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理学療法学科
2013.10.30
第17回KSM(Kio Study Meeting)を開催しました!
畿央大学理学療法学科4期生の及川新一です。 10月も畿央大学のキャンパスをお借りして第17回KSM(kio study meeting)を開催しました。 今回で17回目を迎えるKSMですが、毎回熱意のこもった発表と議論が繰り返されているので、いつも新鮮な気持ちで参加しています。 さてさて、今回の発表テーマは「脳画像のみかた-基底核レベルを中心に-」「キャリアアップのための症例の考え方」「足と靴」の3つとなりました。 最初は熊本君が「脳画像のみかた-基底核レベルを中心に-」を発表してくれました。 内容はタイトル通りです。(笑) 沢山の画像を基に、基本的な画像の見方から治療への応用まで細かく説明してくれました。普段脳画像を見る機会が少ないメンバーも脳画像への理解が深まりました。 次に、南君が「キャリアアップのための症例の考え方」を発表してくれました。 内容は症例の持っている障害の捉え方、臨床推論の立て方に始まり、話題は実習生教育にまで及びました。写真は中田君と南君が初診時の介入方法について激論を交わしているところです。決して喧嘩をしている訳ではありません。(笑) 最後は櫻井君が「足と靴」を発表してくれました。 KSMでは初となる「靴」に着目した発表でした。靴の機能的役割や、正しい靴の履き方など、普段の臨床ではあまり意識していなかったことを分かりやすく発表してくれました。 ここまでのBlogを読んで頂くとお気づきになるとは思いますが、KSMは一度の勉強会で大きなテーマを決めずに、各々の興味があること、臨床で取り組んでいることを基に発表します。また、メンバーの所属している病院や施設の特性が異なるため、発表の内容をそのまま臨床で実践することは出来ません。勉強会で得た知識を自分達の臨床に落とし込み、患者様に最善の医療を提供出来るようこれからも切磋琢磨して頑張っていきたいと思います。 最後になりましたが、今回も快く会場を提供してくださった、理学療法学科長である庄本先生を始め、畿央大学関係者の皆様に感謝を申し上げます。
2013.10.28
「理学療法学科5期生同窓会」を開催!
10月19日(土)に、理学療法学科5期生の同窓会を開催しました! 今回は、今までで最高人数の32人が集まり、話が尽きることなく大盛り上がりでした。 久しぶりに会う友だちもいましたが学生時代から変わらないノリで社会人ということを忘れてしまうほどでした。 しかし、結婚する人がいたり、仕事の話をしたりと少し大人になったのかなと感じるところもありました。 社会人3年目、それぞれの職場でみんな頑張っているようで、いい刺激になりました♪♪ 賞品をかけたじゃんけんゲームでは、豪華商品を目の前に、みんなの顔は真剣そのものでした。 うるさすぎるみんなに会えるとホッとします。 また集まってみんなから元気をもらいたいと思います!また集まりましょう☆ 理学療法学科5期生 佐原 翔子
2013.10.17
学生広報スタッフBlog vol.97~「理学療法学生交流会 関西支部大会」までわずか!
