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イベントレポート
2019.08.13
第17回畿央祭実行委員Blog vol.11~冬木学長に決意表明!
こんにちは!第17回畿央祭副実行委員長の福田奈央です。 8月になって、毎日暑くて憂鬱な気分ですが、それに負けず畿央祭に向けて、着々と準備が行われています!!!!今年は例年と比べ少し早く作業が行われており、順調に進んでいます。 畿央祭に向けて、学長先生に畿央祭実行委員の幹部全員で挨拶に行き、一人ひとり自己紹介と今年の畿央祭に向けての意気込みを伝えさせていただきました。 実行委員長から今年の畿央祭のテーマは「繋~つながり~」で、クラス、学科、学年を超えた繋がりが畿央祭を通じてできるようにと願いを込めています。そして去年のテーマである掌を受けて、実行委員が手を取り合って、繋がり輪を作って、2019年度の畿央祭を作れたらなという意味を込めています。と学長先生に伝えさせていただきました。 学長先生から、畿央大学の建学の精神「徳をのばす」、「知をみがく」、「美をつくる」にも今年の畿央祭のテーマ「繋」は関わってきており、それを心において畿央祭を頑張っていってもらいたい、という言葉をいただきました。 学長先生の言葉を心に置きながら幹部一同今年の畿央祭を盛り上げていきたいと思います! 第17回畿央祭実行委員 副実行委員長 現代教育学科2回生 福田奈央 ●これまでの実行委員Blogはこちらから!
2019.08.06
The 20th Biennial School Nurse International Conference 参加レポート~看護医療学科教員
2019年7月23日(火)から26日(金)にかけてスウェーデンのストックホルムで開催されたThe 20th Biennial School Nurse International Conferenceに参加発表してきました。 本学会は、学校を場として子どもたちの健康を支援している世界のスクールナースや研究者が参加し、研究報告はもちろんのこと、活動報告もおこなわれる隔年開催の学会です。 WHO子どもと思春期の健康部門の方の講演では、最新のデータを基に世界の子どもたちの健康の現状の報告があり、WHOがSchool Healthを強化していることをお話しくださいました。開催国のスウェーデンでは、学校にスクールナースの他、スクールカウンセラー、スクールサイコロジストなどが常駐しており、こころの問題などを抱えた子どもたちの癒しのためにセラピードックが飼われているとのこと!病院などの治療場面以外にもセラピードックが活躍していることを初めて知り、感動しました。 大会2日目に演題“Basic nursing education aimed at developing practical nursing competency in support of school children in need of medical care.” のポスター発表を行いました。特別支援学校で医療的ケアを行うスクールナースの教育ニーズを調査したものです。参加者の方からは、重要なテーマだと言っていただけ、今後の研究の励みになりました。 今大会では2021年7月の次期開催国の審議があり、複数の候補からなんと日本が選ばれました。“Japan!”と発表されたとき会場では大きな歓声があがり、東京オリンピック発表のロゲ会長の“Tokyo!”のときを彷彿とさせる歓喜に包まれました。 翌日、次期大会長の弘前大学名誉教授面澤和子先生のプレゼンテーションがあり、私もI LOVE JAPANのTシャツを着て、日本から参加した研究者や養護教諭、インターナショナルスクールのスクールナースの方々と日本の旗を振って歓声に応え、貴重な経験ができました。 2年後に向けて、また頑張っていきたいと思います。 看護医療学科 准教授 廣金和枝
2019.07.26
Orange Project「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」in熊本大学~看護医療学科
私たち老年看護学分野の教員1名とゼミ生6名(山崎ゼミ・上仲ゼミ)は、認知症サポーターとして、認知症に優しいまちづくりを行なっていく「Orange Project」を畿央大学でも立ち上げるため、先行してOrange Projectの活動を行なっている熊本大学と認知症カフェ"あやの里(as a Café)"へヒアリングに行ってきました。 午前:あやの里(as a Café)でのヒアリング あやの里(as a Café)への訪問では、とてもおしゃれな空間!というのが第一印象でした。海外のデザイナーの方と協力して作り上げたというこのカフェは、とても落ち着く空間で、足を運びたい!と思えるような場所でした。 ▲あやの里(as a Café)のおしゃれな内装 ここでは熊本大学や熊本保健科学大学などの学生が主催・協力してお祭りなどのイベントを行なったり、認知症高齢者の家族が主催する家族の会などが行われたりしているそうですが、いつでも誰でも来ることができて、相談したり楽しくお話をしたりする場にもなっています。 今回あやの里(as a Café)で説明をしてくださった施設長の岡元ナオさんからは、カフェの活動内容や地域の方々に来てもらうための工夫、地域の団体との協力の必要性について教えていただきました。 ▲カフェの活動内容について説明を受けている様子 ▲あやの里(as a Café)の岡元さんとともに 午後:熊本大学でのOrange Projectヒアリング 熊本大学では、Orange Projectでの活動について、実際に所属している熊本大学の安武先生と看護学生の方2人からお話を聞くことができました。 ▲熊本大学の安武先生と看護学生2人からOrange Projectについてのお話を聞いている様子 Orange Projectとは、熊本大学や熊本保健科学大学、崇城大学の学生が主体となって行っているボランティア団体で現在120人の学生が登録しているそうです。 Orange Projectでは、あやの里(as a Café)と協力してお祭りなどのイベントを通して認知症の方と交流するだけでなく、小学生から大人まで、様々な世代を対象に認知症サポーター養成講座を行なったり、認知症徘徊模擬訓練を行なったりするなど、若い世代にも認知症を知ってもらう活動が行われていました。 Orange Projectの活動は、あやの里(as a Café)を含め、たくさんの地域団体との協力があることから、熊本県では、全域でOrange Projectの目的「認知症になっても暮らしやすい街づくり」が行われているのだと思いました。 ▲熊本大学Orange Projectの学生の方とともに 認知症をたくさんの方に知ってもらうため、また、認知症の方やその家族が暮らしやすい街をつくるために、私たちと同じ大学生が地域の方々とともに取り組んでいることを聞き、とても刺激になりました。あやの里(as a Café)と熊本大学でのヒアリングを通して、学生にもできることはたくさんあること、学生だからこそ力になれることがあることを知り、とても勉強になりました。また、医療の多職種連携だけでなく建築デザインの専門家や放送作家などの異業種との連携も事業を展開していくために、これから(Society 5.0)の時代には重要なことだと学びました。これらを卒研の文献レビューの根拠として、卒業論文を作成する際の参考にしたいと思いました。 私たちは今回熊本で学んだことを踏まえ、奈良県が認知症になっても暮らしやすいまち、認知症の方に優しいまちになるように社会に貢献していきたいです。 看護医療学科4回生 山崎ゼミ 辻林もも ■Orange Projectの関連サイト WEBマガジン「KUMADAI NOW」「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」を目指して[Orange Project] 「百聞は一見にしかず-VRで学ぶ認知症のこと」を開催しました 熊本大学特別シンポジウム「豊かな未来を私たちの手で」を開催しました 【関連記事】 2019年度 第2回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 御所」を開催!~看護医療学科 2019年度第1回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科 広陵町と連携して認知症サポーター養成講座を開催!~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅰ」
2019.07.25
畿友会(学生自治会)だよりvol.57~畿友会新入生歓迎会を開催!
皆さんこんにちは!畿央大学畿友会広報部の2回生中山です。春もあっという間に過ぎ、暑い夏真っ最中なこの頃ですが、1回生の皆さんは大学生活には慣れたでしょうか? 畿央大学の学生自治会「畿友会」では、新たに入ってくれた1回生をあたたかく迎えるために、2019年6月29日(土)に新入生歓迎会を行いました! ▲プログラム 最初は上回生含めた全員で自己紹介! 次にレクリエーション! ▲伝言ジェスチャーゲーム ▲絵を当てようゲーム ▲1回生限定○×クイズ 初めは緊張していた1回生も徐々に打ち解け、学年をこえてとっても楽しい時間を過ごせました。 私たち畿友会はこういった楽しい行事をはじめ、保護者会や卒業式などさまざまな行事の運営がスムーズに進められるように活動しています。 新しく入ってきた1回生のみんな、これから一緒に頑張っていこうね! そして、私たち畿友会は学生参加型のさまざまなイベントを企画していきますので、ぜひ参加お待ちしております! 畿友会広報部 人間環境デザイン学科2回生 中山瑞貴 ●畿友会(学生自治会)だよりブログはコチラから!
