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イベントレポート
2022.06.29
畿友会(学生自治会)だよりvol.79~クラブ・サークル対象「緊急対応講習会」を開催!
皆さん、こんにちは!畿友会運営委員会です! 2022年6月23日(木)の昼休みに、課外活動団体(運動系クラブ・サークルは参加必須)を対象とした緊急対応講習会を開催し、各クラブ・サークルの代表者や部員の皆さんに参加していただきました。 今年度の緊急対応講習会では、主に6つの内容について説明がありました。 健康支援センターからの講習 ●ケガをした時の初期対応 ●打撲、捻挫など外傷を受けたときのRICE処置方法 ●打撲と骨折の違いや頭部打撲について ●熱中症の対処や対策 学生支援センターからの講習 ●クラブ活動中に急病・ケガをしたときの対処 ●スポーツ安全保険について ▼当日はスライドと資料を元に説明がありました。 コロナ禍でまだまだマスク生活が続いています。暑さも厳しくなっていますが、熱中症や脱水症状にならないようしっかり水分補給を行ってください! 今回の講習会は22団体35名の参加がありました。 講習会に来てくださったクラブ・サークルの皆さんありがとうございました。 畿友会課外活動部 人間環境デザイン学科2回生 花房朋弥 Instagram:@kiyukai_kio Twitter:@kiyukai_kio LINE:https://lin.ee/cecI0Ki
2022.06.28
第20回畿央祭実行委員Blog vol.1~231名の実行委員が始動!
第20回畿央祭実行委員ブログ 今年のテーマは「紬~つむぐ~」 こんにちは!第20回 畿央祭web制作担当の吉田光大と溝口裕那です。今年から新たにweb制作担当ができ、主に畿央祭Blogや畿央祭ホームページを担当することになりました。 本日から2022年度の畿央祭Blogがスタートしますが、その記念すべき第1弾が今回のブログです! 第20回 畿央祭のテーマは “紬 ~つむぐ~”です。 みんな一人ひとりが畿央祭でたくさんの人と繋がり、糸をつむぐようにして人と人との輪を広げてほしいという願いを込めて、このテーマに決定しました。 今年は300人を超える応募があり、泣く泣く抽選を行った結果214名の実行委員が集まりました。 そして6月15日(水)の畿央祭実行委員「全体会議」で初顔合わせを行いました!総勢231名の実行委員が畿央祭を作り上げていきます!! ▼幹部17名が1人ずつ自己紹介をしました!皆さんいい顔ですね。 気になる開催日程ですが、今年度は10月22日(土)、23日(日)の2日間で行います。また対面企画と一部オンラインでの開催が決定いたしました!(6月15日時点) 新型コロナウイルス感染症の猛威は徐々に落ち着いてはきましたが、感染リスク回避のため、今年も参加者を限定して開催させていただく予定です。 今年度の畿央祭では、実行委員長をはじめとする幹部17名を中心に畿央祭を作っていきます!よろしくお願いいたします。 第20回畿央祭実行委員web制作担当 現代教育学科2回生 溝口裕那・吉田光大 昨年度の様子はコチラ↓ 【プレイバック畿央祭2021】フォトレポートを掲載しました。
2022.06.27
畿友会(学生自治会)だよりvol.78~「1回生応援!! 畿友会ワードラリー2022」が開催されました!
