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畿央の学びと研究

2016.05.06

離島・へき地医療体験実習(宇陀市)レポート!~看護医療学科

宇陀市大宇陀実習レポート ~榛原地区・大宇陀地区・宇陀郡曽爾村での体験実習を終えて   看護医療学科の恒例である「離島・へき地医療体験実習」は、本年度から奈良県内5か所の山村地域にて4月25日(月)から28日(土)まで行われました。 その中で、昨年からお世話になっている宇陀市での実習には、20名の4回生が参加しました。榛原地区を皮切りに、大宇陀地区の山村地域や宇陀郡曽爾村での訪問看護など、4日間盛りだくさんの体験をさせていただきました。   ☆ 4月25日 月曜日 近鉄大阪線榛原駅に集合した20名は、地域の基幹病院である宇陀市立病院の奥野秀美実習担当課長より、丁寧なオリエンテーションをしていただいたあと、宿泊地であり実習の拠点となる大宇陀特別養護老人ホームラガールに向かいました。 ラガールでは、乃美幸彦施設長より、宇陀市や大宇陀地区の社会情勢や高齢化が深刻な地域における「人を支える仕事」の実際、また介護保険制度の変更に伴う高齢者への介護事業について詳しい説明を頂戴しました。     その後、お誕生日会が行われている同施設で、赤飯や筍の天ぷらなどの手作り料理で美味しい昼食をいただきました。施設の管理栄養士さんは、畿央大学出身の方であったこともあり、4日間おいしい昼食を用意していただき感謝しています。 午後からは、5名1グループになり、訪問看護や病院での退院調整カンファレンスに参加しました。夕方には、宇陀市の居宅介護事業の実際について、大宇陀特別養護老人ホーム居宅介護事業の責任者である佐々岡和代様から講義をいただいたあと、宿泊場所の椿寿荘に戻りました。   ☆ 4月26日 火曜日 2日目からは、6時起床、7時朝食で早いグループは7時30分には、宿を出発し実習先に向かいました。この日の朝食です。     2日目には、宇陀郡曽爾村の奈良県看護協会宇陀訪問看護ステーション東宇陀支所にて、限界集落に住まう高齢者の訪問看護に同行するチームや、宇陀市立病院に往復1時間以上かけて透析治療に通院する患者さんの送迎に同行するチーム、公共交通手段を利用できない大宇陀小和田地区へのお宅訪問を体験しました。小和田地区では、股関節手術後で一人で掃除や家事ができない独居女性の依頼を受けた学生たちが、器用に障子の張り替えをしてくれました。     作業のあとは、訪問先の竹やぶで筍掘りをさせていただきました。スコップを使って収穫した筍を手に田舎のにおいを感じました。     午後からは、全員で宇陀市介護医療安心センターを見学し、保健師の林様から宇陀市の医療と介護の地域連携について講義をいただきました。そのあとは、歴史深い大宇陀松山地区にある森野旧薬園にて、薬草を見ました。     ≪大宇陀道の駅に立ち寄って、せんと君と記念撮影≫   ≪宿に帰るとオーナーがバーベキューでおもてなしをしてくださいました。卒業生の先輩も差し入れを持ってきてくれました≫   ☆ 4月27日 水曜日 この日は、実習のメイン行事である宇陀市介護予防事業aiクラブでの、骨密度測定や体操紹介をしました。事前学習中から十分に準備をしていてくれたおかげで、突然のハプニングにも関わらず、とても充実した内容の実践ができました。参加してくれた16名の住民の皆様や事業を担当されている福谷佳純主任からも、お褒めの言葉をいただきました。このプログラムは、宇陀市役所健康増進課の方々や大宇陀ラガールの作業療法士さん看護師さんの多大なご尽力のおかげで実現したものです。そして、大学からは、理学療法学科の松本大輔先生、看護医療学科の乾先生も駆けつけてくださいました。学生も心強かったようです。先生方には、心から感謝です。     夕方からは、オレンジリングプロジェクト認知症サポーター講座に参加しました。畿央大学の学生が来るということで、宇陀市の認知症サポーターキャラバン会長の山田様も駆けつけてくださり、大宇陀ラガールグループホーム責任者の堀内太一様より、サポーター講座の講義をいただきました。学生もリハーサルなしの劇に参加するなど大活躍でした。     ☆ 4月28日 木曜日 4日間の実習も最終日を迎えました。この日も曽爾村や宇陀市立病院、宇陀訪問看護ステーションなどでの体験実習に加えて、2軒のお宅に訪問しました。     訪問先の、人里離れた山合いで暮らす90歳の女性宅で学生は、歓談したり窓ふきや草引きで汗を流しました。窓をきれいにするために、古新聞を活用するなど、学生の知恵に訪問先の女性も関心しておられました。   この日の午後からは、宇陀市立病院の図書室をお借りして、まとめ学習に取り組みました。学生たちは、グループ毎にこの4日間の学びをまとめて、自分たちの目標がどのように達成されたかについて、発表しました。 発表会には、宇陀市立病院の看護副部長をはじめ、お世話になった透析部門の井本課長や奥の実習担当課長など7名と大宇陀地区で高齢者のお宅訪問などでご指導いただいた、大宇陀特別養護老人ホームラガールの内田俊子先生が参加してくれました。指導をいただいた方からエールをいただき、学生も来春の国家試験合格への士気を高めて帰路につきました。     4日間、ハードスケジュールであったものの、学生が根気強くこの実習に臨んでくれた姿勢を見て、わたしは「畿央マインド」を感じています。 本当にお疲れさまでした。この体験はきっと宝になると信じています。 最後になりましたが、 町をあげて学生を支えてくださった関係者の皆様、そして実習に協力してくださった住民の皆様に心からお礼申します。 ありがとうございました。   看護医療学科講師 大友絵利香

