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理学療法学科

2013.02.04

第9回KSM(卒業生の理学療法勉強会)を開催しました!

畿央大学理学療法学科、4期生の佐藤達也です。 1月27日(日)に第9回KSM(Kio Study Meeting)を開催しました。   KSMとは4期生が中心になって行っている「理学療法勉強会」です。普段様々な現場で理学療法士として働いているメンバーが月に一度集まり、講義・ディスカッションをしています。様々なテーマの勉強ができ、毎回大変刺激になっています。今回は畿央大学が入試のため、9名で中田家での開催となりました。   今回は、熊本君が「失行症について」、桜井君が「肩関節の機能解剖」、中谷さんが「急性期呼吸理学療法において、セラピストとして知っておくべきこと」について講義し、ディスカッションを実施しました。   失行症については基本的な知識から運動イメージとの関連について触れ、各自注意していること、どの様に評価、介入を行っているか話し合いました。失行症状を実際にみることが少ない者もおり、様々な観点を共有できました。   肩関節の機能解剖に関しては肩複合体の知識全般の整理と、類似する靱帯の特性の違い、後関節包を中心とした制限因子の評価、介入方法などについてディスカッションしました。桜井君は臨床で多くの肩関節疾患患者様を担当しており、その多様な評価・アプローチ方法は大変参考になりました。 呼吸理学療法については肺の状態把握について、酸素化、ガス交換の病態理解を、症例を基に皆で検討し、リスク管理の重要性を再認識しました。理学療法士として何ができるのか、何が分かっていないのか、様々なデータから知識を整理し、共有することができました。   メンバーの多くは今春から、理学療法士4年目へと突入します。3年間の各自のフィールドから生まれた疑問、得意分野をこのような場で共有し、自分たちの担当患者様へ還元していけるよう努力することは、とても有意義なことであると感じています。悪い意味で、慣れや、その病院の固定観念にとらわれがちな時期でもあると感じます。皆と勉強をし、新たな発見をする度、己の未熟さを認識し、身が引き締まる思いです。   3月には他の勉強会グループと共同し、脳卒中リハビリテーションに関して、テーマをいくつか決め、ディスカッションを企画しています。メンバーの役割も決まり、一歩一歩、発展を感じることができる会となりつつあります。このようなメンバーに出逢うことができた大学生活に感謝し、今後も皆で理学療法の発展に努めていきます!   【過去の勉強会の様子】 ▼第1回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-502.html ▼第2回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2ksm.html ▼第3回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/3ksm.html ▼第4回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/4ksm.html ▼第5回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/4ksm-1.html ▼第6回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/10/6ksm.html ▼第7回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/11/7ksm.html ▼第8回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/12/8ksm.html

2013.02.01

「平成24年度畿央大学神経リハビリテーション研究大会」が開催されました!

