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畿央の学びと研究
2012.09.12
産官学連携 第10回店舗モニター
葛城地区商工会広域協議会との産学連携事業:通称「店舗モニター」が始まって3年半が経過し、今回で記念すべき第10回目を迎えました。 8/1(水)、猛暑の中、午前中には三広織布工場様(天然繊維メーカー)に加藤卒業ゼミ生5名が伺い、モニターしてきました。 ▼三広織布工場様への提案 また、午後には、近鉄五位堂駅南側のジャパントラベルステーション様(旅行会社)に行きました。 ▼店舗イメージのスケッチ&ツアーの提案 今回の店舗モニターがご縁となり、直島(香川県)弾丸バスツアーが企画され、9/25に人間環境デザイン学科の24名が直島の現代アートをめぐるツアーに参加する予定です。 【以前に行われた店舗モニター記事はコチラ・・・】 第9回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2011/11/post-426.html 第8回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2011/08/post-405.html 第7回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2011/03/post-356.html 第5,6回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2010/09/post-305.html 第3,4回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2010/04/post-256.html 第2回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2009/09/post-195.html 第1回店舗モニター https://www.kio.ac.jp/information/2009/03/post-142.html
2012.09.12
奈良県市町村職員共済組合主催「食生活健康講座」が開催されました。
「調理実習体験」と「栄養学講義」の二部構成授業で栄養バッチリ! 2012(平成24)年9月11日(火)10時より、奈良県市町村職員共済組合主催による「食生活健康講座」が畿央大学調理実習室と講義教室において開催され、33名の受講生(大和高田市、天理市、広陵町などの市町村職員)が来られました。この講座は同組合員および配偶者を対象として健康保持増進を図る目的で毎年実施されています。 1限目は、畿央大学健康科学部健康栄養学科の岩城啓子先生、上地加容子先生、柴田満先生、餅田尚子先生の4名が指導する「生活習慣病予防のヘルシークッキング~おいしくて簡単メニュー~」に挑戦していただきました。 本日の献立は、豚肉の紅茶煮、ヨーグルトのごま味噌あえ、キュウリの一夜漬け、沖縄風わらびもちなど、ヘルシーながらも手間いらずの誰でも簡単に作れる上地先生一押しのメニューです。 調理実習のあとは、出来上がりをみんなで食する楽しいランチタイム。 そして2限目は、岩城啓子先生による「生活習慣病予防は、まず食生活から ~食生活を変えて健康的な生活を送りましょう~」の講義で、1食分のエネルギー摂取量の目安、摂取エネルギー量抑制の工夫、コレステロール吸収を抑えるしくみ、糖分・塩分・脂質の抑制、正しい栄養バランスなどについて学びました。
2012.09.12
畿央大学院生の国際疼痛学会への参加レポート!
