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ボランティア活動報告

2014.09.17

学生広報スタッフBlog vol.144~被災地支援「のびのびキャンプ2014」に参加!

こんにちは!学生広報スタッフ、看護医療学科3回生のきーさんです♪   2014年8月18日(月)~20日(水)の2泊3日で、畿央大学の学生が企画した被災地支援活動「のびのびキャンプ2014」が開催されました☆ のびのびキャンプ(通称:のびキャン)は今年で4回目、場所は昨年に続いて福島県の国立磐梯青少年交流の家。   今年は実習の事前オリエンテーション等の日程が見えない事もあって参加出来るか微妙だったのですが、幸いキャンプ期間中にこうした予定は入らず、無事参加出来ました(^o^)   今回はOB・OGグループに入り、全体のサポート的な役割を担わせてもらいました☆   【左】OB・OGグループ♪ 【右】今年も場所はここ!   福島側の支援者の皆さんや子ども達、懐かしい顔ぶれや初めましての顔ぶれ☆ こうした人と人とのつながり、一期一会はいいもんですね(^o^) きーさんの事をしっかり覚えてくれていた子どももいて、最初から少し感動してしまいました♪   ここからは各プログラムのきーさんイチオシ名シーンを、ダイジェストでお届けします☆   ●旗づくり 【左】力を合わせてグループの旗を作ろう! 【右】完成~☆ お見事!   ●樹木オリエンテーション 【左】樹木名、いくつ当てられるかな? 【右】カエルを見付けたよ♡   ●伝言ゲーム 【左】さあ、皆で伝言ゲーーム!!! (右)この長文を次々と伝えていくのだ♪   【左】えーっと、何だっけ?? 【右】ゴニョゴニョ・・・   ●ポイントラリー 【左】地図を片手に指示書を探そう(^o^) 【右】ジャンケンで勝負だ!!   ●飯盒炊飯 【左】お米を研いで、野菜を切って 【右】しっかり洗いましょう♪   【左】火を管理しながら食材をかき混ぜる。見事な連係プレー! 【右】これはおいしそう♪♪   【左】いただきまーーーす♡ 【右】おいしい!このカレーは世界一(^o^)   ●色紙づくり 【左】一人ひとりがそれぞれのパーツを描きます 【右】完成すると大きな一つの絵に!   ●のびのびタイム(自由時間) 【左】サッカー楽しいなあ♪ 【右】こちらは鬼ごっこ☆ お姉ちゃんに捕まるな~   ●お食事タイム♪ 【左】食事の前は手を洗おう! 【右】ぱーりら♪   【左】おいしいなあ(^○^) 【右】スタッフもリラックス♪   ●ガンガン 【左】皆で歌おう!のびキャンのテーマソングになりつつある「ガンガン」♪ 【右】「だー!!」(サビの部分)   ●その他 【左】ラジオ体操!まだ眠そう(笑) 【右】大御所登場♪「キャンプのプロ」ジャージさん、のびキャン発起人のみゆっきー、福島のボランティアグループ「ひらそる」の恭子さん、みこパパ(きーさんにソックリ!)   【左】きーさんの宝物♪ 【右】カエルはいいなあ   まだまだたくさん名シーンはありますが、他のメンバーも記事を書いてくれる予定なので厳選してみました(^o^) 子ども達から学んだ事、他のスタッフから学んだ事、大御所のベテラン先輩方から学んだ事。 キャンプを通して様々な学びを得る事が出来ました。 看護医療学科3回生は9月から長期にわたる学外実習に赴きますが、こうした多くの学びを活かして、立派な医療者を目指したいと思います! 実習は大変だと思いますが、子ども達の笑顔やキャンプを共に過ごした仲間達を胸に、乗り越えて行けるような気がします\(^o^)/    みーんな、きーさんの宝物!!♪   ■関連リンク 畿央大学の学生による被災地支援「のびのびキャンプ」facebookページ 畿央大学被災地支援サークル「HOPEFUL」facebookページ   ■関連記事 学生有志による被災地支援「のびのびキャンプ2014」を、福島県で開催!

2014.09.16

学生広報スタッフBlog vol.143~兵庫県丹波市水害復旧ボランティアに参加!