2013年1月26日(土)、27日(日)において、畿央大学神経リハビリテーション学研究室(大学院:森岡研究室)主催による『平成24年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会』が信貴山観光ホテルにて開催されました。 例年この研究大会は信貴山観光ホテルにて開催しており、今回は同ホテルにて(※)D2ならびにM2の12の研究の発表が行われました。またM1の研究計画報告ついては、グループに分かれて討議を行い、私自身、D3〜M2の方々から具体的な研究計画のサジェスションをいただきました。写真のように和室の大正ロマンあふれる部屋で雰囲気を変えて研究発表を行いました。   初日は、はじめに当研究室の教授である森岡先生からご挨拶があり、その後、緊張感の漂う中D3の藤本さん、中野さんがそれぞれのセッションの座長を務め、3演題ずつ計6演題の発表が行われました。 その後、8名のM1の院生からそれぞれの研究計画について、そして現在までの取り組みについて紹介がありました。   夕刻発表を終えると、待ちに待った懇親会が始まりました。懇親会では、社会人院生が多い特徴から、普段あまり話したことのない先輩方ともたくさん話すことが出来ました。また信貴山観光ホテルの仲居さんとは(毎年のことですから)顔なじみの院生も多く、いろいろサービスしていただきました。   翌日はD1の大住さん、D2の若田さんがそれぞれのセッションの座長を行い、計6題の発表が行われました.この2日間を通して、計12の研究に対して、学年の垣根を越えた様々な建設的な意見が時間をかけて飛び交い、そのプロセスを通じてそれぞれの発表内容の精度がより向上するのではないかと考えられました。   これだけのメンバーが研究室にいることは、やや多くも感じる方もおられると思われますが、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士と職種を超えて多くの院生が研究室に在籍していることから、概して視野が狭くなりがちな自分の研究に対して思わぬ意見をいただける利点があります。発表内容も実に多彩で、今年度は車いすのシーティング、ケアレスミス、道具操作、運動イメージ、人工膝関節置換術後痛、サブリミナル刺激、ペダリングにおけるセロトニン、運動錯覚、ミラーセラピー、ラバーハンドなど様々で幅広い内容となっていました。そして何よりも、それぞれが自分の研究に対して真剣に取り組み、少しでもより良いリハビリテーションを提供したいという共通意識があることからも、批判的意見を含んだ多くの建設的意見が飛び交う特徴ある研究室とも言えます。   最後に私自身M1として研究紹介もさせていただき、M1だけでのミーティングでは気づくことができない機器の使い方や統計の解釈、デザインの組み立て、そして研究の意義をどう伝えていけばいいのか、先輩方から多くのアドバイスを頂きました。今回の研究大会を通じて多くの研究に触れることによって、研究の楽しさを実感し、今後の研究に対する大きな活力となりました。                                                 (M1 中井 秀樹)   ※畿央大学大学院では、所属を、修士課程(Master)を「M」、博士後期課程(Doctor)を「D」としています。(たとえば修士課程2年目を「M2」、博士後期課程3年目の所属を「D3」といいます) 【関連ブログ】 ▼「平成23年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2012/01/23-6.html ▼「平成21年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2010/02/post-231.html ▼「平成20年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」の様子 https://www.kio.ac.jp/information/2009/01/post-129.html

2013.01.28

第11回畿央大学公開講座を開講しました!

メインテーマ『こころを元気に!』 2講座を開講! 2013(平成25)年1月26日(土)午後より、今回のメインテーマは、『こころを元気に!』とし、畿央大学で特に重きをおいている人間理解、人との接触、コミュニケーションのための「心理学」の専門家であるお二人の先生に、「こころの秘密」、「こころの扱い方」についてお話していただきました。 畿央大学の建学の精神である「徳をのばす、知をみがく、美をつくる」を実践していくためには、人や自然に優しく接する“こころ”を持ち心身ともに健全な人格を形成しなければなりません。畿央大学の健康科学部(理学療法学科・看護医療学科・健康栄養学科・人間環境デザイン学科)と教育学部(現代教育学科)は、医療や教育の現場で患者さんや児童と直接対話してよりよい方向に導く職業人を養成するため、心理学を学ぶカリキュラムが組み込まれています。 まず1講座目は、スポーツ心理学、注意と集中、禁煙支援などの研究の第一人者、理学療法学科東山明子教授による「こころup作戦」と題して、日々の生活の中でどのように自分のこころをコントロールできるか、適度な緊張にリラックスさせるα2波の効用、こころの持ち方ひとつで健康な精神と身体を保つ工夫など、例示を交えてわかりやすくお話していただきました。   運動では力を込めた、リキんだ状態ではうまくいかないので“力を抜く”、そして“こころも力を抜きやわらかく”させてやること、頑張りすぎないことがコツだそうです。頭ではわかっていてもなかなか直せない、実はわかっていないというのが人の常ですが、理論的に考える習慣を付け、実践することによって人生はより楽しく生きられるのではないでしょうか。   2講座目は、現代教育学科准教授で、発達心理学・家族心理学・保育幼児教育がご専門の粕井みづほ先生が、「上手なコミュニケーション」と題して夫婦関係、親子関係を中心とした人間関係づくりのコツをお話していただきました。   日本の夫婦関係の特徴として、中年期に結婚満足度はもっとも低くなり、また妻の満足度は夫より低いという統計結果が出ているそうです。受講者のみなさんにはご自分はどうかのアンケートを行い採点していただきました。いつまでも良い関係を保つコツとして、相手のためにする「感情」「情報」「行動」のマインドコントロール3原則などについての説明がありました。   この日2つの講座受講者は約70名ずつ、のべ150人ほどでした。1講座の所要時間は大学の講義と同じ90分と長いのですが、みなさん熱心にお聴きいただきました。記入いただいたアンケートを拝見すると、満足した、実生活に役に立ちますといった声が多数見受けられました。   畿央大学では地域社会貢献活動の一環としてこのような大学主催の講座とともに、ご依頼を受けて公民館やホールへ出張して講演を行う出張講義・講演も行っています。ぜひご利用ください。 https://www.kio.ac.jp/cooperation/tiikirenkei/koushi_haken/

