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看護医療学科
2020.11.25
多世代まちづくりプロジェクト2020コンペティションで「参加者賞」を受賞!~認知症ケアサークル「Orange Project®」
Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体で、“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体です。2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。 畿央大学の卒業生たちは2019年から、在学中に熊本大学・熊本保健大学・崇城大学と共に、Orange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、認知症になってもやさしい町づくりなどに、学生主体に取り組み始めました。そして「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に2019年9月にサークルとして発足しています。 今回は先月の続報として11月21日(土)に開催された『多世代まちづくりプロジェクト ~学生とともに考える認知症にやさしいまちづくり~ コンペティション』の参加報告をさせていただきます。これは“認知症にやさしいまちづくり”をテーマに、企画や研究テーマのある学生が、地域活動を実践する認知症フレンドシップクラブの事務局メンバーとマッチングして、新たなプロジェクトにチャレンジし全国のまちづくりを進めるもので、初めてオンラインで開催されました。学生のプレゼンテーションによって、当日「優秀賞」「フレンドシップ賞」「参加者賞」が決定します。 畿央大学Orange Project®からは看護医療学科2回生の浜田みゆきさんが代表で発表しました。畿央大学の企画「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう!」は、なんと最優秀賞、フレンドシップ賞に続く、参加者賞(賞金10万円)を頂くことができました!何よりも、行政職員や介護職、医療職などの参加者目線で受賞できたことは、オレプロメンバー一同、感激しました。「認知症にやさしい町、認知症に強い大学」に一歩前進できたことを実感した一日でした。 畿央大学のテーマである「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」では、子どもに焦点を当て紙芝居・絵本を通して認知症について伝え、様々なことに興味を示す子どもが大人へ能動的に伝えていくことを目的としていました。認知症を理解するために症状を伝えることが多いなかで子どもが認知症に対しネガティブな印象を持たないように、協力しながら一緒に生活することを紙芝居や絵本の内容にする予定とのことでした。子どもが認知症に対してポジティブな印象を持つこと、それを親に伝えることがこれから高齢者の増加が予測される日本では必要だと思いました。 ▼参加団体一覧 十勝の学生ボランティア団体のCAN-PASSでは高校生が高齢者施設に1週間参加し関わることで理解を深めること、そして参加者で話し合い1つの出し物を行うことによって参加者全体で積極的に考えることができるようにするプロジェクトを考えていました。熊本大学・日本福祉大学・熊本県立第二高等学校では、認知症の方と関わる場所をつくるというプロジェクトでした。 プレゼンテーションだけではなく、認知症まちづくり基金の団体の活動の報告もありました。若年性アルツハイマー型認知症の当事者の方も参加してくださっていました。若年性アルツハイマー型認知症と診断されたときは絶望を感じたとおっしゃっていましたが、現在は笑顔で活動することができていると言っておられました。認知症となったことにより退職せざるを得なくなりましたが、活動として当事者の前の職業を生かしたことを施設で行うことや、得意なことで啓発活動をするといった活動をしているようです。その人の強みを生かす活動を行うことは、当事者のこれまでの人生を肯定でき、自信につながると思いました。認知症であるということは関係なく、人の強みを生かした活動は心の豊かさを生むと思いますし、強みを生かすことができる場所、やすらげる場所があることの大切さを改めて感じることができました。また、どの活動報告もコロナ禍で制限のある中、出来ないことばかりではなく、今できることを見つけて取り組むことの大切さを強調されていました。 「多世代まちづくりプロジェクト2020コンペティション」で畿央大学の企画は参加者賞を頂くことができました。プロジェクト案を考えてくださった2回生の方々、協力してくださった奈良事務局の方々、ご指導ありがとうございました。今後も引き続き、認知症の啓発活動に積極的に参加したいと思います。 看護医療学科3回生 東條真納美 ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog
2020.11.16
令和2年度 看護医療学科卒業研究発表会、初めてオンラインで開催!