2012年8月26日~31日、イタリア・ミラノ市で開催された第14回国際疼痛学会(14th World Congress on Pain)に、理学療法学科の前岡浩助教と共に参加させて頂きました。 ミラノ市は美術館・博物館が数多くあり、建築もロマネクスからルネサンス、ゴシックまで各時代のさまざまな名建築が残っていることで有名な街です。 国際疼痛学会は、痛みに関しての様々な方面で活躍する研究者や医療スタッフが一堂に集まる大規模な学会です。基礎医学、臨床医学、心理学、看護学といった多様な学問的・臨床的観点から痛みを考えようとする学際的な学会でもあります。歴史的には、1975年のフィレンツェを第1回に始まり、今回で第14回を迎えています。今回も2000演題以上ものポスター発表が行われ、連日にわたって活発な議論が交わされました。なお、次々回の第16回大会(2016年)は、横浜で開催される予定です。 私がこの学会に参加した目的は、畿央大学開学10周年記念事業の一環である健康科学研究所プロジェクト研究「心豊かな生活をおくるための健康科学(研究統括:森岡周教授)」部門の一つである社会的相互作用における神経メカニズムの解明(研究代表者:松尾篤准教授)」の成果の一部を発表することでありました。このような学問領域は、痛みの臨床においても注目を集めています。大会の中でも「Doctor-Patient Communication」とテーマでPhyllis Butow教授の講演が設けられており、慢性疼痛患者さんとのコミュニケーションの重要性が説かれていました。その他にも、痛みに関する表情の研究や、痛みとのコーピングについての研究などの興味深い研究もいくつか報告されていました。 ▲会場は、写真のように広々としており、非常に心地良く有意義な時間が過ごせました。また、学会場ではワインを飲み交わしながらディスカッションをされる先生も多いことなど、国内の学会との違いに驚く場面もありました。講演もいくつか聴かせて頂きましたが、非常に明るい雰囲気でのトークが多かったように感じます。そのためかどうかは分かりませんが、講演後にも質問や意見交換が非常に盛り上がり、マイクの取り合いのような印象もありました。これも国内の学会ではあまり見ることのできない場面でした。 (さらに…)
2012.09.10
畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.9
語学プログラム修了式が行われました! レスター(イギリス)に留学中の畿央生達の授業が始まり3週間が過ぎました。 どの学生も英語漬けの毎日に苦労しましたが、見事に3週間頑張ってくれました。その努力をたたえ、語学プログラム修了式がデモントフォート大学のトリニティー教会で行われました。 畿央生の留学生活に関わって頂いた方、ホームステイファミリー、教員、スタッフ等たくさんのご列席を頂きました。 式の冒頭に、コース責任者のスーザン先生より「3週間異文化の中、それぞれの目標に向かいよく努力した」とのお褒めの言葉を頂きました。そしてスーザン先生より一人ずつ声をかけながら修了書を手渡ししてくださいました。嬉しさと感動のあまり涙ぐむ学生もいました。 教会という厳かな場で、緊張はもちろんのこと、それ以上に我々のためにここまでしていただいた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。 そして修了後は、英国らしく紅茶とサンドイッチ、クッキーなどでティーパーティーが始まりました。お世話になったホームステイファミリーと写真を撮るもの、スタッフや教員と親睦を深めるものなど非常に有意義な修了式になりました。 この後、学生達はレスターからロンドンに移動します。ロンドンでは、名所旧跡、博物館、美術館巡り、中には郊外への旅行を計画するものなど様々です。ロンドンでの滞在の様子は後日報告いたします。 教育学部 助教 深田將揮 【関連記事】 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.8 https://www.kio.ac.jp/information/2012/09/no8.html 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.7 https://www.kio.ac.jp/information/2012/09/no7.html 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.6 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/no4-1.html 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.5 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/no5.html 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.4 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/no4.html 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.3 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/no3.html 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.2 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/no2.html 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.1 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/no1.html
2012.09.09
畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.8