こんにちは! 学生広報スタッフ、理学療法学科2回生の片岡あすかです。 初めてブログを書かせていただきます! 今回は、10/27(日)に畿央大学にて開催される『理学療法学生交流会 関西支部大会』について紹介させていただきます。 理学療法学生交流会とは、理学療法士を目指す学生が集まる場で、講師の方を招いて講演をしていただいたり、ディスカッションや学生発表などを行います。 主に情報交換、視野の拡大、モチベーションの維持・向上などを目的としており、他大学にたくさんの友達ができ、たて・よこ・ななめのつながりが生まれることも交流会の醍醐味となっています。 今年度の畿央大学の運営委員は理学療法学科1~3回生の47名で構成されており、それぞれ総務、企画、広報、会計の4つの部署に分かれ、運営に携わっています。 私は講演していただく先生の選出、ディスカッションの進行方法など、主に企画の仕事をしています。 『理学療法学生交流会 関西支部大会』 【日時】 平成25年10月27日(日)10:00~(受付9:30~) 【場所】 畿央大学 冬木記念ホール 【内容】 講演、ディスカッション、学生発表、インタビュー上映、懇親会など 【会費】 1,500円 今回のテーマは「ノンテクニカルスキル~医療者としての自覚~」です。 ノンテクニカルスキルといっても何のことか分からない方がほとんどだと思います。 私たち運営委員もこれを学ぶために夏休みにセミナーにも参加しました。 簡単に言うと、医療技術(テクニカルスキル)以外のすべての技術のことをいいます。 たとえば、コミュニケーション能力、リーダーシップ、ストレスマネジメントなどが挙げられますが、これはあくまでも一例です。 最近では、医療事故の54%はノンテクニカルスキルに起因しているといわれています。 テクニカルスキルを習得することはもちろん、学生のうちからノンテクニカルスキルにも焦点を向け、一人ひとりが患者様に寄り添う医療者になる者としての自覚を持ってほしいと考えております。 講演では、あらゆるノンテクニカルスキルを兼ね備えておられる田中仁先生に理学療法士の立場から体験談などをお話いただきます。また、高校生のときにバイク事故で脊髄損傷を患われた車椅子ダンサーの奈佐誠司先生には患者様の立場からご講演いただく予定です。 他にも、実際に患者様にインタビューさせていただいた際のビデオ上映をしたり、アイスブレーキングやディスカッション、会の最後には懇親会も予定しております。 今年は学祭の時期とかぶっていますが、一人でも多くの理学療法学生に参加していただきたいと思っております!当日参加も大丈夫です!運営委員一同、たくさんのご参加心からお待ちしております! ▼各部署での会議の様子 ▼ノンテクニカルスキルについてのセミナーの様子 ▼冬木記念ホールでのリハーサル 日本理学療法学生交流会 畿央大学運営委員 学生広報スタッフ 片岡あすか
2013.09.28
欧州呼吸器学会の参加レポート
2013年欧州呼吸器学会(European Respiratory Society annual congress)参加レポート この度2013年欧州呼吸器学会に参加してきました。学会は9月7~11日にスペイン,バルセロナのFIRA BARCELONA, Convention Centre de Gran Viaで開催されました。この学会は、呼吸器系の学会では世界最大級であり、私は昨年に引き続いて2回目の参加となりました。本学からは私1人の参加でしたが、昨年大学院(博士)を卒業した有薗さん(現 聖隷クリストファー大学)や長崎、名古屋、関西の友人など10人ほどの理学療法士とも学会場で会って話をしました。 私は、9/11(水)に ”Mechanisms contributing to exercise limitation in health and respiratory, cardiac and pulmonary vascular diseases” セッションで ”Comparison of the characteristics of symptom-limited exercise tests between incremental and constant work rate protocols” という演題をポスターディスカッションという形式で発表しました。