2016.05.06

近畿地区助産師学生交流会 参加レポート!~助産学専攻科

みなさんこんにちは!畿央大学 助産学専攻科の藤原です(^^)♪ 入学式が終わり、桜も散る季節になりました。今年の助産学専攻科には、9名の学生が在籍しています。助産専攻科は毎日、講義と技術演習、課題に追われていますが、ようやく学校に慣れてきました。学生同士も仲良く学習に取り組んでいます。   4月23日(土)には、学生9名と中居先生で、京都府立医科大学広小路キャンパスで行われた、助産師のキャリアアップの講演会と学生交流会に参加させて頂きました。     学生交流会に参加するということで、まずは畿央大学を紹介。学生9名が前に出て、建学の精神や日々の取り組みなどを発表しました。 他学校の年齢もキャリアも違う助産師学生と交流を深める中で、助産師という仕事について考えたり、就職について相談したり、めざす助産師像を話し合ったりと学生同士でさまざまな交流を行うことで、助産師について意識を高めることができました。わたし自身も貴重な経験になったと感じています。   “助産師って何が一番大切なんだろう?”と考えた時に、まだ明確な答えは出ていませんが、この1年を通して個々の考えや看護観をまとめながら、実習に臨んでいきたいと思います。 これからは看護医療学科の時に学んだ母性看護の分野の枠を超えて、さらに専門性に特化した学習になっていきます。その中で、技術テストがあったり、グループワークがあったり... 忙しい毎日になりますが、学生9名で力を合わせて日々頑張っていきたいと思います! 畿央大学 助産学専攻科 藤原舞香

2016.05.02

学生広報スタッフblog vol.204~理学療法学科「臨床解剖学演習」レポート!

