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理学療法学科
2016.11.07
広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト~高齢者調査についての研究発表を行いました。
第75回日本公衆衛生学会総会でKAGUYAプロジェクトの高齢者調査についての 第1弾となる研究発表を行いました。 平成28年10月26日(水)から28日(金)にかけて、大阪のグランフロント大阪で開催された第75回日本公衆衛生学会総会に、KAGUYAプロジェクトメンバー文准教授と松本助教で参加し、ポスターセッションにて研究成果の発表を行ってきました。 KAGUYAプロジェクトのシステム構築については、9月にプロジェクトメンバーの宮崎誠助教が第15回情報科学技術フォーラム(於:富山大学)にて先んじて発表を行っており、今回は、広陵町在住高齢者を対象とした調査に関する成果に関しての発表です。 日本公衆衛生学会総会は日本全国の研究者、教育者だけでなく、市町村の保健センターなどの実務担当者が一堂に会し、研究成果、特色のある取り組みについて発表する場であり、今回は約2000演題の発表が行われました。また、メインテーマは「次世代の健康社会実現のための公衆衛生人材育成」で、まさにKAGUYAプロジェクトのめざすものです。 近年、健康は個人の努力だけではなく「地域の力」「社会の力」も重要だと言われており、地域のつながりや、社会経済的要因が健康に影響を及ぼすことも明らかになってきております。 そこで、今回は、「高齢者のソーシャル・キャピタルと健康-KAGUYAプロジェクトベースライン調査-」というタイトルで、広陵町と協力し、広陵町住民の65歳以上の高齢者8,004人全員に「健康長寿のヒケツ」についてのアンケート調査を2016年3月に実施した結果を分析したものについて報告しました。 ソーシャル・キャピタル(地域のつながり)の一つの指標として、「互酬性の規範」を実践しているか(見返りがなくても、他者のため・地域のために実践することはあるか?)ということに着目して分析した結果、 実践している方は、実践していない方よりも、健康的な生活習慣で、病気が少なく、ソーシャル・キャピタルも高い ことが明らかになりました。また、社会経済的要因も関係しており、格差の解消に向けた取り組みが必要であることや実践している地域住民には今後、住民リーダーとして関与してもらうなど、多様なアプローチの可能性を示唆する結果となりました。 様々な地域の研究者や実務担当者の方からの質問やご意見をいただき、少なからず関心を持っていただけたのではないかと思います。畿央大学は、今後も研究・実践を続けKAGUYAプロジェクトを通して広陵町の健康づくり、まちづくりに貢献していきます。 ※この事業は、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(平成27 年度~平成31 年度)「ソーシャル・キャピタル創出とヘルスケアデータ一元化による地域包括ケアシステム研究拠点の形成」の助成を受けて実施されます。 【関連記事】 広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト「畿央大学シニアキャンパス」を開催しました。 KAGUYAプロジェクト紹介リーフレット 広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクトfacebookページ 広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」の記者会見を行いました。 畿央大学ヘルスプロモーションセンター
2016.11.02
第21回日本ペインリハビリテーション学会学術大会で大学院生が優秀賞に選出!