これは通常のポスターとオーラルでの発表、質疑応答が混ざった形式です。 セッションの司会者は,P. Laveneziana, L. Puente Maestúの2名で、特にL. Puente Maestú氏は、運動負荷や骨格筋の酸素動態に関して多数報告しており、私も文献でよく知っている研究者でした。私の演題は、「高強度定常負荷試験の方がランプ負荷試験に比べて骨格筋の酸素利用が高くなり、これが運動持続時間のリハビリによる改善効果が高いという要因の1つであろう」という内容で、座長やフロアからいくつか質問を受けました。 今回の学会では日本の理学療法士の発表も増えてきましたが、まだ演題数は少なく、言葉の壁により十分な討論が出来ないケースが多い様です。私自身も含めてもっと国際的にならなければと再度思わされた学会でした。 健康科学部理学療法学科 教授 田平一行
2013.09.27
畿央大学大学院 博士後期課程の学位記授与式が行われました。
去る9月21日(土)の14:00より、畿央大学大学院健康科学研究科博士後期課程の学位記授与式が行われ、井出宏さんと徳田光紀さんのお二人に博士(健康科学)の学位が授与されました。 畿央大学大学院健康科学研究科の博士課程論文審査基準では、主論文の条件として「査読のある国際(英文)学術雑誌に掲載されたもの、あるいは掲載が決定しているもの1篇」としています。お二人の論文は3月までに完成はしていたものの雑誌掲載が遅れたため、学位記の授与が9月になったものです。金子章道研究科長からは、世界に通用する学位論文を完成させたお二人に対してねぎらいとこれからの活躍に対する期待を込めた式辞があり、また博士号を授与されたお二人からは、それぞれに感謝と決意の挨拶がありました。そのあとお二人と金子研究科長、冬木副学長、森岡研究科主任、お二人の指導教官である田平教授、庄本教授を交えて記念撮影をし、あたたかな雰囲気の中で授与式を終了しました。 お二人からコメントを頂戴しましたので、ここでご紹介させていただきます。 ●徳田 光紀さん 私は学士、修士、博士とすべて畿央大学および畿央大学大学院で取得させて頂きました.大学時代の担任も、大学院の指導教員も庄本康治教授でありました。理学療法士として、研究者として一から指導して頂いた庄本先生には感謝の言葉しか浮かびません。本当にありがとうございました。 また,金子章道研究科長はじめ世界レベルの研究者の先生方の講義を受講できたことは、今後も大きな財産になると感じています。『博士号の取得がゴールではなく,ここが一人前の研究者としての起点となるべきである』金子研究科長に頂いた祝辞のお言葉は忘れません。今後も研究者の一人として謙虚に,そして畿央大学大学院で博士号を取得できたことに自信と誇りを持って、研究活動を続けていきたいと思います。 これからもご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ●井出 宏さん 2013年9月21日(土)博士学位授与式に出席しました。 この中で健康科学研究科の金子研究科長は、学位の取得は研究者としての出発点に過ぎない。慢心することなく今後も研鑽を続けてほしい、という旨の言葉がありました。私は、この言葉をいただいて、今後とも継続的な自己研鑽に努めること、研究のための研究ではなく常に臨床を意識した研究をしていくこと、独創的な研究とは何かを常に考えていく必要性を再確認しました。また、ここまで来られたのは田平教授のご指導や田平研究室の同僚からの助言などがあったからだと思っています。そして、最後に陰に陽に支えてもらった私の家族に感謝したいと思います。
2013.09.25
理学療法学科で「全学年症例検討会」が行われました。
