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畿央の学びと研究

2014.01.15

本学教員が策定した奈良県オリジナル体操を、NHKが取材!

NHK奈良放送局「ならなび」で、本学教員が策定したオリジナル体操が取り上げられます!     後期高齢者医療広域連合と奈良県による「奈良県健康長寿共同事業」では、誤嚥※や転倒予防のためのオリジナル体操の策定に向けて様々な取り組みを行っています。   ※誤嚥(ごえん)…食べ物等が気管に入り込むこと。   誤嚥により高齢者が肺炎を発症する事例が多いことから、「誤嚥しにくい身体」をつくり、かつ同時に「転倒しにくい身体」をつくるための全身運動を、本学理学療法学科の高取准教授が連携して策定しました。それが「なら健康長寿体操(仮称)」です。 今回はNHK奈良放送局により取材があり、体操の効果検証を行っている現場の様子と、策定者である高取准教授のインタビューが下記の通り放映される予定です。ぜひご覧下さい。     【放送番組】  NHK奈良放送局 「ならナビ」   【放送時間】  平成26年1月16日(木)18:10~19:00 (この中で約5分間)   【内  容】  体操の実践、効果検証(身体測定)の様子について  体操の特長や効果測定の状況について(畿央大学理学療法学科 高取 克彦 准教授)     また、高取准教授は2月1日(土)15:30より本学にて行われる「畿央大学公開講座」において、   「姿勢・呼吸・運動機能からみた誤嚥性肺炎の予防」~あなたは力強い咳ができますか?~   をテーマにした講演を行う予定です。 講座の詳細およびお申し込みは大学ホームページをご覧下さい。

2014.01.11

駅ナカで絶賛発売中!畿央生が考えたバランス弁当・丼・おにぎり!

1/8(水)~1/21(火)、「ハート・イン」「キヨスク」で畿央大学の学生が考えた バランス弁当・丼・おにぎりが販売されています!   このお弁当類は、ハート・インやキヨスクを展開する㈱JR西日本デイリーサービスネット、食品ロジスティックスの㈱日本アクセス、食品加工大手のカネ美食品㈱、惣菜米飯の㈱サンデリカ(山崎製パン系列)の4社連合と畿央大学健康科学部健康栄養学科(指導教員:喜多雅子講師、餅田尚子助手、学生約40名)が何度も試作や打合せを重ね、共同開発したものです。   第1弾は昨年年末(2013年12月11日~12月24日)に販売されており、好評でした。 そして、第2弾が絶賛発売中です!   12月8日(日)に大学で行われた『地域連携フェア』では、一般発売に先駆け、お弁当4種類が販売されたので、みなさんより一足先に食べていたのですが、丼とおにぎりは、今回がはじめて! さっそく丼とおにぎりをゲットしたので、みなさんにご紹介します!   ▼『雑穀ごはんの花咲く彩り丼』 ヘルシーな雑穀飯に彩りも鮮やかな6種類の具材がのっています。不足しがちな野菜と豆類がたっぷりなので、カラダにいいこと間違いなし! 美味でございました♪     ▼『雑穀ぎゅう牛ごぼうおにぎり』(金賞) こちらも雑穀飯を使用。具材は牛ゴボウ。牛肉もしっかり入っています。海苔にも味がついていて最後まで美味しかったです。 おにぎりは学生の30種類以上のレシピから試食し、人気投票で選ばれた上位が発売となったものです。 健康栄養学科の学生が選んだものですから、美味しくてヘルシー、栄養バランスもいいです!!     ▼『にぎにぎドリアむすび』(銀賞) ドリアと言えば・・・チーズ! おにぎりにチーズ?! ご飯はケチャップライスですから相性抜群! チーズがとろけて更においしくなるので、レンジでチンして食べてくださいね。       他にも「カラフルかえらし弁当」と「満腹!大阪旅気分弁当」の2種類のお弁当が発売されています!   「カラフルかえらし弁当」には、ご飯が3種類+おかず5種類+スイーツ(さつまいも甘煮)が入っていて、どれも美味かつへルシー(562kcal)でした! みかんソース、梅肉、しらすなど和歌山をイメージして作られました。   「満腹!大阪旅気分弁当」は、お好み焼き風たまご焼き、串カツなど、ガツンとボリュームのあるお弁当。おせちに飽きたこの時期にピッタリ!   畿央大学の管理栄養士の卵たちの作品をご賞味下さい。 これらの弁当類は、JR(西日本地域)駅ナカのコンビニ「ハート・イン」「キヨスク」で販売されていますよ!  