皆さんこんにちは!学生自治会「畿友会運営委員会」です! 4月21日~5月13日の期間、「1回生応援!!畿友会ワードラリー2022」が開催されました! 「1回生応援!!畿友会ワードラリー2022」とは、学内に散らばったキーワードを、ヒントに従って探して集め畿友会の公式LINEに送ると、豪華景品をゲットでき、また参加することで大学内の施設を知ることが出来る、コロナ禍ではじまった新入生歓迎イベントです! 今年もたくさんの1回生の方にご参加いただき、その中で当選された20名の方々に「タフネスウオッチ(G-SHOCK)」や「ワイヤレスイヤホン(audio-technica)」など大学生活で使える豪華景品をお渡ししました。 当選された新入生の方々!おめでとうございます!!(*^ ^*) たくさんのご参加ありがとうございました!! 畿友会広報部 健康栄養学科3回生 松井沙織 Instagram:@kiyukai_kio Twitter:@kiyukai_kio LINE:https://lin.ee/cecI0Ki
2022.04.15
2022年度新入生研修 学科別レポートvol.4~人間環境デザイン学科
畿央大学では入学後の不安を取り除き、担任や同級生との絆を深めるため、学科ごとに新入生宿泊研修を入学式直後に行っています。コロナ禍で一昨年は中止、昨年は感染対策を講じたうえで学内での1日開催となりましたが、今年度は3年ぶりに学外・日帰りで実施しました。新入生研修の第四弾! 当日参加した3回生5名が人間環境デザイン学科の様子をお伝えします!! 2022年4月7日(木)、3年ぶりとなる学外での新入学生研修を実施しました。 コロナ以前は宿泊での研修でしたが、今回はコロナ禍の状況をふまえて日帰りでの研修となりました。 大学での新たな友達づくり 教員とのふれあい 大学生活へのモチベーションを高める 美しい環境の中ではぐくまれた建築や街並みに触れることにより、まちと人々の生活とのつながりを考える 街並み・建築見学やレクリエーションを通して、自身のキャリアを考える ●といった5つの目的を持って新入生67名が研修へ参加しました。その他、クラス担任を含む教員6人、キャリアセンターの就職担当職員1名、そして私たち3回生5名がサポート役で同行しました。 当日は、本学の第2キャンパス駐車場に集合し、そこから大型バス3台に分かれて、班ごとにバスへ乗り込み出発しました。バスの中では、前日のオリエンテーション時に作成した自己紹介カードを見たり、これから始まる研修を前に会話が弾んでいました。 9時半頃、奈良県立民俗博物館、大和民俗公園に到着しました。現地に着くとリーダーを中心に各班に分かれて公園内の様々な民家を見学しました。事前に配布された資料を基に班の中で役割分担をして、『出入口と開口部』、『壁と間取り』、『屋根と構造部材』、『天井と内部造作』の4つの視点に着目して民家の見学を行いました。初めての仲間との共同作業に戸惑いながらも楽しく取り組む姿が見られました。建築を専門とした先生に出会えた班は先生から実物の民家を目の前に建築に関する専門的な話を聞いたり、質問したりする機会があったので、とても貴重な経験となりました。天気も良く、桜が満開だったため公園内の景色はどこを見てもきれいでした。 12時半にホテル日航奈良へと移動し、黙食を守りながら洋食弁当でお腹を満たしました。 その後スケッチに関する研修を受け、バスで最後の目的地である宝山寺 獅子閣へ向かいました。 普段は一般公開されていない重要文化財である獅子閣に入れるという貴重な体験をしました。建物はとても繊細で壁は今まで見たことのない光沢感を持つ漆喰で塗られており、初めて見る貴重な建物に新入生も興味津々でした。内装の見学を終えると外からスケッチを行いました。鉛筆だけで挑む初めてのスケッチでしたが、とてもいいスケッチを行う新入生の姿を見て、サポートとして参加していた3回生も負けじとスケッチを行いました。 16時半、解散場所ごとにバスへ乗り込み新入学生研修が終わりました。 新入生にとって学外研修は新入生同士、教員とのつながりを持つきっかけとなったはずです。また、これからの大学での学びに良い影響を与えてくれる経験となったことでしょう。皆さん、お疲れ様でした! ▼最後は手で「D」をつくって記念撮影! 人間環境デザイン学科 3回生 梶原百華、髙山凌花、永井里歩、平田晴輝、吉井亮徳 関連記事: 2022年度新入生研修 学科別レポートvol.1~現代教育学科 2022年度新入生研修 学科別レポートvol.2~看護医療学科 2022年度新入生研修 学科別レポートvol.3~理学療法学科
2022.04.13
畿友会(学生自治会)だよりvol.76~「クラブ・サークル紹介~あなたのキャンパスライフに彩を~」開催レポート!!