2020年11月7日(土)、看護医療学科4回生95名が各教員のゼミに所属し取り組んだ「卒業研究」(4年次配当)の発表会が開催されました。今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、オンライン形式での発表となりました。研究・発表を終えた4回生からの報告レポートをお届けします! みなさん、こんにちは。看護医療学科4回生です。看護医療学科では、3回生前期から看護研究の授業を受けたのち、12月頃にゼミ担当教員(1ゼミにつき学生4~5人)が決定し、約9ヶ月間かけて卒業研究を進めました。研究は、文献研究を中心として、これまでに講義や実習で学んだことが、実際にはどのように研究され、成果として公表されているのか分析し、論文を作成しました。オンラインでの発表会でしたが、先生方や3回生の皆さんもたくさん聴講してくださり、ありがとうございました。その様子について、一部ではありますが報告させていただきます。 【ブロック3:岡・乾・酒井ゼミ】 ゼミの所属が1月に決まり、そこから実習や授業、就職試験や受験勉強などと並行しながら、卒業研究を進めてきました。何十本もの論文を読み、分析したり、途中で研究の軸がわからなくなったり等、研究を進めていくうえでたくさんの困難がありました。その都度、ゼミ担当の先生やゼミメンバーに相談し、助言をもらいながら、無事に卒業研究を終わらせることができました。 私たちのゼミでは、「妊娠期の障害受容」「周産期における父親の適応過程」「特定妊婦における妊娠時の胎児に対する愛着形成」「産後うつ」「妊産婦の思いと看護援助」という母性看護学領域をテーマに研究し、発表しました。約9ヶ月間、一生懸命取り組んできた研究成果を無事に発表することができ、嬉しく思います。 この卒業研究で学んだことを、来年から看護師として働く中で、または進学した先で役立てていきたいと思います。 岡ゼミ:唐住澪・桑野朋佳・滝尾愛・中田萌香・藤本知里 【ブロック5:山本・對中ゼミ】 初めての研究ということに加えて新型コロナウイルスの影響で大学施設が使えずに文献収集が例年より困難ということもあり、どのように研究を進めていくのか悩むこともありました。しかし、ゼミの担当の先生にMicrosoft Teamsによる遠隔のゼミを開催して頂き、論文作成の進め方について丁寧に指導していただきました。また、ゼミのメンバー全員で意見交換をすることで、論文を無事作成することができました。オンラインではありましたが、それぞれが取り組んできた研究の成果を無事に発表することができ、大変嬉しく思います。 この卒業研究発表会を通して、約9ヶ月間一つのテーマに沿って研究した学びから、自分の目指す看護師のあり方について考えることが大切であると感じました。疾患だけでなく、生活背景、価値観、環境、文化など、患者その人に応じた看護の重要性について、学生それぞれの発表から改めて学ぶことができました。ここでの学びを、今後の研究に繋げられるよう努力し、来春から実際の看護の場で活かしたいと思います。 山本ゼミ:木村奈央・ 坂有紗・佐藤愛月・配山ひなの・米村由季野 【関連記事】 令和元年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催! 平成30年度卒業研究発表会を開催!~看護医療学科 山崎・林田・對中・大友・文ゼミ 平成29年度卒業研究発表会を開催!~看護医療学科
2020.11.09
教員紹介「岡先生」編~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.67