2014.01.10

2013年度「マミポコ・キッズ」10月、11月、12月活動報告!

こんにちは!マミポコ・キッズです!   2013年度後期マミポコ・キッズでは、10月から12月までの計4回、小学生28人を対象に、室内遊びや伝承遊びなどの活動を行ないました。4回の活動の様子を紹介します。   第1回の活動では、個性豊かな名札を作ったあと、名前を覚えることをねらいとした「となりのとなり」というゲームをしました。そのあとにした「キャッチ」では、緊張していた子どもたちも、だんだんと緊張が解けて楽しく遊ぶことができました。また、2グループ対抗の「ぴったんこですすもう」では、同じグループの子どもたち同士で、協力することができました。初めて一緒に遊ぶ子どもたち同士でしたが、仲良く楽しく遊ぶことができました。   第2回の活動では、第1回よりも自分からグループの友達と関わることをねらいに活動しました。最初に、歌を歌いながら、“パン”という言葉が出てくるところで手をたたく「パンパンパン屋さん」というアイスブレイクを行いました。その後はいくつかのゲームをクリアして文字が書かれたカードを集めていき、集めた文字を組み合わせて言葉をつくるという「あいことばさがし」をしました。グループのみんなで一生懸命言葉の組み合わせを考えている姿が見られました。最後に、「似顔絵リレー」をしました。それぞれのグループのリーダーさんの顔をグループのみんなで協力して、そっくりの似顔絵を完成させることができました。   ▲出されたお題のとおりに列に並ぶ「ラインナップ」をクリアして文字カードをゲット!   ▲似顔絵リレー                                               ▲グループリーダーさんそっくりの 似顔絵が描けました!   第3回の活動では、地域の方々に来ていただき、伝承遊びを教えていただきました。たくさんの遊びの中には、初めてやるような遊びもありましたが、地域の方々に教えていただいたり、子どもたち同士で助け合ったりしながら活動する姿が見られました。最後は、地域の方々と一緒にみんなで「じゃんけん列車」をして楽しく活動しました。   ▲ あやとり                                           ▲ ふくわらい   第4回の活動では、いつものように緊張をほぐすことを目的としたゲームから活動が始まりました。すると、突然、怪盗ウランから、手紙が届きました。「グループの動物のお面は預かった。返してほしければ、グループみんなでウランの用意したゲームをクリアすることだ。」 グループのお面を取り返すため、体育館全体に設けられた5個の遊びのコーナーを、グループごとに回っていきました。その中にある、カラーの紙を見て覚えて色を塗っていない紙に色を塗って完成させる「カラーコピー」では、グループの子どもたちみんなで協力して遊ぶことができました。5個の遊びが終わると、いよいよ怪盗ウランが現れました。そして、ウランが出す問題にグループの子どもたち全員で話し合って一つの答えを出す「○×ゲーム」をしました。意見が対立しても、順番に譲り合って答えを出している姿が見られました。 最終回ということもあり、緊張している子どもも少なく、最初から笑顔いっぱいの活動ができました。最後に、グループリーダーと今までの活動を振り返りました。また、グループリーダーからプレゼントをもらって、子どもたちはとても嬉しそうでした。   ▲ 怪盗ウランの登場!                                    ▲ カラーコピー   ▲ ダンボールで川を渡るダンボール回し                             ▲ グループごとに活動の振り返り   これからも、子どもたちとの活動を通して、子どもたちの成長はもちろん、大学生一人ひとりも成長していくために、頑張ります。 今後も活動の様子はブログで紹介します。その都度チェックしていただけるとうれしいです。 よろしくお願いいたします。   現代教育学科2回生 浜岡 優生 現代教育学科2回生 山地 美咲 現代教育学科1回生 土山 小梅

