。私たち大学生は、子どもたちと一緒に活動を体験させていただきました。子どもたちは必死に火をつけようとしていましたが、なかなかつかず、火おこしの大変さを体験することができました。 ▲かまど作り ▲火おこし体験 ▲簡易トイレ設置 その後、飯ごうでお米を炊いてカレーライスを作りました。子どもたちは自分で作ったお米を使い、大学生と大人の方々は、非常食である「アルファ米」でカレーを食べました。「アルファ米」とは、お湯を入れるだけでお米になる非常食のひとつです。 ▲自衛隊の人も一緒にカレー作り ▲飯ごうでお米を炊きました お腹を満たした後は、体育館で「避難所体験」。 ダンボールで囲いを作り、避難したとき自分がどのような状態で眠るのかを体験しました。ダンボールを敷いて寝てみると、周りには他の人の頭や足がすぐ近くにあって窮屈でした。ダンボールで囲いを作ってみると、周りの視線を感じることがないので、少しリラックスした状態になれました。ダンボールはすごく硬くて、布団で寝ることに慣れている子どもたちは、「すごく硬くて眠れないよ」とつぶやいていました。 ▲ダンボールを敷いて寝てみよう! ▲ダンボールで囲いをつくる 1日目の最後の企画は、子どもと大人に分かれて行いました。 子どもたちは夜の酉島地区を探検。津波が来たときの避難場所を確認しに行きました。 保護者や地域の大人の方々は、東日本大震災後、現地で働いていた保健師さんと、広島土砂災害の復興支援を行っている「Smile」の講演会を聞きにいきました。 ▲東北で活動されていた保健師さんのお話 ▲広島土砂災害の復興団体「Smile」のお話 「Smile」の講演では、畿央大学3回生の荒井章恵さんが、わかりやすく団体の説明をしていました。 これで1日目は終了。僕はダンボールで寝ることに挑戦しましたが、なかなか眠れずに次の日を迎えてしまいした。 【 2日目 】 2日目の最初はラジオ体操。子どもたちも大人の真似をしてがんばって体操しています。朝食は昨日のカレーの残りと、味噌汁でした。もちろんお米は「アルファ米」です!朝食後は体育館で「ロープワーク」。地元の防災リーダーの方々に教わりました。僕はロープワークを以前やったことがありましたが、いざやってみると忘れてしまっていて、継続して練習する必要があると感じました。子どもたちも必死にがんばってロープを結んでいました。 ▲大学生もロープ結びに挑戦 ▲毛布で担架つくり そしていよいよ防災ワークショップです。大学生6名で作ってきた90分間のワークショップが始まります! まずは「アイスブレイキング」です! 2日目でだいぶ仲は深まっていますが、ゲームを通してもっと仲を深めたいと思いました。さらに、ゲームの途中ではグループ分けを行い、チームで協力して活動に取り組めるようにしました。 ▲アイスブレイキングの様子 ゲームで仲も深まったということで、次は「防災もしもクイズ」!! 三択の問題を3問出題しました。大人の方でも間違えるような問題もあり、子どもたちはチームで協力して答えを考えていました。なぜその答えにしたかを聞いてみると、「学校でそう習った」と、学校でもしっかりとした防災教育が行われていることを知ることができました。 ▲防災もしもクイズのようす クイズの後は休憩をしながら「非常食体験」。かんぱんを実際に食べてもらいました。「おいしくない」「まずい」「のどがかわく」こちらが予想していた発言が飛び交いました。 「かんぱんはほとんど味がなくて、パサパサしていますね。でもそれには理由があります」と、かんぱんについての説明を行いました。子どもたちよりも保護者の皆様の方が「そうなんだ!」と納得されていたことを今でも覚えています。