こんにちは、学生広報スタッフのKです。 最近暑かったり、寒かったり、気候が安定しませんね。教室でも寒い人と暑い人と差が出て室温調節が少し面倒になってきました(笑)1回生の皆さんはそろそろ授業や大学生活に慣れてきた頃でしょうか。緊張が解けて風邪などひかないようにしてくださいね! 今回は理学療法学科2回生から始まった「臨床解剖学演習」という触診の授業について紹介したいと思います。この授業では「実際にどこをどう触ればその骨や関節に触れるのか」を先生が教えてくださるのですが、2回生80人以上が一斉に見るため、光景がすごいことになってしまいます(笑)     先生から説明を受けた後は、グループに分かれて自分たちで実際に触ってみます。   ▼上前腸骨棘(骨盤の一番出ているところ)から足首の内果(内くるぶし)までの長さを計測   ▼肩峰(肩の上の突起しているところ)を探している様子   わからなくても先生に聞いたり、友達と教えあったりして、最後にはしっかりわかるようになります。今まで教科書などで見てきた骨の位置などが、自分の体や友達の体でちゃんとわかるようになると、とても楽しいです!初めはわからなかったり、ほかのところと間違えたりして、「人間の体はなぜこんなにもややこしいのだろう…」と思ったりもするのですが、わかったときの喜びはすごいです! これからも授業を頑張って、骨や筋肉にどんどん詳しくなっていきたいと思います!

2016.04.28

田原本町「やどかり市」でアンケート調査を実施!~人間環境デザイン学科清水ゼミ

人間環境デザイン学科の清水研究室では、中心市街地のまちづくり、福祉のまちづくりなどのキーワードで研究を行っています。これらに関連して、本研究室では、まちづくりの支援や受託調査を引き受けています。 先日、4月24日(日)に田原本町の依頼を受け、駅前の商店街を中心に行われたイベント「やどかり市」において、奈良女子大学の中山研究室と合同で、イベント参加者と参加商店主へアンケート調査を実施しました。     本研究室で行う商店街におけるイベントの調査では、イベント参加者と参加商店主双方を調査することが多くあります。参加者へのアンケート調査では、イベントの単純な評価のみならず、属性や居住地域別に分析することで評価や意向の傾向を探り、参加商店主へのアンケート調査を並行して実施することで、些細な問題点や功を奏した秘策、参加者と商店主の認識の違いなどを早期に把握することができます。 学生達にとっては、アンケート調査の依頼活動は初めての経験でしたが、スタートから積極的にイベント参加者へ声をかけることができました。参加した学生からは、   「今回初めてアンケート調査に参加して、最初はアンケートに協力してもらえるだろうか…など少し不安がでしたが、声をかけた多くの方が快く協力してくださってとても嬉しかったです。私自身も何店舗かお店を回ってみて実際に食べたり、見たりして、今まで知らなかったお店を知ることが出来て楽しかったです。これから結果を分析していくのが楽しみです。」   「イベントは自分が思っていたよりも賑わっていて、たくさんのお店が出店されていてビックリしました。アンケート調査を介して、たくさんの人と接する機会ができ、いろんな意見が聞くことができました。たくさんの笑顔を見ていると、今後も調査に関わりたいと思いました。」   「田原本町はあまり馴染みがありませんでしたが、実際に行って調査をすると、すごく活気があっていい雰囲気の町だと感じました。単にイベントに参加するだけでは分からない、参加者の生の声を調査を通して聞くことができて、とても勉強になりました」   などと、学生にとっても机上では想像もつかないほど、刺激的な体験ができたようです。     突然の調査依頼にもかかわらず、快くお答えいただいた100名以上のイベント参加者の皆様に感謝申し上げます。今回頂いたたくさんのご意見は、今後とりまとめて分析した上で、来月行われる「やどかり市」の反省会にて調査報告させていただきます。 その他にも、本研究室では、市町村が持つ使われなくなった公共施設の活用方法や、福祉のまちづくりの視点からコミュニティカフェのあり方など、ハード面に限定せず、ソフト面からのアプローチを取り入れ、さまざまな都市の問題に取り組んでいます。今後も、実践的な研究テーマをもとに、教育的見地から学生と共に歩んで参りたいと思います。 人間環境デザイン学科助教 清水裕子

