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畿央の学びと研究
2023.05.16
2023年度 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポート~看護医療学科
看護医療学科では、4回生の統合発達科目として、その人の顔が見える看護や保健医療を体験することで、看護の本質を考えることを目的とした「離島・へき地医療体験実習」のため2023年5月9日(火)~5月11日(木)の3日間、23名の学生と3名の教員で奈良県川上村に行ってきました。昨年は3年ぶりに臨地で日帰り実習を行いましたが、宿泊を交えた数日間の実習は2018年以来です。 5月9日(火)1日目:雨の天気予報が見事にはずれ、太陽と青空と緑がとても綺麗な晴天になりました。 まず、初日は川上村を理解する上で、下流領域の住民の水害を防止するために、村の中心部をダムに沈めたという歴史とそのダムの実際を理解するために村の入り口にある大滝ダムに行きました。想像以上にとても大きなダムで、雨の後で水が増水していたため、緑色の豊かなダム湖になっていました。このダム湖の底に村が沈んでいることは想像できませんでしたが、ダムの掲示物を観て、村を犠牲にしてでも治水の重要性があったことが理解できました。 次に、川上村が大事にしている森林と水の資料館である「森と水の源流館」へ行き、学芸員の方から紀ノ川へと続く吉野川の水脈や林業を生活の生業としてきた村の歴史とその中でものづくりを行ってきた村の人々の暮らしの移り変わりを丁寧に説明していただきました。「昔からの手作りの器具が後世に引き継がれるためには、今の高齢者の方から話を聴き、器具作りを教えてもらう必要があるが、その話をしているときの高齢の方々の表情がとても生き生きと活気づくので、話を聴くことの必要性を感じている」との学芸員の方のお話から、異世代間でのコミュニケーションの重要性が理解できました。また館内の展示物がリニューアルされているとのことで、とてもわかりやすい状況で視覚や音響効果も含めて自然を守ることは村を守ることでもあるということを感じることができました。 次に村民への健康支援を行っている機関(役場保健師・社会福祉協議会・森林組合・診療所)の担当者に対して、事前に把握した事項から、看護者として可能な支援を検討するために考えた質問を学内期間中にまとめ、先方に送付した質問を各機関を訪問し、あるいは、学生の居場所であるやまぶきホールの研修室に来て頂き、インタビューをしました。 学生の質問は、村人の健康や安全な暮らしを守る支援を念頭において、コロナ禍で出来なくなっていたことの課題や、感染症分類が変更となることで今後を見据えた現状と活動の実際を理解しようとするもので、母子保健・成人保健・高齢者保健の活動だけでなく、先輩がこれまで提供してきた林業での救急措置対応媒体の活用の現状など先輩の活動を踏まえた質問を行っていました。また地域特性として、大雨による土砂災害が多いことと高齢化率が高く独居高齢者が多いことで、災害時の避難行動要支援者に対する支援の実際等、今までの実習成果を理解しさらに発展した支援を検討するものになっていました。インタビューを受けた担当者の方からは、「話の聞き方が上手で、通り一遍の質問ではなく、さらに関連することを掘り下げて聴く姿勢に感心した」との声がありました。 それぞれの機関や担当者とのインタビューは、時間を超過してご対応いただき、学びも沢山ありました。 また森林組合や診療所・保育園は、施設を訪問したことで村民の方々の生活の場・医療の場の理解につながったのではと感じました。 5月10日(水)2日目:今日も最高の天候に恵まれました。 2日目は、住民の方を対象にした健康測定を実施しました。学生たちは、スムーズに行えるように、学内での準備やシミュレーションを重ねてきました。会場や測定機器の設営も間隔を考えながら自分たちで全て行いました。会場となった川上村ふれあいセンターに偶然カフェを利用しに来られた方や、かわかみらいふのスタッフの方が呼びかけて下さった方23名の方が参加してくださいました。中には、以前にこのふれあいセンターで実施した骨密度測定に参加したことがあると平成28年の測定時の事をよく覚えてくださっていた80歳代の方もいらっしゃいました。 最初は緊張した様子の学生たちも、住民の方の温かいお言葉を頂き、和やかな雰囲気で健康測定を実施展開することができました。参加者の方から聞かせて頂く生活上でのお話は、大変興味深く、学生たちの目が輝いているように見えました。