4回生が下級生に向けて語る「症例報告会」を開催! 理学療法学科では4回生になると、4月から7月まで8週間の「総合臨床実習」を2回、病院を変えて計16週間行います。実習を引き受けて下さっている病院の理学療法士(実習指導者)の指導のもと、理学療法士の卵として様々な疾患を呈する患者さんを対象に基本的な評価を行い、その結果に基づいて基本的な治療プログラムを立案し、実施していきます。3回生までに学んだ知識、技術を総動員して患者さんと直接向き合う経験の中で4回生たちは大きく成長して帰ってきますが、その経験から学んだことを下級生たちに伝える「全学年症例検討会」が9月18日(水)に行われました。 4回生にとっては基本的な知識を再確認し、下級生に説明できる能力を高めることをねらいとし、1~3回生にとっては理学療法士の仕事を身近に感じたり、現在学んでいる科目(基礎医学)と臨床との関係を理解することで勉強へのモチベーションを高めることがねらいです。何よりも学年を超えた縦のつながりを強め、気軽に質問、相談できる人間関係を作ることで、学生生活、実習に対する不安解消につなげることをめざしています。 当日は各学年3名前後、全部で12名前後のグループに分かれて司会進行は4回生が担当、教員はファシリテーター役に徹して見守ります。4回生が準備したレジュメや資料をもとに活発な質疑応答も行われ、この症例検討会のねらいは達成できたようです。学生たちの声を紹介します。 ●理学療法学科4回生 宮村 佑 長期実習が終わり、2ヶ月が経ちます。就職活動、卒業研究、国家試験に気持ちが切り替わりつつあるこの時期に、後輩に向けての症例報告会が行われることで、もう一度実習中の気持ちが思い出されました。しかし実際に発表するだけでなく、分かりやすく説明するとなるとなかなか上手くいかず、改めて伝えることの難しさを感じました。 また、今回は実習の話が中心となりましたが、他にもたくさん、後輩に伝えたいことはあります。後輩、特に1.2回生には面識のない人が多かったですが、この症例報告会をきっかけに交流の場が増え、縦のつながりが強くなれば良いと思います。 ●3回生 赤山 加惠 今回、症例発表で4回生の長期実習の話を聞かせていただきました。実習での参考になる話はもちろん、辛かった話や苦労した話も聞かせていただきました。話を聞く中で、今後の実習に不安を感じると共に、「もっと頑張らなくては」と再度自分を奮い立たせる良い機会となりました。せっかくのこのような機会なので、同じ種類の症例でなく、整形と脳卒中など違う種類の話を聞くことができれば、より一層考えや興味が深まるのではないかと思いました。今回聞かせていただいた話を活かし、今後の授業や元気塾に、臨床に出た時の事も考えながら取り組んでいきたいと思います。 ●2回生 麻野 紗也加 今回4回生の先輩方による症例発表を聞いて、実際の現場を体験してこられた先輩方のお話は、とても興味深く、勉強になることばかりでした。難しい内容は絵などを使って細かく説明してくださり、わかりやすかったです。去年のこの発表会ではほとんどわからなかった内容が、2回生になった今では大分理解できるようになっていて、自分でも驚きました。今授業で習っている内容が直接将来に結びついていることを、改めて感じました。先生から聞くのとはまた違う視点があり、今後も上級生の方と交流する機会を持てればよいなと思いました。 ●1回生 伊與田 一輝 この症例検討会が始まる前までは、1回生の僕たちには難しい話ばかりで全然理解できないのではないかと少し心配していましたが、4回生の方々は僕たちの知らない専門用語をその都度説明し、庄本先生も出てきた疾患についての動画を見せてくださったので、しっかり理解しながら話を聞くことができました。1番印象に残ったことは、「実習を終えて考え方が変わったことはありますか?」という質問に対して、「患者さんに目標を聞くときに、ただ歩けるようになりたいだけじゃなくて、~するために歩けるようになりたいなどと具体的な目標を持ってもらうことが大事だと思った」とおっしゃっていたことです。先日の卒業生のシンポジウムでも旅行するためにリハビリをずっと続けている患者さんの話があったので、高いモチベーションの中でリハビリしてもらうには具体的な目標が大事なのだと学びました。僕も4回生になったときに後輩たちにわかりやすく伝えられるように、まずは今の勉強をしっかり頑張ろうと思いました。
2013.09.16
院生が『日本ペインリハビリテーション学会学術大会』で優秀賞を受賞!
