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現代教育学科

2015.02.16

卒業生による養護教諭勉強会・同窓会を開催しました。

こんにちは 教育学部現代教育学科の1期卒業生の深井有伽です。 2月1日(土)に、畿央大学養護教諭勉強会・同窓会を開催しました!   養護教諭勉強会は2011年に第1回目を実施し、養護教諭として卒業後も常に研鑽していきたいという卒業生みんなの思いから現在も継続して開催しています。     今回は前半に現代教育学科の細越先生に『「記録の取り方」について~認知行動療法のアプローチ~』の講義・演習をしていただきました。 私たち養護教諭は、学校現場で子どもたちの相談を聴く機会が多々あります。 内容も多岐に渡り、また子どもによってはあまり話せない子もいれば、色々なことに話がそれながらもたくさん話してくれる子もいます。その子ども一人ひとりに合わせて、聞き漏らしが無いように話を聴いていくことは簡単ではありません。 細越先生には質問の種類や使い分けなどの聴き方のポイントや、聴き取りから分かったことを視覚化し、質問者も子ども自身も本人のこころの中をとらえやすくする方法など、演習を交えながらご教授していただきました。 翌日からすぐに実践に活かせる、まさに私たちが求めていた内容でした。   後半では大阪女子短期大学の古角先生に「保健室経営に活かす記録」を講義していただきました。 養護教諭のご経験も交えながら講義してくださり、講義を聴いているみんなが実際の職場の現状や関わっている子どもたちに関連させながらより学びを深めることが出来ました。 また、保健室経営計画を立案する重要性を理解していても、どのように目標を設定し、内容を決め、評価していくのか、これで良いのかと感じながら進めている養護教諭も少なくないと思います。古角先生はそんな不安を一つひとつ解いていくように、先生や学生さんのエピソードを加え、分かりやすく説明してくださいました。 このように「養護教諭勉強会」は“今私たちが学びたいこと”を勉強出来る場となっています。       そして、この勉強会の合間に同窓会を開催!! 岡本啓子先生、古川恵美先生、講師の古角先生、卒業生17名、学部生9名が参加し、奈良で食べたいお弁当で知事賞を受賞したお弁当をみんなでいただきました。 美味しいお弁当を食べながら、各学校の工夫を教えてもらったり、相談にのってもらったり、仕事の話に限らず、恋愛の話やそれぞれのライフステージの話まで、話は止まる所を知りません。   養護教諭は学校内で1~3人の少数職種であるため、仕事のやりがいや大変さをわかり合える仲間との会話はどこか安心感があります。また、在校生も養護教諭をめざす中で不安は出てきますが、卒業生に相談してアドバイスをもらうことで、不安の解消にもなり、先輩である私たちは大学生のとき私たちもそんな思いだったなと初心に帰る機会になります。 良い相互関係が築けており、同窓会は得るものが多い時間となりました。   大切な仲間と卒業してもこうして関わり合える機会があり、そんな仲間と出会わせてくれた畿央大学に感謝しています。次の機会を心待ちにして、これからもお互いに頑張って行きます。     教育学部現代教育学科1期生 深井有伽(旧姓:廣田)   ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。    

2015.02.12

「養護教諭のための発達障害児の学校生活を支える教育・保健マニュアル」をご紹介!

