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現代教育学科
2024.03.07
小学校一日見学を実施しました~現代教育学科
「小学校一日見学」は畿央大学教育学部が独自に設置している「小学校教育実習」「養護実習」を履修するための必修科目です。早い時期に学校の現場を経験することをねらいにしています。 平成22年度より大阪教育大学附属小学校並びに大阪教育大学のご厚意により、平成30年度までは附属天王寺小学校、翌年からは附属平野小学校で受け入れていただきました。新型コロナ感染対策のため2年間オンライン形式で実施しましたが、昨年度は学校を訪問して実施することができました。例年、午前中4時間の授業参観、午後は副校長先生による講話と1日を振り返るレポート作成というプログラムで実施してきました。昨年度は午前のみの実施でしたが、今年度は午後からも実施することができました。参加者は132名でした。 3時間の授業参観と昼食をはさんでからの副校長先生による講話が主なプログラムです。地域の方や保護者の方を交えての「未来そうぞう科」の学習や地震による避難訓練にも参加させていただきました。 授業参観は1年生から6年生の配当された学級で、学習の様子を参観させていただきました。教員の立場から時間毎に異なる教科の指導を目にする、とてもよい機会となりました。グループ活動に入り込んで子どもに声かけをしている姿も見られました。 2時間目終了間際には避難訓練があり、地震発生時における教職員や児童の行動からも学ぶことがありました。午後からは、南副校長先生の講話です。まず、参観した授業から「小学校教員の魅力」「小学校教員の責務」「小学校教員の職務内容」についてお話があり、「教師の場作り・働きかけのよさ」「子どもが『光っている』瞬間」を視点としてグループ討議を行いました。そして、目の前の子どもたちの気付きから学習がはじまること、子どもの興味・関心を喚起し、自力解決できるよう支えていくことが教師の役割であること、教師の仕事には専門性と同時に人間性が求められることなど、教師の役割とやりがいについて語ってくださいました。 学生は帰宅してから1日を振り返りレポートをまとめました。今日の出来事を言葉で表現することによって、教職への思いを一層強くしたことでしょう。 1日の様子を写真と学生の感想で紹介します。 ◇授業について ●6年生社会の授業では、まず教師が教科書を使用せず、児童がノートを書かないという授業スタイルに驚いた。私が小学生だったときは毎時間教科書を使用し、ノートに板書を写すという授業スタイルであったが、児童はノートを取ることはなく、自分のipadにタイピングで自分なりのノートを作成していた。そしてこの授業も児童の意見を主体に授業が展開されていた。児童同士で意見を交換する時間を設定した際も、近くの児童同士ではなく、自由に席を移動して意見を交換し合っており、その時間内で児童同士でipadの使い方などについても教え合う様子が見受けられ、児童主体の授業展開であった。 ●3時間目の書写の時間に以下のような流れがあった。 (先生)「習字の字が上手な人は未来が見えている!〇〇さんは実はその兆しがある!」 (児童)「すごい!なんで?」→プロジェクターを用いて説明。 この、「未来が見えている」という独特の言い回しは、次の一画を意識して文字のバランスを整えるという書道の指導を、児童が興味を持ちやすくなるようにしているという点で、非常に勉強になった。 ◇教師の働きかけについて ●授静かにしてほしい場面で「静かにしましょう」「話を聞きましょう」というような声掛けではなかなか静かにならないことがよくある。しかし、2年3組の先生は静かにできている児童を見つけて「○○さん、静かにできていて素晴らしいね」「○○さん、お話聞く準備早いね」などのように、できていない児童に声を掛けるのではなく、できている児童に声掛けをしていた。それによって、周りの児童も先生に褒めてほしいという気持ちから自然と静かになっていてすごいと感じた。 ◇避難訓練について ●避難訓練を見学した際に、教師は普段の穏やかな雰囲気はなく、人数確認の時には走って報告を行っていた。このことから、避難訓練に対する意識や児童の命を守るための意識が高いと感じた。防犯の観点から学校の廊下には、刺股が置かれていた。大阪教育大学池田小学校の事件から、どこの学校でも学校安全に対する対策が行われているのではないだろうかと感じた。 ●避難訓練という貴重な行事を見学することができたのも、とても為になったと思う。教員が真剣に行うことではじめはふざけて友達と喋り続けていた児童もその様子を見て、最後はちゃんと話を聞き避難訓練を真剣に行っていてすごいと思った。避難訓練は、児童の命にかかわるものであるためとても重要なものだと思った。避難訓練や災害に関する知識を教えていくことは、教員のとても重要な仕事の一つであり、責任がいると強く感じた。避難訓練の際にふざけていた児童を注意していた教員や、前に立ち全体に指示を出していた教員はもちろんどの教員も真剣で、教師という仕事の楽しい面だけを考えていた私は甘い考えだと感じた。 ◇子どもの姿から ●図工の授業では、自分の好きな物語を絵の具やクレヨンで画用紙に描いていくという授業であった。何人かの子たちに、「何を描いてるの?」と問いかけてみると、「桃太郎やで!」や「スイミーっていうやつ!」など、楽しそうに答えてくれ、そこからどんどん話を聞かせてくれる子もいれば、恥ずかしがってあまり喋ってくれない子もいた。先生の立場から見た時にこのような時どうすることが重要なのか考え、やはり児童が話したくない状況でどんどん質問するよりも、表情や話し方などから話しかけやすい雰囲気を作ったり、その子が興味を持って取り組んでいることの話題や行動に対して乗っかっていってあげたりすることを意識すると良いのかなと、児童たちと関わっていく上で感じた。 ●1年のクラスに見学に行った。今回の自分の中でのめあてとして、先生の話し方や表情に注目するよりも、その先生の言動を受けて、児童はどのような表情をしたりどのような行動に繋げたりするのかということに注目をして見学を行った。クラス全体として感じ取ったことは、自分の中の小学1年生のイメージと、実際に学校に通っている小学1年生の姿が大きくずれているということだった。休み時間などには、自分の気持ちを相手に伝えようとしたり楽しく話をしたりしている姿をよく見かけたが、授業が始まったとたん、人の話を聞くときはその発言者の方を向いたり、手を挙げて当てられてから発言したりするなど、想像していたよりもメリハリをつけることができていると感じた。しかし、それは児童が勝手にできるようになるのではなく、教師の日ごろの指導の仕方によっていい方向にも悪い方向にも簡単に変わってしまうのだということも再確認した。 ◇講話を聞いて ●副校長の講話では、教師・学校現場についていくつかお話して下さったが、なかでも自身が感銘を受けたのが「すべての学びは目の前の子どもたちから」というワードであった。教員の意義というのは一般的には「教育者・指導者」という立場であり子供たちが、「学習」する立場であるのだが、副校長の「子どもたちは、きちんと自身の間違いを認め、訂正することができる・子供たちの成長に学ばされる場面がたくさんある」という言葉を聞いて本当にそのとおりであり、それこそ教師というのは「共同探究者」というワードがぴったりだなと感銘を受けた ◇全体を通して ●今回一日見学を体験させてもらい、学校という場では児童が主役であり、それをサポートするのが教員であると考えた。教員は見本にならなければならないが全て教員が正しいわけではないと思うので、時には児童から学ばせてもらう事も多々あると思うし児童の目線に立ち一緒に成長するという気持ちでいることが大切ではないかと考えた。前回の附属池田小学校から今回の附属平野小学校の経験を通して、先生方のように児童の前に立って授業を行っていけるようになるのかいう不安と教員になりたたいという欲が強まった機会でした。 ●教員は大変といったイメージが1番にありましたが、「大変」以上の魅力がたくさんあることに気づきました。1日のほとんどを学校で過ごし、家族と同じくらい多くの時間を子どもたちと過ごせることは本当に幸せなことだし、先生の影響を受けて成長していくということは、たくさんの子どもの成長の一部に自分が携わることができるのは教員の1番の魅力だと感じました。子どもたちに良い影響を与えられる人間になるために専門だけでなく様々な経験を通して人間性を磨いていこうと心に留めました。 最後に、学生に貴重な学びの場をご提供くださった大阪教育大学並びに附属平野小学校に深く感謝申し上げます。 【関連記事】 1回生が大阪教育大学附属池田小学校を訪問しました~現代教育学科 奈良教育大学と算数・数学教育のゼミ交流!~現代教育学科 椎名ゼミ 1回生131名が「小学校一日見学」に参加しました~現代教育学科 大阪教育大学附属池田小学校で学ぶ「安全で安心できる学校づくり」~現代教育学科
2024.01.11
英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.6~カナダのクリスマスの様子を紹介!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。今年度は、2回生3名が、2023年9月23日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。前回のリポート第5弾ではカナダでのハロウィーンやアイスホッケーの試合観戦等の様子を紹介しました。今回は、クリスマスの様子についてリポートが届いたのでご紹介いたします! こんにちは、現代教育学科英語教育コース2回生の染谷 凜です。今回はカナダのクリスマスの様子をレポートしていきたいと思います。 カナダでは11月の終わりごろから街中がクリスマスへの準備を始めるため、12月の初めの時点で、ダウンタウンにはたくさんのイルミネーションが施され、お店や学校には飾り付けがされたり、ショッピングモールには巨大なクリスマスツリーが飾られていたりもしました。