2019.07.23
ハンセン病療養所長島愛生園を見学~看護医療学科
元ハンセン病患者(現在はハンセン病回復者といいます)の家族への賠償を国に命じた熊本地裁判決(2019年6月28日)について、政府は7月9日、控訴を見送る方針を示しました。国の責任が明らかになり、ニュースでもハンセン病についてよく目にするようになりました。今一度、ハンセン病について、人権について正しい知識を身につける必要があると思います。 私たち看護医療学科4回生は「健康学特論」(担当者:看護医療学科 文鐘聲准教授)の授業において、ハンセン病について学びました。2019年7月17日(水)に、岡山県瀬戸内市にある国立療養所長島愛生園を実際に訪問しました。現在、長島愛生園には入所者の方がおられますが、ハンセン病は既に治癒しており、現在ハンセン病を治療されている方はいません。しかし病気が治った後にも長く続いた隔離政策と高齢化により、社会復帰ができないままの人々もおられます。 1)長島愛生園歴史館 長島愛生園歴史館は1930年の開園当初からある旧事務本館を利用したものです。ここでは職員の方から長島愛生園の歴史について説明をしていただきました。館内には、ハンセン病回復者の方が作成した当時の長島愛生園の模型や園内のみで使用できるお金、当時の写真などが展示されており、愛生園と社会での出来事を時代の流れに沿って学ぶことができました。 2) 園内見学 次に園内を歩いて見学させていただきました。収容桟橋についてお話を聞き患者用と職員用が分けられていたことを教えていただきました。次に回春寮を見学しました。そこでは身体検査や入所者は「汚いもの」として扱われており、クレゾール消毒風呂に入っていたことを知りました。 その後私たちは納骨堂で亡くなられた方に手を合わせました。療養所には本来あるべきではない納骨堂ですが、亡くなってもなおふるさとに帰ることができない(ふるさとが許してくれない)「終生絶対隔離」を意味していることを知り、ハンセン病の患者や回復者が偏見や差別を受け続けていた事実に悲しくなりました。 水子地蔵でも手を合わせました。ハンセン病療養所では子どもを作ることを禁止されていたため、生まれてくるはずだった多くの命が人工妊娠中絶により失われました(1948年から1996年までは旧優生保護法がその法的根拠となっていました)。その子どもたちを供養するために作られたと知り、私たちはこの事実を忘れてはいけないと思いました。 3) 語り部(ハンセン病回復者)のお話 次に、70年近く長島愛生園で生活されている、自治会長の中尾伸治さんにお話を聞かせて頂きました。事前にハンセン病の歴史や療養所内での生活など学習していましたが、実際に入所されている方からお話を聞くことで新たに知る内容もありました。回復者のお話の中で、「(ハンセン病患者であった)自分から見ても、結節や火傷などのある重症なハンセン病患者は怖かった。顔中包帯が巻かれていたりして。」と語られていました。当時はハンセン病にかかると顔が崩れていくというイメージが一般的に浸透していたため、自身もそのような経過をたどっていくのではないかという不安も入り混じった恐怖だったのではないかとその時感じました。また、「療養所の生活をしていると外に出たときに何を言われるか分からなくて怖い。」とも語られていました。ハンセン病の学習をしていくうちに、入所者の方は早く療養所から出たいと思われていたのだろうという固定概念が私の中で生まれてしまっていました。もちろん、療養所内での患者に対する待遇は劣悪であり、職員による人権を無視した言動がそこにはあったためそう思われていた方も中にはいたことでしょう。しかし、療養所を出ても差別はあり、むしろ外に出た方が何を言われるか分からないため外に出る方が嫌だと考える方もいたのだということを回復者の方のお話から知ることができました。劣悪な環境であった療養所ですら出たくないと思ってしまうほどの差別が当時の日本にはあったということを忘れてほしくないという思いがその回復者の方にはあり、もちろん忘れさせるべきではないと思います。今なおハンセン病に対する偏見を抱いている人がいるかもしれない。若い世代だけでなく、そういった人たちに向けてもハンセン病に関する正しい知識、歴史を伝えていかなければならないと、今回元患者の方のお話を受けて思いました。 4) センターと病棟の見学 次にセンター内の見学をさせていただきました。センターには4つの棟があり、視力障害、独身、結婚している方がそれぞれの棟に入所され、生活支援が行われていました。センター内は、下駄箱と玄関がつながっており、自宅のような雰囲気でした。 現在療養所内の高齢化は進んでいます(入所者の平均年齢は86歳だそうです)。よって人生の最終段階にある入所者さんが“今この瞬間をどう生きたいのか”を会話の中から意識的に拾いあげ、希望をかなえられるような看護を多職種と連携しながら行っているとお話を聞かせていただきました。 病棟等の見学をさせていただきました。上の写真はセンター棟の浴室です。木でできた手すりが特徴的であり、浴槽内で身体を固定する役割があります。 