暑さ寒さも彼岸まで。もうすぐ秋分ですね。皆さんいかがお過ごしですか? 学生広報スタッフ、きーさんです(^o^)   きーさんの所属している被災地支援サークル「HOPEFUL」は、東北だけでなく広く被災地支援を行う団体です☆ ボランティア募集情報を共有し、行ける時に行けるメンバーが参加する、という方式。 今回、兵庫県丹波市での豪雨水害復旧ボランティアの情報がシェアされていたので、実習合間の3連休中日を利用して参加して来ました!   きーさんの地元から朝5時過ぎの始発に乗り約3時間40分。 途中からずっと、田園や渓谷など、のどかな風景が車窓に広がっていました。 兵庫県丹波市は、いわゆる平成の大合併により6つの町が合併し、平成16年に誕生した市で兵庫県の中東部に位置しています。主な産業は農林業。丹波栗や丹波竜でも有名ですね(⌒▽⌒)   この地域では、今年8月16日から17日にかけての豪雨で土砂崩れが発生し、民家や畑にも大きな被害が出てしまいました。専業農家さんにとっては死活問題となっています。   ▲JR市島駅に到着!ちなみに、この辺りの駅は電車から降りる際、ボタンを押して手動でドアを開けます。   ▲静かな駅前の街並み。この日は朝から秋晴れ!   JR市島駅から徒歩約10分。 丹波市市島災害ボランティアセンターに到着です。   ここで班編成を行い、きーさんは全25名の10班に配属、水西(すいさい)という地区へ向かう事になりました。 マイクロバスで山の方へ向かいます。   ▲ボラセンでの説明の様子   依頼者は有機農法でコメ等の作物を生産する専業農家。 畑を覆う土砂を取り除き、再生するのが10班の目標です。 快晴の炎天下、汗だくになりながらも協力し合って作業を進めます。 畑の横には依頼者が飼っておられる2頭のヤギ。時々「めえ~」っと鳴いて可愛い!♪ 癒されながら作業が出来ました(^o^) 依頼者ご家族から昼食の差し入れも☆ おいしく頂きました。   ▲畑にはかなりの土砂が堆積していました。スコップやクワなどで取り除きます。   ▲めーめーヤギさん♪                  ▲差し入れは手作り料理。温かみのある味☆   ▲周囲の様子。緑がいっぱいの大自然☆   依頼者さんからは、「どうしようか途方に暮れていたけど、ボランティアが来てくれて本当にうれしい。これから秋冬ものの作物を育て、お正月用に出荷出来るように頑張ります。」と感謝の言葉も頂き、来てよかったと思いました(^^) 昼食の差し入れ以外にも、通りすがりに感謝の言葉をかけてくれる人もいて、温かい人ばかりでした。 早く皆さんが元の生活に戻れるといいですね。 自分も微力ながら、今後も何かお手伝いが出来ればと思います。 看護医療学科3回生 喜島 一将

2014.09.10

生駒市民カレッジ「繭を素材にしてコースターをつくろう」に協力(村田ゼミ)

9月6日(土)生駒市花のまちづくりセンターにて生駒市民カレッジ「繭を素材にしてコースターをつくろう」が開催されました。 人間環境デザイン学科の村田と村田ゼミ4回生8人、3回生1人、そして卒業生も駆けつけてくれて、34人の参加者の方々へ繭を素材にしたコースター作りをレクチャーしました。     本来は2回シリーズの講座にすべき内容ですが、日程の都合上1日で完成出来るように綿密な計画をたてました。 午前中は必要な道具等の準備と予行演習を行い、午後からは「蚕と繭と絹糸について」の講演です。世界遺産富岡製糸場の影響でしょうか。 とても熱心な様子で質問もたくさん出ました。 「曾おばあさんが蚕を飼っていた」「桑の実は子ども時代のおやつだった」等会場から声があがりました。 そして引き続き真綿つくりです。     重曹で煮た繭の中からサナギと最後の脱皮の皮が出てくると「きゃー」「わー」と声が上がります。 いつもなら一緒に盛り上がるところですが、時間がありません。 糸つくりに進みます。 コチニール、茜、カリヤス、タマネギの皮を染料にして糸を染め、学生が作成した簡易織機を使用して織りあげました。     盛りだくさんな内容に完成までいきつくだろうかと心配していましたが、学生との綿密な打ち合わせと予行演習、そしてなにより参加者のみなさんが熱心に取り組んでくださったおかげで、満足のいく作品が完成しました。   人間環境デザイン学科 准教授 村田浩子