保護者の方々は「つまみにいいですね」と喜んで食べていました。 ▲さまざまな非常食 ▲かんぱんの説明 かんぱんを食べた後は「防災リュックの中身を考えよう!」です。防災リュックの中身に入れるものを5つ選んでもらいました。子どもたちはなぜそれを選んだのか、しっかり理由も言うことができました。どちらのチームも正解。防災リュックをしっかり家で用意しておくことの大切さを伝えました。 ▲避難グッズを確認 ▲防災リュックに何を入れよう・・・ これですべての企画が終わり、最後は軽い講演と子どもたちから感想を発表してもらう時間です。講演では釜石で起きた「釜石の奇跡」の話をしました。すぐ近くに海がある此花区のハザードマップなどを見せて、家に帰って家族とあらかじめ災害が起きたときの話をしておく大切さを話しました。子どもたちは疲れていて、寝てしまっている子もいましたが、起きている子は真剣に話を聞いてくれました。 感想も一人一人発表してもらいました。かんぱんの話が多くでていました。最後に大学生から参加賞が授与されました。また、此花区から防災マップが支給され、地域の防災リーダーに一歩近づきました。 ワークショップが終わり、防災キャンプも終了。子どもたちとはお別れです。終わってから、お世話になった「働楽」の方々などからプレゼントをいただきました。お話をくれた「Smile」さんからもお礼のプレゼントをいただき、すごく充実した2日間を過ごすことができました。 ▲「釜石の奇跡」の講演 ▲参加賞授与 【 感 想 】 大学の学習キャンプやボランティア、兵庫県の自然学校でさまざまなキャンプに参加してきました。今回の防災キャンプは今まで経験したことのないことがとても多かったと思います。『防災』に関心を持ったのは、東北のボランティアに行ったのがきっかけで、大学卒業後は大学院で『防災教育』について学びたいと思っていました。そんな中、この防災ワークショップの話をいただき、子どもたちや保護者の前で防災教育を実践できて、すごく良かったと思っています。「子どもたちにわかりやすく、楽しく防災を教える」ことをキーワードに、今回6名の大学生と企画を考えました。畿央大学を始め、関西大学、大阪経済大学、龍谷大学の学生が知恵を出し合って考えた防災ワークショップは、子どもたちにとってよりよいものになったと思っています。これからも防災教育について多くの実践ができるように学んでいきたいと思いました。 現代教育学科 4回生 笈田太郎 今まで『防災』について知識がほとんどなかったのですが、今回の防災キャンプを通して、日ごろから災害に備えることの大切さや、避難した先での生活などを楽しく学ぶことができました。そして、子どもたちにとって難しく感じられる『防災』を楽しく学ぶことで、子どもたちが日常的に『防災』を考えられる良い機会となったと思います! いつ災害が起きても対応できるように、日ごろから防災を意識することが大事であると、改めて思わされた2日間でした。 最後まで読んでいただきありがとうございました。「Smile」は学生団体です。何かしたい!という学生の次の一歩のきっかけをつくる笑顔いっぱいの学生ボランティアチームです。主に広島をメインに活動しており、今もなお災害が起きた場所で生活されている方々の心のケアを学生なりに考えて活動しています。8月に広島へ一緒に行く参加者を募集しています。興味があれば連絡ください。 現代教育学科 3回生 荒井章恵 (Smile副隊長 Facebook「Smile」) ※写真等は此花区まちづくりセンターから添付しました。写真の掲載は、此花区・保護者から同意を得ています。 現代教育学科4回生 笈田太郎
2015.07.21
ボランティアレポート~「2015なら春キャンプ」に参加!