1回生の皆さんを応援する”新入生応援!やさしさを「チカラ」に変える”プロジェクト”。後期からは1回生クラス担任以外の先生方もご紹介します。今回は看護医療学科の岡先生です! 【1】氏名および研究分野・担当科目 岡 いくよ(おか いくよ) 看護医療学科 准教授 看護医療学科で母性看護学を担当しています。母性看護学というのは、妊娠、出産など親になる過程に寄り添うことを中心に、女性の生涯にわたる健康について看護が必要な状況とその支援などを学んでいきます。助産師をめざされる方はさらに深くこの科目を追求していくことになり、助産師進学の必須科目でもあります。2回生前期科目から3回生の実習、4回生のゼミ、国家試験に向けての授業を担当しています。ゼミには助産師に進学を考えている人もいて、一緒に受験に向けた学修にも取り組みます。また、全学で取り組まれている生命倫理という講義もオムニバスで担当していますので、学部の違うみなさんにもお目にかかれる機会があり楽しみにしています。 私自身、助産師として長く地域での妊娠、出産、産後1年に渡る時期の育児支援活動を行ってきました。現在も奈良、大阪、京都の三地域で、マタニティクラスやベビークラス、パパと赤ちゃんのクラスなどに取り組み、3回生の実習では学生さんにも一緒に参加してもらっています。 研究活動も同様に、現在産育が抱えている課題に取り組み、歴史的な産育の知見をくみ取るための、民俗学的な産屋をめぐる調査や現代の妊産婦さんやその家族の調査などを通して、社会学的視点を援用しつつ研究を進めています。また「赤ちゃんのみかた」というテーマで『月刊母の友』という絵本の出版社『福音館書店』さんの雑誌にもその活動の一端を連載させていただいています。 【2】モットーや好きな言葉、大切にしていること 自由な発想をされる学生さんの話を聴くのが大好きです。固定観念に捉われずに自分もまだまだ進化していることを信じて、自分の可能性を閉ざさないよう若い人から刺激をいただきたいと考えています(学生の皆さんからの色々なアドバイスはうれしいです)。好きな言葉というか、悩んだ時にいつも立ち返る本は、「老子」と「易経」です。中国思想を深く学んだわけではありませんが、読むととても励まされるんです。 【3】趣味・特技など からだを動かすことが大好きです。特にラテン系の音楽に合わせて踊るのが好きで、サルサも大好きです!そのせいでしょうか、スペイン、ペルーが好きです。海外では何一つ言葉は話せなくても、苦になりません。鉄道の旅が好きで、ドーバー海峡を鉄道で渡り、キングス・クロスまで行ったこともあります。ペルーでもチチカカ湖からクスコまで鉄道旅を楽しみました。海外では現地の市場を巡り、美味しそうなものを発見し、生活の場を眺め、子どもたちの姿を見るのが楽しみです。 ▼ユーロスターでブリュッセルからロンドンへ ▲チチカカ湖ウロ族でお産の話を聞く(身振り手振り) また、赤ちゃんが成長すること、野菜が育つ様子など若い力が伸びていく姿を見ていることが好きです。それに関連しているのか、農作物が傍にある生活に憧れて、蔵や土間があって、竈(かまど)が5つもある古民家に間借りして住みつき、畑をしています。 古い家で、自由に勝手に改装していいと言われていますが、なかなか追いつきません。私の好きなことに共通しているのは「素朴なこと」と言えるかもしれませんね。 【4】先生から見た畿央大学(または所属学科)や畿央生の印象は? 学生さんはみなさん素直で、男女を問わずかわいくてふんわりしているという印象です。学年が違っても誰に対してもみなさん親切に接していらっしゃる場面をよくみかけます。また、人のために何かをしたいという志を持って入学してこられたということが素敵だな、やさしいなーと思っています。 【5】1回生(畿央生)にメッセージを! 10歳台後半から20歳代前半の時期は知的な好奇心を伸ばすのにとても適した時期なのだろうなーといつも羨望の眼差しで若い人をみつめています。若い時のパワーは素敵です。何となく気になること、社会に感じた疑問や違和感を大切に温めながら、多くの事象に関心を向け、沢山のことを発見してください。今の限られた時間の中でも身の回りのさまざまな出会いを楽しんでくださいね。それは人だけでなく、本、趣味、自然、建物、芸術、運動など色々だと思います。1回生のみなさんの授業の機会はまだありませんが、2回生からの講義を楽しみにしております。学内で私を見かけたらどうぞ気軽にお声がけください。 教員実績
2020.11.09
認知症ケアサークル「畿央大学Orange Project®」2020年活動レポート!