本学教育学部の古川恵美先生が編著者を務められ、そして岡本啓子先生と小野尚香先生が分担執筆されている「養護教諭のための発達障害児の学校生活を支える教育・保健マニュアル」という本を読ませていただきました。 昨今、特別支援教育や発達障害支援に関わる書籍はそれこそ無数に出版されているのですが、本書には大きな特色があります。それは学校における「養護教諭」の役割や機能にフォーカスされていることです。 平成19年度からスタートした特別支援教育ですが、当初は学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、自閉症スペクトラム障害(ASD)といったいわゆる発達障害のある子どもたちをいかに理解し、支援するかということに大きな注目が注がれました。また、そのような時勢の中で特別支援学級や特別支援学校の在り方、そして特別支援教育コーディネーターの役割についても検討が深められてきました。さらに近年では、発達障害特性に配慮した通常学級における授業づくりや学級経営を見直そうとする「ユニバーサル・デザイン」を志向する言説も現れてきています。しかし、間違いなく重要なキーパーソンとなる養護教諭を、発達障害支援と直接結びつけて解説する書籍はこれまでほとんどなかったのです。 本書においては、養護教諭の職責である保健管理、保健教育、健康相談、保健室経営、保健組織活動を通して、「保健室登校」、「虐待」、「いじめ」、「給食場面における配慮」、「席替え」、「修学旅行・遠足」、「運動会」、「クラブ活動」などの発達障害特性のある児童生徒の困難性と密接に関連する具体例について実践的な解説が行われています。 また、発達障害者支援法の施行、障害者権利条約への批准、障害者差別解消法の成立と合理的配慮、アメリカ精神医学会の診断マニュアルであるDSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders)の第5版への改訂など、現在まさに発達障害支援の重要事項となっている話題についても解説されています。 本書は現在養護教諭として仕事をされている先生方や養護教諭を志す学生さんには必読の書であるといえます。また、今や発達障害支援に無関係でいられる教師はいないという実情においては、本書は管理職も含めた全ての先生方に是非ともお勧めしたい一冊です。 学校における養護教諭の専門性やコーディネート機能がますます発揮され、困難性を抱える児童生徒の支援が充実されていくことを願っています。 教育学部現代教育学科 准教授 大久保 賢一

2015.02.09

ボランティアレポート~香芝北中学校で廃油から石鹸づくり!

1月17日(土)に、畿央大学の教育学部9名(いずれも、中学校・高等学校英語科教諭免許取得希望者)で、香芝市立香芝北中学校に行き、生徒と一緒に廃油から石鹸を作ってきました。   今回の目的は、廃油で生徒たちにより身近にある石鹸を作ることで廃油リサイクル運動に関心を持ってもらい、今後の地球環境を考えるきっかけを与えることです。廃油は、生徒会のメンバーが事前に地域の方々から集めたもので、学校と地域とでエコ活動に取り組んでいる画期的な取組でもあります。   石鹸作りは、中学生約40人を9グループに分け、私たち学生が1つのグループに1人ずつ補助に入って活動しました。活動中は生徒に大学生活の話をする、中学生の学校生活を聞くなど、様々な話題で話をして盛り上がりました。     では、簡単に石鹸作りについて説明します。まずは、廃油を加熱し、その中に苛性ソーダを混ぜ合わせます。苛性ソーダを入れて、加熱を続けると、どんどんとろみが出てきて私達がよく知っている石鹸に近づいていきます。生徒は、「あ、白くなってきた!!」「とろとろになってきた!!」などと喜んでいる様子でしたが、苛性ソーダや火も取り扱うので私達学生の表情は、真剣そのものでした。その後、20分間混ぜ続けると、石鹸が完成しました。     石鹸が完全に凝固するまでは、数週間かかるそうなので、完成した石鹸が見られなかったことは、非常に残念でしたが、この活動を通して、中学生と触れ合うことができ、改めて自分たちは、「子どもが好きなんだな~」と感じるボランティアでした。また、このような機会があれば、参加したいと思っています。     それでは、このボランティアに参加した学生の声を紹介します。   廃油を利用した石鹸作りに参加して、中学生とのコミュニケーションの図り方について考えさせられました。最初は、お互いに何を話してよいかわからなくてぎこちない雰囲気だったけど、一緒に作業をするうちに少しずつ打ち解けることができたように思います。今後も中学生と関わる機会があれば、積極的に参加したいと思いました。 (現代教育学科1回生 中村)   廃油を集めるという活動は地元の中学ではしていない取り組みだったので新鮮に感じました。班になった中学生は、話しかけてくれ、とても話しやすく、礼儀正しい印象を受けました。合間に話ができ、とても楽しかったです。 (現代教育学科1回生 中島)   中学生との活動は滅多にできないものなので、とても勉強になりました。今回の経験を今後のボランティア活動に活かしていきたいと思います。 (現代教育学科1回生 青木)   今回の学校ボランティアを通して、子どもとの接し方を学び、また教師になりたいという気持ちがさらに強くなりました。活動中、子どもと接する時は、笑顔で、また中学生と同じ目線でコミュニケーションをとることができました。今回中学生と触れ合うことができ、子どものかわいさや正直さを改めて感じることができ、この石鹸作りボランティアに参加して本当によかったと思っています。 (現代教育学科4回生 岡部) 報告: 現代教育学科4回生 岡部  力丸 山口  大輔 追記:後日、香芝北中学校の先生から当日作った石鹸を頂きました。大切に使わせて頂きます!ありがとうございました。  