2012.12.25

健康科学研究所研究員の『第5回日本運動器疼痛学会』レポート

2012年11月17・18日に、東京・有明のTFTビル・ビッグサイトTFTホールにおいて、『第5回日本運動器疼痛学会』が開催されました。 今学会のテーマは、「Open a new horizon! 疼痛研究の新しい展開」でした。「horizon」には、地平線、水平線という意味のほかにも、知力、思考、経験、興味などの範囲や限界という意味があり、「Open a new horizon!」にはその限界をこえて真実に迫るという意味がこめられていると、今学会長の高橋和久教授(千葉大学大学院医学研究院整形外科学)が述べられました。その言葉にあるように、今学会には整形外科医、麻酔科医、精神科医、看護師、理学療法士、心理士など多職種が集まり、「運動器の痛み」という共通の課題に対して、様々なアプローチによる発表や討議が行われました。 高橋和久教授による会長講演では、椎間板性疼痛について歴史的考察から将来展望までお話されました。 教育研修講演では、岩田幸一教授(日本大学歯学部生理学講座)が痛みの上行路と神経障害性疼痛のメカニズムについて、園畑素樹先生(佐賀大学医学部整形外科)が、代表的な運動器疼痛部位である股関節について、岩下成人先生(滋賀医科大学医学部附属病院 ペインクリニック科)が慢性疼痛に対する薬物療法における注意点についてお話されました。 ランチョンセミナーでは、高橋弦先生(山王整形クリニック)が、自ら提唱し実践されている運動器疼痛症候学に基づく腰痛診療について、西須孝先生(千葉県こども病院整形外科)が子供の疼痛について興味深いお話をして下さり、松平浩先生(労働者健康福祉機構関東労災病院勤労者筋・骨格系疾患研究センター)から慢性腰痛ハイリスク群の簡便なスクリーニング法としてSTarT Back Screening Toolのご紹介をして頂きました。 イブニングセミナーでは、メイヨー・クリニック医科大学名誉教授の丸田俊彦先生からPain Behaviorという臨床概念について、先生の過去30年の実体験を基にお話して頂きました。モーニングセミナーでは、川真田樹人先生(信州大学医学部麻酔蘇生学講座)が、遷延性術後痛のメカニズムについてお話されました。 本学の森岡周教授(畿央大学大学院健康科学研究科)も司会を務められたシンポジウムⅠ「痛みを可視化する」では、江口和先生(松戸市立病院脊椎脊髄センター)が拡散強調MRIを用いた脊髄神経根病変の可視化技術について、西井孝先生(大阪大学大学院医学系研究科運動器医工学治療学寄附講座)がMRI3次元T2マッピングによる軟骨変性の可視化技術について、許斐恒彦先生(慶應義塾大学医学部整形外科学教室)が拡散テンソルトラクトグラフィーによる脊髄変性と痛みの可視化技術について、谷口亘先生(関西医療大学保健医療学部 疼痛医学分野)が2光子励起レーザー顕微鏡による脊髄後角シナプス伝達効率変化の可視化技術について、それぞれ最先端の可視化技術についてお話されました。 私が最も関心を寄せたのは、シンポジウムⅡ「患者心理と痛み」でした。笠井裕教授(三重大学大学院医学系研究科脊椎外科・医用工学講座)は外科医の立場から、谷川浩隆先生(JA 長野厚生連安曇総合病院)は整形外科医の立場から、橋本亮太先生(小児発達学研究科附属子どものこころの分子統御機構研究センター)は精神医学の立場から、有村達之先生(九州ルーテル学院大学人文学部)は臨床心理の立場からお話されました。どの講演も運動器疼痛において患者の心理、性格を無視することはできないことが強く伝わりました。特に谷川先生の「整形外科医が[どこかに必ず身体疾患がある]と確信して診療する姿が、患者の信頼感を増し不安を払拭し、逆説的であるが最も良い心理療法となりうる」という言葉は、近年明らかになってきた共感の脳内メカニズムやプラセボによる下降性疼痛抑制系の活性化などの知見と相まって、単なるHumanityではなく、Scientificな意味でリハビリテーションセラピストの臨床においても重要なことだと感じました。 一般演題においては、口演とポスターで計102演題の発表がありました。基礎医学、整形外科、麻酔科、精神科、心療内科、看護科、リハビリテーション科など多岐にわたる領域からの発表がありました。その中から、今回、私が発表した「視線方向認知課題の慢性頸部痛に対する改善効果:無作為化比較試験」がポスター優秀賞を受賞させて頂きました。この研究は、頸部運動のシミュレーション課題となる視線方向認知課題の頸部運動器疾患患者の頸部痛と頸部の関節可動域に与える影響についてRCTを用いて検証したもので、健常者との比較結果も合わせて発表させて頂きました。この研究は、本学大学院修士課程における脳イメージング研究から開始したものですが、昔ではなかなか結びつかなかった脳機能に対する課題が、運動器疼痛に与える効果を検証したものです。 もちろん慢性疼痛において末梢を考慮することは当然ですが、近年、慢性疼痛には脳内での神経化学的変化、構造的変化、機能的変化が生じていることが明らかにされており、慢性疼痛改善のための脳をターゲットとした訓練の必要性も叫ばれるようになっています(Moseley GL、 Flor H. Targeting cortical representations in the treatment of chronic pain: a review. Neurorehabil Neural Repair.2012;26:646-52.)。その意味で、本学におけるニューロリハビリテーション研究は、時代に求められた研究分野と言えます。 いずれにしても世界の疼痛研究の一翼を担う本邦の重鎮の先生方の前で受賞できたことは、身に余る光栄と感じると同時に、医師が多く集まる威厳のある学会においても、アイデアと工夫を凝らせば、一理学療法士であっても認めて頂ける可能性を実感することができました。この場を借りて、この研究を指導して下さった森岡周教授、松尾篤先生、冷水誠先生、前岡浩先生、そしてこの研究に協力してくれた東大阪山路病院・みどりクリニックのスタッフに深謝いたします。ありがとうございました。 次回、第6回日本運動器疼痛学会は野口光一教授(兵庫医科大学解剖学講座神経科学部門)のもと、2013年12月7・8日に神戸国際会議場で開催されることが決定しています。私も含め、本学研究者の多くの演題登録が望まれます。 畿央大学健康科学研究所研究員 東大阪山路病院リハビリテーション科 信迫悟志