☆畿央生の英国留学体験記 その6☆ こんにちは、教育学部1回生西川実輝です。 イギリスに来て3週間が経って、フォークとナイフも上手に使えるようになり、こちらの生活にもかなり慣れてきました。また、動じずに落ち着いて英語を聞いたり話したりできるようになりました。 2回目の日曜日に、天気がよかったのでホストファミリーがBRADGATE PARKという公園に連れて行ってくれました。外周が10kmほど ある、すごく大きな公園です。家族や友達と喋っていたり、ペットの散歩、運動をしていたりなど、休日を楽しんでいる人々の光景は日本と変わりませんでした。 ▼日本との違いを感じたのは、たくさんの野生のトナカイがいたことです。放し飼いのトナカイを見るのは何か不思議な感覚でした。 ▼帰り道ではアイスクリームを買ってもらって、みんなで食べました。本当の娘のように接してもらえるのが、とても嬉しかったです。道に落としたアイスクリームを拾って再び食べ始めたことには、文化の違いを感じました。 ▼ホストファミリーとお別れする前日の夜、私は感謝の気持ちを手紙を書いて渡しました。伝えたい気持ちを英語の文章にするのがすごく難しくて、 十分に気持ちを伝えることが出来ませんでした。でも、ホストファミリーはすごく喜んでくれて、「またいつでも来てね」と抱きしめてくれました。ホームステ イで過ごした3週間は毎日が刺激的で楽しくて本当にあっという間でした。素敵な家族に出会えて良かったです。 これからのロンドンでの一週間では、この3週間で学んだことを日常的に活用して、もっと英語に対する自信をつけて帰りたいと思います。
2012.09.08
畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.7
☆畿央生の英国留学体験記 その5☆ こんにちは、現代教育学科2回生の林桃子です。 イギリスに留学してはや3週間が経ちました。 今日は、私の一日の様子をお伝えしようと思います。 私はホームステイなのですが、 まず、朝7時前に起き、朝食をつくって食べ、ホストマザーとニュースをみたり、お話をして、9時前に家を出ます。 10時から授業が始まり、英語の授業を中国やキプロスの留学生と一緒に受けます。 12時から13時にお昼を食べ、15時まで再び授業があります。 それからは自由行動なので、レスターの街へ買い物に行ったり、友だちのホストファミリーの家にディナーを食べにいったりと様々な行動をしています。 夕方に家に帰り、シャワーを済ませてから、ホストマザーの美味しいご飯を食べ、テレビを見たり日記を書いたり、団らんの時間を過ごします。 だいたい22時頃には部屋に戻り、次の日の用意をして24時までに寝る、という生活をしています。 レスターでの大学生活が最後だと思うととても寂しく、まだまだ帰りたくありません…。 ▼自分の部屋からみた朝焼け (朝6時半ごろ) レスターには高い建物が少ないので、空がとても広いです! イギリスでは珍しく、晴れの日が多く、とても快適に過ごしていますが、朝晩は10℃程度のときもあり、変化が激しいです。 まさしくWild Weatherです…。 【関連記事】 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.6 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/no4-1.html 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.5 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/no5.html 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.4 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/no4.html 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.3 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/no3.html 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.2 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/no2.html 畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.1 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/no1.html
2012.09.07
奈良養護学校との共同研究をすすめています。
奈良県立奈良養護学校の先生方が研修に来られました。 奈良県立奈良養護学校さんとは昨年度末より共同研究をさせていただいており、今まで学生がディジタルコンテンツを作成したり、そのコンテンツを使った授業を見学させていただいたりと、大変お世話になっています。 今年度は、より研究を進めるために、奈良養護学校の先生方にも少しずつディジタルコンテンツを作成していただき、畿央大学の共同プロジェクトとして、西端研究室でその支援を行うことにしました。 8月6日(月)に10人の先生が来られ、Adobe社のFlashを使ったディジタルコンテンツ作成に取り組みました。あらかじめ、「二者択一ですすめる教材」という打ち合わせをしていたので、先生方は自分の作りたい教材の画像データや音楽データなどを持参され、ソフトウェアの使い方を簡単に説明した後は、各自で熱心にコンテンツを作成しておられました。 一部、スクリプトという難しいプログラム言語を駆使する必要があるのですが、教育学部3回生の喜多智大君のサポートもあり、修学旅行の写真を選びながら振り返るコンテンツ、楽器の音と画像を選ぶコンテンツ、お昼御飯を一緒に食べた先生を選ぶコンテンツ、手作りのディジタル絵本など、さまざまな教材が出来上がりました。 研修の最後は、全員で発表会をしました。まだ、一部制作中のところは口で効果音を補足したり、今後の方針を話したりなど、和気あいあいと楽しく終わることができました。8月末までにはこの続きを作っていただき、今度は奈良養護学校内で発表会を行う予定です。 (教育学部 教授 西端律子)
2012.09.05
台風被害から1年~十津川村・野迫川村での堀内ゼミ合宿!