2016.04.25

江戸時代の街並みが残る今井町を見学!~人間環境デザイン学科「景観・まちづくり演習」

4月23日(土)、人間環境デザイン学科「景観・まちづくり演習」の一環で人間環境デザイン学科1回生が、橿原市今井町の見学に行ってきました。 今井町は、中世の環濠集落を発祥とする称念寺を中心とした寺内町で、江戸時代も自治が行われてきた日本でも極めて珍しい歴史を持つ町です。かつては『大和の金は今井に七分』といわれるほど繁栄した町で、周囲は環濠で囲まれており、江戸時代からの町並みと道路が今でも残っています。1993年には重要伝統的建造物群保存地区に指定され、重要文化財は9棟存在します。現在も一般の方々が生活する「生きた町」であるのも魅力の1つです!   「景観・まちづくり演習」では、実際に歴史あるまちを訪れ、そこに暮らす人の話を聞き、建築に触れることで、自分たちの身近な環境のデザイン、地域社会について考えていきます。畿央大学が奈良県にあるからこそできる学び、とも言えます。   ▼まずは、今井まちなみ交流センター「華甍」にて、NPO法人今井まちなみ再生ネットワーク理事長の上田さんから、今井町についての講義がありました。     ▼講義後は班ごとに分かれ、実際に今井町内を歩きました。江戸時代からの建物、町並みが現在も保存されています。電線や電柱は地中に埋められ、景観を損なわないよう工夫されています。     江戸時代からの建物に、学生たちも驚いていました。     こうして実際に体験できたことで、学生もそれぞれ感じるものがあったと思います。今後も吉野や宇陀松山を訪れる予定ですので、お楽しみに☆ NPO法人「今井まちなみ再生ネットワーク」の皆さん、ご案内いただきありがとうございました! 人間環境デザイン学科 助手 中井千織

2016.04.22

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.23~4月勉強会(心肺蘇生)!

こんにちは♪健康支援学生チームTASKの、看護医療学科2回生の粉川と杉田です(^^)/ ※TASKはThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。   今回は4月20日(水)にTASK恒例の勉強会を開催しました。 今回のテーマは心肺蘇生です!     まずは看護3回生の辻村さんから、心肺蘇生法のアルゴリズムについて説明がありました。みんなメモをとりながら、真剣に話を聞いていました。その後5つのグループに分かれて、モデル人形を用いて学んだことを実施してみました。 特に気道確保の際に行う頭部後屈顎先挙上法や、心臓マッサージに苦戦していました。 心肺蘇生法では、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回で1サイクルとみなし、それを5サイクル行った後、他の人に交代します。特に女子は2サイクル行うだけでとても疲れていました。 普段使うことのないAEDを用いて、電気ショックも行いました。音声で分かりやすく手順が説明されていたので、みんなスムーズに行うことができていました。     実際行うことで人命救助の大変さ、責任感を感じることができました。心肺蘇生法を行うには、心臓マッサージを行う人だけでなく、救急車を呼ぶ人、AEDを用意する人が必要であり、たくさんの人の協力が必要なことが分かりました。だから人命救助には大勢の人が関わっていると考えました。 もし私たちが心肺蘇生法を行わなければならない場面に遭遇したとき、一人で全て行おうとせず周囲の人に応援を呼びかけて協力しながら対応していきたいと思います。     看護医療学科2回生 粉川峰香・杉田咲

2016.04.19

現代教育学科2期生2組、同窓会レポート!

教育学部現代教育学科2期生2組、4月2日(土)に同窓会を開催しました! 今回参加できたのは、12人でした!     卒業して、5年が経つというのに、実際会ってみると、不思議と学生時代と同じ雰囲気になるんですよね~( ^ω^ )ほんと、ほっとできる安心感があります。 ちなみにこの日は、メンバーのうちの1人の誕生日でした。誕生日よりも同窓会を優先して来てくれたので、皆でサプライズケーキを用意しました。順調にケーキが出てくるのと同時に、皆でハッピーバースデーの歌を歌い、写真撮影へと移ろうとしたところ、まさかの撮影前に、2期生2組らしいハプニングもあり、また一つ素敵な思い出が増えました(笑)     結婚のこと、住まいのこと、仕事のこと、恋愛のこと、子どものこと、今回も沢山話をして、あっという間に、「また、次の同窓会でね~」と言っておひらきになりました!     これから年を重ねても、この同窓会は続いていくんだろうなーと思える、仲間との出会いの奇跡に感謝です!   ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2016.04.18