2015.01.30

2014年度「マミポコ親子ひろば」12月、1月活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、毎週火曜日の午前10:00~、大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。     12月は普段の自由遊び、絵本の読み聞かせに加え、クリスマスの製作活動を行いました。 紙で作った赤い帽子と紙皿で作ったリースに子どもたちがシールを貼ってデコレーションをしました。完成した帽子を喜んでかぶっている姿が見られ、とても微笑ましかったです。     1月は普段の自由遊び、絵本の読み聞かせに加え、親子での触れ合い遊び「さくらんぼ」をしました。親子で出来る遊びなので、子どもはもちろん保護者の方もとても楽しそうでした。 子どもたちはすっかり親子ひろばの環境に慣れ、大学生と一緒に遊んだり、体操遊びでは体をおもいきり動かして楽しく活動している姿が多く見られました。     活動終了後には学生スタッフ一同感謝の気持ち等を含め、手作りのひつじのメダルを子どもたちにプレゼントしました。すぐ首からかけてくれる子もいて、作って良かったと心から思えました。     2014年度の親子ひろばの活動が終了しました。1年間子どもたちの成長を間近で見ることで、多くのことを学び、感じることが出来ました。 来期も親子ひろばがより良いものになるように頑張っていきますので、よろしくお願いします。   現代教育学科2回生  新 奈瑠美

2015.01.28

現役の中学校教諭から学ぶ英語科指導法!~現代教育学科

~教育学部 英語科指導法Ⅱ 現場の先生から学ぶ~   こんにちは。私たちは日々、中学・高等学校教諭(英語)の免許取得をめざし、英語の教育法について学んでいます。 そんな中、1月24日(土)に、河内長野市立東中学校で英語を指導されている古川元庸(ふるかわもとのぶ)先生に外部講師としてお越しいただき、実際の模擬授業を見せていただきました。 模擬授業だけでなく、今回の模擬授業の意図やねらいについての講演をしていただき、私たちの質問にも丁寧に答えてくださったことから、普段の講義だけでは得られない大変多くのことを学ばせていただきました。 古川先生の授業が始まると、開始直後から大学生の私たちでも引き込まれ、授業の時間中、学生たちの顔に自然と笑顔が溢れていました。 それでは、授業の流れと内容を紹介します。     ■模擬授業の様子   1時間目は、パワーポイントを用いて、「獅子舞」「風鈴」などの日本らしいものを英文で紹介し、発音させることを導入で行いました。 展開部では、導入で扱った英文と絵を用いてカルタの要領で絵を指す生徒、その絵についての英文を言う生徒に別れ活動しました。 この授業では、授業の中での音読活動を、カルタと組み合わせることで生徒に楽しくまた、覚えようという意識を持たせていました。     2時間目は、教科書本文の暗唱の活動でした。導入で電子黒板を用いての音と映像で本文の概要を掴ませていました。 展開部では、まず各自で音読の練習をしました。 その後、ペアをつくり、日本語訳を見て英文を暗唱する生徒と英語を見てもう一人の生徒をサポートする生徒に別れて活動しました。 また、最初は、日本語訳を見ながらの暗唱から始め、次にキーワードを見ながらの暗唱という、難易度を少し上げることで生徒の英文の定着を促しました。 最後に、ペアでパートに別れての本文の暗唱テストを設け、生徒の学習の程度を見ました。 このテストは段階に分かれており、どの生徒でも取り組みやすいものとなっていました。 この授業では、どの生徒にも参加しやすいよう、ペアを組ませ活動させる工夫がなされていました。また、段階を踏ませることにより、英文を暗記するという生徒にとって負荷が大きいことにも取り組みやすくする工夫がありました。     【この授業に参加した学生の声を紹介します】 ・日本文化に触れながら、楽しく英語を学ぶことができるような授業で、知らないうちにいろいろな英語が学ぶことができたり、文法を学ぶことができたりして、こんな方法があるのかとすごくためになりました。(築林) ・生徒に対して褒め言葉を多用し、目を離す事がなかったので、この先生と話しているという感覚で授業を受けることができた。(川治) ・わかりやすい英語とその多さに圧倒されました。この英語の授業を受けている子どもたちは、英語力が自然に身につくだろうと思いました。(西川) ・音読するだけでもステップがいくつもあり、子どもたちがきちんとステップを踏んでいくことができ、また苦手な子でも学びやすい工夫がされていたので自分も取り入れたいと思いました。(南部) ・英語の先生には、生徒のやる気を起こすテンションの高さや、楽しい雰囲気が大切だと思いました。(竹内)     報告:教育学部 現代教育学科3回生 岸川実由梨・岩川隆浩

