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現代教育学科
2019.06.13
書評:教育学部大久保准教授執筆「行動問題を解決するハンドブック~小・中学校で役立つ応用行動分析学」
教育学部現代教育学科大久保賢一准教授が執筆した「行動問題を解決するハンドブック~小・中学校で役立つ応用行動分析学」について、同じく教育学部で特別支援教育を専門とする小野尚香教授より書評が届きました。 本書は、「何のためにその行動を変えるのか?」という問いからはじまる。「行動の問題」に対する"みたて"と"てだて"について、応用行動分析学の理論や技法に基づき、小学校教員歴3年の先生とのQ&Aを用いたレクチャー方式を取り入れて解説したハンドブックである。 子どもが健やかに暮らし、そして未来を主体的に生きていく力をはぐくむために、専門職は何ができるのであろうか。その一つは、子どもを人として大切にすること、そして子どものこころに寄り添うことであろう。本書は、「いま」を生きている子どもと向き合うからこそできる、「行動の問題」に注目した"みたて"と"てだて"があると示しているようである。 行動には理由がある。本書では、その子どもの行動を理解するために、「行動」とともに、行動前の「先行事象」と行動後の「結果事象」の3つに分けて整理して仮説を立て、「望ましい行動」に向けて、3つのそれぞれに呼応した「効果的な解決策」に結び付けていく。 第1章では、「望ましい行動を育てる3ステップ」についてである。1)「スモールステップの目標設定」として「シェイピング」ならびに「課題分析とチェイニング」、2)子どもが自分で行動できるようにするための「プロンプト」、3)「望ましい行動を起こしやすくする」ための「強化」、「強化子のアセスメント」、「トークンエコノミー」について、それぞれのステップをどのように理解し、どのように計画的に指導していくのかがイラストや表を示しながら説明されている。 第2章では、「問題となる行動を解決する3ステップ」についてのレクチャーへと展開する。1)「問題となる行動の機能をつかむ」ためのアセスメント、2)短期目標としての「代替行動」(目標設定)、そして、3)「機能的アセスメント」に基づいた「予防」「行動を教える」「行動後の対応」である。これらの方略は、子どもの行動を理解する3つのポイント「先行事象」、「行動」、「結果事象」に呼応している。そして、行動支援のための計画と実施後の評価ならびに修正のコツを説いている。第3章では、それまでの取り組みの成果を広げるための「般化」や「チームワークづくり」について、第4章では取り組みの事例が示されている。 教育的支援は、子どもが努力をするための道標となる。見守られ、ときには一緒に考え、頑張るためのヒントを与えられ、スモールステップで「できた」ことを認められ、ほめられるプロセスは、子どもの自己理解にもつながり、自尊感情をはぐくむプロセスとなるであろう。それはまた、教員や支援者にとって、応用行動分析学を活用することで子どもの行動に対する理解を深め、子どもに向き合い、子どもに効果的な支援を行うことができたという自信へとつながっていくであろう。 書くという作業が自分の研究アイデンティティを確認する作業であるとすれば、本書に織りなされている子ども観や教育観、そして子どもに向き合う姿勢は、著者がこれまで子どもたちに支援を行い、子どもに関わる専門職への指導を重ねてこられた経験値や経験則に基づくものであろう。冒頭の「何のためにその行動を変えるのか?」は、著者自身が問い続けてこられたテーマでもあろう。 本書の行(くだり)から映し出されているのは、発達に課題があっても行動上の問題があっても、「先生」の温かいまなざしとラポールを基底とした教育的支援によって、次のステップに自ら歩みだそうとする子どもの姿である。「先生」という存在は、子どもをエンパワメントする生きた教材かもしれない。本書でいう「幸せに生きる子どもの姿」を意識しながら、学校という社会で、子どもの「望ましい行動」の土台となる主体性や自律性をはぐくむためにも、「何を問題と捉え、何を目標に設定するのか」という問いを心に留めておくことは大切である。 応用行動分析学を活用した、子どもが健やかに暮らし生きていくことを力づけるメソードとして読んでいただきたい一冊である。 ●その他の本学教員執筆図書および書評はこちらから
2019.06.04
2019年度「マミポコ・キッズ」第1・2回活動報告!~現代教育学科
こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。今回は、2019年前期第1・2回の活動の様子を振り返ってご紹介します! 第1回:5月12日(日) はじめに、「ぽいぽいぱちぱち」というゲームで子どもたちの緊張をほぐしたあと、個性豊かですてきな名札を作りました。 次に、グループの友達の名前を覚えるため「ころころじこしょうかい」という歌に合わせてボールを転がしながら名前を言っていくゲームをして、グループの皆に自己紹介をしました。そして、お題に合う言葉を他の人とタイミングがかぶらないように言う「とびだせじぶん」というゲームで、グループの友達の特徴を知ることができました。 初めての活動ということで、子どもたちも大学生も始めは緊張していました。しかし、ゲームをしていくうちにたくさんの笑顔が見られるようになり、楽しい活動になりました。 ▲「ころころじこしょうかい」グループの友達の名前を覚えよう! ▲「とびだせ自分」友達とかぶらずにとびだせたかな? ▲「めくってめくって」グループで協力してたくさんめくろう! 第2回:5月26日(日) 第2回の活動は外遊びの予定でしたが、気温が高く外での活動は危険と判断し、室内での活動となりました。 「にがおえリレー」では、グループリーダーさんの顔を順番に協力して描きました。 それぞれのグループで、オリジナリティにあふれたすてきな似顔絵が完成しました。最後に、「なみなみじゃんけん」をして外で遊べなかったぶん、たくさん体を動かしてゲームを楽しみました。 ▲「ラインナップ」ラインからはみ出さないように並び替えよう! ▲「ひみつのたっきゅうびん」お届け物はどこにあるかな? ▲「にがおえリレー」リーダーさんのすてきなにがおえができたね! マミポコ・キッズでは毎回当日スタッフの方のご協力のもと活動を行っています。これからも、たくさんの当日スタッフの方の参加をお待ちしております。今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。 次回の活動は、6月23日(日)で、地域の方をお招きして伝承遊びを教えていただく予定です。たくさんのご参加お待ちしております!! 現代教育学科3回生 奥田奈緒・中木屋佑香 2回生 竹上はるか 【関連記事・リンク】 マミポコ・キッズ マミポコ親子ひろば 2018年度「マミポコ・キッズ」後期第3回活動報告! 2018年度「マミポコ・キッズ」後期第2回活動報告! 2018年度「マミポコ・キッズ」後期第1回活動報告!
2019.05.31
2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第1回活動報告!
近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 【第1回:5/28(火)】 〇好きな遊び 〇手遊び『キャベツの中から』 〇絵本『だるまさんが』 〇ふれあい遊び『ひっついた』 今回は10組の親子が参加してくださいました。今年度の活動開始が遅くなってしまったのですが、普段よりも沢山の親子が来てくださり、賑やかな活動になりました。 初めての親子ひろばで緊張している様子も見られましたが、学生達と一緒に遊んでいるうちに緊張もほぐれたようで、普段遊べないおもちゃを見つけて生き生きと遊んでいました。 昨年から継続して来てくださっている親子もおられ、お友達におもちゃを貸してあげたりするなど、お兄ちゃんお姉ちゃんになった姿を見る事ができ嬉しく思いました。 今年度初めての親子ひろばで学生も緊張していたり不慣れであったりして至らない点もありますが、参加してくださった皆様が楽しい時間を過ごせるよう、学生スタッフ一同頑張りますのでよろしくお願い致します。 次回の活動は、6月11日(火)に和室で行います。たくさんのご参加をお待ちしております! マミポコ親子ひろば副代表 現代教育学科3回生 保延和奈 【関連記事】 昨年度の「マミポコ親子ひろば」の取り組みはコチラ!! 【追加の申し込みについて】 「マミポコ親子ひろば」に多くのご参加・お申込みをいただきまして、ありがとうございます。現在のところ定員を越えてのお申し込みがあり、待機をお願いしております。状況が整い次第、順次ご連絡をさせていただきますので、参加ご希望の方は、お名前(保護者様、お子様)、ご連絡先を下記までお電話にてご連絡ください。 ▶連絡先・問い合わせ◀ 畿央大学 教育学部 マミポコ・親子ひろば係 TEL:0745‐54‐1601 FAX:0745-54-1600
2019.05.20
4回生の体験談から進路を考える!~現代教育学科「キャリア形成セミナー」