2014.09.08

大和さくらい万葉まつりに人間環境デザイン学科加藤ゼミ生らが出店しました。

人間環境デザイン学科加藤ゼミ生ら18人が海石榴市(つばいち)露店エリアに2店舗を出店!   2014(平成26)年9月6日(土)大和さくらい万葉まつりが盛大に開催されました。 会場となったのは初瀬川の金屋河川敷公園で、皇太子殿下のご結婚を記念して全国に天皇家にゆかりのある河川を6箇所選び整備された場所のひとつ。この会場は遣隋使の帰国の地であり、仏教の伝来した場所で、また山の辺の道・飛鳥に通じる磐余道(いわれみち)・難波に通じる横大路などが交差する所で、古代の人々が集い交流したことから日本で始めての市「海石榴(つばいち)」が開かれたところです。     畿央大学人間環境デザイン学科加藤信喜准教授のゼミ生を中心に2~3回生18名が海石榴市露店全39店のなかに、「卑弥呼のミルクせんべい」と「カホと雪のカラフルドリンク」の2店を出店参加しました。 桜井夏のイベント総決算!と桜井市あげての大きな祭で、実行委員会の構成メンバーである桜井青年会議所が「いっぺん商売やってみなはれ」と題して高校・大学・専門学校の学生らに応募を促して、選考された4団体が一般の商売人さんたちと一緒に参加しました。 事業計画書を審査のうえ仕入資金は全額出してくれ、儲けが上がれば参加団体がいただける仕組みですが、商売はそれほど甘くはないよという貴重な学びの体験をさせていただきました。     畿央大学2店舗の対面に「ふわふわ特製オムソバ」(橿原美容専門学校)と「三輪そうめん」(天理大学)も出店しており、三輪そうめんブースで販売していた女性が畿央大学健康栄養学科2回生(天理高校OB)だとわかってみんなで盛り上がりました。(下の写真)     何事もいっぺんやってみることができるのが学生の特権です。 桜井青年会議所さんの粋な計らいで楽しい体験ができましたが、天候には恵まれず雨模様。夕方には川の増水が心配されて早めに店じまいとなり、売り上げは予定の1/8程度になってしまいました。夜店での販売を楽しみにしていた学生たちですが、安全には代えられません。涙をのんで、撤収しました。 今回出店できたのは自由な発想を後押ししてくれる畿央大学人間環境デザイン学科だからこそ! フルーツジュースリーダーの多田社長(このプロジェクトではリーダーを社長といいます。)、ミルクせんべいのリーダーの堀口社長を筆頭に、学生の皆さんはよく頑張ってくれました。お疲れ様でした。 また、学生からは、授業で審査・面接に行けない学生に代わって先生自らが桜井に赴き出場権を勝ち得てくれた加藤先生に感謝、感謝! 教員学生が一体となったからこそ、このイベントに参加する事ができました。 こんな機会があればまたチャレンジしてもらいたいものです。  

2014.09.03

畿友会(学生自治会)だより vol9 ~第6回やまとフォーラムに参加!

こんにちは~♪ 畿友会書記です! 皆さん、夏休みは満喫していますか(^o^) 畿友会は夏休みも活動中!! 8月31日(日)に開催された「第6回やまとフォーラム」に、畿友会運営委員28名がイベント運営スタッフとして参加しました♪   学生スタッフへの説明                受付の精鋭たち!!   笑顔を絶やさず皆でご案内♪   総合案内センターの楽しい面々♪            講座終了後もお見送り~☆   イベント終了後は、スタッフ有志で打ち上げ♪ 回転寿司のお店に行ってきました(^o^) 畿友会運営委員、部署を超えてみんな仲良し♡     多数のご来場、ありがとうございました! イベントを作るお手伝いをしながら運営委員同士の親睦も深まる。 課外活動って、ほんとにいいもんですね♪

2014.09.03

学生広報スタッフBlog vol.142~第6回やまとフォーラムスタッフ

こんにちは! 学生広報スタッフの、きーさんです♪ いよいよ9月☆ 朝晩は少し秋めいて来ましたね。今回は、そんな初秋の畿央大学で開催された「第6回やまとフォーラム」について! 今年で3年連続、スタッフとして参加してきました(^o^)     きーさんの配置は総合案内☆ 4名でチームを組んでホールでの座席誘導や来場者の受付等を行いました。   総合案内チーム!4人とも畿友会の3回生です♪   C棟前の総合案内センターは最初4人だけだったのですが、来場者数が増えて来て忙しくなると、他の部署からもお手伝いに来てくれました。チームワークもばっちり♪    基調講演の西山厚先生と記念撮影♪ ありがとうございました(^o^)     16時からはⅡ限目を受講させて頂きました。 きーさんが受講したのは香芝市保健センターの保健師 石谷香菜子先生の「受けるが得!!特定健診で知るからだのこと」。 特定健診とは?メタボとは? そして、健診検査項目の数値が表す意味とは? こうした内容をご教授頂きました。そして、数値が基準値の範囲を超えていても保健指導を受け、生活習慣を変える事で健康を取り戻した方の事例紹介。 タイトルどおり、特定健診は受けるが得!ですね。   多数の受講者!    体重が3kg増えると、これだけの脂肪が身体に付くのです!   スタッフのほとんどが畿友会運営委員だった事もあり、チームワークも良好でした。 幸い天候も崩れる事無く、各講座それぞれ大勢の来場者で賑わっていました。 このイベントの翌日、9月1日(月)からきーさんは長期実習に入っています(^^) 記録を書いたり事前学習をしたりと大変ですが、頑張って一回り成長して来られればと思います♪      スタッフ一同で「Kio」の人文字! 皆、お疲れ様でした☆

