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現代教育学科
2019.08.05
中学校で英語教員の見学・実習を行いました。~現代教育学科
教育学部現代教育学科4回生の稲田里沙です。私たち6名は、「英語科教育実習(中)」で、小学校教員免許に加えて中・高英語教員免許の取得に向けて日々勉強に励んでいます。 英語科教育実習指導を終えるにあたって、学んだことを、(1)事前指導、(2)1日見学(香芝北中・香芝東中・香芝中)、(3)実習中、(4)事後指導 に分けて報告させていただきます。 (1)事前指導 ▲香芝東中学校、東山先生による特別講義の様子 ■東山先生による特別講義 2019年4月25日(木)2限目に、香芝東中学校教務主任の東山智博先生にお越しいただき、教育実習に臨むに当たっての講座をしていただきました。 教師に必要な資質や教師にとっての武器など、東山先生の経験を基にお話ししていただき、私たち自身も改めて考えることができました。従来の教育もこれからの教育も子ども達をどうやる気にさせるかという面では変わっておらず、生徒1人1人のやる気スイッチの入れ方を知っているかが大切だということを教えていただきました。また、そのヒントを得るには実技系教科の先生の指導も見ると学べることが多いとおっしゃっていました。教育実習に行った際は、担当教科だけでなく、様々な教科の授業も積極的に見させていただこうと思いました。(現代教育学科4回生 日比野里紗) (2)1日見学実習 ■香芝市立香芝北中学校での1日見学実習 2019年5月16日(木)香芝北中学校にて現代教育学科4回生2名が中学校1日見学実習を行いました。私たちはそれぞれ担当学級のある学年を中心に授業を見学させていただきました。朝の会から帰りの会まで1日を通して英語の授業を中心に、特別支援学級でもしっかりと学ばせていただきました。香芝北中学校では生徒たちが私たちとすれ違う度に挨拶をしてもらったことが印象的でした。 英語の授業に関しては、デジタル教材やワークシートを用いて、生徒が主体的に発表できるような工夫がされていました。また指示や誉め言葉にクラスルームイングリッシュを使うことによって、生徒が英語を話しやすい環境を作ることが大切であると感じました。円滑に学習を進めるために先生方が生徒の疑問について一つ一つ丁寧に説明を行い、疑問を解消していくことで生徒との信頼を積み重ねていくのだと感じました。生徒が答えるときも『間違っても大丈夫だから』と言って、失敗への恐れをなくすことで、生徒が答えやすい環境を作ることも英語を学ぶ上で大切であると感じました。どの学年においても教材研究や授業づくりはもちろん大切ですが、生徒との信頼関係や学級の雰囲気作りも大切であると授業見学全体を通して学びました。 もうすぐ中学校での教育実習が始まりますが、香芝北中学校の先生方や子どもたちから学んだことを活かして全力で取り組んでいきたいと思います。(現代教育学科4回生 梅川勝敬) ▲英語の授業を見学させていただいている様子(香芝市立香芝北中学校) ■香芝市立香芝東中学校での1日見学実習 2019年5月16日(木)私は、香芝市立香芝東中学校で一日見学させていただきました。実際に生徒と話をしたり、先生方の授業を拝見させていただいたりする中で、多くの学びを得ることができました。特に印象に残っているのは、授業における生徒理解の大切さです。先生の声掛けによって熱心に話を聞いてメモをとったり、活動に取り組んだりしている生徒の姿を見て、すべての生徒が意欲的になるような授業をするためには、まずそのクラスの生徒1人1人についてよく理解することが大切だということを実感しました。6限目に、先生方のお話を伺う機会をいただいたため、そのことについてお聞きしたところ、授業の間の時間や放課後にも、先生方は生徒やクラスの状況について、情報交換をされているということでした。そういった連携がより深い生徒理解につながり、授業づくりにも生かされているのだと考えました。この貴重な経験を生かして、これからも生徒理解に励み、他の先生方と協力しながら生徒を支えられる教師になりたいと考えます。