皆さんこんにちは、学生自治会「畿友会運営委員会」です! 春休みは有意義なものになりましたか? 暖かい気候の中、明るい日差しと満開の桜が春の訪れを感じさせる日々が続いていますが、畿央大学では、先日 入学式が行われ、今年もたくさんの新入生の方々をお迎えすることができました。新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます! そんな中、今年度も新入生応援企画として 「クラブ・サークル紹介〜あなたのキャンパスライフに彩りを〜」 をテーマに、直接対面で、先輩から説明を聞くことができる企画を行いました。 2022年4月4日(月)から6日(水)の3日間にわたり、サンクンガーデンと冬木記念ホール1階の廊下で総勢22のクラブ・サークルが参加して各ブースでそれぞれの紹介をしました! 天候にも恵まれ、3日間で延べ1300人を超えるたくさんの新入生に参加していただけて、とても活気のあるイベントとなりました。 感染予防としてマスクの着用の徹底、検温と手指消毒を行いました。皆さんの積極的なご協力のおかげでこうした対面のイベントを開催することができますので、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました! 今回のイベントをきっかけに、各クラブ・サークルがより一層盛り上がり、畿央大学の学生の皆さんがより楽しい学生生活をおくれるきっかけになれば、畿友会一同も幸いです! また次回のイベントもお楽しみに! 畿友会 広報部 人間環境デザイン学科3回生 脇田うた 関連記事: 畿友会(学生自治会)だより
2022.04.13
2022年度新入生研修 学科別レポートvol.3~理学療法学科
畿央大学では入学後の不安を取り除き、担任や同級生との絆を深めるため、学科ごとに新入生宿泊研修を入学式直後に行っています。コロナ禍で一昨年は中止、昨年は感染対策を講じたうえで学内での1日開催となりましたが、今年度は3年ぶりに学外・日帰りで実施しました。新入生研修の第三弾! 理学療法学科の様子をお伝えします!! 2022年4月7日(木)に大阪ガーデンパレスにて、健康科学部 理学療法学科の令和4年度新入生研修が開催されました。この研修会は、新入学生に対し入学式直後に①様々な人々とのコミュニケーションを積極的に図り、今後の大学生活に役立てること、②理学療法士と本学の建学の精神「徳」「知」「美」との関係を考察し、理解を深めること、を目的としています。また、同じ目標に向かってこれからの学生生活を共に過ごす仲間たちと仲良くなることも大きな目的です。 今回、新入生83名、4回生2名、卒業生(13期生)2名、教職員3名が参加しました。 本来であればこの新入学生研修は一泊二日での実施になりますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、この2年間は残念ながら中止あるいは学内で短時間での実施となっていました。しかしながら今回は、宿泊はまだ困難ですが、感染予防(検温、手指消毒、フェイスシールド、各机にパーテーション、昼食は黙食)をしっかりと行い、3年ぶりに学外で開催することができました。 研修では始めに、交流を深めるため自己紹介を行いました。学生の趣味や特技、経験したことなども聞くことができ、良い雰囲気になったかと思います。 引き続いて4回生、卒業生それぞれ2名の先輩から1回生に向けて、これからの大学生活および卒業後も「建学の精神」がいかに重要かということについて講演をしていただきました。講演では、大学での学習や部活・サークル、ボランティア活動、アルバイト、そして理学療法士としての多くの経験について、具体例を提示しながら講演していただきました。1回生にとって、これからの大学生活、そして将来の職業である理学療法士のイメージがさらに明確になったのではないかと考えます。 ▼南山智弘 先生(13期生) ▼中山明里紗 先生(13期生) ▼大石七海 さん(4回生) ▼谷口遼真 さん(4回生) 昼食後は、「建学の精神と理学療法士を考える−すてきな理学療法士になるための4年間−」について、先輩の講演内容も含め、グループワークを行いました。どのグループも積極的に意見交換し、協力して課題に取り組んでいたと思います。各グループの発表では、すてきな理学療法士になるためには「建学の精神」が重要であり、そのためにこれからの大学生活をどのように過ごしていくかについてよく考えた内容が反映されていました。また、1回生にとってはこのような発表の経験も「知をみがく」良い機会になったのではないかと考えます。 ※撮影時のみマスクを外しています 今回の新入学生研修での内容を忘れず、これからの学生生活の中で「徳をのばす」、「知をみがく」、「美をつくる」について行動に移し、“すてきな理学療法士”をめざしていただきたいと思います。 最後に、4回生は総合臨床実習の直前、卒業生は忙しい臨床業務にもかかわらず、1回生のために参加していただき、この場を借りて感謝申し上げます。 理学療法学科 教授 田平一行 理学療法学科 准教授 前岡浩 キャリアセンター 飯山知里 関連記事: 2022年度新入生研修 学科別レポートvol.1~現代教育学科 2022年度新入生研修 学科別レポートvol.2~看護医療学科