日頃の生活の様子をお伺いしながら問診をとり、血圧測定、握力測定、足趾把示力測定、結果に応じた保健指導を実施しました。学生が作成した各結果説明用パンフレットや保健指導用パンフレットを使い、転倒防止手帳を渡しながら一人ひとりに応じた結果説明や保健指導を一生懸命に行う学生の姿がとても頼もしく思えました。 また、かわかみらいふの活動の特徴である移動スーパーとコミュニティーナースの後を追って、山の中腹にある地区を訪れました。4世帯の独居高齢者のみで構成された集落で、足が不自由で移動スーパーまで歩いて行けない住民をコミュニティーナースと今年配属になった理学療法士と共に訪問して、健康状態の確認や、購入してほしい食品の聞き取りをしての買い物代行の状況を理解することができました。 学生の話によると、コミュニティーナースは医療者というよりは、知人のようにフレンドリーに話をしていて住民の事が良く理解できているようで、住民の方も「1週間ぶりに人と話したわ あれとこれが欲しい」ととても嬉しそうな表情が印象的だったとのことでした。 5月11日(木)3日目:日頃の行いが良い(?)見事な晴天でした。 3日目は、インタビューで把握できたことや健康測定の問診やデータの集計・まとめを行いました。それぞれのグループでディスカッションを行い、一人ひとりが学んだことや考えたことを共有し、問題ばかりを見つけずにお話を聴いたことや観察できたことで村の強みを再確認しながら、自分たち看護者として可能な支援のあり方を検討しました。 帰りは、匠の聚でインタビューを行ったあと、全員素晴らしい風景に見惚れました。バスの中からは、道を横断する猿に遭遇し、自然との共存も感じることができました。この実習を通して、実際に学生は自分たちの目で川上村の住民の方々の「生活」「暮らし」を観て感じ、またその中での健康と保健・医療・福祉・教育の関係性をインタビューを通して理解した上で、看護の役割を考える貴重な時間となりました。 お世話になった各機関の皆様、健康測定に参加して頂いた住民の皆様、本当にありがとうございました。 看護医療学科 助教 伊藤 千春 【関連記事】 「離島・へき地医療体験実習」発表会を開催しました!~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(川上村)で応急手当ポケットカードを作成!~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(山添村)レポート~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(宇陀市大宇陀地区)レポート~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポートvol.2~看護医療学科 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポートvol.1~看護医療学科
2023.05.12
外部講師による講義「看取りを体験した遺族に対する看護の課題」~看護医療学科「終末期ケア論」
「終末期ケア論」は、看護医療学科3年前期に必修科目として開講しています。 この授業では、人生の終末期を迎えた対象の心理過程や、がん終末期の身体症状とそれに対する緩和ケアについて、また、死が迫った対象とのコミュニケーション、家族や遺族へのケアなど多彩な内容を取り上げています。 令和5年5月2日の授業では、外部講師による講義を実施しました。講師として、令和4年11月にお父さまを看取られた奥田美子さんに、看取りを体験した遺族の気持ちを語っていただきました。 大宇陀特別養護老人ホームラガールで介護福祉士として勤務されている奥田さんのお父さまが、がんを発症してからの治療経過とその選択、在宅に移行してからの様々な出来事や思い、そして看取りについての経験を率直に語っていただきました。新型コロナウィルス感染症の影響で入院中に面会が制限されたため、お父さまの状態が全く把握できないことへの不安があり、入院中の患者の状態を詳細に伝えるなど、面会できない家族の思いを予測して家族に対するケアを看護師にしてほしかったと話されました。看護師の説明では元気にしていると聞いていたが、実際に面会するとご飯をあまり食べていない状況であったり、医療現場への不満があったこと、そして何より本人の「自宅に帰りたい」という意思を尊重し、介護休暇を取得され、在宅での療養生活を選択されました。