(現代教育学科4回生 茂木陽菜) ▲生徒を前に自己紹介をしている様子(香芝市立香芝東中学校) ■香芝市立香芝中学校での1日見学実習 2019年5月23日(木)香芝中学校にて1日見学をさせていただきました。実習校も香芝中学校でお世話になるので、生徒の全体的な実態をおおまかにつかむこと、担当である1年生を中心に積極的に関わり、できるだけ多くの生徒の顔と名前、印象を覚えて帰ることを目標にして臨みました。 当日は1年生から3年生まで、合計6授業を見学させてもらいました。先生方は、担任しているクラスでなくても一人一人の個性を把握し、上手く生徒に話を振ったり生徒を選んで発言を引き出したりしておられたことが印象的でした。だからこそ教師も生徒も楽しい授業ができるんだろうなと思いました。日頃からたくさんコミュニケーションをとり、個人個人を理解しようとされているんだろうなと思ったので私も4週間かけて生徒と楽しく授業ができるよう、たくさんコミュニケーションをとろうと思いました。 とても充実した1日見学を終えて、実習が楽しみになりました。たかが1日とは言っても、私の中ではすべてのことが新鮮ですべて勉強になったし、本当にたくさんの刺激があり、有意義でした。たくさんの生徒と関わることができ、目標が達成できたと思います。実習に向けては、授業展開を工夫することや、学んできたことを実践で生かすこと、現場でしか得られない学びを新たにたくさん吸収することを目標として設定して臨みます。今回の1日見学を通して、香芝中学校に実習を受け入れていただけて良かったと感じることができました。今回の経験、学びを生かして実習も頑張ります。(現代教育学科4回生 稲田里沙) ▲登校時の挨拶運動の様子(香芝市立香芝中学校) (3)実習中 私は、5月中旬から6月上旬まで教育実習に行ってきました。 学年は中学2年生で3週間という期間だったのですがたくさん授業をさせていただきました。子どもたちの実態に応じて、学習してきた指導方法をたくさん活かすことができたため本当に勉強になりました。ICTを活用し全員がわかる・できる授業をする大変さを改めて実感し、また、例をたくさん示して、実際に使うことで定着を図るための場面を作るということはとても大切だと思いました。 中学校では、教科担任制ということもあり1日中生徒の様子を見ることができません。しかし、ホームルームや道徳の時間あらゆる時間で関わり授業内外問わず気に掛けるという大切さを学びました。また、他の教科の先生方、部活動での先生方とも情報を共有し合い、連携をとられているように感じました。 3週間という短い期間でしたが、子ども達は本当に一生懸命授業を受け、また積極的に関わることができてとても充実した実習でした。また、受け入れてくださった中学校の先生方から学んだことを活かして教員になった際にも成長していきたいと考えています。(現代教育学科4回生 長戸卓朗) (4)事後指導 前期に実習を行った人による実習報告会が7月4日(木)に行われました。報告会では、主に実習の概要、学んだこと、自身の課題、下級生に向けてのメッセージ・アドバイスなどの話がありました。私は後期に実習を控えているため、今回の報告会で特に印象に残っていることについてお話ししたいと思います。 まず、授業面において、話をしていた学生に共通していたことは、実際に生徒を目の前に授業したことで改めて気づけたことがあったということです。例えば、的確な指示を行うことや教材研究の大切さ、ICTの効果的な使い方、友達とコミュニケーションを取るなどの学校でしかできない活動の重要性、時間配分、英語を苦手とする生徒への支援の難しさなどがありました。大学での模擬授業や講義で学んでいたことも、実際に授業を行ったことで身をもって実感し、新たな課題を見つけることができたということでした。 また、教科担任制であることの責任感、一方で、教科担任制であるからこそすべての生徒がわかる授業を行いたい、英語をもっと好きになってほしいという思いや熱意が生まれたという話がありました。 今回の報告会での話から、実習では多くのことを学び、新たな自身の課題を見つけることができたとても充実した実習だったいうことを感じました。今回の報告会を通して、学んだこと、感じたことを生かして実習に向けてより一層勉学に励んでいきたいと思います。(現代教育学科4回生 金岡実里) ▲実習報告会の様子 今回経験したことは全て私たちの自信になり、力になると思います。今後もさらに学びを深め、成長していけるよう一生懸命頑張ります。 教育学部現代教育学科4回生 日比野里紗、梅川勝敬、茂木陽菜、稲田里沙、長戸卓朗、金岡実里