2022.04.12
2022年度新入生研修 学科別レポートvol.1~現代教育学科
畿央大学では入学後の不安を取り除き、担任や同級生との絆を深めるため、学科ごとに新入生宿泊研修を入学式直後に行っています。コロナ禍で一昨年は中止、昨年は感染対策を講じたうえで学内での1日開催となりましたが、今年度は3年ぶりに学外・日帰りで実施しました。新入生研修の第一弾は、現代教育学科の様子をレポートします! 2021年4月7日(木)、3年ぶりとなる学外での新入生研修が実施されました。コロナ禍の状況をふまえて恒例の宿泊はせず日帰りとなりましたが、3年ぶりの研修ということで力の入れようは格別。企画の趣旨は、大学全体で新入生を歓迎して不安の軽減を図るとともに、主として大阪府和泉市のタルイサザンビーチでの砂の造形活動を通じて新入生同士や教員とのよりよい人間関係を形成し、4月12日(火)から本格的に始まる畿央大学での学修を円滑に進めるための「絆」を作るというもの。新入生、学生スタッフ及び教員を合わせた計206人がこの研修に参加しました。風もなく快晴、天気にも恵まれた学外研修となりました。 当日の集合場所は本学第二キャンパス駐車場と大阪なんばの大阪シティエアターミナル(OCAT)、それからりんくうタウンにあるスターゲイトホテル現地集合の3つにわけられ、新入学生は希望する場所に集まりました。9時になると本学第二キャンパス駐車場、OCATからそれぞれ3台のバスがスターゲイトホテルに向けて出発。車中ではこれから始まる研修をまえに席の隣同士で会話がはずんでいました。 10時過ぎには6台のバスが無事にホテルに到着!新入生は壮麗な内装のホテルに驚きながらホテル4階の受付を済ませると、研修会場へと入っていきました。いよいよ開講式です。開講式では学科長の挨拶にはじまり、各教員の自己紹介、それから3回生の学生スタッフによる歓迎の言葉が新入生に送られ、会場は暖かな空気に包まれました。 11時半には新入生は昼食会場へと移動し、ステーキ弁当で腹ごしらえ。「黙食」を終えると、それぞれのテーブルで履修登録や部活動についてなど、様々な情報交換が活発におこなわれました。ホテルでのプログラムが終わると、次は本学外研修の白眉、タルイサザンビーチでの砂の造形活動が始まります。 12時半に再びバスでの移動を開始し、13時には6台のバスがタルイサザンビーチに到着しました。雲一つない青空の下、目の前には関空橋と地平線が広がっています。ビーチの前で活動の趣旨と具体的な内容の説明がおこなわれると、新入生は各担任の教員に引率されてそれぞれの持ち場へと移動し、砂の造形活動に取り組み始めました。大きなシャベルをもって砂を掘る学生、バケツをもって海へ向かう学生、スコップで形を整え造形物を作る学生など、コミュニケーションのなかから自然と役割分担が生まれていきました。お互いまだ十分に知らない学生同士、多少のすれ違いもありましたが、最終的にはすべてのグループが創意をこらした造形物を作り上げることができました。3時前には原状復帰がなされ、ビーチの前で研修参加者全体の記念写真を撮りました。 活動の総括と来週以降の初年次教育の説明が終わると、学外研修も終わりです。15時半には新入生が乗ったバスが出発、帰路に就きました。 振り返ると、新入生にとって本学外研修は新入生同士、そして教員とのよりよい人間関係を形成するための確かなきっかけとなったはずです。みなさん、お疲れさまでした! 現代教育学科 1回生担任 関口 洋平
2022.02.09
イベントプログラム「これからも『ひと』と『ロボット』は共存できるのか」を開催!~畿央大学次世代教育センター