2014.09.01

学生広報スタッフBlog vol.141~看護医療学科教員と学生が、奈良県野迫川村で被災地ボランティア!

学生広報スタッフ、看護医療学科4回生の小杉明日香です。 看護医療学科では4年次に「離島・へき地医療体験実習」があり、実習地であった野迫川村にボランティアに行ってきました。その模様を「チーム野迫川」としてまとめたので、お伝えしたいと思います☆ ↓   みなさんこんにちは!私たちは、畿央大学看護医療学科の被災地ボランティア「チーム野迫川」です! 看護医療学科4回生8名、教員2名で8月30日(土)~31日(日)の2日間で、ちょうど3年前の紀伊半島大水害で大きな被害を受けた奈良県南部の野迫川村北股地区へ、復興応援ボランティアに行って来ました。     みなさんは、紀伊半島大水害を覚えておられますか? 平成23年の台風12号がもたらした水害です。 野迫川村も、大きな被害を受けました。特に大規模土砂災害に遭った北股地区の住民の方は、3年もの間仮設住宅で生活し、今年7月20日にようやく自宅へ帰ることができました。元の自宅に帰れた方もいますが、災害によって家をなくした方もおられ、様々な思いで仮設住宅から戻っています。   こうした北股地区の方々に、長かった仮設住宅での生活や引越しの疲れを癒していただき、楽しい時間を過ごしてもらおうと「チーム野迫川」を結成しました! 野迫川村には4月に看護医療学科4回生の「離島へき地医療体験実習」でもお世話になりましたが、今回はそのお礼の意味もあって行かせて頂くことになりました。     ボランティア内容としては、 1日目には健康チェック(血圧測定、身体測定、筋力・体脂肪測定、握力測定)、風船バレー、なら健康長寿体操を行いました。 2日目には一部の方の家庭訪問を実施し、健康チェックを行いました。 また、4月の離島へき地医療体験実習で植えたジャガイモの収穫に行きました。 お昼には、住民の方に集まっていただき、バーベキューを開催しました。       それでは、写真大会スタート!!   ▲まだまだ復興途中です・・・現在も復旧作業が行われています。   ▲健康チェックです! 看護医療学科のチカラの見せどころ! 測定値をみながら、日常生活で気をつけることなどアドバイスを行います。   ▲風船バレーと「なら健康長寿体操」です! 住民の方は積極的に参加してくださいました! バレーは、わたしたちも必死です(笑)   ▲民宿よしのやさんに、お世話になりました! ちょうど8月30日(土)は、よしのやのおとうさんの誕生日☆ みんなでメッセージと歌のプレゼントをしました! 喜んでいただき嬉しかったです!   ▲天候にもめぐまれました! 暑くも寒くもなく・・・快適に芋ほりできました! こんなにたくさん収穫できましたよ~! 家庭訪問では、災害当時の写真を見せていただき、貴重なお話を聞かせていただきました。   ▲収穫したてのジャガイモを使って、野迫川村の郷土料理「芋もち」をつくりました! 作り方を教えていただき、おいしくできました~! 家でも作ってみたいですね!   ▲仮設住宅に住んでいるころは、住民のみなさんが集まる機会がたくさんあったそうですが、自宅にも戻ってからはそのような機会はなくなったそうです。 今回BBQで集い久しぶりに住民同士が顔を合わせ、楽しそうに過ごされました。     ▲空き時間に撮影した写真です! ほんとうに充実したボランティア活動になりました!     今回のボランティアに参加して、、、、 住民の方々は、私たちを温かく笑顔で迎え入れてくだいました。1泊2日という短い訪問でしたが、災害を乗り越え皆さんが協力して前向きに生活をされているということで、私たちの方が住民の方々から元気を頂きました。短い時間しか関わることができませんでしたが、災害を乗り越えみなさんが協力して元気に生活をされているということを実感することができました。 帰り際には、「またきてね!」