現代教育学科1回生は、「自己実現に向けた職業選択ができるように、自己の課題を明らかにし、その課題を克服するための大学生活におけるキャリア形成を描く」ことをめざして、「キャリア形成セミナー」を受講します。「先輩の体験談を聴く」と題した回では、お話を聴いた1回生と、体験を語った4回生のそれぞれから感想文が届きました。 <聴講した1回生の感想> 現代教育学科幼児教育コース1回生の小野田洸介です。 入学して1ヶ月が経ちました。はじめは不安な気持ちでいっぱいでしたが、宿泊研修やサークル活動を通して、同じコースだけではなく他コースや他学部のみなさんと仲良くなりました。今は忙しくも充実した大学生活を送っています。 僕たち1回生は毎週木曜日1限に「キャリア形成セミナー」という授業を受講しています。 2019年5月16日(木)は先輩方の体験談を聞きました。 僕は先輩方のお話を聞いて、2つのことが心に残りました。 ひとつは、4回生の梅村美希さんのお話です。梅村さんは、幼保小の3つの免許を取るために幅広く教育の勉強をしたからこそ、幼児教育の大切さがわかったと仰っていました。この話を聞いて、僕も様々な視点から教育というものを学び、子どもたちにとって一番いい教育ができるようになりたいと思いました。 もうひとつは、一般企業就職をめざす4回生の石川絢菜さんと中川華蓮さんのお話です。教師という立場だけでなく一般企業でも教育はできることと、教育学部だからといって先生にならないといけないというわけではないということが印象的でした。この話を聞いて、教育といっても様々な形があり、教育学部で学んだことは様々な場面で活かせるのだなと思いました。 教育学部への入学は教師をめざすことだという意識は、教育学部に入学した僕たちが知らず知らずのうちに持っていると思います。様々な職種をめざす先輩方のお話を聞いて、自分の進路の可能性が広がったように感じました。今だけでなく今後進路に悩んだとき、とても有益なものになると思います。 お忙しいなか、僕たち1回生のためにお話をしていただき、ありがとうございました。 現代教育学科幼児教育コース1回生 小野田洸介 <体験談を語った4回生の感想> 現代教育学科学校教育コース4回生の石峰杏里茶です。 私はキャリア形成セミナーのお話をいただいたとき、純粋にうれしかったです。それは、「これまで私が悩みながらもがんばってきたことを見ていてくれた人がいるんだ!」「それを評価してもらっているんだ!!」と感じたからです。せっかくなら、これまで進路に悩んできた私にしかできないお話をしたい、1回生の皆さんには大学生活中に本当に自分がやりたいと思えることを見つけていってほしいということを伝えたいと思いました。 体験談の打ち合わせでは、同級生の進路に対する思いや悩みを初めて知りました。悩んできたのは私だけではなく、みんなそれぞれ大学に入学してから悩みや葛藤を経験して今に至っているということがわかりました。また、みんなそれぞれ真剣に自分の気持ちに向き合っているからこそ、後悔のない進路選択ができているのだと思いました。その話し方には、自信が感じられました。私は友だちの新たな面が見られたような気がして、何だかとても楽しかったです。 1回生の皆さんは、私たちの話にとても真剣に耳を傾けてくれていました。そんなキラキラとした1回生を見ていると、「自分の思いを伝えたい!」という一心で話をすることができました。また、話をしていく中で、私は心の底から特別支援学校教諭に魅力を感じているということを改めて自覚できました。 このような貴重な機会を与えてくださったことに感謝しています。ありがとうございました。自分の夢を叶えられるように、これからがんばります!! 特別支援学校教諭志望 現代教育学科学校教育コース4回生 石峰杏里茶 1回生は、一生懸命メモをとり、先輩のお話に耳を傾けていました。また、8名の先輩学生も、大学での学びや実習、課外活動から得た経験や進路に向けた取り組みの様子、大学生活へのアドバイス等を率直に語ってくれ、双方にとってとても学びの多い時間を過ごすことができたように思います。 現代教育学科 宮村裕子・小林佐知子
2019.05.20
外部講師に学ぶ!奈良に伝わる「わらべうた遊び」~現代教育学科「幼稚園教育実習指導」
現代教育学科幼児教育コース3回生の古川咲と和田光貴です。 私たちは9月の幼稚園教育実習に向けて、毎週水曜日1限の「幼稚園教育実習指導」を受講しています。令和元年5月15日(水)の授業では、奈良市音声館の葺石佐知子先生にお越しいただき、奈良に伝わる「わらべうた遊び」の講習を受けました。ちなみに奈良市音声館は、奈良県内に伝わる“わらべうた”の保存・普及を中心に様々な活動を企画・運営している施設です。 今回の講習の目的は、せっかく奈良にある大学で幼児教育の勉強をしているので、奈良に伝わる「わらべうた遊び」実際の保育に活かせるようになることです。 講習では、まず、わらべうたが話し言葉のように2音を基本としており、リズムに乗って歌って遊ぶものだと教えていただきました。そして、じゃんけんのわらべうた遊びをしました。みんなで輪になって、2人で向き合って、歌いながら手を大きく動かしてじゃんけんをするだけでウキウキした楽しい気持ちになりました。葺石先生は、勝ったときはもちろん、負けたりあいこだったりしたときの気持ちも受けとめるような関わり方を教えてくださいました。 