9月に入りました。看護医療学科の卒業論文提出期限は今月末の28日(金)です。堀内ゼミでは,「災害看護」や「国際看護」など統合看護学領域のテーマに取り組んでいますが,今年は2人の学生が災害看護に関係するテーマで研究を進めています。2012年7月31日(火)から8月1日(水),1泊2日で実施したゼミ合宿では,ちょうど1年前の台風12号で大きな被害を受けた十津川村と野迫川村を訪ね,当時の状況や現在の復興に向けた取り組み,仮設住宅での生活が続く住民の方々の思いなどを伺いました。 休憩をしながら3時間ほどで十津川村に到着,まずは腹ごしらえ,谷瀬の吊り橋をバックにランチを取ったおしゃれなカフェで記念撮影。 吊り橋はもちろん渡りました。一度に渡ることが出来る人数は20人です。 谷瀬の吊り橋を渡った上野地地域に仮設住宅が3棟あります。奈良県の木材をふんだんに使った温かみはあるものの,1年が経過した今も自宅へ戻ることができない方々の心を癒すのは難しいと思いました。 スロープや手すりもついていました。 宿泊は十津川温泉の田花館。十津川村観光協会会長で,地元消防団のメンバーでもある宿のご主人から,発災時の様子と復興の道のりについてお話をお聞きしました。たくさんの資料をご準備くださっていました。 これで就寝!というわけにはいきません。ゼミ合宿です。ハイ,皆さんパソコンを開いて!!! オニ指導教員の論文指導は,夜中まで続きました(笑) 小雨の中,ご夫婦で見送ってくださいました。田花館は創業明治42年の老舗,厳選100%かけ流し温泉は,夜中まで論文に向かった(向かわされた?)疲れを癒しました。料理も美味しいです。温泉コーヒーのサービスもあります。ぜひ皆さんも訪ねてください。 次は十津川村役場へ。まだ台風12号災害相談窓口もあります。 1週間前の大雨で起きた小さな崩落が。しかし,対応は素早く砂嚢が積まれ,交通に問題はありません。 世界遺産の玉置神社で看護師国家試験の合格祈願??? 「大雨の中本殿まで頑張って参りました。どうぞよろしくお願いします!」 (さらに…)
2012.09.04
葛城商工会議所コラボ企画「輝け!!ビストロ 夢のキッチン届けみんなのもとに」
2012年3月8日に「モテ・コミュニケーション講座」で始まった葛城青年会議所と畿央大学ボランティアセンターとのコラボ企画、子ども達の夢を紡ぐ『次世代夢プロジェクト』は、葛城青年会議所(以下、JCI)が行う青少年育成事業で、地域で子どもを育てることが希薄な今、自分達が子どもの頃のように、様々な世代が夢や目標を語り合い、良い意見交換が行われ成長すること、そして子ども達が夢や目標を育むことができるようにしたいという想いに賛同し、今までにも畿央大学の学生ボランティアが参加してきた実績があることから協働企画としてスタートしました。 今回の「輝け!!未来のビストロ 夢のキッチン届けみんなのもとに」~地産地消への架け橋~では、子ども達と共に食を通じて地域を見直す機会にできればと学生ボランティアもJCIとの会議や勉強会を重ね本番の8月26日(日)へ向けた準備を行ってきました。学生にとっては最初に受けた講座を活かし、様々な職種・年代の方々と協力し事業を構築するという今までにない経験でしたが、意見を真摯に受け止めてくれるJCIメンバーのおかげで、自発的なアイデアを提案できるようになり、自信を持って本番を迎え、またJCIメンバーの真剣な取組姿勢を身近に感じ、地域貢献のために力を合わせて動く姿に、学ぶものも多くあったようでした。このような地域の方々と力を合わせて目標に向けて協働することは、学生ボランティアとして有意義な経験となりました。 ↑7月29日の全体説明会、参加する子ども達と学生ボランティアが初めて出会いました。これまで勉強して準備をしてきたことを子ども達と共に分かち合いました。 ↑8月16日(土)の試作会、各グループ2品~3品の料理にチャレンジ!