中でも私が驚いたのは、学校に行くバスがクリスマス仕様にデコレーションされ、運転手さんはサンタクロースの格好で子どもたちに大人気だったことです。このように、24日と25日だけではなく、12月のまるまる1ヶ月がクリスマスのような感覚でした。 ▼ブリティッシュコロンビア議事堂 ▼ショッピングモールのクリスマスツリー ▼前回のブログで紹介した街「シドニー」のイルミネーション 私のホストファミリーのお子さん達はもうすでに自立しており、各家庭があるため、24日のクリスマスイブはホストファミリーのファミリーが集まり、総勢19名で一緒にディナーを食べました。クリスマスディナーのメニューは七面鳥やマッシュポテト、芽キャベツなどの定番料理が食卓に並び、バイキング形式でみんなで楽しむものでした。 クリスマス当日はホストファミリーと一緒に過ごし、ディナーの後にクリスマスムービー(グリンチ)を見て過ごしました。日本ではクリスマスは友達とパーティーをして過ごすことが多かったので、ファミリーとゆっくり過ごした時間はとても新鮮で新たなクリスマスの楽しみ方を体験できました。 クリスマスシーズンに一番きれいだったイルミネーションは「ブッチャートガーデン」でみたものでした。ここでは毎年11月の1ヶ月間の間を、イルミネーションの準備のために費やし、園内全体にライトや飾り付けを施します。そのため、日本では味わうことのできないスケールのイルミネーションが広がっており、その壮大さに思わず息をのんでしまい言葉が出なかったです。他にも日本で見たことないようなライトの動きや、仕組みが全く分からないものばっかりでとてもワクワクしました。ブッチャードガーデンは季節によっていろいろな植物を鑑賞できるので、また温かくなったらもう一度訪れたいと思います。 このようにクリスマス期間の様子を短くまとめてみました。2024年になり、いよいよ残りの留学期間も2ヶ月ほどになりました。最後まで気を抜かず頑張りたいと思います。 現代教育学科2回生 染谷 凜 【関連記事】 英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.5~現地で参加したイベントや生活の様子を紹介! 英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.4~ハロウィーンの様子を紹介! 英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.3~観光名所「シドニー」を紹介! 英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.2~ビクトリアの街並みを紹介! 英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.1~ホームステイ先に到着! 短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ
2023.12.23
畿央大学付属広陵こども園で保育現場体験!~現代教育学科「幼児教育実践論」
2023年11月14日(火)、幼稚園教諭、保育士をめざす現代教育学科1回生65名が、畿央大学付属広陵こども園で保育現場体験を行いました。「幼児教育実践論」は、保育実習、幼稚園教育実習を履修するための必修科目であり、保育現場体験は実践的に子どもを理解し、課題をもって学修を進めることをねらいとして実施しています。 学生は、0歳児~5歳児の配当されたクラスに入り、10時~12時まで保育観察・保育参加を行いました。保育を観察して実習日誌を作成する、保育のねらい・内容を意識してクラス活動に参加するといった体験を通して、学生は保育を見る目を養い、子どもと関わるための技能について実践的に学ぶことができました。 ▼保育観察・保育参加の様子 保育現場体験後に実施した報告会(12月2日(土))における学生の感想を一部紹介します(保育にふさわしい表現になるよう一部修正を加えているものがあります)。 一人一人の発達に合わせて対応することの大切さに気付くことができました。保育現場体験では、自分に話しかけてくれた子どもと関わることが多かったのですが、全体を見ることが難しい場合には他の保育者に状況を伝え、協力し合う等、一人で保育をするのではなく、保育者同士の情報共有や連携の大切さを学ぶことができました。今回の保育現場体験を通して、日頃から否定的な言葉を使わず、前向きな言葉を使うようにしていきたいです。 保育現場体験に参加させていただく前は、私自身、子どもと関わることがほとんどなく、緊張と少し不安がありましたが、保育者の方や子ども達が温かく迎えてくださったので、安心して保育に加わることができました。保育者の方が生活や遊びの中で子ども達と接している姿を見て、私もこのような保育者になりたい!!!と将来に向けて強い思いを抱くようになりました。また、報告会では0歳児から5歳児までの保育内容、対応が難しかった点を聞き、自分自身がそのような場面に立った場合、どのように対応するべきかを考えることができ、とても良い学びになりました。 