と声をかけてくださり、嬉しいと思いました。今回の野迫川村での復興支援ボランティアに参加してよかったです。今後も、このような応援が継続できればいいなと感じました。    小杉明日香   ___________________________________________________________     【参加メンバー】 ≪看護医療学科4回生≫ 唐川知子 川﨑絵里奈 小杉明日香 平晏奈 竹内美咲 中川香里 西谷弥那美 福住果織 ≪看護医療学科教員≫ 堀内美由紀先生 小川範子先生   ●同行した教員より   ここ数年、報告されている短時間集中豪雨は、全国各地で大きな被害をもたらしています。最近では広島の大規模土砂災害がありました。奈良県では、平成23年8月末に発生した台風第12号による大雨で約1、800カ所の土砂崩れとそれに起因する閉塞河川16カ所(土砂ダム4カ所)、死者14名、行方不明者10名、負傷者6名、住家被害188件と甚大な被害を受けました。 野迫川村でも各地区で災害が発生しました。幸い死傷者はなかったものの、北股地区では3万本もの木々と共になだれ込んだ土石流が家屋等を押し流しながら集落内を流れる北股川をせき止め、その川の水が人家に流れ込むという壊滅的な被害を受けました。地区全世帯に避難指示が発令され、北股の皆さんは、一時避難所から仮設住宅へ、そして、3年もの間、仮設住宅での生活を余儀なくされました。 災害看護学会調査調整部メンバーとして調査に関わった際、元来の我慢強い地域の方々の気質と、もちろん東日本大震災と同じ年の災害であったことも関係しているとは思いますが、「私たちなんて東日本大震災で被害を受けた方々のことを思えばなんてことない」「狭いけど温かいし快適な仮設住宅よ」と、苦難の中にも明るい話題を見つける皆さんの姿勢に大変感銘を受けました。そして、ぜひこの村で学生たちを学ばせたいと思い、看護医療学科4回生の離島へき地医療体験実習の受け入れをお願いしました。実習の受け入れが実現して2年、学ばせて頂くばかりでいいのか、もっと同じ奈良県下の大学として貢献できることはないのか、今回の訪問は、そうした思いを学生と共に行動にしたものです。ボランティア活動と呼ぶにはおこがましい訪問でしたが、北股地区の区長様のご配慮と住民の方々の温かい出迎えで学生は貴重な体験をさせていただきました。学生の報告にもありますように、3年間も近い距離で生活された住民の方々が、それぞれの家に戻られ、学生たちのレクレーションで「久しぶりの集い」の機会が提供できたことはうれしく思います。「まだまだ片付けができていない」と眉にしわを寄せながらも「仮設住宅は快適だったけどやはり自分の家がいい」と語ってくださる皆さんの顔には、これまでの笑顔とは違う「真の笑顔」が印象的でした。 最後に、余談ですが、野川地区という五條にいちばん近い(北股とはかなり離れている地域)に高野豆腐伝承館というものがあり、帰りに立ち寄ったのですが、「野迫川に泊まっていたのか」と聞かれ、「大学の学生たちのボランティアというか・・・」と切り出すと「畿央大学?」とご主人に聞かれ、その後はお母さんの煮た高野豆腐や厚揚げなど試食がたくさん出てきて、釣りのお客さんに、「血圧やら測ってくれて、話聞いてくれて年寄りに喜ばれている若もんたち」と、何か自分のことのように自慢してくださるのでうれしくなりました。3泊4日という短い実習、まだ2年目ですが、畿央大学の名前が地域の方々に浸透し始めたのかと思うと、担当する教員としてもモチベーションの上がる出来事でした。 堀内美由紀     【関連記事】 「平成26年度離島・へき地医療体験実習の学び発表会」を開催しました!(2012.05.01) 台風被害から1年~十津川村・野迫川村での堀内ゼミ合宿!(2012.09.05)

2014.09.01

学生広報スタッフBlog vol.140~のびのびキャンプ2014反省会レポート!