やさしさを「チカラ」に変えるOrange Project®! Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体で、“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体です。2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。 ■認知症になっても安心してくらせるまちづくりに取り組む Orange Project(YouTube) 畿央大学の卒業生たちは2019年から、在学中に熊本大学・熊本保健大学・崇城大学と共に、Orange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、認知症になってもやさしい町づくりなどに、学生主体に取り組み始めました。そして「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に2019年9月にサークルとして発足しています。 昨年までに認知症カフェのサポート、認知症啓発のRUN伴や認知症サポーター養成講座のサポートを行ってきました。現在は、前期からオンラインでのみ活動を再開していますが、本日はその活動の一部を紹介いたします。 その1 大雨による熊本災害支援(支援物資提供の支援) 2020年7月豪雨、日本各地に大雨が降りました。取り分け、九州南部を襲った豪雨によって、熊本県の球磨川をはじめ多くの河川が氾濫し、近隣の地域では水害の被害を被りました。 畿央大学OrangeProject®の有志で募金を声掛けし、マスクと消毒用のエタノール等を購入しました。そして、熊本大学のOrange Project®代表顧問の安武准教授を通じて、現地に届けました。物資、OrangeProject®のOGの保健師さんを介して湯前町や人吉地区などに送られました。 ▼熊本大学 代表顧問の安武綾先生からのお礼の写真メール COVID-19(コロナウイルス感染拡大)のために、Orenge Project®の活動が思うようには進められていない状況の中ですが、ヒトの輪を大切に活動を続けていきます。 看護医療学科 准教授 上仲久 その2 オレプロ役員会議(2020年7月8日 zoom会議) 2020年7月8日(水)には、これからのOrangeProject®の運営の在り方について、学部生や大学院生の学生役員メンバーと各大学の顧問教員とでzoomで合同ミーティングを行いました。 ▼オレプロ学生役員によるZoom会議の様子 特に、2020年12月13日(日)に実施予定のOrangeProject®の開催記念式典の進行について、学生が中心となり意見交換していました。また、今後の活動について各大学の学生役員と意見交換を行っています。本学の参加者は、3回生の冨松里帆さん、東條真納美さん、小山美咲さんと2回生の浜田みゆきの4人です。 そして、「みんなで創るオレンジの輪プロジェクト」の公開動画を作成し、2020年9月25日(金)に公開となりました。動画のなかに、本学看護医療学科2回生の浜田みゆきさんが取材に回答している場面(5:26頃~)があります。 看護医療学科2回生 浜田みゆき その3 認知症の理解のための介護家族へのzoomインタビュー(2020年10月11日) ▲当事者の方やお母様を介護する娘さんと2回生のzoomでのインタビュー (以下、公開についてはご家族の同意を得ています) 今回の対談の大きな目的は認知症の当事者のご家族からお話を聴き、認知症に対する知識を深めることでした。若年性認知症当事者の平井正明さんが、コーディネートや対談中のサポートをしてくださいました。 話された内容としては、認知症と診断されるまで、診断されてからの当事者の方の症状・様子の変化やコミュニケーションの取り方などを教えてくださいました。特に印象に残っていることは「認知症とは症状の総称であり、実際同じ症状の人はいなく、その人の個性が出る」ということや「私たちが常識だと思っている行動がとれなくなってしまうとき、怒るのではなく“発想が豊かだな”とポジティブに捉えることが大切」ということです。コミュニケーションの取り方では「覚えている?」