病棟では、後遺症があってもナースコールが押せるように円盤のナースコールがありました。 病棟内にはやすらぎホールという葬儀場がありました。家族と絶縁した方や身寄りがない方でも葬儀ができるようにあり、ハンセン病の差別・偏見を目の当たりにしました。 5) 看護部長・師長の話 看護部長からは主に人権のお話、看護師長からはハンセン病元患者さんへのケアのお話をお聞きしました。人権とはその人らしく生きるための権利であること、差別に向き合うために当たり前のことをするなど、医療者としての大切な視点について学ぶことができました。 6)映画「あん」の感想 療養所から大学に戻ってきた後の講義では、2015年に公開された映画「あん」(主演:樹木希林さん)を鑑賞しました。ハンセン病であると知った瞬間世間がその人に冷たくなることや、ハンセン病に対して知ろうとしない無関心さ、不確定な情報に左右されている状況を見て、このような人々のマイノリティーへの見方は、昔も今も変わっていないのかもしれないと考えました。この映画から差別や偏見はいまだなお根強く残っていることを学び、私たちはそのことを理解したうえで差別・偏見に向き合っていく必要があると思いました。 7)まとめ 実際に現地に赴き、ハンセン病回復者さんの思いを聞き、影だけでなく光の部分を知り、生きた証を目の当たりにすることで、座学の授業だけでは学ぶことができなかったことをたくさん学び、人権とは何か・私たちに何ができるのか改めて考えることができました。ハンセン病を通して、人権について理解を深めることができたと思います。 今回の学習を通して、さまざまなハンセン病に関する知識を得る中で、無知・無関心であることで誤解が生じ、差別が生まれるのだと思いました。私たちはハンセン病について学習し、さまざまな思い・痛みがあったことを理解することができました。今度は私たちが伝える番です。ハンセン病についての正しい知識・差別を受けていた人がいるという事実をたくさんの人に知ってもらうことが大切であると思いました。 今後は、2回生を対象に毎年11月にこの科目が開講されるのだそうです。後輩たちもぜひ受講して大事なことを学んでもらえたらと思います。 看護医療学科4回生 文ゼミ学生一同 (足立将希、岡田彩、塩田里菜、田中晴菜、東條愛実) 【関連記事】 国立ハンセン病療養所を訪問~看護医療学科「健康学特論」 ハンセン病療養所を訪問~看護医療学科 日本における感染症対策ーハンセン病の歴史ーを学ぶ~看護医療学科 ハンセン病療養所長島愛生園を見学~看護医療学科 「ハンセン病療養所訪問学習を通しての学び」報告会を開催しました。~看護医療学科
2019.07.17
2019年度 第2回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 御所」を開催!~看護医療学科
畿央大学と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同で運営している「金曜カフェ〜つどい〜」で2019年度第2回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」(認知症カフェ)が7月12日(金)に開催されました。「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」は、御所市認知症啓発事業として、畿央大学健康科学部看護医療学科老年看護学教員と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同して行っているものです。当日の様子を参加した学生と教員がレポートします。 こんにちは!今回の認知症カフェ(通称:オレンヂカフェ)には、老年看護学分野の教員2名と私たち学生8名が参加してきました! また地域の方たちの参加は、住民の方々や、御所市の地域包括支援センターの方、地域ボランティアの方も含めて15名の参加がありました。 ▲学生ボランティア <午前の部> ~認知症についての講話~ 午前の部は認知症サポーター養成講座として、畿央大学の島岡先生による認知症についての講話が実施されました。 ▲認知症についての講話 講話では、認知症高齢者の介護経験がある方が書かれた絵本「ばあばはだいじょうぶ」の紹介や認知症の統計、分類、症状、改善・予防・対応方法についての話が行われました。絵本では小学生の主人公の祖母が認知症になっていくことに対する戸惑いや作者の思いなどを感じとることができ、私たちも聞いていて胸が熱くなりました。また、最新の情報として、高齢者の難聴が認知症に影響を及ぼす可能性があるという話もあり、認知症への理解が深まりました。 ~学生によるアクティビティ~ 講話の後は、脳を刺激する活動として学生によるアクティビティ『後出しじゃんけん』と『もしもしかめよの手遊び』を実施しました。 『後出しじゃんけん』は、学生に勝つ、もしくは負けるように、後出しでじゃんけんをするゲームで、初めは手だけを使用していましたが、後半では足も使用し、手と足同時にじゃんけんを実施しました。