こんにちは、教育学部現代教育学科2回生の北澤優希です。 4月4日~5日にかけてNPO法人自然体験共学センター主催の「2015なら春キャンプ」に参加してきました。奈良市青少年野外活動センターを会場にして、1泊2日の日程で行われました。対象は小学校1年生から中学生1年生までの子どもたち。子どもたちは6~9人で1班を作り、そのグループで2日間、様々な活動を行います。 それでは、その時の様子を写真とともに紹介します! ボランティアの私たちはサポーターという立場でそのグループに入ります。活動・生活面での手助けをしつつ、一緒に遊んだり考えたりします。「先生」ではなくあくまでも「サポーター」という立場で子どもたちと同じ目線で活動を行うことを大切にしているキャンプなので、より子どもたちと近い存在で関わることができます。まず、班の中で改めて自己紹介を行い、班長と副班長、班の名前と合言葉(今後各班、点呼の際の合図として使用)を決めました。それぞれの班がこれからのキャンプがどれほど楽しみなのか伝わってくる楽しい名前・合言葉ばかりでした。お昼を食べ終え、活動を行うアスレチック広場に移動し、各々遊具で思いっきり体を動かして、とても楽しく遊びました。 遊んだ後は、就寝準備です。その日泊まる部屋の準備もすべて自分たちで行いました。 部屋が片付いたら、夕食の準備です。今日のメニューは、カレーです。野菜を切ったり火をおこしたり、楽しく、また、助け合いながら作ったカレーはとてもおいしかったです。中には、「今まで食べたカレーの中で一番おいしい!」と言っている子どももいました。 そして夜は部屋の中でキャンドルサービスを行いました。ろうそくを持って円になり、それぞれが灯したキャンドルで様々なことを語り合いました。子どもたちも「自分」と向き合えるとても貴重な時間となったようで、素敵なひと時を過ごすことが出来ました。 そして、明けた二日目です。二日目は、クラフト(工作)を行い、のこぎりを使って木材を切り、思い思いの名札を作っていきました。子どもたちが一生懸命に作った名札は、きっと素敵な宝物になったと思います。 このようなキャンプボランティアの良さはなにより、子どもたちと関われる時間が長いことにあると思います。子どもたちと長く接することができれば、子どもたちについてより深く理解できます。また、大学で学んだことを実践する良い機会にもなり、その中での「失敗」は、新たな学びを生むきっかけにもなります。 今回のキャンプで特に感じたことは、子どもと接する際は「子ども目線」になることが本当に重要だということです。当然ながら、子どもたちは、大学生の私たちとは考えが全く違っています。でも、子どもたちのためにプラスになる働きかけを子ども目線で考えると、子どもたちが何をしてほしいのか、また、今どう思っているのかに気づくことが出来ました。 ~これから、ボランティアに参加しようと考えている皆さんに~ このようなボランティアは、夏休みなどの長期的な休みの期間にしか味わえない体験です。特に上回生になれば実習等で行きたくても行けなくなってしまいます。1・2回生の方にはぜひ参加していただき、大学での学びとはまた違った学びを得ていただきたいです。 とても良い思い出ができますよ! 現代教育学科2回生 北澤優希 ※写真提供元 自然体験共学センター
2015.07.06
健康支援システムの活用をスタート!~教育学部「キャリア形成セミナー」
6月18日(木)の教育学部現代教育学科1回生が全員履修する『キャリア形成セミナー』では、本学が独自に開発した「健康支援システム」を活用した取り組みを行いました。自己の健康について考えることを目的に、全員で健康システムに入力しながら、自らの健康を考える機会を持ちました。将来、子どもたちを育む立場となる際には、自他ともに心身の健康状態への関心は欠かすことができません。 今、自らの健康に注目することから意識の向上をめざしてほしいと思います。 現代教育学科1回生担任団 「健康支援システム」は、健康についての情報を畿央大学のホームページ「健康支援システム」画面から各自が入力し、自己管理するシステムです。 ※サンプル画面 【学生の声】 「自己の健康について考える」というテーマのもとに、健康支援システムを利用して自分の健康について考え直しました。今回の機会を通して感じたこと、考えたことは様々でした。 