2019.07.26
2019年度「マミポコ・キッズ」第3・4回活動報告!~現代教育学科
こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。 今回は、2019年度前期の第3、4回の活動の様子を振り返ってご紹介します! 第3回:6月23日(日) 第3回では、地域の方をお招きして、伝承遊びを教えていただきました。6つのブース「とんとん相撲」、「紙飛行機」、「お手玉」、「折り紙」、「坊主めくり」、「あやとり」をグループごとにまわり、地域の方と一緒に遊びました。「坊主めくり」では、緊張しながら札をひいて、地域の方と一緒に盛り上がっている姿が多く見られました。 ▼左:「とんとん相撲」地域の方と勝負しよう! 右:「紙飛行機」紙飛行機を的に当てることはできたかな? ▲「坊主めくり」順番に札をとることができたかな? 最後に、「ロンドン橋」のゲームで地域の方も一緒に参加して遊びました。橋を作ったり、橋の下をくぐったりして地域の方ともたくさん関わることができるゲームとなりました。 ▲「ロンドン橋」地域の方と一緒に遊ぼう! 第4回:7月14日(日) 第4回では、グループごとに「忍者」をテーマに6つのブースで活動しました。「手裏剣特訓場」では、次々に現れるかかしに手裏剣を上手に当てることができました。「大きな池」では、忍者が落してしまった道具や魚をたくさん釣ったり、水切りの術で現れた大きな宝物をグループで協力して釣ったりすることができました。「ひそひそ伝えて」では、巻物に書かれている言葉を周りに聞こえないように隣の人に伝えることができました。 ▼左:「手裏剣特訓場」手裏剣をかかしに当てよう!右:「かくれてかくれて」グループで協力して通り抜けよう! ▲「落とすな危険」煙玉を落とさないように運ぶことはできたかな? 最後にマミポコ・キッズの皆で「忍法あつまるの術」という忍者が最後に言った言葉の文字の数で集まるゲームをしました。忍者や他のグループの友達とたくさん関わることができるゲームとなり、マミポコ・キッズに来ている皆でひとつになることができました。 ▲「忍法あつまるの術」文字の数だけ集まろう! また、最終回の活動に参加していただいた保護者の方を対象にアンケートを実施しました。 「参加してよかった」「毎回楽しみにしていた」「他の学校のお友達や違う学年のお友達と遊ぶ機会ができたのでよかった」「来期もまた参加したい」といううれしいご感想・ご意見をたくさんいただきました。保護者の方からいただいたご意見を参考にして、よりよいマミポコ・キッズにしていきます。 これで、前期の活動は終了となりますが、後期も活動は行う予定です。子どもも大学生も成長でき、楽しめる活動になるよう、頑張っていきます。今後も活動の様子をブログで紹介するので、ぜひご覧ください。 また、マミポコ・キッズでは毎回当日スタッフの方のご協力のもと活動を行っています。これからも、たくさんの当日スタッフの方の参加をお待ちしております。今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。 現代教育学科3回生 奥田奈緒・ 中木屋佑香 現代教育学科2回生 竹上はるか 【関連記事・リンク】 マミポコ・キッズ マミポコ親子ひろば 2019年度「マミポコ・キッズ」第1・2回活動報告!~現代教育学科
2019.07.17
2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第4回活動報告!