2015.01.27

教育月刊誌「道徳と特別活動」に、現代教育学科卒業生の記事が掲載されました。

初めまして、畿央大学現代教育学科4期生の河野俊次と申します。   今回、縁ありまして文溪堂さんより発売されております「道徳と特別活動」に掲載させて頂くことができました。 (基礎講座:【特別活動実践】赤ペンチェック 「本気で楽しむ児童の育成 ―少人数学級を生かした指導―」 にて掲載) 概略:本校は都心から電車で約1時間半の場所に位置し、東京都でも有数の少人数学校である。近年、少人数学級が増加傾向にある実態を踏まえ、集団としての活動の工夫が求められている。本実践では、特別活動の基本を大事にしながら「少人数学級のよさを生かした指導の工夫」を図っている。4年生の“学級から学校をより良くしたい”という思いがつまった集会活動である。   思い返してみれば、この本との出会いは学生時代の空き時間でした。 大学の図書館で、何気なく手に取り読んだことを今でもはっきりと覚えています。「ここに掲載されているような学校だと、毎日が楽しいだろうな。」と、まるで夢のように感じていました。 その夢をつかみ、実践として世に出して頂けたことに感動するとともに、これに満足せず今まで以上の活躍ができるよう身が引きしまる思いです。     畿央大学は、少しずつ知名度は上がってきたものの、開学間もない大学で「名前」をご存じの方も多くはないでしょう。事実、私たちが就職の際には「畿央大学?聞いたことがないな。」と、苦労をした学生もいました。 「もっと有名になってほしい。」と他力本願な態度を見せる学生もたくさんいたように思います。 しかし、大学の良さや知名度は「入学の難易度」や「歴史」だけでは決まりません。そこに「学生の実績」や「卒業生の実績」があってこそ、大学の価値基準となります。つまり、在学生や卒業生の「一人一人のかがやき」が必要不可欠です。そういう意味で、畿央大学の卒業生として社会的に結果を残していきたいという思いは人一倍大きいです。   また、畿央大学は「チーム力」がどこよりも光る大学だと感じています。クラス制による仲の良さ、学部を超えた充実したイベント、教採・公務員対策室の手厚い指導…小規模校だからこその「やさしさ」が大いに溢れています。人と人との関わりを大切にした校風には大変好感をもつことができ、社会人となった今でも自分の中で力強く根付いています。   これからも、畿央大学で培ったやさしさを「チカラ」に、在学生や他の卒業生に負けないよう活躍して参ります。そして、実りある社会を築く子どもたちを育てていく決意です。 現代教育学科4期生 河野 俊次

2015.01.08

同窓会レポート~教職クラブODEN同窓会を開催しました!

2014年12月28日(日)に教職クラブODENの同窓会が行われました。   毎年恒例で行われているこの同窓会ですが、今回は卒業生25名、在学生48名の合計73名の大人数でおこなれました。 小学校、幼稚園や一般企業に務めている卒業生と在学生の交流を目的として毎年行われています。 卒業生にとっては、大学の頃の熱い気持ちを思い返す良い機会で、在校生にとっても社会で働いている卒業生と話ができる良い機会です。     卒業生は、クラブの話、大学でしていた活動などの話を在学生と一緒に語り合いました。この同窓会には一期生も居るので、このクラブができた目的やどのような苦労があったなど、直接在学生に話をしていました。   大学の時に抱いていた未来に向かった熱い思いなどを聞くことができて、私自身とても刺激を受ける良い機会になりました。 それとともに、真剣な話も、他愛もない話もできる仲間がこんなにもたくさん居ることに嬉しさを感じることもできる良い同窓会だったと思います。     現代教育学科2期生 關 苗貴 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2014.12.11