平成28年10月29日(土)・30日(日)に、名古屋国際会議場で第21回日本ペインリハビリテーション学会学術大会が開催されました. 本学会は「慢性痛対策におけるリハビリテーション戦略」というテーマで行われ,痛みに対する評価や治療戦略に関する研究報告のみならず,慢性痛によって日本経済に齎されている莫大な不利益や,慢性痛対策の現状,そしてリハビリテーションの観点からの施策の立案,実現への展開といったシンポジウムもありました.そのためには,医師や看護師といった医療従事者の理解,協力を得る必要があり,また,慢性痛のメカニズムの解明や介入研究を行い,発信していく意義を再認識致しました.他にも,理学療法士によるベンチャー企業の設立や産業理学療法に関する講演もしていただき,スポーツ現場や医療施設での理学療法士の役割しか知らなかった私にとっては,理学療法士の新たな可能性を感じずにはいられませんでした. 畿央大学大学院からも多くの方が口述あるいはポスター発表をされ,発表後も意見交換を行う等実のある学会になったのではないかと思います.また,担当教授である森岡周教授は「ニューロリハビリテーションによる中枢神経系の再構築」という内容でシンポジウムを行い,慢性痛患者の神経科学的な特性や症状,それらに対するニューロリハビリテーションを本学本大学院のこれまでの研究も踏まえながら,難解な分野ですが平易簡明な講演をされていました. 私(西 祐樹)も「痛み関連回避行動と人格特性の関連性-Voluntary movement paradigm-」という演題を発表し,この度、優秀賞を受賞いたしました.初めての口述発表でこのような賞をいただけたのは,偏に森岡周教授をはじめ,大住倫弘特任助教,信迫悟志特任助教,本学本大学院の神経リハビリテーション学研究室の皆様に研究指導をしていただいたお陰であり、深く感謝申し上げます.今後は本研究を国際雑誌に投稿し,この場で再度公表させていただければと思います. 畿央大学健康科学研究科 神経リハビリテーション学研究室 西 祐樹
2016.10.31
運動器リハビリテーションセミナー「下肢編」を開講しました。
こんにちは!畿央大学大学院修士修了生の田中和宏です。10月30日(日)に運動器リハビリテーションセミナーが開催されました。今回は下肢編ということで、全国各地から運動器に興味がある70名の皆様が参加してくださいました。 この運動器リハビリテーションセミナーは、卒後のリカレント教育(再教育)の機会や最新知見を提供することで、運動器リハビリテーションに必要な知識を基礎から実践まで系統的に学べるプログラムとなっています。畿央大学運動器リハビリテーションセミナーは明日の運動器リハに使える『エビデンス編』、部位ごとに基礎から臨床応用まで学べる『上肢・体幹編』・『下肢編』、臨床現場での日々の疑問を客観的に解決する手法を学ぶことで、未来の運動器リハビリテーションを創造する『臨床研究編』の4つで構成されています。 その中でも今回は『下肢編』ということで、臨床でも多く経験する下肢の運動器疾患に対する治療戦略を多くの研究論文から学ぶことが出来ました。 今回の講義も内容が盛り沢山で、とても充実していました。How toを学ぶことが出来る講習会とはまた異なり、治療に対する考え方を学ぶことができたこと、自分が行っていた治療手段が、研究結果からエビデンスがあるものであったと気づけたことなど、自分の臨床にエッセンスを加えられるような内容ばかりでしたので、明日からの臨床がとても楽しみになりました。 次回は、実際に計測機器を使用する『臨床研究編』です。研究をしている方も、これから研究していこうと思っている方にも、実際の計測機器に触れることで、研究に対する具体的なイメージが湧き、とても勉強になる内容ですので、是非ご参加下さい! 畿央大学大学院健康科学研究科修士修了 田中和宏 →平成28年度運動器リハビリテーションセミナー
2016.10.21
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.30~広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト「健康・体力測定会」に協力!