2014.01.04

高大連携授業「健康管理論」で“健康管理計画”発表会を開催しました。

畿央大学健康科学部の人間環境デザイン学科、看護医療学科合同授業である選択科目「健康管理論」には、畿央大学と同じ冬木学園の関西中央高等学校の高校生6名が科目等履修生として参加しています。   1年間を通して、大学生と高校生が一緒に健康の考え方や、健康に影響する生活要因から自分たち自身の健康状態、食生活バランス、体力測定などの体験を通して健康管理の必要性を学習してきました。その学習内容を活かして、自分の健康課題を見つけ、目的と目標、その達成のための行動計画をグループで共通に取り組む“健康管理計画”を立案し、1.5ヶ月に渡り取り組んできた成果を12月21日の授業で発表しました。   「スマートフォンをいじることが睡眠を妨げている」という共通の健康課題が見つかったグループは、“寝る前に見る時間を30分以内にする”という目標を挙げ、実行すると熟睡できたという成果が見られました。   他にも“早寝早起き”,“1日3食”,“風邪をひかない”など実行しやすいことを目標にし、規則正しい生活をしている高校生とアルバイトや授業の開始時間などで変則的な生活をしている大学生では、実行状況にも差がでたことや、独りではできないこともグループだと声かけや励ましあうことで実行しやすかったことなど、取り組みを通しての学びが発表されました。   わかりやすい発表にするためにパワーポイントに工夫を凝らしたグループもありました。     また発表内容を学生同士で評価し、 グループとしての団結力が高かった高校生混合グループが“よく頑張ったで賞”を、 発表のわかりやすさでは大学生チームが“わかりやすかったで賞”を受賞しました。               報告:健康管理論担当 看護医療学科准教授 松本泉美

2013.12.26

奈良県中央卸売市場連携「奈良県産食材を使ったレシピ開発」事業 後期授業第6回目を行いました。

給食経営管理論実習6回目のメニューは12月25日にちなんで“クリスマスランチ”!   今年5月に奈良県中央卸売市場(奈良県農林部)と連携協定を交わし、奈良県産食材を使ったレシピ開発に取り組み、健康栄養学科給食経営管理論実習の前期授業に続いて後期授業(上地加容子准教授、金一玲助手、餅田尚子助手、学生78名)においては「サラダわさび菜」や「たまご」のレシピに挑戦しています。   2013(平成25)年12月25日、ちょうどこの日にちなんで“クリスマスランチ”メニューの提供となりました。メインは皮をパリパリに焼いたチキン、歯ざわりさわやかなミニトマト・おじゃこ・大根・水菜のサラダ、キャベツ・人参・じゃがいもを大きめに切って食べ応えのある野菜ごろごろスープ、デザートにもクリスマスらしくミックスベリーケーキを添えた洋食ランチが登場しました。     実習食堂のオープン時刻の11時30分になるとランチを待ちかねた教職員が押し寄せてくるので給仕担当学生もおおわらわです。ご協力いただいている奈良県中央卸売市場から直接仕入れている食材は販売経路を経ていないので新鮮さを活かした調理ができ、おいしさにつながり、食欲をそそっています。     給食提供では食べた人から毎回アンケートをとって、食卓に立てられたメニュー表や栄養価表、ホワイトボードの見易さも含めてランチの見た目・量・味・感想を聞いて次回に役立てることも授業の一環となっています。     この日は冬木智子学長先生が学生たちの作ったクリスマスランチを食べられるということで学長室まで運んでいきました。学長先生は献立の特徴や食材について必ず学生に質問し、人が生きるために必要な栄養や作る人の「思い」の大切さを語られています。クリスマスランチを召し上がってのご感想は、ベリーベリー おいしかったとのことでした!      