皆さん、勝つ方はわりと簡単にできるようですが、自分が負けるように後出しじゃんけんをするのは難しく、苦戦されていました。後になるにつれてどんどんと難易度が上がっていき、「手は学生に勝つ、足は学生に負けるように出してください」という説明に、「えー!難しい!!」という声も上がっていましたが、笑顔で楽しみながら参加してくださいました。 ▲皆さん一緒に後出しジャンケン♪ 『もしもしかめよの手遊び』は、童謡「うさぎとかめ」のリズムに合わせながら、片手をグー、もう片方の手をパーにして、グーにした方の手を隣の人のパーにした手の上に乗せ、手を一回叩くごとに交互に変えていくゲームです。はじめは隣の人と手を合わせるのをためらう様子も見られましたが、学生が間に入り一緒に行うことで、皆さんが一体化してゲームを楽しむことができました。手を一回叩くごとにパー・グーを交互に変えるのは難しそうにされていましたが、何度か実施していくうちに慣れてこられ、リズムのスピードを上げながら実施していきました。こちらも皆さん笑顔で、歌も歌いながら楽しそうに参加してくださいました。 ▲もしもしかめよの手遊び アクティビティ後は学生も一緒にコーヒーをいただきながら、参加してくださった皆さんとお話をすることができました。「楽しかった」と言って下さる方も多く、学生自身も楽しみながらカフェに参加することができました。認知症について、基本的な知識だけでなく、認知症の方を介護している人の思いや最新の情報なども学ぶことができ、認知症について改めて考え直す良い機会になったと感じました。 ▲参加者さんとの語らい(ご本人様の許可を得て写真を掲載しております。) 看護医療学科4回生 田中香名子 <午後の部> ~認知症の人の介護について語る会~ 午後は「認知症の人の介護について語る会」として、認知症の人やその家族・介護者、介護経験者やケアマネジャー、地域包括支援センター職員、大学教員などが集い、認知症の人の介護について語り合う場を設けています。今回も11名の参加がありました。 今回は、認知症の人や介護者に対する地域の支援の在り方や、ご近所との付き合い方等について話し合いました。 認知症高齢者が一人暮らしをしていると、何かとお世話をしてくださる近隣の方がいてくださりありがたい反面、距離が近すぎて、離れて暮らす家族がプレッシャーに感じることがあるという話や、新興住宅地ではあまり近所のことを干渉しないため、何かあった時に不安と感じているという話もありました。しかし、地域によっては、住民同士の話し合いで、75歳以上の人はゴミ当番の立哨を免除しようと決めたり、自分がゴミ出しする際はついでに隣人の高齢者にも声を掛けて一緒にゴミを持っていくなどの工夫をしていらっしゃる方もおられました。また、御所市では、大型ゴミや不燃物の回収を電話で依頼すると家の前まで取りに来てくれるサービスが始まったそうです。 このように、地域の住民や行政が協力し合って認知症の方やその介護者が暮らしやすくなる地域をつくっていくことが大切だと再認識しました。 ▲認知症の人の介護について語る会 認知症の人の介護の話を他人事として捉えず、みんなで分かち合えばもっといろんな解決策が出てきて、たとえ自分が認知症になったとしても安心して過ごすことができる地域づくりにつながると考えます。認知症にご興味のある方は、ぜひ一度お越しください。 次回は10月11日(金)10時から、若年性認知症の丹野さんをゲストにお招きして行います。皆さんのご参加をお待ちしています。 看護医療学科 助手 島岡昌代 【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む
2019.07.16
ナラ・シェイクアウト(奈良県いっせい地震行動訓練)を実施しました。
2019年7月9日(火)、奈良県全域でナラ・シェイクアウト(奈良県いっせい地震行動訓練)が行われました。 シェイクアウト訓練とは、地震の際の安全確保行動1-2-3「まず低く、頭を守り、動かない」を身に付けるためのシンプルな訓練です。元はアメリカで始まった一斉防災訓練で、日本でも全国各地に広がり、2018年は6,297,584名参加の登録があったそうです。(The Great Japan ShakeOutホームページより) シェイクアウト訓練『安全確保行動1-2-3』 畿央大学も毎年この訓練に参加しており、今年も1限目授業の終了直後、地震を知らせる放送に合わせて、キャンパス全体で1分間の訓練を行いました。 地震が発生した時の初期行動は、屋内では、机などの下にもぐって頭と身体を守る。屋外にいるときは、カバンなどで頭を守りながら落下物の危険のない広い場所に避難する。 毎年のようにどこかで大きな地震が発生している昨今、地震の危険をより身近に感じている方も多いと思います。「地震発生=自分の身を守る」という意識を持ち、それを行動に直結させる、そのためにもこういった訓練はよい機会となります。また、こういった訓練をきっかけに、自分自身や身の回り、ご家庭での地震に対する備えについても再確認してみてはいかがでしょうか。 学生および教職員のみなさま、ご参加いただき、ありがとうございました!