2012.12.21

第8回KSM(卒業生の理学療法勉強会)を開催しました!

畿央大学理学療法学科4期生の熊本です。 12/16に第8回KSM(Kio Study Meeting)を開催しました。 KSMとは4期生が中心になって行っている「理学療法勉強会」です。普段様々な現場で理学療法士として働いているメンバーが月に一度集まり、講義・ディスカッションをしています。僕は岡山県の回復期リハビリテーション病院に勤務しており、月に一度このKSMに参加させてもらっていますが、いつもとても良い刺激をもらっています。 今回は急な勤務変更などにより、5人での開催となりました。 初めに今後のKSMを進めていくに当たって、個人の役割分担を話し合いました。今までは代表の中田君主体で進んでいた運営も、日程調整係、発表者管理係、会場係など各個人が担当を持つこととなり、それぞれがより主体的に取り組んで行く形へと変化していこうとしています。 さて、今回の講義内容としては、上田君が「呼吸筋に対するストレッチ(thixotropy stretch)」という内容で、呼吸困難感の改善を目的とした講義をしてくれました。彼は現在デイサービスで理学療法業務をしているということで、集団で行う治療体操という視点から話してくれました。その中でマンツーマンのリハビリテーションとは異なる利用者さんとの関わり方や、治療効果にまつわる話などのディスカッションが出来ました。少人数ということでより近い距離で、より密度のある話し合いになったと思います。 後半は実技中心の内容となりました。メンバーの中に腰痛がある人がいたため、それを対象に様々な視点から動作観察、関節個別の評価などを行いました。病態解釈を話し合うことも出来、とても有意義な時間となりました。 今後は他のグループとコラボした勉強会の企画提案も出ています。別の学校出身の方々とディスカッションが出来るということで、より実りのあるものにしていければと思います。来春に一年を迎えるKSMですが、徐々に基礎が固まりまた新たなステップに進みつつあるように感じられました。 【過去の勉強会の様子】 ▼第1回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/04/post-502.html ▼第2回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2ksm.html ▼第3回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/3ksm.html ▼第4回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/07/4ksm.html ▼第5回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/4ksm-1.html ▼第6回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/10/6ksm.html ▼第7回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2012/11/7ksm.html

