2026.04.28
オレンジリングに込める、私たちの決意 ~ 看護医療学科「認知症ケア論」
畿央大学 看護医療学科の特色ある科目の一つ、「認知症ケア論(1年次選択科目)」が今年もスタートしました。超高齢社会を迎えた日本において、今求められているのは、認知症を「何もできなくなる病気」と捉えるのではなく、希望を持って自分らしく暮らせる「新しい認知症観」です。看護医療学科では、1回生という早い段階からこの課題に深く向き合っています。
▼2025年度の「認知症ケア論」の様子はこちら
90分で変わった「認知症」へのまなざし
第3回目の講義では、学生たちが「認知症サポーター養成講座」を受講しました。受講前は「物忘れ」のイメージが強かった学生たちですが、KJ法※を用いたワークショップを通じて、その認識は大きく進化しました。
※ KJ法:付箋等の紙に情報を記し並べ変えたりグループ化したりすることで断片的な意見・アイデアを効率的かつ論理的に整理するための手法。

学生たちが「理解」した認知症の真実
- 認知症には多くの疾患や種類があり、一人ひとり対応が異なること。
- 症状が進んでも、「できること」や「意思」は確かにあるということ。
- 若年性認知症やBPSD(行動心理症状)への正しい理解の必要性。
「患者」としてではなく「人」として向き合う
講義後のディスカッションでは、医療職をめざす卵として、そして一人の市民として「自分たちに何ができるか」を語り合いました。
私たちが今日から実践すること
- 「病人」ではなく「1人の人」として接する。
- 相手のペースに合わせ、笑顔で耳を傾ける。
- 困っている人がいたら、自分から優しく声をかける。
- 文字を活用するなど、相手が理解しやすいコミュニケーションを工夫する。
オレンジリングは、共生社会への「第一歩」
わずか90分の講義と対話でしたが、学生たちの手首には、サポーターの証である「オレンジリング」が輝いています。
「相手を尊重し、寄り添うこと」の大切さを学んだ学生たちは、これから地域や医療の現場を支える頼もしい存在となっていくはずです。私たちの学びは、まだ始まったばかり。認知症の人と共に、誰もが過ごしやすい地域社会を築くために、これからも主体的に行動し続けます 。

看護医療学科 准教授 室谷 牧子
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