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現代教育学科

2016.06.17

中学校一日見学実習を行いました!~現代教育学科

中学校英語科の教員免許取得のためには、教育実習を中学校で行う必要があります。その教育実習に向けて中学校における学習指導、生徒指導及び生徒の実態を実践的、体験的に学ぶため、畿央大学と包括連携をしている香芝市にある香芝市立香芝北中学校、香芝中学校、香芝東中学校で一日見学実習をさせて頂きました。 事前指導や見学実習について、学生目線でその様子を報告します。 まずは、3つの事前指導から。     〇事前指導1-本村先生による講義(教育実習に向けて-中学校での学習指導、生活指導について) 教育学部現代教育学科4回生 安元健治     2016年4月21日(木)の3限目に香芝市立香芝中学校、教務主任の本村先生にお越しいただき、特別講義が行われました。講義では、教師の仕事内容や学校現場の現状と課題等についてわかりやすく話してくださりました。 中でも、教師には責任感や積極性等の「人間性」がベースとして重要だと仰っていたことが深く印象に残りました。また、飲食店でのトラブルの実例からそれぞれの立場(店員さん、お客さんなど)に立って物事を考える演習もあり、楽しく学ぶことができました。 お話を聞いて、改めて教師は大変だと感じましたが、それ以上にやりがいのある素晴らしい仕事だと思いました。講義の後には質疑応答もあり、現場の先生から直接話が聞ける貴重な機会となりました。   〇事前指導2-各中学校での指導 (中学校1日見学事前訪問) 現代教育学科4回生 伊藤宗聡   この日は1日実習に行く中学校に事前訪問を行い、一日の流れや生徒の特徴、注意事項についてなどのお話をしていただきました。中学校に入らせていただいた時、初めての中学校現場で緊張と不安がありましたが、校長先生はじめ先生方のご配慮のおかげで落ち着くことができました。その後、香芝東中学校の学校や生徒の特徴について詳しく説明をして頂きました。クラスの人数が多いことや中学校に給食がなくお弁当を頼む仕組みになっていることがとても印象的でした。また、我々学生からの質問についても丁寧に答えてくださり、生徒との交流や英語の授業実践について学びたいという思いはより強くなりました。     〇事前指導3-出井先生による講義 (中学校での英語指導について) 現代教育学科4回生 土山小梅     香芝市立香芝北中学校、英語科教諭の出井先生が来てくださり、私たち大学生を中学生と見立てて授業をしてくださいました。出井先生は、英語で授業をすることに長年取り組んでおられます。私達は、英語科指導法の授業でも、50分間すべて英語で行う授業をどのように組み立てるかについて、普段から勉強しているため、出井先生のオールイングリッシュの授業は非常に魅力的でした。 数字を使ったクイズ式の自己紹介から始まり、生徒同士がペアになって行うリーディング活動、友達と質問し合うスピーキング活動など、気づけば生徒側の私たちもたくさん英語を話していました。なにより驚いたことが、授業開始直後は緊張もあり英語を聞き取ることに必死になっていましたが、段々と手を挙げ発言する学生も増え、出井先生の英語の指示や説明を聞き取ることができていました。この50分で私たちのリスニング力が上がったように感じる瞬間でした。 なかなか実際の中学校の先生の授業を受けることが無いので本当に貴重な時間になりました。   2016年5月19日(木)中学校一日見学実習 〇香芝市立香芝北中学校での一日見学実習について 現代教育学科4回生 土山小梅   私は、香芝市立香芝北中学校へ行かせていただきました。中学生の様子を見ることはあまりないので少し緊張しましたが校門で元気よく挨拶をする生徒たちをみて、とてもわくわくしました。いろいろな学年の英語の授業を見せていただき、この日は幸運なことにALTのハニ先生もいらっしゃり、私たちまで楽しくなるような授業を見学させていただきました。   ティームティーチングやクラスルームイングリッシュなど、実際の現場の様子が見学できました。また、英語だけではなく、特別支援学級の「生活」にもお邪魔させていただき、作法について子どもたちと一緒に勉強させていただきました。お茶の出し方、いただき方など実践しながら楽しく学びました。放課後には職員研修に参加させていただき、食物アレルギーについて改めて考えさせられる時間になりました。香芝北中学では2学期から学校給食が始まるため、アレルギーをもった生徒への対応や「エピペン」の打ち方などを実際に練習しながら学べました。全てが貴重な時間となった1日見学でした。           〇香芝市立香芝中学校での一日見学実習について 現代教育学科4回生 安元健治   5月19日(木)、この日、私は香芝中学校にお邪魔してきました。 当日はまず、校門に立って挨拶運動からスタートしました。生徒たちの明るい元気な声で朝からパワーをもらいました。     1時間目からは英語の授業を中心に見学しました。それぞれの授業を見学する中で、学年やクラスによって雰囲気に違いがあり、また先生の教え方にも様々な工夫が見受けられました。昼食は1年生のクラスで、生徒と一緒に食べました。楽しく会話していると、すぐに時間が過ぎてしまいました。 