こんにちは!健康支援チームTASK※の理学療法学科2回の堀井啓介です。 10月15日(土)に畿央大学のキャンパスにて広陵町の住民の方を対象に健康・体力測定会を行いました。 ※TASKはThink, Action, Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を越えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 この測定会は年に2回、半年ごとに行っている恒例行事です。今年度からは畿央大学と地元広陵町が協働して健康づくり、まちづくりを進める「広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクト」の一環として行われました。 今回の測定会は10種類に加えて、今回はゼミの研究で脳の回転力チェックや歩行観察を行いました。 ▲大腿四頭筋力テスト ▲骨密度、体組成計、身長体重の測定 今回はいつもと開催した曜日が違うためか、参加者さんがいつもより少なかったように思われます。しかし、来てくださった住民の方々はいつものように笑顔いっぱいでした。 測定を終えると「ありがとう」と笑顔で言ってくださり我々も住民の方も元気になったように思います。 また今回は機械のトラブル等もなく順調に測定会を終えることができました。また半年後がたのしみです! 理学療法学科2回生 堀井啓介 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2016.10.17
卒業生がアジア理学療法学会(ACPT)で発表!~理学療法学科瓜谷ゼミ
平成28年10月6日(木)~9日(月)にかけて、クアラルンプールで開催されたAsian Confederation of Physical Therapy congress 2016(ACPT congress 2016)に参加し、ポスターセッションにて発表してきました。 今回、Mobilisation with movement(MWM)という徒手理学療法を足関節捻挫経験者に用いて、その効果について発表してきました。これは、学生時代の卒業研究のテーマです。 初めての国際学会での発表で、緊張もありましたが、同時に凄く楽しみでもありました。実際に参加してみて、英語での説明や質疑応答と、上手くやり取りが出来ることもあれば、伝わらないこともありました。他国の方と同じ言語を通じて、会話することの面白さや難しさを学びました。国際学会という場では、今現在、この国ではどうような研究が行われているのか、傾向が違っていたり、はたまた同じだったりと、そのようなことも学べました。 発表に至るまで、データ解析や考察としんどいこともありましたが、発表時に、新たな視点やアドバイス等を得られると、やってみてよかったなと思いました。今回の学会を通じて、感じたことや学んだことを、今後の臨床にも活かしていこうと思います。 この度、研究にご協力頂いた方、お力添えして頂いた先輩・先生方ならびに瓜谷先生、本当に有難うございました。 理学療法学科10期生 橋本 奈津美 【関連記事】 アジア理学療法学会(ACPT)に参加、発表!~理学療法学科瓜谷ゼミ
2016.10.12
アジア理学療法学会(ACPT)に参加、発表!~理学療法学科瓜谷ゼミ
平成28年10月6日(木)~10日(月)にかけて、マレーシアのクアラルンプールで開催されたAsian Confederation of Physical Therapy congress 2016(ACPT congress 2016)に瓜谷ゼミ4回生の5名とゼミのOB、大学院生の方とともに参加し、ポスターセッションにて発表を行ってきました。私たちは神戸市のアパレルメーカー、株式会社Value Planningと共同開発した女性用パンツが下肢のバイオメカニクスに与える影響についてのテーマで発表を行いました。 初めての学会で、緊張や不安もありましたが、果敢に他国の方とのコミュニケーションをはかることができ、大変良い経験になりました。機器展示コーナーでは、多くの機器を体験することができ、臨床へ応用できる内容もたくさんありました。 学会以外の時間には、ツインタワーやチャイナタウン、バツー洞窟などマレーシアの観光名所を巡ることができ、現地の人の優しさや、生活に触れることができました。 今回の学会を通して学んだことや、経験、楽しかった思い出を糧に、今後の研究、国家試験を乗り越えていきたいと思います。最後になりましたが、このような貴重な機会をいただいた瓜谷先生ならびに株式会社Value Planning様、ありがとうございました! 理学療法学科4回生 高田はるな 【関連記事】 卒業研究で女性向けパンツを共同開発!~理学療法学科 瓜谷ゼミ 理学療法学科教員が衣料品メーカーと商品開発の共同研究!
2016.10.04
ニューロリハビリテーションセミナー機能編Bを開催しました。