2012.12.19

学生広報スタッフblog vol.49~第3回日本理学療法学生交流会関西支部大会レポート!

学生広報スタッフ、理学療法学科3回生の吉川です。   去る2012年12月9日(日)、 畿央大学にて『第3回日本理学療法学生交流会関西支部大会』が行われましたのでレポートします! この交流会の目的や、どのような団体なのかは、前回に書いたブログをご参照ください。   北は福井から南は鹿児島まで、理学療法士をめざす学生約200名(計22校)が畿央大学を訪れ、講演、ディスカッション、懇親会を通し、他大学も含めたくさんの人と交流する場となりました。   ▼雪の中交通網が乱れ、開始時刻が遅れたり欠席を余儀なくされた方も…   今回のテーマは「人生~人を支えて人になる~」です。 このテーマに沿って、プログラムとして、午前は日本笑い学会顧問でいらっしゃる井上宏先生に『笑いと人間関係~ユーモアを力に~』というテーマでご講演頂きました。人生において、またコミュニケ―ションをとる上で笑いの重要性について学びました。   午後には畿央大学の学生による発表を行い、さまざまな先生に伺った話や、施設見学や集めた資料などを通して、「Live Deep~深く生きる~」について学生の視点で考え感じたことを発表。生きるうえで大切なものを参加者それぞれが見つめなおすきっかけともなり、次のディスカッションでは一人ひとりが大切なものについて班で発表しました。   続いて、西大和リハビリテーション病院の生野公貴先生と東生駒病院の石垣智也先生に、『理学療法士という道に進んで…』について対談形式で、用意された小テーマについてお話し頂きました。それぞれの先生の臨床に対する熱い思いをお伺いすることができ、理学療法士という仕事に対してのモチベーションが上がりました!   ▼会場の参加者からのたくさんの質問にも答えてくださいました。 そのあと、ディスカッションを各グループで行い、フィードバックの場を設け、各学年で感じたことを発表し、互いに刺激し合いました。普段あまり深く考えない“人生”という壮大なテーマに基づいた意見を言い合うことで、いつもは気がつかなかった「自分がどんな人生を歩みたいか」を再確認するきっかけとなったのではないでしょうか?   さらにその後の懇親会では、他大学の学生や講演して頂いた先生とお話しする機会が設けられ、各々が垣根を越え積極的に交流することができました。   ▼ディスカッションのテーマ”私の進む道”では、「キャリアアップできる人間とは?」と「これからの自分の人生を歩む上で、自分にとって必要なこと」について意見を出し合い、最後に参加者全員で各班の考えを発表しフィードバックしました。 テーマである「人生」についてさまざまな人の意見を聞き、また聞くだけでなく自分自身が考えたことを伝える機会をディスカッションとして設けました。参加者の方々からは「他の人の話を聞き、とても刺激になった」「普段は話せない人と将来について話すことができて、視野が広がり、自分の思いも再確認できた」「想像と違って楽しかった」などの意見・感想を多くいただきました。   この会が参加した学生にとって縦・横だけでなく斜めのつながりを作り、また自分たちがめざす理学療法士という職業について、人生について考えるひとつのきっかけとなれば幸いです。 遠方からお足元の悪い中、たくさんのご参加本当にありがとうございました!   ▼懇親会にて ▼参加してくださった方々やたくさんの方のご協力のおかげで開催することができました。ありがとうございました!! 日本理学療法学生交流会 畿央大学運営委員一同 学生広報スタッフ 吉川歩実   【関連記事】 『第1回冬季日本理学療法学生交流会』 https://www.kio.ac.jp/information/2011/02/post-344.html 『学生広報スタッフblog vol.44~「日本理学療法学生交流会」のご紹介!』 https://www.kio.ac.jp/information/2012/12/blog-vol44.html

2012.12.11

「Special Issue: Advances in Neurorehabilitation Techniques」のリリース!

