カテゴリー
畿央の学びと研究
2020.09.08
ヘルスチーム菜良「オンライン交流会」のお知らせ~新入生応援!やさしさを「チカラ」に変えるプロジェクトvol.51
こんにちは!畿友会です。新型コロナウイルスの影響で大学に来れない1回生の皆さんを応援する”やさしさを「チカラ」に変える”プロジェクトの一環として、大学やクラブ・サークル、課外活動のことなどを随時紹介していきます。 今回はヘルスチーム菜良 オンライン交流会のお知らせです! こんにちは、※ヘルスチーム菜良です。ヘルスチーム菜良は管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 ▼4大学交流会 健康栄養学科の1回生の皆さん、大学生活はいかがですか?先輩や友達はできましたでしょうか、勉強や履修など不安なことはないでしょうか。 ヘルスチーム菜良では、私たちの活動を詳しく知ってもらうことと、学生生活の様々な相談にのることを目的とした(含めて)オンライン交流会をTeamsにて行います。 是非、是非、参加してください!お持ちしています!! ■オンライン交流会(途中参加も大歓迎です) 9月11日(金)13時~14時 9月15日(火)10時~11時 ▶▶▶申込はこちらの申込フォームから! 〇活動頻度・時間 月に1度、イベント前 〇活動場所 畿央大学、イオンモール大和郡山、近鉄百貨店、西大寺北小学校、保健所など 〇活動内容 ・大和郡山産の食材を用いたピザの開発・販売(市で主催されるイベントに参加し、イオンモール大和郡山店・ピッツェリアサンプーペーとの共同開発) ・親子減塩教室(県で主催されるイベントに参加し、来場者の方に適切な食生活についてアドバイス) ・ならコープ 「らくらくお料理パック」メニュー考案 ・大阪ガス「エコクッキング」への参加(小学生を対象に調理実習などのサポート) ・奈良県産の食材を用いたお弁当の4大学共同での開発・販売(市で主催されるイベントに参加し、和食「井の上」と4大学共同での開発) ・畿央祭の模擬店 ・オープンキャンパスでの食育SATシステムを使用しての栄養アドバイス ・食育SATシステム勉強会 一 年1回の勉強会 ・食堂コラボ(学内の食堂で販売されるメニューを考案) などなど様々な活動をしています。 ▼畿央祭 模擬店(野菜蒸しパン) 〇メンバーからのメッセージ 4大学ヘルスチーム菜良メンバーの近畿大学、奈良女子大学、帝塚山大学のほか、イオンモール大和郡山、大阪ガス、ならコープ、行政など、様々な方と一緒に1つのイベントを行うことが多いです。開発・販売を行うイベントでは、プロの料理人の方やイベント関係者の意見をいただきながら自信の持てる商品が出来上がるまで何度も試作を重ねます。食育関係のイベントでは、どうしたら食の大切さが伝わるかを考え、みんなで意見交換し、過去の反省点をいかしながら精一杯事前準備を行います。準備を行うことは大変ですが、イベントが終了するとやってきてよかったという達成感を得ることができます。なんと今年は、長年の活動が認められ「農林水産省大臣賞」をいただきました。 メンバーみんながとてもやさしく、和やかな雰囲気で活動を行っています。 SNS Twitter→畿央大学ヘルスチーム菜良~畿央nutrition eggチーム~@HealthKio ▼畿央祭 模擬店 調理中の様子 ▼食育SAT(サッと)システムを用いた栄養アドバイス ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。
2020.08.28
マタニティヨガ・ベビーマッサージの特別演習~助産学専攻科
2020年8月21日(水)、ふみ子助産院の院長である森田婦美子先生によるマタニティヨガ、ベビーマッサージの演習がありました。 【マタニティヨガ】 マタニティヨガとは、妊娠中の身体に負担がかからないような緩い運動によって、コリやだるさなど母体の肉体的不調を改善し、ゆったりした気持ちで行うことで精神的なストレスを軽減することができるものです。また、家ではなく教室で行う場合は他のお母さんたちとおしゃべりをしたり、悩みなどを共有することで気分転換にもなります。 私たちも森田先生に教わりながら呼吸を意識してマタニティヨガをしました。演習や課題などで少し疲れていたこともあり、マタニティヨガをしたことで、学生自身も心も体も緊張が取れてリラックスすることが出来ました。 自分の身体であってもなかなか細部まで意識することはないですが、今回の演習ではじっくりと自分自身に向き合うことができた機会となりました。森田先生からはお母さん方もマタニティヨガをした後は表情がほぐれた状態で帰っていくというお話を聞かせていただき、お母さん同士の交流であったり、心身のリラックス、リフレッシュにもなったりと、様々な効果があることを学ぶことが出来ました。 