放課後は、中間テストを控えているということで質問教室が開かれました。1年生からの質問に答えつつ、一緒に勉強しました。放課後になっても生徒たちに疲れた様子はなく、終始賑やかな雰囲気の中で行われました。 長いと思っていた1日見学も終わってみればあっという間。新鮮で勉強になることばかりで、充実した1日となりました。     〇香芝市立香芝東中学校での一日見学実習について 現代教育学科4回生 伊藤宗聡   私は5月19日(木)に香芝東中学校で一日見学をさせていただきました。当日の朝は、まず校門で登校する生徒に挨拶活動を行った後、職員朝礼で紹介していただき、ご挨拶しました。朝のスタートタイムから午後の終会までの一日で6クラス分の英語の授業を見せていただきました。その中でも特に印象的だったところについて書こうと思います。 中学校1年生の授業において、既に学習した会話の文章を二人一組になって読みあうという活動がありました。しばらく二人で練習させた後、1グループずつ前に出て発表する活動になりました。この発表は全グループがやりました。私は、この発表活動を見ているときに子供たちのパフォーマンスについて、ある生徒は大きな声で話し、またある生徒は感情をこめて話していて、生徒一人ひとりの個性の強さを感じました。また発表の後に、英語ノートの書き方について細かく採点することやそれが成績に影響することなどを詳しく説明されていたのも印象的でした。 授業のあとの懇談において、このことについて先生が「自分で学ぶことができるようにしてあげたい」と話していたことがとても印象に残っています。なぜならそのときの先生の話は、教師としての熱意にあふれ、生徒のことを深く考えていらっしゃることがわかったからです 私は香芝東中学校に行って生徒それぞれの個性とそれに応える教師の授業作りを目で見て肌で感じることができました。そして、それを支えるものとして、教師が生徒に強い思いをもっていることが重要だと感じました。教育実習のためにも、生徒のことを考える熱意を忘れないで、これからも学んで行きたいと考えています。       続いて、この実習に参加した学生の声を紹介します。   実習前に貴重な経験をさせて頂きました。授業をする際には生徒のことを第一に考えて、生徒がわかる授業をするためにはどうしたらよいのか。生徒が興味を持つためにはどのような授業をしたらよいのか。それらを考えながら、創造性を組み込んだ授業をつくっていきたいと考えています。(教育学部現代教育学科4回生 広常 元)   改めて机上の学習や知識だけでは足りない事を、実際に自分の目で学校の実態を見て感じました。まず、最初に驚いたことは、子ども達がとても素直で学習に対し意欲的であることです。朝、教室に入ると既に教室は静か、更には全員が自主学習をしていました。毎朝学級全体でプリントの答え合わせをする時間、と朝の時間を生かし、学習へのスタートをよりよくきれるようにされていました。また、担任の先生は子ども達と授業の時間だけでなく、昼食の時間も通して信頼関係を結ばれているように感じました。そのような先生方の不断の努力のおかげで学級経営もスムーズに、また子ども達自身も学習に自主的に取り組むことができるのだと思います。(教育学部現代教育学科4回生 藤井 花純)   私が中学生のときや実習校ではデジタル教科書もなく、テレビやパソコンを使った授業は行われていませんでした。奈良県は特にデジタル教科書が普及していると伺い、授業もスムーズに進めておられました。テスト前の授業ということで、細かいところまでしっかり指導していらっしゃいました。1年生の授業では、コンマやピリオドなどの基礎を繰り返し指導をされていて、1年生のこの時期だからこそ、基礎を大切にしていることを感じました。英語を楽しんでほしいけれども、基礎をきちんと指導していくことも大切だということを改めて感じました。(教育学部現代教育学科4回生 板倉 加奈)   「英語学習はとにかく実際に英語を使い、練習させることが大切である。もちろん知識を増やすことも大切だが、教師が教えることを聞いているだけでは知識はとんで行ってしまう。英語に親しませるために、文法を気にするよりも、英語を話すことに挑戦することが大切だと伝え、教師は、“ゆっくり、はっきり”英語を発音していくことが重要だ」とALTと担当してくださった先生から、教えていただいた。これらの学んだことを活かし、実りある教育実習にできるように、教材研究や授業づくり、生徒との関係づくりを大切にしようと改めて思った。(教育学部現代教育学科4回生 熨斗阿里咲)   本村先生が仰っていた生徒のモチベーションの上げさせ方にも気づいたことがあった。チャレンジをした生徒にシールをあげたり、積極的に机間指導をして声かけをして、生徒が発言しやすいような雰囲気づくりをされていた。そして、どの先生方も間違えた生徒に対して、チャレンジしたことを褒める言葉をかけておられたことに気付いた。自分が授業をするときにも、生徒のモチベーションの上げさせ方に注意して進めていこうと思った。(教育学部現代教育学科4回生 卯城 拓人)     いよいよこれから、中学校への英語科教育実習が始まります。畿央大学で得たこと、学んだこと、一日見学などの実習事前指導で得たことを持って実習に臨み、中学校でさらにたくさんの事に気づき、学んできます!   報告 教育学部 現代教育学科 4回生 土山小梅、安元健治、伊藤宗聡