保育現場体験・報告会を通して、子どもの気持ちを受け取り、寄り添うような言葉掛けをする大切さと、子どもの主体性を大切にして見守ることの重要性を改めて学びました。クラスで活動をしている時に他にやりたいことがあり、活動に入りにくい子どもに対して、無理に参加をさせるのではなく、その子どもの気持ちを受け止めて、その子どもがみんなと同じ空間にいることを大切にするということが印象に残りました。 保育現場体験・報告会を通して、子ども達は私達学生が思っているよりもできることがたくさんあることに気が付きました。子ども達の「やりたい」という気持ちを尊重し、チャレンジできるようにすることが大切だと学びました。また、子ども達は自分で考えることも十分できるので、保育者がすぐに答えを出さずに問いかけをして、子ども達が自分で考える時間を作り、子ども達が出した答えを尊重して活動につなげていくことが大切であることを学びました。 教育学部現代教育学科では今後も畿央大学付属広陵こども園と連携した学びを進めていく予定です。 幼児教育実践論担当教員 【関連記事】 英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.5~現地で参加したイベントや生活の様子を紹介! イギリス短期語学留学2023 現地リポートvol.4~帰国レポート! 1回生が大阪教育大学附属池田小学校を訪問しました~現代教育学科 奈良教育大学と算数・数学教育のゼミ交流!~現代教育学科 椎名ゼミ 1回生131名が「小学校一日見学」に参加しました~現代教育学科
2023.12.07
畿央大学付属広陵こども園の3歳児が大学見学に来ました!
2023年12月1日(金)の午前に、畿央大学付属広陵こども園の園児たちが、園外保育で大学見学に来ました。 とても元気な3歳児68名が、クラスごとに園バス3回に分かれて大学キャンパスに到着。 授業中につき、中庭を通って、R2テラス⇒学食⇒アリーナに行きました。 学食外からR2テラスへの階段は、障害物競走みたいになっていました。 みんなで協力して登り切りました。 テラスからは、普段おうちでお買い物に行っているスーパーや公園が違う角度から見えて、新鮮だったようです。 水分補給をして小休憩。テラスの椅子も3歳児が座ると大きく感じます。 学食は営業時間前でしたが、ごちそうのいい匂いがして、メニュー表を見たり、隙間から覗いたりしながら、それぞれが食べたいメニューを言い合って大盛り上がりしました。 休憩中の大学生のお兄さんお姉さんともお話できて楽しい時間を過ごしました。 アリーナでは、裸足になって全力疾走! 先生方も子どもたちも大きな体育館に大喜び!! 約1時間の大学見学は大成功! また遊びに来てくださいね。 【関連記事】 畿央大学付属広陵こども園で使う子ども用スツールが完成しました!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 畿央大学付属広陵こども園の室内遊具を学生が製作!~人間環境デザイン学科 畿央大学付属広陵こども園「ミニ体験説明会」、第3回はトリリンガルで英語を教える教員が担当! 畿央大学付属広陵こども園「ミニ体験説明会」を看護医療学科教員が担当! 畿央大学付属広陵こども園「ミニ体験説明会」がスタート! 畿央大学付属広陵こども園開園プレイベント「みんなで愉しもう!tupera tuperaの絵本の世界」開催しました。 畿央大学付属広陵こども園の「地鎮祭」が執り行われました。 令和5年4月「畿央大学付属広陵こども園」を開設予定です。 奈良県内大学初の「公私連携幼保連携型認定こども園」設置に向けて広陵町と協定締結式を行いました。 畿央大学付属広陵こども園の園児のためのスツール(椅子)完成!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 畿央大学付属広陵こども園 ホームページへ
2023.12.05
英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.5~現地で参加したイベントや生活の様子を紹介!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。今年度は、2回生3名が、2023年9月23日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。前回のリポート第4弾ではカナダでのハロウィーンについて紹介しました。今回は、第1弾を担当してくださった仲林さんからその後の様子のリポートが届いたのでご紹介いたします! こんにちは!現代教育学科2回生の仲林陽水です。前回のリポートから約1カ月半経過しましたが、その後についてリポートしていきます。 朝晩冷え込む季節となり、ここビクトリアではすでに1日の最高気温が10℃を下回るほどに寒さが増しています。日々、凍りつくような寒さが続くため、私にとってダウンジャケットや厚手のコートなどが必要不可欠な存在となっています。