2013.12.25

在学生が企画・運営する「冬の学習キャンプ2013」を開催!

こんにちは! 冬の学習キャンプ2013統括のマイケルです。 12月の14日・15日の2日間で、畿央大学において在学生が企画・運営する「冬の学習キャンプ」を開催しました。     「学習キャンプ」は、学生スタッフが企画したさまざまな活動を通して、普段の生活では学べない知識を得たり体験をしたりすることのできるキャンプです。夏の学習キャンプ(通称”学キャン”)は学外の奈良県立野外活動センターを借りて行われますが、冬の学習キャンプ(通称”冬キャン”)は畿央大学内で行われます。そのため活動範囲などの制限を受けますが、大学という場でしか学べないこともたくさんあると思います。   今年度の人数は参加者52名とスタッフ24名の合計76名と、たくさんの方が参加してくれました。今年はなんとふたご座流星群がピンポイントで来る日になっていて、夜の星空観察に期待感がすごかったです(笑)   スタッフは約3ヵ月間会議を重ね、前日リハも無事終わり本番を明日に迎え緊張気味でしたが、自分たちも活動に参加することから楽しみな気持ちがこみ上がってきます。これがスタッフをする醍醐味です(笑)   【DAY1】 いよいよ開会式です。今年のテーマが発表されました!! 冬の学習キャンプ2013のテーマは「架来」(かけら)です!! 学生一人ひとりが未来への架け橋になるように、このキャンプが未来をつくるかけらになるための一歩になるように… という思いが込められています。 先生方やスタッフからの注意事項などの説明を受けた後は、いよいよ冬の学習キャンプ恒例の「夕べの集い」でスタート!!     今年度も外部講師の吉藤先生(写真左)に来ていただき、アイスブレイキング(ゲーム等を通して緊張をほぐすこと)をみんなで楽しみました。おかげで参加者間の緊張も薄れ、これからの活動が楽しみになってきました!!!! でもお腹もすきましたね・・・ということで、晩御飯はオードブル!! 冬にとれるかけら(=季節の食材)がたくさんあっておいしかったですね! それではいただきますをしましょう!! しょう、ゆり、かんなおねがいします!!   キャンプ中はオリジナルの「いただきます」「ごちそうさま」の歌を歌って、食事を盛り上げました。   お腹がいっぱいになったところで、いよいよ一発目の活動、「夜の活動」です!! 夜の活動担当のりちゃん、たなゆ、まさ、お願いします!!   キャンプ中は8つのグループに分かれて活動します。夜の活動ではリズムにのせて自己紹介をした後、グループで話し合うお題をくじ引き。各グループとも、会話が盛り上がっていました!     そして最後に、「もし童話や昔話に現代の技術があったら…」を仮定した劇を発表してもらうことに。1時間ほどグループで相談しながら創作してもらい、全員の前で発表してもらいました。例えば「おおきなかぶ」では全員スマホを持っていてLINEで手助けをお願いする…など、自由な発想が飛び出しました!     協働することでチームワークが生まれます。グループの仲がぎゅっと濃くなったのではないしょうか?   夜の活動の後は、荷物を持って一度就寝場所へ。「大学で泊まる」という貴重な経験ができるのは冬の学習キャンプだけ!! 男性は多目的室、女性は和室に泊まります。 用意ができた人からエントランスへ。今日はなんと「ふたご座流星群」!! 果たして見られるのでしょうか!?!?     新校舎建設工事の影響などもあって見ることのできる場所は限られましたが、雲がかかっていた空が晴れて、すばらしい大宇宙が私たちを迎えてくれました。今年も教育学部奥田先生の解説で、たくさん星についての知識を得られました。 また、天体望遠鏡で土星や月を見ることができました。     突然ですが、ここで…学キャンクイズ!!いえーーーい!! 「今日の就寝時間は何時ですか?」「23時!!」「正解!!」 といった風にクイズ形式で注意事項をおさらいした後、参加者は就寝。 今年は寝袋です。いい経験になったでしょうか?学生スタッフはこれから会議です。明日もあります!! 全力でみんなと一緒に楽しむぞーーーーー!!!     (さらに…)