2016.04.19

現代教育学科2期生2組、同窓会レポート!

教育学部現代教育学科2期生2組、4月2日(土)に同窓会を開催しました! 今回参加できたのは、12人でした!     卒業して、5年が経つというのに、実際会ってみると、不思議と学生時代と同じ雰囲気になるんですよね~( ^ω^ )ほんと、ほっとできる安心感があります。 ちなみにこの日は、メンバーのうちの1人の誕生日でした。誕生日よりも同窓会を優先して来てくれたので、皆でサプライズケーキを用意しました。順調にケーキが出てくるのと同時に、皆でハッピーバースデーの歌を歌い、写真撮影へと移ろうとしたところ、まさかの撮影前に、2期生2組らしいハプニングもあり、また一つ素敵な思い出が増えました(笑)     結婚のこと、住まいのこと、仕事のこと、恋愛のこと、子どものこと、今回も沢山話をして、あっという間に、「また、次の同窓会でね~」と言っておひらきになりました!     これから年を重ねても、この同窓会は続いていくんだろうなーと思える、仲間との出会いの奇跡に感謝です!   ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2016.04.18

平成28年度 新入生宿泊研修レポートvol.5~現代教育学科、教員レポート

教育学部1回生207名、学生スタッフ18名、教職員12名、看護師1名、添乗員1名の合計239名は、4月6日(水)~7日(木)の1泊2日で、和歌山県西牟禮郡白浜町に宿泊研修に行ってきました。   入学式とオリエンテーションを終えたばかりの新入生、8:30に第二キャンパス駐車場に集合しました。前日下見に来た学生もいるようです。一人の欠席者も遅刻者もなく、晴天の中、バス6台で出発しました。     バスの中では、モニタテレビをお借りして、学生全員の自己紹介をしました。途中SAでの休憩をはさみ、3時間ほどで海が見えて来たら、そこはもう白浜!学生スタッフの誘導および声掛けで、昼食をいただきました。     昼食後は、2グループに分かれ、三段壁と千畳敷を見学。みんなで写真を撮ったり、自然の織り成す風景を楽しんだりしました。青い空、心地よい風、そして青い海、白い波。新年度のスタートにふさわしい白浜の景色でした。     ほどなく、お世話になる「ホテルラフォーレ南紀白浜」に到着しました。人数が多いこともあり、今年も貸し切りで使わせていただくこととなりました。本当にありがとうございます。 開講式では、安井学科長、そしてホテルラフォーレ南紀白浜様からもご挨拶いただくとともに、学生スタッフからは改めて新入生たちは「畿央大学の学生になったのだ」という気持ちを確認できたようでした。その気持ちを「夢をちからに」という入学の決意としてしたため、夕食までは(待っていた)フリータイム☆彡     この時点で、明日の悪天候は予想されていましたので、教職員、学生スタッフが一丸となって、白良浜での造形活動の「予習」をするために、学生を引率して、白浜の海岸を楽しみ、いえいえ、勉強しました。     豚の生姜焼き、煮込みハンバーグ、そしてホテルのお食事らしくおいしいプリンまである夕食をいただいた後は、コースに分かれてのグループワーク。くじでグループが決まったら、「なりきり」自己紹介。自分は、「野菜に例えるとキャベツです!なぜなら~」「なんでも温める電子レンジです」という声があちこちで聞こえました。ロビーの使用に関し、畳までご提供いただき、ありがとうございました。     23時に就寝…したと思ったら、あっという間に朝です!でも、残念ながら外は雨…。未明から降っていた雨は時折風も強く、安井学科長の判断により、白良浜での「砂の造形」活動は中止。体育館での「段ボール」造形活動となりました。 朝食後、体育科の生野先生の、リズミカルな号令とともに、ストレッチやコミュニケーションゲームで、体も気持ちも温まったら、図工科の西尾先生の出番です。学生スタッフが段ボールをはじめ、準備をテキパキとしてくれました。         段ボールは、2時間ほどで、いろいろな形になりましたが、その形をこちらで「決める」はやめましょう。すべてではありませんが、写真をご覧ください。昨晩、くじで決めたグループで、話し合いながら、いや、感性をつきあわせながらできた作品たちです。崩すのが惜しい!そんな気持ちも残りながら、みんなで片づけです。       ホテルで昼食をいただいたら、閉講式、そして全員での記念撮影です。1回生からは「来年また来たいな!」「スタッフしてみたい」そんな声もちらほら聞こえてきます。閉講式の様子は、数時間後にはお世話になった「ホテルラフォーレ南紀白浜」のFacebookページに掲載していただきました。その「きびきびとしたホスピタリティ」に感謝するとともに、「喜んでいただけるように…」という気持ちも学生に学ばせたいところです。   