こんにちは!学生広報スタッフで被災地支援サークル「HOPEFUL」所属のみーです。   HOPEFULは、東日本大震災を契機として畿央大学の学生有志により設立されたサークルです。支援イベントへの参加、企画・運営などの活動をしています。その活動の一環として、2014年8月18日~20日に2泊3日で福島県の子どもを対象とする「のびのびキャンプ2014〜自分と未来〜」を福島県磐梯青少年交流の家にて開催しました。   8月28日(木)に「のびのびキャンプ2014反省会」を畿央大学にて行いました。 反省会では5月から畿央大学で全4回行ってきたセミナーと、現地で前泊した8月17日を含めた4日間を振り返りました。     まず、4日間のそれぞれのプログラムと、グループの子どもたちの様子を振り返りました。 はじめは個人で考えて、その後グループ内 → 全体と共有しました。     メンバーからは、「毎日、常に子どもたちが何を思っているのかを大切にするようにした」など、子どもたちの心を大切にしていたという声が上がりました。また、どのグループでも時間経過とともに子どもたちが仲良くなった様子が報告されたことは、学生メンバー全員にとってとても嬉しいことでした。 反省点としては、プログラムごとの意図が学生メンバーで共有しきれていなかったことなどがあげられました。   のびのびキャンプは「放射線の影響により外で満足に遊ぶことのできない福島県の子どもたちに、大自然の中で思いっきり遊んで、心も体ものびのびとしてもらいたい!」という思いで始まったキャンプです。今年で4年目を迎え、現在、学生スタッフを中心に一生懸命準備を進めてきました。 このことを踏まえ、最後に、事前のセミナーや、のびのびキャンプ期間中、『子どもたちを第一に考えて過ごせていたのか?』について考えました。   「前泊した17日の施設内の下見や、子どもたちと行うレクリエーションのリハーサルでは子どもになりきって、必要な配慮やリスクを考えた」「どんな風に接したら、子どもたちが楽しく”素”でいられるのかを考えた」など、メンバーそれぞれに、子どもたちを第一に考えてできたことがありました。 ただ、反省点としては、学生自身の体調管理や、個々に体調の悪さ・緊張から笑顔が固くのびのびできる雰囲気作りができないときもあったことが挙げられました。 今回の反省会には、福島大学からの参加者の菅野くん、菊池さんは参加できなかったのですが、キャンプを振り返り、反省点と共に「グループの子どもたちが短期間で成長していくのが嬉しかった」などとメッセージを寄せてくれています。   そして反省会には、のびのびキャンプの発起人のみゆっきー(堀内先生)も来て下さいました。 発災直後に、福島県二本松市に訪れた際、現地の母親が子どもに「もう1時間経ったから家に入りなさい!」と叫ぶ姿を見て、「放射能の心配をせずに思い切り遊べるところに子どもを連れて行って、母親にもリラックスしてもらいたい」と思ったのがきっかけだったと、のびのびキャンプが始まったときの熱い思いを話してくださいました。   またみゆっきーは、このキャンプを応援して下さる方々が本当に大勢いて下さることも合わせて話してくださいました。 今回ののびのびキャンプもさまざまな方々のご支援・ご協力のもと開催されたことを、学生メンバーは改めて感じ、支援してくださった皆様、キャンプの企画に協力し私たちにアドバイスやサポートをしてくださった奈良の大人スタッフの皆様、私たちの活動を見守り応援してくださっている福島の皆様、一緒に頑張ってくれた参加スタッフ、そして参加してくれた福島の子どもたちと、送り出してくださった保護者方々に感謝の気持ちでいっぱいです。   ▼左から、全日程にご一緒していただいた「キャンプのプロ」吉藤先生、発起人みゆっきー、現地ボランティアグループ”ひらそる”のきょうこさん、”ひらそる”代表の小山さん。   ▼畿央大学、福島大学、いわき明星大学を卒業したのびのびキャンプOB,OGも応援に来てださいました!   のびのびキャンプでつながった福島のみなさんへの気持ちをずっと持ち続け、そして行動し、発信していくことが、私たちの使命であり、福島のこどもたちとの絆を大切にしていくためにも、必要なことだと感じています。 反省会を通し、福島と奈良をつなぐ絆を大切にしていくためにも、のびのびキャンプに参加した学生は、何らかの形で活動していきたいと考えています。今後ともよろしくお願いします!”   のびのびキャンプ2014 プログラムリーダー みー ■関連リンク 畿央大学の学生による被災地支援「のびのびキャンプ」facebookページ 畿央大学被災地支援サークル「HOPEFUL」facebookページ   ■関連記事 学生有志による被災地支援「のびのびキャンプ2014」を、福島県で開催! のびのびキャンプ2014保護者説明会を福島県で開催!~被災地支援サークルHOPEFUL 被災地支援「のびのびキャンプ2014」~キャンプ本番まであと1ヶ月! 学生広報スタッフBlog vol.130~被災地支援「のびのびキャンプ2014」第二回セミナーを開催! 学生広報スタッフBlog vol.129~被災地支援「のびのびキャンプ2014」に向けて!