2013.12.24

プロ野球チームのコーチに学ぶ!~理学療法学科「キャリア発展セミナー」

こんにちは、理学療法学科4回生の濱田晴信です。 2013年12月11日(水)に行われた「キャリア発展セミナー」について書かせていただきます。 今回は、理学療法士で埼玉西武ライオンズのコンディショニングコーチをされておられる米田進先生に3、4限目と2コマの講義をしていただきました。     今までキャリア発展セミナーは何回か行われてきましたが、個人的には一番楽しみにしていた講義です。   まず3限目は、米田先生の経歴について教えていただきました。 簡単に紹介させていただくと、橿原高校-行岡医学技術専門学校-星ケ丘厚生年金病院-東洋紡績-巨人-埼玉西武ライオンズとなります。 プロのコンディショニングコーチに至るまでのことについて教えていただきましたが、やはり自ら積極的に行動していくことが重要だと痛感しました。 また下積み時代の話などもしていただき、輝かしい経歴を支える貴重な経験になっていることがわかりました。   4限目は、トレーニングについて講義していただきました。 トレーニングの基礎から、実際にプロで行われているトレーニングまで教えていただきました。最後にはトレーニングのデモンストレーションをしていただきました。     どのようにトレーニングを行っていけばいいか、将来役立つ情報を学ぶことができました。 またデモンストレーションでは、ストレッチポールを用いた運動など様々なことを実践しました。実施後の違いから、被験者からは思わず驚愕の声も聞こえてきました。   今回、キャリア発展セミナーということで米田先生に講義をしていただきましたが、理学療法士として将来どのような道に進むのかという幅を広げていただける内容でした。 私としては、米田先生のようにスポーツの現場で活躍したいという夢があるため、非常にためになりました。 この講義を参考に将来プロの現場で活躍できるように、積極的に行動していこうと思います。   最後に、今回講義をしていただいた米田先生、貴重なお話ありがとうございました。   畿央大学 理学療法学科 4回生 濱田晴信    

2013.12.20

特別支援ディジタル教材を体験!~開学10周年「地域連携フェア」~

こんにちは、現代教育学科3回生の高橋です。 今回は2013年12月8日(日)に畿央大学にて行われた「地域連携フェア」の特別支援ディジタル教材の体験ブースの活動報告をさせていただきます。   このブースでは特別支援教育で実際に使われているディジタル教材が展示され、また実際に使ってみることができました。今回用意されたディジタル教材は電子黒板、ノートパソコン、タブレットPCで体験できるもので、奈良県立奈良養護学校と本学が共同で開発したものと、奈良養護学校で独自に作られたものがあります。     この日は養護学校の子ども達が何人も来てくれ、普段の授業のようにディジタル教材に熱心に取り組んでいる様子を見ることができました。1時間以上このブースでディジタル教材をする児童もいました。     上の写真は手元の専用スイッチを押すと画面の動物の鳴き声が聞こえてくる教材です。この専用のスイッチは頑丈で多少強く叩いても壊れません。特別支援への配慮がされています。 他にも画面をタッチすると卵から雛がかえり鶏に成長し、また卵を産む「卵」の教材や音声を聞きそれにあった物や動物を選択する「どっちでしょう」という教材、動物の絵の「神経衰弱」などがいろいろな教材が展示されていました。     今回展示された教材のなかでは電子黒板でする「花火」という教材に夢中になる子が多かったです。 画面をタッチするとタッチした部分から花火が上がるように色とりどりの水玉が放射状に広がっていくこの教材は、連続でタッチするとそれに応じて花火が上がるため、非常に色鮮やかで視覚的に楽しめる教材となっています。養護学校の子ども達の他にも大勢の方がディジタル教材を体験されて行きましたが、やはり人気は「花火」の教材でした。画面一面が花火で覆い尽くされるまで画面を連打する方も少なくありませんでした。   今回展示された教材は画面の「動き」と「音声」に関わりがあるものが多く、視覚と聴覚から訴えかけることができるディジタル教材ならではのわかりやすさを多くの方が体験することができたのではないかと思います。   今後はさらにわかりやすい教材の開発と作成した教材を広く共有するためのデータベースを構築していくことを目標にしています。   最後になりましたが、参加していただいたお客様、教材開発に協力いただいた奈良県立奈良養護学校の先生方、児童・生徒のみなさま、本当にありがとうございました。