平成28年度 新入生宿泊研修レポートvol.5~現代教育学科、教員レポート

教育学部1回生207名、学生スタッフ18名、教職員12名、看護師1名、添乗員1名の合計239名は、4月6日(水)~7日(木)の1泊2日で、和歌山県西牟禮郡白浜町に宿泊研修に行ってきました。   入学式とオリエンテーションを終えたばかりの新入生、8:30に第二キャンパス駐車場に集合しました。前日下見に来た学生もいるようです。一人の欠席者も遅刻者もなく、晴天の中、バス6台で出発しました。     バスの中では、モニタテレビをお借りして、学生全員の自己紹介をしました。途中SAでの休憩をはさみ、3時間ほどで海が見えて来たら、そこはもう白浜!学生スタッフの誘導および声掛けで、昼食をいただきました。     昼食後は、2グループに分かれ、三段壁と千畳敷を見学。みんなで写真を撮ったり、自然の織り成す風景を楽しんだりしました。青い空、心地よい風、そして青い海、白い波。新年度のスタートにふさわしい白浜の景色でした。     ほどなく、お世話になる「ホテルラフォーレ南紀白浜」に到着しました。人数が多いこともあり、今年も貸し切りで使わせていただくこととなりました。本当にありがとうございます。 開講式では、安井学科長、そしてホテルラフォーレ南紀白浜様からもご挨拶いただくとともに、学生スタッフからは改めて新入生たちは「畿央大学の学生になったのだ」という気持ちを確認できたようでした。その気持ちを「夢をちからに」という入学の決意としてしたため、夕食までは(待っていた)フリータイム☆彡     この時点で、明日の悪天候は予想されていましたので、教職員、学生スタッフが一丸となって、白良浜での造形活動の「予習」をするために、学生を引率して、白浜の海岸を楽しみ、いえいえ、勉強しました。     豚の生姜焼き、煮込みハンバーグ、そしてホテルのお食事らしくおいしいプリンまである夕食をいただいた後は、コースに分かれてのグループワーク。くじでグループが決まったら、「なりきり」自己紹介。自分は、「野菜に例えるとキャベツです!なぜなら~」「なんでも温める電子レンジです」という声があちこちで聞こえました。ロビーの使用に関し、畳までご提供いただき、ありがとうございました。     23時に就寝…したと思ったら、あっという間に朝です!でも、残念ながら外は雨…。未明から降っていた雨は時折風も強く、安井学科長の判断により、白良浜での「砂の造形」活動は中止。体育館での「段ボール」造形活動となりました。 朝食後、体育科の生野先生の、リズミカルな号令とともに、ストレッチやコミュニケーションゲームで、体も気持ちも温まったら、図工科の西尾先生の出番です。学生スタッフが段ボールをはじめ、準備をテキパキとしてくれました。         段ボールは、2時間ほどで、いろいろな形になりましたが、その形をこちらで「決める」はやめましょう。すべてではありませんが、写真をご覧ください。昨晩、くじで決めたグループで、話し合いながら、いや、感性をつきあわせながらできた作品たちです。崩すのが惜しい!そんな気持ちも残りながら、みんなで片づけです。       ホテルで昼食をいただいたら、閉講式、そして全員での記念撮影です。1回生からは「来年また来たいな!」「スタッフしてみたい」そんな声もちらほら聞こえてきます。閉講式の様子は、数時間後にはお世話になった「ホテルラフォーレ南紀白浜」のFacebookページに掲載していただきました。その「きびきびとしたホスピタリティ」に感謝するとともに、「喜んでいただけるように…」という気持ちも学生に学ばせたいところです。   小雨の降る中バスに乗り込みましたが、五位堂駅に到着する頃には止み、無事に大学に帰ってきました。当方が2日間握りしめていた「緊急用携帯電話」は、一度も鳴ることもなく、かけることもなく、私たちの「お守り」となりました。   さて、最後になりましたが、この宿泊研修に参加した教育学部1回生学校教育コースの平田夏己君の感想を紹介します。 「不安と楽しみが半々で始まった宿泊研修。僕が一番心に残ったのは、新しくできていく友達とのコミュニケーションです。宿泊研修前は不安でしたが、バス内やグループワークでいろんな同級生と知り合うことができ、また面白い先輩や個性ある先生方が歓迎してくれて、当初の不安なども完全に吹き飛び、これからの大学生活もより楽しく豊かにすることができると感じられました。少し残念だった点は砂浜での工作ができなかったことですが、また来年今度は先輩としてぜひ参加したいと思います。」   来年、また一緒に、そして同じように不安に思っている後輩たちの支援をお願いします!   教育学部・1回生学年主任 西端律子    