10月1日(土)・2日(日)にニューロリハビリテーションセミナー機能編Bが畿央大学にて開催されました。多くの方々に参加して頂き感謝致します。 1日目は「共感」「ワーキングメモリ」「道具操作」「歩行」がテーマとして挙げられました。 松尾篤先生による「共感の神経機構」では、共感の概念や構成要素を説明して頂き、ヒトが見つめ合うだけで体動が同期することなどの興味深い研究論文もご紹介して頂きました。 冷水誠先生による「ワーキングメモリの神経機構」では、ワーキングメモリの機能の1つである「衝動を抑える機能」を中心に非常に面白可笑しく解説して頂きました。 信迫悟志先生による「道具操作の神経機構」では、道具操作におけるオンライン制御・オフライン制御・系列化・技術的推論などの神経基盤をそれぞれ丁寧にご説明頂きました。 岡田洋平先生による「歩行の神経機構」では、自動的な歩行に関する神経機構、あるいは大脳皮質が歩行制御に関与しているエビデンスを網羅的に概説して頂きました。喋りかけられると立ち止まる高齢者は転倒しやすいという知見はとても興味深かったです。 1日目夕方のナイトセミナーには畿央大学ニューロリハ研究センター客員教授の樋口貴広先生(首都大学東京人間健康科学研究科 教授)にご登壇して頂き、「注意と歩行」というテーマでご講演頂きました!受講されている方々へのご配慮から動画などを多用して分かりやすくご解説して頂きました。ヒトの注意機能は様々なバイアスの影響を受けることについては臨床現場でも気を付けなければならない事項として大変勉強になりました。有難うございました! 2日目は「ボディイメージ」「運動イメージ」「痛み」「社会性」についての講義でした。 私(大住倫弘)からは「ボディイメージの神経機構」というテーマで、主に頭頂葉、島皮質の機能を中心に解説させて頂き、我々の身体のイメージがどのように形成されるのかを解説しました。 森岡先生による「運動イメージの神経機構」では、運動イメージに関わるニューラルネットワークの解説に始まり、運動イメージの評価法や様々な介入方法,そして多様な疾患における運動イメージの変容について紹介して頂きました。 前岡先生による「痛みの神経機構」では、痛みの多面的な側面、各側面に対応するニューラルネットワーク、評価法、ニューロリハビリテーション介入の成果とエビデンスについて紹介して頂きました。 松尾先生による「社会性の神経機構」では、デフォルトモード・ネットワークの社会性における役割、社会性の基盤である言語・非言語コミュニケーション、ジェスチャー、表情、視線、同調…、そして社会性の発達、文化、道徳観、利他行動など充実のラインナップになっていました。 2日間で多くの情報がご提供できたと思います。時間的制約の関係で講義スピードがやや速かったとは思いますが、配布資料だけでなく原著論文や教材にも手を伸ばして頂ければと思います。2日間どうも有難うございました。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 特任助教 大住倫弘
2016.10.03
同窓会レポート!~理学療法学科「松本会」
2016年9月24日(土)に、理学療法学科の松本大輔先生のゼミ卒業生・現役生に加え、松本先生と共に研究をしている卒業生が集まり同窓会を開催しました。 この会は「松本会」と名付けて毎年開催しており、今回で7回目となりました! 今年の参加者は総勢26名でした! 現役生は可愛くてキラキラしており、実習前や国試前の不安を聞くことで学生時代を思い出し初心に戻ることが出来ました。また、彼らに対し実習指導者としてしっかり関わっていきたいと思い、気が引き締まりました。後輩・同級生は理学療法士としてしっかり働いており他病院の環境や今している勉強について情報交換ができ刺激を受けました。先輩方には仕事の事、遊びの事、恋愛・結婚についてアドバイスをたくさん頂き勉強になりました! 松本先生はお変わりなく・・・でした♥ 縦の繋がりを持てる貴重な会に参加でき、幸せに思います! また来年の集まりまでしっかり頑張り、理学療法士として、人として成長したいと思います! 理学療法学科8期生 田中のぞみ ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2016.10.03
大学院生が16th World Congress on Pain (IASP)で発表しました。
平成28年9月26日(月)から30日(金)にかけて、横浜のパシフィコ横浜で開催された国際疼痛学会The International Association for the Study of Pain®(IASP)のThe 16th World Congress on Pain®に、健康科学研究科の森岡周教授と同研究室に所属するM1田中創,M2西勇樹,西祐樹,重藤隼人,D1片山脩,D2今井亮太,D4佐藤剛介,修了生の田中陽一,安田夏盛,畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの大住倫弘特任助教で参加しポスターセッションにて研究成果の発表を行ってきました。我々の研究グループからは10演題の発表を行いました。 IASPは、疼痛分野における最大規模の学際組織で疼痛分野の研究、臨床治療、教育を行なう世界的な学会です。