近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 【第4回:7/9(火)】 〇好きな遊び 〇手遊び『おほしさまはなかよし』 〇絵本『みんなのおねがい』 〇七夕製作 今回は6組の親子が参加してくださいました。今期4回目の活動ということもあり、それぞれの子どもたちが好きな遊びをのびのび楽しんでいました。すべり台がお気に入りで何回も繰り返しすべり台で遊んでいたり、電車のレールを作って電車を走らせたり、おもちゃの水道で手や野菜を洗ったりして遊んでいました。 色々なものに関心を持ち、お母さんの元を離れて遊ぶ姿も多く見られました。 七夕制作では、シールを貼ったり折り紙をちぎって貼ったりと色々な素材に触れて製作ができました。それぞれオリジナルの織姫と彦星が完成し、それを持って嬉しそうにしている姿が見られて私たち学生も嬉しかったです。 前期の活動は、今回で最後でした。今期の間、学生自身不十分な点も多々あったと思いますが、たくさんの親子が参加してくださり様々なことを学び、嬉しいと感じる瞬間もあり、毎回楽しく活動させていただきました。 これからもより安心安全に楽しく活動していただけるよう学生一同努力していきたいと思っております。また後期の活動については、大学のホームページでご案内させていただきますので確認お願いいたします。 現代教育学科3回生 古川咲 【関連記事】 2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第3回活動報告! 2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第2回活動報告! 畿央大学付属幼稚園の園児たちが大学に来てくれました!~マミポコ・親子ひろば 2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第1回活動報告!
2019.07.14
大阪教育大学附属池田小学校を訪問し、「安全で安心できる学校づくり」を考える~現代教育学科
2019年5月30日(木)、教育学部必修科目「ベーシックセミナー」および「現代教育論」の拡大授業として、教育学部現代教育学科1回生が大阪教育大学附属池田小学校(以下、「附属池田小」)を訪問しました。この行事は今年で10回目となります。学生が学校教育の現場を訪れ、児童たちの学習や生活の様子を直接学ぶことができる大変貴重な機会となっています。 2001年(平成13年)年6月8日、刃物を持った男が校内に侵入し、幼い児童と教員を殺傷する事件が起こりました。事件後、附属池田小では安全で安心な学校づくりを目指し、教職員が中心となって保護者や大学関係者が連携しながら様々な努力が積み重ねられてきました。こうした取組により、2010年に日本で初めてWHO(世界保健機構)のInternational Safe Schoolに認証、さらに2015年に日本セーフティプロモーションスクール協議会のSafety Promotion Schoolにも認証されました。 今回の訪問では、教育に関わる仕事を志す学生として、学校を安全で安心できる学びの場とする附属池田小の取組を学ぶこと、また授業参観を通じて教員の児童への学習及び生活指導の在り方を学ぶことを目標としています。 【児童の皆さんによるお出迎え】 当日は、さわやかなお天気に恵まれ、学生たちは、校門前で「来校者」の吊り下げ名札を受け取り、並木通りを進んで学校玄関前に集合。玄関では、児童の皆さんが「〇年〇組です。ご案内します。」と丁寧にあいさつをしてくれ、各教室に案内してくださいました。児童の皆さんの笑顔のおかげで、学生たちもすぐに打ちとけられた様子でした。 【授業参観】 各教室に分かれた学生たちは、3・4時間目の授業を参観させていただきました。算数や国語、英語、理科など様々な授業を見学しました。授業の中で直接児童と関わることができるように配慮をいただいたクラスもあり、学生たちが、時には真剣にメモをとり、時には楽しそうに児童と話している様子が見られました。廊下を挟んで教室が設置されていますが、廊下側の壁がなく、開閉式のドアのみのオープン教室となっています。向いにある教室から声などが聞こえてくるのですが、児童の皆さんが集中して学んでいる姿がとても印象的でした。また、各階には「先生コーナー」が設けられており、学年集団の先生が待機されています。こうした空間を学校に設けることなど安全で安心な学校を目指す附属池田小の工夫が随所に見られました。 【給食・昼休み】 給食の時間も引き続き持参したお弁当を食べながら児童たちと楽しく過ごすことができました。昼休みに楽しく児童のみなさんと遊ぶ姿も見られました。 【安全で安心できる学校づくり 「子どもを守る」 -附属池田小学校事件から学ぶー】 給食後の休憩時間をはさみ、午後は体育館で「安全で安心できる学校づくり」について安井先生より講義を受けました。事件当時の校舎見取り図を見ながら、体育館を出て実際の侵入経路を歩き、事件の概要について学びました。