小雨の降る中バスに乗り込みましたが、五位堂駅に到着する頃には止み、無事に大学に帰ってきました。当方が2日間握りしめていた「緊急用携帯電話」は、一度も鳴ることもなく、かけることもなく、私たちの「お守り」となりました。   さて、最後になりましたが、この宿泊研修に参加した教育学部1回生学校教育コースの平田夏己君の感想を紹介します。 「不安と楽しみが半々で始まった宿泊研修。僕が一番心に残ったのは、新しくできていく友達とのコミュニケーションです。宿泊研修前は不安でしたが、バス内やグループワークでいろんな同級生と知り合うことができ、また面白い先輩や個性ある先生方が歓迎してくれて、当初の不安なども完全に吹き飛び、これからの大学生活もより楽しく豊かにすることができると感じられました。少し残念だった点は砂浜での工作ができなかったことですが、また来年今度は先輩としてぜひ参加したいと思います。」   来年、また一緒に、そして同じように不安に思っている後輩たちの支援をお願いします!   教育学部・1回生学年主任 西端律子    

2016.04.18

平成28年度 新入生宿泊研修レポート~現代教育学科、2回生の視点で!

2016年4月6日(水)~7日(木)、教育学部の「新入生宿泊研修」がホテルラフォーレ南紀白浜にて実施されました。研修進行をサポートしてくれた上回生スタッフによるレポートが届きました!   「1日目」 新入生は、最初は少し緊張している様子が見られましたが、現地に向かうバスの中で自己紹介をしていくうちに、だんだんと会話も弾むようになっていました。 最初の目的地は、とれとれ市場です。実は、畿央大学教育学部には、おいしいご飯がもっとおいしくなる、伝統の“おまじない”があります!!学生スタッフ、サポーターに続いて、全員で“おまじない”を唱え、昼食をいただきました。     そして、観光地として有名な千畳敷・三段壁へ。ここでは、自由見学と写真撮影をすることができました。各クラス、集合写真も撮影しました!!     その後、宿泊させていただくホテルラフォーレ南紀白浜に移動し、開講式が行われました。学科長の安井先生よりお話があり、新入生はみな真剣に聞いている様子でした。安井先生のお話にあった、壺に最初に入れるべき本当に大切な“大きな石”とは、何でしょうか。また、先生方の自己紹介、学生スタッフ・サポーターの自己紹介がありました。先生方のユニークな自己紹介に、笑いが起こる場面もありました(笑)   自己紹介の後、宿泊研修でテーマソングになっている「ガンガン」を新入生に紹介しました。私も去年「ガンガン」を歌ったことは、とても印象に残っています。   そして、上級生の体験談として、私を含め3名の2回生学生サポーターがお話をさせていただきました。様々な活動に積極的に参加した話、雰囲気に合わず悩んだ話、勇気を持って挑戦した話、など多くの新入生に当てはまるお話をさせていただけたと思います。この試みは今年が最初だそうで、私たちの話が、不安を抱えている新入生の支えになれば良いなと思います。   新入生は、毎年この宿泊研修で「夢をチカラに」という自らの思いを綴った作文を書きます。今年も、新入生はこの活動に真剣に取り組んでいました。     夕食の後、コースごとに分かれてその中でグループを作り、グループワーク「なりきり自己紹介」を行いました。新入生の皆さん、自分を物に例えると、何でしたか?このグループで、2日目の造形活動に取り組むことになります。     「2日目」 朝食を取った後、体育館へ移動し、コミュニケーションゲームと段ボールの造形活動が行われました。コミュニケーションゲームでは、ペアになったり、グループになったり、クラスごとに分かれて大縄跳びに挑戦したりして、身体を動かしました。より、友達との仲を深めることができたのではないでしょうか? 段ボールの造形活動では、西尾先生より最初にお話があり、その後グループに分かれて活動しました。どのグループも個性的な作品が完成しました!!     ホテルに戻り昼食を取った後は、閉講式です。学科長の安井先生から、お話がありました。開講式で仰っていた“大きな石”とは、“安全”だったそうです。当然のことですが、子どもの安全管理を第一に考えることは、教員に必要なことだと感じました。最後に記念撮影をしていただき、ホテルを後にしました。     2回生学生サポーターとして引率させていただき、新入生と関わることは本当に楽しかったです。もちろんそれ以上に、引率側ということで責任感も感じました。とても貴重な経験をさせていただくことができました。   新入生には、サークルやボランティアなど様々な活動に積極的に参加してみたり、新しいことに挑戦してみたりして、大学生活を全力で楽しんでほしいと思います!!     現代教育学科 2回生 刀谷直樹