と聴くことは“忘れてしまう”という症状に対して不安などを与えてしまい「昔こんなことがあったよね、私はとても嬉しかったんだよ」などと言葉を変えることで“周囲が覚えてくれている”という安心感につながるということも新しく知ることができました。 対談を通して私たちのコミュニケーションの取り方、捉え方ひとつで当事者のかたの心情や見方が変化するのだと学ぶことが出来ました。平井さんは、後期授業でも「老年看護学援助論Ⅰ」の講義をしていただくので楽しみにしています。 看護医療学科2回生 白川桃子・浜田みゆき その4 多世代まちづくりプロジェクト2020に応募 NPO認知症フレンドシップクラブが主催する、”多世代まちづくりプロジェクト2020”の学生参加者公募に本学からもオレプロの2回生メンバーが中心になりエントリーしました。このコンペティションは認知症の啓発活動など、次世代を担う高校生・大学生対象に公募したもので、今年で3回目になります。 畿央大学からのエントリーした演題名は「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」(代表 看護医療学科2回生 浜田みゆき)で、書類審査を通過し二次選考に選出されました。二次選考は、2020年11月21日(土)の午後からで、zoom上で5分間のプレゼンテーションをした結果、参加者からの投票で審査されます。皆さんも以下のリンクから参加登録をして(参加無料)、畿央大学を応援してくださいね。 ■多世代まちづくりproject このように「認知症にやさしい町づくり」に向けて、オレンジプロジェクトのメンバーは地道に活動しています。学年や学科を超えたつながり、国境や大学間の垣根を超えた活動はこれからの次世代を担う学生の皆さんの力に左右されます。現在は、看護医療学科の学生のみの活動ですが、教育学部や理学療法学科、健康栄養学科・人間環境デザイン学科の皆さんとも協力して今後は活動の幅を広げていきたいと思います。ぜひ、みなさんのサークル参加をお待ちしています。 連絡先 看護医療学科3回生 小柳明梨 b8579384@kio.ac.jp 看護医療学科2回生 浜田みゆき b9619852@kio.ac.jp 看護医療学科 准教授 上仲 久 h.uenaka@kio.ac.jp 看護医療学科 教授 山崎尚美 ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog
2020.10.09
本学教員が大会長を務める「日本産業看護学会第9回学術集会」が開催されます(12/1~25)
2020年12月1日(火)~25日(金)まで、日本産業看護学会第9回学術集会を学術集会ホームページでのオンデマンド方式で開催します。産業保健分野では、働き方の多様化を支えることとして、がんや難病、精神疾患や生活習慣病などの疾病や発達や身体等の障がいを有する人だけでなく、妊娠・出産する女性、高齢労働者、家族を介護する人の「働きたい」というニーズを可能とすることが求められています。 そこで、本学術集会では、「多様な健康課題を持つ人の「働く」を支援する産業看護-明日へとつなぐ看護実践と連携-」をテーマに、当事者である働く人のニーズや、他職種および関連機関の支援活動を理解し、事業場内外の支え合いの意識改革の創生と他機関との連携と協働を構築する看護実践について考える機会としたいと思います。 新型コロナウイルスに対する産業保健分野の対応などのトピックセミナーの他、本学健康科学部長 植田政嗣教授の基調講演「女性が美しく生きるための健康科学」の他、当事者弁護士による「多様性のある職場づくりに必要なLGBT/SOGIへの理解」、若年認知症当事者講演など多彩なプログラムを企画しました。 また、看護学生を対象としたナーシングサイエンスカフェでは、産業保健分野で活躍する本学卒業生2人が、産業看護の仕事について語ります。 ぜひ皆さまのご参加をお待ちしています。最新の内容はプログラムを参照ください。 日本産業看護学会 第9回学術集会 大会長 看護医療学科 教授 松本 泉美
2020.09.28
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.81~8月の勉強会は「健康ウィーク」を開催!