2013.12.20

2013年度「マミポコ親子ひろば」10月、11月活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、毎週月曜日の午前10:00~、畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。10月から後期の活動が始まりました。   10月は子どもたちの成長した姿を見ることができ、驚きと感動がありました。 自分の足でしっかり歩いていたり、体操遊び「わーお」ができるようになっていたりと、夏休み明けの子どもたちの成長に学生スタッフ一同とても感動しました。 10月28日の活動ではハロウィンも近いので、ハロウィン製作をしました。カラービニールで作ったマントに、それぞれ好きなようにペンで模様や絵を描いたり、様々な種類のシールを貼ったりして、自分だけのオリジナルマントを作りました。子どもたち一人ひとりの個性が出ている素敵なマントが出来上がりました。     また紙コッブ・袋・ストローで作った「もこもこおばけ」には、様々なおばけを描いて、楽しそうにおばけを膨らましていました。子どもにも簡単に膨らますことが出来るので、やってみてよかったなと思いました。     11月は普段の自由遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びに加え、ふれあい遊び「ぴよぴよさん」をしました。学生スタッフ一同と子どもたちはひよこのお面をつけて活動しました。みんな似合っていてかわいらしかったです。 自由遊びの時とはまた違う雰囲気で活動しましたが、子どもたちは楽しそうに保護者の方と一緒に「ぴよぴよさん」をしていました。 学生スタッフも貴重な経験ができ、これからの活動に活かしていきたいと思いました。     11月で3回生のスタッフは引退し、12月からは2回生が主体となって活動していきます。代はかわりましたが、これからも素敵な場所をつくっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。    マミポコ親子ひろば 広報三回生 秋田真奈美 中川麻美