しかし街中を歩いていると、ときおり、半そでを着ている人や半ズボンを着ている現地の人を見かけます。私は寒さにはめっぽう弱いので、何度見ても驚愕します。これが現地の人の寒さに対する慣れというものなのでしょうか。私も早くこっちの寒さに適応することができるといいのですが・・・ この1カ月半の中でみなさんがよく知る“あのイベント”を経験することができました。10月の31日と言えば、どんなイベントがあるかご存じですか? ▲玄関先の様子 10月31日は“Halloween”でした。実は、私はこれまでに仮装やお菓子を配ったり、もらったりしたことが無く、実質今回が私にとって初めてのハロウィーンでした。特に印象的だったのが、私は普段、学校に向かうためにバスを使うのですが、その日はバスに乗ると多くの子どもが衣装を着ていてバスの中がハロウィーンパーティーと化していたことです。またその日は生徒も先生も衣装を着ていて、その衣装を着用しながら授業をまじめに受けているのがとても面白かったです。 休みの日には、The Butchart Gardenというビクトリア北部に位置する観光スポットに行きました。ここでは、四季折々の景色が眺められる場所として知られており、また夏には花火のショーが開催されます。私たちが行ったときは残念ながら、花は枯れていたのですが、代わりに、紅葉を感じることができました。特にこの中にあった、日本庭園の紅葉はとても美しかったです。もしみなさんがビクトリアに行く機会があるのであれば、この場所を強く勧めます。きっと素晴らしい体験ができることに違いないと思います。 ▲The Butchart Gardenの様子 この日はアイスホッケーの試合を見にいきました。アイスホッケーはカナダの有名なスポーツの1つで小さい子から、年配の方まで、どの世代からも愛されているスポーツであることが分かりました。残念ながらビクトリアのチームは負けてしまいましたが初めてのアイスホッケーの観戦はとても楽しかったです。 普段は学校内の掲示板に張り紙があり、私たちはそれを見て申し込みます。いろんなアクティビティがあり、それに参加することで交友関係を広げることができるので毎週のアクティビティの参加は欠かせないものです。三週間後には校内で映画鑑賞することもできるので楽しみです。日本の学校とはなにもかも異なっていて驚きです。 最後までご覧いただきありがとうございました。 現代教育学科2回生 仲林 陽水 【関連記事】 英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.4~ハロウィーンの様子を紹介! 英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.3~観光名所「シドニー」を紹介! 英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.2~ビクトリアの街並みを紹介! 英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.1~ホームステイ先に到着! 短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ
2023.12.04
英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.4~ハロウィーンの様子を紹介!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。今年度は、2回生3名が、2023年9月23日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。前回のリポート第3弾では「シドニー」の観光名所について紹介しました。今回は、第4弾としてカナダでのハロウィーンについてリポートします! 皆さんこんにちは、現代教育学科英語教育コース2回生の古田世凪です。現在、僕はカナダのヴィクトリアにセメスター留学で滞在しております。カナダに来てから約2ヶ月が経ちました。ヴィクトリアはカナダの中では比較的温暖な気候を持っています。しかし、11月なのにもかかわらず、1日中気温は10度を下回ります。 ところで、今回は先日行われたカナダでのハロウィーンについて皆さんにお伝えします。 これは僕と同じ家に住んでいるハウスメイトのデイビッドが作ったジャック・オ・ランタンです。僕は左側のものを作りました。作るのに約1時間半かかりましたが満足のいくものが作れてよかったです。デイビットはあまり満足していませんでした。カナダではほとんどの家庭がジャック・オ・ランタンを作るようで、たくさんの種類を見ることができて面白かったです。 この写真は僕たちが通っているGV(Global Village)でクラスメイトとハロウィン当日に撮った写真です。みんな朝から仮装していて登校時のバスの車内でも多くの人が仮装していました。日本でもハロウィンに仮装することは恒例となっていますが、この格好のままで授業をすることはびっくりしました。