試行錯誤をしながら創り上げ、選りすぐった1品を決定し、料理名や本番に向けての改善点を話し合いました。 ↑8月26日(日)本番、参加した子ども、未来のビストロ25人が審査試食用(10人分)の食事を調理。味・盛り付けなど一生懸命考える姿を学生ボランティア13人とJCIメンバーが共に協力し、子ども達をサポートしました。 イベント終了後、参加してくれた子どもは「一人でこの料理を考えていた時は、作ることができるかどうか不安に感じていたけれど、みんなで一緒に作るとだんだん出来るような気がしてきた。みんなでワイワイ言いながら料理をするのは楽しいし、何でもチャレンジできる気がした。」と素朴な感想を教えてくれました。このイベントを通じて、食の大切さ、地元を知ること、そして力を合わせることの大切さまで気づいてくれて、葛城青年会議所の方々が求めていた想いや、学生達のあたたかいフォローが実を結んだようでした。 今回、作った各グループの料理は9月20日~10日間、葛城地区の各料理店にて出品されます。(詳しくは、下記の案内をご覧ください)子ども達がアイデアを練った地元食材使用の料理を、ぜひお店でお試しください。 (さらに…)
2012.09.03
教育学部 辰巳先生の海外学会レポート
第30回国際心理学会議(ICP 2012)に参加しました! 2012年7月22日~27日、南アフリカ共和国・ケープタウン市のCape Town International Convention Centre(CTICC)にて開催された第30回国際心理学会(30th International Congress of Psychology)に参加しました。南アフリカ共和国は、首都の機能を3カ所に分散させており、ケープタウンはその一つでして、立法を司る首都です。 この学会は名称の通り、心理学界における最大規模のイベントであり、世界各国の心理学研究者が集うものです。今大会は300カ国・5千人が参加しました。心理学は今日、高度化し、専門分化が著しく、各領域・分野もまた奥行きがあります。従って、ICPを今日的に正しく紹介するなら、分散された多くの心理学領域・分野を集約する大元締めの学会ということになります。歴史的には、1889年にパリで開催された第1回大会に端を発し、途中、空白期間もありましたが、3年おきの開催、そして1972年の東京大会以降は4年に1度開催されています。なお、次回の第31回大会(2016年)は、日本が久しくホスト国を務め、横浜市で開催される予定です。 私がこの学会に参加した目的は、畿央大学開学10周年記念事業の一環である同健康科学研究所プロジェクト研究「心豊かな生活をおくるための健康科学(研究統括:森岡周教授)」部門の一つ「負傷競技者の心理的要因が運動行動及び動作回復に及ぼす影響(研究代表:辰巳智則)」の成果の一部を発表することにありました。この方面の研究は、アメリカ合衆国・スプリングフィールド大他の研究者が世界をリードしてきた経緯があります。今回の発表は、本邦で独自に重ねてきた研究成果が、国際的にみて、どのような反応を得るのかを肌で感じたかったというのがあります。 ▲会議場とそこの3階テラスから見えるテーブルマウンテンです。この山の存在感が抜群でして、圧巻の一言。毎日、シャッターを切るほど、魅せられました。この日は青空が広がる晴天でしたが、この山の台の部分にうっすらと雲がかかることもあり、現地ではそれをテーブルクロスと呼んでいます。ちなみに、この山を反対側から眺める機会があったのですが、このような形状には見えませんでした。 ▲初日の晩に開催されるICP2012オープニングセレモニーでは、来場者を温かく迎えて下さいました。当方は今回の渡航を必要以上に心配し、周囲も心配していたのですが、こうした歓迎の催しにも支えられ、心を和ませてくれました。 (さらに…)
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