畿央大学次世代教育センターでは、毎年度さまざまなテーマを取り上げて講座を計画しています。 21世紀に入って20年以上が経ち、携帯電話やお掃除ロボット、無人自動車など人工知能(AI)を搭載したロボットが活躍する流れは加速しています。そこで、これからの社会を担う皆さんに次世代の教養を身に付けてもらうことを目的として、今年度は「これからも『ひと』と『ロボット』は共存できるのか」をテーマとし全3回の講座制のプログラムを実施し、学科、学年をこえて28名の学生さんが参加しました。 本プログラムでは、ひともロボットも「かんちがい」することを説明した上で、お互いのかんちがいをカバーし、活用することで豊かな未来を築く可能性を探りました。また、新型コロナ感染対策のため、担当教員が各回の講義動画を配信し、一人一人の学生からの質問や感想にメールで返事をする形式で行いました。 第1回では「ひとはなぜ『かんちがい』するのか」という題名で、ひとのかんちがいのメカニズムを紹介しました。 野球のイチロー選手がアメリカで活躍したとたんに多くのスカウトが「日本には良い打者がたくさんいる」とかんちがいして日本に訪れた例などを挙げて、色々なかんちがいのパターンを説明しました。そして、かんちがいの源である先入観のメカニズムを説明しました。さらに、かんちがいを活かす新しい医療についても説明しました。 学生の皆さんからは、先入観が多く含まれている上で日常生活を営んでいることに驚いた等の意見をもらいました。また、「先入観をもつことは悪いことなのか?」という質問を受けました。このような意見は非常に興味深く、先入観は日常生活を効率化してくれるものであることも追加で説明し、そのメリット・デメリットを認識した上で考えていく必要があると議論できました。 ▲第1回:被害者のかんちがいによって犯人以外の人が逮捕された例を説明したスライド 第2回では「かんちがいするロボットたちとの付き合い方」という題名で、感情を持たないロボットも人間と同様に好奇心によって学習し、経験を基に判断すること、そして、経験と目の前の出来事の「重要な違い」を見落として、かんちがいすることを説明しました。 さらに、ガンかどうかを診断するロボットや天気予報、カーナビ、お掃除ロボットなどを例に挙げて、ロボットのかんちがいを見抜く方法を説明しました。学生の皆さんからはロボットの好奇心やかんちがいに驚き、「ロボットに頼り過ぎることの危険性を意識していきたい」等の意見をもらいました。 また、「ロボットのかんちがいは開発者のかんちがいでは?」や「ロボットに感情を持たせることは出来るのでしょうか?」そして「電気が使えなくなってロボットが動かなくなったらどうすれば?」等の質問をもらいました。 そこで、「成熟した(商品化した)ロボットのかんちがいはロボットのかんちがいであるという考え方もある」ことや「本物の感情をもつロボットはまだ実現不可能である」ことや「家族の約1か月分の生活用電気を蓄電できる電気自動車もある」こと等を追加で説明し、議論しました。 ▲第2回:ロボットが学習したデータに注目して、かんちがいしやすいロボットかどうかを見分けるためのコツを説明したスライド そして、第3回では「ひととロボットがいかしあう未来」という題名で、現在開発されているロボットを紹介しました。 例えば、食品の2度買い防止用の携帯アプリや、ひとのかんちがいを活用したリハビリテーションシステムです。さらに、感情をもつロボットの現れる近未来における、ひととロボットの共存のルールについても言及しました。 ▲第3回:食品の2度買いを防止する携帯アプリを説明したスライド ▲第3回:かんちがいを利用したリハビリテーションを説明したスライド 学生の皆さんからは食品ロス防止など社会問題の解決にもつながるロボット開発への期待や、ひとのかんちがいを活用する発想と技術への驚き、そしてロボットとの共存に向けてAIを学び続けたい等の意見をもらいました。 また、「バーチャルリアリティなどのデジタルツールを教育分野にも取り入れることはできるのでは?」や「ロボットのかんちがいは活用できないのでしょうか?」等の質問をもらいました。そこで、「昨今ではオープンソース(一般公開されている無料プログラム)が充実しているため、教育分野の大学生でも勉強すればシステムを構築することは可能である」ことや「ひとの想定内のかんちがいをロボットに起こさせて活用しているアプリは娯楽・文化の分野で発達してきたので、今後医療や教育分野の対話型ロボット等に生かされるだろう」こと等を回答し、議論しました。 プログラム全般を通じて、学生の皆さんからの質問や感想、アイデアは本質的、発展的であったため、我々教員も触発され、色々なことを考えながら回答し、充実したプログラムになったと考えています。 次回のイベントプログラムは2022年度に行うことを予定しています。 畿央大学大学院 健康科学研究科 冬木正紀・大住倫弘 【関連記事】 次世代型情報教養プログラム「ロボットとプログラミング」を開催しました~次世代教育センター
