2022.03.08 

新生児蘇生法(NCPR)Aコース講習会を受講しました!~助産学専攻科

令和4年3月2日(水)に助産学専攻科学生10名は「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました。
NCPR講習会は「すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制」の確立を目的として実施されており、私たちはその中のAコースを受講しました。
このコースでは、気管挿管・薬剤投与を含めた高度な新生児蘇生法を学ぶことができます。
 
今回、私たちは小児科・新生児科医である「さの赤ちゃんこどもクリニック」院長、佐野博之先生に講習して頂きました。
はじめに講義を受けました。
 
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その後、新生児蘇生に用いられる流量膨張式バッグの使い方や人工呼吸の手技、気管挿管の実践を1人ずつ行いました。次に、事例を通した演習を行い、NCPRのアルゴリズムに沿って、どのように対応するのかシミュレーションを行いました。
事前にテキストの内容を学習して参加しましたが、実際に実施してみると、状況に合わせて瞬時に判断し、行動することの難しさを感じました。演習では、実施者と介助者の2人1組のペアになり蘇生を行いました。チーム内でそれぞれの役割をもち、連携することにより、的確なケアを実施することができると感じました。
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▲人工呼吸
 
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▲気管挿管
 
前期の授業でも新生児蘇生法は学習していましたが、その時点では臨床の現場をイメージすることがあまりできていませんでした。今回、助産学実習後にNCPRの講習を受けたことで、臨床の臨場感や緊迫感を想像しながら実施することができました。自分たちの初期対応が新生児の生命を守り、救命することにつながるため、今後の臨床の場で活かしていきたいと考えます。
 
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※撮影時のみマスクを外しています
 

助産学専攻科 桑野 朋佳 寺林 香織

 
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