次に、汽車の絵本の読み聞かせをしていただきました。お話をそのまま読むのではなく、汽車が走っている様子を表わすわらべうたを歌うという仕掛けがありました。お話を聞くだけのときよりも、子どもたちはお話にグッと入り込めるのではないかと思いました。この後、私たちは「わらべうた」に合わせて、汽車になりきった動きで遊びました。 最後に《うちのねえさん》という「わらべうた」でふれあい遊びをしました。 振り返りでは、講習を通して、「わらべうた」が乳児から幼児まで幅広い発達段階に応じて遊べること、「静かにしなさい!」と言わなくても、ふしを歌い遊ぶことで乳幼児の注意を引き付けられることなどが学びとして出ました。 葺石佐知子先生、ありがとうございました!! 現代教育学科幼児教育コース3回生 和田光貴 「わらべうた」と聞くと、幼い子どもの遊びではないかと考えがちですが、私たち大学生でも十分に楽しむことができました。例えば《うちのねえさん》というわらべうたでは、困ったねえさんが着物のたもとで涙を拭く場面があり、昔の人々の暮らしぶりに触れるきっかけにもなりました。 このように、「わらべうた」は単にみんなで遊ぶうたというだけなく、私たちの生活と関連したところに楽しさを感じるものではないかと感じました。他にも、「○○ちゃん」「はあい」と応答の場面の歌い合いを経験しました。普通に名前を呼ばれるのではなく、歌いながら呼ばれることで、すごく楽しい気持ちになり、呼びかけてくれる歌い方に合わせて「は~あ~い」と応えたくなりました。これまで、生活の中で「呼ばれたら返事をする」ことは単なる習慣のようで無意識でしたが、歌い合うことでこんなにも楽しくなるんだと実感しました。それに、返事をした後にも歌を続けたくなったので、新たなコミュニケーションが生まれる可能性を感じました。 「わらべうた」講習を受けて、私自身の見方が変わりました。「わらべうた」の魅力を活かして、9月の幼稚園実習ではぜひ子どもたちと一緒にわらべうたで遊んでみたいと思います。 現代教育学科幼児教育コース3回生 古川咲 【関連記事】 学生広報スタッフblog vol.235~現代教育学科幼児教育コースの学びレポート!
2019.05.07
「かまぼこ作り」も体験!社会見学引率練習in福井県~教職クラブODEN
教職クラブODENです!将来教師となって、社会見学に行った際の子どもたちに対する支援やその場所で気をつけなければいけないものは何かを考察するために、2019年3月18日(月)、19日(火)に福井県に行きました。 1日目 : 3月18日(月) 8時30分に五位堂駅に集合してバスに乗り福井県へ向かいました。 最初は、かまぼこ工場見学です。 普段の食卓にあるかまぼこ。実際の製造工程の見学や、製造に関わる従業員のお話を聞きながらかまぼこを作りました。最初は見よう見まねで始めましたが、それでも形がうまくできなかった人や、コツを掴んで職人のようにできる人もいました。何気なく食べている食品も、制作過程や人の手がこれだけかかっていることを知ることができ、製造に関わっている人に対しての感謝の気持ちを学ぶことができました。 次に東尋坊へ向かいまいした。東尋坊の岩は国の天然記念物に指定されています。波の浸食によって荒々しくカットされた断崖絶壁が続いていることから、サスペンスドラマなどでよく用いられています。 2日目 : 3月19日(火) 2日目は恐竜博物館に向かいました。 訪問先として恐竜博物館を選んだのは、小学生の子どもたちが生物の進化や地球の昔の姿を知るきっかけになる場所だと考えたからです。恐竜の化石や全身骨格があり、迫力満点でした。生息していた年代やどんな地域に住んでいたか、特徴なども詳しく書かれていて、恐竜について深く学ぶことができました。 次に、日本海最大級の海鮮市場の日本海さかな街に向かいました。敦賀港直送の魚介が並ぶ鮮魚店など70店舗が集結し、旬の海の幸が並んでいて、昼食は、新鮮な海の幸を盛りつけた海鮮丼をいただきました。 昼食後、老舗和菓子店舗が運営するラコリーナ近江八幡に向かいました。 “LA Collina(ラ コリーナ)”はイタリア語で「丘」を意味し、お菓子の素材である自然の恵みや、お菓子工房、カフェなど自然と人のいとなみを体験できる場所です。 そして、芝生が広がっている景色は綺麗で、写真撮影スポットがたくさんあって順番に写真を撮ったりしました。おやつに、有名なバームクーヘンが入っているアイスを食べることができ、とてもおいしかったです。 社会見学を行うにあたって、注意すべきことなどが学べてすごく良い体験となりました。これから、教師として社会見学を行うときにも今回学んだことを活かしていきたいと思います。 現代教育学科3回生 林海侑 ●過去の教職クラブODENの活動Blog記事はコチラ!