2016.03.03

小学校一日見学を実施しました!~現代教育学科

小学校一日見学 平成28年2月24日 -大阪教育大学附属天王寺小学校-   平成22年度より大阪教育大学並びに大阪教育大学附属天王寺小学校のご厚意で、「小学校一日見学」をさせていただいています。今年も貴重な一日を見学させていただきました。参加者は、123名でした。 早朝、身だしなみを整えた畿央生が、清々しい表情で校門をくぐってきました。どの学生も期待感をもっているような表情です。 全員の控室である視聴覚室で簡単な諸注意を受け、各教室に向かいました。運動場では、耐寒かけ足が実施され、全学年の児童が元気に走っている様子を目にしました。 午前中4時間の授業を観察させていただき、その後、給食指導、清掃指導も見学しました。午後のプログラムは、副校長講話です。ベテランの先生ならではの貴重なお話を聞かせていただくことができました。最後は、一日を振り返りレポートにまとめて実習を終えました。   一日の様子を写真で見てみましょう。     諸注意の後に、講堂から椅子をお借りして配当された学級の教室に移動しました。その各教室では、担任の先生のご配慮により、自己紹介の機会を頂きました。     学習参観では、授業の進行により様々な形で関わらせて頂きました。教室の後ろでメモを取りながらの参観が基本ですが、活動が中心の授業では、各机を回って、児童に直接話しを聞いたり、感想を伝えたりしました。体育の授業の前には、ゲームのコートの準備を手伝う機会もありました。     休憩時間には、児童と一緒に遊びます。2年生の教室では、生活科で学習している遊びを紹介してもらいました。校庭では「おにごっこしよ!」という声が多かったのですが、危ないので学生は遠慮し、その代わりに遊具やボールで遊びました。     掃除の時間には、各教室で児童と一緒に掃除に取り組みました。何事も児童に教えてもらいながらです。   実習を終えた学生の感想の一部を紹介します。   ●驚いたのは、子どもたちの発言する力です。子どもたちが発表者の意見を聞いたり、教科書を見たりして、自分がなぜこのように感じこのような考えにいたったかを全体の場で堂々と発言していたのです。自分の考えを明確にし、根拠を示しながら発言するというのは、そう簡単なことではありません。3年生の子どもたちがここまでできるのは先生の授業スタイル、教室の雰囲気にあるのかなと感じました。先生は、少しずれた意見を捨てるわけではなく、他の意見との共通点を指摘し、追加点を教えていました。そのようにすることによって、子どもが自信を失わず、「こうすればいいのか」と感じることができ、次につながるのかなと思います。   ●最も深く考えたことは、先生方の児童に対する目配りでした。3人の先生の授業を参観しましたが、どの先生にも共通していることは、児童が挙手して意見を発表する際に多くの児童があたるようにまんべんなく指名していることです。あまり自信がないように小さく手を挙げていても見逃さずに指名していた場面から、授業の際に広い視野をもち、目配りができているんだと感じました。また、どの先生も板書がとてもていねいで見やすく、ぜひ見習いたいと感じました。   ●児童と触れ合い、観察する中で思ったことは、附属天王寺小学校の子ども達はしっかりと自主性や「自分」というものをもっているんだということです。授業中、あまりたくさんの発言をしない児童でも「自分はこう思います」という意見をしっかりもっていることに感心しました。