畿央大学健康科学研究科主任の森岡周教授がEditorを務められた海外雑誌『Journal of Novel PhysiotherapiesのSpecial Issue: Advances in Neurorehabilitation Techniques』がリリースされました。 このSpecial Issueには畿央大学ニューロリハビリテーショングループの教員、研究員、大学院生、本学教員の共同研究者等、多くの本学関係者が掲載されている論文の筆頭著者、共著者として関わっています。その内容は”Novel Physiotherapies”という雑誌の名前の通り、最新の神経科学の知見に基づき、神経リハビリテーションの分野において新しい治療コンセプト、治療手段を提案する非常に示唆に富んだものばかりです。以下のアドレスから各論文をご覧いただけますので、是非ご一読ください。 Journal of Novel Physiotherapies Special Issue: Advances in Neurorehabilitation Techniques http://www.omicsgroup.org/journals/ArchiveJNP/SpecialissueJNP-S1.php 以下が畿央大学関連著者および論文タイトルです。 ●Okada Y. Galvanic Vestibular Stimulation for Camptocormia in Parkinson’s Disease: A Case Report ●Osumi M. Early Intervention with a Tactile Discrimination Task for Phantom Limb Pain that is Related to Superficial Pain: Two Case Reports ●Nobusako S. Gaze Direction Recognition Task for the Rehabilitation of Chronic Neck Pain ●Ikuno K. Sensory Electrical Stimulation for Recovery of Hand and Arm Function in Stroke Patients: A Review of the Literature ●Nishigami T. Effects of a Hardness Discrimination Task in Failed Back Surgery Syndrome with Severe Low Back Pain and Disturbed Body Image: Case study ●Nakano H. Brain Activity during the Observation, Imagery, and Execution of Tool Use: An fNIRS/EEG Study ●Hiyamizu M. Effect of Presentation of Target on the Physical Performance in Healthy Subjects: A Preliminary Study 理学療法学科助教 岡田洋平

2012.12.11

理学療法学科6期生、2回目の同窓会

理学療法学科6期生の23名で忘年会を兼ねた同窓会ということで、11/24(土)に難波の居酒屋で集まりました! 大学時代から飲み会となると50人近く集まっていたのですが、今回に限って仕事の都合などで集合人数は少なかったです。 実は卒業してから飲み会は2回目で、久しぶりな感じがあるよーなないよーな…   でも、相変わらずワイワイ呑んで暴れて叫んで…( ´∀` ) 就職してからのそれぞれが思っていることを話したり、情報交換をしたり、お互いの近況報告をし合ったり、とても有意義な2時間でした!やっぱり4年間過ごした仲間と再会してお互いを刺激しあえる機会は大事だなと思いました。新しい環境に変わって8ヶ月、学生から社会人という立場に変わって、責任感や社会の一員としての自覚を味わい、少ししんどくなってきたなと思ったころに、元気を分けてもらえる仲間は本当にこれからも大事にしていきたいと思いました。 呑んで叫んで笑って、噛んできたりする子がいたり、隣の宴会場を覗いたり、歌い出す子がいたり…言い出すとキリがない様々なことはありますが…。そして飲み会な訳で写真もブレまくりですが…これもまた味があるかと。   また新年会しましょう!!!!お互い成長して会えるといいなと思います( ´∀` )! ありがとうございました! 理学療法学科 6期生一同

2012.12.06

学生広報スタッフblog vol.45 ~SAPS10月活動レポート!