2014.08.30

学生有志による被災地支援「のびのびキャンプ2014」を、福島県で開催!

福島の子ども24名を招いて、2泊3日のキャンプを開催!   こんにちは。のびのびキャンプ2014代表、畿央大学教育学部3回生の永田理奈と申します。 8月18日(月)から20日(水)の2泊3日で、福島県国立磐梯青少年交流の家にて被災地支援「のびのびキャンプ2014」を開催しました。キャンプには福島県の子ども24名、大学生22名(畿央大学20名、福島大学2名)が参加し、3日間を無事に過ごせたことを報告させていただきます。これも多くのみなさまからのご支援、ご協力の賜物と感謝しております。 なお、のびのびキャンプ2014は住友商事様、子どもゆめ基金様から助成をいただき実現しております。   「のびのびキャンプ」は東日本大震災が発生した2011年に、短期間で避難所を転々としたり外で自由に遊べない福島県の子どもやその保護者の皆さんのために「大自然の中で”のびのび”と思いっきり遊んでこころとカラダをリラックスしてもらいたい‼︎」という一人の教員の思いから始まったキャンプです。福島県のボランティアグループ「ひらそる」の皆さんから県内の子どもたちに呼びかけていただき、2011年は栃木で、2012年は私たちの大学のある奈良県で、2013年は福島県で開催いたしました。3年間にわたり多くの子どもたちと教職員・学生が交流を深め、言葉では言い表せない感動と強い絆が生まれました。 昨年行われたのびのびキャンプ2013は、初めて学生が主体となって企画・運営を行いました。それを近くで見ていた私たちはキャンプの企画・運営の大変さを知り、教職員の皆さんの手を借りることなく自分たちの手で準備を進めていくことに弱気になったこともありました。それでも、被災地支援サークル「HOPEFUL」として新たな後輩や同期と活動していく中で、   「被災地のために、福島の子どもたちのために何かがしたい!」 「今まで築いてきた絆を大切にしたい!」 「子どもたちを笑顔にしたい!」   という強い思いが、私たちの背中を押してくれました。 「誰かに見守ってもらえる安心感のなかで、のびのび過ごす」という今までのコンセプトに加えて、今年は「自分と未来」をテーマに福島県のこれからを担っていく子どもたちが自分を見つめ、希望を持って力強く生きていこうと思えるキャンプにしたいというねらいをもって取り組みました。     実際、キャンプが始まると子どもたちは想像以上に助け合って「のびのびキャンプ」を作り上げてくれました。 初めてキャンプを経験する学生が大半を占めているにもかかわらず、子どもたちの声にきちんと耳を傾け、本当は何を訴えたいのだろうか、どのようにすればより良いグループ作りができるのだろうか、楽しい活動になるのだろうか…と夜遅くまで話し合いながら真剣に子どもたちと接していました。日を追うごとにグループでの活動に一体感が生まれたのは、学生が子どもたちのことを思い、真剣に向き合うことができていたからだと思います。     震災から3年。関西では報道の量、関心が薄れているのを感じています。大学でも震災当時に大学生だった先輩たちは卒業しました。「支援の継続」という面で大きな転機を迎えています。しかし震災を、福島を忘れずに私たちから発信していくことが私たちの使命であり、福島の皆さんとの絆を深めていくことにつながるのだと信じています。   今回はのびのびキャンプ2012を通してつながった福島大学と共催し、福島県内の子どもの募集や窓口としてお力をお借りしました。キャンプ当日は正規メンバー以外に既に社会人として働いている畿央大学、福島大学、いわき明星大学のOB、OGやひらそるの皆さん、発起人である看護医療学科の堀内先生も遠方からサプライズで応援に駆けつけてくれました。 ひらそる代表の小山さんからは「あたたかい心をお土産にそれぞれの場所に持ち帰れるキャンプ」という言葉をいただきましたが、キャンプを通して生まれた絆が今でも強く存在していることを、大変嬉しく思っています。     2012年以降のキャンプの様子は、facebookページでご覧になれます。参加メンバーによるフォトレポートもブログ投稿させていただく予定です。また、10月19日、20日に開催される畿央祭において写真展示も開催する予定ですので、お立ち寄り頂ければ幸いです。   最後になりましたが、キラキラした笑顔いっぱいでキャンプを盛り上げてくれた子どもたちと、私たちに大切なお子さまをお預けくださいました保護者の皆様、本当にありがとうございました。   これまでに培ってきた絆を大切にして、畿央大学被災地ボランティアサークル「HOPEFUL」は活動を続けます。今後ともよろしくお願いします。   被災地支援サークル「HOPEFUL」 のびのびキャンプ2014代表 永田 理奈   ~ Special Thanks ~ キャンプにはのびのびキャンプ2011以来、ご協力をいただいている「キャンプのプロ」である吉藤先生に帯同していただきました。プログラム企画からリスクマネジメントまで幅広く相談に乗っていただくなど、あたたかく見守っていただきました。吉藤先生なくしてキャンプの成功はあり得ませんでした。ご多忙な中、福島の皆さんのためにお時間をいただき、本当にありがとうございました。     ■関連リンク 畿央大学の学生による被災地支援「のびのびキャンプ」facebookページ 畿央大学被災地支援サークル「HOPEFUL」facebookページ (学生団体)福島大学災害ボランティアセンター   ■関連記事 のびのびキャンプ2014保護者説明会を福島県で開催!~被災地支援サークルHOPEFUL 被災地支援「のびのびキャンプ2014」~キャンプ本番まであと1ヶ月! 学生広報スタッフBlog vol.130~被災地支援「のびのびキャンプ2014」第二回セミナーを開催! 学生広報スタッフBlog vol.129~被災地支援「のびのびキャンプ2014」に向けて!   ■過去のキャンプ開催記事 学生・教職員有志の被災地支援「のびのびキャンプ2013」を福島県で開催!  福島の子どもを奈良へ!被災地支援「のびのびキャンプ2012」を開催しました! 学生・教職員有志による東日本大震災支援のための「のびのびキャンプ2011」を実施! ふくしまの笑顔をつなぐボランティアグループ”ひらそる”によるキャンプレポート