健康支援システムでは以前に記録した自分のデータと現在のデータが数値やグラフで表されるため、食生活等の生活習慣や心理健康状態の変化が一目瞭然です。一ヶ月前の自分の生活習慣を完璧に覚えていることは不可能に近いですが、健康支援システムを利用してその時その時のデータを記録することで時間経過による変化を明確に把握することができます。私が思っていた自分自身の健康状態と健康支援システムによって示された数値を比較すると相違点が多々あったため、「私は自分の健康についてあまり理解できていなくて、ただ理解している“つもり”であっただけなのか。」と少し衝撃を受けるとともに、健康支援システムの素晴らしさを感じました。しかし、自分の健康は「自分が一番よく理解しているもの」という以上に「自分にしか理解できないもの」「自分にしか調節できないもの」です。「最近、間食が多い…」「就寝時間の遅い日が続いている…」といった健康に関係する習慣については日々考える人は多いと思いますが、このような機会を与えてもらわない限り、意識して様々な角度から自分の健康について深く考えることはあまりないように思われます。 今春、大学への進学、またアルバイトを通して社会との距離が少し近くなったりすることなど、環境の変化とともに、ストレスの原因や生活習慣も大きく変化しました。「健康」といっても、身体の調子が良いだけでは一概に健康であるとはいえず、精神的、社会的にも健やかで前向きであってこそ、健康であると言えるのだと思います。健康支援システムは、生活習慣や身体的な健康状態だけではなく、積極性評価尺度といった精神的な健康状態の変化についても見ることができるため、自分の健康管理をしていくうえでとても便利なシステムであると思います。夢中になれる何かを見つけること、自分に自信を持つこと、充実した毎日を過ごすことも、主に精神的な面で健康に大きく関係しているのだと思います。健康支援システムに頼りきりになるのではなく、うまくシステムを利用しつつ自分自身でも生活習慣や毎日の充実度など、意識して自己の健康について考えることが毎日を健康に過ごすためのヒントとなるのだと思います。 現代教育学科 1回生 新菜央 荒木遥香
2015.06.28
広陵消防署による救急救命講習~教育学部「キャリア形成セミナー」
畿央大学教育学部現代教育学科の1回生全員が履修する『キャリア形成セミナー』では、大学での学びを豊かなものにするための知識や技能について理解し、主体的に取り組み、自分らしく生きることができる職業選択について考えることをねらいとしています。 この取り組みの一つとして、5月28日、6月4日、6月11日の3日にわたって広陵消防署から救急救命士をはじめ隊員の方々に来ていただき、救急救命講習を行いました。 教師や保育者をめざす学生が救急救命の知識や技能を学び、身につけることで、将来に自分が関わる児童生徒や乳幼児の命を守ることにつながります。 学生たちは教室での講義を受けた後、アリーナでグループに分かれ、AED(自動体外式除細動器)と人形を使って一人ひとりが隊員の指導を受けて熱心に実習しました。知識では分かっていても、実際に人形を使ってみると少し戸惑う場面も最初は見られましたが、次第に慣れ、スムーズに行動できるようになっていきました。 講習で学んだ応急手当の知識を自分のものとし、AEDが必要な事態に直面しても適切に使用して、命を救うことができるようになってほしいと願っています。 現代教育学科1回生担任団 【受講した学生の感想】 まず初めに、消防署の方が用意していただいた心肺蘇生法のムービーを見た後、実習をしました。 消防署の方に“心肺蘇生をする時のポイント”や、“助けを求めるなどの実際の場面で行うべきこと”を教えていただき、1人ずつ人形を使って体験しました。 実際に訓練をして、分かったことがあります。訓練をしていれば、『私たちでも人を助けることができる!』ということです。 私自身が行動することで助かるかもしれない命があると気づいたので、そのような必要な場面に出合った時は勇気を出して行動したいと思います。応急手当についての冊子を忘れないうちに読み返して、しっかりと行動できるようにします。 最後に、とても貴重な体験をさせていただいた広陵消防署の方々に感謝申し上げます。 現代教育学科1回生 岩谷真衣
2015.06.05
教育学部4回生が中学校一日見学実習に参加しました!