こんにちは、健康支援学生チームTASK※の看護医療学科3回生の乾由樹子です! 新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響もあり、勉強会や健康測定の実施をすることができませんでしたが今回新学期2回目の活動として「健康ウィーク」というものを行いました。毎朝オンラインでラジオ体操や肩こり解消ストレッチなどをしました。 ※TASKは、Think、Action、Support、for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 具体的な活動内容は、5日間を「健康ウィーク」と名付けて、毎日ラジオ体操や肩こり解消ストレッチをみんなで行いました。 オンライン上ではありますが、毎朝みんなの顔を見ることができ、また夏休みに陥りがちな夜型生活も少し軽減され、いい機会になりました。 参加してくださった皆さんありがとうございました!! ▲参加者の様子part1!! 顔は見せなくても、ぬいぐるみをカメラの前に置き参加する人もいました。 ぬいぐるみの種類やキャラクターからも会話が広がりました!! ▲参加者の様子part2!! 9時から活動を開始していましたが、開始後15分間はアイスブレーキングとしてお話会も行っていました。他学科の課題やテスト、実習の不安などそれぞれの状況や思いを話すことができ有意義な時間となりました。 ▲最後には参加者全員にスタンプカードのようなものも配布されました!! 今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、本来のTASKとしての活動(測定会や勉強会、新入生歓迎会など)が行えていない状況です。 このような状況ではありますが、TASKというチームを残していくためにも新入生の皆さんの参加がすごく力になります。 「TASKってなに?」という方→Twitterで、「TASK(健康支援学生チーム)」と検索してみてください! また、畿央大学のホームページから、TASKの過去の取り組みを見てもらうこともできます! 「どうやって参加すればいいの?」という方→Outlookのメールから検索ディレクトリを使用して、「task」と検索してみてください。 ◎参加申し込みだけではなく、質問もこちらのメールで受け付けています! 看護医療学科3回生 乾由樹子 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2020.09.18
教員が「日本地域看護学会」で優秀演題賞を受賞!~看護医療学科
令和2年8月30日、日本地域看護学会第23回学術集会(誌上発表)にて優秀演題賞を受賞しました。 この学術集会は、8月29日(土)、30日(日)に大阪にて開催予定でしたが、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大予防のため、現地開催を中止し、誌上開催となりました。 ▽クリックで大会HPに移動します。 演題は「愛着形成に焦点をあてた重症心身障がい児とその家族への在宅支援の検討」です。研究では、訪問看護ステーションスタッフに同行し参加観察やインタビューを行いました。ストレングスモデル(C.A.Rapp,2006)を基盤とし、訪問看護師が、重症心身障がい児とその家族の強さ・力であるストレングスにどのように着目し在宅支援を行っているのか明らかにすることを目的とした研究です。研究にご協力いただきました皆様に心より深く感謝申し上げます。 在宅小児ケアにおける愛着形成に焦点をあてた支援モデルの構築(科学研究費助成若手:1 8 K 1 7 6 0 9 研究代表者:田中陽子) 看護医療学科 講師 田中陽子
2020.08.28
マタニティヨガ・ベビーマッサージの特別演習~助産学専攻科