自宅に戻られてからのお父さまは家族と穏やかな時間を過ごされ、最期は家族に見守られながら、「ありがとう。もういいか・・」という言葉を残し亡くなったと話されました。 その後、大友先生がインタビュアーとなり、奥田さんから、患者だけではなく、家族へのケアの大切さについて話され、看取りにおいて看護師に求められるものとは何かを考える機会になったと思います。学生からは、「大切な人の死というものは、怖くなかったか」「仕事で実践している介護と家族への介護の違いはあるのか」「自分の身内が入院した際に、看護師の笑い声が不快であったが、看護師の態度で不快に思ったことはないか」など具体的な質疑応答がありました。自宅での看取りの決断は家族、職場などの介護力が必要であったが、いい経験となったと話され、自宅での看取りの実際について学ぶことができたと思います。 自宅で看取りを選択された患者さまやそのご家族に対するケアは、特別な援助や技術が求められているわけではなく、その人らしい日常を支え、大切にすること、患者さまやそのご家族を理解し、寄り添い、その思いを傾聴することが重要であると思います。 今回の講義を通して、患者さまやそのご家族の思いをくみ取り、傾聴し、その思いを支えることができる看護師になってほしいと思います。 看護医療学科 大友 絵利香 對中 百合 【関連記事】 被災者として、看護師として災害とどう向き合うか~看護医療学科「災害看護II」 ポーポキプロジェクト「平和について考える」ワークショップを開催!~看護医療学科「国際看護論」 「災害に強い大和の町づくりネットワーク」平成29年度第1回研修会を開催!~看護医療学科教員 奈良県看護協会主催「訪問看護インターンシップ」に2回生3名が参加!~看護医療学科 2・4回生対象「第17回 基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科 2022畿央祭・ウェルカムキャンパスで、がんカフェ「きらめき」 を3年ぶりに対面実施!~看護医療学科 令和4年度 看護医療学科卒業研究発表会をオンラインで開催! 2022年度3回生の領域実習がスタート!~看護医療学科「老年看護学実習」 4回生から3回生へ学びの伝達「緩和ケア病棟の実際―病院インターンシップ実習を経験した上級生とのディスカッションー」~看護医療学科「終末期ケア論」|KIO Smile Blog
2023.05.11
河合町佐味田の居場所計画で「佐味田みんなの縁側」“縁台”を提案!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ
河合町佐味田にある「河合町立佐味田老人憩の家」という集会場の前に、住民の方々が交流できる居場所を作るため、研究室のゼミ活動で縁台などの設置を考えました。 2022年7月に河合町佐味田集落のとある1つの家屋の縁側を実測させていただきました。 その際、縁側がゆっくり過ごすことのできる落ち着く居場所だと感じたことから、”縁側”をモチーフとしました。 縁側という案に辿り着くまで、現地調査を行い、グループ別に話し合いを重ねました。 ▼イメージ模型 ▼設置場所 2022年10月には実際に移動販売の見学をしました。 現地調査では、人通りが少なく静かであること、また移動販売や詩吟のクラブ団体による集まりがあることなどが分かりました。 ▼移動販売の見学の様子 2022年11月にはグループ別に考えた案を現地発表しました。 ▼現地発表の様子 様々な案を出した上で、全員で議論しました。 実測で感じたことや、縁側は日本では古くから団らんや憩いの場として親しまれていることから、縁側をモチーフとした「佐味田みんなの縁側」に決定しました。 設計のポイント ①小机 飲食をするときなどに利用。座面の板の間に隙間をつくり、足を差し込むことができ、スライドや取り外しが可能。 また、隙間で固定されるため強風にも耐えられるようにした。 ▼小机 ②光箱の和紙が表す季節感 和紙を使ったライトアップ。和紙の絵柄は春夏秋冬で変えることができ四季を味わえる。 そして、夜は光を灯した明るい空間になる。 ▼和紙の絵柄 ③光箱の工夫 光箱の下部分に散水栓があり、散水栓を使うことを考えて台の高さの実験をしたところ900mmに決定。 ▼光箱 ▼実験の様子 ④繋ぎ目の縁側のような一体感 縁側は左右に分かれており、その繋ぎ目が分からないよう一連性を持たせた。また、太い木材を目立たせるようにした。 ▼前から見た一体感 使用場面の想定 ①移動販売・食の集まり 移動販売で購入した荷物を整理する場所、購入したものをその場で飲食する場所、店員の方の荷物置き場などとして使用。 ②休憩・交流・集まり 散歩の合間の休憩、詩吟などのクラブ団体の活動後の交流、お菓子などを持ち寄ってお茶をすることなどに使用。 ③ライトアップ 夜には灯りのある雰囲気を味わうことができ、和紙の絵柄で四季を感じながらゆっくり過ごすことができる。 ▼作業風景 2023年2月に、縁側をモチーフとした「佐味田みんなの縁側」という縁台の案を、河合町佐味田自治会の住民の方々に発表をさせていただきました。 住民の方々のご意見やお喜びの声を聞くことができ、設置することに決まりました。 皆さまのご意見なども踏まえ、改めて図面調整を行い、制作に必要な木材(奈良県産桧)の材料表も私たちで作成しました。 実物を制作するために、様々な準備作業を進めました。 ▼発表の様子 人間環境デザイン学科 4回生 藤原彩那 【関連記事】 明日香村で、屋外の居場所づくりとオリジナルグッズをプロデュース!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 三井田ゼミの学生が河合町へ空き家の利活用案をプレゼン!~人間環境デザイン学科「プロジェクトゼミ」 【人間環境デザイン学科×河合町】町長に駅前のリ・デザイン案を直接プレゼン!~ランドスケープ演習 【人間環境デザイン学科×河合町】少子高齢化時代における郊外駅前のリ・デザインを提案!~ランドスケープ演習 【広陵町×河合町】小学生を対象とした「竹馬★クイズラリー」を実施しました!~人間環境デザイン学科清水ゼミ
2023.05.10
畿央大学付属広陵こども園で使う子ども用スツールが完成しました!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」
人間環境デザイン学科の1回生対象「立体表現Ⅱ」の授業では、2009年から本格的な家具づくりに取り組んでいます。 昨年度からは、2023年4月に開園された「畿央大学付属広陵こども園」に入園する子どもたちのために、小さなスツールを製作しています。子どもたちの身体のサイズにあったスツールをつくるため、脚の長さにバリエーションを持たせ、250㎜~290㎜と10㎜ずつSH(シートハイ)の寸法を変えて製作します。 初回の授業で教育学部長の前平先生にお話しいただいた、スツール作りへの思いや子ども達の成長をサポートすることができる以下の条件をふまえたスツールを、学生は一人一脚、全15回の授業で製作していきます。 木の材質をそのまま活かしたシンプルなもの(子どもの好むデザイン性) バランス感覚を身につけるために背もたれのないもの 一人ひとりの子どもの身体(足の長さ)にあったもの 椅子の高さは両足が床に着く長さ(膝と股関節が横から見て90度)のもの 少々乱暴に扱っても壊れないくらいの強度と安全性を保っているもの 前回のブログでは、本番の加工に挑むまでの練習風景をご紹介しましたが、今回は作業中の様子と完成したスツールをご紹介します。 作業の様子 ▼脚となる部分のほぞ加工です。釘を使わず凸凹で組みます。 ▼脚のほぞ凸凹が完成したら、ボンドをつけて固定します。 ▼のみやのこぎり、ドリルなど初めて使用する工具ばかりです。 ▼0.5㎜ずれがないよう、精密にのこぎりで手切りします。 ▼座面は、子どもたちが喜ぶような、好きな型にカットしました。 このように、それぞれのデザイン画をもとに、慣れない工具や機械を使い作業を進め、 個性あふれる可愛いスツールが完成しました! 完成後、講評会と人気投票を行いました。 ▼好きなデザインのスツールを3つ選び投票しました。 ★人気投票で上位となったスツール★ ▼教育学部長の前平先生にもご参加いただきました。 現在、製作したスツールは、畿央大学付属広陵こども園に寄贈され、子どもたちが毎日使ってくれています。 『誰かのためにモノづくりをする』 この経験は、ものづくりに対する楽しさや難しさを改めて考えることができた良い機会になったと思います。 人間環境デザイン学科 助手 中井 千織 【関連記事】 【人間環境デザイン学科×河合町】町長に駅前のリ・デザイン案を直接プレゼン!~ランドスケープ演習 【人間環境デザイン学科×河合町】少子高齢化時代における郊外駅前のリ・デザインを提案!~ランドスケープ演習 河合町と包括連携協定の調印式を行いました。 | 畿央大学 (kio.ac.jp) 今年も畿央大学付属広陵こども園の子どもが使うスツールを製作!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 畿央大学付属広陵こども園の園児のためのスツール(椅子)完成!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2022」を開催!~人間環境デザイン学科「フィールドワーク演習」 神戸ファッション美術館で「宝塚歌劇」の衣装を体感!~人間環境デザイン学科「服飾史」 「アパレル構成実習Ⅲ」授業レポート~人間環境デザイン学科