また休み時間に児童と触れ合う中で聞かせてもらった、子ども同士のリアルな人間関係というものも体験することができました。複雑な子ども達の心境や人間関係に現場の先生方はどう対応されているのかという疑問も浮かびました。   ●今日一日の見学をして考えたことは、教師は子ども達へよいパスをつなぐことのできる存在を目指すべきであるということだ。なぜなら、子ども達は最後に自分でできることを増やして成長していく存在であると考えるからだ。見学させて頂いた先生は最後まで答えを言ったり、こうしなさいと指示をするシュートのような言動はなさらなかった。そのかわりに「今、何をする時間かな」と問いかけて、気付かせたり、正しいことを行っている児童をほめることで、児童が自発的に考えることができるような最高のパスをつなぎ続けているように感じられた。   ●(転出した友人への贈り物について話し合う場で……)寄せ書きとDVDどちらにするかと話しが止まった時に、なぜ寄せ書きがよいか(悪いか)、なぜDVDがよいか(悪いか)を考えさせ、それをもらった子がどう思うか、それぞれに考えさせていた。しかし途中で、話しの内容がそれてしまい、先生が「主語は自分じゃない。相手にどんなことをすれば喜ぶか」と子ども達に問いかけ、話題を戻していた。また、授業の最後のまとめとして「相手の立場に立って考えることは大切。普段の生活に置き換えても考えて欲しい。自分の意見を押し通してばかりでは話し合いは進まず、相手も嫌な気持ちになるよね」と話し合いを通して相手を思いやる心を育んでいたことに気付いた。   ●今回の小学校1日見学は、前回に行った小学校1日見学とは違った視点で取り組むことが出来たのではないかと考えます。理由は2つあって、まず1つ目は大学での学びです。後期の授業では、各教科の概論をはじめ、教育心理学、前期より深く自分の将来について考えたキャリア形成セミナー等がありました。そういった学びは、今回の学習参観、児童観察の中で、「これ授業で学んだことや!」と実感しながらさらに学びを深めることができたと思います。2つ目は自分の教師になりたい気持ちについて、改めて考えている所だったからです。時間が過ぎているのに、先生の所に来る子どもに対して、先生は厳しく「どうしたらいいと思う?」とおっしゃっていて、その時、自分の考えていたことが変わりました。好かれる先生を目指すのではなく、教育者であることを忘れないことという点です。第1に子どもの事を考え、考えた上で叱ることができ、子どもが考えられるようにヒントや手助けを与えられる、そんな先生になれたらいいのだろうと考えました。その中で、自分に何が必要かを考えながら、自分の教師になりたい気持ちについて考えたいと思いました。   ●授業の参観で気づいたこともたくさんあり、授業も大切であるが、発表したり、それにふさわしい態度で聴いたり、挨拶や服装を正すなど、生活上大切にしたい指導が多く、大切だと気づいた。また、道徳で、内容を要約するという国語の学びや算数で、はさみの使い方など図工の学びを生かすなど、合科的に扱っている場面が見られた。友だちのよい所を取り入れたり、自分の経験を内容に結びつけたりするなど学年の特性を活かした授業内での工夫も見られた。このようにただ教科書を学ぶのではなく取り組む態度や学びや経験を活用させながら内容を深め、学校生活や学習を一つの流れとして捉えることが大切だとわかった。    

2016.02.23

畿央大学養護教諭勉強会・情報交換会と同窓会を開催しました!