2020年8月21日(水)、ふみ子助産院の院長である森田婦美子先生によるマタニティヨガ、ベビーマッサージの演習がありました。 【マタニティヨガ】 マタニティヨガとは、妊娠中の身体に負担がかからないような緩い運動によって、コリやだるさなど母体の肉体的不調を改善し、ゆったりした気持ちで行うことで精神的なストレスを軽減することができるものです。また、家ではなく教室で行う場合は他のお母さんたちとおしゃべりをしたり、悩みなどを共有することで気分転換にもなります。 私たちも森田先生に教わりながら呼吸を意識してマタニティヨガをしました。演習や課題などで少し疲れていたこともあり、マタニティヨガをしたことで、学生自身も心も体も緊張が取れてリラックスすることが出来ました。 自分の身体であってもなかなか細部まで意識することはないですが、今回の演習ではじっくりと自分自身に向き合うことができた機会となりました。森田先生からはお母さん方もマタニティヨガをした後は表情がほぐれた状態で帰っていくというお話を聞かせていただき、お母さん同士の交流であったり、心身のリラックス、リフレッシュにもなったりと、様々な効果があることを学ぶことが出来ました。 マタニティヨガの演習の後、自分たちで作ったベビー人形を使用してベビーマッサージの演習を行いました。 【ベビーマッサージ】 ベビーマッサージとは、母子が触れ合うことで絆を深め、健やかな身体をつくるコミュニケーションの手段です。赤ちゃんへの効果としては、表情が豊かになる、自律神経に働きかけることで消化吸収がよくなる、リラックス効果が高まりよく眠ることができる、母親との信頼関係が発達するなどがあります。母親への効果としては、スキンシップを取ることで赤ちゃんへの愛情が深まる、触れ合うことで愛情ホルモンであるオキシトシンが分泌されストレスや不安が軽減する、赤ちゃんの成長や不調などを敏感に感じ取ることが出来るなどがあります。 ベビーマッサージは特別な技術や力はいらず、母子のスキンシップの時間としてベビー人形に話しかけながら、楽しく穏やかな雰囲気で実施しました。マッサージの時は赤ちゃんの成長・発達の方向(中枢から末梢)に向かって撫でるようにし、ベビーオイルをつけて滑りをよくして行うと、さらに効果は高まると学びました。短い時間でしたが、赤ちゃんと向き合いながらコミュニケーションを取ることの大切さを理解することができました。 助産学専攻科 岡本悠希 河野美佳 【関連記事】 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「側方介助と肩甲難産の分娩介助方法」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合の理論と技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法の理論と実際~助産学専攻科 スペシャリストに学ぶフリースタイル分娩!~助産学専攻科 分娩介助・乳房マッサージの遠隔演習用教材を手作りしました!~助産学専攻科
2020.08.19
産婦人科医に学ぶ!会陰縫合の理論と技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」
2020年7月15日(水)に「助産診断技術学Ⅱ」の科目で、健康科学部長で産婦人科医師である植田政嗣先生に、会陰縫合理論と縫合技術について教えていただきました。 講義では会陰裂傷の原因や会陰切開が必要な場合、局所麻酔や様々な縫合技術について教えていただきました。赤ちゃんやお母さんにとって安全な分娩を行うためには、医師による会陰切開が必要になることがあります。今までの講義の中で、会陰の傷によって産後も痛みを抱えながら育児をされている褥婦さんについて学んできました。今回講義を受けたことで、助産師が会陰裂傷や会陰切開について理解しておくことは、お母さんたちの痛みや不便さを少しでも軽減するためにも大切なことであると強く感じました。 会陰裂傷が生じた場合や会陰切開を行った場合には、その処置として会陰縫合を行います。適切な縫合糸と針の種類や、時と場合に応じた糸結びの種類、局所麻酔時の注意点などについて教えていただき、実際に縫合練習用のセットを用いて演習を行いました。 演習ではまず、植田先生に実際の縫合糸の結び方を見せていただきました。はじめは見様見真似でしたが、分からないところなど学生同士で協力しあったり、植田先生に教えていただいたりして、縫合時に使う糸の結び方を修得することができました。また、縫合の仕方も教えていただき、それらの修得した技術を用いて、最後に1人ずつ裂傷のある会陰の模型で練習しました。コッヘルや持針器の使い方についても学ぶことができ、とても勉強になりました。 今回の講義や演習で会陰裂傷や会陰切開、会陰縫合技術について学んだことから、産後の褥婦さんの負担について改めて考え、褥婦さんの身体にとってより良い助産ケアを行うにはどうしたらよいか、という助産師の役割についても考えることができました。 今後も助産師として対象となる方々のために何が出来るのかを常に考えながら、学びを深めていきたいと思います。 助産学専攻科 伊良原日南乃 末岐茉由 【関連記事】 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法の理論と実際~助産学専攻科 スペシャリストに学ぶフリースタイル分娩!~助産学専攻科 分娩介助・乳房マッサージの遠隔演習用教材を手作りしました!~助産学専攻科