2019.07.10
4大学(畿央大・奈良女子大・帝塚山大・近畿大)交流会レポート~ヘルスチーム菜良
令和元年6月23日(日)、畿央大学でヘルスチーム菜良※の4大学交流会を行いました。畿央大学・帝塚山大学・奈良女子大学・近畿大学の総勢40人が参加しました。 ※ヘルスチーム菜良・・・管理栄養士養成課程を持つ奈良県内の4年制大学(畿央大学、奈良女子大学、帝塚山大学、近畿大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 初めに、各大学から昨年度の活動報告がありました。学食とのコラボ商品や小学生を対象とした料理教室など各大学が様々な活動を行っていました。 その後各大学が工夫をこらして作ってきたお菓子を食べながら、各テーブルでお話ししました。どの大学のお菓子もとても美味しかったです。 ▲畿央大学の彩り野菜蒸しパン・奈良女子大学のヘルシーカボチャチーズケーキ・帝塚山大学のほうれん草のパウンドケーキ・近畿大学のかぼちゃとクリームチーズのパウンドケーキ 今年は大阪ガスの方から教えていただくエコクッキングも行いました。普段は聞かない話を聞くことができとても貴重な経験をさせていただきました。 続いて、クイズとビンゴ大会を行い、他大学の方と楽しみながら交流を深めました。 最後に今後の4大学の連携活動について話し合いました。4大学合同のお弁当の開発や、各大学の学祭でのお菓子販売などの案がでました。今後も様々な案の実現にむけて計画・実施を行っていきたいと考えています。 ~参加者からの感想~ 同じ分野を学ぶ人と話せるいい機会で話が盛り上がりました。これからも他大学との交流会をたくさんしていきたいと思いました。 1回生 山田茉央 普段畿央大学の中でしか過ごさないため、他大学の人と話ができて楽しかったです。交流会を通して他大学の活動を知ることができたり、4大学で進めていく企画を考案したりと、他大学との交流会は刺激を受けるものがありました。 2回生 川向理奈 他大学の活動報告を聞いて、畿央大学にはない活動を行っていたので非常に参考になりました。交流会を通じて4大学合同のイベントを増やしていきたいということについて話し合いができたので、実現していきたいと思いました。 3回生 徳原有美 他大学の方と関わる機会は滅多になく、とても有意義な時間を過ごすことができました。今後もヘルスチーム菜良として4大学で様々な活動を行っていきたいとおもいます。 健康栄養学科1回生 河合玲奈 【過去の「ヘルスチーム菜良」のBLOG記事を読む】
2019.07.05
看護医療学科 海外インターンシップ in オーストラリア 事前校内プログラムレポ―トVol.1
看護医療学科 海外インターンシップ研修 ~事前校内プログラム オーストラリアの文化・医療の発表会~ 看護医療学科では海外インターンシップが、2019年8月24日(土)から8月31日(土)、オーストラリアで行われます。海外インターンシップの目的はオーストラリアの文化・風習に触れ、その中で築かれた保健・医療・福祉制度に関する事情や課題を知ることで日本の制度や保障との比較をすることです。また、グローバル化に対応できる看護職者として、世界共通語である英語力の向上やコミュニケーションスキルを身に付けることも目的の一つです。 研修訪問先は、オーストラリア ヴィクトリア州 メルボルンで、今年は2回生8名がこの研修に参加します。 事前校内プログラムとして、参加する学生が研修先の「歴史や文化・風習」・「保健・医療福祉制度」・「高齢者や家族支援」・「幼少期からの世代間交流」「日本の医療制度・保障の比較」についてそれぞれ調べ、語学力UPの為、英語でプレゼンに挑戦しました。 ▼英語でプレゼンに挑戦! ▼遅い時間の授業ですが、みんな頑張っています。 ▼いくつかの小グループに分かれてプレゼンしました。 