こんにちは、教育学部現代教育学科4回生の谷口晴と岩川隆浩です。 私達は、中学校英語科の教員免許取得をめざしています。免許取得のためには、教育実習を中学校で行う必要があります。その教育実習に向けて中学校における学習指導、生徒指導及び生徒の実態を実践的、体験的に学ぶため、畿央大学と包括連携をしている香芝市にある、香芝市立香芝北中学校ならびに香芝中学校で一日見学実習をさせて頂きました。 事前指導や見学実習の内容を、学生目線でその様子を報告します! ①香芝北中学校・富田先生のご講義 4月23日(木) 本学に。現在中学校で教壇に立たれている富田先生にお越しいただき、「授業の作り方」「教師の仕事」について教えていただきました。ご講義で富田先生は、「生徒に納得してもらうことで生徒が勉強を楽しく思い、また授業を熱心に聞くきっかけになる。」「学校での時間の大半を授業を受けて過ごす生徒たちにとって、楽しくない授業は苦痛であり学校が楽しくなくなるかもしれない」など、いかに授業が大切か、またその授業をいかに組み立てるかをわかりやすく、丁寧にお話いただきました。 ▲サイコロを使ったユニークな授業の様子。1が上に向いたサイコロが右に3回、下に2回、そして左に1回転がすと上に出る目の数は? ②一日見学実習の事前打ち合わせ ▲香芝北中学校一日見学実習に参加する学生7名が、担当の先生との顔合わせや配当クラスの確認、教頭先生へ実習のご挨拶の様子です。 ③香芝北中学校・出井先生による模擬授業と質疑応答 5月1日(金) 本学で3・4回生合同で実施された、出井先生の模擬授業の様子です。ペアワークなど生徒が発言する時間がほとんどである授業構成で、声に出して理解することのできる充実した内容で受け身の授業よりもはるかに楽しく学ぶことができました。「教師の話す時間は授業の10%」「人間の集中力が続くのは15分」など、多くの必要なポイントが盛り込まれている授業内容だと感じました。 「本文理解」では、本文を徹底的に覚えることのできるよう、生徒が練習する時間をたっぷりと設けたり、個々の学習レベルに合う工夫されたプリントを用いたりと、英語の授業理解に必要な多くのことを学びました。また”All English”のテンポのよい授業で、現場の先生の持っておられるパワーに感銘を受けました。 質疑応答の時間には、不安を抱えている学生や疑問を抱いている学生の質問に真摯にお答えいただきました。出井先生、ありがとうございました。 ④香芝北中学校での一日見学実習 ▲控え室での最終打ち合わせのときの写真です。ドキドキ、どんな中学生たちに会えるのか、緊張しています。 打ち合わせが終わると、朝の会の見学に各配当クラスへと向かいます。そして、1・2・4・5限目は授業見学です。1年生から3年生まで見学させていただき、学年やクラスの雰囲気はさまざまであると感じました。 ▼授業参観時の様子です。 ▼昼食や清掃活動時には、生徒と楽しくコミュニケーションをとることができました。 3限目は、吉川先生のご講話でした。「英語の教師になるための心構え」「生徒を巻き込む授業の指導方法(例えば「エレクトリカルパレード」をチャンツに使用するなど)」「ワークシートの工夫の仕方」など、幅広い知識を教えていただきました。質疑応答の時間も設けていただき、私たちの不安な気持ちが和らぎました。 放課後は、中学生とともに中学校付近の清掃活動に行きました。一緒に活動する中で、様々な生徒と触れ合うことができ、清掃活動を通して授業参観だけではできない交流ができた素晴らしい時間でした。 ④香芝中学校での一日見学実習 5月7日(木) 本学の学生3名で香芝中学校に一日見学実習をさせていただきました。香芝中学校は生徒と先生との距離がとても近く、朝の校門での挨拶運動を見学させていただいたときには、どの生徒も元気に挨拶をしていました。 私たちは、1時間目から3時間目を1年生から3年生の各学年の英語の授業を見学させていただきました。1年生では、ゲームを取り入れ楽しく英語を学ぼうとしていたり、3年生では、難しい文法事項の授業をしていたりと、各学年のそれぞれの工夫を見学させていただき、英語の授業の難しさを学ばせていただきました。 