今回は、世界中から5,000名以上の疼痛専門家が横浜に集まり、実験科学から臨床診断、管理、予防など疼痛のあらゆる分野の最新情報の講演や発表が行われました。学術プログラムではプレナリーセッションのほかに、テーマ別ワークショップとシンポジウム、リフレッシャーコース、ポスターセッションなどが行なわれ、基礎科学から臨床治療まで急性・慢性疼痛について様々な講演や発表が行われました。 ポスターセッションでは60分間の質疑応答の時間が設けられており、我々の発表に対しても多くの方々に興味を示して頂くことができ、質問や今後の研究に繋がる様々な建設的なご意見を頂きました。 私の発表の時間には、修士論文でも引用させて頂いた論文の著者であり、私の行っている研究方法を発案した研究者本人に来て頂くことができました。尊敬する研究者を目の前にこれまで行ってきた自身の研究成果を説明することができました。こうした経験ができることが国際学会に参加することの大きな意義だと身を持って感じることができました。 2日目の夜は研究室で懇親会を開催し、社会人院生が多く日頃ゆっくり話すことができない院生同士で研究や臨床での問題意識の共有などを図ることができました。 今回の学会を通して学んだことを今後の研究活動につなげていきたいと思います。 最後になりましたが、このような貴重な機会を頂いた森岡周教授と畿央大学に参加させて頂いた研究室一同感謝申し上げます。 畿央大学大学院健康科学研究科 神経リハビリテーション学研究室 博士後期課程1年 片山脩 ※修士課程をM、博士後期課程をDと表記しています。
2016.09.29
星城大学 機能形態学クラブとの合同合宿レポート!~理学療法研究会「SAPS」
9月3日(土)~4日(日)、伊勢志摩国立公園・二見浦海岸に於いて、毎年恒例の星城大学機能形態学クラブと畿央大学理学療法研究会「SAPS*」による合同合宿・勉強会が行われました。 *SAPS(サップス)とは、Studying About Physical therapy by Studentsの略語で、学生による理学療法研究会を意味しています。「学生の間からでも何か患者さんのためにできることはあるはず」との想いで、2006年の夏に当時1回生の8人の学生で設立された研究会です。 9月3日(1日目) 2日間のスケジュール発表や、簡単な自己紹介ののち、先生方やOBの方々、星城大学、畿央大学の交流のため、全員で体を動かせるアイスブレイキングからはじめました。 そののち、「患者さんとのコミュニケーション」「患者さんの家族とのコミュニケーション」「医療者間でのコミュニケーション」といった『理学療法士とコミュニケーション』というテーマで畿央大学OBの方々に講演をしていただいた後、学生同士のグループディスカッションを実施しました。 どのグループも、OBの方が提示された症例に対し、積極的に意見交換ができていました。自分が所属しているグループに限らず、他のグループで出た意見を聞けるようフィードバックの時間もあり、とても有意義な時間でした。 学生のあいだはイメージしにくく、でも、働きだしたらすぐに必要になる医療現場でのコミュニケーションについて講演していただいたおかげで、『医療現場でのPTのありかた』『相手への関心』『気分がのらない患者さんをリハビリに誘う方法』『ご家族の介護疲れを気遣う大切さ』『カンファレンスの重要性』など、理学療法士として大切なことを改めて感じることができました。 勉強会のあとは、バーベキューをしました。 普段はなかなかお話しする機会がない、先生方やOBの方々、他大学の理学療法士や作業療法士を目指す学生と、楽しく食事ができて良かったです。 9月4日(2日目) 2日目は、星城大学の先生に「作業療法士について」、畿央大学のOBの方に「学生時代と医療現場でのギャップ」というテーマで講演をしていただきました。 普段、理学療法士としての視点で物事を考えることが多かったので、作業療法士の視点はとても新鮮でした。 また、去年まで学生生活を送っていたOBの方が、今年理学療法士1年目として働きだした際に感じたギャップは、わたしたち学生にリアルな刺激を与えていただき、今後の学生生活をより充実させる良い機会になったと思います。 合同合宿・勉強会を通して、今年もOBの方々の講演や、星城大学の学生との交流からたくさん学ぶことができ、とてもうれしいです。貴重なお話をしてくださった金子先生、飯塚先生、畿央大学のOBのみなさん、参加してくださった星城大学・畿央大学の学生のみなさんに、心より感謝しています。 そして、企画してくれた合宿係のみなさん、ありがとうございました! また来年、このような交流の機会が訪れることを楽しみにしています! SAPS10期生代表 理学療法学科2回生 渡辺梨佳
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