2023.05.09
急性期病院で勤務する理学療法士の魅力~理学療法学科 第7回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」
最前線で活躍する卒業生が講演! 第7回テーマは「急性期病院で勤務する理学療法士の魅力」 理学療法学科では昨年度から新たに「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」を開催しています。 リーダーシップをもった次世代の理学療法士育成を目的にし、臨床現場はもちろん、スポーツ現場や地域リハ、教育機関など幅広い分野の第一線で活躍する卒業生がその魅力や想いを後輩のためだけに語ります。在学生にとっては入学後早期から職業理解を深め、自らのキャリアを考えることやモチベーション向上へとつなげる絶好の機会になります。 他大学に先駆けて理学療法学科を開設した畿央大学にしかできない先進的な取り組みです。 4/14(金)今年度最初となる第7回は佐藤秀幸さん(4期生/甲南医療センター)を講師に迎え、「急性期病院で勤務する理学療法士の魅力」をテーマに講演いただきました。佐藤さんは卒業後地元和歌山県にある北出病院で急性期・回復期・生活期での理学療法士として勤務の後、大学院に進学し、臨床と研究を両立。他にもトレーナー活動や教員等の様々経験を積まれた後、専門性を高めるためスポーツ理学療法士を取得。そして更なる専門性を向上させるため、急性期病院かつスポーツ整形・スポーツドクターのいる現職へ転職されました。 講演では急性期病院の特徴や理学療法士としてできること、急性期におけるスポーツ理学療法について症例の写真や動画も交えてご紹介いただきました。 急性期病院は入院直後の期間に関わることが大半で、短期間で多くの症例数を発症初期から経験できることや、同じ疾患・障害であってもさまざまな経過を知れることが一つの魅力とお話しいただきました。さらにスポーツ理学療法士としては、日常生活レベルよりも身体機能や回復期間において求められるレベルが高くなることが多いため、競技復帰を考えたスポーツ現場との関わり、競技復帰まで継続した関わりができれば理想だと説明していただけました。 講演後の質疑応答では、スポーツ理学療法士や理学療法士としての大切なことなど現在についての質問だけでなく、1回生から3回生まで参加していたこともあって学生時代の過ごし方や卒業研究のことなど幅広い質問がありました。佐藤さんも後輩である在学生の純粋な質問一つひとつに対して丁寧かつありのままに答えていただけました。 佐藤さんから後輩の皆さんへのメッセージ セミナーに参加してくれた学生の皆さん、ありがとうございました。またセミナーに参加できなかった学生の皆さん、またいつかお会いする時がございましたら、どうぞよろしくお願い致します。 「皆さん、学生生活は楽しいですか?」 今という時を精一杯楽しみ、悔いのない学生生活を過ごしてください。 そして、理学療法士になったら、ぜひ一緒に頑張っていきましょう! 次回は6月9日(金)16:20~17:50、田津原佑介さん(3期生/貴志川リハビリテーション病院)を講師に迎え「回復期リハビリテーション病院で勤務する理学療法士の魅力」をテーマに講演いただきます。 【関連リンク】 理学療法学科 大学院健康科学研究科 「臨床・教育・研究」が揃ったスポーツ理学療法士の魅力~理学療法学科 第5回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 女性理学療法士が活躍できる場所~理学療法学科 第4回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 卒業生に学ぶチーム医療のリアル~理学療法学科 第3回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 大学病院で働くということ~理学療法学科 第2回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」を開催 第1回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」を開催!~理学療法学科