当時のお話をお聞きし、事件で犠牲になった児童8人の名前が刻まれた「祈りと誓いの塔」に献花し、学生の代表が鳴鐘し全員で黙祷をささげました。事件以後も子どもが犠牲になる事件が続いています。この事件をきっかけに大きく学校が変わりました。正門が閉まり、学校の安全は教職員が守らなければいけないという意識に変わりました。事件当時から勤務されている佐々木校長先生は、6月8日に行われた犠牲者を追悼する式典「祈りと誓いの集い」のあいさつで、『「子どもが犠牲になる悲しい事件は本校が最後にはならず、学校や社会の無力さを感じることもあるが、諦めれば学校は学校でなくなり、社会は社会でなくなってしまう」とし、「学校が安全で安心できる場所であるように、これからも努力を続けます」と誓った。』という新聞記事を拝見しました。改めて事件を風化させてはならないと感じました。教員の道を志す学生として、この事件を重く受けとめ、学校安全をどのように進めていくのか考え続けてほしいと願っています。 【学生の事後レポートより】 学校訪問後、参加した学生に振り返りのレポートをまとめてもらいました。 以下、その一部を紹介します。 ■小学校に向かう道中で感じたのは、敷地がとても広く、校舎までが長い坂道になっているということです。グラウンドや校舎は木やフェンス、溝があったりなどして正門(玄関)からでないと校舎内へは入れないとても厳重な構造になっていました。玄関前は障害となるものが何もなく開け広げた場所で死角がない状態にしてありました。 ■子どもたちはみんな積極的に手をあげ発表して、自分の意見をしっかり先生や友達に伝えていました。先生は子どもの発表を頷き、相槌を打ちながら最後までしっかり聞き、「いいね」とほめてから、その発表が関連した疑問をみんなに投げかけていました。先生は参加型の授業をしていて、子どもたちみんなが生き生きと取り組んでいたところが印象的でした。 ■午後からの講義を受けて初めて、附属池田小学校事件の詳細を知ることとなった。話をしてくださった先生は私たちに、どうするべきだったのか、または自分ならどうしていたかを考えてほしいと訴えた。あの状況で当時の教員たちが求められた判断と、咄嗟に取った行動に、正解などなかったと思う。私は凶器を手にした犯人を目の前に、適切な判断を瞬時にできただろうか。自分を犠牲にしてでも子どもたちを守れただろうか。深く考えさせられるものがある。池田小学校で起きた心の痛む事件が二度と起こらないように、教職員はもちろん、保護者、そして地域が協力して、子どもたちが安心して過ごせる学校作りを推進していかなくてはならない。先生という職業はただ憧れ、子どもが好きであること、そしてやりがいを求めて目指すだけではいけない。あらゆる面での覚悟が必要であると改めて気づかされた。 ■インターネットや本だけの情報ではなんだか遠くの出来事のようで、現実的に感じられなかったけど、実際に犯人が通った道、罪のない子供たちが襲われた場所に立ち、決してこの事件から距離をとってはいけないと感じた。そして今回、子供たちと話したり、一緒にお昼ご飯を食べたりして過ごす中で、この笑顔を守っていける教師になりたいと強く思いました。 ■ただ聞くだけではなく、実際にその場所に赴くことで、当時何が問題だったのかが明瞭になりました。それらの体験は、ニュースを聞いているだけでは決して得られなかったことです。話の途中、授業の見学をするために教室へ向かう途中、安全への配慮をいくつも発見していたことを思い出しました。ガラス張りの壁。教室の扉が全開きできるオープン型であること。教室の配置が互い違いになっていること。職員室とは別に、子どものすぐ側で仕事ができるスペースがあったこと。モニターには熱中症への警告や、養護教諭がいる場所、あるいは教室変更などが映されていたこと。これらすべてが事件をきっかけに設けられたのだと改めて理解しました。 ■約20年前に起こったような事件をもう二度と起こさないように、そしてこの事件を決して忘れることのないように、私たちが今回実際の現場で詳しく説明をして頂き、感じたことを次の世代へと語り継いでいかないといけないのだと強く思った。私は今回の附属池田小学校見学を通して、学校安全のための取り組みがどれほど大切なことなのかを学んだ。そして教師になるためには、自分自身への課題はまだまだ山ほどあると感じさせられた。これから4年間畿央大学で学んでいく中で、様々な専門知識を身に付けると共に、教師になるために必要な人間性を高める努力をしていきたいと思う。 お礼 最後に、たくさんの人数にもかかわらず訪問を快く受け入れてくださった校長先生ならびに教職員のみなさまに感謝申し上げます。「どのような教師を目指さなければならないのか。」学生一人一人が考えるよい機会となったと思います。そして学生と楽しく交流していただいた附属小学校の児童のみなさんにも心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
2019.07.10
2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第3回活動報告!