2014.08.11

学生広報スタッフBlog vol.137~被災地支援サークル「HOPEFUL」活動報告

こんにちは!被災地支援サークル「HOPEFUL」のみーです! HOPEFULは、東日本大震災を契機として畿央大学の学生有志により設立されたサークルで、被災地支援イベントへの参加、企画・運営などの活動をしています。 先日、「絵葉書プロジェクト」と「東北の今と今の自分にできること」を考える活動を行いました。   絵葉書プロジェクトは、福島の仮設住宅に住んでおられる方に、絵葉書を送る活動です。 遠く離れた奈良県から、自分たちにできる活動はないだろうかと思い立ち上げたプロジェクトでした。   ▲絵葉書の作り方をゆっきーから教えてもらいました   ▲ペンや色鉛筆だけでなく、折り紙で貼り絵をする人も。一枚一枚丁寧に書きました!   ▲みんなで描いた絵葉書です。   4月に新メンバーが入ってから、全体での初めての活動ということもあり、みんなでワイワイしながら活動しました! 出来上がった絵葉書は、HOPEFULが主催して福島県で行う「のびのびキャンプ」で、福島大学の災害ボランティアセンターの学生に託します! ささやかではありますが、奈良県から東北を想う気持ちが届けられればと思います。   ▲「絵葉書プロジェクト」の後、げんきからみんなに「東北の今」の話をしてもらいました。 今年の2月にきっかけバスで東北3県を回って実際に見たり感じたりした被災地の現状について写真を使って説明してくれました。 実際に残っているものの写真から、悲惨さや被害の甚大さを感じるとともに、自分たちは現実を全然知らないということに気付きました。 また、東北から帰ってから考えた「自分たちにできる防災」についても話してくれました。 災害はいつかは起こるけれど「自分は、きっと大丈夫」と心のどこかで思っている人が多いです。 でも実際は、いつ起こるかわからない、突然大切な誰かを失うことになっても、自分がいなくなっても、おかしくないのが事実です。 このことについて、深く考えることができた時間でした。    ▲げんきからの話を受け、急遽うさも自身の経験とみんなへ伝えたいことを話してくれました。 うさは、1回生のときに、1人で海外のボランティアに参加した経験を話してくれました。行ったことのない土地に行くことや、初めて経験することは勇気がいるけど、実際体験してみないと分からない世界があるということを聞き、ニーズのある場所に積極的に出向いて行こうと思いました。     これからHOPEFULは、2014年8月18日~20日に主催する「のびのびキャンプ2014〜自分と未来〜」をはじめ、さまざまな活動を元気いっぱい行っていきます! その様子は随時このブログや、HOPEFUL facebookページで報告していきます! ぜひチェックしてくださいね★