2023.05.01
2023年度入学時成績優秀者特別奨学金および遠隔地出身学生支援特別奨学金の表彰式を行いました。
畿央大学では入学試験による奨学金として、入学時成績優秀者特別奨学金及び遠隔地出身学生支援特別奨学金の2種類を給付しています。 2023年4月27日(木)には、受賞された学生の皆さんの表彰式を各学科で行いました。 今回は、看護医療学科から表彰式の様子をお届けします。 表彰式当日は担任の先生方も御祝と激励にかけつけ、学生さんの笑顔がとても素敵でした。入学した皆様のこれからの成長が楽しみです。気負う必要はありませんが、他の学生の模範となられることを願っております。 看護医療学科長 河野 由美
2023.04.24
2023年度新入生研修 学科別レポートvol.5~人間環境デザイン学科
畿央大学では入学後の不安を取り除き、担任や同級生との絆を深めるため、学科ごとに「新入生研修」を入学式直後に行っています。最後に人間環境デザイン学科の様子をレポートします! 2023年4月6日(木)学外にて新入生研修を実施し、新入生62名が以下の5つの目的をもって参加しました。 大学での新たな友達づくり 教員とのふれあい 大学生活へのモチベーションを高める 美しい環境の中ではぐくまれた建築や街並みに触れることにより、まちと人々の生活とのつながりを考える 街並み・建築見学やレクリエーションを通して、自身のキャリアを考える 研修当日は、クラス担任を含む教員6名、キャリアセンターの就職担当職員1名、そして私たち3回生4名がサポート役で同行しました。 当日は大型バス2台に分かれて出発し、バスの中では前日のオリエンテーション時に作成した自己紹介カードを見たり、これから始まる研修を前に会話が弾んでいました。 9時40分頃、當麻寺に到着し、各班に分かれて見学を行いました。寺内の建造物の中には建立された時代が異なるものもあるため、それぞれの時代の建物の違いなどに注目しつつ見学しました。これまでそのような視点で寺を見たことがない新入生にとっては、新たな発見だったと思います。 その後バスでなら和み館へと移動し、昼食を食べました。これから4年間、同じ大学で学びを深める仲間と一緒に食べるご飯は非常に美味しかったのではないでしょうか。 昼食で午後に向けたエネルギーをチャージしたあとは、奈良国立博物館へ行きました。はじめに、学芸員さんに奈良国立博物館の近代建築について解説していただきました。 その後、2グループに分かれて、仏教美術資料研究センターを順番に見学しました。 仏教美術資料研究センターは木造桟瓦葺で、小屋組や壁などに西洋建築の技術をとりいれつつ、外観は和風を基調としていて、構造・意匠に東西の要素を巧みに取り入れた明治中期を代表する近代和風建築として高く評価されている建物です。初めて見る貴重な建物に新入生も興味津々でした。 16時頃に現地解散し、新入生研修が終わりました。 新入生研修は新入生同士だけでなく教職員とのつながりを持つきっかけとなったはずです。これからの大学での学びに良い影響を与えてくれる経験となったと思います。 皆さん、お疲れ様でした。新入生の今後の活躍を期待しています!! 人間環境デザイン学科3回生 木村 知希、中村 友香、林 和樹、松井 華音 関連記事 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.4~現代教育学科 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.3~理学療法学科 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.2~健康栄養学科 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.1~看護医療学科
2023.04.19
認知症ケアサークルOrange Project®が活動を再開!~エリシオン真美ケ丘「ひまわりカフェ」活動報告
Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)、愛知県(同朋大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。 “認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、2020年にはロゴやマークが商標登録されました。 2019年9月に畿央大学では「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に、サークルとして発足しています。 2023年4月2日(日)、広陵町にある介護付き有料老人ホーム「エリシオン真美ヶ丘」で開催されている「ひまわりカフェ」にボランティアとして参加させていただきました! 「ひまわりカフェ」は認知症の方や認知症の家族がおられる方、地域の方々、エリシオンの施設ケアマネジャーや生活相談員、施設長などが集い、楽しいイベントや世間話、介護相談など地域の人々の交流の場として開催されています。 ▼ひまわりカフェ 準備の様子 私たちはひまわりカフェの準備からお手伝いさせていただき、合間の時間を使ってエリシオン真美ケ丘、エリシオン真美ケ丘アネックスの施設内を案内、紹介していただきました。 入居者の方々やその家族様に寄り添った大変充実した設備と体制が整った施設で、介護のリアルな現場を知ることができました。 今回のひまわりカフェには25名の方が参加されていました。 皆さんが集まられてから、施設長の挨拶と職員紹介があり、その際に私たち学生も自己紹介させていただきました! Orange Project®の活動についても説明させていただくことができ、地域の方々にOrange Project®を知ってもらうきっかけになったと思います。 ▼施設長の挨拶 次に、ウォーミングアップとして、家でもできる簡単リハビリ体操をしました。皆さん苦戦しながらも、それぞれのできる範囲で身体を動かしておられました。 参加者の方からは、座りながらでも意識して運動を行うことで良い運動になることを実感しているという声が聞かれました。 しばらく身体を動かしてリラックスしたところで、お手玉を使ったキャッチゲームやポップコーンの実演なども行われました。 また、職員の方が “昔の紙芝居のオジサン” 風に、紙芝居「舌切りスズメ」を披露してくださいました。参加者の方々からは『懐かしい感じやわ~。』『こんなの私の時代にあったかな~。』などそれぞれの感想が聞かれ、迫力ある職員の方の上手な紙芝居に皆さん楽しまれている様子でした。 そして最後には手作りケーキを食べながらお茶会です!私たちもお席にお邪魔しておしゃべりに花を咲かせました。 ▼美味しいケーキを食べながら交流 参加者には広陵町居住の方が多かったため、コロナ禍前には畿央大学で健康診断を受けたり、畿央大学の教員が地域で行っていた活動に参加してくださっていたりと、畿央大学に関連するお話を聞かせていただき、畿央大学の地域活動が、地域の方によく知られていることを実感しました。私たちOrange Project®の活動も、地域の方々にもっと知ってもらえるよう、これからの活動のモチベーションになりました。 新型コロナウイルスのためこれまで大学外での活動が制限されてきましたが、5類引き下げや世間の情勢を鑑み、徐々に活動の幅を広げる一つのきっかけとして、今回のひまわりカフェでの活動を今後につなげていこうと思います。 これからもOrange Project®をよろしくお願いします! 看護医療学科3回生 大久保 翼 【関連記事】 認知症ケアサークルが「2022年度Orange Project®記念式典」にオンライン参加!|KIO Smile Blog 新たに「認知症ケア論」が開講しました!~看護医療学科 対面とZoomで「七夕交流会」を開催!~Orange Project®畿央大学 第1回エコマミ公開講座に山崎教授と学生が協力!~Orange Project®畿央大学 畿央大学看護実践研究センター第7回研修会 「地域で・笑顔で 生きるとは」を開催しました。 認知症啓発のための「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告!~Orange Project®畿央大学 「2021年度Orange Project®記念式典」で学生3名が功労賞を受賞! 広陵中学校の認知症サポーター養成講座にリモートで協力!~Orange Project®畿央大学 多世代まちづくりプロジェクト2021コンペティション、2年連続で「参加者賞」に!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」 広陵町図書館での認知症啓発活動に参加!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」
2023.04.17
畿友会(学生自治会)だよりvol.91~新入生研修をサポート!