2019.04.16
奈良県教育委員会「奈良県次世代教員養成塾(前期プログラム)」を本学で開催!~現代教育学科
平成31年4月13日(土)の午後、奈良県の小学校教員を志望する高校生に、奈良県の教育を担う資質・能力を育成することを目的とした奈良県教育委員会「奈良県次世代教員養成塾(前期プログラム)」の第6回目の講座が、畿央大学において行われました。 当日は、県内の意欲あふれる高校生74名が参加し、教育学部の奥田俊詞教授を中心に、「私も小学生だった」 をテーマに、3時間にわたって研修が進められました。 幼い頃の遊びが自分にとってどのような意味があったのかを考えた上で、紙ヒコーキ作りや紙ヒコーキコンテスト、おはじき遊びのルール作りに取り組み、遊びと学びの関係や発達段階に応じた指導などについて考えました。 どの高校生も、とても熱心に、そして楽しく、半日を過ごしてくれました。 小学校教諭をめざす皆さんにとって、夢に向かうための一助となれば幸いです。
2019.04.11
2019年度 新入生宿泊研修レポートvol.3-2~現代教育学科2日目
現代教育学科 ~新入生宿泊研修レポート 2日目~ ~2日目:4月5日(金)~ 前日より心配していた風も問題なく、この日は天気良好!ホテルのバイキング朝食でしっかりと力を蓄えた後、5年ぶりに白良浜で「砂の造形活動」に取り組むことができました。 西尾正寛先生のレクチャーを受けた後、いざ砂浜へ!先日までの肌寒さが嘘のように、日差しが暖かくとても気持ちの良い中で活動できました。昨夜の自己紹介グループワークで打ち解けたからか、各班でとてもスムーズに造形を始めていました。 最初に「バースデーケーキを作ろう!」とテーマを明確に決めて取り組む班、「とにかく高い砂山にしよう!」と作りながらテーマを考える班、途中で新たなイメージをひらめいて方向転換する班などさまざまでしたが、どの班も「造形活動」という1つの活動を皆で一緒に行うことによって、自然かつ活発にコミュニケーションがとれていました。また、仲間意識を育みながら、班のメンバー全員で作品をつくりあげるという達成感を共有できました。 作品が完成した後は班ごとに記念撮影し、砂浜を元の状態に戻します。苦労してつくりあげた作品を自分たちの手で壊すというのも、「砂の造形活動」の醍醐味です。 活動終了後はホテルで昼食をとり、閉講式を行って再びバスで帰途につきます。2日間はあっという間ですが、今年は天気にも恵まれ、非常に充実した時間を過ごすことができたため、学生たちには心も身体も良い意味で「疲れた」様子が見られました。 このように、ほぼ初対面同士の新入生が不安な中でも滞りなく活動できたのは、2回生・3回生の学生サポーター・スタッフの支えがあってのことです。新入生の皆さんにも、来年以降はサポーター・スタッフとして自らの体験を後輩に伝えていってほしいと思います。この宿泊研修がこれから始まる大学生活の第一歩となりますよう、また今回の体験が今後の学びに活かされますよう期待しています。 現代教育学科 講師 西尾祐美子 【関連記事】 2019年度 新入生宿泊研修レポートvol.3-1~現代教育学科1日目 2019年度 新入生宿泊研修レポートvol.2~人間環境デザイン学科 2019年度 新入生宿泊研修レポートvol.1-2~看護医療学科2日目 2019年度 新入生宿泊研修レポートvol.1~看護医療学科1日目
2019.04.11
2019年度 新入生宿泊研修レポートvol.3-1~現代教育学科1日目