マタニティヨガの演習の後、自分たちで作ったベビー人形を使用してベビーマッサージの演習を行いました。 【ベビーマッサージ】 ベビーマッサージとは、母子が触れ合うことで絆を深め、健やかな身体をつくるコミュニケーションの手段です。赤ちゃんへの効果としては、表情が豊かになる、自律神経に働きかけることで消化吸収がよくなる、リラックス効果が高まりよく眠ることができる、母親との信頼関係が発達するなどがあります。母親への効果としては、スキンシップを取ることで赤ちゃんへの愛情が深まる、触れ合うことで愛情ホルモンであるオキシトシンが分泌されストレスや不安が軽減する、赤ちゃんの成長や不調などを敏感に感じ取ることが出来るなどがあります。 ベビーマッサージは特別な技術や力はいらず、母子のスキンシップの時間としてベビー人形に話しかけながら、楽しく穏やかな雰囲気で実施しました。マッサージの時は赤ちゃんの成長・発達の方向(中枢から末梢)に向かって撫でるようにし、ベビーオイルをつけて滑りをよくして行うと、さらに効果は高まると学びました。短い時間でしたが、赤ちゃんと向き合いながらコミュニケーションを取ることの大切さを理解することができました。 助産学専攻科 岡本悠希 河野美佳 【関連記事】 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「側方介助と肩甲難産の分娩介助方法」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合の理論と技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法の理論と実際~助産学専攻科 スペシャリストに学ぶフリースタイル分娩!~助産学専攻科 分娩介助・乳房マッサージの遠隔演習用教材を手作りしました!~助産学専攻科
2020.08.27
大阪ガスによる「環境・エネルギーと食」のオンライン授業!~健康栄養学科「健康管理論」
2020年7月28日(火)、健康栄養学科「健康管理論」の学修の一環で、「地球レベルでの栄養の課題と取り組みについて」をテーマに、大阪ガス株式会社の谷田氏(大阪導管部地域共創室)によるオンライン授業を実施し、健康栄養学科1回生101名 2回生3名が受講しました。 ▼谷田氏(Teams&YouTubeを使用して遠隔授業を実施) 「環境・エネルギーと食」と題し、地球環境問題や世界・日本の現状、課題について講義いただきました。また、身近にできる取り組みとして、小学校でのエコクッキング授業もご紹介いただきました。 参加した学生からは「企業の栄養士業務を知る貴重な機会でした。また、地球環境問題について、旬の食材を使う、地産地消を心がける、調理を工夫するなど私たちができることを再認識することができ、出来ることをこれからも少しずつ積極的に日々実行・実践していき、環境を変えようと思いました。」などの声が聞かれるなど、好評のうちに終了しました。 大阪ガス株式会社は「食育」「環境」「防災」などの次世代教育を通じて地域の価値創造活動に取り組んでおり、各地域の小学校、大学での授業のほか教育、行政関係者を対象にセミナー等の開催など様々な活動を展開しています。なお、本学健康栄養学科の学生有志による「ヘルスチーム菜良」ともエコクッキング授業を連携実施しています。 今回、外部講師を招くことで、より専門的な知識を得ることはもちろんのこと、企業で働いている栄養士の仕事を学び、産学連携を知る貴重な学修の機会になりました。これからも積極的に外部講師を招いた学修の機会を作っていきたいと考えています。 健康栄養学科 講師 野原潤子 【関連記事】 大阪ガス出張授業「エコ・クッキング」に参加!~ヘルスチーム菜良 4大学(畿央大・奈良女子大・帝塚山大・近畿大)交流会レポート~ヘルスチーム菜良 大阪ガス主催「エコクッキング」「“和食だし”体験講座」に参加!~ヘルスチーム菜良 ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。
2020.08.24
アソシエイト・インテリアプランナーに24名が合格!~人間環境デザイン学科
人間環境デザイン学科で取得をめざす資格として「インテリアプランナー」があります。現在、全国で約6,500名の方が登録されています。インテリアプランナーの称号は学科試験に合格し、その後、設計製図試験に合格した者が登録を受けて授与されます。 平成28年度から、インテリアプランナーの称号の他に、新しい称号として「アソシエイト・インテリアプランナー」が設けられました。アソシエイト・インテリアプランナーは、インテリアプランナーの学科試験合格者が登録できる資格で、インテリアプランナーになる前段階の称号です。年齢制限や実務経験は不要で、もちろん学生も挑戦が可能です。 