僕は右から3番目のバズ・ライトイヤーです。かなり個性的なコスチュームを販売している期間限定のハロウィンショップなどもヴィクトリアにあったのでコスチューム選びもとても楽しかったです。 夜には、ホームステイ先の家に近所の子供たちがtrick or treatをしにきたので、おかしを渡す手伝いをしました。老若男女問わずすべての世代が楽しむことができる素晴らしい文化だと思いました。以上です。次回の更新もお楽しみに。 現代教育学科2回生 古田 世凪 【関連記事】 英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.3~観光名所「シドニー」を紹介! 英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.2~ビクトリアの街並みを紹介! 英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.1~ホームステイ先に到着! 短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ
2023.11.27
英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.3~観光名所「シドニー」を紹介!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。今年度は、2回生3名が、2023年9月23日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。学生リポート第1弾ではホームステイ先での様子を、第2弾ではビクトリアの街並みを紹介しました。今回は、第3弾として観光地として有名な街「シドニー」についてリポートします! こんにちは。現代教育学部、英語教育コース2回生の染谷 凜です。 カナダに留学にきて丸々2か月が経ち、来た頃には見ごろであった紅葉もすっかり葉が落ちてしまいました。カナダではすでにクリスマスの気配が漂っています。 今回はダウンタウンからバスで40分行ったところにある「シドニー」という町をレポートしようと思います。 シドニーは海沿いにある町で、空港やフェリー乗り場に近いため観光地として非常に有名です。私が訪れた日は日曜日であったため、たくさんの観光客の方々がいらっしゃいました。 今回私が紹介するのは「サーリッシュ シー」という水族館と、「ビーコンパーク」というシドニーに行った際には誰もが訪れる公園の2つです。 サーリッシュ シー 少し小さな水族館でしたがたくさんの生き物が飼育されていたり、実際に生き物を触ることができる体験コーナーがあったりと、子どもも大人も楽しめる水族館でした。中に入る際には何かのアトラクションであるかのような重厚な扉に入り、まるで海底に連れていかれたかのような演出がとても素敵でした。館内では天井にタコのオブジェクトがあったり、水槽を下からのぞき込めるようなしかけもあったりと一つのエリアに何十分も滞在していました。 中でも鮭が成魚になる前の少し小さな魚の大群がゆっくりと水槽を泳いでいる光景は圧巻でした。ヴィクトリアは海と川を両方持つ町なので鮭が産卵するには絶好の場所だそうです。 この水族館でも鮭の産卵や一生について詳しい説明書きがあり、飼育員さんの知識もすごく豊富でフレンドリーだったため、自分たちでただ鑑賞するよりもさらに楽しむことができました。 さらに、実際に生き物に触れることができるエリアでは、ヒトデやウニ、イソギンチャクに似たような生物に触れ、普段なかなか体験することができないことを体験できて楽しかったです。ちなみに、日本語名では「なまこ」であるぷよぷよした細長い生物はこちらでは「キューカンバーフィッシュ」(きゅうりのさかな)と呼ばれているそうです。形から名づけられたのでしょうか… ビーコンパーク ダウンタウンの近くにある「ビーコンヒルパーク」とはまた別の公園ですが、こちらも散歩をしたり、海の美しい景色を見たりするには最高の場所です。私が訪れた日は雲が多い日でしたが、晴れ間に夕日が差し込んでいてとても神秘的でした。 ここには海の上に「ビーコンアベニュー」という全長80メートルほどのデッキがあり、景色を眺めながら歩くことができます。たまに釣りをしている人を狙って海鳥がやってきて、手すりの上に立っているので注意してください。 この時期は夕方になると海風も相まってとても寒いですが、季節問わず美しい海がみられるのでお勧めです。 以上が私のお勧めするシドニーの観光名所です。 日本もだんだん寒くなっていると聞きましたので、お体には気を付けて過ごしてくださいね。 現代教育学科2回生 染谷 凜 【関連記事】 短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ
2023.10.23