こんにちは、教育学部現代教育学科2期生の丸岡大知です。 2月6日(土)に、畿央大学養護教諭勉強会・情報交換会と同窓会を開催しました。   この養護教諭勉強会は2011年に第1回目を実施し、「養護教諭として卒業後も常に研鑽していきたい」という思いから、現代教育学科の1期生が立ち上げた会です。その思いを、今年度は2期生が受け継いで継続して開催しています。       1部では学部生を招待しての座談会を開催しました。 前半は、卒業生は学校種別に、学部生は希望学校種といったグループにわかれて保健室経営や生徒対応など、日頃悩んでいることや役立つ情報などの交換を行いました。後半は各学校種が混ざってのグループにわかれて交流。各グループで特に来年度から新たに学校健康診断に取り入れられる「運動器検診」のことが取り上げられていました。 後半は、各グループで学部生からの不安の声や各学校種で大変なことなどの質問に答えながら、卒業生は各校の様子を把握している様子でした。   そして昼食の時間を利用して同窓会を行いました。 岡本先生、古川先生、卒業生25名、学部生19名が参加し、葛城市ご当地弁当をいただきました。お弁当を食べながら、人生相談、恋愛の話、結婚生活の話など多岐にわたって尽きることなくあっという間に時間が過ぎ去っていきました。     また昼食の時間を利用して、各自が制作した保健教材の展示を行いました。いろいろと工夫された掲示物や保健だよりがあり、卒業生、学部生共にとても参考になりました。     2部では大阪府立堺東高等学校の矢田先生に「学校における支援教育の取り組みについて~支援カードから個別の教育支援計画の活用へ~」を講義していただきました。 先生のご経験を交えながら講義をしてくださり、講義を聴いていると実際の職場の現状や関わっている児童・生徒に関連させながらより学びを深めることが出来ました。 また資料にも様々な工夫や配慮がされており、今後掲示物や保健教材の作成するにあたってとても勉強になりました。     養護教諭は学校内では少数職種であるため、どこかで不安を抱えていることや仕事に対する秘めた思いなどがあると思います。 それを同じ学び舎で学んだ先輩、同期、後輩と話し合うことで、不安の解消やモチベーションの向上になりました。 また良い相互関係を築きながら初心に帰れる場所として、この会で得るものは大きいものとなりました。 これからも毎年続けていくことで同じ場所で同じ夢にむかって学んだ仲間とのつながりが増えていくことを次の機会に期待してこれからも頑張っていきます。     現代教育学科2期生 丸岡 大知 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2016.02.22

同窓会レポート~現代教育学科深田ゼミ!

2016年2月10日(水)、教育学部の深田ゼミ同窓会をなんばで開催し、深田ゼミの卒業生が久しぶりに集まりました。集まったのは卒業生11名と深田先生、合わせて12名です。     それぞれ仕事が忙しく、スタートの時間に全員が揃うことは難しいだろうなと思っていましたが、始まって20分~30分にはほとんどのメンバーが集合しました。久々に集まるということで、会話はそれぞれの近況を報告しあったり、仕事の悩みを相談したり、学校現場で働いている卒業生がほとんどであることから教育について熱く語り合ったりして、時間はあっという間に過ぎていきました。     深田ゼミを通して知り合った仲間たちや先輩と、ただ単に「たまたま同じゼミのメンバー」だけで終わるのではなく、卒業した後もこうして集まり、たくさんの話ができることを幸せに思い、嬉しく感じます。 これから卒業していく後輩たちも加わり、どんどん深田ゼミの輪が広がっていくといいなと思います!     最後に、同窓会開催をサポートしてくれた畿桜会に感謝します。大変有意義な同窓会にすることができました。 ありがとうございました!   ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2016.02.09

2015年度「マミポコ・キッズ」後期活動報告!~現代教育学科

こんにちは、マミポコ・キッズです。私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。 今回は2015年後期の活動内容を振り返ってご紹介します。 第2回は、畿央大学でのグラウンドでの活動でした。     この日は風が強い日でした。一番盛り上がったのは“無限しっぽ取り”というゲームです。このゲームでは、自分のしっぽを取られても、自分のグループの陣地にある箱の中から新しいしっぽをつけてまたゲームに参加することができます。子どもたちは寒い中で元気に走り回っていました!私もゲームに参加したのですが、子どもたちの走り回っている元気な姿やグループの友達を助けようとする一面が見る事が出来て良かったです。   第3回では地域の皆様に来ていただき、伝統的な遊びである“かるた”や“お手玉”、”紙飛行機“などを子ども達に教えていただきました。地域の皆様の説明を聞きながら、楽しく遊んでいました。かるた遊びでは、1枚でもたくさん取ろうと身を乗り出して、真剣に読み手の地域の方の声に耳をすます姿が印象的でした。     第4回ではマミポコワンダーランドと名付けた“遊園地”をテーマに、3つのエリアごとにゲームをクリアしていきます。そして、すべてのエリアのゲームをクリアするとマミポコワンダーランドの支配人からプレゼントをもらいました!プレゼントの中身は、グループの動物のキーホルダーでした!子どもたちはとても喜んでくれていたので、心を込めて作って良かったなと思いました。最後は、子どもたちとお別れするのは寂しい気持ちになりましたが、子どもたちと一緒に遊ぶ事ができてとても楽しかったです!     また、4回生は今年の3月で卒業です。3回生は新4回生となり、教員採用試験に向けての勉強や、就職活動が始まります!     この4月からは新2,3回と新入生スタッフが力を合わせて頑張っていきたいと思います‼     新年度の活動も楽しいと思ってくれるように、準備に取り組んでいきます! どんな活動になるか私たちも楽しみです! これからも子どもたちと一緒に楽しく活動しながら大学生スタッフも共に成長していきます!!   マミポコ・キッズ広報 2回生 林 夏穂 1回生 竹田卓司 森上優佳  【関連記事】 2014年度「マミポコ・キッズ」後期活動報告!~現代教育学科 2014年度「マミポコ・キッズ」活動報告!~現代教育学科 2013年度「マミポコ・キッズ」10月、11月、12月活動報告!