2013年8月31日9月1日に、福岡の九州ビルディングにおいて、『日本ペインリハビリテーション学会学術大会』が開催されました。 今学会のテーマは、「痛みの医療におけるリハビリテーションの可能性」でした。プログラムの中には、術後痛から慢性痛を対象とした臨床研究のみならず、動物実験などの基礎研究も多くありました。臨床家として、テーマ通り、痛みに対するリハビリテーション可能性を考えさせられ、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。 基調講演では、沖田実教授(長崎大学大学院医歯薬学総合研究科医療科学専攻リハビリテーション科学講座運動障害リハビリテーション学分野)が痛みの教育の現状と課題について、理学・作業療法士の卒前教育を中心にお話されました。シンポジウムでは、「慢性痛医療の最前線―チーム医療の各領域から―」というタイトルで行われました。その中では、池本竜則先生(愛知医科大学運動療育センター・学際的痛みセンター)が、運動器外科の視点から、細井昌子先生(九州大学病院心療内科)が、心療内科の視点から、川久保宏美先生(九州大学病院看護部心療内科)が、看護の視点から、松原貴子先生(日本福祉大学健康科学部リハビリテーション学科)が、リハビリテーションの視点からお話されました。どれも非常に興味深い内容であり、その中でも特に、川久保宏美先生がお話された、心療内科の看護の視点からでは、患者の現象の捉え方や対応の仕方など、セラピストとしても非常に多くのことを学ばせて頂きました。 一般演題では、口述発表が5演題、ポスター発表が19演題あり、基礎から臨床まで多岐にわたる領域からの発表がありました。その中から今回、私が発表した「撓骨遠位端骨折後のギプス固定期間中に腱振動刺激による運動錯覚の介入がギプス除去後の痛みに及ぼす影響-1症例による検討-」が優秀賞に選出されました。 この研究は私が本学大学院修士課程で行っている臨床研究であります。発表や質疑応答では不十分な点が多かったため、私の演題が日本ペインリハビリテーション学会歌術大会にてこのような素晴らしい賞に選出していただけるとは全く思ってもおりませんでした。また今回の演題では、1症例による検討であり、課題が多くみられます。そのため今後解明するために、よりいっそう研究に励んでいきたいと思っております。この場を借りて、この研究を御指導してくださった森岡周教授ならびに本学神経リハビリテーション学研究室のメンバーに心から感謝いたします。 健康科学研究科 健康科学専攻修士課程1回生 今井亮太 (理学療法学科5期卒業生)
2013.09.15
第16回KSM(卒業生の理学療法勉強会)を開催しました!
畿央大学理学療法学科、4期生の佐藤達也です。 9月8日に第16回KSM (Kio Study Meeting)を開催しました。 KSMとは畿央大学4期生が中心になって行っている「理学療法勉強会」です。普段様々な現場で理学療法士として働いているメンバーが月に一度集まり、講義・ディスカッションをしています。様々なテーマの勉強ができ、毎回大変刺激になっています。 今回は「作業療法について」、「心不全を合併したCOPDのリハビリテーションについて」について講義・ディスカッションをし、最後に実技を行いました。 今回、私の勤務する病院の作業療法士の先輩である、中村元紀先生にお越しいただき、作業療法の考え方を中心にお話しいただきました。リハビリテーションの本来の目的を理解し、作業療法の立ち位置を明確化し、介入方法を幅広く勉強されている先生の講義は、我々理学療法士も見習う点が多々ありました。他職種で相互作用し、患者さんに最適な治療を提供しようと、皆改めて認識することができたと考えます。 ↑iPad miniを用いた作業選択意思決定支援ソフト(ADOC)の紹介 次に、及川君は内部障害を中心にデータをまとめ、実際の地域リハなどで注意している点、悩んでいる点を紹介してくれました。患者さんへの自主練習の指導などは地域リハ以外のスタッフも方法を模索しており、各自気をつけている点、効果が報告されている指導内容など、ディスカッションが行われました。 最後に中田君が実技として、肩関節が挙上しにくい患者さんへの即時効果を狙った介入方法や、皮膚運動学を考慮した腰痛患者への介入方法などを紹介してくれました。単一の手法では改善が乏しい方もいるので、様々な視点から問題点を考察し、アプローチをしていく考え方は重要であり、大変参考になりました。 今回はKSMとしては初めて、外部の方をお招きしての講義も取り込みました。日頃の疑問点を、自分やその身内の者だけでは解決できないことも多々ありますが、このような場でのディスカッションや休憩時の何気ない会話などから新たな発見が生まれることもあります。今後も手を変え品を変え、自分たちの考えを話し合い、様々な視点を持って臨床現場に落とし込むことができればと考えます。 当勉強会も1年以上が経過し、良い点、修正すべき点も様々と出てきています。皆で方向性を考え、今後も高め合っていける関係にしていくことができるよう、一人一人頑張っていきます!