英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.2~ビクトリアの街並みを紹介!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。今年度は、2回生3名が、2023年9月23日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。前回は第1弾としてホームステイ先での様子を紹介しました。今回は、学生リポート第2弾としてビクトリアでの生活や街並みをお届けします! こんにちは。教育学部現代教育学科2回生の染谷 凜です。私が現在留学しているカナダに到着してから、最初の2週間の様子や感じたことについてお伝えしていこうと思います。 ビクトリアに到着して最初の1週間は、視界に入るすべてのものが初めて見るもので、日本とカナダの文化の違いをひしひしと感じることが多かったです。 ▲ビクトリアの海の様子 しかし、そんな私をホストファミリーは温かくサポートしてくれ、わからないことはなんでも丁寧に教えてくれました。 ホストマザーが作ってくれる料理は栄養バランスを考えてくれるもので、毎日おいしくいただいています。食事中もたくさん会話をしてくれるので英語のコミュニケーション練習にとても役立ちます。 ▲ホストマザーが作ってくれたラザニア ビクトリアの町並みは自然が多く空気も爽やかでとても綺麗です。観光地なので休日はたくさんの人でにぎわい、お店やレストランの数も多く、とても楽しいです。 ▲歴史あるフェアモントエンプレスホテル 学校に行く初めての日は、「授業についていけるだろうか」、「友達はできるだろうか」など不安でしたが、つたない英語でも理解してくれようと試みてくれる人たちばかりで安心しました。今では楽しく学校に通っています。 ▲水上タクシーの様子 まだまだ慣れないことも多いですが、楽しく英語を習得できるようにカナダで過ごしていこうと思います。 現代教育学科2回生 染谷 凜 【関連記事】 短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ
2023.10.17
英語教育コース「セメスター留学2023」 現地リポートvol.1~ホームステイ先に到着!
2020年度に開設された現代教育学科英語教育コースでは、6か月間英語圏で生活し語学や異なる文化・価値観を学ぶ「セメスター留学」を2回生後期に開講。今年度は、2回生3名が、2023年9月23日(土)にカナダのビクトリアに出発しました。現地からの学生リポート第1弾です! こんにちは!教育学部 現代教育学科2回生の仲林 陽水です。現在、私はカナダのビクトリアに留学中です。今から、日常生活やホームステイ先での生活をリポートしていきます。 私が住んでいるところはビクトリアのダウンタウンから車で15分ほど離れた郊外に位置しており、自然が豊かな場所です。ここで生活していると、時間がゆっくり流れているような気分になります。 休日の天気の良い日には、家族と一緒に出かけて、散歩をするついでに自然を見に行くなど、ここビクトリアの良さを存分に味わうことができています。時には、一緒に野球をしたり出掛けたりすることが多く、家族と過ごす時間をとても大切にしているのだと思いました。私は小さい頃から野球をしていて、休日も練習に時間を費やしていたため、家族で出かけるという経験があまりありませんでした。そのため、ホストファミリーと一緒に過ごす時間がとても楽しく感じます。私も日本に帰ったら、私の運転で家族とどこかに出かけようと思います。 ▲休日の過ごし方withホストファミリー 10月の第2月曜日はThanksgiving Day(感謝祭)でした。最初は収穫を祝うものとして始まりました。現在のThanksgiving Dayでは伝統的に七面鳥を食べたり、パンプキンパイを食べたりするなど、伝統的な料理を家族や友人と一緒に楽しみ、感謝の言葉を述べあったりするのだそうです。後に、語学学校の先生に教えてもらったのですが、この日になぜ七面鳥(鳥肉)を食べるのかというと、昔は鶏肉が牛や豚に比べて手に入りやすく、かつ1羽で大勢の人を満腹にすることができるため、鶏肉が使われるようになったそうです。 たくさんの会話をして、とても貴重な時間を過ごすことができました。10月はホストファミリーの息子さんと娘さんの誕生日会やハロウィンなどまだまだイベントがたくさんあるので楽しみです。 ▲Thanksgiving Dayの様子 なんとカナダにもみなさんご存じの「あのお菓子」が売っていました!ここはFUJIYAというお店で日本の食べ物が多く売っていました。お菓子以外にもカップヌードルやみそ汁、お米、寿司などさまざまな物があり、どれも恋しいものばかりでした。しかしながら…気づいている人もいるとは思いますが、値段を見てください。コアラのマーチは6.75ドル、今のレートで日本円換算するとだいたい1,000円ぐらいです。日本の物はとても高いですが、それでもそのおいしさもあってか、買いに来る人が大勢いました。日本人に限らず、現地の人も買いに来るほどで、日本の食べ物がとても人気であるということを知ることができました。 