在学生・卒業生合同で京都にゼミ旅行!~現代教育学科西端ゼミ

現代教育学科 西端ゼミは11月8日(土)~9日(日)にゼミ旅行で京都に行ってきました。 現役生と卒業生、もちろん西端先生もいっしょに、20人近くの大所帯です!笑いあり、涙ありの、楽しい旅行について書こうと思います。   一日目は、少し肌寒いけれども、絶好の旅行日和。 まずは京都駅に集合。10時集合のところ、5分前集合は当たり前の西端ゼミ。遅刻しないように、早めに来ている人が多いですね! 地下鉄に乗って、丸益西村屋で摺込友禅に挑戦です! 摺込友禅は色ごとに切り抜かれた型紙を使って染める方法で、「画伯」の自分にも簡単にきれいな友禅染ができました。 染めたハンカチの周りをさらに染めたり、オリジナルのキャラクターなどを描いたりして、それぞれのハンカチを作っていきました。     昼食後、近くの京都芸術センター見学に向かいました。 京都芸術センターは、廃校となった、旧・京都市立明倫小学校の校舎を使って様々な芸術的な催し物を行ったり、芸術作品の制作のためなどにスペースを提供したりしている施設です。 2008年には国の重要文化財に指定を受けています。そんな施設を自由に見学しました。整備工事がされているといっても、昔ながらの木造の校舎のなごりがたくさんありました。     夕食は、「ゆばんざい」をいただきました。 ゆばんざいとは、湯葉とおばんざいのことで、伝統的な京料理が現代風にアレンジされたものを楽しみました。 夕食後、歩いて二条城のアートアクアリウムへ。 夜の二条城には金魚や錦鯉が独特な水槽に赤や青のライトを当てたものや、灯篭の中に金魚がいるものなど、金魚と光で幻想的な雰囲気でゆっくりと楽しめました。   夜はホテルの一室で二次会の始まり。 先輩方が用意してくださったお酒や飲み物で雑談をしていきました。OG、OBの方たちの卒業論文の話や卒業後の話、就職活動の話を聞いたり、ゲームをしたり、学年を超えてさまざまに楽しみました。     二日目は、あいにくの雨。予定は早く、8時にホテルをチェックアウト。 座禅体験のために勝林寺へ急ぎます。 勝林寺は静かな雰囲気と紅葉がとてもきれいでした。座禅は15分を2回で叩いてもらいたい時に警策で叩いてもらうものでした。 1回目は皆さん叩かれるのをためらっていましたが、2回目からは率先して叩かれていました。 残念ながら途中笑い声もありながら、皆さん自分としっかり向き合いました。     座禅終了後は、京都市学校歴史博物館見学へ。 学校歴史博物館は一日目の京都芸術センターと同様に、廃校となった小学校の建物を利用しており、日本で唯一の学校歴史博物館です。 当時の学校で使われていた物や、明治初期から昭和後期までの教科書などを見て回りました。学芸員の方に質問する機会をつくっていただき、指導要領の変遷、学校の成り立ちなど多くの質問に答えていただきました。     昼食後は、京都国際マンガミュージアムに向かいました。 こちらも廃校となった小学校を利用していますが、見た目はきれいな小学校で、中には国内外から集められた漫画やアニメに関する資料が30万点保存されています。 展示されている漫画は、廊下や階段など、好きな場所で読むこともできます。日本だけでなく、海外からの利用者の方も多いらっしゃいました。     今年の西端ゼミの旅行も無事に終わりました。 卒業生とこんなにも関われるゼミは他にはないと思うので、西端ゼミで良かったことを改めて思いました。 気が早いですが今から来年のゼミ旅行が楽しみです! 現代教育学科3回生 佐野 尚樹