今年は新型コロナウイルスの影響で、インテリアプランナー(学科)試験の実施自体が危ぶまれましたが、無事に予定通り行われ、本学でも人間環境デザイン学科2~3回生、合計51名が学科試験に挑戦しました。2020年8月20日(木)に合格発表があり、24名がアソシエイト・インテリアプランナーに合格しました。 合格した皆さん、おめでとうございました。ここまできましたら、さらに上のインテリアプランナーをめざして頑張ってもらいたいと思います。 【合格者の感想】 アソシエイト・インテリアプランナーに合格できました。昨年はあと一点が届かず、すごく悔しい思いをしました。去年より勉強をしたつもりでしたが、出題範囲が広すぎるためにコツを掴めず、今年も手応えはありませんでした。しかし諦めずに勉強したことで合格に繋がったと思います。この知識は将来役に立つと思いますので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。(人間環境デザイン学科3回生 川西梨々花) 人間環境デザイン学科 教授 加藤信喜 【関連記事】 インテリアプランナー、昨年に続いて連続合格!~人間環境デザイン学科 インテリアプランナー、在学中での初合格!~人間環境デザイン学科 アソシエイト・インテリアプランナーに10名が合格!~人間環境デザイン学科
2020.08.20
熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「側方介助と肩甲難産の分娩介助方法」~助産学専攻科
私たち専攻科の学生は、新型コロナウイルス感染予防対策で登校自粛が続き、7月に入ってから分娩介助の集中練習が始まりました。その中、2020年7月29日(水)に江口美智子先生に側方介助の基本的な技術から肩甲難産や急速分娩などの分娩介助の応用を教えていただきました。 江口先生は、3,000件以上の分娩介助の経験をされており、経験を重ねて得た母児にとって安全安楽なお産の技術を、分娩介助技術の習得途中の私たち学生に丁寧に、そしてわかりやすく指導していただきました。 授業では分娩介助の技術だけでなく、産婦に対しての声かけも大事にして、呼吸を合わせてコミュニケーションをとることの大切さも学ぶことができました。 肩甲難産などの応用の手技はとても難しかったですが、助産師として母児の安全を守るために知っておく必要がある大切な知識ですので、とても勉強になりました。 江口先生は、大切なのは「一件一件のお産に、どれだけしっかりと向き合って介助できるかだ」と仰っていました。 私たちも9月から助産学実習が始まるので、一つ一つのお産にしっかりと向き合って頑張っていきたいと思います。 最後になりましたが、ご指導いただきました江口先生、木内先生、安栖先生、小野先生本当にありがとうございました。 助産学専攻科 堀辺瑞月 渡辺千晴 【関連記事】 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合の理論と技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法の理論と実際~助産学専攻科 スペシャリストに学ぶフリースタイル分娩!~助産学専攻科 分娩介助・乳房マッサージの遠隔演習用教材を手作りしました!~助産学専攻科
2020.08.19
産婦人科医に学ぶ!会陰縫合の理論と技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」
2020年7月15日(水)に「助産診断技術学Ⅱ」の科目で、健康科学部長で産婦人科医師である植田政嗣先生に、会陰縫合理論と縫合技術について教えていただきました。 講義では会陰裂傷の原因や会陰切開が必要な場合、局所麻酔や様々な縫合技術について教えていただきました。赤ちゃんやお母さんにとって安全な分娩を行うためには、医師による会陰切開が必要になることがあります。今までの講義の中で、会陰の傷によって産後も痛みを抱えながら育児をされている褥婦さんについて学んできました。今回講義を受けたことで、助産師が会陰裂傷や会陰切開について理解しておくことは、お母さんたちの痛みや不便さを少しでも軽減するためにも大切なことであると強く感じました。 会陰裂傷が生じた場合や会陰切開を行った場合には、その処置として会陰縫合を行います。適切な縫合糸と針の種類や、時と場合に応じた糸結びの種類、局所麻酔時の注意点などについて教えていただき、実際に縫合練習用のセットを用いて演習を行いました。 演習ではまず、植田先生に実際の縫合糸の結び方を見せていただきました。はじめは見様見真似でしたが、分からないところなど学生同士で協力しあったり、植田先生に教えていただいたりして、縫合時に使う糸の結び方を修得することができました。また、縫合の仕方も教えていただき、それらの修得した技術を用いて、最後に1人ずつ裂傷のある会陰の模型で練習しました。コッヘルや持針器の使い方についても学ぶことができ、とても勉強になりました。 