今回も理学療法学科長である庄本先生を始め、このような場を提供していただいた関係者の方々に感謝を申し上げます。 【過去の勉強会の様子】 ▼第10回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2013/03/post-636.html ▼第11回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2013/04/10-1-2.html ▼第12回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2013/04/24-7.html ▼第13回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2013/06/25-1.html ▼第14回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2013/08/01ksm14.html ▼第15回勉強会 https://www.kio.ac.jp/information/2013/08/14-1-2.html
2013.09.11
畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.10
こんにちは。理学療法学科2回の佐々木紀奈子です。 8月中頃からイギリスのレスターに留学して3週間目が終わりました。英語はもちろんのこと様々なことを経験し、肌で感じています。今まで英語を話すことはなく、留学当初は非常に緊張し上手く言えないことも多々ありましたが、積極的にコミュニケーションをとるように心がけた結果、少しずつですが上達を実感するようになりました。 理学療法学科として初めてこの留学プログラムに参加しているということなので、医療福祉関係で気づいたことについて書きたいと思います。 こちらの写真を見たことがあるでしょうか?わたしはイギリスで初めて見ました。ちなみに二階建てバスの最前列から撮った写真です。 恐らくですが、近くに福祉施設があるのだと思います。お年寄りへの配慮が見られます。この夫婦のイラストは心がホッとします。 理学療法士の地位は日本よりイギリスが先に確立されたと言われています。歴史の深さがあるがゆえに、この国はすべての人が共生する社会で日本ではなかなか見ることができないと感じました。 その代表例として、ホストファミリーとドッグショーに出かけたときの話です。このショーは飼い主と犬がともに歩きその美しさや信頼性を見るものです。イギリスでは車椅子を見かけないかわりに電動車椅子をよく見かけます。そのショーの出場者として電動車椅子にのった女性がいました。その女性は電動車椅子にのったまま、リードをもちウォーキングをして見せました。曲がり角も自由自在に犬と電動車椅子をコントロールされていました。その姿は素敵でした。 女性の姿から、すべての人が自分の意志を持っており、趣味や仕事を楽しんでいるように感じました。日本人である私と違い、周りのことなんて意識しないのです。住みよい国と言われる理由がなんとなく分かった気がしました。 最後の1週間はロンドン観光をしたり、ミュージカルを観たりと予定いっぱいです!あらゆることを吸収し、大きく成長して帰国したいと思っています。 ▲ドッグショーです ▲とても親切にして頂いたホストファミリーとの一枚です。 【関連記事】 短期語学留学プログラム現地リポート1 短期語学留学プログラム現地リポート2 短期語学留学プログラム現地リポート3 短期語学留学プログラム現地リポート4 短期語学留学プログラム現地リポート5 短期語学留学プログラム現地リポート6 短期語学留学プログラム現地リポート7 短期語学留学プログラム現地リポート8 短期語学留学プログラム現地リポート9
2013.09.09
卒業生が「総合リハビリテーション賞」を受賞しました!
2013年7月31日に第21回「総合リハビリテーション賞」授賞式が医学書院にて開催されました。 本賞は、「総合リハビリテーション」誌編集顧問の上田敏先生が東京大学を退官される折(1993年)に金原一郎記念医学医療振興財団に寄付された基金を原資として発足されたものです。今回、2012年に掲載された投稿論文45本のなかから、私が発表した「足底知覚学習課題が高齢者の歩行安定性に与える効果―ランダム化比較対照試験」(「研究と報告」40巻10号掲載)が本賞に選出されました。 本研究は、私が本学大学院博士後期課程在学中に行った研究であり、足底の知覚誤差が減少することによって高齢者の歩行中の姿勢バランスが向上することを明らかにした研究になります。 授賞式では、上田敏先生から賞状と激励のお言葉をいただき、大変緊張すると同時に嬉しい気持ちでいっぱいでした。 この場を借りて、本研究を御指導してくださった森岡周教授ならびに本学神経リハビリテーション学研究室の皆さんに深謝いたします。 畿央大学大学院健康科学研究科 客員研究員 日本学術振興会 特別研究員 中野 英樹
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