こんにちは!畿友会です! 薄桃の桜に鮮やかな緑の葉が混じり合いはじめました。 畿央大学では、長かった春休みが終わり、新学期が始まりました。気持ちを新たに、授業に臨みましょう。 さて、4月6日(木)に、現代教育学科1回生208名を対象に新入生研修が泉南市立文化ホールで行われました。 畿友会も現代教育学科所属の学生が活動サポーターとして参加し、各コースの説明、大学生活や下宿のアドバイスなどを1回生の皆さんにお伝えしました。今後の学生生活に役立てていただければ幸いです。 また、チアリーディング部の皆さんが、1回生を歓迎する素晴らしいパフォーマンスをしてくださいました。元気いっぱいに踊ってくださり、皆さんとても可愛らしかったです。 研修会では、大きなダンボールを使って、クミクミックスという造形活動を行いました。大きなダンボールを切ったり、組み合わせたりして、様々な作品を作成しました。 大きな家、ハート、クリスマスツリー、車、さらにはゾウやプラネタリウムを作成する班もあり、それぞれの班の個性が光っていました。作成時には、班のみんなが意見を出し合い、作業を分担しながら協力して取り組みました。入学してから数日しか経っておらず、お互いに距離がありましたが、この造形活動を通じて、さらに打ち解けることができました。 完成後は、担任の先生も交えて写真撮影をしました。一生の思い出に残る、楽しい活動ができました。 皆さん、一日お疲れ様でした! 畿友会 広報部 現代教育学科3回生 長谷川 慈 Instagram:@kiyukai_kio Twitter:@kiyukai_kio ▶畿友会に関連するブログ記事 KIO Smile Blog
2023.04.17
2023年度新入生研修 学科別レポートvol.4~現代教育学科
畿央大学では入学後の不安を取り除き、担任や同級生との絆を深めるため、学科ごとに「新入生研修」を入学式直後に行っています。第四弾は、現代教育学科の様子をレポートします! 4月6日(木)教育学部の新入生208名で学外研修を実施しました。研修には現代教育学科長をはじめとして、1回生担任の先生方、2・3回生の先輩スタッフ数名が同行し、教員や先輩との交流、新入生同士の友達作りが円滑に進むようにサポートしました。 6台のバスに分乗し、最初の研修場所である泉南市立文化ホールに向かいました。ここでは、担任の自己紹介や先輩方の体験談を聞くオリエンテーションを実施しました。長時間、お話を聞く時間でしたが、1回生はこれから始まる大学生活について多くのことを知るために一生懸命聞いている様子でした。このオリエンテーションの最後には、畿央大学チアリーディング部による演技が行われ、新入生の畿央大学への入学を歓迎しました。 海の近くの泉南りんくう公園での楽しい昼食をはさんで、学外研修のメインである「段ボールの造形活動」を行うために市民体育館へ移動しました。 この活動は、大きな段ボールを使って様々な造形物を作るものです。何を作るのか、どのように作るのかをグループごとに決めて、作品を作り上げます。作業自体は、段ボールを切ったり、切れ目を入れて組み合わせたりというシンプルなものですが、作品を作るためには、丁寧な計画とお互いの協力が必要です。そのための相談や作業の試行錯誤をする過程で、自然と新入生同士で交流をすることになります。1時間半ほどの短い時間ではありましたが、それぞれのグループで創意工夫を凝らして素晴らしい作品が出来上がりました。 最後は、全員で体育館の清掃を行い、再びバスで大学などに戻り解散しました。新入生にとっては、人間関係を自然に築きやすい楽しい機会になり、翌週から授業が始まる大学生活への不安や心配が軽減されたのではないでしょうか。 現代教育学科 1回生担任代表 竹下幸男 関連記事 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.3~理学療法学科 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.2~健康栄養学科 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.1~看護医療学科
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