現代教育学科 ~新入生宿泊研修レポート 1日目~ 2019年4月4日(木)・5日(金)の2日間にわたり、南紀白浜にて恒例の新入生宿泊研修が行われました。企画の趣旨は、将来に向けた作文や体験的な活動を通して学科の特徴にふれるとともに、新入生同士や教職員との人間関係を形成し、本学の成員としての自覚を育むというもの。新入生及び学生スタッフ・サポーター(学生SS)、教職員を合わせた計232名がこの研修に参加しました。 ~1日目:4月4日(木)~ 8時半に本学第二キャンパス駐車場に集合、9時にクラス毎に乗車したバス6台が白浜に向けて出発しました。各バス車内ではまず、教職員と学生SS及び新入生の自己紹介を行い、お互いの距離を縮めました。また、畿央大学学歌を繰り返し聴き、口ずさみながら、本学の一員としての士気を高めていきました。 正午、白浜に到着!まずは午後からの自然観察と研修セッションに向け、とれとれ市場にて腹ごしらえ。学生SSによる号令により、全員で「いただきます!」。地元の食材からなるお料理やお菓子をいただきました。 昼食後は3クラス毎に分かれ、近くの千畳敷、三段壁を巡り、白浜の自然にふれました。大自然を背景にし、所々で新入生同士や学生SS、教職員と交流している姿がありました。 14時半、宿泊・研修場所となるホテルシーモアに到着。15時半、同ホテルのコンベンションホールにて開講式。西端担任主任による司会進行にて、ホテル支配人様よりご挨拶。そしてその後、宿泊研修がオープン。全体セッションの導入では、上回生4名が新入生に向けてスピーチをしました。そこでは、自らの入学の背景や宿泊研修の受け止め方、そしてその後の学生生活、等についての語りがありました。新入生は熱心に先輩の語りに聴き入り、多様な生き方にふれる貴重な機会となったようです。 続いて、新入生は4年後の自分に思いを馳せ、決意を述べる「夢をチカラに」の作文に取り組みました。静寂なホールでは、鉛筆で文字を書く際の「コツコツ...」という音だけが鳴り響いていました。良い音ですね。 全体セッションの最後は、学歌で締めくくりました。バスの中で繰り返し聴いた学歌を学生SSによる伴奏に合わせ、232名全員で斉唱し、建学の精神を胸にしました。 入浴と夕食の休憩を挟み、続く20時からのセッションでは、学校教育、幼児教育、保健教育の学科コースに分かれ、学生SSをファシリテーターとしたグループワーク(なりきり自己紹介)を行いました。まず、コース毎で予め行われたくじ引きの用紙に記載されている内容カテゴリ(例:食べ物や筆記用具など)に基づきグループを編成しました。次に、その内容カテゴリから、自分を何かに例えると何がぴったりくるのかを想像し、画用紙にその絵を描きました。最後には、各グループ内で「なりきり自己紹介」を行い、初日のセッションが終了。明朝に行う「砂の造形」に心を向け、眠りにつきました。 現代教育学科 准教授 辰巳智則 【関連記事】 2019年度 新入生宿泊研修レポートvol.2~人間環境デザイン学科 2019年度 新入生宿泊研修レポートvol.1-2~看護医療学科2日目 2019年度 新入生宿泊研修レポートvol.1~看護医療学科1日目
2019.04.11
天理市のイベントで書道部「和さび」がパフォーマンスを披露!~書道部
こんにちは!現代教育学科3回生、書道部「和さび」部長の丹井万尋です。 書道部和さびは2019年3月28日(木)に奈良県天理市で開催された【春学】という合宿で書道パフォーマンスをさせていただきました。今回で4度目の参加となりました。 今回書いたのは、Little Green Monsterの『世界はあなたに笑いかけている』の歌詞です。とても笑顔になれる曲でしたので、今回のパフォーマンスを通してさらに好きになりました! 春休みを利用して個人練習と全体練習に分けてパフォーマンスの練習をして、本番に向けて頑張りました!文字の大きさや大きい筆で書く難しさに苦戦しながらもみんなで励まし合って練習をしていました! 本番はとても盛り上がりました!!楽しんでパフォーマンスをすることができ、観客のみなさんがとても喜んでくださったので嬉しかったです!! 書道部「和さび」は新入生大募集中です!!ぜひ来てください!!! 現代教育学科3回生 丹井万尋 【関連記事】 畿央大学 書道部『和さび』 Twitter 学生広報スタッフblog vol.238~天理市のイベントで書道部「和さび」がパフォーマンスを披露! 学生広報スタッフblog vol.205~書道サークル「和さび」入部レポート!
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