2016.04.18

平成28年度 新入生宿泊研修レポート~現代教育学科、2回生の視点で!

2016年4月6日(水)~7日(木)、教育学部の「新入生宿泊研修」がホテルラフォーレ南紀白浜にて実施されました。研修進行をサポートしてくれた上回生スタッフによるレポートが届きました!   「1日目」 新入生は、最初は少し緊張している様子が見られましたが、現地に向かうバスの中で自己紹介をしていくうちに、だんだんと会話も弾むようになっていました。 最初の目的地は、とれとれ市場です。実は、畿央大学教育学部には、おいしいご飯がもっとおいしくなる、伝統の“おまじない”があります!!学生スタッフ、サポーターに続いて、全員で“おまじない”を唱え、昼食をいただきました。     そして、観光地として有名な千畳敷・三段壁へ。ここでは、自由見学と写真撮影をすることができました。各クラス、集合写真も撮影しました!!     その後、宿泊させていただくホテルラフォーレ南紀白浜に移動し、開講式が行われました。学科長の安井先生よりお話があり、新入生はみな真剣に聞いている様子でした。安井先生のお話にあった、壺に最初に入れるべき本当に大切な“大きな石”とは、何でしょうか。また、先生方の自己紹介、学生スタッフ・サポーターの自己紹介がありました。先生方のユニークな自己紹介に、笑いが起こる場面もありました(笑)   自己紹介の後、宿泊研修でテーマソングになっている「ガンガン」を新入生に紹介しました。私も去年「ガンガン」を歌ったことは、とても印象に残っています。   そして、上級生の体験談として、私を含め3名の2回生学生サポーターがお話をさせていただきました。様々な活動に積極的に参加した話、雰囲気に合わず悩んだ話、勇気を持って挑戦した話、など多くの新入生に当てはまるお話をさせていただけたと思います。この試みは今年が最初だそうで、私たちの話が、不安を抱えている新入生の支えになれば良いなと思います。   新入生は、毎年この宿泊研修で「夢をチカラに」という自らの思いを綴った作文を書きます。今年も、新入生はこの活動に真剣に取り組んでいました。     夕食の後、コースごとに分かれてその中でグループを作り、グループワーク「なりきり自己紹介」を行いました。新入生の皆さん、自分を物に例えると、何でしたか?このグループで、2日目の造形活動に取り組むことになります。     「2日目」 朝食を取った後、体育館へ移動し、コミュニケーションゲームと段ボールの造形活動が行われました。コミュニケーションゲームでは、ペアになったり、グループになったり、クラスごとに分かれて大縄跳びに挑戦したりして、身体を動かしました。より、友達との仲を深めることができたのではないでしょうか? 段ボールの造形活動では、西尾先生より最初にお話があり、その後グループに分かれて活動しました。どのグループも個性的な作品が完成しました!!     ホテルに戻り昼食を取った後は、閉講式です。学科長の安井先生から、お話がありました。開講式で仰っていた“大きな石”とは、“安全”だったそうです。当然のことですが、子どもの安全管理を第一に考えることは、教員に必要なことだと感じました。最後に記念撮影をしていただき、ホテルを後にしました。     2回生学生サポーターとして引率させていただき、新入生と関わることは本当に楽しかったです。もちろんそれ以上に、引率側ということで責任感も感じました。とても貴重な経験をさせていただくことができました。   新入生には、サークルやボランティアなど様々な活動に積極的に参加してみたり、新しいことに挑戦してみたりして、大学生活を全力で楽しんでほしいと思います!!     現代教育学科 2回生 刀谷直樹