近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 【第3回:6/25(火)】 〇好きな遊び 〇手遊び『まあるいたまご』 〇絵本『もこもこ』 〇ふれあい遊び『ロケットペンギン』 今回は6組の親子が参加してくださいました。 好きな遊びでは、子どもたちがそれぞれ好きなおもちゃを見つけて遊んでいました。積み木を自分の背丈よりも高く積もうとする姿、電車を長くつなげて遊ぶ姿が見られ、指先を上手に使い夢中になって遊んでいました。さらに子どもたち同士でおもちゃの貸し借りをしたり、お友達が遊んでいるのをみて真似て遊び始めたりするなど、お友達を意識して遊んでいるように感じられました。 絵本では、子どもも一緒に「にょき」とつぶやいて擬音語を楽しんでいる姿がみられました。ふれあい遊びの「ロケットペンギン」は、ほとんどの子どもが初めてでテンポも速い曲でしたが、リズムにのって体を動かしながら楽しんでいました。 子どもたちの成長を温かく見守り、これからも、安心して楽しく活動できる場を作っていけるよう学生一同努力していきたいと思います。 次回の活動は、7月9日(火)に和室で行います。前期最後の活動となりますのでたくさんのご参加をお待ちしております! 現代教育学科3回生 古川咲 【関連記事】 2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第2回活動報告! 畿央大学付属幼稚園の園児たちが大学に来てくれました!~マミポコ・親子ひろば 2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第1回活動報告!
2019.07.05
学生広報スタッフblog vol.245~手話サークルが小学生に手話を教えました!
初めまして!Smile Blogからこんにちは!手話サークルです! 令和元年6月29日(土)に奈良県の広陵中央公民館で小学5年生に対して手話を教えに行きました!奈良県で平成29年度に施行された「手話言語条例」、広陵町で平成31年度に制定された「ともにはぐくむ手話言語条例」から、小学生にも手話というものがどういうものなのかを実際に体験してもらえる時間を過ごしました。 初めに「手話ってどういうときに使うのだろう」「音が聞こえないってどういうことだろう」ということを一緒に考え、学びました。実際に観てもらって音が聞こえない世界を体験してもらいました。 次に手話表現を教えました。挨拶や指文字をみんなで手を使って勉強しました。また自己紹介や相手の名前を聞く練習も行い、グループで相手の名前を聞きあったり、自分の名前を手話で伝えることもしました。 ▼「おはよう」の手話を練習中 指文字に慣れてきたら今度は指文字ゲーム!私たちが何の言葉を手話で表しているのかを当てるゲームをしました。2文字、3文字、4文字と数が増えていくにもかかわらず、みんなすぐに分かって元気に手を挙げていました。 ▼指文字を必死に確認して手を挙げていました。 最後は歌に合わせて手話をしました。曲はFoorinさんの「パプリカ」という曲です。「知ってる人!」って聞くと全員が手を挙げて驚きました!知ってる曲だからこそみんなより一層楽しみながら手話を使って歌っていました。 ▼みんな興味津々!私の後に続いて練習してくれました。 さすがは小学生、みんな元気で大学生はへとへとでした(笑)でも元気いっぱいの小学生に囲まれて手話を教えることができたのでとっても楽しかったです! 今回、手話を教えた小学5年生は7月に福井県の美浜町に行くそうです。毎年交流があり一緒に釣りやバーベキューなどをするそうですが今年はさらに美浜町の小学生に手話を教えるそうです。今回学んだことを活かして手話を教えてもらえたらいいなと思います。パプリカも手話をしながら歌ってきてほしいな~ 楽しんでいってらっしゃい! 現代教育学科3回生 播間あかね
2019.06.18
2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第2回活動報告!