給食の時間では1年生のクラスにそれぞれ入らせていただき、生徒とのふれあいを楽しませていただきました。次の時間がスポーツテストであることもあってか、会話の内容がスポーツテストの話をしている生徒が多く、懐かしく思いました。 スポーツテストの時間では、香芝中学校の先生方の指導の様子を見学させていただきました。はじめは、ばらばらに並ばずにいた生徒たちも先生の指示があると、出席番号順に並び、スムーズに測定することができました。日ごろから信頼関係が築けているからこそ、生徒が先生の言っていることを聞いているのだと思いました。 それでは、この実習に参加した学生の声を紹介します。 「見学実習に行かせていただいて、まず1日を通して現場の教員の方々がとても過密なスケジュールの下で働かれていらっしゃることに気づきました。そして、その中でも、教員目線での生徒への配慮、考え方、授業内での様々な工夫や、自身が中学生だった頃にはわからなかった新しい”気づき”がたくさん見つけられた。」 現代教育学科3回生 卯城 「まず、教室に入って英語の教材がデジタル教科書だったことに驚きました。私が中学生の時、デジタル教科書はもちろん教室にパソコンもなかったので、中学校の現場の教具の変化をひしひしと感じました。授業の中心はペアワークで、学校でしかできないペアワークやロールプレイを重要視しているようでした。」 現代教育学科3回生 板倉 「吉川先生もおっしゃっていたように生徒を知ろうとする努力が良い授業、教師と生徒の信頼関係を築く上でとても大切なことだと感じた。」 現代教育学科4回生 岸川 「今回の実習では多くのことを学ばせていただきましたが、一番感じたことは”生徒理解の大切さ”です。授業を考えるにも、学校の行事を行うことや指導をするにも、まずは生徒のことを考えなければいけないことを、この実習で深く思いました。このような大学の授業では学べない現場の学校のことを知れたことは、今回の実習で本当に勉強になりました。今回のことを生かせるように努力しようと思います。」 現代教育学科4回生 岩川 「中学校一日見学実習を終えて、自分の中で英語教員になるという夢がまた一段と大きくなりました。自分はまだまだ未熟ですが、英語教員として大切にしたいことを発見できたような気がします。それは『楽しさを伝える』ということです。一見単純で、簡単に見えるかもしれないこの言葉ですが、その重みや意味を自分なりに持って、今後、英語の楽しさを子どもたちに伝えていきたいと思いました。」 現代教育学科4回生 大東 いよいよこれから、中学校への英語科教育実習が始まります。畿央大学で得たこと、学んだことを糧に、中学校でさらにたくさんのことに気づき、学んできます! 現代教育学科4回生 谷口晴、岩川隆浩
2015.05.20
「夏の学習キャンプ」実行委員会、本格始動!
夏の学習キャンプ2015、始動! 『学習キャンプ』とは、学生が主体となって考えた学びのある企画や野外活動を通じて他学科・他学年の人達と関わって、将来に人と関わる際に役立つスキルや能力、コミュニケーション力等を養うことを目的としたキャンプです。例年夏と秋に開催される、畿友会(学生自治会)の公式な行事です。 3回目となる5月18日の会議では、これからの学習キャンプを作っていくための担当部署を決めました♪ 部署は、「統括」「副統括」「当日進行」「広報しおりドキュメント」「炊事健康」「企画」にわかれています。第1希望の部署にいけなかった学生もいますが、どの部署にもやりがい、良いところがあるので、「自分の部署でしたい!」と思えることを見つけて、最後にはこの部署でよかったと思ってほしいと思います! 部署が決まったここからが、当日に向けての本格的なスタートです。 所属部署に関係なくスタッフ全員で一つの素晴らしい「学習キャンプ」を作っていきたいと思います!今年のスタッフは27人と今までよりも多い人数でつくっていきますが、全員で力を合わせていきたいと思います! 学習キャンプ統括:現代教育学科2回生 田中 光 【参考記事】 在学生有志が企画・運営する「冬の学習キャンプ2014」を開催しました! 在学生有志による「夏の学習キャンプ2014」を開催しました!
2015.04.20
「マミポコ親子広場」チームでボランティア活動!