今回の講義や演習で会陰裂傷や会陰切開、会陰縫合技術について学んだことから、産後の褥婦さんの負担について改めて考え、褥婦さんの身体にとってより良い助産ケアを行うにはどうしたらよいか、という助産師の役割についても考えることができました。 今後も助産師として対象となる方々のために何が出来るのかを常に考えながら、学びを深めていきたいと思います。 助産学専攻科 伊良原日南乃 末岐茉由 【関連記事】 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法の理論と実際~助産学専攻科 スペシャリストに学ぶフリースタイル分娩!~助産学専攻科 分娩介助・乳房マッサージの遠隔演習用教材を手作りしました!~助産学専攻科
2020.08.12
第62回日本老年医学会学術集会で大学院生と教員2名が発表!~健康科学研究科
2020年8月4日(火)~6日(木)にかけて第62回日本老年医学会学術集会がweb開催されました。今回はコロナウイルス感染症の影響で現地(東京都)での開催は中止となり、畿央大学からは一般演題で発表する予定であった松本大輔准教授と高取研究室の私(博士課程2年 武田)がスライド、ポスターを学術大会サイトに登録することで発表という形式になりました。 また、高取教授は優秀演題候補セッションであったため,オンライン発表をされました。惜しくも優秀演題賞とはなりませんでしたが、非常に関心を集める研究内容でした。 <高取克彦教授> 「後期高齢者におけるフレイル脱却者の特性:2年間の前向きコホート調査より」 高取先生は約3700名の後期高齢者を対象にフレイル脱却者の特性を分析されました。フレイルの脱却要因としては①活動の広がり(IADL、社会参加)、②身体機能の改善(運動、口腔、認知)、③精神・心理機能の改善(主観的健康観)に分類され、フレイル脱却者の特性は「生活空間の広がりによりフレイルサイクルを予防できた者」と結論づけられていました。 <松本大輔准教授> 「後期高齢者における新規要介護発生は小地域間で異なるか?-4年間の前向きコホート調査より-」 松本先生は約5000名の後期高齢者を対象に小学校区間での新規要介護発生率の違いを分析されました。多種の社会参加がリスクを低減させるが、社会参加の要因を調整したとしても、新規要介護発生率が有意に高い地域があるということを明らかにされました。 <健康科学研究科 武田広道> 「要支援・要介護後期高齢者の介護度変化と身体機能の関係 ~リハビリテーション機能特化型通所介護利用者を対象とした2年間の追跡調査~」 本研究はデイサービスを利用されている後期高齢者を対象に身体機能のどの要因が要介護度の改善と関連しているかを分析したものです。要介護度の改善には通常歩行速度と膝関節伸展筋力が有意な関連因子であったという結果を報告しました。 本学会は「健康長寿社会の実現へ向けた老年医学の役割」というテーマで開催されました。講演や演題の内容はフレイル、サルコペニア、認知症、栄養に関連するものが中心の内容となっていました。フレイルは身体的、精神・心理的、社会的な側面があり、それぞれの関連要因や介入効果について明らかになっていることや今後の課題などが報告されていました。高齢化が進む中でフレイル予防、介護予防は非常に重要な社会課題であるため、有用な研究や活動をしていくことが改めて大事だと感じることができる機会になりました。 健康科学研究科 博士後期課程2年 武田広道 【関連記事】 第30回日本老年学会・第59回日本老年医学会の合同総会でプロジェクト研究の成果を発表!~健康科学研究所
2020.08.07
「薬害の実情」と「患者の人権」を学ぶ~看護医療学科「保健医療福祉システム論Ⅰ」
看護医療学科4年次生必修科目である「保健医療福祉システム論Ⅰ」では、公衆衛生システムや社会福祉のあり方を学んできました。パンデミックが起きている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についても、4月から一早く、国の専門家委員会が公表した資料をはじめとした様々資料を読み、理解を深めてきました。 また、感染者のみならず社会的弱者がコロナ禍において差別や偏見に苦しんでいることを学び、それらを医療従事者としてどのように対処するのかも考えてきました。 そのような中、7月23日の授業では全国薬害被害者団体連絡協議会 副代表世話人の勝村久司氏をお招きし、「『薬害の実情』と『患者の人権』~医療倫理や患者安全について考えながら~」と題した内容について講演いただきました。あいにく遠隔での講演ではありましたが、それを凌駕する心に突き刺さる内容でした。 ▲Microsoft Teamsを用いて、講演いただいている様子 勝村氏は、現在も大阪府立高校の理科教員をされておりますが、「陣痛促進剤」の被害によりわずか9日間の命しかなかった、娘さんの星子さんのことがきっかけ(詳細は、勝村さんの著書である「ぼくの『星の王子さま』へ」~医療裁判10年の記録~(幻冬舎文庫))で、薬害に関する運動に身を投じます。 その中で、薬害は人災であることを痛感され、陣痛促進剤(子宮収縮剤)は感受性の個人差がかなり大きいがその理解が医療従事者の中でも十分ではないこと、陣痛促進剤の誤った使用がまだ改められない医療機関があることも非常に懸念されておられました。また、一般社会にも薬害の被害に遭われた方々へのインターネットを用いた中傷がまだ残っていることもお話しされておられました。 最終学年にあたる受講生に対して、これから大切なことは「健全なチーム医療による専門性の発揮」と「患者・家族を中心とした情報共有」であり、真実を求め続け、情報収集の努力を続けることと、「患者のための薬・医療」であることを忘れないことが重要であると話されました。その実践例として、診療報酬明細書の開示につながり、ある病院ではカルテの開示を積極的に行っているそうです。 学生も今回の講演の内容を重く受け止めていました。学生たちの感想から一部紹介したいと思います。 勝村さんの話は言葉の一つ一つが重く、家族を含めた方々の気持ちを思うと聞いているのが辛く、心が痛くなった。勝村さんの奥さんがどれほど苦しみ、それでも自分の子どもを助けたい一心で意識を手放さないように耐えていたこと、子どもが亡くなった苦しみを夫婦で乗り越えられてきたことに対して胸が詰まる思いでした。 また、陣痛促進剤等の薬害による被害に関する問題について考えることができた貴重な時間でもあった。二度と陣痛促進剤等の薬害による被害が出ないように、この問題が自分や家族にも大いに関係あることだと認識し、みんなで考えていきたい。 学生A 本日学んだ薬害の問題について被害者の方の気持ちを考え、二度とこのようなことが起こらないように本日の学びを忘れない。医師から指示された薬を何も考えずに患者に勧めるのではなく、常にクリティカルシンキングをして医療に従事していきたい。 学生B 学生たちは、あと半年で医療の現場に飛び込んでいきます。特に今は、新型コロナウイルスの影響が大きく、患者の人権がより大きくクローズアップされることでしょう。今回の勝村氏の講演を通じて、学生たちの学びは非常に大きく、今後に必ず活かされるだろうと思います。この場を借りて改めてお礼申し上げます。 看護医療学科 准教授 文鐘聲
2020.08.05
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.80~2020年度初勉強会は「輸液管理と服薬」
こんにちは、健康支援学生チームTASK※の看護医療学科3回生の乾由樹子と東條真納美です!新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響もあり、勉強会や健康測定の実施をすることができませんでしたが、今回2020年度新学期初の活動としてオンライン勉強会を行いました。 ※TASKは、Think、Action、Support、for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 テーマは「輸液管理と服薬」です。 今回の勉強会では、主に①輸液の必要性、②輸液の種類、③服薬の支援方法の3つの視点から発表を行い、学びを深めていきました。 看護医療学科の学生にとっては、今まで学んできたことの復習に、他学科の学生にとっては新たな学びにつながったように感じます。 今回はTeamsを活用したオンラインでの勉強会の実施が初めてであり、動画がうまく再生されるか、発表者の声がきちんと参加者に届いているか不安がありましたが無事に終えることができました。 参加してくださった皆さんありがとうございました!! ▼勉強会の様子 そして、1回生の方、TASKに興味を持ってくださっている方への連絡です。 今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、本来のTASKとしての活動(測定会や勉強会、新入生歓迎会など)が行えていない状況です。 このような状況ではありますが、TASKというチームを残していくためにも新入生の皆さんの参加がすごく力になります。 「TASKってなに?」という方→Twitterで、「TASK(健康支援学生チーム)」と検索してみてください! また、畿央大学のホームページから、TASKの過去の取り組みを見てもらうこともできます! 「どうやって参加すればいいの?」という方→Outlookのメールから検索ディレクトリを使用して、「task」と検索してみてください。 ◎参加申し込みだけではなく、質問もこちらのメールで受け付けています! コロナウイルスの感染の拡大によって学校への登校も制限がつき、広陵町とのイベントも中止となりTASKとしての活動がなかなかできない状況となりました。この状況でもできることを考え、8月10日(月)から14日(金)の5日間で「身体を動かそう!生活リズムを戻そうキャンペーン!」として朝の9時からラジオ体操や肩こり解消ストレッチを、teamsを使用して遠隔で行う企画を立てました。参加できるのはTASKの人だけとなりますが、これから状況に合わせて徐々にTASKの活動を再開することができるといいなと思っています。 看護医療学科3回生 乾由樹子 東條真納美 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2020.07.22