学生広報スタッフのほーりーです★ 今回はSAPS(Studying About Physical therapy by Students/理学療法研究会)の全体活動に参加できなかった私に代わって、後輩の理学療法学科2回生の吉堂早紀さんと西山文香さんがレポートしてくれました!! 10月31日(水)の放課後、SAPSの1~4回生と他の理学療法学科の学生と共に10月の全体活動を行いました! 内容は、4回生の佐々木将人さんと2回生の後藤悠太さんの発表でした。佐々木さんは「伝える」をテーマにした学生生活の活動を、写真とスライドを使ってとてもわかりやすく発表してくださいました。 今回の「伝える」は、みんなに変化するきっかけを与えるために行われたもので、具体的な勉強会や学会も紹介してくださり、参加した私たち後輩にとってとても良い刺激となりました。私たち自身、前々から少し「何か新しいことをしてみようかな」と思っていたところだったので、機会があれば小さなことからでも参加してみようかなと思いました。 後藤さんは、APTSA(アジア理学療法学生連盟)で夏休みに行ったタイでの活動について報告してくださいました。目的は、現地の大学病院の見学・各国の学生との違いを知るなど、アジアの理学療法の学生との交流を深めるとのことでした。 また、APTSAの活動として11月13日~18日にはフィリピンでアジアの学生と交流を行ったそうです。アジア各国の学生と交流できるのはAPTSAならではのことであり、今までこのような機会がなかった私たちにとってはとても新鮮で、興味深いものでした。 この発表のあと5つのグループに分かれて、それぞれの感想・今自分が活動していること・今後自分がどのようなことをしようと思うかについて話し合いました。 その後、各グループの代表者が前で発表し、フィードバック。人前へ出て発表することも大切だということで、みなさん緊張しつつも各グループのまとめを発表してくださいました。 最後に全員で集合写真を撮り、今回の全体活動を終了しました。 今回の活動はこれからの自分の学生生活をどのように充実させていくかということで、考える大切な機会となりました!学内だけでなく一歩外へ出てみて、学んでみることも自分自身のために必要な経験だと思います。佐々木さん、後藤さんありがとうございました!

2012.12.05

学生広報スタッフblog vol.44~「日本理学療法学生交流会」のご紹介!

学生広報スタッフ、理学療法学科3回生の吉川歩実です。今回は私が所属する「日本理学療法学生交流会」と、今週日曜日12/9に迫った『第3回 理学療法学生交流会 関西支部大会』について紹介させていただきます! この交流会は学会などとは異なり、理学療法士をめざす学生が主体となって企画運営を行なうことが一番の特徴です。視野の拡大や知識の充実を図る目的で講演者をお招きし、ディスカッションではさらに他大学と交流を広げる場となります。現在、運営委員として本学の理学療法学科の学生約30名が準備を進めています。 『第3回 理学療法学生交流会 関西支部大会』 【日時】 平成24年12月9日(日)10:00~(受付9:30~)【場所】 畿央大学 冬木記念ホール【内容】 講演、ディスカッション、学生発表、懇親会など【会費】 1,500円 今回のテーマは「人生~人を支えて人になる~」です。 現在の4年制の大学教育システムでは学びきれないことを重視して、今学生が聞きたいことからテーマの選考を行っております。 同じ時代、同じ場所で生きている人はいっぱいいて、それぞれに人生があり、生活があります。私たちのめざす理学療法士はまさに、担当した患者さまの「人生」の中に必ず登場します。つまり、「人生」の一部となる職業です。そのひとの「人生」の中で自分は何ができるのか。自分の「人生」って何なのか。それらを考えるきっかけとなればと思い、このテーマと致しました。 プログラムとして関西大学名誉教授であり、日本笑い学会顧問である井上宏先生に『笑い』をメインに、笑いを取り入れたケアや人生における笑いの重要性などについての御講演を予定しております。また、理学療法士として働かれている生野先生、石垣先生のお二方には学生の抱く疑問や不安を解消していただくためにいくつかの質問に答えていただきます。これらの講演を拝聴した学生たちが、患者様の人生を尊重し、また理学療法士として、1人の人として充実した人生を送るための1つになればと思っております。 他にも、「横とのつながり」を大切にしこのことから、ディスカッションを重視したプログラム設定になっており、より親睦を深めていただくために懇親会の開催も予定しております。 一人でも多くの理学療法学生の参加していただきたいというのが運営委員皆の願いです。当日参加もOKです。お誘いあわせの上、皆様のご参加を心からお待ちしております! 日本理学療法学生交流会 畿央大学運営委員一同学生広報スタッフ 吉川歩実 ▼畿央祭(学園祭)では模擬店を出して、資金集め! ▼昼休みを利用して、各部署で打ち合わせ! ▼会場となる冬木記念ホールでリハーサル! 【過去の大会の様子】 『第1回冬季日本理学療法学生交流会』https://www.kio.ac.jp/information/2011/02/post-344.html