マミポコ親子広場の現代教育学科3回生のゆっきーです! 3月25日(水)に五位堂幼稚園で行われた子育て支援イベント【ハッピースプリング】にボランティアとして参加させていただきました! 今回主催されたのは"かしまま"という自宅から歩いていける場所にママ&子どもたちのつながる場所づくりを進めていて、奈良県香芝市で子育てママたちが自主運営する子育て支援サークルです。 私たち畿央大学生はあらかじめ"花咲じいさん"というお題をいただいていたので、簡単な手遊びや絵本の読み聞かせ、そして親子の触れ合い遊びなどを花咲じいさんのイメージに絡めて、子ども達と楽しみました。 子ども達の年齢はさまざまでしたが、みんなとても楽しそうに伸び伸びと遊んでいました。 保護者の方々も普段このような機会がないようで、他の保護者の方々と育児について話し合ったり、共感されていたりする様子を見て、子ども達だけの憩いの場ではなく、保護者の方々にとっても有意義な時間だったのかなと思いました。 私たち「マミポコ親子広場」でも、子どもと学生の関わりはもちろん、保護者の方々同士の交流も充実してほしいなと思って活動しています! 現代教育学科 3回生 荒井章恵
2015.04.17
平成27年度 新入生宿泊研修レポートvol.5~現代教育学科
2015年4月6日(月)、7日(火)の両日、和歌山県の南紀白浜にて現代教育学科の平成27年度新入生宿泊研修が実施されました。 【1日目】 一行は6台のバスに分乗し、予定通り9:00に本学第2キャンパスを出発しました。途中渋滞などにみまわれることもなく、これも予定通り12:00に「とれとれ市場」に到着、おいしい昼食をいただきました。2・3回生の学生スタッフが教えてくれるユニークな「いただきますコール」は新入生にも大ウケでした。バス移動の疲れも少しとれたのではないでしょうか。 昼食後は名勝の千畳敷と三段壁をしばし見学。その後、研修会場となるホテルラフォーレ南紀白浜に移動しました。 各部屋に荷物を置いた後2階宴会場に全員集合し、開講式をとりおこないました。安井学科長から新入生に向けた開講の言葉として、長州藩の藩校である萩明倫館の講堂に掲げられた「守・破・離」の文字の意味についてお話がありました。大学時代は「守・破・離」でいうとまさに「破」の時期であり、高校までの教えを土台としつつ大学で学び続ける中で、ぜひ既存の型を破り自らの型を見つけていってほしいと新入生を激励されました。その後、新入生たちは大学での夢や希望、意気込みをつづった「夢をチカラに」を作成し、各担任に提出しました。 夕食をとった後も研修は続きました。今度は学校教育コース、幼児教育コース、保健教育コースのコースごとに10名前後のグループを作り、各グループによる自己紹介をおこないました。壇上に昇ってのグループ紹介では個性的なパフォーマンスが続き、会場は笑いと拍手に包まれました。 【2日目】 2日目は、朝食後に白浜町総合体育館に移動し、生野先生の指導のもとでコミュニケーションゲームをおこないました。チーム対抗の大なわとびでは集中力と団結力が試されましたが、連続100回を超えるチームも出るなど大盛り上がりでした。 2日目はあいにく朝から雨が降ったり止んだりのお天気で、風も強く気温も低いという状況でした。そこで予定していた白良浜での「砂の造形活動」を変更し、西尾先生の指導のもと引き続き白浜町総合体育館で「ダンボールの造形活動」をおこなうことになりました。西尾先生から示された共通の条件はただ1つ、「背丈を超える高さの作品を作ること」でしたが、 ひたむきに高さを追求するチーム、キャラクターの造形に力を入れるチーム、組み立て方の構造に凝るチームなど各チームの個性が光る作品ができあがりました。撤収の際はせっかく作った作品を解体しなければならず新入生たちは少し名残惜しそうでしたが、皆てきぱきと協調しながら動いてくれたおかげで素早く後片付けができました。 その後、再びホテルに戻り昼食を終えた後、ホテルのロビーで閉講式をおこないました。新入生の胸には様々な思いが去来したことと思います。帰路も渋滞等に巻き込まれることなくスムーズでした。大きな怪我や事故もなく2日間の日程を無事終えることができたことに安堵しております。新入生のみなさんには、宿泊研修を通して考えたことや得られたものをぜひ今後の大学生活で活かし、自らの夢をかなえていってくれることを期待しています。 文末ながら、活動全体を率先して引っ張ってくれた12名の学生スタッフ、素晴らしい活動環境をご提供いただいたホテルラフォーレ南紀白浜のスタッフの方々をはじめ、今回の宿泊研修にご理解とご支援をいただいた皆様に感謝申し上げます。 現代教育学科 准教授 石川裕之 ※研修会の様子はホテルのfacebookからもご覧になれます。
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