日本にずっといると、円安について考える機会があまりなかったのですが、こちらに来てからは日々円安や物価の違いに悩まされています。みなさんが留学をする際は円安がもう少しおさまっているといいですね。 ▲スーパーで日本のお菓子を発見! さて、10月といえば、どんなイベントがありますか?さまざまなイベントがあると思いますが、注目は何といっても「ハロウィン」ではないでしょうか。ここビクトリアではハロウィンが近づくと、Galey Farmsという場所でPumpukin Festivalが開催されます。 地面一面に広がるオレンジ色の物体があります。これ実はすべてパンプキンです。数えきれないほどのパンプキンがあり、本当に驚きました。多くの人はこの中から、大きなパンプキンを見つけ出し、それを買って家に持ち帰っていました。これは私の予想ですが、おそらく持ち帰ったパンプキンをくりぬいて、ランタンを作ったりするのだと思います。なんにせよ日本と比べてスケール感が違うことに驚きが隠せません。きっとハロウィン当日も間違いなく大盛り上がりするでしょう。とても楽しみです。 ▲Pumpukin Festival カナダに来て3週間が経過しましたがまだまだ英語を使って話すことには慣れません。苦労することもたくさんありますがこれからも引き続き頑張っていきたいと思います。 最後までご覧いただきありがとうございました。 現代教育学科2回生 仲林 陽水 【関連記事】 短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ
2023.09.20
イギリス短期語学留学2023 現地リポートvol.4~帰国レポート!
学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今回4名の学生が2023年9月2日(土)~9月17日(日)までの15日間をイギリスのカンタベリーで過ごします。英語学習はもちろん、イギリスの文化に触れることができ、博物館や美術館鑑賞、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫します。ブログ第3弾では、ホストファミリーとの生活や留学先で感じた文化の違いをレポートしました。今回は語学学校での思い出とともに、2週間の留学生活を振り返ってくださいました! こんにちは、教育学部現代教育学科3回生の杉山 純旭です。2週間のイギリスのカンタベリーでの生活もいよいよ終わりを迎えるときがきました。 私はホームステイ先ではサウジアラビア出身の方と一緒に住んでおり、その中でたくさんの文化を学びました。それぞれが違った宗教や言語をもつ中、そういった壁を越えたコミュニケーションをとることができました。夕食時には、ジャケットポテトやサンデーローストなどのイギリスの伝統料理を食べながら、3人でゆっくりと会話を楽しみました。 ▲サンデーロースト 語学学校では、コミュニケーションを中心に授業を進めていくため、英語で発言することが苦手な私は、最初はなかなか授業に参加することができませんでした。しかし、先生は私が理解できていなければ、もう一度説明してくださったり、表現を変えたりして私に伝わるように努めてくださりました。そのため、間違えても気にせずとにかく発言していくといったスタイルに切り替えていくことができ、英語で話すことへのためらいが徐々になくなり、最終的には積極的に授業に参加できるようになりました。その他にも、授業の中で「イギリスではこういった考え方やイメージだけど、日本ではどうですか」などの問いに対して、それぞれの出身国でのイメージなどの意見交換を行う機会があり、英語だけでなくそれぞれの文化や考え方を学び、とても充実した授業を受けることができました。 ▲語学学校での様子 ▲学校のイベントでイギリスで最も小さな街であるFordwichに訪れました イギリスでの生活は毎日が刺激的でした。振り返ると2週間はとても短く、まだまだ滞在したかったと感じます。現地に到着した日と出発した日を比べると、大きく成長することができたと私は思います。それは、単に英語力の向上だけではなく、現地に行かないと学べないような文化や価値観を実際に生活してみることで学ぶことができました。そしてなにより、英語の勉強への強い動機づけになりました。この経験を忘れず、引き続き英語学習に励みたいと思います。貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。 ▲ホームステイ先を出発前 ▲ヒースロー空港出発前 現代教育学科 3回生 杉山 純旭 【関連記事】 イギリス短期語学留学2023 現地リポートvol.3~ホストファミリーとの生活をレポート! イギリス短期語学留学2023 現地リポートvol.2~語学学校での勉強がスタート! イギリス短期語学留学2023 現地リポートvol.1~イギリスに到着するまで 短期語学留学の記事はコチラへ 現代教育学科英語教育コース セメスター留学の記事はコチラへ
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