2016.02.08

「特別な配慮を必要とする児童への取り組みに関する調査」を実施!~教育学研究科

教育学部の大久保です。2015年の12月に刊行された畿央大学紀要第12巻2号に、同僚の渡邉健治先生、岡本啓子先生、古川恵美先生と執筆した「特別な配慮を必要とする児童への小学校における取り組みに関する調査」という論文が掲載されました。 全国の小学校を対象として、特別な配慮を必要とする児童への取り組みについて質問紙法による調査を行いました。 結果の一部を抜粋したものをいくつかご紹介します。 なお、調査で得られたデータが全て記載された論文は、PDFファイルで公開しております。ご高覧頂ければ幸甚に存じます。先生方のプロフィールによる回答傾向の違いなども分析しております。 これは畿央大学大学院教育学研究科のプロジェクト研究の一環として実施された研究であり、全国の公立小学校に勤務されている787名の先生方からのご協力をいただきました。お忙しいところご協力をいただきありがとうございました。この場をお借りしまして、共同研究者一同、厚く御礼申し上げます。 いよいよ2016年4月からは「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」(障害者差別解消法)が施行され、公立学校における障害のある児童生徒に対する「合理的配慮」の提供が義務化されます。本研究から得られた成果が、学校における合理的配慮について検討する際の一助となれば幸いに思います。 教育学部 准教授 大久保賢一 【関連リンク】 特別な配慮を必要とする児童への取り組みに関する調査(PDF) 教育学研究科 働きながら通える「畿央大学大学院」のヒミツって?

2016.02.03

日本マイクロソフト社の「エバンジェリスト」によるドローン体験と特別講義!~現代教育学科

好奇心が人を育てることを学びました ~日本マイクロソフト社業務執行役員・エバンジェリストの西脇資哲氏の特別講義~   「情報処理演習Ⅱ」(教育学部1年生対象)及び「情報と社会」(教育学部3年生対象)の特別講義に、日本マイクロソフトの西脇資哲(にしわき もとあき)さんにお越しいただきました。西脇さんは、製品やサービスなどをわかりやすく伝える「エバンジェリスト」として全国でご講演されるなど、ご活躍されています。   講義に先立ち、「情報と社会」を受講している学生数名がドローンの操作を実際に体験しました。初めての操作にドキドキでしたが、西脇さんが後ろに立ち、方向や動かす速さなど、操作の仕方をていねいに教えて下さいました。ドローンは、上下、左右、旋回の動きが可能で、リモコン(プロポ)のボタンを動かしたい方向に押すという単純な操作方法でしたが、動かす速度を調整するのがとても難しかったです。     最初は低い位置でドローンを操作し、最後は高い位置までドローンを飛ばし、畿央大学の上空からの風景を撮影することに成功しました。ドローンの飛ぶ姿には迫力があり、動きが滑らかなので、上空から撮影した映像は安定感がありとても綺麗でした。     ドローンは、災害救助、危険な場所や人間の立ち入ることのできない場所の安全確認や、野生動物のドキュメンタリー映像の撮影など、様々な面で活躍しています。 これからも、ドローンの技術が発展していくことが期待されます。   午後からはホールにて特別講義がありました。 初めに、西脇さんの自己紹介があり、次にわかりやすく、印象に残るプレゼンをするために大切なことについて教えていただきました。最後に「好奇心こそが人を育てる」「色々な人たちとかかわりを持つことが大切である」というお話をしてくださいました。 教師を目指す私たちにとって、西脇さんのお言葉は心を打たれるものばかりでした。     この講義で学んだことを活かしてこれからの学生生活を送り、将来に役立てたいと思います。 西脇さん、貴重な体験、講義をありがとうございました!   教育学部 現代教育学科 3回生 中村円香 松野桃子 【関連記事】 マイクロソフト「MVPグローバルサミット2015」参加レポート~大学院教育学研究科 マイクロソフト コーポレーションのステファン・ショストローム氏が本学を訪問しました。 教育学部 西端律子教授が「Microsoft MVP for Surface」を受賞しました。 ゲスト講師による「教育×ICT」~教育学部キャリア形成セミナー