近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 【第2回:6/11(火)】 〇好きな遊び 〇手遊び『さかながはねて』 〇絵本『おしくら・まんじゅう』 〇ふれあい遊び『バスに乗って』 今回は6組の親子が参加してくださいました。 好きな遊びでは、積み木やままごとなど子どもたちそれぞれが好きな遊びを見つけ、自分が興味を持ったもので夢中になって遊ぶ姿が見られました。 ふれあい遊びでは歌に合わせて親子の触れ合いを楽しみ、たくさんの笑顔があふれる活動となりました。 今回のメッセージカードは「カエル」でした!紙からカエルが飛び出す仕掛けのカードに子どもたちも興味津々な様子で嬉しかったです。 ▲ 参加してくれた子どもたちへのプレゼントを一生懸命作っています。 子どもたちの成長を温かく見守り、これからも、安心して楽しく活動できる場を作っていけるよう学生一同努力していきたいと思います。 次回の活動は、6月25日(火)に和室で行います。たくさんのご参加をお待ちしております! 現代教育学科3回生 大西真央 【関連記事】 畿央大学付属幼稚園の園児たちが大学に来てくれました!~マミポコ・親子ひろば 2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第1回活動報告!
2019.06.14
畿央大学付属幼稚園の園児たちが大学に来てくれました!~マミポコ・親子ひろば
2019年6月7日(金)この日は、畿央大学付属幼稚園の3,4,5歳の子どもたちが、バスに乗って畿央大学に遊びに来てくれました! マミポコ親子ひろばでは、子どもたちと小体育室でレクリエーションをして楽しみました! 〇手遊び「大きな栗の木の下で」「ピクニック」 〇新聞紙を使った素話 〇エビカニクス 1回生は初めて子どもたちの前で手遊びをしました。初めてで不安もあったと思いますが、自分たちでたくさん話しあって決めた甲斐あって、スピードを早めたり二人組でしたりなど様々な工夫で行うと、子どもたちからは「もう一回やりたい!」という声が挙がりました。 新聞を使ったお話では、新聞を折ったり破ったりして展開していくお話に、子どもたちは興味津々な様子でした。主人公が山を登るのを応援したり、みんなでご飯を食べたり、子どもたちにも一緒に右手を出してもらって「ちちんぷいぷいのぷい~」と何度も新聞に魔法をかけたりと、みんなで一緒に楽しみました。 最後の「エビカニクス」では、子どもたちはのびのびと踊ったり、音楽にのせて体を揺らしたり、それぞれ楽しみ「もう一回したい!」という声がたくさん聞こえてきました。 大雨の日にもかかわらず、長靴を履いて遊びに来てくれた子どもたちと遊ぶことが出来て、学生もとても楽しい時間を過ごしました。また遊びに来てくれる日を心待ちにしています!ありがとうございました。 マミポコ親子広場代表 現代教育学科3回生 清水亜美 【関連記事】 2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第1回活動報告!