たくさんの質問が出たので、次回の事前プログラムまでにはブラッシュアップし、再度プレゼンテーションを行います。次回はもっと上手に英語で話せる学生が増えるはずです。頑張りましょう! 最後に、この研修に参加している学生の意気込みを以下に紹介します。 「私たち2回生8人は、本日3週間ぶりに海外インターンシップ研修で集まりました。各々でオーストラリアの医療や歴史についてのパワーポイントを制作し、発表を行いました。初めての発表でとても緊張しましたが、アットホームな雰囲気でみんな質問や、意見が出ていました!実際にオーストラリアに行くまで、あと2ヶ月を切りました。テストや課題など大変な中、忙しくて実感があまりありませんが、みんなで楽しく準備をしています!」 看護医療学科2回生 中田萌・森屋奈菜実 看護医療学科講師 對中百合 ●過去の看護医療学科の海外インターンシップの記事はコチラから
2019.06.24
大和丸なすピザが競演!4大学対抗「P-1グランプリ」参加レポート~ヘルスチーム菜良
令和元年6月8日(土)・9日(日)にイオンモール大和郡山で行われた「P-1グランプリ」に本学のヘルスチーム菜良※が出場しました。 ※ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 大和郡山市、石釜ピッツェリア&BARサンプーペーとヘルスチーム菜良は、大和の伝統野菜「大和丸なす」をはじめとした大和郡山産野菜を使用した各大学1種類合計4種類のピザを共同開発。4大学対抗のピザバトルを「P-1グランプリ」と銘打ち、奈良女子大学からは「レモン薫る初夏のビタミンカラーピザ」、帝塚山大学からは「和風とカレーのコラボ!パリッともっちもちピザ」、近畿大学からは「大和野菜をはさんだ2種のソースピザ」、そして畿央大学からは「初夏を感じる大和野菜たっぷりモッチリーザ」がそれぞれ出品されました。 今回、販売においてピザの試食会も行われ、四大学のピザを食べようとたくさんの人が集まりました。試食のピザを用意するのが大変でしたが、無事にすべてのピザを提供することができました。「おいしい!」という声が多く聞こえ、ピザのこだわりの点などを伝えることができ、たくさんのピザが売れたのでとてもうれしかったです。 そしていよいよ結果発表の時が来ました! 結果は…帝塚山大学の「和風とカレーのコラボ!パリッともっちもちピザ」が優勝でした!! 畿央大学は惜しくも優勝を逃しましたが、大和郡山産野菜を4種入れたことやお餅を入れたこと、紫陽花に見立てた盛り付けなどを高く評価されました。 2連覇を達成をした帝塚山大学さん、おめでとうございます! P-1グランプリ、試食会ともに大盛況のまま終わることができて、四大学合同の活動で他大学の方々と交流することもできたので、とてもいい体験をすることができました。 イオンモール大和郡山店へお越しいただいた皆さま、ありがとうございました! 健康栄養学科1回生 五反田奏 ~参加したメンバーの感想~ ピザのメニュー開発を通じ、限られた食材の中でインパクトのあるメニューを考えるのは非常に難しいことを学びました。しかし、イオン、シェフ、農家などのたくさんの方々からアドバイスをいただいたおかげで独自性のあるピザを販売することができました。 残念ながら私達のピザは最優秀賞に選ばれませんでしたが、ピザバトルに参加したことによりメニュー開発の難しさ、大和野菜(特に大和丸なす)、私達が考えもしなかった他大学のアイデアを知ることができ、勉強になりました。 来年もピザ開発をする機会があれば、チャレンジしたいと思います! 3回生 徳原有実 ●ヘルスチーム菜良とピザが奈良テレビ「はじめましてツキムラです。」に取材されました。 ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。
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