2013.12.19

香芝市の外国語指導助手、マリーナ先生の特別講義~現代教育学科

2013年12月17日(火)1限目(9:00~10:30)本学、畿央大学において、3・4回生中・高英語教諭免許取得希望の学生を対象に、英語科指導法の授業の一環として特別講義が行われました。以下、受講した学生によるレポートです!   特別講師には、香芝市の外国語指導助手( Assistant Language Teacher; ALT )であるマリーナ・ストイメノフ先生にお越しいただきました。 セクションを3つに分け、 ・中学校1年生を対象とする授業の実演 ・日本の英語教育についてのご講話 ・質疑応答 が行われました。     今回の模擬授業は中学1年生を対象とした、「疑問詞」に関する授業でした。 生徒の活動を多く取り入れた授業で、マリーナ先生の疑問詞の問いかけに対して英語で答えるというゲームは、とても盛り上がりました。 マリーナ先生の模擬授業を受けて一番に思ったことは「英語の授業が楽しい!」ということでした。これまで受けてきた英語の授業は、教科書の本文を和訳したり、英単語を覚えたりするということが重要視され、楽しいと感じることはあまりありませんでした。もちろん、読解力や語彙力を身につけることは英語力を上げるうえで大切だと思いますが、これまでの授業はそれらに集中するあまり、子どもの活動が少なかったように感じます。しかし、マリーナ先生は、先生が話す機会を最小限にとどめ、子どもの活動を多く取り入れるという授業を展開し、子どもが英語に親しむという環境をつくっていました。 僕も今後はこの経験を活かし、子どもの活動を重視する授業を展開していきたいです。そのためにも、大学の講義や文献などで知識をつけ、有意義な活動のレパートリーを増やしていこうと思います。     マリーナ先生は、小学校の外国語活動と中学校の英語授業の差が大きすぎることが日本の英語教育の問題点のひとつだともおっしゃっていました。 小学校の外国語活動では、子どもが英語に親しみ、コミュニケーションの素地を養うことを目的として授業をしていますが、中学校では文法の知識や語彙力も求められます。ですから、この小学校と中学校の差を少なくできるような指導の工夫が必要とされています。 マリーナ先生は「教室に、英語に関するものを取り入れましょう。子どもが英語に興味を持てる環境をつくるのです。そんな環境がないと子どもが英語に興味を持ちません。例えば、あなたの街に野球場がなく、TVでも野球中継が放送されてなかったら、あなたは野球に興味を持たないでしょう?」とおっしゃっていました。 これを聞いたとき僕ははっとしました。たしかにその通り、環境がなければ、子どもは、英語に興味すら持たないかもしれません。英語に親しめる環境づくりの大切さを痛感しました。しかし環境づくりは、意識して取り組めば十分に可能だと思います。例えば、英語の簡単な文章を掲示したり、エルモやミッキーなどの英語圏のキャラクターを登場させたりするだけでも子どもの注意を引くことができるのではないでしょうか。僕が教壇に立つ日が来たら、少し英語の要素を入れることを意識した環境をつくっていこう!と思っています。   質疑応答の時間では、学生からさまざまな質問が飛び交いました。多種多様な質問にもかかわらず、マリーナ先生は一つ一つご丁寧に返答していただきました。 英語の授業に関しての質問では、生徒の注意を引くためには、「導入が大切である」とおっしゃられていました。誰もが知っている簡単な質問を投げかけることで、生徒全員が授業に入ってきやすくなり、生徒の興味関心を高めることができます。また、生徒にとって必要な能力として、理解力( comprehension )が重要になってきます。その上で、「できた!」と思える活動や喜びを味わうことが、英語の授業で大切な基盤になってくるそうです。 その他にも、授業構成上での文化的側面の取り入れ方や、順を追って段階的に授業を進めていくための復習の大切さなど、さまざまな質問にお答えいただきました。 ご講話、質疑応答は、すべて英語で行われましたが、どの学生も真剣に先生の言葉に耳を傾け、質問も活発であったのが非常に印象的でした。   最後に、マリーナ先生の特別講義を通して、英語教育の重要性というものを改めて痛感いたしました。 近年、小学校で外国語活動が導入され、更なる早期英語教育が検討されています。その中で、どれだけ児童生徒に英語に興味を持たせ、英語に向き合わせるかといった教師の力量がますます必要になってくると考えられます。 授業内では、達成しやすいタスクを設けたり、本物らしさ( authenticity )のある英文や状況を与えたりするなど、さまざまな工夫を凝らすことができると思っています。 また、日本人は生の英語に触れる機会が少ないので、その機会をつくることも教師の役割だと感じました。 例えば、教室の掲示物に少しでもいいので英単語を使用してみたり、簡単な英語の本を置いたりするなど、今回のマリーナ先生の特別講義でたくさんのことを考えさせられました。 このマリーナ先生の特別講義で得た知識、感じたことをもとにして、今後の大学での講義、さらには実際に教師となった教育現場で活かし、更なる発展をめざしていきたいと思っています。     報告:  教育学部 現代教育学科 3回生 上野 紘基、吉田 凌