2022.02.07
一人称VR体験プロジェクト「高齢者住まい看取り研修」を開催しました~畿央大学看護実践センター
2022年2月1日(火)に畿央大学看護実践センターと奈良県認知症ケア専門士会の共催で、「一人称体験プロジェクト 高齢者住まい看取り研修」が開催されました。 コロナ禍のため集合研修が中止となり、残念ながらVRゴーグルの活用はできませんでしたが、オンライン(Zoom)上でVRの映像を視聴しました。参加者は、介護福祉士、看護師をはじめとする17名の参加となりました。 講師は株式会社シルバーウッドの大野彩子氏で、内容はVRを活用したケースメソッド方式を軸に、90歳の高齢者の視点で救急医療を疑似体験したり、介護職の視点で実際に起きた看取りの事例を疑似体験して、その後にディスカッションするというものでした。 看取りまでのあらゆる事態に適した最善策について、「自分だったらどうするか」「本人視点ならどうか」といった姿勢で体験者自身の考えや気づきを促す内容でした。 ▲高齢者住まい看取り研修の参加者(使用許諾の上、掲載しています) 参加者から、 「在宅での看取りのめざすところを体系的に学ぶことができた。」 「初めてのVR体験で感情移入ができた。また客観的にみることで、普段自分が行っている対応と比較できた。」 「自分の考えは間違っていない、ブレないようにしようと再確認できた。」 「ACP*というと難しいなあと感じるが、凄いことをしようと思わなくても、小さなことからチームで取り組んでみたい。」 「対話を重ねる、時間作るなど、本人はもちろん見送る側の心の準備を支援することも重要だということが再確認できた。」 など、多くの声がありました。 看取りを経験したことがない人は、看取りに対して「得体のしれない不安感・恐怖感」を抱えていることが多く、映像で本人や介護職の視点から疑似体験し、ディスカッションすることで、漠然とした不安感や恐怖感が、自分自身やチームの課題化につながるように感じました。 日本人の死亡場所の8割は病院です.医療機関では看取り期においても栄養や水分を補う点滴などの医療処置が必ずと言っていいほど行われています。しかし、病院で行われる医療には苦痛や煩わしさを伴うものも多く、高齢者住まいにおける自然な老衰死という新たな選択肢を求める声も少なくありません。「老いのプロセスを病にすり替えない」ためにも、無益な延命医療を行わない本人主体の看取りは地域社会のニーズとも言えると思います。 高齢者住まいにおける看取りとは、本人の意思や希望を確認し、家族や専門職はその意思を徹底的に支えることが重要であると学ぶことができました。 畿央大学看護実践研究センター長 山崎尚美 奈良県認知症ケア専門士会 理事 南部登志江 *ACP(アドバンスケアプランニング)とは、「将来の意思決定能力の低下に備えて、今後の医療・ケア、療養について、本人と家族など大切な人および医療・ケア提供者が本人の価値観や選好に基づき、どのように生きたいかの人生・生活の目標を共有しながら話し合うプロセス」である。 「高齢者住まい看取り研修」の公式サイト 【参考資料】ACPの手引き ※画像をクリックすると、PDFが開きます 奈良県認知症ケア専門士会 事務局 樋野 幸子 【関連記事】 「VR認知症一人称体験オンラインセミナー」を開催しました~看護実践研究センター 第15回 奈良県認知症ケア専門士会オンラインセミナー「〜コロナ時代におけるこれからの看取り〜」参加者レポート 奈良県認知症ケア専門士会第14回研修会 講演会&VR認知症体験レポート
2022.01.27
「VR認知症一人称体験オンラインセミナー」を開催しました~看護実践研究センター
認知症の人の世界について理解を深めるため、奈良県認知症ケア専門士会および(株)シルバーウッドの方の協力を得て、2022年1月13日(木) 『VR認知症オンライン体験』を実施しました。本学からは看護医療学科の2回生99人が『VR認知症体験』を受講しました。 昨年に引き続き、午前中は一般の方の参加が、午後からは看護医療学科2回生99人が老年看護学援助論Ⅰの授業の一環としてオンライン下で参加しました。参加された皆さんの感想をご紹介させていただきます。 【一般の方(午前の部)】 2022年1月13日(木)に奈良県認知症ケア専門士会主催の「認知症の一人称体験プロジェクトオンライン研修」がZoomで行われました。講師は、株式会社 シルバーウッドの大谷匠先生で、動画を視聴した後に数人のグループに分かれ、①どのような経験をしたか、②どのような気持ちになったか、③他の人のかかわりをどう思ったか等について、ディスカッションをする参加型体験研修会でした。 ▲講義中のスライド 1つ目の「私たちをどうするのですか」という動画では、対象者が車から降りることに躊躇しているため、職員が「大丈夫ですよ」「つかまってください」と手を差し伸べて声をかけていました。普段よく見かける光景ですが、動画による本人の目線では、高いビルの上にいて恐怖や不安を感じている様子が体験できました。大谷先生は、「認知症の人は、空間失認障害などがある場合も多く、本人は降りるのが怖いことから介助者の手を振り払ったり、拒否するなどの行動をとっており、それがスタッフにとっては介護拒否や暴言・暴力とうつることもある」と言われていました。 私たちは認知症の人に対して、相手のペースや意思を尊重しながら援助する大切さは理解していますが、今回の研修で、本人の症状や言動からしっかり状況や気持ちをアセスメントできていないことも多いとわかりました。 2つ目の「ここはどこですか」という電車に乗っている動画では、「今、どこにいるのか」「どこで乗り換えたらよかったかな?」と不安になっていたが聞きにくい様子でした。駅員さんは笑顔で改札口などを説明してくれましたが、自分の不安や困りごとを聞いてはくれませんでした。そこに女性が「何かお困りですか?」「乗り換え口まで案内しますよ」との言葉をかけてくれて、ほっとされていました。大谷先生は「コミュニケーション不良により、BPSD(認知症の行動・心理症状)がおこることもある」と言われていましたが、当事者が疎外感を持たないようなかかわりの難しさを学びました。 今回の研修で、認知症の方の症状や基本的な対応方法についてわかっているつもりでしたが、本人の立場に立ってその思いを理解できていないままで支援していることも多いとわかりました。支援者主体の支援ではなく、本人の不安や思いに沿った援助となるようあらゆる視点から推察していくことの必要性を改めて実感することができました。 奈良県認知症ケア専門士会 南部登志江 【学生の感想(午後の部)】 学生たちの新鮮な目での感想を紹介します。 ▲VR認知症オンライン体験した学生たち(使用許諾の上、掲載しています) 認知症の方と関わる際にどう接したらいいのかわからない人が多いと思いました。私もその1人でした。でも、丹野さんの本を読み、VR体験や平井さんの話を通して、この方は認知症だから・・・と認知症だけにとらわれて関わるのではなく、普段どおりに接したらいいことを学びました。そして、危険から守るために先回りして行動を制限するのではなく、当事者の方が困っていたら手助けをしたいと思いました。 また、レビー小体型認知症の症状で幻覚があるのは知っていましたが、実際にレビー小体型認知症の視点のVR体験を通じて、消えるまで本物と見間違えるくらいとてもリアルだったり、可愛いものから怖いものまで様々なものが見えることを知りました。教科書では学べないことを知ることができました。 VR体験中のファシリテーターの方の講義の中で、当事者の家族は当事者を心配する気持ちから当事者の安全を優先し、自立や快適さを制限してしまいがちであり、当事者の自由も制限されることによるストレスからBPSDも進行してしまうことを学びました。 当事者の講義について 認知症の当事者である平井正明氏は講演の中で、BPSDを悪化させないために、出来なくなったことには固執せず素直に周りの助けを借りたり、工夫をして、自分の変化に一喜一憂せず受け入れてストレスを感じない生活を常に心がけていると話されていました。自分のやりたい事、出来る事に主体的に楽しく取り組み、出来ないところだけ助けてもらうような水平の関係性でいることはストレスを溜めないために大切なことであり、認知症になっているか、なっていないかを意識しすぎなくても良いのだということを学びました。 看護医療学科2回生 高島 さくら 看護実践研究センターでは、引き続きオンラインで、2月1日(火)13:30~16:30 に一人称体験プロジェクト 高齢者住まい看取り研修会、2月21日(火) 14:00~16:15発達障害の一人称体験研修会を予定しています。 参加費は無料ですが、事前申し込みが必要です。多数のご参加をお待ちしています。 畿央大学看護実践研究センター 【関連記事】 第15回 奈良県認知症ケア専門士会オンラインセミナー「〜コロナ時代におけるこれからの看取り〜」参加者レポート 奈良県認知症ケア専門士会第14回研修会 講演会&VR認知症体験レポート
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