2016.04.16

平成28年度 新入生宿泊研修レポートvol.4~健康栄養学科

2016年4月6日(水)~7日(木)に健康栄養学科の新入生宿泊研修が奈良ロイヤルホテルにて行われました。今年度は新入生101名、教職員10名に加え、各学年から募った在校生スタッフ7名と卒業生3名の計121名が参加しました。   今年度の健康栄養学科の宿泊研修では「充実した学生生活・楽しい大学生活を送るために」をテーマに、これからの栄養学科での学生生活に向けて多くの研修が行われました。   【研修1】 新入生による自己紹介が行われました。在校生スタッフにも協力してもらい作成した自己紹介冊子をもとに、101名の新入生は緊張しながらもそれぞれ30秒間で自己アピールしていました。中にはみんなの笑いをとってくれる子もいて楽しい雰囲気でした!     【研修2】 在校生による教員紹介、キャンパスライフの楽しみや授業についての紹介、卒業生からのお話、先生から管理栄養士として心構えについてのお話がありました。 教員紹介では、栄養学科に関わりのある大学教職員に学生が直接インタビューに行き、学生目線の先生の印象を織り交ぜた発表が行われました。 キャンパスライフの紹介では各回生ごとに、印象に残っている授業やイベント、コース制、栄養学科ならではの商品開発の話など、これから始まる畿央大学での生活を先輩として新入生に紹介してくれました。新入生も大学生活についてのイメージが膨らんだのではないかと思います。 卒業生の話では、各コースに関連した仕事をされている3名の先輩に経験を踏まえた話をしていただきました。将来を見据えた貴重なお話でした。 上地先生からは管理栄養士になるための心構えや衛生管理についてなど栄養学科の学生生活において大切なことを話していただきました。     【研修3】 夕食は洋食のフルコースで、ホテルの方にテーブルマナーを学びながら、食事をいただきました。初めは雰囲気に緊張している様子が伺えましたが、美味しい料理を食べているうちに自然と会話も増え、楽しい食事時間となっていました。     【研修4】 15人1グループの新入生の中に在校生スタッフが入り、質疑応答しながら交流を深め、充実した時間をすごしました。これから始まる大学生活の不安が少しでも解消されたのではないでしょうか?     【研修5】 2日目は残念ながらの雨でしたが、食の流通や奈良県の食材について学ぶために奈良県中央卸売市場の見学に行きました。青果・水産の現場や料理教室が行われている「ならいちばのキッチン」を見学しました。このキッチンで昨年は合計3回、健康栄養学科教員と学生グループで料理教室を開催しています。 その後、市場の概要や大和野菜についてのお話をしていただきました。今まで、市場に行ったことのない人が多く、新鮮で面白かったなどの感想がありました。なかなか普段は見ることのできない光景を見ることができ、とても貴重な経験になったことと思います。     最後に学科長からあいさつをいただいた後、「夢をチカラに」をテーマに作文を書きました。大学生活に期待をふくらませ、目標やこれからの夢をしっかり考える時間となったと思います。4年後に「この大学に来てよかった」と思える学生生活を送ってほしいと思います!     健康栄養学科 4回生 石場誠、篠田有希、北條佑梨、堀内悠里             3回生 前田千晶、宮崎真実        2回生 䋆田ななえ