2011.12.06
学生広報スタッフblog vol.6~東日本大震災支援「のびのびキャンプ」報告会
学生から見た畿央大学」をもっと知ってもらいたい!と、畿央生と畿央大学企画部とがコラボした「学生広報スタッフblog」。第6弾は、福島の子どもたちのために畿央大学の学生と教職員有志が実施した「のびのびキャンプ」の事後報告会のレポートです!
学生広報スタッフの看護医療学科2回生、清水恵里です。宜しくお願いします!
「のびのびキャンプ」は8/17(水)~20(土)の3泊4日、栃木県にある宇都宮冒険センターで行われた東日本大震災支援のためのキャンプです。放射能のことを気にせずに心と身体を「のびのび」出来る環境でキャンプをすることで、福島県の子どもたちを癒すことを目的にしました。また子どもたちが精いっぱい甘えられるように、大学生一人、子ども一人の「マンツーマンスタイル」にしたのも大きな特徴です。私もキャンプメンバーの一員として、参加させて頂きました。
畿央大学の教職員・学生の有志が関わったのびのびキャンプの報告会が、10月23日(日)に開催されましたので、報告させて頂きます。キャンプの様子については過去のブログをご覧ください。
▼学生・教職員有志による東日本大震災支援のための「のびのびキャンプ」を実施!
https://www.kio.ac.jp/information/2011/10/post-421.html
平成23年10月23日(日) 東日本大震災被災地支援プロジェクト報告
―福島の子どもたちと畿央生が出会った―
司会:キャンプディレクターを務めた教育学部の良原先生
【発起人挨拶】
看護医療学科 堀内先生(右)
元々は福島のお兄さん・お姉さんの役割をしてきた我慢強いといわれる子どもたちをターゲットにした支援をして、結果的にお母さんたちも子どもから一時的に離れてリラックスできるような企画を…と今回のキャンプが実現に至るまでの経緯を説明されました。
【14時~ 学生による「のびのびキャンプ」活動報告】
▼理学療法学科 瓜谷先生
キャンプはグループ単位での行動が基本です。私も峯先輩も、瓜谷先生がリーダーを務める「うりちゃんグループ」でした。瓜谷先生は「学生が臨機応変に行動していたこと」を大いに話してくださりましたが、やはりのびのびキャンプに参加できたのは瓜谷先生をはじめ、先生方のサポートのおかげです。先生方、準備から最後まで支えてくださりありがとうございました。
▼教育学部4回生 大谷さん
マンツーマンで担当した子どもとの関わり方の話をされていましたが、人間関係は難しいものです。経験を振り返りながら、よりよい方向へ子どもを導く方法を教えてくださいました。
最後は当日の司会者、現代教育学科の良原先生作成のビデオメッセージを、参加して頂いた皆様は涙ながらに見てくださいました。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
【15時~ カンベンガ・マリールイズ氏講演会「I love you all」】
(NPO法人「ルワンダの教育を考える会」代表)
母国ルワンダで戦争を体験され、「人の大切なものはその人自身、生きていれば全てある」と感じられたと報告されていました。皆さんへのメッセージとして、福島と知らない関係ではなく、「当事者の1人である」と自覚して頂きたいと強く主張されていました。
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【のびのびキャンプに参加して】
最後になりましたが、のびのびキャンプに参加して、本当に子どもたちから多くのことを学ばさせて頂きました。リーダーやグループ全体を支援する「グループサポーター」という慣れない立場で、苦労することも多くありました。子どもを直接受け持ちすることができず、また後方支援(食器洗い、食事・布団の準備、ゴミ拾い、掃除などの美化衛生)ばかりで汗を流して、「サポートは本当に子どもたちへ届いているのか…」と涙を流す人もいたり、直接子どもと関わっていた人でも、受け持ちの子どもとの接し方に苦悩していた様子も多々見受けられました。
毎日早起きして、午前0時を回っても打ち合わせを続けて…というハードスケジュールの中、嫌なことを口にしたり、嫌な顔を見せる人はいませんでした。全員が子どもたちのことを、必死に色々と考えていたのだと思います。
「子どもたちはキャンプに参加して様子が変わった」と堀内先生よりお言葉を頂きました。結果として、「子どもたちのためになれたんだ」と実感しています。
「やって損なことは一つもない」と思います。やろうとする姿勢がなければ、事は始まりません。どんなことでもいいので、挑戦してみることが大事である、ということに改めて気づく貴重な経験になりました。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
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