2014.12.09

ICT(情報通信技術)を活用した公開授業研究会に参加しました!~現代教育学科

11月6日(木)、第50回奈良県放送教育研究大会/第1回奈良県小中学校メディア教育研究大会「豊かな学力」と「豊かな人間性」をはぐくむ放送・視聴覚教育を創造しよう~教育メディア環境の変化に対応した活用~というテーマで五條市立阿太小学校にて公開授業が行われ、教育学部3回生3人、大学院生1人、そして現代教育学科 教授 西端律子先生の5人で参加させていただきました。 第1学年から第6学年全ての学年でICT(情報通信技術)機器を使った授業が同時進行で公開されました。 参加者は自由に自分が見たい授業の教室に行き、授業風景を観察することができるような形を取っていました。 私が見た第6学年では、班ごとにiPadが配られていました。班でまとめた意見をiPadで教室の前にある電子黒板(ビッグパッド)に送信したり、班ごとに出た意見を電子黒板で比較したりしていました。 45分間驚きの連続でした。 公開授業の後は、体育館・多目的ホールで実践交流会が行われました。 実際にICT機器を活用した授業を行っている小学校の先生方が、どのような使い方をしているか、どういったことで苦労しているか等を話す意見交流の場になりました。 今回の交流会に参加させていただくことで、ICT機器を取り入れた授業の可能性と、自分の中のICT活用に対する考え方の幅が広がったと思います。 そして何より、教員になった後でも、学び続けている参加者の先生方の姿を見て、大変素晴らしいと思い、自分もこうなりたいと思いました。 これからも日々いろいろな経験を積み、勉強していきたいと思います!

2014.11.21

2014年度 英語科教育実習報告会を実施しました。

11月13日(木)、教育学部の2限目の授業で中学校英語科教育実習の実習報告会を行いました。   今回の報告会は、後期に教育実習を終えた3回生、4回生からの報告会でした。(前期に教育実習を終了した学生の報告会は、すでに実施済みです) また、今回は、次年度に中学校英語科教育実習に行く予定の学生も出席し、実習に向けた準備や心構え等の意見交換もすることができました。 それぞれの報告内容から実習で学んだことと感じたこと、そしてこれから実習に参加する学生に向けてのメッセージをまとめました。       ○実習で学んだこと感じたこと ・発音が難しい。例えばsheとseaなどの類音単語を正しく発音する。 ・オリジナルの語呂合わせを紹介すると喜んでくれた。例えば、三人称単数のesをつける単語の覚え方。s,o,x,ch,sh(ソックスチッシャー)の後ろにはesをつける。 ・具体例や実物をたくさん示し、生徒自身が学習内容に気づくことができる授業をつくる。 ・他の実習生とのコミュニケーションをとる。情報交換をしたり、実習生同士の模擬授業をしたりすることによって充実した実習になる。 ・生徒との関わり方に苦労した。授業内だけでなく、部活動や学校行事に積極的に参加して生徒の様子を観察し、共に活動することで関わる時間を増やした。 ・最初の1週間は何をしたら良いのかわからず、大変だった。 ・状況を把握するために、生徒の声に耳を傾けることが大切である。   ○これから実習に参加する学生に向けて ・クラスルームイングリッシュを意識した授業づくりをする。生徒が聞き取りやすい簡単な英語を使うことを心がける。慣れないうちは台本づくりをして練習し、授業中に英語が自然に出るようにする。 ・わからないことや気になることは自分から指導教諭に質問する。勝手に判断せず、指示を仰ぐことも時には大切。 ・指導教諭の授業は単に見るのではなく、授業スタイル(工夫している点、配慮している点等)を観察し、自分の授業にいかす。 ・事前準備が大切である。事前訪問時にクラスの様子、授業の範囲や進度、クラスの名簿や座席表、英語の授業以外の実習内容(朝のHR、道徳、給食指導など)を確認する。 ・大学ではできないことを積極的にする。先生方と話をしたり、たくさんの生徒とかかわったりする。 ・自分が苦手なこと(発音、文法、板書、教壇での振舞い、生徒への質問の仕方など)を見つけて改善していく。   発表内容から、英語科教育実習ではクラスルームイングリッシュが必要になることが分かります。中学校の現場では英語で授業をする機会が増えてきています。 つまり、英語で授業ができるように日頃から準備、学習しておく必要があります。 さらには、中学校の教育実習は小学校の教育実習と違い、部活動に参加することもできます。積極的に参加し、部活動でしか見ることができない、生徒の顔を見ることも大事だと思います。 今年の教育実習で各々が課題になったものが明確になりました。在学中にその課題を克服するため、引き続き学んでいきたいと思います。 実習を受け入れてくださった各学校の先生方、ありがとうございました。 現代教育学科4回生 横田 彩 3回生 島 卓也