4ヵ国を結んだ遠隔授業を行いました~看護医療学科「国際看護論」
令和2年7月21日(火)の「国際看護論」では、ベトナム(ホーチミン市)・スウェーデン(ウプサラ市)・オーストラリア(メルボルン市)と、日本(奈良:畿央大学)をZoomで繋ぎ、国際的な看護の実際を学ぶことができました。各国の看護の本質は日本と同じであるものの、実際の看護の実践の仕方や働く環境には大きく違いがあることを学びました。 この日の学修目標は、①国際看護師として活動している人の活動の実際を知る、②先進国の看護の実際を知る、③開発途上国の看護の実際を知る、といった目標設定に基づき、3人のゲストスピーカーの方に各テーマに沿って紹介していただきました。 ▲Zoomで4ヵ国をつないだ様子(左下:マイ・アイン氏、右下:長谷川祐子氏、右上:Julie.Paul氏、左上:本学 山崎先生) まず、CICS(EPA看護師や技能実習生を送り出し機関)代表のマイ・アイン氏から「EPA看護師の訪日の実際と課題」のプレゼンテーションがありました。 ベトナムでは看護の他に介護という概念がなく現在、ベトナム看護協会と奈良東病院の方や本学の山崎先生とともに老年看護学のテキストや介護教育課程を作成しているとのことでした。この10月からベトナム国内で介護に関する教育が開始することから、日本と同じく高齢化が進むベトナムで、介護という概念を作っていくことは重要であると思いました。また、日本などの先進国で行われている介護についての課題を踏まえたうえで、介護を行う方にとっても介護を受ける方にとってもベトナムという国に合った教育がされることが求められると学びました。 次に、アカデミスカ大学病院で認知症専門看護師(シルビア女王認定の認知症看護師)として勤務中の長谷川佑子氏から「スウェーデンの認知症看護」について講義していただきました。 スウェーデンでは「頑張っている空気が患者や他のスタッフに良い影響を与えないので、リラックスして仕事をする。」ということが大切にされていました。また、日本でも言われているように、「コミュニケーションを大切にする」というポイントもありました。実際にスウェーデンでは1日に何度もミーティングを行ったり、どんな時でもお茶の時間(FIKA)を取るというように一息ついて話ができるコミュニケーションの場を大切にするという環境が整っていることを学びました。日々忙しく仕事を頑張っていても患者さんを思う気持ちが伝わらなければ結果的には自己満足の看護で終わり患者さん中心の看護ではないと思います。「リラックスして仕事をする」ということはとても大切であると学びました。 また、医学生や看護学生が「アンダーナース」として就職する前に現場で働くことができるというお話もありました。学校で受ける授業や演習とは別ではありますが、実際に働いて現場を知るということは、多くの経験を積みながら自分の目指す医療・看護を模索している学生にとって重要な経験であると考えました。 最後にオーストラリアのPalliative Cere のNurse practitioner(元NP)のJulie.Paul氏による「メルボルンのヘルスケアシステムと看護師の役割」についてです。 調べてみるとナースプラクティショナーはオーストラリアの看護師が行っている医療行為を日本ではまだ医師が行っていることもあるそうです。医師の仕事を適切に分担することは単に看護師の仕事が増えるだけでなく、より効率的に動くことができ、患者さんに利益をもたらすことができるような看護ができるのではないかと考えました。また、そのように分担することでさらに看護師自身が責任感を持ち主体的に行動することにつながることを学びました。 最後に、看護師からのメッセージ「私にとっての看護とは」を視聴して終了しました。 以上のように本日のグローバルな視点での遠隔授業はとても興味深い内容であり、多くの学びを得ました。看護の本質は同じであっても国によってどのように取り組んでいくのかは多くの違いがありました。これから現場に出ていく者として世界にも目を向け学び続けていきたいと思います。 看護医療学科4回生 奥田帆乃夏
よく読まれている記事
カテゴリ
タグ
キーワード検索
アーカイブ