2020.08.07
「薬害の実情」と「患者の人権」を学ぶ~看護医療学科「保健医療福祉システム論Ⅰ」
看護医療学科4年次生必修科目である「保健医療福祉システム論Ⅰ」では、公衆衛生システムや社会福祉のあり方を学んできました。パンデミックが起きている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についても、4月から一早く、国の専門家委員会が公表した資料をはじめとした様々資料を読み、理解を深めてきました。 また、感染者のみならず社会的弱者がコロナ禍において差別や偏見に苦しんでいることを学び、それらを医療従事者としてどのように対処するのかも考えてきました。 そのような中、7月23日の授業では全国薬害被害者団体連絡協議会 副代表世話人の勝村久司氏をお招きし、「『薬害の実情』と『患者の人権』~医療倫理や患者安全について考えながら~」と題した内容について講演いただきました。あいにく遠隔での講演ではありましたが、それを凌駕する心に突き刺さる内容でした。 ▲Microsoft Teamsを用いて、講演いただいている様子 勝村氏は、現在も大阪府立高校の理科教員をされておりますが、「陣痛促進剤」の被害によりわずか9日間の命しかなかった、娘さんの星子さんのことがきっかけ(詳細は、勝村さんの著書である「ぼくの『星の王子さま』へ」~医療裁判10年の記録~(幻冬舎文庫))で、薬害に関する運動に身を投じます。 その中で、薬害は人災であることを痛感され、陣痛促進剤(子宮収縮剤)は感受性の個人差がかなり大きいがその理解が医療従事者の中でも十分ではないこと、陣痛促進剤の誤った使用がまだ改められない医療機関があることも非常に懸念されておられました。また、一般社会にも薬害の被害に遭われた方々へのインターネットを用いた中傷がまだ残っていることもお話しされておられました。 最終学年にあたる受講生に対して、これから大切なことは「健全なチーム医療による専門性の発揮」と「患者・家族を中心とした情報共有」であり、真実を求め続け、情報収集の努力を続けることと、「患者のための薬・医療」であることを忘れないことが重要であると話されました。その実践例として、診療報酬明細書の開示につながり、ある病院ではカルテの開示を積極的に行っているそうです。 学生も今回の講演の内容を重く受け止めていました。学生たちの感想から一部紹介したいと思います。 勝村さんの話は言葉の一つ一つが重く、家族を含めた方々の気持ちを思うと聞いているのが辛く、心が痛くなった。勝村さんの奥さんがどれほど苦しみ、それでも自分の子どもを助けたい一心で意識を手放さないように耐えていたこと、子どもが亡くなった苦しみを夫婦で乗り越えられてきたことに対して胸が詰まる思いでした。 また、陣痛促進剤等の薬害による被害に関する問題について考えることができた貴重な時間でもあった。二度と陣痛促進剤等の薬害による被害が出ないように、この問題が自分や家族にも大いに関係あることだと認識し、みんなで考えていきたい。 学生A 本日学んだ薬害の問題について被害者の方の気持ちを考え、二度とこのようなことが起こらないように本日の学びを忘れない。医師から指示された薬を何も考えずに患者に勧めるのではなく、常にクリティカルシンキングをして医療に従事していきたい。 学生B 学生たちは、あと半年で医療の現場に飛び込んでいきます。特に今は、新型コロナウイルスの影響が大きく、患者の人権がより大きくクローズアップされることでしょう。今回の勝村氏の講演を通じて、学生たちの学びは非常に大きく、今後に必ず活かされるだろうと思います。この場を借りて改めてお礼申し上げます。 看護医療学科 准教授 文鐘聲
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