2019.06.04
2019年度「マミポコ・キッズ」第1・2回活動報告!~現代教育学科
こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。今回は、2019年前期第1・2回の活動の様子を振り返ってご紹介します! 第1回:5月12日(日) はじめに、「ぽいぽいぱちぱち」というゲームで子どもたちの緊張をほぐしたあと、個性豊かですてきな名札を作りました。 次に、グループの友達の名前を覚えるため「ころころじこしょうかい」という歌に合わせてボールを転がしながら名前を言っていくゲームをして、グループの皆に自己紹介をしました。そして、お題に合う言葉を他の人とタイミングがかぶらないように言う「とびだせじぶん」というゲームで、グループの友達の特徴を知ることができました。 初めての活動ということで、子どもたちも大学生も始めは緊張していました。しかし、ゲームをしていくうちにたくさんの笑顔が見られるようになり、楽しい活動になりました。 ▲「ころころじこしょうかい」グループの友達の名前を覚えよう! ▲「とびだせ自分」友達とかぶらずにとびだせたかな? ▲「めくってめくって」グループで協力してたくさんめくろう! 第2回:5月26日(日) 第2回の活動は外遊びの予定でしたが、気温が高く外での活動は危険と判断し、室内での活動となりました。 「にがおえリレー」では、グループリーダーさんの顔を順番に協力して描きました。 それぞれのグループで、オリジナリティにあふれたすてきな似顔絵が完成しました。最後に、「なみなみじゃんけん」をして外で遊べなかったぶん、たくさん体を動かしてゲームを楽しみました。 ▲「ラインナップ」ラインからはみ出さないように並び替えよう! ▲「ひみつのたっきゅうびん」お届け物はどこにあるかな? ▲「にがおえリレー」リーダーさんのすてきなにがおえができたね! マミポコ・キッズでは毎回当日スタッフの方のご協力のもと活動を行っています。これからも、たくさんの当日スタッフの方の参加をお待ちしております。今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。 次回の活動は、6月23日(日)で、地域の方をお招きして伝承遊びを教えていただく予定です。たくさんのご参加お待ちしております!! 現代教育学科3回生 奥田奈緒・中木屋佑香 2回生 竹上はるか 【関連記事・リンク】 マミポコ・キッズ マミポコ親子ひろば 2018年度「マミポコ・キッズ」後期第3回活動報告! 2018年度「マミポコ・キッズ」後期第2回活動報告! 2018年度「マミポコ・キッズ」後期第1回活動報告!
2019.05.31
2019年度「マミポコ・親子ひろば」前期第1回活動報告!
近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 【第1回:5/28(火)】 〇好きな遊び 〇手遊び『キャベツの中から』 〇絵本『だるまさんが』 〇ふれあい遊び『ひっついた』 今回は10組の親子が参加してくださいました。今年度の活動開始が遅くなってしまったのですが、普段よりも沢山の親子が来てくださり、賑やかな活動になりました。 初めての親子ひろばで緊張している様子も見られましたが、学生達と一緒に遊んでいるうちに緊張もほぐれたようで、普段遊べないおもちゃを見つけて生き生きと遊んでいました。 昨年から継続して来てくださっている親子もおられ、お友達におもちゃを貸してあげたりするなど、お兄ちゃんお姉ちゃんになった姿を見る事ができ嬉しく思いました。 今年度初めての親子ひろばで学生も緊張していたり不慣れであったりして至らない点もありますが、参加してくださった皆様が楽しい時間を過ごせるよう、学生スタッフ一同頑張りますのでよろしくお願い致します。 次回の活動は、6月11日(火)に和室で行います。たくさんのご参加をお待ちしております! マミポコ親子ひろば副代表 現代教育学科3回生 保延和奈 【関連記事】 昨年度の「マミポコ親子ひろば」の取り組みはコチラ!! 【追加の申し込みについて】 「マミポコ親子ひろば」に多くのご参加・お申込みをいただきまして、ありがとうございます。現在のところ定員を越えてのお申し込みがあり、待機をお願いしております。状況が整い次第、順次ご連絡をさせていただきますので、参加ご希望の方は、お名前(保護者様、お子様)、ご連絡先を下記までお電話にてご連絡ください。 ▶連絡先・問い合わせ◀ 畿央大学 教育学部 マミポコ・親子ひろば係 TEL:0745‐54‐1601 FAX:0745-54-1600
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